« 時には、変わったジャズ・ピアノ | トップページ | 今日は臨時休業〜 m(_ _)m »

2007年2月 4日 (日曜日)

ちょっと「マニアック」なBOX盤

朝から風が強い一日。台風が来たかのように、ビュービュー北風が吹き付ける。日差しは暖かいし、今日は天気も良いし、午後からウォーキングでも、と思っていたのに、この強風ではそうもいかない。ということで、今日は、午後はゴロゴロ、3時間も昼寝をしちまったい。おかげで、体調も上向き加減。

最近、紙ジャケBOX盤の発売予定が相次いでいる。オールマン・ブラザース・バンド、レーナード・スキナード、ロッド・スチュワート(マーキュリー時代)、そして、スティーブ・ウィンウッド。どれもが、1万円以上するヘビーなBox盤なので、全てを手に入れる訳にはいかない。紙ジャケといえば、ELOの「アウト・オブ・ブルー」以降の紙ジャケ化第2弾も発売が決まったし、もう、70年代ロックの世界は、紙ジャケのお祭り状態で、嬉しいやら悲しいやら(笑)。

そんな中で、とても手に取る日を楽しみにしているのが「スティーブ・ウィンウッド」の紙ジャケBOX盤。まず、「スティーブ・ウィンウッド」とは何者か。この「スティーブ・ウィンウッド」の名前を聞いて、「ああ、知ってるよ」と言い切れる人は、かなりの「70年代ロック」のマニアと見た(笑)。

Steve_winwood_picture

「スティーブ・ウィンウッド」。1967年、クリス・ウッド、ジム・キャパルディ、ディヴ・メイソンらと「トラフィック」を結成。 トラフィックで、『ミスター・ファンタジー』『トラフィック』など4枚のアルバムをリリースした後、1969年、一時的にトラフィックの活動を休止。エリック・クラプトンらと「ブラインド・フェイス」を結成。しかしながら、このバンドはアルバム『スーパー・ジャイアンツ』のみをリリースし解散。

その後、トラフィックとしての活動を再開するも、1974年に解散。その後、日本人パーカッショニストのツトム・ヤマシタによる「GO」(懐かしいよね〜)をはじめとするいくつかのプロジェクトへの参加を経て、1977年にスティーヴは自らの名を表題にした『スティーヴ・ウィンウッド』でソロ・アーティストとしてデビュー。

このソロでのファースト・アルバムである『スティーブ・ウィンウッド』(写真左)は、僕の永遠の愛聴盤。全編に渡る、淡々とした音の味わいは、実に小粋なロックで、時にジャジー、時にポップ、時にブルージー。当時流行った「レイド・バック」した「穏やかな」味わい、そして、そこはかとなく、米国南部の雰囲気を漂わせながら、切々と歌い上げる様は、少し地味だけど、既に30年経ってしまった今でも、肩肘張らずの、リラックスして、幾度となく繰り返して聴ける「隠れた名盤」と言えます。

今回のスティーブ・ウィンウッドの紙ジャケBOX盤は、この『スティーヴ・ウィンウッド』、『アーク・オブ・ア・ダイバー』(1980年)、『トーキング・バック・トゥ・ザ・ナイト』(1982年)、 『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ』(1986年)の4枚が収録されていて、しかも、全て、最新のリマスターを採用予定ということで、音的にも期待が膨らみます。あ〜、早く来ないかな。首が長〜くなりそうです。

実は、このスティーブ・ウィンウッドの紙ジャケBOX盤、発売予定が、2月14日から28日に延期されてしまったので、長〜くなった首が、もう「ろくろ首」級になりそうです。再延長は勘弁ですぜ、ユニバーサル・ミュージックさん(笑)。
 
  
 
★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

« 時には、変わったジャズ・ピアノ | トップページ | 今日は臨時休業〜 m(_ _)m »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ちょっと「マニアック」なBOX盤:

« 時には、変わったジャズ・ピアノ | トップページ | 今日は臨時休業〜 m(_ _)m »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー