CSN&Yって懐かしいなあ
昨日の雨も上がって、まずまずの月曜日。東京は、一日、雲が残って、ちょっと鬱陶しい一日。でも、気温は上がって、やっと「初夏」って感じがする陽気となってきた。
昨日は、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「ジャズ・フュージョン館」を更新したので、今度は、ちょっと更新が御無沙汰になっている「懐かしの70年代館」の更新をしようと、資料を整理し始めた。そして、帰りの電車の中では、iPodで、Crosby, Stills, Nash & Young(以下、CSN&Yと略す)を聴いて、「懐かしいなあ〜」。
もともとは、元バッファロー・スプリングフィールドのスティヴン・スティルス、元バーズのデヴィッド・クロスビー、元ホリーズのグレアム・ナッシュの3人で結成した「Crosby, Stills & Nash」(以下CS&Nと略す)が母体。当初は、アコースティクな音と美しいコーラスで人気を博したが、ロック色を強めたいというスティルスのたっての希望で、メンバーを追加することになった。が、ことごとく断られたらしく、最終的に、ソロとして活動していたニール・ヤングがギタリストとして加わることになった。で、「Crosby, Stills, Nash & Young」、略称CSN&Yとなった訳。
僕のCSN&Yとの最初の出会いは映画だった。中学生になって、親がかりではなく、生まれて初めて友達だけと行った映画「小さな恋のメロディー」である。「小さな恋のメロディ」のラスト・シーンで「Teach Your Childlen」が流れた時、「なんて綺麗なコーラス、なんてポップな曲なんだ〜」って思った。
そして、その頃、聴き出したラジオの深夜放送で「Teach Your Childlen」がかかって、この曲を演奏しているのが、「Crosby, Stills, Nash & Young」という長ったらしい名前の米国のバンドだということが判った。そして、音楽雑誌を立ち読みして、この長ったらしいバンド名を「CSN&Y」と略称表記するのを知った。この略称表記が実に新鮮で、やたら格好良く見えたのを昨日のことのように覚えている。
さて、そのCSN&Y、結成当初から、バッファロー・スプリングフィールド時代以来のスティルスとニールの対立が表面化、加えて、それぞれのエゴがぶつかり合う、そんな緊張感が張り詰めた状態での活動は長続きせず、71年に分裂。それでいて、「スティルスとニールの対立」といいながら、突如、4人そろってのCSN&Yで、1988年に『アメリカン・ドリーム』、1999年には『ルッキング・フォワード』の2枚のアルバムを発表。
このCSN&Y、仲が良いんだか悪いんだか・・・(笑)。このバンドはパーマネント・グループというより、メンバーそれぞれが、気が向いた時に集まる「ユニット」みたいなものなんだろうな。結成から30年余りが経過するが、その間に解散・再結成を繰り返してきて、その間、CSN&Y名義で発表されたアルバムはライヴ盤を含めてたったの4枚(ベスト盤を除く)。ほんとに、不思議なバンドである。
今回は、このCSN&Yにスポットを当てて、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」を更新しようかと目論んでいる。
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