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2007年9月22日 (土曜日)

リラックス満点の粋なヤツ

暑いですね〜。今日もとても暑い、ここ千葉県北西部地方。もうたまらんなあ〜、この暑さ。明日から涼しくなると天気予報は言うけど、ほんまやろか。最近の天気予報、当たらへんからなあ。そうそう、昨日は、ブログお休みして申し訳ありませんでした。本業の方が詰まってきてて、ちょっと疲れまして。昨日は疲れ果てて、ブログを更新する気力ありませんでした m(_ _)m。

仕事から帰って来て、晩ご飯食べて、風呂入って、寝る前に体をさます間、よく音楽を聴く。夜寝る前、リラックスして聴くのは、やっぱりジャズが良い。それも、エネルギッシュなヤツでは無い、リラックスできる、ムードがある、スローテンポなヤツが良い。

久しぶりに、John Coltrane『Stardust』(写真左)を聴く。1958年7月11日(Track1,3)、1958年12月26日(track2,4)の録音。ちなみにパーソネルも、2セッションに分かれていて、John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b), は共通、1958年7月11日(Track1,3)のみが、Wilbur Harden (tp, flh), Jimmy Cobb (ds)、1958年12月26日(track2,4)のみが、Freddie Hubbard (tp, track4 only), Arthur Taylor (ds)。

このアルバム、1958年の録音でありながら、発売は1963年。プレスティッジ時代に大量に録音したストックの中から、スローテンポなヤツをセレクトした、プレスティッジお得意の「コバンザメ戦略」。1963年と言えば、インパルスから、あのコルトレーンの有名な「バラード」出た頃。どうも、この「バラード」に乗っかった「便乗商法」と思われる。

しかも、写真を見てもお判りかと思うが、なんとダサい、安っぽいジャケット・デザインなんだろう。これでは、誰も触手を伸ばさないだろうな〜。特に、LP時代は絶対に買わないだろうな〜。実際、LP時代は買わなかった、というか、レコード屋で見たことも無かった。CDで発売された時も、最初は触手は伸びなかった。
 

John-coltrane-stardust

 
購入のきっかけは、ひょんなことから。見たことも聴いたこともない、3曲目の「Love Thy Neighbor」の存在。なんだこれ、こんな曲、コルトレーンは何処から見つけてきたんだろう。この珍しいスタンダード演奏に惹かれて購入に至った訳です。

この「スターダスト」というアルバム、スローテンポな演奏ばかりを集めたアルバムながら、演奏自体は「まずまず締まっていて良し」。コルトレーンのテナーは申し分ありません。スローテンポな曲の中で、朗々と雰囲気良くテナーを吹いております。適当にストックしていた演奏を寄せ集めて作ったアルバムなのに「水準以上」です。レベル高いなあ。

いろいろとこのアルバムに関する評論文を読んでいると、ウィルバー・ハーデン(Wilbur Hardin)のフリューゲルホーンが「締まりが無くて、切れ味鈍くて良くない」と酷評しているものもありますが、僕はそうは思いませんけど。

確かに、バリバリに吹くタイプじゃ無いし、テクニックもソコソコなのですが、そんなに酷くないですよ、ハーデンのフリューゲルホーン。スローテンポな曲では、あまりハーデンの欠点は明確にならないみたいです。当時、デビューした頃の新進気鋭フレディ・ハバードの「ゼン・アイル・ビー・タイアード・オブ・ユー」におけるプレイもまだまだ下手だけど新鮮で溌剌としていて良し。

スローテンポな曲のみを集めたアルバムなので、毎日聴くと飽きるんですが、時々、思い出したように、棚から引き出してきて聴くと、ほのぼのして、リラックス出来て、名盤の類では無いんですが、良い感じのアルバムです。こういうのって、結構良いですよね。
 
 
 
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