お気に入りの「音楽」を聴けば・・・
今日の朝は土砂降りの雨。昨日の午後から降り始めた雨は、全く止む気配を見せず、それどころか、今日の朝には更に強まっていた。駅まで歩いて約10分程度なんだが、ズボンの裾は、もうすっかり濡れてベトベト。電車の中は、凄く蒸し暑くて不快きわまりない。
加えて、本社あげてのレイアウト変更が、この土日にあるので、今日は、それぞれの自席の荷物を梱包したり、ロッカーの資料を梱包したり、午前中から、あちらこちらでドスンバダンしていて、全く、仕事にならない。もともと、荷物や資料の梱包は、午後4時からというスケジュールだったにも関わらずだ。それというのも、午前中から昼休みにドスンバダンしている奴らって、わざわざ、今日の午後、外出予定を入れたり、外部での打合せ予定を入れたりで、夕方、会社に不在になるからだ。1ヶ月も前に、全社的なレイアウト変更があるって判っているのに、うちの連中って、常識ってものが無いのか?
よって、今日は、一日、機嫌が悪かったなあ。特に、自分の周りの連中には、ちょっと正直、ほとほと呆れた。ただ、会社の行き帰りの通勤時間での「音楽タイム」は、ちょっと充実していて、この件については、気分が「すこぶる良い」。僕にとっては、やっぱり、気持ちの乗らない時、機嫌が悪い時の特効薬は「音楽」。それも、お気に入りの「音楽」が一番だ。さて、その今日の特効薬は、The Bandの「Rock of Ages」。
このアルバムは、1972年にリリースされたライヴ・アルバム。前年の大晦日に行われたコンサートを収録したもので、本作には、ニューオリンズの名手アラン・トゥーサン率いる5人編成のホーン・セクションが参加していて、ぶ厚いブラスの響きで、The Bandの演奏を強力にサポートしている。デジタル・リマスター化された、この2001年盤は、ディスク2をまるごと費やして未発表トラックを収録していて、そのおかげで、ボブ・ディランのゲスト出演している部分が聴けるようになった「優れもの」。
「ザ・バンドのライブは、アルバムの演奏と全く変わらない」と、ストーンズのミックに言わしめた、名演奏の数々。アルバムと同様、バンドのメンバーが、それぞれのパートを充実させつつ、相互に絡み合って、その相乗効果の上に、渋〜いボーカルが乗っかって、それはもう「いぶし銀」もしくは「古いスコッチ」のような、豊かで深みのある味わい。加えて「グルーブ感」抜群、ロックンロールとしての「ノリの良さ」抜群。ロックのライブ名盤の一つである。
良い「音楽」を聴けば、気持ちは晴れる。お気に入りの「音楽」を聴けば、気持ちも乗ってくる。そんな「音楽」に出会った幸せを、改めて、今日、感じましたね。
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