音楽を聴くときの先入観って
眠い。すごく眠い。昨日もちょっと調べ物をし始めたら、夜中の0時を過ぎちまった。2日連続で4時間睡眠は、ちと辛い。午前中はまだ良かったんだけどな。昼ご飯を食べてから、お腹いっぱいになってから一気に私を襲う「睡魔」。特に、夕方5時を過ぎてからは、眠くて眠くて、気持ちが悪くなるくらい。まあ、仕事場で寝るわけにはいかないからね。
会社の帰りも、すごく眠くて、これでは立ったまま寝てしまう。満員電車で、立ったまま寝て、足がカックンは格好悪いので、なんか派手に響く曲は無いか、ということで、帰りの通勤音楽は、 The Rolling Stonesの「Beggars Banquet」。
ローリング・ストーンズって、実は、まともに聴き始めたのは、ここ2〜3年前からである。特に、1960年代後半から1970年代前半のストーンズって、高校時代から大学時代にかけて、ほとんど聴いたことがない。まあ、高校時代はプログレから入って熱中して、サザン・ロックとウエストコーストに走り、最後はザ・バンド。大学に入って早々に友人からジャズを聴かされ、ロックから一気にジャズへ鞍替え。
社会人になってからは、20歳代は激しく忙しく、30歳代前半も激しく忙しく、音楽を主体的に計画的に聴くってことができなかった。30歳代後半から、しっかりと音楽を聴く余裕が出来たのだが、ジャズ一直線。70年代ロックをしっかりと聴き直し始めたのは40歳になってから。これでは、なかなかローリング・ストーンズを聴くチャンスが無い。
しかし、ストーンズをなかなか聴かなかったのには、もうひとつ訳がある。どうも、小学校高学年から中学時代に擦り込まれたと思うのだが「ストーンズは悪で不良で、ビートルズは良い人で優等生」という印象がズーッと強く頭の中に残っていた。だって、そうでしょ。ミック・ジャガーって見るからに悪そうやん(目つき悪いし)。キース・リチャーズだって、見た感じはとても良い人とは思えない。チャーリー・ワッツだって、良い人そうだけど、なんか目つき悪いし。
どうも、自分のことは棚に上げて、不良っぽいストーンズは敬遠し、良い人そうなビートルズを好んで聴くという傾向が40歳くらいの頃まで、根強く頭の中に残っていた。それが、である。40歳過ぎてからは、不良っぽいストーンズに愛着を感じ、優等生っぽいビートルズは以前のように聴かなくなった。
そういえば、僕の高校時代は、品行方正、大人しい、良い生徒だったような記憶があるのだが、同級生に訊いたり、恩師に訊いてみても、肯定してくれる方がいらっしゃらない。ど〜して。同級生って怖いよな。僕を傍観者として客観的に見てた人たちだから、当時の僕の言動を指摘されても、自分でも「え〜っ、そんなことしてたんや(本人はあまり覚えていない)」と思うこともしばしば。どうも、高校時代から、アウトローな資質があったみたいで、その資質が40歳になって、改めて顔を出したと思われる。最近、やたら、ストーンズが身近に感じるんだよな〜。
音楽を聴くときの先入観って怖いよね。先入観次第で、良い曲、良い音楽も敬遠してしまうのは良くない。まずは聴いてみること。これが一番大事。
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