2022年4月29日 (金曜日)

マルの西ドイツでの好ライヴ盤

久々に、マル・ウォルドロンのリーダー作を聴き直している。彼のリーダー作の音源については、現在、結構な数が出ていて、まだ聴いたことが無いリーダー作も結構あることに気がついた。なんでかなあ、と思わず「思案投げ首」である。

しばらく、マルのリーダー作を追ってはいなかったので、その間に、音源のサブスクサイト中心に、今まで廃盤になっていた音源が結構な数、リイシューされたようなのだ。よい機会なので、マルのリーダー作でまだ、このブログで記事になっていないリーダー作をチョイスして聴き直している。

Mal Waldron『A Touch of the Blues』(写真)。1972年5月6日、西ドイツ(当時)のニュルンベルクでの「East-West Jazz Festival」におけるライヴ録音。Enjaレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Mal Waldron (p), Jimmy Woode (b), Allen Blairman (ds)。

収録曲は3曲。LPが前提の収録時間で、長尺のライヴ音源が3曲。1曲目の「Here, There And Everywhere」が、11分17秒、2曲目の「The Search」が、10分28秒。ここまでが、LP時代のA面。3曲目の「A Touch Of The Blues」が、16分22秒で、この1曲で、LP時代のB面を占める。
 

Mal-waldrona-touch-of-the-blues

 
収録曲の全てが、マルのオリジナル。1曲目の「Here, There And Everywhere」が、レノン&マッカートニーの名曲のカヴァーか、と思いきや、マルのオリジナルです。かの有名な静的でロマンティシズム溢れるフレーズが出てくるか、あのバラード曲をマルがどう料理するか、と思って構えて聴いていたら、思いっ切り肩すかしを食らいます(笑)。

しかし、この「Here, There And Everywhere」、マルのピアノの個性が全開の展開。タッチは深く、それでいて流麗。右手の奏でるフレーズの基本はマイナーでブルージー。その左手は印象的な重低音のビートを叩き続ける。マルのオリジナル曲ということを踏まえて聴くと、実に聴き応えのある白熱のパフォーマンスで、思わず集中して聴き込んでしまう。

ベースのジミー・ウッズ、ドラムのアレン・ブレアマンも米国出身、マルと併せて「オール米国」のトリオが、西ドイツで、ガンガンに欧州ジャズ志向のモード・ジャズを演奏しまくる。確かに、マルのピアノは「黒い情念」と形容されるが、ファンクネスは希薄。トリオとしても、出てくるリズム&ビートは「ストレートで切れ味が良い」。決して「粘る」ことは無い。

マルの個性は異国である欧州の地で、その個性をさらに輝かせる様だ。特に、ライヴにその傾向は顕著に出る様で、この西ドイツでのライブ音源を聴けば、それが良く判る。資料を見たら、2020年7月に初CD化、とある。僕はこの盤、LP時代には聴いたことが無かったので、知らなかった訳だ。今回、音源のサブスク・サイトで出会えて良かった。マルの好ライヴ盤である。
 
 

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2022年1月 8日 (土曜日)

ジュニア・マンスを偲ぶ・2

ドイツの名門ジャズ・レーベル、エンヤ・レーベル(Enja Label)。エンヤのカタログを見渡すと、フリー・ジャズ、スピリチュアル・ジャズのアルバムが多くリリースされている。欧州はドイツ出身のジャズ・レーベルなので、とにかく、内容的に硬派でストイックなフリー&スピリチュアル・ジャズな演奏がほとんどなんだが、中には、内容の濃い「ネオ・ハードバップ」な盤をリリースしているから「隅に置けない」。

Junior Mance『At Town Hall Vol.1&2』(写真)。1995年、NYの「Flushing Town Hall」でのライヴ録音。Enjaレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Junior Mance (p), Houston Person (ts), Calvin Hill (b), Alvin Queen (ds)。ピアニストのジュニア・マンスがリーダー、フロントにテナー・サックス奏者のヒューストン・パーソンを迎えた、カルテット編成。

録音当時、既に大ベテラン・クラスのピアニスト、「総合力で勝負する」タイプを代表する1人のジュニア・マンスであるが、このライヴ盤でも、その個性を遺憾なく発揮している。ファンキーなノリとグルーヴィなフレーズ、端正で明確なタッチ。堅実かつリズミカルな左手。その弾きっぷりはダイナミックで、バリバリ弾き進めるバップなピアノである。
 

At-town-hall-junior-mance_20220108213701

 
そんなマンスのピアノが2枚のライヴ盤で、心ゆくまで楽しめる。リーダーのマンスが録音当時、67歳。ベースのカルヴィン・ヒルは50歳。ドラムのアルヴィン・クイーンは45歳。フロント・テナーのヒューストン・パーソンは、61歳。ベテランから中堅のメンバーでの演奏であるが、お互いにインタープレイを楽しんでいるような、溌剌としたパフォーマンスが見事である。

そして、Vol.1&2、ともに選曲が良い。マンスの「総合力で勝負する」タイプが、その個性を十分に発揮出来るスタンダード曲が効果的にチョイスされていて、マンス独特のスタンダード曲の解釈が良く判るし、アレンジの妙がしっかりと体感出来る。特にVol.2が楽しい。冒頭の「Blues in the Closet」、3曲目の「My Romance」そしてラストの「Mercy, Mercy, Mercy」、意外と癖のあるスタンダード曲だが、なかなかの解釈とアレンジで、小粋な演奏に仕上がっている。

なかなか決定盤に恵まれないマンスであるが、Enjaレーベル、良いライヴ盤を残してくれた、と思っている。ライヴ演奏をそのままアルバム化している様で、冗長なところやラフなところもあるにはある。が、逆にそれが臨場感に感じられて、僕にとってはなかなかのライヴ盤として、マンスを聴きたい時、時々引きずり出しては、繰り返し聴いている。歴史を変えるような名盤では無いが、味のある、小粋な内容の好盤として、長年、愛聴している。
 
 
 
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2022年1月 7日 (金曜日)

ジュニア・マンスを偲ぶ・1

昨年も多くのジャズマンが鬼籍に入っている。今、流行のコロナ禍に倒れたジャズマンもいれば、通常のよくある病気で、天寿を全うしたジャズマンもいる。ハードバップが現れ出でて約70年。当時、メインで活躍したジャズマンは殆ど鬼籍に入ってしまった。1960年代に活躍したジャズマンも、毎年、どんどん鬼籍に入っていく。

特に、自分がジャズを聴き始めた頃、リアルタイムでその活躍を耳にしてきたジャズマンが鬼籍に入るのを見るのはとても辛い。2021年1月17日に逝去した、ジュニア・マンス(Junior Mance)もそんなジャズマンの1人。実際にマンスが来日した時に、生で彼のピアノを聴いたほど、リアルタイムで聴いてきた、親しみのあるジャズ・ピアニストであった。

Junior Mance『Nadja』(写真左)。1998年5月14日、NYでの録音。Enjaレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Junior Mance (p), Earl May (b), Jackie Williams (ds)。ジュニア・マンス、録音当時、69歳のピアノ・トリオ演奏。冒頭のタイトル曲である快活なブルース曲からラスト曲までマンスのピアノの魅力満載の好盤である。
 

Nadja_junior_mance

 
マンスのピアノは、ファンキーなノリとグルーヴィなフレーズが持ち味の「総合力で勝負する」タイプのピアノである。独特の癖や奏法がある訳では無い。端正で明確なタッチ。堅実かつリズミカルな左手。とても整った弾きっぷりで、ダイナミズムもほど良く備わっていて、独特のノリの良いフレーズが、なかなかに格好良い。聴いていて爽快な気分になる。

そんなマンスが、バリバリに弾きまくっているのが、このトリオ盤。マンスと同じく大ベテランのベーシストのアール・メイ。そして。これまた、大ベテランのドラマー、ジャキー・ウィリアムス。この2人の大ベテラン・リズム隊との相性が抜群で、ドライヴ感とグルーブ感を振り撒いて、グイグイ、バリバリ、マンスが魅力的なバップ・ピアノを弾き進めていく。

この盤はマンスのピアノを聴くだけの好盤。ベースとドラムのリズム隊はサポートに徹している。しかし、それが単調にならず、様々なニュアンスとイメージを繰り出して、とても聴き応えのあるピアノ・トリオ演奏に仕上がっている。平均年齢60歳代後半のピアノ・トリオであるが、ネオ・ハードバップな新しい響きを採用しているところには痛く感心した次第。良いトリオ盤です。
 
 
 
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2021年9月13日 (月曜日)

アンブロゼッティのテンテット盤

ドイツの名門ジャズ・レーベル、エンヤ・レーベル(Enja Label)。アパレルのバイヤーをしていたドイツの熱心なジャズ・マニア、ホルスト・ウェーバーとミュンヘン大学在学中だったこちらも熱狂的ジャズ・ファン、マティアス・ウィンケルマンによってミュンヘンで1971年に設立されたジャズ・レーベル。

エンヤのカタログを見渡すと、フリー・ジャズ、スピリチュアル・ジャズのアルバムが多くリリースされている。欧州はドイツ出身のジャズ・レーベルなので、とにかく、内容的に硬派でストイックなフリー&スピリチュアル・ジャズな演奏がほとんど。ジャズ者初心者の方が、生半可な気持ちで手を出すと「火傷」するような、シビアな内容のジャズが多い。

Franco Ambrosetti『Tentets』(写真左)。1985年3月13, 14日の録音。エンヤ・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Franco Ambrosetti (flh), Lew Soloff, Mike Mossman (tp), Alex Brofsky (french horn), Steve Coleman (as), Mike Brecker (ts), Howard Johnson (bs, tuba), Tommy Flanagan (p), Dave Holland (b), Daniel Humair (ds).。タイトル通り、10人編成の大所帯コンボである。

フランコ・アンブロゼッティは、スイス出身のトランペット&フリューゲルホーン奏者。1941年12月生まれ。録音当時は44歳、ベテランの域に達しつつある、実績バリバリの中堅トランペッター。今年で80歳。1960年代以降は主にイタリアを中心に活動している。
 

Tentets-francoambrosetti

 
アンブロゼッティは、この盤ではフリューゲルホーンに専念している。このアンブロゼッティをリーダーとした10人編成コンボの好パフォーマンスを収めた盤。エンヤ・レーベルからのリリースだが、中身はエンヤ・レーベルで少数派の「メインストリームな純ジャズ」で占められている。エンヤ・レーベルには、こういった「メインストリームな純ジャズ」もあって、どれもが聴き応えのある佳作ばかりである。

名盤請負人+燻し銀なバップ・ピアニストのトミー・フラナガン、明日を担う若きテナーマンのマイケル・ブレッカー、加えて、エモーショナルなコンテンポラリー・トランペッターのルー・ソロフ、モーダルで自由度溢れるテナーのスティーヴ・コールマンらのホーン・セクションを従えた豪華なセッション。このメンバーを見れば、この盤の内容、悪かろうはずが無い。

フランコ・アンブロゼッティのフリューゲルホーンはテクニック優秀、音色とフレーズに癖が無い流麗なもの。決して、前面に出てテクニックをひけらかすことはしない。でも、やっていることは結構高度。聴き応え満点である。アップテンポの4ビート曲、アップテンポでノリの良いサンバ曲、ゴージャスな雰囲気のしっとりとしたバラード曲など、いとも容易く、魅力的なフリューゲルホーンを吹き上げていく。

アンブロゼッティは「スイス出身で欧州を代表するトランペットの巨匠」。マイルス・デイヴィスをしてその「黒さ」を認めさせた、とあるが、確かにこの人のトランペットは欧州らしからぬファンクネスを感じるから不思議な存在だ。それでも、超有名スタンダード曲「枯葉」をユニークなアレンジで解釈するところなどは、まさに「欧州ジャズ的」。隠れた好盤、小粋な好盤として、とても楽しめる内容である。
 
 
 
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2021年8月14日 (土曜日)

優れた内容のフリー・ジャズ

フリー・ジャズというのは、無手勝流に、思うがままに演奏する、難解で耳障りなジャズという解釈があるが、それは「レベルの低い」フリー・ジャズだろう。

本来、フリー・ジャズは、従来のジャズの事前の決め事である「短い譜面」すら無い、必要最低限の決め事だけで(誰が先に演奏するかとか、基調となるコードとか)、即興演奏を展開するもの。メンバーそれぞれは、先行する楽器の即興演奏を聴いて、それに反応した即興演奏を返す。ユニゾン&ハーモニーをするのも、個々がソロを展開するのも、メンバーそれぞれの「あうんの呼吸」で対応する。

このフリー・ジャズというのは、ジャズの基本となる演奏知識、演奏内容、演奏技術に長けている必要があって、もともとフリー・ジャズというのは、優れたジャズマンだけが演奏出来るフォーマットである。そもそも、無手勝流に、思うがままに演奏するものでは無い。いわんや「難解で耳触り」なものでは決して無い。

ただ、ハードバップ期の4ビートなジャズだけが「ジャズ」だ、とするならば、このフリー・ジャズは、いかに高度な即興演奏であっても「ジャズ」では無いのだろうなあ。でも、優れた内容のフリー・ジャズも立派な「即興演奏を旨とするジャズ」である。
 

Trinity

 
佐藤允彦『Trinity』(写真)。Enjaレーベルの2008番。1971年11月3日、ドイツはミュンヘンの「Studio 70」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Masahiko Sato(佐藤允彦)(p), Peter Warren (b), Pierre Favre (ds, perc)。Enjaレーベルの総帥プロデューサーのホルスト・ウェーバーの招きでミュンヘンに渡った佐藤のライヴ・パフォーマンスである。

出だしから、切れ味の良い、間を活かしたフリーなジャズが展開される。それぞれの楽器はとても良く鳴っていて、耳にしっかりとした印象を残してくれる。3人の相性はとても良かったみたいで、佐藤のピアノがリードする旋律イメージを、ベースとドラム、それぞれが、的確に、時にはイメージを膨らませて応対する。限りなくフリーな演奏ではあるが、基本は「とても自由度の高いモーダルな演奏」。

フリー・ジャズの好例がこの盤に詰まっている。スタンダード曲中心の4ビートなジャズからすると難解には違いないが、クラシックのバルトーク辺りや、優れた内容の現代音楽をイメージすれば、決して難解な内容では無い。ジャズ者初心者の方々にはお勧めしないが、ジャズを聴くことが趣味となったジャズ者中堅の方々には一聴をお勧めしている。この優れた内容のフリー・ジャズには「良質な即興演奏の妙」がてんこ盛りである。
 
 
 
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2021年8月 9日 (月曜日)

イブラヒムのピアノの近況。

僕の大好きなピアニストの1人。フォーキーでワールド・ミュージック的な響きを持つ、アーシーでゴスペルチックなジャズ・ピアノを全面的に押し出して、そのまんまのジャズ・ピアノをずっとイチ押しで弾き続けているピアニストが「Abdullah Ibrahim(アブドゥーラ・イブラヒム)」。

1934年10月、南アフリカ連邦のケープタウン生まれ。1965年に米国に渡り、1968年にはイスラム教に改宗。モンクやエリントンの影響を受けつつ、独特な音世界を確立。絵に描いた様な、フォーキーでワールドミュージック的な響きを持つ、アーシーでゴスペルチックなジャズ・ピアノは聴いていて、ジャズの音の原風景を彷彿とさせてくれる。

Abdullah Ibrahim『Dream Time』(写真左)。2019年3月17日、ドイツのゼルフーベン「Hirzheim Concert Hall」でのライヴ録音。ENJAレコードからのリリース。本盤の録音時、85歳の大ベテラン、アブドゥーラ・イブラヒムのソロ・ピアノ。ソロ・ピアノなので、イブラヒムのピアノの近況が良く判る内容となっている。
 

Dream-time-1

 
長短含め全20曲。最初の6曲くらいは、耽美的でリリカルでクールなピアノ・ソロが続いて、ちょっと「あれっ」と思う。しかし、7曲目の「Capetown District Six」から、徐々に「アーシーでゴスペルチックなジャズ・ピアノ」が前面で出てくる。以前は重心が低く、アーシーな度合いが高かったが、この盤では、シュッとクールにスマートになって、「クールでアーシー、クールでゴスペルチック」な雰囲気が新しく感じる。

ブルースあり、エリントン・トリビュートあり、ボレロあり、バラードあり、とても多彩なソロ・ピアノ。イブラヒムのピアニストとしての力量と経験の豊富さがビンビンに伝わってくる。様々な雰囲気の曲と多彩な弾きっぷりで、長短含め全20曲、緩むことは全く無いし、飽きることは全く無い。非常に充実したピアノ・ソロである。これが、録音当時、85歳のパフォーマンスというのだから「恐れ入る」。

録音当時は85歳、今年で87歳。もはや「レジェンド」である。しかし、このソロ・ピアノを聴くと、とてもそんな高齢のパフォーマンスとは思えない。特に、前半6曲の新境地っぽい「耽美的でリリカルなピアノ」は、音に張りがあって、指捌きは的確。まだまだ第一線で活躍出来るな、と頼もしく思った。イブラヒムのピアノ、まだまだ衰えることは無い。
 
 
 
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  ・Santana『Inner Secrets』1978

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2021年6月16日 (水曜日)

1981年の硬派な純ジャズ

ネットの音楽サブスク・サイトを徘徊していて、久し振りに「Mal Waldron(マル・ウォルドロン)」の名前に出くわした。僕はジャズ者初心者の頃から、この人のピアノが意外と好きで、振り返ってみると、マルのリーダー作を結構、所有していたりするから面白い。やはり、ジャズ・ピアニストは「個性派」の方が僕は好きかな。

マル・ウォルドロンはピアニスト。タッチは深く、それでいて流麗。右手の奏でるフレーズの基本はマイナーでブルージー。その左手は印象的な重低音のビートを叩き続ける。つけられたニックネームが「黒い情念」。右手のマイナーフレーズ+左手の重低音ビートが「黒い情念」の核。

Mal Waldron『What it Is』(写真左)。1981年11月15日の録音。Enjaレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Mal Waldron (p), Clifford Jordan (ts), Cecil McBee (b), Dannie Richmond (ds)。1981年の録音なので、フュージョン・ジャズの大流行の後半真っ只中の録音。しかし、パーソネルを見渡せば判る。曲者揃いの硬派なメインストリーム・ジャズである。
 

What-it-is-mal-waldron

 
収録曲は3曲。中身は硬派なモード中心の純ジャズ。クリフォード・ジョーダンのテナー・サックスのフロント1管、ワンホーン・カルテットな編成。何時になく、ジョーダンのテナーが好調である。その好調なモーダルなテナーをフロントに、マルのピアノが絶妙な伴奏を付けている。

マルの右手のタッチは硬質、左手は叩き付ける様なパーカッシヴなブロックコードなので音が派手。下手するとフロントのパフォーマンスの邪魔をしかねないのだが、マルは絶妙の間合いでフロントのテナーをサポートし鼓舞する。マクビーのベースも、リッチモンドのドラムもそんなマルに追従し、マルを支える。癖はあるが、なかなか高度な伴奏をクールに展開するリズム隊である。

パッキパキの硬派なモード中心の純ジャズ。1981年というフュージョン・ジャズの全盛後期、こんな硬派過ぎる内容、Enjaレーベルのメインエリアである欧州でしかウケなかったろうなあ。実はこの盤、僕は今回初めて聴きました。ちょっと調べてみたら「日本初CD化」だそうです。なるほど、LP時代は時期的にこの盤は知らなかっただろうな。
 
 
 

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2021年4月29日 (木曜日)

トミフラの「ブレない」職人魂

トミー・フラナガン(Tommy Flanagan・以降「トミフラ」)は「ブレない」ジャズ・ピアニストだった。1950年代、ハードバップ期に頭角を現し、以来ずっと、1960年代のジャズの多様化の時代も、1970年代のクロスオーバー〜フュージョンの時代も、メインストリームな純ジャズ路線を踏襲してきた。決して流行に流されない、そんなトミフラの「ブレない」職人魂に僕は感じ入る。

Tommy Flanagan『Eclypso』(写真左)。1977年2月4日の録音。ちなみにパーソネルは、Tommy Flanagan (p), George Mraz (b), Elvin Jones (ds)。トミフラお得意のピアノ・トリオ編成。ドラムには、かの1950年代のトリオ名盤『Overseas』でトリオを組んだ、エルヴィン・ジョーンズがドラムを担当している(ちなみにベースはウィルバー・リトルだった)。

エルヴィンがドラムを担当するとなれば、やはり『Overseas』の再演となる4曲目の「Relaxin' at Camarillo」や、6曲目のタイトル曲「Eclypso」に耳がいく。『Overseas』の時より溌剌としていて、コクのあるパフォーマンスは聴き応え十分。ベースのムラーツは『Overseas』のウィルバー・リトルと比肩する腕の持ち主で、この『Overseas』の再演の2曲を聴いて、トミフラは確実に進化していたことを確信する。
 

Eclypso

 
タッド・ダメロンの「A Blue Time」やデンジル・ベストの「Denzil's Best」など、実に小粋な選曲もあって、なかなか楽しめるトリオ盤となっている。やはり、というか、特にというか、ドラムのエルヴィン・ジョーンズとの相性は抜群で、恐らくトミフラとしても、とても弾きやすいドラミングなんだろう、いつになく強力なプレイを繰り広げるトミフラが頼もしい。

ベースのジョージ・ムラーツについては、以降、しばしばトミフラのバックでベースを担当するムラーツである、トミフラとの相性は良好。2曲目の「Denzil's Best」での、ベースで奏でられた切ないテーマ部など、ムラーツの力量の片鱗を聴くようで、凄みすらある。アルバム全体を通じて、ムラーツの演奏をぐいぐい引っ張るベースラインは爽快である。

トミフラのバップ・ピアニストとしての「ハードなタッチがご機嫌なトリオ好盤」です。1970年代後半、フュージョン・ジャズ全盛期に、この様なメインストリームな純ジャズ路線のピアノ・トリオ盤を残しているところなど、トミフラの「ブレない」職人魂の面目躍如だと思います。ほんと、Enjaレーベルって良い仕事したなあ。
 
 
 

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2021年4月26日 (月曜日)

トミフラの『Super-Session』

トミー・フラナガン(Tommy Flanagan・以降、愛称で「トミフラ」と記す)のピアノが好きだ。初めて聴いたのが、僕がジャズを本格的に聴き始めた1978年だから、以降ずっとトミフラを愛聴して、既に40年以上、経過したことになる。

トミフラのピアノは聴いていて飽きない。タッチが明快でアドリブについては趣味良くメリハリの効いた、程好く心地良い疾走感が素敵。聴いていて難しいことは全く感じ無いが、アドリブ・フレーズに聴き耳を立てていると、意外と手の込んだフレーズを連発している。いわゆる小粋で渋い「職人芸」的なジャズ・ピアノである。

Tommy Flanagan『Super-Session』(写真左)。1980年2月4日、NYでの録音。エンヤ・レーベル(Enja label)からのリリース。ちなみにパーソネルは、Tommy Flanagan (p), Red Mitchell (b), Elvin Jones (ds)。リーダーはトミフラ、トミフラのピアノが一番愛でることが出来る「トリオ」編成。

共演のベースのレッド・ミッチェル、ドラムのエルヴィン・ジョーンズ共に、トミフラのピアノとの相性はバッチリ。メリハリが効いて疾走感溢れ、トミフラのピアノの「技」にクイックに反応する。この最高のパートナーを得て、トミフラはバリバリ弾きまくっている。
 

Super-session-tommy-flanagan

 
全6曲、トミフラのオリジナルが2曲。他の4曲はスタンダード曲。特に、この多くのジャズマンに演奏された、いわゆる「手垢の付いた」スタンダード曲の解釈とアレンジが素晴らしい。トミフラの叩き出すフレーズは常に「新しい」。何処かで聴いたことがあるフレーズやアレンジがあっても良いもんだが、トミフラの叩き出す音にはそれが皆無。

バックのリズム隊もそうだ。ただ単純にバックでリズム&ビートを叩きだしているのでは無い。トミフラの叩き出す創造性豊かなフレーズに反応して、それを引き立て、その魅力を倍増させる様なリズム&ビートを、自分達の持つ「技」を駆使して叩き出している様が良く判る。素晴らしいインタープレイの応酬。

トミフラは伴奏上手、バッキング上手の「燻し銀」的ピアニストで、バックに回ってこそ、その実力を発揮する、なんていう古い評論を未だに見ることがあるが、それはトミフラの優秀性の「一面」だけを強調しているに過ぎない。この盤を聴いていて、その感を強くする。トミフラはフロントを張る、ドライブ感溢れる、小粋に典雅にバリバリ弾きまくるバップなピアニストである。

しかし、1980年というフュージョン・ジャズ全盛期に、よくこんな小粋で渋い内容のピアノ・トリオ盤を録音し、リリースしたものである。エンヤ・レーベル、良い仕事してます。
 
 
 

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2021年3月30日 (火曜日)

ドラムが省かれた変則トリオ

最近、トミー・フラナガン(Tommy Flanagan)のリーダー作を聴き直したくなった。燻し銀な職人ピアニスト、洒脱なバップ・ピアニストのトミー・フラナガン、愛称「トミフラ」。リーダーとして前に出れば、アグレッシヴなバップ・ピアニスト、伴奏に回れば、小粋な職人芸的ピアニスト。どちらも「トミフラ」。プロフェッショナルの成せる技である。

Phil Woods, Tommy Flanagan & Red Mitchell『Three for All』(写真)。1981年、NYでの録音。enjaレーベルの3081番。改めてパーソネルは、Phil Woods (as), Tommy Flanagan (p), Red Mitchell (b)。リズム・セクションにドラムが省かれた変則トリオ編成。この変則トリオ編成は珍しい。

リズム&ビートはどうするんじゃい、と思わず突っ込んでしまう変則トリオ編成である。が、聴いて判るが、トミフラのピアノ、ミッチェルのベース、このピアノとベースが「リズム楽器」の役割も担っているのだ。ピアノの左手の「ブロックコード」、そして、アコベの「ウォーキング・ベース」。この2つがドラムの代わりに、リズム&ビートを供給する。
 

Three-for-all-1

 
と、簡単に言うが、これが意外と難しい。良く聴いていると、ピアノとベースが呼吸を合わせるが如く、それぞれ交互にリズム&ビートを供給したり、時にはユニゾンの様にピアノとベースが同時にリズム&ビートを供給したり。この盤、このピアノとベースの「リズム&ビート」の供給の技を存分に楽しむことが出来る。素晴らしい職人芸である。

そんな小粋なリズム&ビートをバックに、フィル・ウッズのアルト・サックスが気持ち良く吹き進んで行く。ウッズ独特のメリハリの効いた、ダイナミックでブリリアントでシャープなアルト・サックスには、ドラムはちょっと「うるさい」かもしれない。ウッズのアルト・サックスを愛でるのに、ドラムレスの変則トリオ編成は最適なのかも。

サックスのワンホーンの編成の場合、ピアノを省いて、ベースとドラムの変則トリオ編成でやる、というのはたまにあるが、ドラムを省くケースはごく僅か。この盤を聴いて思うのは、トミフラのピアノだからこそ、ということ。燻し銀な職人ピアニストだからこそ、このドラムレスの変則トリオ編成は成立している様に感じる。小粋な好盤です。enjaレーベル、なかなかやりますなぁ。
 
 
 

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