夏のお勧め「リンゴ」
うえ〜、蒸し暑い〜。朝はそれほどでも無かったんだが、今日の夜、会社からの帰りは、ねっとりと体にまとわりつくような湿気。ちょっと歩くと、汗が噴き出てくる。まだ、梅雨の明けない、ここ千葉県北西部地方。しかし、この蒸し暑さは勘弁して欲しいなあ。
とはいえ、夏である。7月20日のこのブログで、リンゴ・スターの、新しいベスト・アルバムの話をしてから、リンゴ・スターのことを思い出して、このところ、リンゴのアルバムを引きずり出してきて聴いている。たしか、昔むかし、大学時代、夏になると、暑気払いによく聴いた、リンゴのアルバムがあったなあ〜、と記憶をたどると、必ず思い出して聴くアルバムがある。「Ringo's Rotogravure」(写真左)である。
このアルバム、「RINGO」と「Goodnight Vienna」の後を受けて、「二番煎じならぬ、三番煎じ」と揶揄されて、評価の上で割りを食っているアルバムである。でも、前の2作に比べると、良い感じで力が抜けていて、僕にとっては、結構楽しめるアルバムである。
しかも、この「Ringo's Rotogravure」、冒頭から、オールディーズ風のR&Rあり、ウエスト・コースト・ロック風のバラードあり、カントリー風の曲あり、レゲエ風の曲あり、トロピカル風の曲あり、カリプソ風の曲あり、僕にとって、アルバム全体の雰囲気が「夏じゃ〜!」という雰囲気で、これが、夏の昼下がり、または、夏の夕暮れ、な〜んもせず、ゴロゴロしながら聴くのに「ピッタリ」のアルバムなのである。
ポール作「Pure Gold」もなかなか雰囲気が出てるし、ジョンが書いた「Cookin」は彼が主夫時代に唯一参加したレコーディングとしても有名。ジョージは陰鬱なバラード「I Still Love You」を提供。「This Be Called A Song」の作者はエリック・クラプトンで、スティール・ドラムをフィーチャーしたトロピカルな雰囲気が楽しい。このアルバム、豪華作曲陣もなかなかのものですよね。
「Ringo's Rotogravure」は、僕にとって、夏のお勧め「リンゴ」。夏になると、フッと思い出して聴くアルバム。ということで、今週は、結構、ヘビー・ローテーションになってます。
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今、聴いています。
偶然、夏の終わりですね。
アナログレコードの日本盤です。
20年位前に中古で買いました。
投稿: jerry | 2008年8月27日 (水曜日) 01時52分
jerryさん、初めまして。松和のマスターです。
「Ringo's Rotogravure」って良い感じですよね。
このところ、東京は涼しく、夏の終わりを感じて、
「Ringo's Rotogravure」の登場です。
やっぱり、夏の終わりに聴く「Ringo's Rotogravure」
は、なんだか良い感じです。
投稿: 松和のマスター | 2008年8月27日 (水曜日) 21時06分