2022年10月 6日 (木曜日)

ハンクのリーダー作の第3弾。

ハンク・ジョーンズのデビュー盤から10枚ほどを久々に聴き直している。昨日は初リーダー作について語った訳だが、初リーダー作にして「典雅でブルージーで、そこはかとなくファンクネス漂い、タッチが明快で流麗」なピアノの個性を手に入れていたことが良く判る初リーダー作だった。

『Hank Jones Quartet & Quintet』(写真左)。1955年11月1日の録音。サヴォイ・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Hank Jones (p), Donald Byrd (tp), Eddie Jones (b), Kenny Clarke (ds), Matty Dice (tp, tracks 2&3)。典雅で小粋なバップ・ピアノのレジェンド、ハンク・ジョーンズの3枚目のリーダー作。

トランペットがワンホーンのカルテット編成。2曲目「An Evening at Papa Joe's」と3曲目「And Then Some」の2曲がマティ・ダイス、残りの3曲がドナルド・バードのトランペットになる。特にドナルド・バードのトランペットがとっても溌剌としていてブリリアント。引き摺られるように、マティ・ダイスのトランペットも大健闘。2人のトランペットが分担しているが、違和感無く、バランスの取れた無い様になっている。
 

Hank-jones-quartet-quintet

 
主役のリーダー、ハンク・ジョーンズのピアノといえば、バックのリズム・セクションに回った時の「伴奏上手」なハンクのピアノがとても良い。選曲はスタンダード曲ばかりで、アレンジを含めて、カルテット演奏におけるピアノの弾き回しがとても「粋」に響く。バップなピアノだが、フロントの前に出ることは絶対に無い。流麗で典雅なフレーズで、フロントのトランペットをしっかりとサポートする。

典型的なハードバップな演奏に仕上がっている。そんな中、ドナルド・バードのトランペットのフレーズはどことなく「新しい響き」を感じるし、ハンクのピアノは他のピアニストに無い「上品なファンクネスとフレーズの典雅さ」が個性的。パーソネル的には「新旧メンバー織り交ぜて」ではあるが、味のある小粋なハードバップ演奏に仕上がっているのは流石である。

音も良い。資料を見てみると、Van Gelder Studioでの録音である。ヴァン・ゲルダー渾身の好録音。ハンクのピアノも活き活きとした、ピンとタッチの立った音で録音されていて、ハンクのピアノが、伴奏に回ってようが、ソロを取る為、前面に立ってようが、しっかりと聴き取れる。サヴォイからのリリースなので、ジャケは「トホホ」だが、これはご愛嬌(笑)。
 
 

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2022年10月 5日 (水曜日)

ハンクの初リーダー作である。

Twitterで、Hank Jones(ハンク・ジョーンズ)の優秀盤について呟いていて、ハンク・ジョーンズのデビューの頃って、どんなんだったんだっけ、確か、デビューは1947年だから、ビ・バップなピアノだったかなあ、と思いながら、デビュー盤から10枚ほどを久々に聴き直している。

さすがに、デビュー盤から2〜3枚のリーダー作を聴くと、ハンク・ジョーンズのピアノの個性が明確に判る。ジャズマンとしてのデビューは1947年になるので、ハンクのピアノは、さぞやビ・バップしているかと思いきや、バップなピアノではあるが、典雅でブルージーで、そこはかとなくファンクネス漂い、タッチが明快で流麗。

Hank Jones『Urbanity』(写真左)。1947年9〜10月(tracks 5-10)、1953年9月4日(tracks 1-4)の2つの録音に分かれる。ちなみにパーソネルは、Hank Jones (p), Johnny Smith (g, tracks 1-4 & 11-17), Ray Brown (b, tracks 1-4 & 11-17)。

整理すると、アルバム全17曲中、LPでの最初のリリース時の収録曲は前半の10曲。CDリイシュー盤の11曲目以降はボートラ。このボートラの存在が良く判らない無い様なので、この盤を聴くときは、11曲目以降は滅多に聴かない。
 

Hank-jonesurbanity

 
ハンク・ジョーンズのピアノの個性が良く判る初リーダー作。1947年9〜10月の初録音は、ハンク・ジョーンズのソロ・ピアノ。これが絶品。1947年という、ビ・バップ時代の後期、まだまだ、ジャズ・ピアニストはこぞって、ビ・バップな弾き回しをやっていた頃。そんな時期に、なんて典雅で流麗でブルージーなピアノなんだろう。

1950年代のハードバップ期のジャズ・ピアノを先取りした様な、テクニックに優れ、クールに聴かせるピアノ。そんな小粋なハンクのピアノの個性は、デビュー当時で既に確立されている。1953年録音のジョニー・スミスのギター入りのカルテットの演奏については、スミスのギターのバックに回った時の「伴奏上手」なハンクのピアノがこれまた絶品。

ハンク・ジョーンズは1918年生まれなので、デビュー時は29歳。決して早くないデビューだったと思うのだが、それだけに、初リーダー作のソロ・ピアノでは、成熟したハンクならではの個性的なピアノを聴かせてくれる。

ハンクは30歳を前にして、既にベテランの域に匹敵する「典雅でブルージーで、そこはかとなくファンクネス漂い、タッチが明快で流麗」なピアノの個性を手に入れていたことが、この初リーダー作を聴いていて、とても良く判る。
 
 

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2022年2月 6日 (日曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・13

ジャズ名盤には、ジャズの歴史を彩る「エピソード」が必ず付いて回る。そのエピソードを知ることによって、よりジャズの歴史を理解することになる。この盤、マイルスの、ブルーノート・レーベルの総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンの恩義に報いる「サイドマン」参加盤である。

Cannonball Adderley『Somethin' Else』(写真左)。1958年3月9日の録音。ブルーノート・レーベルの1595番。ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Miles Davis (tp), Hank Jones (p), Sam Jones (b), Art Blakey (ds)。キャノンボールのアルト・サックスと、マイルス・デイヴィスのトランペットがフロント2管のクインテット編成。マイルスがサイドマンとして入っている珍しい盤。

1950年辺り、マイルスは「ジャンキー」であった。マイルスは麻薬中毒の為、レコーディングもままならない状態に陥っていた。しかし、彼の才能を高く評価していたブルーノートの総帥アルフレット・ライオンは彼をサポート。1952年より、1年ごとにマイルスのリーダー作を録音することを約束。1952年〜1954年の録音から、2枚のリーダー作をリリースしている。

しかし、1955年、麻薬中毒から立ち直ったマイルスはコロムビア・レコードと契約をした。この契約により、ブルーノートへの録音は途切れることになる。が、マイルスは「ライオンの恩義」を忘れていない。自らがオファーして、このキャノンボールのリーダー作にサイドマンとして参加したのである。当然、ライオンは狂喜乱舞。当時の録音テープには、マイルスの名前を記していたという。
 
このキャノンボール盤の録音メンバーもマイルスが人選したらしい。ピアノに流麗なバップ・ピアノの名手、ハンク・ジョーンズ。ベースに堅実骨太のサム・ジョーンズ。ドラムに名手アート・ブレイキー。このリズム・セクションの人選が渋い。明らかに、マイルスが「ライオンの音の好み」を勘案して選んだメンバーだろう。マイルス自身がリーダーだったら、当時のマイルスの先進的な音からすると、こんな人選は絶対にしない。
 

Somethin-else

 
演奏内容は、当時のバリバリ「ハードバップ」な演奏。マイルスは既に「モード・ジャズ」に手を染めていたが、このブルーノートでの録音では、従来のハードバップな演奏に立ち戻っている。前進あるのみのマイルスが「一時後退」しているが、この後退はライオンの為の後退。ライオンにハードバップの究極な演奏をプレゼントしたい、そんなマイルスの気持ちの表れだろう。

この盤は、ハード・バップというジャズ・フォーマットの最高到達地点のひとつ。アーティスティックで高尚な響きが充満し、参加メンバー各人の最高のパフォーマンスを聴くことが出来る。ハンクの旨さ、ジョーンズの堅実さ、ブレイキーの天才的ドラミング、そして、そして、キャノンボールの情感タップリで、そこはかとなくファンキーな香りがかぐわしい、絶妙なアルト・サックス。

マイルスのトランペットは別格。マイルスの生涯に渡っての、最高の部類のパフォーマンスを聴くことが出来る。ミュートもオープンもベストに近いプレイ。しかし、気合いの入ったマイルスは凄い。ちなみにマイルスがブルーノートに残したパフォーマンスはどれもが素晴らしいものばかりである。

ジャズのスタンダード中のスタンダードとされる「枯葉」の決定的名演。曲想は既にハード・バップの先を行く、先進的な響きが素晴らしい、マイルス作の「サムシン・エルス」。芸術的で高尚な響きのスタンダードの定番曲「ラブ・フォー・セール」。情感タップリで、そこはかとなくファンキーな香りが芳しい「ダンシング・イン・ザ・ダーク」。収録曲のいずれもが、ハードバップの最高峰レベルの演奏で占められる。

この盤は、マイルスが、麻薬中毒の苦しい時代にマイルスを見捨てず、マイルスの才能と人格を信じてくれた、ライオンの恩義に報いた結果。そんな背景をしっかりと踏まえて、キャノンボール以下、録音メンバーが最高のパフォーマンスを聴かせてくれる。名盤中の名盤とはこういう盤のことを言うのだろう。
 
 
 
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  ・The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』

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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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2021年7月 6日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・211

最近、サヴォイ・レーベルの優秀盤を聴き直している。こうやって聴き直してみると、サヴォイ・レーベルもブルーノート・レーベルと同様に、音の響きとアルバム制作の基本ポリシーの個性がハッキリしていて、聴いていて気持ちが良い。

特に、1950年代半ば、オジー・カディナがプロデューサーとして迎えられ、このカディナのプロデュースの下,1954年から1959年にかけて制作されたアルバムは内容の優れたもの、内容の濃いものが多い。

Milt Jackson『Opus De Jazz』(写真左)。1955年10月28日、NJのVan Gelder Studio での録音。プロデューサーはオジー・カディナ。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), Frank Wess (fl, ts), Hank Jones (p), Eddie Jones (b), Kenny Clarke (ds)。ハードバップ初期の秀作。ミルト・ジャクソンのヴァイブ、フランク・ウエスのフルートがフロントのクインテット編成。

タイトルの「オパス(Opus)」とは、ラテン語で「作品」の意味で、直訳すると「ジャズの作品」という意味になる。ちなみに、冒頭の「Opus de Funk」は「ファンクの曲」。「Opus Pocus」は「呪文の曲」になる。この盤にはハードバップのお手本の様な演奏が詰まっている。
 

Opas-de-jazz

 
ミルトのヴァイブとウエスのフルートが実に良く効いている。サヴォイ・レーベルお得意の音「リラックスした正統でハードバップな演奏」が、このヴァイブとフルートの音色で明快に表現されている。しかも、このヴァイブとフルートのフレーズは明らかに「ファンキー」。マイナー調でブルージーなアドリブ・フレーズは、聴いていてドップリと浸り切ってしまいたい位の心地良さ。

全編に渡って、このヴァイブの音とフルートの音が思いっ切り印象に残る盤である。このヴァイブとフルートの持つ音の響きが、マイナー調でブルージーな雰囲気を増幅させ、「ファンキー」を具体的な音として僕達に聴かせてくれる。この盤でこの音で、僕はヴァイブの音の虜となって、その最初のアイドルが「ミルト・ジャクソン」だったことを思い出した。

リズム隊も実に良い感じ。フロントのヴァイブとフルートのお陰で、どっぷりと「ジャジーでブルージーでファンキー」な音世界なんだが、その音の雰囲気に「典雅さ」を加味して、小粋でファンキーなハンク・ジョーンズのピアノが要所要所でアクセントを付け、チェンジ・オブ・ペースを促す。ケニー・クラークのドラムは切れ味良く硬軟自在。エディー・ジョーンズのベースは堅実だ。

サヴォイ・レーベルの代表的なヒット作の一枚。ジャケットもサヴォイ・レーベルらしいもの。音はルディ・ヴァン・ゲルダーの手になるもので、音の良さは「折り紙付き」。初めて聴いて良し、聴き直して良しと、ジャズ者全ての方にお勧め。
 
 
 
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【更新しました】 2021.06.10 更新。

  ・Santana『Inner Secrets』1978

 ★ まだまだロックキッズ     【更新しました】 2021.06.10 更新。

  ・イエスの原点となるアルバム

 ★ 松和の「青春のかけら達」 【更新しました】 2021.06.10 更新。

  ・この熱い魂を伝えたいんや

 
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2021年6月 9日 (水曜日)

渡辺貞夫 with GJTのライヴ盤

このアルバムのリリースは1983年。当時からこのジャケット・デザイン、むっちゃチープで、ロン・カーター名義だったので、ジャケットにある参加ミュージシャンの名前も見ずにスルーしていた。どうやったら、こんなチープなデザインになるのかが判らない。で、最近、このジャケットにある参加ミュージシャンを見たら「SADAO WATANABE」とある。

他のメンバーの名前も書かれており、あれ、これって「グレート・ジャズ・トリオ(GJT)」じゃないの、と思い立った。貞夫さんとGJTと言えば、1970年代後半に幾つかの共演盤があって、もしかしたらその流れで録音されたのでは、と思い始めた。しかし、1983年のリリース。その近辺で貞夫さんとGJTの共演ってあったのかしら、と考えたが、思い当たる節が無い。

Ron Carter, Hank Jones, Sadao Watanabe, Tony Williams『Carnaval』(写真左)。1978年7月30日、東京田園コロシアムで開催された「Live Under the Sky」でのライヴ録音である。ちなみにパーソネルは、Sadao Watanabe (as), Hank Jones (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)。なんと、1978年の「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」での、渡辺貞夫 with GJT のライヴ録音である。
 

Carnaval-with-gjt
 

ジャケットにビビらずに、ちゃんと聴けば良かった、と反省しながら一気聴きしたのだが、さすがに「渡辺貞夫 with GJT」である。趣味の良いハードバピッシュな「ワン・ホーン・カルテット」。決して懐古趣味に走らない、1970年代後半での「最先端」のハードバップな演奏がここに記録されている。

ライヴ・フェスだからといって、安易に聴衆に迎合していないのが、この「ワン・ホーン・カルテット」の隅に置けないところで、収録された曲が実に渋い。バップなアルト・サックスが根っこにあるフロントの貞夫さんを、GJTがしっかりフィーチャー出来る楽曲が並んでいる。演奏のテンポもライヴ・フェスなら、アップテンポのノリノリの演奏になりがちだが、この盤では地に足着いた堅実なテンポで、メンバーそれぞれが素敵で印象的なソロ・パフォーマンスを繰り広げている。

1970年代後半のライヴ・フェスなので、ピアノの音がエレピっぽかったり、ロンのベースがアタッチメントで電気的に増幅されて「ブヨンブヨン」と緩んだ音を出していたりするが、演奏されるフレーズは確かなもの。いやはや、なかなか充実した内容のライヴ盤である。完全に、このチープなジャケットに騙されたなあ(笑)。
 
 
 

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【更新しました】 2021.03.06 更新。

  ・Journey『Infinity』1978

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  ・Yes Songs Side C & Side D
      ・Yes Songs Side E & Side F

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  ・浪花ロック『ぼちぼちいこか』
 
 
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2019年12月20日 (金曜日)

こんなアルバムあったんや・122

ジャズのアルバムはキラ星の如くある。聴いても聴いても、新しい盤がリリースされるし、聴いても聴いても、聴いた事の無い魅力的な内容のアルバムが見つかったりする。これはいい、と自分の感性にあった素晴らしい盤に出会ったりするし、これはどうにも、とどうしても自分の感性に合わない盤もある。しかし、いずれもプロのジャズメンが創り出した素晴らしい音世界である。

昔はCDショップをはしごして、今ではネットショップやサブスクの音楽サイトを徘徊して、ジャズのアルバムを探し歩いている。まず、この探し歩いている行為自体が楽しい。そして、時々、これは、という盤に出会う。そして、その盤が一時期、ヘビロテ盤になり、そして、お気に入りの好盤となる。これこそがアルバム蒐集の醍醐味である。

『Hank Jones Trio With Mads Vinding & Al Foster』(写真)。1991年の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Jones(p), Mads Vinding(b), Al Foster(ds)。どういう経緯で、このトリオが組成されたか判らないが、パーソネルを見ただけで聴きたくなるトリオである。どうやったら、この組合せを思いつくのだろう。
 
 
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バップ・ピアノの大御所、ハンク・ジョーンズに、ニールス・ペデルセンに並ぶデンマークの重鎮ベーシスト、マッズ・ヴィンディング、、マイルスいわく「みんなが好きなことを演奏できるリズム・パターンを設定して、そのグルーヴを永遠に保つことの出来るドラマー」、アル・フォスター。この3人がピアノ・トリオを組んだ、スタンダード・アルバム。どんな音が出てくるのか、ワクワクである。

録音当時、ハンクは73歳、マッズは43歳、アルは48歳。濃厚で成熟したハードバップが展開されるかと思いきや、非常にシャープで洗練された切れ味の良いモーダルなトリオ演奏に驚く。出てくる音は古き良きスタンダードの旋律、しかし、その響きは新しい。ファンクネスを絞り込んだ、ソリッドなアドリブ展開。縦ノリ・スインギーなリズム&ビート。当時の新伝承派よりもモダンでウォームな音作り。

いや〜、これは掘り出し物です。温故知新を地で行くような、成熟メンバーのピアノ・トリオ。ポップでお洒落でウケ狙いのピアノ・トリオとは無縁の、意外と硬派なピアノ・トリオです。アルバム・ジャケットは新装されているそうですが(写真左)、オリジナル盤のジャケット(写真右)よりは味わいがあって良いですね。とにかく、このトリオ盤、意外と好盤です。お勧め。
 
 
 
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2019年3月 1日 (金曜日)

こんなアルバムあったんや・110

先週、ハンク・ジョーンズの『The Talented Touch』という素敵なトリオ盤をご紹介した。ハンクのピアノは端正でタッチが明確で流麗。テクニックは確かで、仄かにファンクネスが漂うフレーズ。1970年代後半、若きトニー&ロンと組んだGJTでの「マッチョ」でダイナミックなハンクも良いが、典雅で小粋なハンクは更に良い。

Hank Jones『The Trio』(写真左)。1955年8月4日の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Jones (p), Wendell Marshall (b), Kenny Clarke (ds)。録音はニュージャージーはハッケンサックの    Van Gelder Studio。玄人好みのレーベル、サヴォイからのリリース。どうりで音が良い訳だ。LPの初盤で聴いてみたかったなあ。

ハンクは1918年生まれ。このトリオ盤を録音した時点で37歳。それにしては「枯れた味わい」が素敵なピアノである。派手な立ち回りとは全く無縁。しっとり落ち着いた大人の雰囲気。しかし、タッチはしっかり明確。フレーズは流麗。バラードは典雅。これが37歳の、まだまだ若いピアニストが奏でる音なのか、と感心する。1970年代後半、GJTでの60歳を迎えたハンクのほうが、明らかに「やんちゃ」である。
 

Hank_jones_the_trio

 
この「若年寄」の如き、流麗で典雅なピアノをしっかり支えるバックが、これまた「玄人好み」。骨太なウォーキング・ベースが好印象のウェンデル・マーシャル。ブンブン胴鳴りするアコベは魅力満載。シンプルにビートを刻むが、フロントのピアノに合わせて陰影をつける粋なドラミングはケニー・クラーク。この二人のリズム隊はハンクのピアノにピッタリ。

そして、この盤の面白味は、スタンダード曲を弾かせたら天下一品のハンクが、自作曲をこれまた典雅に流麗に弾き回していること。1曲目の「We're All Together」続く「Odd Number」など良い出来です。スタンダード曲は相変わらず良い出来。「There's a Small Hotel」や、おなじみの「"My Funny Valentine」は絶品です。

実はこのトリオ盤、つい最近まで知りませんでした。とあるジャズ盤紹介本で知った次第。サヴォイ・レーベルからのリリースで、サヴォイらしくなくジャケットが地味なんで、紹介本で知識を付けていなかったら、店頭に並んでいても手に取らなかったでしょうね。今回はジャズ盤紹介本に感謝です。

 
 
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2019年2月22日 (金曜日)

ハンクのピアノの個性を知る

ハンク・ジョーンズが亡くなってもう8年が経つ。端正でタッチが明確で流麗。仄かにファンクネス漂う、テクニック確かな右手としっかりと音のボトムを支える左手のブロック・コード。ソロ・パフォーマンスも優れているが、歌伴も素晴らしい。僕はジャズを聴き始めた頃の「グレート・ジャズ・トリオ」のハンクのピアノが大好きだ。

Hank Jones『The Talented Touch』(写真左)。1958年の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Jones (p), Barry Galbraith (g), Milt Hinton (b), Osie Johnson (ds)。ギター入りピアノ・トリオといった感じの編成。演奏されている全12曲中、ハンク自作の「Let Me Know」以外、ジャズ・スタンダード曲か、ミュージシャンズ・チューン。これが良い。ハンクのピアノの個性と特性が良く判る。

とにかくハンク・ジョーンズのピアノが素晴らしい。まずテクニックが確か。そして、タッチが明確で端正。強すぎず弱すぎず、聴いていて耳に優しく、しっかりと印象に残る「良い塩梅」のタッチ。アドリブ・フレーズはファンクネス漂いつつ流麗。とても判り易いピアノで、聴いていて「上手いな〜、粋やな〜、ええ雰囲気やな〜」と直ぐに思う。
 

The_talented_touch

 
1918年生まれなので、このアルバムを録音した1958年の時点で、ハンクは40歳。中堅どころとして心身共に充実している頃。確かに、この盤でのハンクのタッチはファンキーであるが、キラキラしていて若々しい。バラードを弾かせたら天下一品。このアルバムでもハンクのバラード演奏は典雅で印象的。甘きに流れず、それでいてロマンチシズム漂う端正な展開は思わず聴き惚れてしまう。

ハンクのテクニックが確かなのは「Don't Ever Leave Me」や「Let Me Know」のミッドテンポな演奏で良く判る。指がよく回るし、タッチがしっかりしていて、音のひとつひとつが明確。躍動感はあるし、響きはポジティヴ。ハンク・ジョーンズのピアノの素性、個性、特徴が本当に良く判る。この『The Talented Touch』、ハンク・ジョーンズのピアノを知るには、避けて通れない隠れ好盤である。

ちなみにこのハンク・ジョーンズ、バリー・ガルブレイズ、ミルト・ヒントン、オシー・ジョンソンの四人は「ザ・ニョーヨーク・リズム・セクション」と呼ばれ、1950年代、数多くのアルバムのバックでリズム&ビートを支えたリズム隊。そんなリズム隊だけで録音したアルバムがこの『The Talented Touch』。タイトルの「The Talented Touch」とは「才能のあるタッチ」の意。納得感のあるタイトルである。

 
 
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2017年11月 1日 (水曜日)

晩年のハンク翁の秀作です。

今から思えば、ハンク・ジョーンズっていうピアニストは、鬼籍に入るまで、衰えをほとんど見せることなく、一定のレベルのパフォーマンスを維持し続けた、希有なジャズ・ピアニストであった。高テクニックで典雅、流麗で歌心満点、しっかりとしたタッチで、派手なパフォーマンスとは全く無縁。というところは、何時の時代も全く変わらなかった。

それとハンク翁の面白いところは、それぞれの時代の優秀な若手ジャズメンと共演すると、必ずと言って良いほど「化学反応」が起こって、実力プラスアルファの、普段のハンク翁には聴かれないパフォーマンスが展開されるのだ。若手ジャズメンと張り合うのでは無い。若手ジャズメンの良き個性に触発され、それを取り込み、自家薬籠中のものにして、自らのパフォーマンスに転化する。

1970年代後半の「The Great Jazz Trio」がそうだった。優秀な若手ドラマー、トニー・ウイリアムに触発されて、豪快なバップ・ピアニストに変身、ガンガンにモーダルなフレーズを弾きまくって、我々を驚かせた。僕は、ビ・バップ時代から活躍していたハンク翁がモードなフレーズを弾きまくるなんて、想像だにしなかった。ビックリである。
 

West_of_5th

 
そんな優秀な若手ジャズメンと共演すると「化学反応」が起きるハンク翁。このアルバムでも、実に好ましい「化学反応」が起こっている。Hank Jones, Christian McBride & Jimmy Cobb『West of 5th』。2006年1月に録音したトリオ作。ちなみにパーソネルは、Hank Jones (p), Christian McBride (b), Jimmy Cobb (ds)。ハンク翁は録音時87歳。

この盤での「優秀な若手ジャズメン」は、ベーシストのクリスチャン・マクブライド。現在のジャズ界におけるファースト・コールなベーシストである。マクブライドのベースは、重量感のある強靱な響きでありながら、ソリッドで爽快感抜群。そんなベースに触発されて、何時になく、切れ味の良い軽快なスイング感を撒き散らしながら、メリハリ感のあるソリッドなピアノを展開する。

そんな二人をベテラン・ドラマーのジミー・コブがしっかりと包み込む様に支える。決して、触発され合っている二人を鼓舞して刺激することは無い。シンプルに柔軟にリズム&ビートを叩き込み、二人をしっかりと支える。実に良い雰囲気のトリオ盤。当時87歳のパフォーマンスとは思えない若々しさ。好盤です。
 
 
 
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2017年10月31日 (火曜日)

ハンク翁の「白鳥の歌」です。

僕はこのピアニストがずっとお気に入りだった。ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)。初めて聴いたアルバムが『At The Village Vanguard』。聴いた時期は1979年。それから約30年間。ずっとハンクのピアノを聴いてきた。高テクニックで典雅、流麗で歌心満点。派手なパフォーマンスとは全く無縁、それでいてタッチはしっかりとしている。

お気に入りのピアニストだったハンク・ジョーンズの「白鳥の歌」がこのアルバムになる。Hank Jones 〜 The Great Jazz Trio『Last Recording』(写真左)。2010年2月24日の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Jones (p), David Wong (b), Lee Pearson (ds), Roy Hargrove (tp), Raymond Mcmorrin (ts)。

2010年5月16日に91歳で逝去したハンク率いるThe Great Jazz Trio(GJT)のラスト盤。しかし、この盤のハンクのプレイを聴く限り、この盤を録音した3ヶ月後に鬼籍に入るなど、全く想像も出来ない。どころか、この盤でのハンクのピアノは切れ味が良い。往年のハンクのピアノが甦っている様であり、これが生前最後のレコーディングだなんて、説明されないと判らないだろう。
 

Hank_jones_last_recording

 
ハーグローブのトランペット、マクモリンのテナーも好調。それもそのはずで、伴奏上手のハンクのテクニックが遺憾なく発揮されている。ハーグローブやマクモリンのブロウの個性を読み取って、フロントの管が吹きやすいように吹きやすいように、伴奏を紡ぎ上げていく。ロングのベース、ピアソンのドラムもハンクのピアノと相性バッチリで、聴いていて本当に心地良い伴奏だ。

選曲はスタンダード曲が中心。どれもが結構有名なスタンダード曲なんだが、何故か飽きを感じることは無い。ハンクのアプローチが新鮮なのだろう。このピアニストは91歳で鬼籍に入るまで、手を抜くなんてこととは全く無縁な、誠実で真摯なピアニストだった。同じスタンダード曲の演奏でも、アプローチが同じ手口になることは無かったと記憶する。

亡くなる直前の切れ味良いプレイが素晴らしい。常に新しい感覚、若い感覚を維持した、とびきりのレジェンドであった。ジャズの歴史と共に歩んだ音楽人生であり、暗記しているスタンダード曲は1000曲以上とも言われ、敬愛の念をもって「ミスター・スタンダード」と呼ばれたピアニスト。鬼籍に入って、既に7年以上の年月が過ぎ去ったが、彼のプレイを聴くと、未だに無念の気持ちが甦ってくる。本当に素晴らしいピアニストだった。
 
 
 
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