2026年1月23日 (金曜日)

ソウル志向のシルヴァー・ジャズ

このジャケをみたら、ほとんどの人が「ビビる」だろう。どう見ても、ジャズのアルバムのジャケとは思えない(笑)。この奇妙な恰好をして写っているのは、ホレス・シルヴァー本人。「THE UNITED STATES OF MIND」という思想に入れ込んでいた時期のシルヴァー本人。内容的には、決して「危ない」「怪しい」類の音楽では無いのでご安心を。 Horace Silver Quintet『That Hea...

» 続きを読む

2026年1月22日 (木曜日)

”Night Train” 17年振りに記事化

レコード・コレクターズ2026年2月号の特集「この曲のピアノを聴け! ジャズ/フュージョン編」。日本の演奏家も含めて、ジャズ/フュージョンを代表するピアノの名演をまとめて紹介するというものだが、有名な名盤からちょっとマニアックな好盤から、ジャズ・ピアノの個性という切り口でチョイスし紹介している、好感の持てる企画記事である。 Oscar Peterson Trio『Night Train』(写真左)...

» 続きを読む

2026年1月21日 (水曜日)

自らを整えるビル・エヴァンス

ビル・エヴァンスは、彼のジャズ・ピアニストの歴史の中で、節目節目、だいたいがトリオのメンバーが入れ替わった時、恐らく自分を整え直す意味があるんだと思うのだが、ドラムにフィリー・ジョー・ジョーンズ(以降、フィリージョーと略)を自らのトリオに招いて、ビルのホームである、NYのライブハウス、ビレッジ・ヴァンガードのライヴに臨む習慣がある。 Bill Evans『Getting Sentimental』(...

» 続きを読む

2026年1月20日 (火曜日)

Bud Powell ”Jazz Giant” 再聴

レコード・コレクターズ2026年2月号の特集に「この曲のピアノを聴け! ジャズ/フュージョン編」がある。この特集は、日本の演奏家も含めて、ジャズ/フュージョンを代表するピアノの名演をまとめて紹介するというもの。 ジャズ・ピアノの基本的な名盤については、当ブログについては、15〜20年前に記事化済みなので、ブログの右下の「カテゴリー」から、ジャズマン・グループの名前から入れば、読むことが出来るのだが...

» 続きを読む

2026年1月19日 (月曜日)

MJQとピーターソン・トリオ

J.A.T.P.のステージから、MJQとピーターソン・トリオの演奏を収録したオペラハウスでの1957年ライヴ録音。ヴァーヴ・レーベルからスプリット・アルバムとしてリリースされ、LP時代、A面が「Modern Jazz Quartet」、B面が「Oscar Peterson Trio」。僕がジャズを聴き始めた頃は、このスプリット・アルバムというところが胡散臭くて、手を出すことは無かった。 Moder...

» 続きを読む

2026年1月18日 (日曜日)

ベネット&エヴァンスの続編盤

伴奏上手でも名を馳せていたビル・エヴァンス。フロントがホーン楽器の伴奏を記録したアルバムはいろいろあるが、ボーカルのバックで演奏上手を披露したセッションは、男性ジャズ&ポップス歌手、トニー・ベネット(Tony Bennett)、そして、スウェーデンの女性歌手、モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund)の2人とだけ。 Tony Bennett and Bill Evans『Toget...

» 続きを読む

2026年1月17日 (土曜日)

ビル・エヴァンズの異色盤・3

ビル・エヴァンスのリーダー作の記事のコンプリートを目指しているのだが、いよいよ、ビル・エヴァンスのディスコグラフィーの中で、異色盤と呼ばれるものの記事に手を染めている。今日は3作目。ビル・エヴァンスの異色盤では最後の一枚になる。今回は、ジャズ・オーケストラとのコラボ。しかも、エレピ入りのジャズ・ロック志向盤。 Bill Evans『Living Time』(写真左)。1972年5月12–14日、N...

» 続きを読む

2026年1月16日 (金曜日)

ビル・エヴァンズの異色盤・2

ビル・エヴァンスのディスコグラフィーを順に確認していくと、「なんだ、このアルバムは」という異色盤、というか、ゲテモノ盤らしき「パチモン盤」に出くわす。それでも、ビル・エヴァンスのディスコグラフィーをコンプリートしたいという「ビル・エヴァンス者」としては、避けては通れない。まずは、実際に自分の耳で聴いてみることが大事である。 『Bill Evans Plays the Theme from "The...

» 続きを読む

2026年1月15日 (木曜日)

ビル・エヴァンズの異色盤・1

ビル・エヴァンスのリーダー作の記事のコンプリートを目指しているのだが、いよいよ、ビル・エヴァンスのディスコグラフィーの中で、異色盤と呼ばれるものの記事に手を染める。今回は、ピアノが二台、ベース&ドラムの変則ピアノ・トリオ編成。当時、ニューホープのビル・エヴァンスと、もともとはヴァルブ・トロンボーンの名手、ボブ・ブルックマイヤーの双頭リーダー作になる。 Bob Brookmeyer & Bi...

» 続きを読む

2026年1月14日 (水曜日)

フラナガンとミッチェルのデュオ

端正&典雅でブルージーでダンディズム溢れるバップ・ピアノが個性のフラナガンと、ウエストコースト・ジャズを代表する筋金入り硬派な職人ベーシストのミッチェルとのデュオ・セッションの記録。ピアノとベース、フロントとバックの役割分担がやり易いデュオの組みあわせで、この2人のデュオは、ナチュラルにアレンジに頼ること無く、フロント、バック、ほど良く分担した、絶妙のデュオ演奏が繰り広げられている。 Tommy ...

» 続きを読む

2026年1月13日 (火曜日)

伴奏上手のケリーを聴き直す・3

ウィントン・ケリーは「伴奏上手なピアニスト」という評価をよく目にするのだが、フロント管などの「楽器」のバックでの伴奏上手なケリーの「音の記録」は多々ある、しかし、ケリーの「伴奏上手」は、ボーカルのバックでこそ、最大限に発揮される、とされるのだが、このボーカルのバックに回った、伴奏上手のケリーの「音の記録」については、意外と数が少ない。 Dinah Washington『For Those in L...

» 続きを読む

2026年1月12日 (月曜日)

バップ・ピアニストの本領発揮

トミー・フラナガンは、数々の歴史的名盤の中で、結構な数、サイドマンとして参加しているので「名盤請負人」なんていう不思議な評価をされたりしている。その「名盤請負人」という評価のその真の理由を誰も深掘りしないのは不思議だった。フラガナンはプロ中のプロ、職人中の職人、どんなセッションでも、どんな曲でも、正解のピアノ・パフォーマンスを叩き出す、引き出しの多さを誇ったバップ・ピアニストであった。 Tommy...

» 続きを読む

2026年1月11日 (日曜日)

伴奏上手のケリーを聴き直す・2

伴奏上手なウィントン・ケリー。彼のピアノの個性である「そこはかとなく、マイナーな影を宿しつつ、表向きには、ご機嫌にハッピー・スウィングするピアノ」が、フロント管を効果的にサポートし引き立て、メイン・ボーカルに効果的に寄り添い引き立てる。それが、とても良く判るサイドマン盤がこれ。 Miles Davis『Someday My Prince Will Come』(写真左)。1961年3月の録音。ちなみ...

» 続きを読む

2026年1月10日 (土曜日)

伴奏上手のケリーを聴き直す・1

ウィントン・ケリー(Wynton Kelly)は、リーダー作もさることながら、サイドマンで参加の盤もかなりの数がある。実は、ケリーは伴奏上手で有名で、彼のピアノの個性である「そこはかとなく、マイナーな影を宿しつつ、表向きには、ご機嫌にハッピー・スウィングするピアノ」が、フロント管をサポートする上で、ボーカルをサポートする上で、効果的に響くのだろう。 Paul Chambers『Go』(写真左)。1...

» 続きを読む

2026年1月 9日 (金曜日)

ケリー、最後のトリオ作品です。

ウィントン・ケリーは1971年4月12日、てんかん発作のためカナダのトロントで死亡した。39歳という早逝だった。1963年にマイルスの下を離れて以降、十分な仕事を見つけるのに苦労している。そして、最後のトリオは、チェンバースが亡くなる1969年まで活動を続けた。そして、その2年後の39歳の早逝である。 さて、翳りが足りないとは言え、ケリーのピアノの個性は明確に「ある」ので、リラックスして聴くには良...

» 続きを読む

«イージーリスニング志向のケリー

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー