2021年10月11日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・221

1970年代に、メインストリームな純ジャズのアルバムをリリースした人気の「パブロ・レーベル」。ベテラン・ジャズマンを中心に起用していたので、口の悪いジャズ者の方々からは「昔の名前で出ています的な、懐メロ・ジャズ」と揶揄されていたが、どうもそれは「偏った」評価だったようである。

Count Basie & Big Joe Turner『The Bosses』(写真左)。1973年の作品。ちなみにパーソネルは、Big Joe Turner (vo), Count Basie (p, org), Ray Brown (b), Louie Bellson (ds), Irving Ashby (g), Eddie "Lockjaw" Davis, Zoot Sims (ts), J.J. Johnson (tb), Harry "Sweets" Edison (tp)。

フロントが4管にギター入り、老舗ビッグバンドの総帥、カウント・ベイシーのリズム・セクションのセプテット編成。この渋くて豪華なセプテットをバックに、米国カンサスシティ出身のブルース・シンガー、ビッグ・ジョー・ターナー(写真右)が、とことんブルージーな歌唱を披露する。カウント・ベイシーとビッグ・ジョー・ターナーがカンサスシティ出身繋がりでのこのセッションだと思うが、この組合せ、パブロ・レーベルならでは、である。
 

The-bosses-basie-turner

 
ビッグ・ジョー・ターナーは1911年生まれだから、この盤の録音時は62歳、カウント・ベイシーは1904年生まれなので、この盤の録音時は69歳。両者とも豊富な実績を誇るレジェンド級の大ベテラン。この盤でも、余裕と個性が溢れんばかりのセッションを繰り広げている。ブルースとジャズのコラボは「ありそうで余り無い」。ブルース好きのジャズ者には堪らない雰囲気であり、音世界である。

ビッグ・ジョー・ターナーのパワフルなシャウトスタイルは「ボス・オブ・ブルース」とと呼ばれるだけあって、堂々とした、風格あるブルースを聴かせてくれる。カウント・ベイシーのピアノはシンプル。シンプルだが間の取り方とフレーズの流し方が絶妙で、聴いていて「なんて伴奏上手なピアノなんだ」と感心してしまう。フロント4管はハードバップ期からのベテラン名手ばかりで、良い感じのユニゾン&ハーモニーを聴かせてくれる。

ブルースとジャズのコラボなので、そのアーバンなブルース感とジャジーなスイング感は半端無い。リズム・セクションが「ジャズ」で、ボーカルが「ブルース」なので、ブルース感覚が限りなく濃厚なメインストリーム・ジャズという趣きがとても良い。聴いていて、ブルース好きにとって、とても楽しい雰囲気が満ちてくる。ほとんど紹介されることの無い盤であるが、この盤、ブルースとジャズの「融合盤」として、十分に評価出来る内容である。
 
 
 
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2021年9月21日 (火曜日)

エラの聴いて楽しめるライヴ盤

Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)は、女性ジャズ・ボーカリストのレジェンド中のレジェンド。1935年、18歳の若さで、デッカ・レコードより、レコード・デビュー。1956年に、ノーマン・グランツのレコードレーベルであるヴァーヴ・レコードと契約。伝説の「8枚のソングブックアルバム」をリリース。1972年から、パブロ・レーベルに移籍。後期〜晩年の優秀盤を録音している。

僕がジャズを本格的に聴き始めた頃(1970年代後半になるのだが)、エラについては、我が国のジャズ者の方々は手厳しくて、「全盛期は1950年代。全盛期を過ぎた1970年代のエラは大した事は無い。声も出ていない、迫力も無い。パブロから出てるアルバムは皆、懐メロ的なものばかり。あれを聴いて楽しめるのは、ロートルのジャズ爺だけじゃないか」なんて酷い評価を受けていたものだ。

Ella Fitzgerald『Ella In London』(写真左)。1974年4月11日、英国ロンドンのジャズ・スポット「Ronnie Scott's」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Ella Fitzgerald (vo), Tommy Flanagan (p), Joe Pass (g), Keter Betts (b), Bobby Durham (ds)。エラのボーカルがメイン、トミー・フラガナンのトリオ+盟友ジョー・パスのギターがバックに控える。
 

Ella-in-london_ella-fitzgerald

 
冒頭「Sweet Georgia Brown」から、エラは快調に唄いまくる。力が程好く抜けて、リラックスした歌唱は実に良い感じ。しかも、ガーシュイン物、コール・ポーター物はさすがに手慣れたもの。やっぱり上手いよ、エラは。やっぱりスタンダード曲を唄わせたら最高やね。6曲目には、R&Bシンガーにも好んでカバーされるキャロル・キングの名曲「"You've Got a Friend」を唄っている。これも良い味出している。

バックのリズム・セクション+ギターも快調。特に、ピアノのトミー・フラナガンとギターのジョー・パスは「伴奏上手」で鳴らした超一流のジャスマン。機微をシッカリ心得て、エラの歌唱にピッタリと寄り添う。そして、ボビー・ダーハムのドラムが、これだけ繊細に硬軟自在に、ボーカルのバックにしっくりと填まるとは思わなかった。良好なリズム隊に恵まれたボーカリストはその実力を遺憾なく発揮する。

良い女性ボーカル盤です。ジャズ・ボーカルの歴史にその名を留めるような名盤では無いが、聴いていてゆったりと楽しめる、長年に渡ってリピートする「隠れ好盤」だと思います。聴いていて疲れない、心地良くスッと耳に入ってくる。ボーカル物ってそれが一番大切な要素じゃないかなあ、なんて、歳を重ねた結果、思うようになりました。
 
 
 
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2021年9月 6日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・217

Dizzy Gillespie『Dizzy's Big 4』(写真)。1974年9月 17&19日の録音。パブロ・レーベルの2310-719番。ちなみにパーソネルは、Dizzy Gillespie (tp), Joe Pass (g), Ray Brown (b), Mickey Roker (ds)。ピアノレスの、代わりにギターが入った、トランペット1管フロントの「ワンホーン・カルテット」。

それまでにありそうで無かった、というか、1950〜60年代では無かったであろうカルテット編成。リーダーのディジー・ガレスピーはビ・バップの生みの親の1人。テクニック&歌心に秀でたレジェンド級のトランペッター。1950〜60年代は、主力レーベルのハードバップのセッションに顔を出すことは殆ど無く、ビッグバンドの主宰など、我が道を往く活動だった。

職人ギターのジョー・パスと職人ベーシストのレイ・ブラウンは、米国西海岸ジャズの範疇での活動がメイン。東海岸ジャズのメンバーが西海岸にやって来れば、他流試合セッションを繰り広げたりするが、基本、東海岸ジャズとのメンバーの恒常的な交流は無かった。職人ドラマーのミッキー・ローカーは、東海岸ジャズのサイドマン活動がメイン。当然、西海岸ジャズとの交流は無い。

この盤のパーソネル、パブロ・レーベルならではのブッキングと言える。ノーマン・グランツに対する信頼とグランツ自身の卓越したプロデュース能力の賜だろう。ビ・バップの生みの親、レジェンドのトランペッターをフロントに、バックにギター・トリオを配置した、極上のハードバップ・セッションが繰り広げられている。
 

Dizzys-big-4

 
録音当時、ガレスピーは57歳。ブラウンは48歳、パスは45歳、ロッカーは42歳。ガレスピーは年齢的に充実のベテラン、バックのギター・トリオは、働き盛りの中堅。メンバーの年齢的にも「油が乗りきって充実した」、今を振り返ると、いずれも「レジェンド級」のジャズマンが集まっているのだ。平凡な演奏になる訳がない。

ガレスピーのトランペットは緩急自在、硬軟自在。つぶやくようなブロウ、一転して火を吹くようなブロウ、強烈にダイナミックに吹き上げるトランペットはガレスピーならでは個性。それでいて、出てくるフレーズはコッテコテにジャジーでブルージー。耳にもたれることは無いし、マンネリに陥ることも無い。さすが「レジェンド級」のトランペッター。

バックを司るギター・トリオも実に味がある。一言で言うと「職人芸」。高度なテクニックを駆使しつつ、流麗で味のある「粋な」フレーズを積み重ねて、とっても小粋なバッキングを繰り広げる。ガレスピーのトランペットを引き立てることはもとより、このバックのギター・トリオの妙技だけでも、とことん楽しむことが出来る。聴き応えのあるギター・トリオ。

ブルース・フィーリング溢れる「ガレスピーのベテラン期の佳作」。この盤の演奏には「ジャズとしての新しさが皆無」と揶揄する向きもあるが、21世紀の今の耳で聴き直すと、熟練、成熟のハードバップ、正統なモダン・ジャズな演奏がこの盤に詰まっていると思う。隠れ名盤の一枚として再評価したい。
 
 
 
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2021年9月 2日 (木曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・93

昨日も書いたが、パブロ・レーベルには、ハードバップ時代には無かった編成やメンバーのカップリングが多数ある。加わて、この人がこんな編成の演奏するの、とビックリする企画ものもある。昨日のデューク・エリントンのピアニストとしての個性に焦点を当てたアルバムもそのひとつ。で、今日は「カウント・ベイシー」である。

The Count Basie Trio『For the First Time』(写真)。1974年5月22日の録音。ちなみにパーソネルは、Count Basie (p), Ray Brown (b), Louie Bellson (ds)。パーソネルをよくよく見れば、昨日のデューク・エリントンのピアノ・トリオ+ギターのベースとドラムがそのままスライドして採用されている。パブロの総帥プロデューサーのノーマン・グランツのプロデュースの観点が何となく見て取れる。

カウント・ベイシーは、ご存じ、伝説のビッグバンド「カウント・ベイシー楽団」の総帥リーダー。ダイナミックで分厚いアンサンブルが身上のビッグバンドだが、このビッグバンドのリーダーのカウント・ベイシーのピアノが、音数の少ない、間を最大限に活かした、まるで「侘び寂び」を反映した様な、ビッグバンドの音は正反対の音世界になっているのだから、ジャズは面白い。
 

For-the-first-time

 
本当に音数の少ないピアノである。間を最大限活かしているが、大丈夫か、と心配になるくらいに音数が少ないフレーズが出てくる。そのフレーズは「スイング」が基調。独特なスイング感とリズム感は、カウント・ベイシーのワン・アンド・オンリーなもの。これだけ音数の少ないピアノは他に無い。マイルスがその音数の少なさとクールな使い回しで着目した「アーマッド・ジャマル」よりも音数が少ないから凄い。

そして、ベイシーのオルガンがクールで粋。ファッツ・ウォーラーに教わったというスタイルらしいのだが、ロングトーンを活かした、ディープで、ブルージーな雰囲気を増幅して聴かせるスタイル。実に味わい深く、従来のジャズ・オルガンとは全く違うスタイルで最初は戸惑うが、何回も聴き重ねるにうちに、その味わいがジンワリと染みてきて癖になる。

録音年の1974年と言えば、ジャズの世界ではフュージョン全盛期に向かう頃。そんな電気楽器&8ビートなジャズが台頭する中、こんなに玄人好みの渋いピアノ・トリオがリリースされていたことに、パブロ・レーベルの企画力と懐の深さ、そして、メインストリームなジャズ・レーベルとしての矜持をビンビンに感じる。ピアノ・トリオの隠れ名盤だと思います。
 
 
 
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2021年9月 1日 (水曜日)

デューク・エリントンのピアノ

パブロ・レーベル。「昔の名前で出ています」的だの、昔の終わったジャズマンを集めた「懐メロジャズ」だの、我が国ではあまり評判は良くなかった。が、アルバムをちゃんと聴けば判るが「そんなことは無い」。平均的に「内容の整ったメインストリームな純ジャズ」のオンパレードで、聴いていて楽しいジャズばかりである。

しかも、ハードバップ時代には無かった編成やメンバーのカップリングが多数あって、パブロ・レーベルの諸作については、1970年代の「ネオ・ハードバップ」的な優秀作の宝庫と言えるでは無いか、と思っているくらいだ。21世紀になった今、パブロ・レーベルについては再評価をすべきだろう。聴いて楽しい録音が多数、存在する。

Duke Ellington『Duke's Big Four』(写真左)。1973年1月8日の録音。パーソネルは、Duke Ellington (p), Joe Pass (g), Ray Brown (b), Louie Bellson (ds)。ビッグバンドの総帥レジェンド、デューク・エリントンがピアニストとしてリーダーを張り、ギター入りのカルテット編成での録音。ピアノのエリントン、ベースのブラウン、ギターのパス、ドラムのベルソン、いずれもレジェンド級のビッグネーム。
 

Dukes-big-four_1

 
ビッグバンドの総帥かつ作曲家のエリントンのピアノは流麗でメロディアスなピアノを想起するのだが、どうして、そんな流麗なイメージとは正反対。硬質なタッチでアグレッシブ。フレーズも先進的で時に前衛的。あくまでコードがベースの旧来のスタイルだが、間を活かした、音を選んだ右手のシングル・トーンは典雅。左手のブロックコードが穏やかでは無い、硬質な打ち下ろす様な、少し不協和音な響きを宿したマイナーなブロックコード。

エリントンはジャズ界最大のレジェンドの1人。そんなエリントンがピアノを弾くのだ。それをサポートするベース、ギター、ドラムは、それはそれは神妙に慎重にサポートしている様が良く判る。ブラウンのベースは往年の骨太でソリッドで歌心溢れるベースだが、エリントンの邪魔は絶対にしない。エリントンのピアノのイメージと被ることは全く無い、パスのギターは力強く流麗。ベルソンは洒脱なドラミングでエリントンのピアノにピッタリ寄り添う。

滋味溢れる、他に無い、エリントン独特のジャズ・ピアノ演奏がこの盤に記録されている。ハードバップ期のファンクネスを漂わせた、躍動感溢れるインタープレイとは一線を画した、ファンクネスを奥にしまい込みつつ、コードの妙によって「黒い情念」を表現し、間を活かした演奏で、そのイメージを増幅するという、意外ととんでもないピアノ・トリオ+ギターの演奏がここにある。1970年代のパブロ・レーベルを侮ってはならない。
 
 
 
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2021年8月27日 (金曜日)

バリバリ弾きまくるトリオ盤

パブロ・レーベルのアルバムを、カタログを追って聴き直している。パブロ・レーベルは、1973年、ノーマン・グランツによって設立されたジャズ・レーベルである。リリースするアルバムは全て「純ジャズ」。演奏するメンバーは、レジェンド級のジャズメンがメイン。従来のハードバップな演奏がメインで、当時は「古いジャズ」と揶揄され、パブロ・レーベルって、我が国ではあまり人気が無かった記憶がある。

Peterson, Pass, Pedersen『The Trio』(写真左)。1973年5月16-19日、米国シカゴの「ロンドン・ハウス」でのライヴ録音。パブロ・レーベルの栄えある第1弾(701番)。ちなみにパーソネルは、Oscar Peterson (p), Joe Pass (g), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b)。ドラムレス、代わりにギターが入った、オールドスタイルの「ピアノ・トリオ」編成での演奏になる。

レジェンド中のレジェンド、圧倒的テクニックとスイング感を誇る「鍵盤の皇帝」ピーターソンのピアノ、燻し銀ヴァーチュオーゾなパスのギター、そして、驚異的テクニックと骨太でソリッドな音色で圧倒するペデルセンのベース、このレジェンド級一流ジャズメン3人で固めたトリオ演奏。ドラムが無い分、3者3様のメロディアスなアドリブ・フレーズを聴き込むことが出来る。
 

The-trio-petersonpass-pedersen

 
冒頭の「Blues Etude」の演奏が始まると同時にビックリする。超高速フレーズの嵐。圧倒的テクニックを誇るピーターソンが、そのテクニックを最大レベルに上げて、超高速フレーズをバリバリに弾きまくる。ギターのパスは速弾きフレーズと高速カッティングで応戦、そして、一番ビックリするのはペデルセンのベース。超高速ピアノ、ギターを向こうに回して、超高速ウィーキング・ベースで対応する。

これって、1970年代における「ビ・バップ」な演奏である。1960年代後半、聴き手に迎合して「聴き易さ」という大衆性に重きを置いたが故に、純ジャズは聴き込む楽しみが半減した。ジャズマンの演奏テクニックや機微、つまり「芸術性」を楽しむ面が半減した訳だが、この盤では冒頭の1曲目でこのジャズの「芸術性」を楽しむ、ビ・バップな演奏が展開される。聴衆のそのテクニックを存分に楽しんでいる様子が良く判る。

三者三様の速弾きだけで無い、ゆったり寛ぐブルース演奏もあり、さすがハードバップ期の先頭集団を走ってきた強者達、じっくりと純ジャズな演奏も楽しませてくれる。縦横無尽、硬軟自在、緩急自在にスイングする様は見事。やっぱり純ジャズって良いなあ、という想いを思い出させてくれる。今の耳で聴くパブロ・レーベル、なかなかのものである。
 
 
 
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2021年8月24日 (火曜日)

エラとパスの小粋なデュオ盤

パブロ・レーベルは、元ヴァーヴのオーナー、ノーマン・グランツによって、1973年に設立された。クロスオーバー〜フュージョン・ジャズ流行の時代に、レジェンド級のジャズマンを集めて、純ジャズのアルバムをリリースし続けた、骨のあるレーベルである。僕がちょうどジャズを本格的に聴き始めた頃、純ジャズ系のアルバムが入手し易いレーベルの1つだった。

1970年代での評価については、「昔の名前で出ています」的だの、昔の終わったジャズマンを集めた「懐メロジャズ」だの、我が国ではあまり評判は良くなかった。が、アルバムをちゃんと聴けば判るが「そんなことは無い」。平均的に「内容の整ったメインストリームな純ジャズ」のオンパレードで、聴いていて楽しいジャズばかりである。

Ella Fitzgerald & Joe Pass『Take Love Easy』(写真)。1973年8月28日、米国西海岸、LAでの録音。Pablo 2310-700 Seriesの702番。パブロ・レコードのカタログの2番目。ちなみにパーソネルは、Ella Fitzgerald (vo), Joe Pass (g)。モダン・ジャズギターの達人ジョー・パスのみを伴奏に従えて、エラ・フィッツジェラルドが唄うスタイル。
 

Take-love-easy-1

 
ギターだけの伴奏で唄う。シンプルだが、歌唱、ギターともに、かなりの力量が無いと飽きが来てしまい、LPサイズの所要時間がもたない。が、そこはまずは、ギターの達人「ジョー・パス」。ソロでも聴かせるギターを弾くくらいにそのテクニックと歌心は素晴らしいものがあり、ギター1本ではあるが、パスのギター伴奏は安心して身を委ねられるレベルである。

この盤の録音時、エラは56歳。ヴォーカリストとして、油の乗りきったベテランの域に達して、歌唱における説得力が半端ない。特にこの盤、バラード曲中心の選曲なので、その説得力に拍車がかかる。そもそも、ギター1本の伴奏である。ばりばりスキャットは無いだろう。バラード曲をジャジーに小粋に、しっとりしっかり唄い上げていく。ついつい引き込まれていく自分が判る。

とにかく、エラの歌唱テクニックは素晴らしい。ギター1本の伴奏なので、アップテンポの曲は無いが、その分、バラード曲のジャジーな歌唱にグッとくる。エラは盛りが過ぎているのでイマイチとか、若い頃と比べて、やれ「キレが無い」だの、やれ「ダイナミックさが薄れた」だの、好き勝手な評論も見るには見るが気にすることは無い。優れた女性ジャズ・ボーカル盤として一聴に値する内容である。
 
 
 
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2021年7月29日 (木曜日)

パブロのホーキンス晩年の優秀盤

1970年代を中心に、パブロ・レーベルは、レジェンド級のベテラン・ジャズマンを起用し、旧来のハードバップを演奏させるという、明快なコンセプトを持ったレーベルであったが、我が国の評論家の面々からのウケは良く無かった記憶がある。「古いジャズだね、いいんじゃない」という透かした感じで、僕がジャズ者初心者の頃、そんな評論を読んで、あまり良い気持ちはしなかった。

Coleman Hawkins『Sirius』(写真)。1966年12月20日の録音。パブロ・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Coleman Hawkins (ts), Barry Harris (p), Bob Cranshaw (b), Eddie Locke (ds)。テナー・レジェンド、コールマン・ホーキンスの1管フロントの「ワンホーン・カルテット」。ジャケットはLP時代の白黒写真のジャケットが一番良い。

コールマン・ホーキンスは1904年生まれ。スイング期からビ・バップ期に活躍、ハードバップ期にもなかなかの好盤を残している。この『Sirius』を録音した時点では、ホーキンスは62歳。大ベテランである。このアルバムでのホーキンスのテナー・サックスの演奏スタイルは完全に成熟していて、目新しいものは全く無い。しかし、その成熟したテナー・サックスは、ジャズ・テナーのお手本の様なエモーショナルでテクニカルな内容。
 

Sirius

 
パーソネルを見れば、ハードバップ期を活躍したベテラン・ジャズマンばかりで、特にバリー・ハリスをピアノに据えたリズム・セクションはとても味のあるパフォーマンスを聴かせてくれる。そんな素敵なリズム・セクションのバッキングを受けて、ホーキンスが気持ち良くテナー・サックスを吹き上げていく。

速いパッセージがある訳では無い。悠然とミッドテンポで印象的なフレーズを吹き上げていく。コルトレーン至上主義のジャズ者の方々からすると、「フレーズの終わりにビブラートを掛ける」癖が駄目なのだそうだが、これはジャズのサックスの吹き方のスタイルからすると、コルトレーン以前のオールド・スタイルの吹き方で、以前はこれがウケにウケていたのだから、頭ごなしに否定することは無いと思う。

この「悠然とミッドテンポで印象的なフレーズを吹き上げていく」ところがホーキンスの一番良いところ。だからこそ、バラードの吹きっぷりが素晴らしいのだ。バラードの解釈に関しては、他のサックス奏者だけで無く、マイルスやロリンズのような他の器楽奏者にも大きなインパクトを与えている。
 
 
 
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  ・この熱い魂を伝えたいんや

 
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2021年7月27日 (火曜日)

パブロのJ.A.T.Pの極上ライヴ

パブロ・レコード(Pablo Records)は1973年にノーマン・グランツによって設立されたジャズ・レコード・レーベル。グランツは、1956年にヴァーヴ・レコード(Verve Records)も設立している。

グランツは、ジャズ・コンサートの先がけとなるJ.A.T.P(Jazz at the Philharmonic)を開催し、このヴァーヴ・レコードにて実況録音盤を制作。このJ.A.T.P.にはオスカー・ピーターソン、ビリー・ホリデイ、レスター・ヤング、ベン・ウェブスター、エラ・フィッツジェラルド、チャーリー・パーカー、スタン・ゲッツなど数々のビッグ・ネームが参加し、人気の企画盤シリーズとなった。

『The Exciting Battle : J.A.T.P Stockholm '55』(写真)。1955年2月、スウェーデンのストックホルムでのライヴ録音。ノーマン・グランツ率いるJ.A.T.P(Jazz At The Philharmonic)のライヴ音源。パブロ・レーベルからのリリース。

ちなみにパーソネルは、Ray Brown (b), Louis Bellson (ds), Herb Ellis (g), Oscar Peterson (p), Flip Phillips (ts), Bill Harris (tb), Dizzy Gillespie, Roy Eldridge (tp)。ビ・バップのスターから、1940年代終盤に頭角を現したハードバップ初期の人気ジャズマンがずらりと並ぶ。
 

The-exciting-battle
 

1955年の録音ということは、ハードバップど真ん中の時代だが、演奏内容は、スイング・ジャズから、ビ・バップを省略して、ハードバップに行き着いたような、スイング・ジャズのマナーを色濃く残したハードバップ。いわゆる「中間派」な演奏内容である。この「中間派」の音は実にジャズっぽい。ビ・バップの様に瞬間芸的なものでも無く、ハードバップの最先端の様に尖ったものでも無い。聴き易いジャズである。

ルイ・ベルソンのドラム、ビル・ハリスのトロンボーン、デジー・ガレスピー&ロイ・エルドリッジのトランペットが特に元気。冒頭「Little David」での長時間のベルソンのドラム・ソロは充実していて、聴いていて飽きが来ない。ハリスのトロンボーンは、やたらトロンボーンらしい、ブラスのブルブル震える良い音で吹きまくっている。ガレスピー&エルドリッジのトランペットはブリリアントで躍動的。

パブロ・レーベルの総帥プロデューサーのノーマン・グランツ、さすがにJ.A.T.Pは自らが企画〜立ち上げをし、ヴァーヴ・レーベル時代にガンガン録音しただけあって、残った音源はどんな内容で、どんな感じで残っているのか、良く判っていたのだろう。パブロ・レーベルを立ち上げて間もなく、満を持してこのライヴ盤をリリースしている。「したたか」やなあ(笑)。
 
 
 
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2021年7月26日 (月曜日)

パブロ・レーベルらしい優秀盤

パブロ・レコード(Pablo Records)は1973年にノーマン・グランツによって設立されたジャズ・レコード・レーベル。ビ・バップ期以降のレジェンド〜ベテラン級のジャズマンをメインにセッションをセットアップし、1970年代、フュージョン・ジャズ全盛時にありながら、純ジャズに特化したアルバムを多数リリースした。

Milt Jackson『The Big 3』(写真)。1975年8月25日の録音。パブロ・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), Joe Pass (g), Ray Brown (b)。ジャズ・ヴァイブの神様、ミルト・ジャクソンが筆頭リーダーのドラムレス・トリオ。管は全く無し。

ジャケットについては2種類あって、カラー版とモノクロ版。私たち、オールドなジャズ者からすると、LP時代のモノクロ版のジャケットに親近感がある。

フロント楽器の役割は、ミルトのヴァイブとパスのギターが担い、リズム&ビートは、パスのギターとブラウンのベースが担う。このヴァイブ+ギター+ベースのドラムレス・トリオの場合、3人の演奏テクニックについて、相当な力量が必要になる。特に、ギターとベースは大変忙しい。
 

The-big-3_1

 
まず、ミルトのヴァイブが絶好調。奇をてらうこと無く、ハードバップ期の好調時のミルトのヴァイブが帰ってきている。目新しさは全く無いが、品の良いファンクネスを偲ばせた、スインギーでジャジーな、成熟したヴァイブを聴かせてくれる。これが良い。「これぞ、極上のモダン・ジャズ」と思わず感じ入る。

他の2人に目を向けると、旋律楽器とリズム楽器の両方の役割を担うパスのギターは大変で、これをいとも容易い風に弾きこなしていくパスのギターについては「凄いなあ」の一言。レイ・ブラウンのベースも凄い。骨太でソリッドなベースでリズム&ビートをキープするのは当然、ソロ・パフォーマンスもハイ・テクニックを駆使して、唄うが如く、素晴らしい旋律弾きを披露している。

私がジャズを聴き始めたのが1970年代後半。この頃の我が国のパブロ・レーベルの評価は「過去のジャズメンを集めて、懐メロよろしく、旧来のハードバップをやらせてアルバムを量産する、商業ジャズ・レーベル」と揶揄されていた。が、そんなことは全く無い。たまに凡盤はあるが、概ね、良好なハードバップなジャズが記録されている。

パブロ・レーベルのアルバムを初めて聴いて以来40年。そんなパブロ・レーベルを再評価したい、と思っている。
 
 
 
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