2021年5月28日 (金曜日)

サザンロックとフュージョンと

もともと僕がジャズを本格的に聴き始めた頃は、フュージョン・ジャズの全盛期。ハードバップな純ジャズは片隅に追いやられ、猫も杓子もフュージョン・ジャズの時代だった。よって、フュージョン・ジャズについては造詣が深いほうである。純ジャズの「過去の名盤」を蒐集して聴く傍ら、FMのエアチェックや貸しレコード中心にフュージョン・ジャズを聴いていた。

フュージョン・ジャズの基本は、その前のトレンドである、クロスオーバー・ジャズの「ジャズとロックの融合」。そこに、様々な他のジャンルの音楽要素を織り交ぜる。ビートは8ビートが基本。ジャズからロックへのアプローチと、ロックからジャズへのアプローチとで、音の雰囲気は大きく変わる。

簡単に言うと、ジャズからロックへのアプローチの場合は「あくまでジャズ」で、オフビートが強く、8ビートがスインギー。ロックからジャズへのアプローチの場合は「あくまでロック」で、オフビートは薄くて、8ビートは疾走感溢れる。当たり前と言えば当たり前なんだが、僕にとっては、このアプローチの違いがフュージョン・ジャズの「面白味」の1つで、今でもなかなか興味深い要素のひとつである。
 

Cats-on-the-coast-sea-level
 

Sea Level『Cats on the Coast』(写真左)。1977年の作品。邦題はなんと「海猫」。ちなみにパーソネルは、Chuck Leavell (p, org, el-p, syn, clavinet, perc, vo), Jimmy Nalls (g, vo), Lamar Williams (b), George Weaver (ds), Randall Bramblett (org, as, ss, vo, perc), Davis Causey (g, vo), Jai Johanny Johanson (congas)。サザンロックの雄、オールマン・ブラザース・バンド(略して「オールマンズ」)のリズム・セクションが独立したバンド「シー・レベル」のセカンド盤。リーダーはキーボード担当の「チャック・レーベル」(写真右)。

音の志向はサザンロックとクロスオーバー・ジャズの融合。ボーカルものも入っていて、この盤については、ロックからジャズへのアプローチの「フュージョン・ロック」。サザンロック・テイストのインストものもあれば、アーバンな雰囲気濃厚のフュージョン・ジャズっぽいものもある。ロックからのアプローチゆえ、R&B的な要素やファンクネスは相当に希薄。

それでも聴いて楽しい「フュージョン・ロック」。特にサザンロック、それもオールマンズ者にとっては必聴盤であろう。サザンロックの「おいしい音」とクロスオーバー・ジャズの「おいしい音」が絶妙な融合が堪らない。我が国ではほとんど知られていない盤ではあるが、僕はリリースされた1977年以来、ずっとこの盤を時々引っ張り出してきては聴いている。長いレンジでの「ヘビロテ盤」である。
 
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館》の更新状況》
 
 ★ AORの風に吹かれて        
【更新しました】 2021.03.06 更新。

  ・Journey『Infinity』1978

 ★ まだまだロックキッズ     【更新しました】 2021.03.06 更新

  ・Yes Songs Side C & Side D
      ・Yes Songs Side E & Side F

 ★ 松和の「青春のかけら達」 【更新しました】 2021.03.06 更新。

  ・浪花ロック『ぼちぼちいこか』
 
 
Matsuwa_billboard

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

東日本大震災から10年2ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。

Never_giveup_4 

2019年12月 8日 (日曜日)

ジョン・レノンの39回目の命日

今年の12月8日を迎えた。ジョン・レノンの39回目の命日である。あの日はまだ僕は大学生。大学の生協のラジオとテレビで訃報に接した。なぜか、ジョンは撃たれても死なない、と思い込んでいたので、本当に亡くなったと知った時には、大ショックだったし、世の中の不条理というものを生まれて初めて思い知った瞬間でもあった。

しかし、もう39年も前のことになるのか。思わず感慨深いものがある。しかし、マスコミについても、ネットの反応についても、最近は「ジョンの命日」は、あまり話題にならなくなったように感じる。全く見知らぬ人物に、全く理由も無く、いきなり撃たれ、命を奪われるのである。どう考えても不条理であり、あってはならないことだ。

しかし、今、米国ではこの「不条理」が無くなるどころか、不定期に発生しては世界にその悲しい出来事が流れている。暗殺、無差別な銃撃、テロなど、後を絶たない。もはや「ジョンの命日」など、珍しいイベントでは無くなったのかもしれない。そういうことを考えながら、ジョンのアルバムを聴きつつ、静かに「ジョンの命日」を過ごしている。

John Lennon『Imagine』(写真左)。1971年のリリース。ジョンの名盤中の名盤とされる。僕は若い頃、このタイトル曲「Imagine」の歌詞が「ありえない、とても空想的」に聞こえて、この盤については暫く敬遠していた時期がある。しかし、先ほど述べた「不条理」を撲滅するには、これしかないのでは、と達観したのが50歳台に入ってからである。
 
 
Imagne  
 
 
今ではこのアルバム、ジョンのアルバムの中でも、一番のお気に入りになっているのだから、自分のことながら「ええ加減な奴」やなあ、なんて思ったりしている。この盤、バック・バンドもシンプルな個性で、アルバム全編に渡ってシンプルなロックになっていて、ジョンのボーカルがメッセージが明確に伝わる内容になっている。特に、リンゴのドラミングが素晴らしい。
 

Imagine there's no Heaven It's easy if you try
No Hell below us Above us only sky
Imagine all the people
Living for today...

Imagine there's no countries It isn't hard to do
Nothing to kill or die for And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

You may say I'm a dreamer But I'm not the only one
I hope someday you'll join us 
And the world will be as one

John Lennon 「Imagine」より抜粋


今年も、謹んでジョンの冥福を祈りたい。
 
 
 
 
東日本大震災から8年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。


2019年2月 3日 (日曜日)

Tower of Powerの50周年新盤

今からもう47年ほど前になるのか。ロックを聴き始めた頃、ブラス・ロックがお気に入りのひとつ。恐らく、中学でブラスバンドに入ってサックスを吹いていたことも影響していたんだと思う。バンド名を挙げると、Chicago、Chase、そして、Tower of Power、Average White Band かな。

ブラス・ロックは、まずフロント楽器である金管楽器のユニゾン&ハーモニーが魅力。そして、ブラス・ロックの命は疾走感と切れ味。そこに、R&Bな味わいが付いて、ファンクネス溢れ、ブラック・ミュージックの要素が漂い、アーバンな雰囲気が濃厚になる。ボーカルが入って、ソウルフルなイメージが良いアクセントになる。

Tower of Power『Soul Side of Town』(写真左)。R&B系のブラス・ロック・バンドである「タワー・オブ・パワー」の最新作。昨年6月のリリースになる。タワー・オブ・パワーは、1970年のデビューになるから、もう50年弱のキャリアになる。その50年弱のキャリアを総括した様な、タワー・オブ・パワーの「音の全要素」がこの新盤に詰まっている。
 

Soul_side_of_town

 
50周年を記念した新盤の為のレコーディング・セッションは2012年以降の6年間に計4回にわたって行われ、トータルで28曲が出来あがり、新作にはその中から14曲が収録されたとのこと。若い頃の「怒涛のブラス・ロック」では無い、パンチは効いていて疾走感もふんだんにあるが、どこか余裕を持った大人のブラス・ロックという雰囲気が実に「粋」である。

アルバム全編に渡って、溌剌なリズムと鮮やかなホーンの切れ味が溢れている。そこに、華やかなユニゾン&ハーモニーや伸びやかなボーカルが色づけとして加わって、実にファンキーであり、実にソウルフルなブラス・ロックに仕上がっている。リズムやフレーズも「今」の音であり、決して「懐メロ」では無い。懐古趣味など微塵も無いところが潔くて清々しい。

いや〜、現役感バリバリのタワー・オブ・パワー。2018年になって、タワー・オブ・パワーの新盤が聴けるとは思っていませんでした。昔の若かりし頃の「怒涛のブラス・ファンク」という力業を押し出すのでは無く、聴きやすさが前面に押し出た「大人のブラス・ロック」。今の耳にとても魅力的に響きます。往年のブラス・ロック者の方々にも一聴をお勧めします。

 
 

東日本大震災から7年10ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年12月24日 (月曜日)

ブルース・ロックなクリスマス盤

この3連休は忙しかった。実家の婆ちゃんが体調不良にて、急遽、様子を見に行きがてら、いろいろと手筈を付ける。そして、何か忘れてるなあ、と思っていて、フッと年賀状を作るのを忘れていたのに気がついた。急遽、実家から舞い戻って、年賀状作りに没頭。ということで、この3連休、バーチャル音楽喫茶『松和』の活動は全面ストップでした。

で、年賀状を作り終えて、やっとこさ、音楽が落ち着いて聴ける。そう言えば、今日はクリスマス・イヴだった。もうこの歳になると、クリスマス・イヴもへったくりも無いのだが、近くの大手ショッピングセンターへの道はどこも渋滞、行き交う家族連れはみなケーキかチキンのボックスを抱えていて、やっぱりクリスマス・イヴかなあ、ということで、今日はクリスマス・ソングを聴くことに。

で、この歳になると、普通のクリスマス・ソングなど、こっぱずかしくて聴けない。なんか小粋で渋いクリスマス・ソング盤はないのかなあ、と探していたら、ありました、ありました。Eric Clapton『Happy Xmas』(写真左)。今年のクリスマスに合わせてリリースされた、ブルース・ロックのレジェンド、エリック・クラプトンのクリスマス・ソング盤である。1970年代からクラプトンを聴き続けて来た者にとっては、なんか「仰け反り」たくなる。今更、クラプトンがクリスマス・ソングでもないだろう、と。
 

Happy_xmas  

 
でも、長年、クラプトン者をやってきた自分については、やっぱり、一度は聴きたくなる。裏切られた気分になっても、だ。で、思い切って聴いてみた。ら、これがまあ、小粋で渋いクリスマス・ソング集になっている。有名なクリスマス・ソングをバリバリのブルース・ロック風にアレンジしているのだ。もともと、クリスマス・ソングって、ブルース・ロック風にアレンジし易いコード進行をしているのだが、まさか、クラプトンがこれをやってのけるとは思わなかった。

とにかくヘビーで渋くてブルージー。スローハンド・クラプトンなエレギは渋い音を響き渡らせ、ブルージーなクラプトンのボーカルがこれまた渋い。一言で言うと「大人のクリスマス・ソング盤」ですな。特に冒頭の「ホワイト・クリスマス」は絶品。ビング・クロスビーの歌唱が定番なんだが、このヘビーなブルース・ロック風のアレンジもありやなあ、と思わず感心しました。「きよしこの夜」はちょっとやり過ぎかな。聴いていて、ちょっと赤面します(笑)。

しかし、クラプトンのボーカルは渋いなあ。この渋い低音のクラプトンのボーカルが、甘々なクリスマス・ソングをちょっとビターで硬派なブルース・ロックに仕立てていて、そこにクラプトンのブルージーでヘビーなギターが絡めば、もうそこは「クラプトンの音世界」。ジャズの合間の耳休めに格好のブルース・ロック盤です。「Merry Christmas」。

 
 
東日本大震災から7年9ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年12月 9日 (日曜日)

38回目のジョンの命日である

忘れもしない。1980年12月8日 (月) 22:50 (EST)、1980年(昭和55年)12月9日(火) 12:50 (JST)、ジョン・レノンは凶弾に倒れた。パトカーの後部に乗せられて、ルーズベルト病院へ搬送。そして、失血性ショックにより死去。享年40歳。あれから今年で38年が経ったことになる。ジョンが生きていれば78歳。どんな翁になっていたんだろう。見てみたかったなあ。

当時、僕は22歳。大学三回生。大学の生協のラジオで「ジョンが撃たれた」との報を聞く。まさか4発の銃弾を浴びているとは思わず、恐らくジョンは大丈夫、と思っていた。そして、15時前だったと記憶しているが、同じ大学生協のテレビでNHKの緊急ニュースにて、ジョンが逝去したことを知った。暫く、テレビの前で立ち尽くした。今から38年前の今日の昼下がりの出来事である。

当時、相当な精神的ショックを受けたことを覚えている。「なぜジョンが撃たれなければならなかったのか」。今でもその想いは変わらない。1980年11月に『ダブル・ファンタジー』をリリースした直後の出来事だった。「It'll be just like starting over」と唄い、その約1ヶ月後、ジョンはこの世を去った。今、振り返っても、この事実がとても無念である。

ジョンに関わるアルバムのリリースと言えば、今年は『Imagine : The Ultimate Collection』(写真左)がある。140曲にも及ぶリミックス、リマスター、ライヴ、アウトテイク等を収録した4CD+2ブルーレイ入りと充実した内容で、『Imagine』の全てがわかるボックス・セットになっている。オリジナルMixと2018年Mixが比較して聴けるのだが、意外とこの「2018年Mix」が良い感じで、僕はかなり気に入っている。

 
John_lennon_imegne
 

12月8日、今年もジョンの命日がやって来た。そして、約3週間後にはクリスマスがやって来る。この季節、僕の頭の中のジョンの曲の流れは「(Just Like) Starting Over」〜「Imagne」〜「Happy Xmas (War Is Over)」。ジョンが亡くなってから、38年経つが、あの頃と世界はあんまり変わっていない。漠然とこの事実が無念である。

 

So this is Xmas And what have you done
Another year over And a new one just begun
And so this is Xmas I hope you have fun
The near and the dear one The old and the young

A very Merry Xmas And a happy New Year
Let's hope it's a good one Without any fear

And so this is Xmas (war is over)
For weak and for strong (if you want it)
For rich and the poor ones (war is over)
The world is so wrong (now)
And so happy Xmas (war is over)
For black and for white (if you want it)
For yellow and red ones (war is over)
Let's stop all the fight (now)

・・・・・・・・・

War is over, if you want it War is over now
Happy Xmas

 
 
東日本大震災から7年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年6月17日 (日曜日)

サザンロック系のAORなエレギ

「ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事」という単行本を読みつつ、ポーカロのお仕事を追体験している。ジェフ・ポーカロは、ロックバンド、TOTOの元ドラマー。セッション・ミュージシャンとしても数多くのレコーディングに参加しており、AORからフュージョン・ロックまで、幅広いジャンルで活躍した。プロとしてのキャリアは20年余りにも拘らず参加作品は200作を超えているが、1992年8月5日、38歳の若さで早逝している。

そんなポーカロのお仕事を追うと、こんなアルバムあったんや、とか、ああ懐かしいアルバムやなあ、とか、とても興味深いアルバムに沢山出会う。ポーカルって、AORやフュージョン・ロックにおいて、重要なアルバムやヒットアルバムに結構、名を連ねている。このアルバムもポーカルのドラムなんや、と改めてビックリするアルバムの何と多いことか。

『Les Dudek』(写真左)。1976年のリリース。当時の日本盤のキャッチコピーは「デュアン・オールマンの生まれ変わり」。確かに、サザンロック風のエレギで、デュアンより、スッキリ明るい音色で、ブルース・ギターの香りは残ってはいるが、アーバンで端正なAOR系のエレギという雰囲気。伸びやかで良く唄うギターで、フュージョン・ジャズの耳にしっかりとフィットします。
 

Les_dudek

 
Les Dudek=レス・デューデックとは、米国の東海岸ロード・アイランド出身のギタリスト。オールマンズのアルバム『Brothers & Sisters』に参加、「Ramblin' Man」ではディッキー・ベッツと共にギターを弾き、「Jessica」ではアコギを担当。ああ、あのアコギ、デューデックだったのね、とビックリ。その後、ボズ・スキャッグスのバックバンドやスティーヴ・ミラー・バンドでギターを担当、僕は、ボズの『Silk Degrees』のパーソネルでその名を知りました。

さて、アルバム『Les Dudek』に戻ると、スライド・ギターも心地良く、ライトなサザン・ロック風のテイストがなんとも粋である。1970年代のサザン・ロック者からすると、このギターは「アリ」ですね。ドラムのポーカロも得意のシャッフル・ビートを叩きつつ、サザン・ロック風のリズミカルで躍動感のあるパーカッシヴなドラミングも織り交ぜて、かなり高度なお仕事をこなしていて素晴らしいです。

このアルバムの存在、「ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事」という単行本で再発見するまで、すっかり忘れていました。聴き直してみて、ああ懐かしい、1970年代後半のサザン・ロック系のAORな雰囲気がとても芳しい。そして、思い出した。ジャケットのゴールドのレスポールのネックの先にとまるオウムの存在を(笑)。不思議なジャケットですが、AORからフュージョン・ロックの好盤です。ジャズの合間の耳休めにピッタリ。

 
 

東日本大震災から7年3ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年6月10日 (日曜日)

スワンプ・ロックの始まりです

「ジャズの合間の耳休め」盤には、あまりジャズからかけ離れた音楽を聴くのはちょっと憚られる。ジャズの合間の耳休めに聴く盤としては、米国ルーツ・ミュージック系のアルバムが良い、と書いた。ここ「バーチャル音楽喫茶・松和」では、1970年代ロックも守備範囲になっているのだが、1970年代のロックの中で、米国ルーツ・ロックと呼ばれるものは何か。

いの一番に浮かぶのは、1960年代末期に発生し、1970年代中盤まで流行した「スワンプ・ロック(Swamp Rock)」だろう。そもそも「スワンプ」とは「アメリカ南部の湿地帯」を指す言葉。さまざまな南部の音楽をミックスしたロックが「スワンプ」。ゴスペルやブルース、それにカントリーやリズム&ブルースといった南部産の音楽をロックに取り込んだものが「スワンプ」。

このスワンプ・ロックは、ブルース・ロックやサイケデリック・ロックに相対するように、1960年代末期に出現した。このスワンプ・ロックを真っ先に体現したバンドが「デラニー&ボニー」。この「デラニー&ボニー」の演奏は、当時、英国のロック・ミュージシャンに多大な影響を与えた。例えば、エリック・クラプトンやジョージ・ハリスンがスワンプ・ロックに鞍替えしている位である。
 

Accept_no_substitute  

 
そんな「デラニー&ボニー」の代表的な好盤が、Delaney & Bonnie『Accept No Substitute』(写真)。1969年5月のリリース。邦題は「オリジナル・デラニー&ボニー」。ゴスペルやソウル、R&B、カントリーなどの音楽要素を柔軟に取り込んだ、南部ロックの傑作として名高いアルバム。加えて、ソング・ライティングとアレンジに長けており、捨て曲なしの好盤である。

バックバンドのメンバーを見ていくと、レオン・ラッセル、カール・レイドル、ボビー・ウィットロック、ジム・ゴードン、ジム・ケルトナー、ジム・プライス、ジェリー・マギー、リタ・クーリッジとお決まりのメンバー。このメンバーでツアーに出たら、そこにエリック・クラプトン、ディブ・メイスン、はてはジョージ・ハリスンまでが参加するという、夢の様な話。

特に、ボニーのソウルフルな歌唱は特筆すべきもので、とても白人の歌声とは思えない、ファンクネス溢れ、シンプルでソウルフルな歌唱である。コーラス・アレンジも秀逸で、ゴスペルの要素を非常に巧く取り込んでいる。この1969年作の『Accept No Substitute』が実質的にスワンプ・ロックの始まりだと言えます。有名な家族写真風のジャケも秀逸で、アルバムの中の音の雰囲気をダイレクトに聴き手に伝えてくれます。

 
 

東日本大震災から7年2ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年6月 8日 (金曜日)

見事な技、見事な表現力 『Shadows And Light』

パット・メセニーがサイドマンのアルバムを聴いている。パットは伴奏上手。パットのギターは自らがリーダーのアルバムとサイドマンで参加したアルバムとで、雰囲気がガラッと変わる。特にサイドマンの時は、参加したそのセッションのリーダーの楽器を惹き立てるように、また、同じ雰囲気でユニゾン&ハーモニーをかまし、アドリブ・フレーズを紡ぎ上げる。

その好例がこのアルバム。Joni Mitchell『Shadows And Light』(写真)。1979年9月、カルフォルニアはSanta Barbara Bowlでのライブ録音。ジョニ・ミッチェルは米国の女性シンガーソングライターの草分けで、その浮遊感と神秘性のある歌詞と曲が彼女の最大の個性。その音楽性は複雑で高難度。通常のロック畑のスタジオ・ミュージシャンではちょっと不足な面が出てしまう。

そこで、ジョニは思い切って、ジャズ畑の一流ミュージシャンを招聘することを思い立つ。1970年代、1972年リリースの『For the Roses』から、クロスオーバー・ジャズ畑から、ジャズメンを採用し始める。そして、1979年の『Mingus』では、参加ミュージシャンは全てがジャズ畑からの招聘となった。確かに、彼女の複雑で高難度な音楽性を的確に表現出来るのは、ジャズ端のミュージシャンをおいて他に無い、と思う。
 

Shadows_light

 
さて、このジョニのライブ盤『Shadows And Light』の、バックバンドのパーソネルは、Pat Metheny (g), Jaco Pastorius (b), Don Alias (ds, perc), Lyle Mays (el-p, syn), Michael Brecker (sax)。いやはや、錚々たるメンバーでは無いか。録音当時、ジャズ界では、これらのメンバーは、人気&実力、共に既に超一流。そんなメンバーがバックを務めるのだ。悪かろう筈が無い。

そんなサイドメンの中で、特筆すべきは、ギターのパットとエレベのジャコ。この2人のテクニックと表現力は群を抜いている。ジョニの複雑で高難度な音楽性を、高度なテクニックと表現力で、的確に表現していく。特に彼女の楽曲が持つ浮遊感と神秘性をパットはギターシンセで、ジャコはフラットレスのエレベで表現していく。これがこのライブ盤での最大の聴きもの。ジョニの楽曲を惹き立て、ジョニのボーカルを浮き立たせるバッキング。

パットもジャコも自分たちの音を出すより、ジョニの楽曲にあった、ジョニの楽曲が表現する音世界を具現化するような音を選び、フレーズを紡ぎ上げる。見事な技であり、見事な表現力である。さぞかし、フロント・ボーカルを張ったジョニは唄いやすかっただろう。このライブ盤でのパットとジャコのバッキングは何度聴いても飽きないし、聴く度に感動する。
 
 
 
★東日本大震災から7年2ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年6月 3日 (日曜日)

正統ブルース・ロックがてんこ盛り

ジャズの合間の耳休めのアルバムには色々あるが、やはり、ジャズに近い「米国ルーツ・ミュージック」を踏襲したものが一番フィットする。ロックであれば、米国ルーツ・ロック。ブルースやゴスペル、カントリー、ソウル・ミュージックをベースにしたロックが、ジャズの合間の耳休め盤に一番適している。

ロックであれば、ブルースを基調としたものが良い。ブルースを基調としたロックといえば、1960年代後半、英国で流行始めてから、現在に至るまで、綿々とコンスタントに好盤をリリースしている。レジェンドの域に達した大ベテランについては、エレック・クラプトンの名が「いの一番」に挙げられる。

それでも、1980年代のクラプトンについては、まずは売れることが求められ、それに応えようとした時代の流行の音に迎合したアルバムが多く、あまり触手の伸びるアルバムをリリースすることは無かった。しかし、1992年にリリースされたライブ盤『Unplugged』により、渋いブルースを歌うクラプトンが評価され、人気の裾野が広がり、セールスが伸びた。渋いブルースをクールにロックして歌うスタイルが受ける。クラプトンは確信した。
 

From_the_cradle_1  

 
その確信をもとにレコーディングされたアルバムが、Eric Clapton『From the Cradle』(写真左)である。1994年のリリース。コッテコテのブルース集である。オリジナルを忠実に再現しながら、あくまでもコピーではない個性と拘りで、クラプトン・オリジナルなブルース・ロックがてんこ盛り。クラプトン流の「ホワイト・ブルース」を堪能出来る。

加えて、この盤、録音が良い。ブルース演奏らしく、シンプルで躍動感のあるもの。それもそのはず。ほぼ全曲とも一発録り。何らかのオーバーダブがなされているのは「ハウ・ロング・ブルース」と「マザーレス・チャイルド」の2曲のみらしい。躍動感溢れる、程良い緊張感を伴ったブルース・ロックは聴き応え十分。クラプトンの「原点回帰」というか、ロックに求められる「革新性」に別れを告げた「潔さ」が感じられる秀作である。

専門家からの評価も高く、グラミー賞のベスト・トラディショナル・ブルース・アルバム部門を受賞している。音の太さ、迫力と共に、ブルース・ロックの最高峰の演奏がこの盤に詰まっている。コマーシャルに流されない、純粋な音楽家としてのクラプトンが実に潔い。ちなみに、この盤、我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、ジャズの合間の耳休め盤に良く選盤されています。

 
 

東日本大震災から7年2ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
  

2018年5月31日 (木曜日)

若さが故のロックとジャズの融合

アラウンド・フュージョンな盤を聴くのが好きである。例えばロックとジャズの融合とか、いわゆる異種格闘技的なものや、夢の共演的なものが聴いていて楽しい。特に1970年代、ロックとジャズは接近した。ジャズメンがロック・ミュージシャンのバックを務めたり、ロック・ギタリストがジャズをやったり、アラウンド・フュージョンな盤は、1970年代に結構、集中している。

今日は「ロックとジャズの共演」盤を。Sting『Bring On the Night』(写真)。1970年代に集中していると書いたが、この盤は1986年のリリース(笑)。すいません。スティングの1985年の複数のライブ録音から集められた、LP2枚組の豪華ライブ盤である。スティングがポリスというバンドでは出来なかったことを、このライブでは存分にやっている。

一言で言って「ロックとジャズの融合」である。このパーソネルを見れば判る。Sting (g), Kenny Kirkland (key),  Branford Marsalis (sax), Omar Hakim (ds),  Darryl Jones (b)。当時、ジャズ界の新進気鋭のテクニック卓越のジャズメンをバックに従えたロック・パフォーマンスである。とにかく、このライブ盤、演奏水準がやたらと高い。聴いていて爽快である。
 

Bring_on_the_nnight

 
冒頭のメドレー「Bring on the Night〜When the World Is Running Down You Make the Best of What's Around」を聴けば、その卓越した演奏テクニックと魅惑的なソロ・パフォーマンスの素晴らしさが良く判る。ブランフォードのサックスは限りなく官能的だし、カークランドの中盤の高速のラグタイム・プレイには唖然とする位に素晴らしい。ハキムのドラミングはジャジーで躍動的だし、ダリルのベースは骨太で強靱。

そんなバックを従えて、スティングがロックに唄い上げる。途中入るスティングのエレギも特筆もの。収録曲もふるっていて、スティング初のソロアルバム『ブルー・タートルの夢』やポリス時代の曲、シングルカットのB面や、どう考えてもこの曲をライブに選ぶか、的な地味な曲を選んでいる。これがまた良い。恐らく、バックバンドがしっかりしているが故に、これらの楽曲の真の良さが前面に押し出されてくるのだろう。

演奏はジャジーであるが、ベースはロック。とはいえ、通常のロックより、明らかにテクニックが秀でているので、インプロビゼーションの安定感が抜群。いきおい、スティングのボーカルが活きに活きる。ロックならではの熱量も高く、ジャズならではの演奏の小粋さと渋さがとにかく心地良い。若さにまかせて「やりたいことをやり切った」清々しさ漂う好ライブ盤である。

 
 

東日本大震災から7年2ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

A&Mレーベル AOR Bethlehemレーベル Blue Note 85100 シリーズ Blue Note LTシリーズ Blue Noteレーベル Candidレーベル CTIレーベル ECMレーベル Electric Birdレーベル Enjaレーベル jazz Miles Reimaginedな好盤 Pabloレーベル Pops Prestigeレーベル R&B Riversideレーベル rock Savoyレーベル Smoke Sessions Records SteepleChaseレーベル T-スクエア The Great Jazz Trio TRIX Venusレコード Yellow Magic Orchestra 「松和・別館」の更新 こんなアルバムあったんや ながら聴きのジャズも良い アイク・ケベック アキコ・グレース アジムス アストラッド・ジルベルト アダムス=ピューレン4 アブドゥーラ・イブラヒム アラウンド・マイルス アラン・ホールズワース アル・ディ・メオラ アントニオ・サンチェス アンドリュー・ヒル アート・アンサンブル・オブ・シカゴ アート・ファーマー アート・ブレイキー アート・ペッパー アーネット・コブ アーマッド・ジャマル アール・クルー アール・ハインズ アーロン・パークス イエロージャケッツ イスラエル・ジャズ イタリアン・ジャズ イリアーヌ・イリアス インパルス!レコード ウィントン・ケリー ウィントン・マルサリス ウェイン・ショーター ウェザー・リポート ウェス・モンゴメリー ウエストコースト・ジャズ ウォルフガング・ムースピール ウディ・ショウ ウラ名盤 エスビョルン・スヴェンソン エスペランサ・スポルディング エディ・ハリス エメット・コーエン エリック・アレキサンダー エリック・クラプトン エリック・ドルフィー エルヴィン・ジョーンズ エンリコ・ピエラヌンツィ エンリコ・ラヴァ オスカー・ピーターソン オーネット・コールマン カウント・ベイシー カシオペア カーティス・フラー カート・ローゼンウィンケル カーラ・ブレイ キャノンボール・アダレイ キャンディ・ダルファー キング・クリムゾン キース・ジャレット ギラッド・ヘクセルマン ギル・エバンス クインシー・ジョーンズ クイーン クリスチャン・マクブライド クリスマスにピッタリの盤 クリス・ポッター クリフォード・ブラウン クルセイダーズ クレア・フィッシャー クロスオーバー・ジャズ グラント・グリーン グレイトフル・デッド グローバー・ワシントンJr ケイコ・リー ケニーG ケニー・ギャレット ケニー・ドリュー ケニー・ドーハム ケニー・バレル ケニー・バロン ゲイリー・バートン コンテンポラリーな純ジャズ ゴンサロ・ルバルカバ ゴーゴー・ペンギン サイケデリック・ジャズ サイラス・チェスナット サザンロック サド・ジョーンズ サム・ヤヘル サム・リヴァース サンタナ ザ・バンド ジャケ買い「海外女性編」 シェリー・マン シダー・ウォルトン シャイ・マエストロ シャカタク ジェフ・テイン・ワッツ ジェフ・ベック ジェラルド・クレイトン ジミ・ヘンドリックス ジミー・スミス ジム・ホール ジャキー・マクリーン ジャコ・パストリアス ジャズ ジャズの合間の耳休め ジャズロック ジャズ・アルトサックス ジャズ・オルガン ジャズ・ギター ジャズ・テナーサックス ジャズ・トランペット ジャズ・トロンボーン ジャズ・ドラム ジャズ・ピアノ ジャズ・ファンク ジャズ・フルート ジャズ・ベース ジャズ・ボーカル ジャズ・レジェンド ジャズ・ヴァイオリン ジャズ・ヴァイブ ジャズ喫茶で流したい ジャック・デジョネット ジャン=リュック・ポンティ ジュニア・マンス ジュリアン・ラージ ジョエル・ロス ジョシュア・レッドマン ジョナサン・ブレイク ジョニ・ミッチェル ジョニー・グリフィン ジョン・アバークロンビー ジョン・コルトレーン ジョン・コルトレーン on Atlantic ジョン・コルトレーン on Prestige ジョン・スコフィールド ジョン・テイラー ジョン・マクラフリン ジョン・ルイス ジョン・レノン ジョーイ・デフランセスコ ジョージ・ケイブルス ジョージ・デューク ジョージ・ハリソン ジョージ・ベンソン ジョー・サンプル ジョー・パス ジョー・ヘンダーソン ジョー・ロヴァーノ スタッフ スタンリー・タレンタイン スタン・ゲッツ スティング スティング+ポリス スティービー・ワンダー スティーヴ・カーン スティーヴ・ガッド スティーヴ・キューン ステイシー・ケント ステップス・アヘッド スナーキー・パピー スパイロ・ジャイラ スピリチュアル・ジャズ スムース・ジャズ スリー・サウンズ ズート・シムス セシル・テイラー セロニアス・モンク ソウル・ジャズ ソウル・ミュージック ソニー・クラーク ソニー・ロリンズ ソロ・ピアノ タル・ファーロウ タンジェリン・ドリーム ダスコ・ゴイコヴィッチ チェット・ベイカー チック・コリア チック・コリア(再) チャーリー・パーカー チャールズ・ミンガス チャールズ・ロイド チューリップ テテ・モントリュー ディジー・ガレスピー デイブ・ブルーベック デイヴィッド・サンボーン デイヴィッド・ベノワ デオダート デクスター・ゴードン デニー・ザイトリン デュオ盤 デューク・エリントン デューク・ジョーダン デューク・ピアソン デヴィッド・ボウイ デヴィッド・マシューズ デヴィッド・マレイ トニー・ウィリアムス トミー・フラナガン トランペットの隠れ名盤 トリオ・レコード ドゥービー・ブラザース ドナルド・バード ナット・アダレイ ニルス・ラン・ドーキー ネイティブ・サン ネオ・ハードバップ ハロルド・メイバーン ハンク・ジョーンズ ハンク・モブレー ハンプトン・ホーズ ハービー・ハンコック ハービー・マン ハーブ・アルパート ハーブ・エリス バディ・リッチ バド・シャンク バド・パウエル バリトン・サックス バリー・ハリス バーニー・ケッセル バーバラ・ディナーリン パット・マルティーノ パット・メセニー ヒューバート・ロウズ ビッグバンド・ジャズは楽し ビッグ・ジョン・パットン ビリー・コブハム ビリー・チャイルズ ビリー・テイラー ビル・エヴァンス ビル・チャーラップ ビル・フリゼール ビル・ブルーフォード ビートルズ ビートルズのカヴァー集 ピアノ・トリオの代表的名盤 ファラオ・サンダース ファンキー・ジャズ フィニアス・ニューボーンJr フィル・ウッズ フェンダー・ローズを愛でる フォープレイ フュージョン・ジャズの優秀盤 フランク・ウエス フリー フリー・ジャズ フレディ・ローチ フレディー・ハバード ブッカー・リトル ブライアン・ブレイド ブラッド・メルドー ブランフォード・マルサリス ブルース・スプリングスティーン ブルー・ミッチェル ブレッカー・ブラザーズ プログレッシブ・ロックの名盤 ベイビー・フェイス・ウィレット ベニー・グリーン (p) ベニー・グリーン (tb) ベニー・ゴルソン ペッパー・アダムス ホレス・シルバー ホレス・パーラン ボサノバ・ジャズ ボビー・ティモンズ ボビー・ハッチャーソン ボビー・ハンフリー ボブ・ジェームス ポップス ポール・サイモン ポール・デスモンド ポール・ブレイ ポール・マッカートニー マイケル・ブレッカー マイルス( ボックス盤) マイルス(その他) マイルス(アコ)改訂版 マイルス(アコ)旧版 マイルス(エレ)改訂版 マイルス(エレ)旧版 マックス・ローチ マッコイ・タイナー マル・ウォルドロン マンハッタン・ジャズ・5 マンハッタン・ジャズ・オケ マンハッタン・トランスファー マーカス・ミラー ミシェル・ペトルチアーニ ミルト・ジャクソン モダン・ジャズ・カルテット モンティ・アレキサンダー モード・ジャズ ヤン・ガルバレク ヤン・ハマー ユセフ・ラティーフ ユッコ・ミラー ラテン・ジャズ ラムゼイ・ルイス ラリー・カールトン ラリー・コリエル ラルフ・タウナー ランディ・ブレッカー ラーズ・ヤンソン リッチー・バイラーク リトル・フィート リンダ・ロンシュタット リー・コニッツ リー・モーガン リー・リトナー ルー・ドナルドソン レア・グルーヴ レイ・ブライアント レイ・ブラウン レジェンドなロック盤 レッド・ガーランド レッド・ツェッペリン ロイ・ハーグローヴ ロック ロッド・スチュワート ロニー・リストン・スミス ロン・カーター ローランド・カーク ローランド・ハナ ワン・フォー・オール ヴィジェイ・アイヤー ヴィンセント・ハーリング 上原ひろみ 僕なりの超名盤研究 北欧ジャズ 吉田拓郎 向井滋春 和ジャズの優れもの 和フュージョンの優秀盤 四人囃子 国府弘子 増尾好秋 夜の静寂にクールなジャズ 大江千里 天文 天文関連のジャズ盤ジャケ 太田裕美 寺井尚子 小粋なジャズ 尾崎亜美 山下洋輔 山下達郎 山中千尋 敏子=タバキンBB 旅行・地域 日本のロック 日本男子もここまで弾く 日記・コラム・つぶやき 日野皓正 書籍・雑誌 本多俊之 松岡直也 桑原あい 欧州ジャズ 歌謡ロック 深町純 渡辺貞夫 渡辺香津美 米国ルーツ・ロック 英国ジャズ 荒井由実・松任谷由実 西海岸ロックの優れもの 趣味 青春のかけら達・アーカイブ 音楽 音楽喫茶『松和』の昼下がり 高中正義 70年代のロック 70年代のJポップ

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  

カテゴリー