2022年10月31日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・254

ジャズの裾野は広い。一昨日、ご紹介した様な、最新のジャズ・エレクトロニカもあれば、ハードバップ時代の隠れ名盤もある。どちらも、聴いて楽しい「ジャズ」であり、どちらも、個人的嗜好においては好き嫌いはあるだろうが、客観的に見て、優劣を付けることの出来ない。歴史上、どちらも内容の優れた「ジャズ」である。

Eddie "Lockjaw" Davis & Johnny Griffin『The Tenor Scene』(写真左)。1961年1月6日、NYのミントンズ・プレイハウスでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Eddie "Lockjaw" Davis (ts), Johnny Griffin (ts), Junior Mance (p), Larry Gales (b), Ben Riley (ds)。

豪快なテキサス・テナーのスタイリストの一人、エディー・ロックジョー・デイヴィスと、テナー・リトル・ジャイアント、ジョニー・グリフィンとの2管フロントのクインテット編成。

このライヴ盤、ジャズ盤紹介本やジャズ雑誌の推薦盤に、そのタイトルが挙がることが無いのだが、聴けば、何と実にハードバップらしい、ハードバップの良いところ満載の隠れ好盤である。1961年のライヴ録音なんだが、内容的には、完璧なまでのハードバップな演奏が展開されていて、聴いていて、バリバリにジャズを実感出来て、とても楽しい。
 

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テキサス・テナー・スタイルのロックジョー、リトル・ジャイアントと呼ばれたグリフィン、二人の豪快なテナーがなんとも素敵な響き。そして、この豪快な二人のテナーの「ユニゾン&ハーモニー」そして「テナー・バトル」が凄く良い雰囲気。

これぞ、ハードバップ時代のテナー、って感じの、豪快で迫力抜群、大らかでテクニカル、歌心溢れエモーショナル豊かなテナー。良い。難しい理屈抜きに直感的に「良い」。

バックのリズム・セクションも好調で良い感じ。特に、ピアノのジュニア・マンスが、躍動的でファンキーなピアノをガンガンに弾きまくっている。さすがライヴやなあ。マンスがこれだけバリバリ弾きまくるとは思わなかった。このマンスのピアノに煽られて、鼓舞されて、ロックジョーとグリフィンがテナーを更に吹きまくる。熱気溢れるライヴである。

このライヴ盤、ジャズを聴き始めて、20年目に出会った。ジャズの裾野は広い。長くジャズ盤を探索し、聴けば聴くほど、小粋な盤、隠れ好盤に出会う。そして、それが30年になり、40年になり、ジャズ盤の探索は終わりが無い。全く、ジャズの裾野は広い。いつまた、小粋な盤、隠れ好盤に出会うか判らない。よって、ジャズ盤の探索は止められない。
 
 

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2019年1月21日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・138

ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)は「玄人好み」のテナー・サックス奏者。小柄ながら豪快且つスピード感あふれる演奏をすることから「リトルジャイアント」と呼ばれている。音は大きくテクニックは一流、シャープでスケールの大きい歌心溢れるフレーズを吹き上げる。基本のスタイルは「ハードバップ」。

これだけの個性豊かで正統派なテナーであれば、人気は高いと思われるのだが、何故か日本では人気はイマイチ。グリフィンがニューヨークに出てきた当時(1956年頃)、NYのテナー・サックス界は、若手有望株として、ソニー・ロリンズ、ジョン・コルトレーンが覇を争っていた訳だが、そこに、グリフィンが参入して、当時の評価としては、グリフィン一番、ロリンズ二番、コルトレーン三番の序列。

日本では、このコルトレーン対ロリンズの対決図式で、テナー・サックスの世界が語られることが多かったんで、NYではこの2人より評価の高かったグリフィンが全く日本では無視された格好になった上に、1960年代以降は、グリフィンは欧州に移住しちゃったんで、日本に余計に情報が入ってこなくなって、まったくマイナーな扱いになったんでしょうね。
 

Night_lady

 
Johnny Griffin Quartet『Night Lady』(写真)。1964年2月13日の録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Francy Boland (p), Jimmy Woode (b), Kenny Clarke (ds)。ドイツ(ケルン)での録音。1963年以降、欧州に移住したので、この盤は欧州に移住の1年後の録音になります。グリフィンが、クラーク=ボラン・ビッグ・バンドの中核としてバリバリに活動していた頃のワンホーン作。

この盤はグリフィンのテナーを心ゆくまで堪能出来る好盤である。特にスタンダード曲のグリフィンが魅力的。「Summertime」「Little Man You've Had A Busy Day」「All the Things You Are」のグリフィンのテナーから溢れ出る歌心が聴きもの。速いフレーズもゆったりとしたフレーズも分け隔て無く歌心が溢れ出る。その確かなテクニックと相まって、思わず耳を傾け惹き込まれてしまう。他の3曲も内容は濃く、特にグリフィンのテナーのテクニックの素晴らしさに耳を奪われる。

欧州の移住してからのジョニー・グリフィンのリーダー作には好盤が多い。米国での諸作より欧州での方が、グリフィンの個性と特徴がよても良く表現されていて、良質なジャズ・テナーが体感出来る。その一枚がこの『Night Lady』。録音も良く、是非とも、ジャズ者中堅からベテランの方々に耳を傾けて頂きたいですね。
 
 
 
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2017年11月 6日 (月曜日)

ファンキー・ジャズの隠れ好盤

ファンキー・ジャズは、ハードバップからの派生したサブ・ジャンル、若しくは、ハードバップ後継の演奏スタイルである。1950年代終盤から1960年代前半に、そのスタイルはほぼ確立されている。ブルースや教会音楽(ゴスペル)を基本にした展開が主で、ファンクネス溢れ、アーシーでブルージー、ややスピリチュアルな要素も見え隠れする音世界。

1960年代中盤にはファンキー・ジャズは成熟、1960年代後半には、R&Bとの融合が行われ「ソウル・ジャズ」とも呼ばれた。ソウル・ジャズになると、後続の「クロスオーバー・ジャズ」な要素が強く出てきて、純ジャズな要素は希薄になっていくのだが、ファンキー・ジャズの場合は、まだまだ純ジャズな要素もしっかりと残っていて、意外と聴き応えのある演奏が多い。

例えば、この盤などが好例だと思う。Johnny Griffin & Matthew Gee『Soul Groove』(写真左)。1963年5月の録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Matthew Gee (tb), "Big" John Patton (org - tracks 1, 5 & 8), Hank Jones (p, org - tracks 2-4, 6 & 7), Aaron Bell (b, tuba), Art Taylor (ds), Carlos "Patato" Valdes (cong, bong)。
 

Soul_groove1

 
リトル・ジャイアント・テナー、ジョニー・グリフィン(写真右)とマシュー・ジーのトロンボーン、2管フロントの好盤。グリフィンのテナーはもともとファンクネス濃厚なテナーなので、ファンキー・ジャズにしっかりとフィットする。マシューはテキサス出身の隠れ名手。テキサス・テナーならぬ「テキサス・トロンボーン」である(笑)。音感は力強く、ユーモラスな部分はほどほど、音色の基本は暖かく、じっくり和み系。

このグリフィンのファンクネス溢れる豪放磊落なテナーと力強くはあるが、基本的に暖かくジックリ和み系のマシューのトロンボーンの対比がこの盤の「ミソ」。そして、もう一つ、ハンク・ジョーンズの端正で暖かく和み系のオルガンと、ジョン・パットンの攻撃的で切れ味の良いオルガンとの対比もこの盤の「ミソ」。この2つの対比が、程良くブレンドされて、なかなか聴き応えのあるファンキージャズに仕上がっている。

ファンキー・ジャズの好盤とは言え、こってこてファンキーな演奏では無い。ちょっとサラッとした爽やかな雰囲気が漂うファンキー・ジャズに仕上がっていて、聴いていて実に聴き心地が良い。ジャズ盤紹介本などではほとんど見かけない盤なのだが、これがなかなかの雰囲気で、思わず、ニンマリとしてしまう。ファンキー・ジャズの隠れ好盤ですね。
 
 
 
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2017年4月23日 (日曜日)

グリフィンとドリューの好演

いきなり初夏の陽気が数日続いたと思ったら、天候は不安定になって、昨日から4月上旬の気候に逆戻り。これだけ寒暖の差が激しいと身体がついていかない。我が千葉県北西部地方、今年の春は気候が不順でいけない。

せめてジャズは不順は避けたい。こういう天候不順で体調が優れない時は、鉄板の「ハードバップ」な演奏が良い。ハードバップとはいえ、1950年代後半から1960年代前半の伝統的なハードバップでは無く、1980年代の「純ジャズ復古」以降の洗練され尽くしたハードバップが安心で良い。しかし、そんなアルバムあったっけ?

Johnny Griffin Quartet feat. Kenny Drew『Catharsis』(写真左)。1989年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Kenny Drew (p), Jens Melgaard (b), Ole Steenbert (ds)。リトル・ジャイアント、ジョニー・グリフィンのカルテット。ベースとドラムは、ごめんなさい、僕は知りません。しかし、ピアノには大ベテラン、ケニー・ドリューが座る。
 

Catharsis_1

 
録音場所はコペンハーゲン。といって、スティープルチェイスの本拠地モンマルトルでは無い。しかし、音の雰囲気は確かに北欧。欧州ジャズらしい、スッキリとしてはいるが、音に芯の入った切れ味の良いもの。グリフィンの豪快で切れ味の良いテナーが心地良く響くところが良い感じ。

アルバム全体の演奏は明らかに「ハードバップ」。モーダルなアドリブ・ラインもあるが、全体の傾向は明らかに伝統的はハードバップ。エネルギッシュでパワフルなグリフィンのテナーが素晴らしい。加えて、そんなグリフィンに呼応するように力の入ったバップ・ピアノを披露するケニー・ドリューも聴きものだ。グリフィン〜ドリューの掛け合い、アドリブの応酬。

僕は知らないとしたドラムとベースも堅調。しっかりとリズム&ビートの底を支えています。1980年代後半、二人のレジェンド(グリフィンとドリュー)が、これだけ洗練し尽くされたハードバップを演奏していたとは、ちょっと驚きです。当時のグリフィン・カルテットの実力の高さが窺い知れます。
 
 
 
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2015年6月 2日 (火曜日)

70年代のグリフィンをもう一丁

1970年代のジョニー・グリフィンのアルバムを「もう一丁」ご紹介する。今度はライブ盤。場所は北欧。そう、デンマークのコペンハーゲンである。当時、グリフィンは渡欧していた。そんな渡欧時代のライブ盤である。

Johnny Griffin『Blues for Harvey』(写真)。1973年7月、デンマークはコペンハーゲンのジャズハウス「モンマルトル」でのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Kenny Drew (p), Johnny Vinding (b), Ed Thigpen (ds)。グリフィンのテナー一本のワンホーン・カルテットである。

これがまあ、リトル・ジャイアント=ジョニー・グリフィンの豪快なブロウを心ゆくまで楽しめる、素晴らしいライブ盤なのだ。リリース元は「SteepleChaseレーベル」。スティープルチェイスのアルバムには、このデンマークはコペンハーゲンのジャズハウス「モンマルトル」でのライブ録音が多い。この『Blues for Harvey』もそんな中の一枚である。

冒頭の「That Party Upstairs」を聴けば、このライブ盤の魅力が瞬時に把握できる。ジョニー・グリフィンの切れ味良く、力感があって小気味良いテナーがむっちゃ格好良い。ダンディズム溢れる豪快かつ端正なブロウだ。演奏の基本は思いっきりハードバップ。時は1973年。米国ではロックの嵐が吹き荒れ、ジャズはクロスオーバー・ジャズとフリー・ジャズを核とした激動期。

当時、米国で思いっきりハードバップな演奏はなかなかうけることが無かったと思う。しかし、この北欧のコペンハーゲンでは違う。ハードバップがうけにうける。欧州であるが故の「うけるハードバップ」。グリフィンの渡欧は正解だった。北欧のコペンハーゲンでハードバップでファンキーなテナーの咆哮。グリフィンの面目躍如である。
 

Blues_for_harvey

 
1973年という時代、米国のジャズ・シーンはクロスオーバー・ジャズとフリー・ジャズが台頭、伝統的なハードバップ・ジャズは片隅に追いやられつつあった。

このモンマルトルでのグリフィンのブロウを聴いていても、そんな米国ジャズのトレンドが垣間見える。時々、アブストラクトでフリーキーなフレーズに展開することがあるし、コルトレーン・ライクなモーダルな展開も見え隠れする。

それでも基本はハードバップ。サイドメンも良好。ケニー・ドリューのピアノはファンキーで品が良いし、ヴィンディングのベースは堅調、シグペンのドラムは堅実だ。スティープルチェイス御用達のリズム・セクションである。

ところどころで、ベースとドラムの長いソロが繰り広げられるのにはちょっと閉口するが、ほぼノーカットが基本、変に編集の入らないのスティープルチェイスのライブ盤。これはこれで素直で正直なライブの記録ということで我慢我慢である。まあテクニック豊かなソロ・パフォーマンスなので、聴き続けるには飽きが来なくて良い。

良いライブ盤です。グリフィンのテナーを堪能できます。アルバム・ジャケットの当時の洒落たサングラスをしたグリフィンの顔のアップも、意外とジャズしていて良好です。
 
 
 
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2015年6月 1日 (月曜日)

ジョニー・グリフィンの帰還

僕はジョニー・グリフィンというテナー・マンが好きだ。ニックネームは、小柄でありながら力強いテナーを吹くということで「リトル・ジャイアント」。確かに、ジョニー・グリフィンのテナーは切れ味良く、力感があって小気味良い。

僕はこの魅力的なテナー・マン、リトル・ジャイアントとの初めての出会いはこのアルバムだった。Johnny Griffin『Return Of The Griffin』(写真)。1978年10月17日の録音。Ray Drummond (b), Keith Copeland (ds), Ronnie Mathews (p), Johnny Griffin (ts)。 

まず、このアルバムのジャケット・デザインが良い。大好きだ。アメリカンな鷲のイラストが大きくデ〜ンと控える。鷲じゃないのか。想像の怪獣グリフォンか。グリフォンとグリフィンとかけているのか。うむむ、ちょっと無理があるなあ。

何処から見てもこれは「米国」である。「ジャズ」である。このジャケット・デザインから、小柄でありながら力強いテナーを吹く「リトル・ジャイアント」を想起する。

冒頭の「Autumn Leaves」が良い。マイナーで情緒的な曲をアップテンポでグイグイ行く。グイグイ引っ張る引っ張る。切れ味良く、力感があって小気味良い。名手ロニー・マシューズの達者なピアノと、レイ・ドラモンドの堅実ベース、キース・コープランドの味のあるドラムをバックに、ガンガンすっ飛ばす。これぞグリフィンという名演。
 

Return_of_the_griffin

 
2曲目の「When We Were One」は、打って変わって、情緒的なバラード演奏。こういうバラード演奏もグリフィンは得意中の得意。夜の静寂の雰囲気。1曲目のアップテンポな曲とのコントラストが良い。

僕はこの冒頭の2曲だけで、このアルバムにゾッコンである。3曲目の「A Monk's Dream」も良い。グリフィンはセロニアス・モンクの楽曲を吹きこなすのが上手い。モンクの楽曲の幾何学的展開を鼻歌を歌うように軽やかに力強く吹きこなしていく。良い感じだ。惚れ惚れする。

ヨーロッパに移住していたリトル・ジャイアント=ジョニー・グリフィンが米国ジャズ・シーンへのカムバックを遂げた好盤。1978年と言えば、フュージョン・ジャズ全盛期真っ只中。そんなところに、グリフィンのメインストリーム・ジャズ。どうだったんだろう、当時のグリフィン・カムバックの評価は。

今となってはそんなことは気にならない。この『Return Of The Griffin』には、グリフィンのテナーの魅力満載である。グリフィンの代表作の一枚に数えられる好盤であることは間違い無い。愛聴盤である。

最後に、今から37年前、ジャズ者初心者駆け出しの僕に、居抜きでこの『Return Of The Griffin』を紹介してくれた、例の「秘密の喫茶店」のママさんには感謝したい。ジャズの楽しさ、グリフィンの素晴らしさ、を思いっきり体験させていただいた。このアルバムがあって、今のジャズ者の僕がある。
 
 
 
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2014年12月 4日 (木曜日)

初期の傑作、グリフィン入門盤です

歌心満点のテナーマン、Johnny Griffin(ジョニー・グリフィン)。彼は1928年4月の生まれで、2008年7月に鬼籍に入っているので、満80歳の生涯を過ごしたことになる。ハードバップ全盛の1950年代後半は、グリフィンは20歳台後半のジャズメンとして、若さ溢れるバリバリの頃。確かに良い演奏が多々残っている。

そんなハードバップ全盛時代のジョニー・グリフィンの数あるリーダー作の中で、このアルバムはピカイチの内容である。そのアルバムとは、Johnny Griffin『The Congregation』(写真左)。「ザ・コングリゲーション」と読む。意味は「教会に集まった人々、信徒」。Andy Warhol(アンディ・ウォーホル)のイラストの洒落たジャケットが粋な、グリフィンの初期の名盤である。

ブルーノートの1580番。1957年10月の録音になる。グリフィンは29歳。ジャズメンとして若さ溢れるバリバリの頃。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Sonny Clark (p), Paul Chambers (b), Kenny Dennis (ds)。活きの良いリズム・セクションを従えた、グリフィンのワンホーン作品である。

冒頭のタイトル曲「The Congregation」を聴けば、このアルバムは良い、と直ぐに感じる。グリフィンの歌心満点のテナーが、小唄を悠然と唄うように、豪快でテクニック溢れる、説得力のあるテナーを吹き上げて行く。余裕綽々のテナー、ユーモアを隠し味の様に漂わせながら、ポジティブなブロウが繰り広げられる。
 

Johnny_griffin_the_congregation

 
トータルの収録時間が約30分程度とちょっと短めだが、アルバムに収録された6つの曲はそれぞれ、充実した内容で全く飽きない。延々と繰り返し聴いても全く飽きない、「リトル・ジャイアント」とあだ名された、グリフィンの説得力のある、しっかりとした端正で歌心あるブロウが印象深い。

自作曲も、ミュージシャンズ・チューンの曲も、スタンダード曲もいずれも、とにかく出来が良い。上質のハードバップを聴く事が出来る。ピアノのソニー・クラークが効いている。グリフィンの唄うテナーのバックに回っている時も、前面に出てソロをとる時も、クラークのピアノ音がファンクネスを漂わせつつ、跳ねるように展開する。これが効いている。

チェンバースのベース、デニスのドラムが堅実で、グリフィンのブロウをしっかりとサポートする。安心感溢れる、信頼のリズム・セクション。五月蠅く耳につくこと無く、しっかりとサポートに徹するリズム・セクションは「名盤の基本条件」。安定感のあるリズム&ビートは、フロントのグリフィンを穏やかに鼓舞する。

2014年11月18日のブログ(左をクリック)でご紹介した『The Kerry Dancers(ザ・ケリー・ダンサーズ)』と併せて、この『The Congregation』は、グリフィン入門盤として最適。ジョニー・グリフィンのテナーとは如何なるものか、がバッチリと判ります。とにかく、ジャズ・テナーの良いところが、楽しく体験できます。
 
 
 
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2014年11月26日 (水曜日)

ジャズメンは初リーダー作で決まる

ジャズメンの個性や特質は初リーダー作を聴けば良く判る。初リーダー作で個性や特質について印象に残らないジャズメンは生き残ることは出来ない。ジャズメンに大切なのは個性であり特質である。ジャズメンは「個人商店主」なのだ。ジャズメンは「個」の力が絶対である。

ロックバンドの様に、ルックスや音楽性に着目してレコード会社がデビューさせてくれて、グループで練習を積んで経験積んで、アルバムを重ねて個性が形作られ、特徴が出てくるといったゆるやか感じでは、ジャズの世界では生きてゆけない。ロックは「グループ」で勝負するが、ジャズは「個」で勝負する。

ロックの世界ではファーストアルバムって、意外と代表作にはならない。第2作目から第3作目に代表作が来ることが多い。しかし、ジャズの世界では、ジャズメンの個性と特質については、絶対に初リーダー作だ。初リーダー作で表現された個性と特質は、一生、そのジャズメンの個性であり特質である。

例えば『Johnny Griffin』(写真左)。小柄な体格ながら豪快に吹き上げるテナーが個性のジョニー・グリフィンが、地元シカゴで録音した記念すべきデビュー作。1958年のリリース。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Junior Mance (p), Wilbur Ware (b), Buddy Smith (ds)。
 

Johnny_griffin_jg

 
この初リーダー作にして、ジョニー・グリフィンの個性が全開である。さすがに少し硬さを感じるものの、豪快に余裕を持って吹き上げるテナーはジョニー・グリフィンそのもの。冒頭の「I Cried For You」を聴くだけで、このテナーはグリフィンと判る。それほどまでに、この初リーダー作に、グリフィンの個性と特質がギッシリと詰まっている。

初リーダー作なんで、まだユーモアを交えて余裕綽々というブロウでは無いが、初々しくて溌剌としていて、豪快に吹き上げるテナーはまさに「リトル・ジャイアント」。栴檀は双葉より芳し、というが、優れたジャズメンは皆そんなものだ。優れたジャズメンは「初リーダー作」より個性と特質が芳し、である。

グリフィンがNYに出る直前のシカゴでの録音とのことだが、内容的にはしっかりとハードバップしていて聴き応えがある。シカゴの録音ではあるが、ピアノのジュニア・マンス、ベースのウィルバー・ウェア、ドラムのバディ・スミスと充実のリズム・セクションがバックに控えて、実に内容の濃いハードバップ演奏が展開されている。

良いアルバムです。グリフィンを愛でるには、この初リーダー作はマストアイテムでしょう。ちなみに、この盤のジャケットは『カンガルー・スプリットパック』とかで言う真ん中から左右に分かれる変則ジャケットです。僕は紙ジャケで再現されたジャケットを持っていますが、扱いにくいことこの上無しです(笑)。LPサイズではもっと扱いにくかったんだろうなあ(笑)。

でも、この変則ジャケットも個性と言えば個性。ジョニー・グリフィンの初リーダー作は内容からジャケットまで充実の一枚です。
 
 
 
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2014年11月18日 (火曜日)

余裕綽々でジェントルなグリフィン

Johnny Griffin(ジョニー・グリフィン)は歌心満点のテナーマンである。テクニックもかなりのものがあり、テナーマンとしては一流。ジョン・コルトレーンと比較しても遜色の無いレベルである。歌心という点では、ジョン・コルトレーンの上をいくのではないか、と感じている。

その歌心満点のグリフィンを堪能出来るアルバムが、Johnny Griffin『The Kerry Dancers』(写真左)。1961年12月と1962年1月の録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Griffin (ts), Barry Harris (p), Ron Carter (b), Ben Riley (ds)。グリフィンのワン・ホーン作。グリフィンのテナーが心ゆくまで楽しめる。

収録全8曲中、半分の4曲がトラディショナル・ナンバーという面白い選曲。1曲目のタイトル曲「The Kerry Dancers」はアイルランド民謡。2曲目の「Black Is the Color of My True Love's Hair」は米国南部の民謡。4曲目が「The Londonderry Air」は、別名「Danny Boy」で知られる、これまたアイルランド民謡。7曲目の「Hush-a-Bye」は米国の子守歌。

このトラディショナル・ナンバーを吹き上げていくグリフィンが良い。良く回る指、溢れる歌心、ハッキリとしたポジティブな音。そんなグリフィンのブロウが実に良い。グリフィンのテナーの個性は「良く回る指、溢れる歌心、ハッキリとしたポジティブな音」に尽きる。
 

The_kerry_dancers

 
トラディショナル・ナンバーを吹くグリフィンを聴いていて、グリフィンのブロウには独特の「ユーモア」もあると感じる。溢れる歌心と相まって、楽しく聴ける「ユーモア」。このアルバムでのグリフィンのテナーはポップであり、キャッチャーである。

しかも、このアルバムでのグリフィンのプレイは柔和で穏やかだ。全編に渡って肩の力が抜けた柔和で穏やかなブロウ。これが、このアルバムの一番の魅力。

バリー・ハリスのピアノ、ロン・カーターのベース、ベン・ライリーのドラム。この珍しい組合せのリズム・セクションも一味違ったハードバップな響きが良い。この組合せは誰の発想だろうか。ハリスのバップなピアノに、新主流派の新しい響きが個性のロンのベース、そして、堅実実直なライリーのドラミング。新旧の感性をミックスしたリズム・セクションがこのアルバムに新鮮な雰囲気を流し込んでるようだ。

グリフィンの個性であるアグレッシブさとハイテクニックを封印して、余裕綽々、ジェントルなグリフィンがこのアルバムの中にいる。歌う様なテナーは、穏やかでウォーム、エッジは丸く、全体の雰囲気は「ふくよか」。そんなテナーが大活躍、ポップなアルバムに仕上がっていて、ジャズ・テナー入門に「うってつけ」。良いアルバムです。
 
 
 
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2014年10月29日 (水曜日)

グリフィンを再確認する時に聴く

最近、ジョニー・グリフィン(Johnny Griffin)を聴き直している。シカゴ生まれのサックス奏者。1928年4月生まれ。2008年7月、満80歳で惜しくも鬼籍に入った。ニックネームは「リトル・ジャイアント」。グリフィンの身長は170㎝弱で、米国の中では低い方。そんな低い方の背丈で、ダイナマイトの様な大きな音、凄まじいばかりの早吹きテクニックを披露する。ということで、ニックネームは「リトル・ジャイアント」。

グリフィンのテナーは、音は大きく大らか。そして、テクニックは優秀。その速弾きは凄まじいばかり。明朗で明快に吹き上げるテナーはグリフィンの個性。しかし、日本ではあまり人気が無い。

日本ではジャズ・テナーと言えば、コルトレーン、そして、ロリンズ。譲ってモブレー。グリフィンは人気がないなあ。でも、グリフィンのテナーは、コルトレーンを凌駕することは無いにせよ、コルトレーンと同等の力量を持つ。しかもコンスタントにその実力を発揮する、アベレージ・ヒッターである。

そんなグリフィンのテナーの力量が体験出来るアルバムがある。Johnny Griffin『A Blowin' Session』(写真左)。1957年4月の録音。ブルーノートの1559番。スタンダード曲が2曲、グリフィンのオリジナル曲が2曲。グリフィンのリーダー作だけあって、グリフィンが吹きやすい曲を選んでいる。

パーソネルは、Johnny Griffin (ts), John Coltrane (ts), Hank Mobley (ts), Lee Morgan (tp), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Art Blakey (ds)。グリフィン含めて、コルトレーン、モブレーとテナーが3人いる。そう、このアルバムは、テナー3人のテナー・バトルがメインのアルバム。
 
 
A_blowin_session
 
 
このアルバムを聴けば、グリフィンのテナーは、まず、コルトレーンと比較して、コルトレーンを凌駕することは無いにせよ、コルトレーンと同等の力量を持つことが良く判る。特に、テクニックはコルトレーンと同等、若しくはコルトレーン以上。特に速吹きは凄い。

このアルバムを通して、グリフィンのテナーを知って欲しい、愛でて欲しい。そんなプロデューサーのアルフレッド・ライオンの気持ちが良く判る。テクニックはコルトレーン以上だよ、って、ライオンは教えてくれているようだ。歌心もあるよ、明朗でユーモラスもあるよ、良いテナーだよ、って、ライオンの親心がビンビンに伝わって来る。

このアルバムはグリフィンをアピールする「比較広告」の様なアルバム。コルトレーンとモブレーには悪いが、このテナー3人のテナー・バトルについては、グリフィンの圧倒的勝利である。逆に、コルトレーンとモブレーは、その場面場面によって、出来不出来の差があるんやなあ、なんてことに気が付いたりする。

そして、溌剌としたトランペットに耳を奪われる。誰だこれ。そう、若かりし頃のリー・モーガンである。加えて、3人のテナーを、それぞれの個性に合わせて鼓舞するブレイキーのドラミングも見事。あれ、ピアノは誰だっけ。そう、ウィントン・ケリーだった。このアルバムでは、ケリーはちょっと地味な存在。

グリフィンって良いな〜、って思う。このアルバムって、グリフィンの「比較広告」の様なアルバム。この盤でグリフィンを愛でることにはならないけれど、グリフィンを知ること、グリフィンとは「お近づき」にはなります。何度も聴きかえすアルバムでは無いけれど、グリフィンを再確認する時に聴くと効果抜群のアルバムです。
 
 
 
★ 震災から3年7ヶ月。決して忘れない。まだ3年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 
 
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