Date/Time


2026年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ

« ウエストコースト・ロックは奥が深い | トップページ | ドラムの音がズドドドドンッ・・・ »

2007年11月 8日 (木曜日)

70年代ロック・ポップスを題材に

今日は、この秋一番の冷え込み。朝、起きて毎日、新聞を取りに行くのだが、息が白い。テレビでは「今日は立冬です」と言っている。そうか、もう立冬か。「冬立てり」、これから冬の気配が色濃くなっていくんやなあ。

このところ、輸入盤で、良いジャズのアルバムにあたっていて、気分が良い。このところ、良く聴く輸入盤の一枚が、イタリアの巨匠アルド・ロマーノ(1941年生まれ・写真右)の仕切りによる、人気者バティスト・トロティニョン(p)のフィーチュアされた連名トリオの「FLOWER POWER」(写真左)。

収録された曲を見れば、ちょっとビックリする。主だったものを挙げると、1曲目は、M.Polnareffの「Love me, please love me」、5曲目は、なんと、Led Zeppelinの「Black Dog」。続く6曲目は、J.Taylorの「Don’t let me be lonely」、7曲目は、B.Dylanの「Mr.Tambourine man」、8曲目はS&Gの「Bridge over trouble water」、そして、10曲目は、E.Johnの「Your Song」などなど。70年代ロック、ポップスのオンパレードである。しかも、選曲のセンスが良い。

演奏はと言えば、これがこれが、キレ良く、ダイナミックで、疾走感、爽快感が気持ち良い、コンテンポラリーなピアノ・トリオ・アルバムなのだ。ちょっとビックリした。ピアノは深くしっかりしたタッチで、それでいて、疾走感溢れるフレーズを弾きこなし、ベース(Remi Vignora)はしっかり正統派、ブンブン切れの良い重低音で底を支え、ドラムは切れ良く、タイトでドスンと気持ち良いリズムで、全体を支える。

Aldo_romano_1

70年代ロック、ポップスをジャズ・フォーマットで演奏するのであるが、選曲によって、その出来は様々である。1曲目の、M.Polnareffの「Love me, please love me」、6曲目の、J.Taylorの「Don’t let me be lonely」、7曲目の、B.Dylanの「Mr.Tambourine man」、10曲目の、E.Johnの「Your Song」は、しっかりとジャズになっていて、感心感心。

これらの曲は、テーマ部とアドリブ部が違和感無く流れて、様々なメンバーが様々なアレンジでチャレンジして行けば、新しいジャズ・スタンダードになり得るポテンシャルを十分に秘めている、と僕は思う。特に、E.Johnの「Your Song」は、新しいスタンダード・バラードとしての可能性を十分に感じる曲だ。

逆に、様々なメンバーで様々なアレンジで聴くんだが、聴く度に、どうしても、ジャズ・フォーマットに合わないなあ、と思うのが、S&Gの「Bridge over trouble water」(邦題:明日に架ける橋)。これって、合わないよ、ジャズに。今までに結構、ジャズの素材に取り上げられるケースが多い曲なんだけど、聴く度に違和感を感じる。素直なコード進行で、歌い上げていく感じの曲なので、アドリブ部の展開が取って付けたようになるんだな。この曲は、この曲で完成されているんでしょうね。

しかし、Led Zeppelinの「Black Dog」を取り上げているのにはビックリした。聴いてみると、ロバート・プラントのボーカルをピアノでほぼ忠実にトレースして終わり。この曲のテーマを、どんな形でアドリブ部に展開していくのか、ワクワクして聴いていたら、アドリブ部がほとんど無いまま、演奏が終わっちゃったのには苦笑い。

でも、全体を通して、良い感じのピアノ・トリオ・アルバムです。ジャケットも、ちょっぴり、サイケデリックで良い雰囲気です。お勧めです。
 
 
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。
 

« ウエストコースト・ロックは奥が深い | トップページ | ドラムの音がズドドドドンッ・・・ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 70年代ロック・ポップスを題材に:

« ウエストコースト・ロックは奥が深い | トップページ | ドラムの音がズドドドドンッ・・・ »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー