2023年3月23日 (木曜日)

ユッコ・ミラー『City Cruisin’』

最近、ユッコ・ミラーの新盤を「生活のBGM」で聴くことが多い。彼女のアルト・サックスは素姓が良く、オリジナリティーがある。作曲^アレンジの才にも長け、なかなか聴き応えがある。

そもそも「ユッコ・ミラー」とは何者か、である。エリック・マリエンサル、川嶋哲郎、河田健に師事。19歳でプロデビュー。 2016年9月、キングレコードからファーストアルバム「YUCCO MILLER」を発表し、メジャーデビュー。「サックスYouTuber」としても爆発的な人気を誇る、実力派サックス奏者である。

ジャケ写を見ると、ピンクヘアーの奇抜なルックス、結構、すっ飛んだ出で立ちをしているので「アイドル系、もしくはヴィジュアル系」か、と眉をひそめるジャズ者の方々も多いが、決して、ヴィジュアル指向ではない。確かに、彼女のサックスは正統派なもの、テクニックもブロウも確かなもの。それは彼女のリーダー作を聴けば良く判る。

Yucco Miller(ユッコ・ミラー)『City Cruisin'』(写真左)。2022年12月のリリース。ちなみにパーソネルは、ユッコ・ミラー (as,vo), 曽根麻央 (p, key), 中村裕希 (b), 山内陽一朗 (ds)。ユッコ・ミラーのアルト・サックスがワンホーンのカルテット編成。メジャー・デビュー後5作目となるアルバム。YouTubeチャンネルの「サックスで吹いてみたカヴァー曲シリーズ」で反響の大きかった楽曲と、ユッコ・ミラー自身によるオリジナル楽曲2曲を収録。

特にこの「カヴァー曲」が秀逸。最近の大ヒット曲、YOASOBIの「夜に駆ける」、Adoの「うっせいわ」、米津玄師「Lemon」、1980年代の我が国のシティポップから、德永英明の「レイニーブルー」、竹内まりやの「プラスティック・ラブ」、それから、ユニークな選曲としては、アニメの世界から『名探偵コナン』メイン・テーマ、【となりのトトロ】風のとおり道 。
 

Yucco-millercity-cruisin

 
これが素晴らしく良い出来。こういうキャッチャーなヒット曲やテーマ曲をジャズ化すると、どうしても、主旋律のメロディーが印象的に残って、砂糖菓子の様に甘い、聴き心地が良いだけのイージーリスニング風なカヴァー演奏になりがちなのだが、ユッコ・ミラーの場合、そうはならない。アレンジが素晴らしく良くて、しっかりとジャズになっている。

「うっせいわ」や「Lemon」など、その歌の持つ主旋律のメロディーが強烈なので、ジャズ化は難しいのではと思ったが、アレンジが秀逸。主旋律のメロディーの崩しも良いし、アドリブへの展開も自然で滑らかで「取って付けた」感が無い。いや〜、久し振りに「優れた日本のポップス曲のジャズ・カヴァー」を聴いた気がする。

ユッコ・ミラーのアルト・サックスは以前にも増して、力強さ感が溢れていて聴き応えがある。このユッコ・ミラーの正統派なテクニックも十分なアルト・サックスだからこそ、「優れた日本のポップス曲のジャズ・カヴァー」が成立するのだと思う。

当然、フロントのユッコ・ミラーのアルト・サックスがこれだけ鳴っているのだ。バックのリズム・セクションの演奏も、そのアルトの鳴りに呼応して、素晴らしいパフォーマンスを披露している。

このカルテットの演奏の実力の高さは、ユッコ・ミラー作のオリジナル2曲の演奏を聴けば判る。「優れた日本のポップス曲のジャズ・カヴァー」で固めた盤だから、とか、ピンクヘアーの奇抜なルックス、結構、すっ飛んだ出で立ちだから、とかで、この盤を「ゲテモノ」扱いしてはならない。アレンジ、演奏共に、実に良く出来た現代のフュージョン・ジャズの優秀盤です。
 
 

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 ★ 松和の「青春のかけら達」

  ・四人囃子の『Golden Picnics』

 
Matsuwa_billboard

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2023年2月16日 (木曜日)

「CASIOPEA-P4」の1st.盤です

カシオペア。我が国発の老舗フュージョン・バンド。デビューは1977年。幾度かのメンバー変遷と2006年から2011年までの活動休止期間を経て、第1期〜第2期「CACIOPEA」、第3期「CASIOPEA 3rd」、第4期「CASIOPEA-P4」とバンド名をマイナーチェンジしながら、現在も活動中である。

現在は、2022年にレギュラー・サポートメンバーであった神保の脱退を受けて。7月に後任の新ドラマー・今井義頼が正式なメンバーで加入。それを機に、バンド名を「CASIOPEA-P4」に変更して活動中。振り返って見れば、ギターでリーダーの「野呂一生」は不変だが、他のメンバーは総入れ替えになっている。フロント楽器がギターで、バックにリズム・セクションという編成は変わらないが、サウンド的には大きく変化してきている。

CASIOPEA-P4『NEW TOPICS』(写真左)。2022年の作品。ちなみにパーソネルは、野呂一生 (g), 鳴瀬喜博 (b), 大高清美 (key), 今井義頼 (ds)。結成45周年。25年振りにドラムに正規メンバー、今井義頼を迎え、第4期「CASIOPEA-P4」としての初のスタジオ録音盤。デビュー当時のキャッチコピーである「スリル・スピード・スーパーテクニック」をそのまま継続している様な、スピード感と高テクニック溢れるフュージョン盤である。
 

Casiopeap4new-topics

 
デビュー当時から、フロント楽器がギターで、バックにリズム・セクションという編成で、長らくギター・サウンドが前面に押し出された「ギター・バンド」志向なフュージョン・ミュージックが身上だった様な記憶がある。が、第3期「CASIOPEA 3rd」で、キーボードが大高清美に代わってから、バンド・サウンドの中で、キーボードがフロント楽器の役割を果たす割合が増加、この第4期「CASIOPEA-P4」に至って、キーボードがフロントの一定の割合をコンスタントに担う様なサウンド構成に変化している。

1970年代のプログレッシブ・ロック、もしくは、キーボードがメインのジャズ・ロックの様な音志向になっていて、デビュー当時のキャッチコピーである「スリル・スピード・スーパーテクニック」はしっかり踏襲されているが、ギターとキーボードが半々でフロントを担って、サウンド的には、ギターによる鋭角で切れ味の良い音世界が、マイルドで流麗で爽快感のある音世界に変化して来た様に感じる。

1970年代からのギター小僧からすると「何だこの変化は」だが、1970年代からのキーボード小僧からすると「これは良いぞ」な感じのサウンドなのだ。デビュー当時からの「カシオペア者」の方々からすると賛否両論なんだろうな。それでも、この「CASIOPEA-P4」の音は、我が国のエレ・ジャズ・バンドの最高峰のポジションを維持しているし、グローバルなレベルで見ても、現役ばりばりの「Yellowjackets」などに比肩する、レベルの高いエレ・ジャズ・バンドの位置をキープしている。流石である。
 
 

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2016年3月25日 (金曜日)

ジャズ喫茶で流したい・77

最近、日本のフュージョン・ジャズ盤のリイシューが相次いでいて、1970年代後半から1980年代前半のフュージョン全盛期にリリースされた、懐かしのフュージョン盤がズラリである。

そう言えば、あれから約30年以上が経っている訳で、アルバム毎の印象が正しく記憶しているものもあれば、何だか、別のアルバムと取り違えて、そのアルバムに対する印象の記憶が全く合致していないのもある。これは困ったことである。ということで、最近どしどしリイシューされている日本のフュージョン盤を聴き直しのが一番という結論になる。

今日はこのアルバムを聴く。本多俊之『スーパー・カルテット』(写真左)。1986年のリリース。ちなみにパーソネルは、本多俊之 (sax), 本田竹曠 (p,key), 古野光昭 (b), 日野元彦 (ds)。このパーソネルを見れば「むっ」と一瞬思うんだが、このアルバムのジャケットを見れば「ふうん」と穿った見方をしてしまう。

しかも、このアルバムのリリースが1986年。日本はバブル景気真っ只中。ジャズが、にわかセレブのファッションとして聴かれ、爽やかで耳当たりの良い、ジャズなのかイージーリスニングなのか良く判らない、底の浅い電気楽器中心のフュージョン盤が横行していた時代である。そこにこのジャケットである。

どうせこのアルバムもそんな底の浅いペラペラのフュージョン盤なのだろう、と軽く考えて、片隅にうっちゃっていた。しかし、最近、この盤のパーソネルを思い返して、いやいや、このパーソネルなら、そんなペラペラなフュージョン盤では無いやろう、ということでやっと、このアルバムに触手が伸びた。
 

Super_quartet

 
聴いて見て「あらビックリ」。どうも、このジャケットに惑わされて、別のアルバムと取り違えて、このアルバムに対する印象の記憶が全く合致していないことに気がついた。冒頭の「キャント・テイク・アウェイ・フロム・ミー」を聴けば良く判る。これは実に硬派なコンテンポラリーな純ジャズである。

本田竹曠のピアノが良い。筋金入りのバップ・ピアノがフレーズの底に見え隠れする。エレピは切れ味良く素性が良い。これは純ジャズのキーボードの音である。そして、日野元彦のドラムが良い。エモーショナルな側面を内に秘めつつ、趣味の良いライトなドラミングを披露する。芯のしっかり入った、純ジャズのジャジーでライトなドラミングである。

そして、このアルバムの「聴きどころ」のひとつである古野光昭のベースは、これこそ全くのところ、フュージョンのジャズでは無い。古野のベースこそ、コンテンポラリーな純ジャズのベース。フュージョン・ジャズのベースに比べると明らかに地味なんだが、どうして、その堅実なテクニックを駆使して、演奏全体のベースをしっかりと掴んで支える。

そんなコンテンポラリーな純ジャズ基調のトリオをバックに従えて、これまた本多俊之のサックスがジャジーにブルージーに吹き上げられていく。これが実に良い。サックスが実に良く鳴っている。耳当たりの良いフュージョンなサックスでは無い。硬派で芯の入った純ジャズなサックスである。

いや〜ビックリしました。冒頭の「キャント・テイク・アウェイ・フロム・ミー」を聴いてビックリ驚いて以降、ラストの「モリタート」まで一気に聴き通してしまいました。意外や意外、嬉しい意外が重なった好盤です。
 
 
 
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2015年3月 8日 (日曜日)

こんなアルバムあったんや・41

この新作は「チャレンジ」だろう。生誕200年を迎えたサクソフォンの産みの親、アドルフ・サックス(1814年11月6日生)に捧げた企画アルバム、本多俊之『GREETINGS〜アドルフ・サックスに捧ぐ〜 』(写真左)。2014年11月のリリース。

基本的には、本多俊之がアレンジの才を最大限発揮した、サクソフォン・アンサンブルが中心の作品である。日本を代表する一流のサキソフォン・プレイヤー総勢13名を招聘し、サックスを思いっきり前面に押し出した、あまり前例の無いジャズ・オーケストラ仕様である。

冒頭の「Take it easy」が最大の編成で、サックスが13本にピアノの編成で豪快にアンサンブルを展開する。この曲は、吹奏楽用の楽譜をサックス・アンサンブルに編曲したとのことで、なるほど、旋律部分のユニゾン&ハーモニーが吹奏楽っぽい。この吹奏楽っぽいユニゾン&ハーモニーの響きをどう聴くかで、このアルバムの感じ方は分かれるだろう。

他の曲は、サックスあとは4〜6本の編成の曲が多くて、アンサンブルのサックスの重なるがちょっとスッキリして聴き易くなる。しかし、編成的には、サックスとピアノ、サックスもテナー、アルト、ソプラノ、バリトンの4種類で、音の種類はたった2種類での演奏となるので、音のバリエーションが乏しくて、アルバムに収録された曲を聴き進めるにつけ、単調さと飽きを感じてしまう。

アタックの強い音を出すのが苦手なサックスなので、強烈なリズム&ビートを供給することが出来ない。つまり、ユニゾン&ハーモニーはスムーズに流れるのだが、そのユニゾン&ハーモニーに加速をつけ推進するリズム&ビートに乏しい。この盤において、打楽器を中心としたリズム隊が無いのも、単調さを感じてしまう原因の一つだろう。
 

Toshiyuki_honda_greetings

 
よって、こういうサックスのみの編成という実験的な編成において、ピアノの存在が重要になるのだが、この盤では、ピアノを打楽器の代替としての活用するアレンジは採用されていない。サックスの特性を最優先としてアレンジされている様で、サックスの楽器としての表現力の可能性を、良い面も悪い面も併せて、前面に押し出している様に感じる。

そういう意味で、この本多俊之の新作は「チャレンジ」を前面に押し出した、実験作の意味合いが濃いと思う。サックスの楽器としての表現力の可能性を、良い面も悪い面も併せて前面に押し出す、という目的はほぼ達成されている。やはり、サックスのみのアンサンブルは、いかにアレンジの才を発揮しても辛い部分は辛い。ピアノ、ベース、ドラムという、基本的なリズム・セクションの参加は必須だろう。

それでも、5曲目の「My Favorite Rhythm」、副題「BOSSA AFRO CUBAN MEDOLEY」は聴いていてとても楽しいし、サックスとピアノのデュオ編成の、6曲目の「ELEGANTE」は格調高く、実に美しい演奏だ。映画やドラマの音楽も担当していた本多俊之ならではの、4曲目「マルサの女」や8曲目「家族ゲームMEDLEY」には思わずニンマリする。

ジャズ者初心者の方々には、ちょっと判り難い盤だと思います。ジャズ・オーケストラや吹奏楽関係者の方々に是非ともお勧めな一枚だと思います。それほど、この盤のアレンジは出色の出来だと感じています。
 
 
 
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2013年10月25日 (金曜日)

ラテンからジャマイカな融合音楽

台風が接近しています。我が千葉県北西部地方では、朝は少し肌寒く、午後には、少し日が射したと思ったら、いきなり蒸し暑くなって、一日で体感気温がダイナミックに変化しています。同じく、空の様子も、白っぽい雲が空を覆っていたと思ったら、鉛色の雲にとって代わって垂れ込めたりと、風雲急を告げるという感じの空模様です。

とにかく、この1週間ほど、スカッと晴れた日がありません。しかも、かなり肌寒い日が続いています。昨日など、最高気温が20度に届かず、北東の冷たい風が吹いて、11月中旬から下旬辺りの寒さで、思わず、冬服を引きずり出しての通勤でした。鬱陶しくて、なんか心が晴れない毎日です。

そんな時、せめて音楽だけでも明るくエネルギッシュなものを、と思いつつ、今日、選んだアルバムは、1970年代から80年代のフュージョン・ジャズからの選択。しかも、久々に日本のフュージョン・ジャズからの選択になります。本多俊之『シャングリラ』(写真左)。

1982年のリリース。もともと、本多俊之は「東洋がかった南方」な感覚がお好みとかで、このアルバムは、ワールド・ミュージックの要素を取り込んでの南方の海の明るさとアフリカン・ネイティブなエネルギッシュなリズム&ビートが素敵な、基本はラテンからジャマイカなフュージョン・ジャズ色で一杯です。

ラテンからジャマイカなフュージョン・ジャズには、アルト・サックスの音色が良く似合う。ナベサダさんの様に、明るくエネルギッシュなラテンからジャマイカなフュージョン・ジャズを踏襲しつつ、日本人独特のサラリとしたファンクネスを漂わせた、粘らないサラサラなリズム&ビートが特徴です。
 

Syangri_la

 
どの曲も聴いて楽しい、聴いて明るい、聴いて踊り出したくなるような、自然と身体が動くような、ラテンからジャマイカなフュージョン・ジャズ。聴いていて、心から明るくなり、聴き進めるについて、思わずニコニコしてしまいます。

決して難しいことはしていない。逆にシンプルさが際立つ内容ですが、これが良いんですよね。判り易く素敵なフレーズをテーマに、判り易く聴き易くインプロビゼーションを展開する。そういうジャズが聴いていて楽しいし、心地良い。この本多俊之の『シャングリラ』には、そんな雰囲気が溢れています。 

「ラクエン」や「チャイナママ」など、魅力的でキャッチーで良いですよね〜。とにかく、本多のアルトがポジティブで明るい。ジャケットも暖色系の、インド人のイラストっぽい感じの面白いジャケットで良い。タイトルのシャングリラとは「地上の楽園」といった感じの意味だけど、このジャケットとアルバムに入っている音、それぞれ、ズバリ「地上の楽園」って感じで良いです。

元気の欲しい時、明るさが欲しい時、このアルバムは、社会人1年生の頃から、都度、ターンテーブルに載ってきました。そうそう、このアルバム、CDのリイシューが僅少で、なかなかCDとして入手するのが難しいのですが、最近、ダウンロードサイトに音源がアップされる様になりました。かなり入手し易くなったことは喜ばしいことです。
 
 
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2013年7月11日 (木曜日)

ラテン・フュージョンの優れもの

夏は暑い。暑いと熱気溢れるハードなジャズ演奏を聴くことが辛くなる。ついつい耳当たりの良いボサノバ・ジャズなどに安易に走ったりする。それも悪くはないんだが、ボサノバ・ジャズばっかり聴いていると基本的に飽きる(笑)。

実は私、松和のマスターこと、松和幸太郎は、ラテン・ジャズが大好きである。ラテン音楽は、中南米発祥の音楽の総称。ルンバ、マンボ、サルサ、カリプソ、スカ、レゲエ、ブーガルー、サンバ、ボサノヴァ、タンゴ、クンビアなどなど。前世は中南米人ではなかったかと思う位、どのスタイルも好き、どのスタイルを踏襲したジャズも大好きである。

よって、夏はラテン・ジャズが結構な確率でヘビロテになる。スパニッシュな雰囲気がプンプンするラテン・ジャズなんて、猛暑の夏に大のお気に入りである。そして、ラテン・ジャズはフュージョン系の演奏が一番良い。

そんなラテン・フュージョンのお気に入りのアルバムの一枚が、本多俊之&Burning Waves『Spanish Tears(スパニッシュ・ティアーズ)』(写真左)。1980年のリリース。ちなみにパーソネルは、本多俊之 (as,ss,fl), 野力奏一 (p,el-p), 井上哲也 (el-b), 平山恵勇 (ds), 帆足哲昭  (per), 上田力 (arr,cond), Freddie Hubbard (tp), 森園勝敏 (g), 奥平真吾 (ds)。

ギターの森園勝敏、トランペットのフレディ・ハバードの参加が目を惹く。他の日本人メンバーも優秀ミュージシャンがズラリ。これだけのメンバーを集めれば、よっぽどのことが無い限り、傑作がものに出来ること間違い無しである。
 

Spanish_tears

 
このアルバムは、なんといっても、冒頭の「I Never Forget」が良い。テーマ部のキャッチャーで爽快なメロディーを、力強いアルトで本多が吹き上げていく。これがなんといっても良い。そして、アドリブ部に入って流麗な節回しとアルトのブラスな響き。これがまた良い。

この「I Never Forget」を聴いて、どっかで聴いたことあるぞ、テレビのコマーシャルのテーマ曲だったような気がする、と思われる方は、1970年代のフュージョン・ジャズ時代をリアルタイムで駆け抜けた、僕達と同じ「昭和のおじさん世代」である。

そう、この「I Never Forget」は、当時の東芝ラジカセのテレビ・コマーシャルのテーマ曲でした。ラジカセがテレビのコマーシャルになった時代である。

ちなみに余談であるが、東芝のオーディオ・ブランドは何と言ったでしょう。「オーレックス」ですね。この「オーレックス」がスッと口から出る方は、1970年代のオーディオ・コンポ・ブームをリアルタイムで駆け抜けた僕達と同じ「昭和のおじさん世代」である(笑)。

2曲目「Eastern Legacy」以降、ラストの「Ode To Autumn ( 秋に捧ぐ )」まで、スパニッシュな雰囲気がプンプンするラテン・ジャズが「てんこ盛り」である。どの曲も良い。どの演奏もピチピチとした若さ弾ける、疾走感と爽快感溢れる、素晴らしい内容のラテン・フュージョンである。上田力のアレンジの勝利。

日本のフュージョン・ジャズの秀作として、お勧めの逸品。フュージョン者にはマスト・アイテム。聴くべし。
 
 
 
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2013年1月30日 (水曜日)

うわ〜っ懐かしいフュージョン

1970年代後半はフュージョン・ジャズ全盛期。日本のジャズも軒並みフュージョン・ジャズに手を染める。渡辺貞夫、日野皓正、渡辺香津美などなど、日本のジャズの中核をなすミュージシャンがフュージョン・ジャズにチャレンジし、大きな成果を挙げた。当時、優れたジャズメンは何をやっても成果を出すんだなあ、と妙に感心した。

このフュージョン・ブームに乗って、新進気鋭のミュージシャン達が表舞台にデビューしてきた。本多俊之もそんな新進気鋭のミュージシャンの一人だった。本多自身、当時は学生だったはずで、学生の身分で1978年に、デビューアルバム『Burnin' Waves(バーニング・ウェイブ)』(写真左)をリリースしたのには、同じ学生だった僕は痛く感心したのを覚えている。

この本多俊之のデビューアルバム『バーニング・ウェイブ』は、なんと、LA出身の、当時人気のフュージョン・グループだった「シーウインド」をバックに従えてのスタジオ録音盤なので、その内容が悪い筈が無い。輝く様なブラスの響き、バーカッションが効果的に絡んだリズム・セクション、爽やかな女性コーラス、そして、妙にシンセ(アープだと思う)の音が気持ち良い。

この『バーニング・ウェイブ』、全編に渡って捨て曲無し。どの曲も溌剌としていて爽やかで、聴き応え十分、雰囲気十分のフュージョン・ジャズである。そして、このアルバムで感じ入るのは、本多俊之のアルトとソプラノ・サックスの音の良さ。
 

Burnin_waves

 
ストレートに伸びが良く、管が良く鳴って、指も良く回る。テクニック十分にも拘わらず、テクニックをひけらかすこと無く、十分に抑制を効かせて吹きまくる余裕あるブロウ。

本多に関する記事を読んでいて、なるほどなあ、と合点のいく記事があった。「そもそも、本多俊之は自己のブログで1972年、中学3年の時チック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』(ECM)のジョー・ファレルに衝撃を受けてソプラノを始めた」と語っている。

なるほどなあ、ジョー・ファレルかあ。なるほどなあ、リターン・トゥ・フォーエヴァーかあ。確かに、このデビューアルバム『バーニング・ウェイブ』の本多のプレイを聴いていると合点がいく。ジョー・ファレルね。なるほど、実に筋が良い、というか、実に我々の世代っぽくて良い。

この『バーニング・ウェイブ』は、僕の学生時代、ヘビー・ローテションの一枚でした。特に、車に乗っての古墳調査、奈良路や飛鳥路を疾走する際、この『バーニング・ウェイブ』はカーステから必ずといいほど、流れていました(笑)。どの曲も溌剌としていて爽やか、春夏秋冬、「いにしえの道」を爽やかに疾走するにピッタリの雰囲気でした。

実はこのアルバム、カセットで持っていたんですが、5年ほど前、カセットを全て整理した時に、併せて捨ててしまったので、未所有の状態でした。最近、iTunesストアを徘徊していて、偶然見つけました。思わず「うわ〜っ懐かしい」と叫んで、思わず「ポチッ」とな、です(笑)。
 
 
 
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2011年3月22日 (火曜日)

日本フュージョンの古典的優秀盤

1970年代後半は、ジャズの世界は、フュージョン・ブーム一色で盛り上がった訳だが、フュージョン・ブームの中心は米国。1950年代、ハードバップ時代と同様に東海岸と西海岸に分かれて、それぞれ特徴のある優れたフュージョン・ジャズを輩出していた。
 
日本は、と言えば、演奏テクニック的には、まだまだ米国の後塵を拝した格好になってはいたが、急激にその差は縮まっていたような、そんな印象がある。確かに、米国フュージョン・ジャズは、演奏テクニック的に圧倒的に優れていて、優秀盤と呼ばれるアルバムは、それぞれ聴く度に、その演奏テクニックに「驚き」、その演奏展開に「ビックリ」。
 
でも、日本のフュージョン・ジャズも、なかなかに健闘していた様に思う。それでも、健闘しているなあ、と実感として感じとれるようになったのは、たぶん、1980年に入った辺りかと思う。1980年にリリースされる日本フュージョン・ジャズのアルバムは、なかなか優れた内容のアルバムが多く、米国に遅れること数年。それでも、当時、リアルタイムで体験しつつ、日本フュージョン・ジャズの成熟については、新譜を聴く度に、ワクワクしたものだ。
 
そんな日本のフュージョン・ジャズの状況を追体験できるアルバムが、この2〜3年の間に、沢山再発されている。そんな再発ものの中で、嬉しい再発だった一枚が、阿川泰子の『Sunglow』(写真左)。1981年のリリース。アレンジも松岡直也を迎え、ブラジリアン・ポップなフュージョン・ジャズが満載。
 
松岡直也のアレンジは、当時の時代の流行をシッカリと反映したもので、「古い」と切り捨てる方々もいらっしゃるみたいだが、僕は「古い」とは思わない。ブラジリアン・ポップなアレンジとして、これはこれで「普遍的なもの」と僕は思う。
 
とにかく全編、ポップでポジティブで明るいフュージョン・ジャズがとても楽しい。そんなブラジリアン・ポップなアレンジをバックに、阿川泰子のライトでポップな「癖のある歌唱」で、爽やかに唄いまくる。この阿川さんの「癖のある歌唱」が、なぜか僕のツボに「はまる」んですよね。
 

Sunglow

 
耳について離れないというか、たまに聴きたくなるというか。決して、正統派ジャズ・ボーカルとして聴くと、物足りない感が沸々と頭をもたげるのだが、松岡直也のブラジリアンなアレンジが、それを緩和し、阿川さんのボーカルで良しとしてしまう。このアルバム、ある意味、「アレンジの勝利」的なアルバムですね。それほど、阿川さんのボーカルに、松岡直也のアレンジがピッタリである。
 
バックの演奏もかなり優れた内容になっていて、阿川さんのボーカルが無くても、十分鑑賞に耐えるインストである。ちなみにパーソネルは、
 
Naoya Matsuoka(arr, key)
Shuichi "PONTA" Murakami(ds)
Yuji Nakamura(b)
Takayuki Hijikata, Akira Wada(g)
Pecker, Martin Wilwerber, Yoichi Mishima(per)
Hidefumi Toki, Takeshi Ito(sax)
Kazumi Takeda, Kenji Nakazawa, Kenji Yoshida(tp)
Michio Kagiwada, Tadanori Konakawa(tb)
 
いや〜、錚々たるメンバーですね。特に、ブラジリアン・ポップの要となるのはドラムとパーカッション。ちなみにドラムは、村上ポンタ秀一さんが担当、パーカッションは、当時の第一人者ペッカーが担当。そりゃ〜出来が良い訳だ。この『Sunglow』、リズム・セクションがとにかく好調で、このリズム・セクションの成功が、この『Sunglow』のアルバムとしての成功につながっている。
 
阿川泰子と言えば、大学時代の親友が大好きで、この『Sunglow』については、繰り返し繰り返し、車の中で聴かされた思い出があります。1970年代の後半から1980年代初頭では珍しい、美女ジャズ・シンガーでしたから、その成熟した「大人の女」の雰囲気に、僕たち、当時の大学生は「やられた」ように思います(笑)。しかし、僕の下宿の部屋に、阿川泰子のでっかいポスターを貼られたのには参った(笑)。
 
本格的なジャズ・ボーカルの様にコッテリせずに、ポップであっさりとフュージョン・ジャズのライトな演奏に乗って唄う感じが、実に良かった。当時は、この『Sunglow』は、朝、起き抜けの一枚だったような記憶があります。『Sunglow』を聴きながら、いきつけの喫茶店で、モーニング・セットを食する。それが、当時、僕たちのお洒落な生活の一部でありました(笑)。今でも、この『Sunglow』は午前中、それも晴れた日の午前中に、良くかけるような気がします。
 
さて、震災についての状況や松和のマスターの周りの様子や気持ちなどは、毎日、出来る限り、Twitterにて、つぶやくようにしました。
  
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    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
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