2024年5月 1日 (水曜日)

ジャズのポップ化を硬派に進める

確か、1965年リリースの『The Turnaround!』から、ジャズロックに手を染め出したモブレー。ジャズロックに加えて、ポップなハードバップにも取り組み出したモブレー。巷では、硬派なジャズ者の方々中心に「軟弱なモブレー」「ダサいモブレー」などと、すこぶる評判がよろしくない。

しかし、モブレーは、ロックやソウルを意識したクロスオーバーなジャズに適応することでジャズ人気を維持する為、「コッテコテのジャズロック」と「根明でポップなハードバップ」に音楽性の舵を切った。しかし、モブレーのサックスのパフォーマンスについては、従前の中音域中心の歌心溢れる流麗な、基本モーダルなフレーズは変わらない。

ジャズロックに加えて、ポップなハードバップに取り組むモブレーを聴いて、商業主義に身を売ったとか、俗っぽくなったとか言われるが、それは作曲とアレンジ面の切り口であって、モブレーのテナー奏者としてスタイルは変わっていない。そう意味では、モブレーは生涯、ブレの無いテナー奏者だったと言える。

Hank Mobley『Reach Out!』(写真左)。1968年1月19日の録音。ちなみにパーソネルは、ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Woody Shaw (tp, flh), George Benson (g), LaMont Johnson (p), Bob Cranshaw (b), Billy Higgins (ds)。フロントに、モブレーのテナーに加えて、若きウッディ・ショウのトランペットとジョージ・ベンソンのギターが入っている。

1曲目のタイトル曲『Reach Out I'll Be There』は、R&Bグループ 'Four Tops" のヒット曲のカバー。4曲目「Goin' Out of My Head」は、Little Anthony & The Imperialsのヒット曲のカバー。
 

Hank-mobleyreach-out

 
いわゆるソウル・ミュージックの人気曲のカバーで、アレンジはコッテコテのジャズロック。どちらの曲もアレンジはポップでクールでヒップ。バリバリのモダン・ジャズでは無いが、意外と硬派で一本筋の通ったパフォーマンスは、決してポップなイージーリスニングなどでは無い。

モブレーのソロは、ソウル・ミュージックのカバーにしては意外と硬派。判りやすさを前提にした、シンプル過ぎるフレーズがメインだが、どこかモーダルな展開を忍ばしていて、普通のジャズロックにおけるアドリブ展開のフレーズとは響きと流れが全く異なっている。加えて、ぶっ飛んだ弾きまくりなベンソンのギター・ソロも、そんなモブレーに追従し、同じく、どこかモーダルな展開を忍ばしていて、聴いていてなかなかに興味深い。ブリリアントなショウのトランペットも同様で、その辺りはバンド全体として統一感がある。

カバーの2曲以外のモブレーの自作曲「Up, Over and Out」「Lookin' East」「Good Pickin's」の演奏がなかなか硬派でハードバップな演奏。アレンジが「根明でポップ」な分、誤解され易いのだが、バンド全体、かなり「イケてる」ハードバップをやっている。モブレーのテナー、ベンソンのギター、ショウのトランペット、フロント隊のフレーズは切れ味、疾走感良く、ポップでモードな展開でアドリブを突き進む。

そして、バックのリズム・セクションも意外と好調。ジョンソンのピアノは「根明でポップ」で歯切れ良く、クランショウのベースは「根明でファンキー」、ヒギンスのドラムは躍動感溢れる、「根明で柔軟なリズム&ビート」を叩き出す。このセッションのフロント隊の雰囲気にピッタリの意外とご機嫌なリズム・セクションである。

「コッテコテのジャズロック」と「根明でポップなハードバップ」路線を突き進むモブレーだが、聴きやすさ、親しみやすさ優先ではあるが、アドリブ展開など、硬派に一本筋が通っていて、決して軟弱なジャズには陥っていない、と僕は思う。そして、アレンジも「根明でポップ」な分、誤解され易いのだが、爽快感と疾走感溢れる良好なアレンジで、決してダサいジャズには陥っていない、と僕は思う。
 
 

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2024年4月23日 (火曜日)

名盤『Uptown Conversation』

ロン・カーターはジャズ・ベーシストのレジェンド。リーダー作については、ベーシストとしては珍しく、かなりの数に上る。リーダー作というのは、まずテクニックがあって積極性があって、そして、プロデュース力があって、統率力がなければ出来ない。

加えて、サイドマンとして、他のジャズマンのリーダー作のセッションに参加した数は膨大な数にのぼる。「演奏内容と共演メンバーを活かすも殺すもベーシスト次第」という面からすると、ロンのベーシストとしての力量は、他の一流ジャズマンの面々の周知するところだったと思われる。

Ron Carter『Uptown Conversation』(写真)。1969年10月の録音。ちなみにパーソネルは、Ron Carter (el-b, ac-b), Hubert Laws (fl, tracks 1, 4 & 5), Herbie Hancock (ac-p, el-p, all tracks except 2), Sam Brown (g, tracks 1, 2 & 4), Grady Tate (ds, tracks 1, 4 & 5), Billy Cobham (ds, tracks 3, 6, & 7)。
 
ロンの2枚目のリーダー作。初リーダー作が1961年。約8年ぶりのリーダー作になる。1960年代はほぼマイルスの下で専属ベーシストとして活躍。マイルスがエレクトリック化に踏み出した頃にリリースした、2枚目のリーダー作。

ロンのベースをメインに、以下の4つのパターンのセッションで、演奏を弾き分けている。

① ベース+ギター(ブラウン)のデュオ
② ベース+ピアノ(ハンコック)+ドラム(コブハム)
③ ベース+ピアノ(ハンコック)+フルート(ロウズ)+ドラム(テイト)
④ ベース+ギター(ブラウン)+ピアノ(ハンコック)+フルート(ロウズ)+ドラム(テイト)

当時、流行していたソウル・ジャズ。それもシュッとクールなソウル・ジャズ、そして、ハードバップ。これは、グラディ・テイトがドラムのユニットが担当。ハンコックもファンキーでソウルフルなピアノをガンガン弾きまくっている。ロウズのフルートも、それはそれはクールでファンキーでソウルフル。
 

Ron-carteruptown-conversation  

 
ソウル・ジャズ、ハードバップな演奏のバックで、演奏の底をガッチリ支えるロンのベースが見事。意外とファンキーでソウルフルなロンのベースにちょっとビックリする。リラックスして楽しそうにベースを弾くロン。ロンの適応力の高さと広さ。見事である。

コブハムがドラムのユニットは限りなく自由度の高いモード・ジャズ、そして、フリー・ジャズ。モード・ジャズでのベース・ラインは、ロンにとってはお手のものなんだが、フリーにアブストラクトに展開するロンのベースの切れ味とマージネーションには驚く。これだけソリッドで切れ味の良い、バリエーション豊かでフリーなベースラインを弾き通せるベーシストは希少。

しかも、ハンコックのフリーなピアノにクイックに反応して応戦している。ロンのベースは意外とアグレッシブでオフェンシブ。ちょっと驚く。そうそう、このハンコックのフリーなピアノも聴き応え十分。そして、後の千手観音ドラミングで名を馳せたコブハムのモーダル〜フリーなドラミングがこれまた見事。コブハムの純ジャズ系ドラマーとして力量を再認識する。

ロンとサム・ブラウンのデュオ、2曲目の「Ten Strings」でのベースとギターのフリーなインタープレイは内容が濃い。ロンのベースがフリー・ジャズに完全適応し、前衛音楽にしっかり軸足を置くことが出来る。ベーシストとしてのテクニックの面でも優れたものがあることが良く判る。

例えば、ベースの哲人、チャーリー・ヘイデンに比肩する、高いレベルのテクニックと個性。この盤で、ロンのベーシストとしての実力、力量、適応力の全てが判る内容になっている。

今でもネットの世界では、ロンのベースに対して、一部に手厳しい評価がある。ベース音にピックアップを付けて増幅している音が許せない、時折ピッチが狂っている、そう言ったマイナス面だけがクローズアップされている。

しかし、この盤を聴いてみると、ベースの音が整っていて、ピッチを合わせたロンのベースは、やはり優れている。リーダー作の多さ、サイドマンとしてのセッション参加機会の莫大な数。それらが、ロンのベースの優秀性を如実に物語っていると僕は思う。
 
 

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2024年4月16日 (火曜日)

名盤 『スペシャル•エディション』

歴代のファースト・コールなドラマーのレジェンドの一人、ジャック・ディジョネット。ディジョネットもリーダーとして優れたリーダー作を多数リリースしている。

ディジョネットのドラミングは「ポリリズム」。ファンクネスはかなり控えめで、品が良く切れ味の良い、クールなポリリズムが身上。1969年、帝王マイルスがディジョネットを見初めて、「ロスト・クインテット」でドラムを叩いたが、ツアーに出るのが嫌で、マイルスの許を辞した。それでいて、1983年、キース・ジャレットの下で「スタンダーズ」に参加。1985年からはツアーに出るのだから、意外とディジョネットは現金である。

ファンクネスはかなり控えめで、品が良く切れ味の良い、クールなポリリズムが身上なので、どちらかと言えば「欧州ジャズ」向けのドラミング。ということで、1976年に「ディレクションズ」というバンドを組んで、ECMデビュー。ECM
ではハウス・ドラマー的立場で、様々なジャズマンのリーダー作のサイドマンを務めている。

Jack DeJohnette 『Special Edition』(写真左)。1979年3月の録音。ちなみにパーソネルは、Jack DeJohnette (ds, p, melodica), David Murray (ts, b-cl), Arthur Blythe (as), Peter "Slip" Warren (b, cello)。デヴィッド・マレイのテナー・サックス、アーサー・ブライスのアルト・サックスの2管フロント、基本はピアノレスのカルテット編成。

サックス奏者デイヴィッド・マレイとアーサー・ブライスの才能を広く世に知らしめることになったディジョネットの「スペシャル・エディション」の初アルバム。79年3月、ニューヨークでの録音。アルバム・プロデューサーにはもちろんアイヒャーがクレジットされているが、実質、リーダーのディジョネットがプロデュースの凡そを担当していると思われる。

なぜなら、スペシャル・エディションの音は「ECMらしからぬ」音だからである。音としては、米国の限りなく自由度の高いモード・ジャズからスピリチュアル・ジャズ。フリーやアヴァンギャルドに傾くこともあり、欧州ジャズの個性の一つ、耽美的で透明度の高い音の要素はほぼ無い。ただし、録音は「ECMエコー」たっぷりの、どこから聴いてもECMジャズ。
 

Jack-dejohnette-special-edition

 
冒頭の「One for Eric」は、エリック・ドルフィーのオマージュ的な演奏なんだが、この「エリック・ドルフィー」がこのアルバムのキーワードだと僕は睨んでいる。若手の優れものサックス奏者、マレイとブライスは、全編、限りなく自由度の高いモード・ジャズからスピリチュアル・ジャズ、時々フリーやアヴァンギャルドな演奏に終始するのだが、全曲、どこか、ドルフィーの音のニュアンスが見え隠れする。

ドルフィーのパフォーマンス、ドルフィーとコルトレーンのパフォーマンス、それらを1979年の時期にマレイとブライスがやる。「俺たちがやったらこんなに格好良く、切れ味良く、クールにやるぜ」なんていう、二人の心の声が聞こえてきそうな、硬軟自在、変幻自在、緩急自在なモーダルなパフォーマンス。

そんな若手の優れものサックス奏者達の「至芸」を聴いてくれ、と言わんばかりに、ディジョネットのドラミングは効果的にフロント2管を鼓舞し、効果的にサポートする。このアルバムでの、フロント2管の優れたパフォーマンスは、ディジョネットのドラミングに負うところが大きいと僕は感じている。

そして、そんなマレイとブライス、ディジョネットの「硬軟自在、変幻自在、緩急自在なモーダルなパフォーマンス」の底をガッチリ支えているのが、ピーター・ウォーレンのベース。ソロ演奏も良い出来だが、とにかく素晴らしいのはバッキング。ディジョネットがポリリズミックに自由にドラミングする中で、ウォーレンはリズム&ビートの「根っこ」をしっかりと押さえている。

素晴らしいメンバーでの、素晴らしいカルテット演奏。米国ジャズの様に熱くない、欧州ジャズ的に切れ味良くクールな「限りなく自由度の高いモード・ジャズからスピリチュアル・ジャズ、時々フリーやアヴァンギャルドな演奏」。唯一無二なモーダルなパフォーマンスは、やはりECMレーベルの下だからこそ出来た「音世界」なのだろう。今の耳で聴いても、新鮮な展開、新鮮な響き。名盤です。
 
 

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2024年4月11日 (木曜日)

名手ブレイドの初リーダー作です

現代のファースト・コール・ドラマーの一人、アントニオ・サンチェスのリーダー作を聴いていて、他のファースト・コール・ドラマーのリーダー作を聴き直してみたくなった。まずは「ブライアン・ブレイド(Brian Blade)」。1970年生まれだから、今年54歳。ジャズ界では引っ張りだこのドラマーの一人である。

ブレイドのドラムは、多彩かつ大胆かつ繊細。非常に味のあるドラミングを披露してくれる。聴いていて惚れ惚れするくらい耳に心地良い、小粋なドラミング。シンバルをパルシヴに小刻みに刻んで、ビートの波を叩き出すのが最大の特徴。このブレイドのシンバル・ワークが秀逸。このシンバル・ワークをベースに、硬軟自在、緩急自在、変幻自在のドラミングを披露する。

『Brian Blade Fellowship』(写真左)。1998年の作品。ブルーノート・レコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Brian Blade (ds), Melvin Butler (sax), Jon Cowherd (ac-p, el-p), Dave Easley (pedal steel g), Daniel Lanois (mando-g), Jeff Parker (ac-g, el-g), Christopher Thomas (ac-b), Myron Walden (as)。ブライアン・ブレイドの初リーダー作になる。

ブライアン・ブレイド・フェローシップ(以降、BBF)、1997年、ブライアン・ブレイドをリーダーとして結成されたバンド。楽器構成がユニークで、ペダル・スチール・ギターやマンドギター、ウーリッツァー・エレクトロニック・ピアノなどのジャズには珍しいエレ楽器も入れての8人編成。言い換えると「ブライアン・ブレイド・オクテット」である。
 

Brian-blade-fellowship
 

出てくる音は、コンテンポラリー・ジャズ、いわゆる「ニュー・ジャズ」である。即興演奏をメインに、それぞれの楽器がモーダルにフリーにスピリチュアルにインタープレイを展開しつつ、フュージョン、フォーク、ゴスペルな音要素をも包含して、21世紀に通じる「ニュー・ジャズ」を展開。様々な表現を反映して楽曲がバリエーション豊かに収録されている。

そんなバリエーション豊かな内容の楽曲の中で、ブライアン・ブレイドのドラミングは白眉の出来。「シンバルをパルシヴに小刻みに刻んで、ビートの波を叩き出し、このシンバル・ワークをベースに、硬軟自在、緩急自在、変幻自在のドラミング」というブレイドのドラミングの個性がこの盤の中に溢れている。

ブレイドの多彩なドラミングが推進エンジンとなって、様々なニュアンスの即興演奏&インタープレイが展開される。どの楽器も音は好調。4ビート・ジャズとは全く正反対の、エモーショナルでクールな「ニュー・ジャズ」志向のパフォーマンスは、このBBFの最大の個性。エレ楽器を包含しているが、このバンドの音はあくまで「純ジャズ」の範疇に軸足がしっかりある。

ジャズの世界で「初リーダー作」は、そのリーダーのジャズマンの個性が明確に出る、というが、このブレイドの初リーダー作はその例に漏れない。ブレイドのドラミングを理解する上で、必聴のリーダー作だと言える。21世紀の「ニュー・ジャズ」としても聴き応え十分。好盤です。
 
 

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2024年3月18日 (月曜日)

ドルフィーの本質 『Out There』

エリック・ドルフィーはアルト・サックス奏者。この人の吹くフレーズは、一聴すればすぐに「これは変だ」と感じるはずだ。この「これは変だ」は、ジャズ者初心者の方々のみならず、音楽を趣味で聴く人ならば感じるはず。それだけ、このドルフィーの吹くアルトは「並外れた」個性の塊である。

このドルフィーの「これは変だ」は、オーネット・コールマンの類の「変だ」では無い。オーネットは、従来ジャズの決め事の反対をやることによって、ジャズの中でやってはならないことをやることによって、「フリーなジャズ」として従来ジャズからの解放にチャレンジした。

しかし、ドルフィーは違う。ドルフィーにはちゃんとした「独自の法則や決め事」があって、その「独自の法則や決め事」に従って、調子を外したり、音程を上げ下げしたり、ドロドロとして旋律を展開しているのだ。伝統的な技法をきちんと押さえつつ、どこまで自由にアドリブ・フレーズを展開出来るのか。ドルフィーは、その一点に集中している。

Eric Dolphy 『Out There』(写真左)。1960年8月15日の録音。ちなみにパーソネルは、Eric Dolphy (as, fl, cl, bcl), Ron Carter (vc), George Duvivier (b), Louis Hayes (ds)。ドルフィー、2枚目のリーダー作。旋律楽器が全く無い、ピアノレスでドルフィーのワン・ホーンの変則カルテット。バックのリズム隊は、デュヴィヴィエのベースとロンのチェロ、ロイ・へインズのドラム。

この2枚目のリーダー作は「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取ったドルフィーを捉えた記録。「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」は、ドルフィー独自のモード・ジャズの解釈として捉えている。

ドルフィーのジャズは、常人に理解できる「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取った、ドルフィー独自のモード・ジャズの解釈に則ったジャズである。
 

Eric-dolphy-out-there

 
モード・ジャズが基本とは言え、マイルスのモード・ジャズの解釈とは「志向」が異なる。マイルスは、モードでより自由な即興演奏を可能にし、よりクールでヒップな「聴衆に訴求する演奏」を志向し実現したが、ドルフィーは、モード奏法の特徴を最大限に活用して、即興演奏の可能性を大きく広げ、それまでに無い即興フレーズを生み出すことを志向していた様に思う。

この盤では、そんなドルフィーの「モード奏法の特徴を最大限に活用して、即興演奏の可能性を大きく広げ、それまでに無い即興フレーズを生み出す」パフォーマンスが大きくクローズアップされている。旋律楽器が一つも無いこともそのドルフィーの「志向」に沿ったパーソネルだと理解している。

加えて、ドルフィー自ら、バスクラを吹き、フルートを吹くのも、そんなドルフィーの「志向」に則った、楽器による「即興演奏による自由度の獲得」なんだと思ったりする。事実、この盤では、ドルフィーは、バスクラについても、フルートについても、本業のアルト・サックスとは全く異なった即興演奏のアプローチと響きを獲得している。

この盤でのドルフィーは「前衛的」では全く無い。というか、元々ドルフィーは「前衛的」では無い。ドルフィーは、「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取って「モード奏法の特徴を最大限に活用して、即興演奏の可能性を大きく広げ、それまでに無い即興フレーズを生み出す」ことに注力している。

その成果が、今までに聴いたことの無い、調子を外したり、音程を上げ下げしたり、ドロドロとして旋律だったりするので「前衛的」と勘違いするだけなのだ。

今一度、「前衛的」の定義の一つを。「常人には理解し難い、過激さや難解さ、奇抜さなどがあるものを表現する際に用いられる」。これは、オーネットのフリー・ジャズ、コルトレーンのフリー・ジャズには当てはまるが、「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取ったドルフィーには当てはまらない。
 
 

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2024年2月24日 (土曜日)

復活直後の『Live at Donte’s』

1960年代後半、薬物中毒者の為のリハビリテーション施設シナノンで過ごしたブランクの時期を境に、1970年代〜亡くなる1982年までの活動期間を「後半のペッパー」 とするが、このライヴ音源は「後半のペッパー」の予告編的な演奏内容が記録されている。

Art Pepper Quintet『Live at Donte's, 1968』(写真)。1968年11月24日、ハリウッド「Donte」でのライヴ音源。ちなみにパーソネルは、Art Pepper (as), Joe Romano (ts), Frank Strazzeri (p), Chuck Berghofer (b), Nick Ceroli (ds)。

このライヴ録音の時期は、ペッパーはシナノンを出て、バディ・リッチ楽団で演奏を始めたところ、脾臓破裂の大手術を受け生死を彷徨った後、そんなに時間が経っていない頃ではないかと思われる。

確かに、ペッパーの吹き回しは、ちょっと元気が無い。逆に、フロント管の相方、ジョー・ロマーノのテナー・サックスがやけに元気一杯で、自由奔放、豪快でアグレッシヴな吹き回しは五月蝿いくらい。

演奏途中でのフェードアウトや,若干の音の欠落等もあって、音源の完成度としては「イマイチ」だが、テープ音源でありながら、音質はそこそこのレベルを維持しているので、「後半のペッパー」の特徴である、力強いバップで流麗なフレーズと、ややフリーキーなアグレッシヴでエモーショナルなフレーズが混在する吹き回しが良く判る。
 

Art-pepper-quintetlive-at-dontes-1968

 
ややフリーキーなアグレッシヴでエモーショナルなフレーズは、明らかにコルトレーンの影響が明らかなんだが、意外とこなれていて、コルトレーンのコピーには陥っていない。既に、ペッパー流のアグレッシヴな吹き回しになっているところが流石だなあ、と感心するところ。

もともと、メロディアスに流麗に吹き回すテクニックについては、「前半のペッパー」の最大の特徴だったのだが、「後半のペッパー」では、前半の「メロディアス」の部分が「力強いバップ」な吹き回しになっている。

ただ「流麗」なところは変わらないので、「後半のペッパー」は突如、演奏スタイルを180度変えた訳ではない。テクニック優秀、流麗な吹き回しの部分は「前半のペッパー」と変わらない。

つまりは「前半のペッパー」は、米国ウエストコースト・ジャズの音世界でのペッパーのパフォーマンスで、「後半のペッパー」は、コルトレーン後の、1970年代のモード・ジャズの音世界でのペッパーのパフォーマンスだった、ということで、「前半のペッパー」と「後半のペッパー」との優劣をつけることはナンセンス。どちらもペッパーで、どちらも僕からすると優れたペッパーである。

演奏曲はスタンダード曲がメインだが、このスタンダード曲についても、ペッパー流のアグレッシヴな吹き回しが、コルトレーン後の、1970年代のモード・ジャズな吹き回しで、決して懐メロ風には陥らず、当時として、時代の先端を行く、挑戦的な展開になっているのは立派。

このライヴ音源を聴くと、ペッパーは進化するタイプのジャズマンだったことが良く判る。
 
 

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2024年2月22日 (木曜日)

McCoy Tyner『Expansions』

ブルーノート時代のマッコイ・タイナーは、自らのモード・ジャズの完成に向けて鍛錬を積んでいた時期であり、そのタイナー流のモード・ジャズの確立に向けてのチャレンジ、試行錯誤が演奏から透けて見えて、なかなか味わい深いものがある。

McCoy Tyner『Expansions』(写真)。1968年8月23日の録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p), Woody Shaw (tp), Gary Bartz (as, fl), Wayne Shorter (ts, cl), Ron Carter (cello), Herbie Lewis (b), Freddie Waits (ds)。

ピアノのマッコイ・タイナーがリーダー。若手有望株のウディ・ショウのトランペット、ゲイリー・バーツのアルト・サックス、そして、中核ジャズマンのウェイン・ショーターの3管フロント、ロン・カーターがチェロを弾いて、ハービー・ルイスとのダブル・ベース、そして、フレディー・ワッツのドラムの総勢7名の変則セプテット編成。

この『Expansions』、次作の『Extensions』と併せて、タイナー流のモード・ジャズの確立を確認できる兄弟盤の様な位置付けのアルバムだと解釈している。

タイナー流のモード・ジャズは、アフリカ志向のモーダル・ジャズ。アフリカの大地を想起させるような躍動感、ワールド・ミュージック志向のフレーズの響きは「エスニック&アフリカン」。まるでビッグバンドを聴いている様な「分厚い」アンサンブル。そんなバンド・サウンドをバックに、それぞれのソロイストが完全モーダルなアドリブを展開する。
 

Mccoy-tynerexpansions

 
当然ながら、リーダーのマッコイ・タイナーのモーダルなピアノが素晴らしい。タイナー流の「シーツ・オブ・サウンド」の右手、重力感溢れる印象的な左手のハンマー奏法。フロント管やロンのチェロの完全モーダルなフレーズ展開のバックで、効果的にビートを刻むブロック・コード。マッコイ・タイナーのモーダルなピアノ全開である。

ショウのトランペット、バーツのアルト・サックス、若手の2管は溌剌と個性的なモーダル・フレーズを撒き散らしている。尖った熱い、自由度の高い高速モーダル・フレーズの吹き回しは若さ爆発、勢いがあって聴き応え十分。

そんな中でやはり際立っているのは、ウェイン・ショーターのテナー・サックス。ショーターのモーダル・フレーズは重量感溢れ、ショーター流「シーツ・オブ・サウンド」の高速フレーズ、音の広がりと間を活かしたモーダルな展開、どれもが唯一無二で、どこから聴いても「ショーターのモード」。ショーターのモーダルなテナー全開である。

この盤を聴いていると、初リーダー作『Inception』から追求してきた、マッコイ・タイナーならではの「タイナー流のモード・ジャズ」が遂に確立したなあ、と思う。この盤で確立した音世界をベースに、タイナーは1970年代の活動のピークへと進化を続けていく。
 
 

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2024年2月15日 (木曜日)

80年代タイナーの Double Trios

ジャズマンには、時代時代のトレンドに合わせて、スタイルや奏法をマイナーチェンジするタイプと、時代時代のトレンドには左右されず、一度確立したスタイルや奏法は滅多に変えないタイプと、大きく分けて2つのタイプに分類されると感じている。

迫力満点のモーダル・ピアノのレジェンド、マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)は、一度確立したスタイルや奏法は滅多に変えないタイプ。コルトレーンの下で確立したスタイル、ダイナミックで迫力満点のモーダルな右手、そして、ビートを打ち付ける様なハンマー奏法な左手。タイナーは生涯、このスタイルと奏法を変えることは無かったように思う。

McCoy Tyner『Double Trios』(写真)。1986年6月の録音。日本のDenonレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは「tracks 1-4」について、McCoy Tyner (p), Avery Sharpe (ac-b), Louis Hayes (ds)。「tracks 5-8」について、McCoy Tyner (p), Marcus Miller (el-b), Jeff "Tain" Watts (ds) の、2つの異なったトリオで4曲ずつ演奏、Steve Thornton (perc) が「tracks 1, 3, 5-7」で入る。

1980年代に入っても、タイナーはスタイル&奏法は全く変えない。モーダルなフレーズや音の響きは、その時代時代の雰囲気や流行りを参考にしながら、自家薬籠中のものとしていて、古さは全く感じない。

特にLP時代のA面の4曲については、疾走感溢れ駆け抜けるがごとくの冒頭の「Latino Suite」、モーダルな展開が美しい3曲目「Dreamer」など、1980年代スタイルのタイナーの、オーソドックスでモーダルなピアノを楽しむことが出来る。

冒険しているのは、LP時代のB面の4曲で、ベースにエレべのファンキー・ベーシスト、マーカス・ミラーが、ドラムに、1980年代メインストリーム志向のコンテンポラリーなジャズ・ドラマーの筆頭、ジェフ・ティン・ワッツが担当している。この新世代のリズム隊をバックにタイナーがモダールなピアノを展開している。
 

Mccoy-tynerdouble-trios  

 
ベースがエレベのミラーということで毛嫌いすることは無い。5曲目「Down Home」、6曲目「Sudan」は、フュージョン・ファンクっぽい音世界なので、ミラーのパーカッシヴなエレベがピッタリハマる。

7曲目「Lover Man」、8曲目「Rhythm A Ning」は、こってこて4ビートのスタンダード曲だが、さすがはエレベの名手ミラー、なかなか繊細で緩急自在、硬軟自在な、エレベらしからぬ表現豊かなベースを刻んで、タイナーのピアノを盛り上げている。

ワッツのドラムは、1980年代の先端を行く、ポリリズミックで縦ノリで、流麗でスクエアにスイングするドラミングでタイナーのピアノを鼓舞している。

当のタイナーは、バックのリズム隊が新世代のメンバーということにはお構いなく、タイナーの個性溢れる、迫力満点のモーダル・ピアノを弾きまくっている。つまりは、新世代のミラーのベースとワッツのドラムが、タイナーのピアノの個性と特徴をよく理解して、タイナーに寄り添う様に、当時として新しいリズム&ビートを供給しているのだ。良いトリオ演奏だと僕は評価している。

我が国のジャズ・レーベルからのリリースだが、内容的には優れていると感じる。過去の「人気のモーダル奏法」に拘らず、選曲も人気の有名スタンダード曲に拘らず、タイナーの個性と特徴が表現しやすいスタンダード曲を選んでいる。実に潔い。

そんな優れたプロデュースのもと、タイナーのオーソドックスなモード・ピアノの延長線上の演奏と新世代のリズム隊とのチャレンジブルなインタープレイの対比で、1980年代のタイナーのモード・ジャズを的確に捉えている。なかなかの好盤である。
 
 

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2024年2月14日 (水曜日)

ショーターの「白鳥の歌」

2023年3月2日、ウェイン・ショーター(Wayne Shorter)は、89歳で逝去した。ジャズを聴き始めてから、リアルタイムでずっと聴き続けてきたジャズマンが逝去するのは単純に辛い。

ショーターのサックスのベースは「モード」。ショーターのモード奏法は、マイルスのモードの個性とコルトレーンのモードの個性を極端に拡張〜融合した、当時のモード奏法の究極形の様な吹き回し。

確実にステップアップしたモード解釈で、音の「スペースと間」を活かし、音の広がりを活かしたモーダルな展開は、明らかにショーターならではの音世界。確実にショーターは、ジャズ・サックスの偉大なスタイリストの一人だったし、後進に与える影響は大きかった。

Wayne Shorter, Terri Lyne Carrington, Esperanza Spalding, and Leo Genovese『Live at the Detroit Jazz Festival』(写真左)。2017年9月3日、デトロイト国際ジャズフェスティバルでのライヴ録音。2017年6月に逝去した、ピアニストで作曲家のジェリ・アレンの追悼のパフォーマンスでもあった。

ちなみにパーソネルは、Wayne Shorter (sax), Leo Genovese (p, key), Esperanza Spalding (b, vo), Terri Lyne Carrington (ds)。ショーターのサックスがフロント1管の「ワンホーン・カルテット」。

ショーターがテリ・リン・キャリントンやエスペランサ・スポルディング、レオ・ジェノヴェーゼと共演、という「一期一会」のライヴ音源。プロデュースは、テリ・リン・キャリントンが担当している。2022年9月にアルバムとしてリリース。今のところ、2023年に亡くなる前のショーターにとって最後のレコーディングでもあった。
 

Live-at-the-detroit-jazz-festival

 
しかし、このカルテットの編成は凄い。こういう組み合わせもあったのか、と唸った。ショーターのモーダルなサックスは、その個性と特徴をよく理解していないと共演できない類のものだと思うのだが、この「一期一会」のカルテットは、まるでパーマネント・カルテットの様な、一体感溢れる、濃密なつながりの中で、モーダルなインタープレイを展開している。

キャリントンのドラム、スポルディングのベース、ジェノヴェーぜのピアノ、このリズム・セクションがショーターの個性と特徴に精通し、ショーターの音楽性にリスペクトの念を強く抱いていることが、とても良く判る。特に、ジェノヴェーぜのピアノが凄い。変幻自在、緩急自在、硬軟自在なピアノでショーターの音世界に追従する。

フロントのショーターもそれを感じて、実に楽しそうにサックスを吹き上げている。時々、顔を出す「深刻なフレーズ」や「宇宙人との交信フレーズ」が無い。このライヴではショーターは地球人ジャズ・ミュージシャンとのみ、交信している。変に捻れたところが無く、ポジティヴで健康的なショーターのフレーズの数々が印象深い。

スポルディングが参加していることもあって、ボーカル曲も沢山入っている。しかし、そのボーカルも「ショーター調」がしっかり踏まえられていて、「ショーター節」を踏襲した唄い回しが実に微笑ましい。ネオ・ハードバップ&ネオ・モードの最先端の演奏であるが、このエスペランサのボーカルは決して邪魔にならない。どころか、ショーターのモード・ジャズに新しい彩りを添えている。

このショーターのワンホーン・カルテットでの演奏がもっと聴きたかったなあ。この4人でのカルテットの演奏はこのライヴの時だけ。真に「一期一会」のパフォーマンスを捉えた素晴らしいライヴ音源である。

この後、ほどなくショーターは引退し、2023年3月、鬼籍に入る。
 
 

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2024年2月13日 (火曜日)

ショウの名盤『The Iron Men』

1970年代の純ジャズ・シーンに現れ出た、不世出の偉大なスタイリストであるショウ。彼のトランペットを初めて聴いたのは、1981年の初めだったと記憶する。ジャズを本格的に聴き始めて丸3年。何とか、ジャズの聴き方が判って、演奏のトレンドの特徴や演奏自体の良し悪しが判ってきた頃だった。

ウディ・ショウについては、我が国のジャズ評論の世界では、ハバードのコピーの様なトランペットを吹く、ハバードの後塵を拝するトランペッター、という触れ込みで、トランペッターとしての評価はイマイチだった様な記憶がある。

しかし、FMでショウのトランペットを初めて聴いて、どうも、ジャズ評論でのショウの評価は違う、と感じた。それまでに無い、新しい響き、新しいフレーズのモーダルな演奏。ハバードなど相手では無い。ショウのトランペットを凌駕するのはマイルスだけ、と何故か感じた。そのFMで流れていた演奏が収録されていたアルバムがこれ。

Woody Shaw & Anthony Braxton『The Iron Men』(写真左)。1977年4月6, 13日の録音。ちなみにパーソネルは、Woody Shaw (tp, flh), Anthony Braxton (as, ss, cl), Arthur Blythe (as), Muhal Richard Abrams (p), Cecil McBee (b), Joe Chambers, Victor Lewis (ds)。

フロントが、ショウのトランペット、ブラックストンとブライスが交代でサックスの「2管フロント」のクインテット編成の演奏。ジャケは「キワモノっぽい」が、内容は「幻の名盤」として超一級なもの。

このアルバムは録音〜リリースの背景が少しややこしい。まず、1977年4月の録音ながらお蔵入り。1981年1月になってリリースされている。そして、アルバム単体としては未CD化。CDとしては、2013年、モザイク・レコードからリリースされた『Woody Shaw: The Complete Muse Sessions』の一部として全曲収録されているが入手は困難。

現在、サブスク・サイトにも存在しない。辛うじて、Youtubeに「Full Album」としてアップロードされているのみ。いわゆる、現代の「幻の名盤」である。
 

Woody-shaw-anthony-braxtonthe-iron-men

 
僕が初めて聴いたのは、この『The Iron Men』だった。ジャケには「Woody Shaw & Anthony Braxton」として、ショウとブラックストンの共同リーダーのアルバム風だが、ブラックストンは、2曲目の「Jitterbug Waltz」でクラリネットを、3曲目の「Symmetry」でアルト・サックスを、5曲目の「Song of Songs」でソプラノ・サックスを吹いているのだが、アルバムの全6曲中3曲のみの参加。

1曲目の「Iron Man」と5曲目の「Song of Songs」では、アーサー・ブライスがアルト・サックスを吹いている。ちなみに、4曲目の「Diversion One」と、6曲目の「Diversion Two」では、ショウのフリューゲルホーン1管のカルテット編成での録音で、サックスは入っていない。曲毎に少しずつパーソネルが変わるので、しっかり聴いていないと、特にブラックストンとブライスのサックスの音を取り違える危険性がある。

さて、この『The Iron Men』、内容的には、一言で言うと「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」と「温厚な限りなく調整に近いフリーな演奏」のハイブリットな演奏。「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」をリードするのがショウ、「限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏」をリードするのが、ブラックストン若しくはブライス。

素晴らしいなあ、と思うのは、ショウのトランペットが、そのどちらの演奏にも完全対応していること。ショウの十八番である「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」に完全対応なのは当たり前として、「限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏」に完全対応しているのが凄い。

ブラックストン、ブライスが叩き出すフリーなフレーズに対して、そのエッセンスを瞬時に掴んで、ショウならではのフリーなフレーズで応戦している。むっちゃスリリング。内容が濃いので、フリーな演奏とはいえ、決して耳障りではない。

この盤には「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」と「限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏」の、1970年代の最良な演奏の一つが記録されている。

Polygon(多角形)にスイングするモーダルなショウと、限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏を具現化するブラックストン&ブライス。そして、そのフロント管をガッチリ支えるマクビーのベースとエイブラムスのピアノ、そして、チェンバース&ルイスのドラム。

1970年代も純ジャズは死なず、脈々と深化していたのだと再認識する。
 
 

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