2023年6月11日 (日曜日)

名盤『Rhapsody And Blues』

1970年代に大活躍した伝説のフュージョン・ファンク・バンド「クルセイダーズ(The Crusaders)」。1971年にグループ名を「ザ・クルセイダーズ」と変更、オリジナル・メンバーは、トロンボーンのウェイン・ヘンダーソン 、サックスのウィルトン・フェルダー、キーボードのジョー・サンプル、そして、ドラムのスティックス・フーパーの4人。1976年にウェイン・ヘンダーソンが脱退、残りの3人でクルセイダーズを維持した。

The Crusaders『Rhapsody And Blues』(写真)。1980年の作品。ちなみにパーソネルは、クルセイダーズのメンバーとしては、Wilton Felder (sax), Joe Sample (key), Stix Hooper (ds, perc)。ゲストに、Alphonso Johnson (b), Bob Mann, Dean Parks, Philip Upchurch, Sr., Roland Bautista (g) らの名前が確認出来る。ベースとギターは客演でまかなっているが、クルセイダーズのサウンドとしては変化は無い。

前作の『Street Life』が大ヒットし、メジャーな存在にのし上がったクルセイダーズの傑作である。前作はフュージョン・ファンクな音作りと、ランディ・クロフォードのボーカルを活かしたタイトル曲が素晴らしい出来だったのだが、この『Rhapsody And Blues』では、フュージョン・ファンクな音作りは踏襲しつつ、ファンキー&ソウルな音志向に、ソフト&メロウな味付けを強化して、いわゆる典型的な「フュージョン・ジャズ」としてまとめられている。
 

The-crusadersrhapsody-and-blues

 
冒頭の「Soul Shadows」は、前作のボーカル入り曲のヒットの「二匹目のドジョウ」を狙ったのであろう、ビル・ウィザースをヴォーカルに迎えて、曲の雰囲気としては、前作のパンチの効いたジャズ・ファンクなものから、この盤では、ソフト&メロウ、そしてアーバンな雰囲気濃厚。フュージョン・ジャズの良い面がしっかりと出ていて良好。

そして何と言ってもタイトル曲の「Rhapsody And Blues」。ソフト&メロウで、叙情的でリリカル、流麗でメロディアス、そして、趣味良く弾むリズム&ビート。とにかく曲が抜群、アレンジが抜群、そして、ジョー・サンプルのキーボードが哀愁感抜群でとにかく美しい。クルセイダーズのみならず、フュージョン・ジャズの名曲名演の1曲である。僕は、この曲が本当に大のお気に入りで、この曲を聴きたさに、何度、このアルバムを聴いただろう。

続くダンサフルな楽曲「Last Call」から、しっとりと叙情的に唄い上げるギターソロに感じ入る「Sweet Gentle Love」まで、この盤のLP時代のB面(CDでは4曲目から6曲目まで)はとりわけ秀逸な内容。フュージョン・ジャズの良いところがギッシリ詰まった、フュージョン・ジャズの名盤の1枚です。この盤を聴く度に「フュージョン・ジャズも良いものは良いなあ」と改めて思います。
 
 

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2022年8月 9日 (火曜日)

スティックス・フーパーの新盤

1970年代、フュージョン・ジャズの中で一世を風靡したジャズ・ファンクなバンドが「クルセイダーズ(The Crusaders)」。ポップでファンキーなフュージョン・ジャズが素敵なバンドで、僕は大好きだった。

オリジナル・メンバーは、テキサス州のハイスクールで同級生だったウェイン・ヘンダーソン(トロンボーン)、ウィルトン・フェルダー (テナー・サックス)、ジョー・サンプル(キーボード)、スティックス・フーパー (ドラム)の4人。ベーシストはゲストだった。

このオリジナル・メンバーのうち、ドラム担当のスティックス・フーパー以外、既に逝去してしまった。スティックス・フーパーも、1938年8月生まれなので、今年で84歳になる。ここ10年以上、フーパーの名前を聞かないので、クルセイダーズ・サウンドって、もう歴史的な音になってしまったなあ、と思っていたら、スティックス・フーパーが突然、2010年以来、12年振りにリーダー作をリリースした。これはもう「ポチッとな」である(笑)。

Stix Hooper『Orchestrally Speaking』(写真左)。今年4月のリリース。ちなみにパーソネルは、お馴染みのレジェンド Hubert Laws (fl), ロシア出身のEugene Maslov (p), スウェーデン出身のAndreas Oberg (g), 米国ニューオリンズ出身のJamelle Adisa (tp), 米国NY出身のScott Mayo (sax), 米国ロス出身のDel Atkins (b)。インターナショナルなボーダーレスのメンバー選定。
 

Stix-hooperorchestrally-speaking

 
大ベテランがリーダー作を録音する際にありがちな、旧知の仲良しメンバーが集ったセッションでは無く、インターナショナルなメンバー選定というところに、フーパーの「やる気」を強く感じる。

さて、出てくる音といえば、クルセイダーズ・サウンドからファンクネスを薄めて、フュージョン・ジャズではなく、スムース・ジャズ寄りのアレンジを加えた感じの音世界。それでも、ファンクネス漂うグルーヴ感は一貫して、それぞれの演奏の底にあって、このグルーヴ感こそが、クルセイダーズ・サウンドのグルーヴ感に通じるもので、それは、取りも直さず、フーパーのドラミングが醸し出しているのだ。

フーパーのドラミングは、スムース・ジャズっぽくなってはいるが、その叩き方、リズム&ビートの傾向は、クルセイダーズ時代の頃と変わらない。フーパーが1983年に脱退して以来、20年弱が経過しているが、クルセイダーズのフーパーのリズム&ビートは健在である。多国籍なバック・バンドの演奏も内容の濃い、素敵な演奏で、リーダーのフーパーの標榜する「スムース・ジャズなクルセイダーズ」な音をしっかりと現実のものとしている。

今年4月のリリースなんだけど、ネットを見渡すと、ワールドワイドで、このスティックス・フーパーの新盤は話題になっていない。フーパーって過去の人扱いなのかな。でも、知らないジャズマンのリーダー作だったとしても、この新盤を聴くと、この盤、意外といける、って感じること請け合い。クルセイダーズのファンだった方々には、特に一聴をお勧めしたい「小粋なスムース・ジャズ」盤です。
 
 

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2020年12月16日 (水曜日)

懐かしいフュージョン盤に出会う

懐かしいフュージョン・ジャズ盤を見つけた。以前、我がコレクションにあった筈なんだが、何処かでドロップしたのかもしれない。フュージョン・ブームの終焉時期にリリースされたアルバムで、結構、ヘビロテ盤だった筈なんだけどなあ。しかし、こういう懐かしい、思い出の盤に再会すると、なかなか楽しいものである。

Joe Sample『The Hunter』(写真)。1983年のリリース。クルセイダ―ズのキーボード奏者 ジョー・サンプルのソロ5作目である。リリース当時、この「やっつけ感」満載のジャケット・デザインに戸惑った思い出がある。フュージョン・ジャズのブームの終焉時期、売上にも翳りが見えて、レコード会社の扱いも既に軽かったのかもしれない。

パーソネルについては、Joe Sample (key, syn), Percussion – Paulinho da Costa (perc)、後は曲によってメンバーが代わって、ベースは 1曲目だけ Marcus Miller、残りは Abraham Laboriel。ドラムも同様に 1曲目だけ Steve Gadd、残りは Bob Wilson。ギターは、ちょっと複雑で、1曲目だけ David Spinozza、3曲目だけ Phil Upchurch、残りは Dean Parks。

ゲスト参加として、John Phillips (b-cl, tracks: 6), Tom Browne (tp, tracks: 1), John Phillips (Woodwind, tracks: 2)。そして、ホーンセクションが2曲目以外の全曲に参加。
 
 
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「やっつけ感」満載のジャケット・デザインではあるが、内容的には、1980年代前半の、フュージョン後期らしい、華のあるアーバンなアレンジが良好な、好フュージョン・ジャズ盤である。

冒頭1曲目のタイトル曲「The Hunter」が、NYのミュージシャンをバックにしての演奏になっていて、ちなみにドラムにスティーヴ・ガッド、ベースにマーカス・ミラー、ギターにデヴィッド・スピノザ。この1曲目の演奏だけが、2曲目以降と雰囲気が違う。ちょっとサンプルらしくない演奏に仕上がっていて、この曲だけ聴くと、ちょっと違和感を感じる。

しかし、2曲目以降はリズム・セクションが代わって、雰囲気がいつものサンプルらしいものになる。サンプルのキーボードの手癖やアレンジの個性もてんこ盛りで、ライトでアーバンなフュージョン・ジャズに仕上がっていてホッとする。ディーン・パークスの職人ギターが大活躍。3曲目のみだが、フィル・アップチャーチのギター・ソロは絶品。ギターが大活躍の2曲目以降が、楽曲的にもサンプルらしくてグッド。

アーバンだけどライトな、軽めのフュージョン・ジャズ。サンプルらしさが良く出た佳作だと思います。
 
 
 

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2018年8月26日 (日曜日)

絶頂期クルセイダーズのライブ盤

しかし、今年の夏は「酷暑」である。これだけ蒸し暑い日が続く夏は記憶が無い。いつもなら、午前中、朝8時〜10時の間とか夕方5時以降、1時間程度の散歩が可能なはずなんだが、今年はこれらの時間帯では「身の危険」を感じる蒸し暑さ。散歩どころの騒ぎでは無い。よって、今年の夏は完全に運動不足である。よって「痩せない」(笑)。

昨日から、フュージョン・ジャズ全盛時代の夏に、酷暑に耐えながら聴き親しんだアルバムを幾枚か、聴き直している。今日は、The Crusaders『Live in Japan』。1981年のリリース。邦題『音楽会』。1981年1月18日、東京NHKホールでの日本ツアー最終日の演奏を収録。ちなみにパーソネルは、Barry Finnerty and Roland Bautista (g), Rafael Cruz (perc), Alphonso Johnson (b), Wilton Felder (ts), Joe Sample (key), Stix Hooper (ds)。

当時、人気絶頂のクルセイダーズの来日ライブ盤。確かこのライブ音源についてはライブ盤の発売前にFM放送でオンエアされたので、ばっちりエアチェックをして良く聴いていました。レコードとしてライブ盤が1981年にリリースされた時には、演奏が結構編集カットされていて、唖然とした記憶があります。
 

The_crusaders_live_in_japan

 
そのCDについては、1993年にリイシューされ、LP時代に惜しげも無くカットされた、それぞれのソロの部分も復元され、完全盤・世界初CD化と相成った訳で、なんだかホッとした思い出があります。イントロダクションでのメンバー紹介など、時代を感じさせる部分も多々ありますが、意外と録音はまとまっていて、クルセイダーズのファンクネス溢れる躍動感が何とか捉えられています。

冒頭がジョー・サンプルのソロ盤からの「虹の楽園(Rainbow Seeker)」なのが「意味深」。冒頭からなかなか熱い演奏で、さすが、当時人気絶頂だったのが良く判る演奏です。クルセイダーズ独特の粘りのあるファンクネスでは無く、スマートなファンクネスとクールなオフビートがメインで、往年のクルセイダーズ者からすると「オヨヨ」と肩すかしを食らう感じがします。

このライブ盤、選曲と演奏全体の雰囲気からすると、クルセイダーズのライブ盤というよりは、ジョー・サンプルのソロ・ライブ盤と誤解してしまうほど、ジョー・サンプルの音のカラーが色濃く出ています。それが原因の「スマートなファンクネスとクールなオフビート」。絶頂期のクルセイダーズのライブ盤としては、ちょっと不完全燃焼気味。LPではソロが結構切り刻まれているので、このライブ盤についてはCDがマストでしょう。

 
 

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2018年7月 1日 (日曜日)

ジョー・サンプルの隠れ好盤

当時のジャズ雑誌、ジャズ紹介本については、フュージョン・ブームが去った後、フュージョン・ジャズで活躍したミュージシャンに対して、意外と冷たい取り扱いだった様な記憶がある。ADLIB(アドリブ)誌のみが良心的な評論を継続していたが、2010年5月号で休刊になって以来、1980年代後半以降のフュージョン・ジャズの名盤については、結構、取り上げ方が弱い。

Joe Sample『Spellbound』(写真左)。フュージョン・キーボードのレジェンド、ジョー・サンプルの1989年作品。全10曲中、4曲がボーカル入りだが、演奏はメリハリの効いたフュージョン。マーカス・ミラーとオマー・ハキムのリズム隊が「要」。サンプル節満載。聴き心地満点の好盤である。

これが、である。ジャズ雑誌、ジャズ紹介本では、ほとんど採り上げられたところを見たことが無い。ジョー・サンプルと言えば、フュージョン・ジャズ・ブームを牽引したバンド、クルセイダーズのリーダー格で、そのキーボードをメインとしたフュージョン・ジャズは、特にソロ・アルバムにて、その個性を露わにしつつ、その内容のレベルの高さと濃さは、フュージョン・ジャズの最高峰の好例としてもてはやされた。
 

Spellbound_1

 
が、フュージョン・ジャズのブームが去って以降、このジョー・サンプルのリーダー作について、採り上げられることは希である。ジョー・サンプルについては、クルセイダーズの諸作と同時並行してリリースされたソロ盤で終わり、って感じで、どうしてそういった偏った見方になるのか理解に苦しむ。例えば、この1989年作の『Spellbound』を聴けば、それが良く判る。

アーバン系フュージョン・ジャズの好盤の一枚と思う。スムース・ジャズに偏りつつ、演奏の全体の雰囲気はあくまでフュージョン・ジャズ、という風情の内容にグッときます。その風情を支えているのが、マーカス・ミラーとオマー・ハキムのリズム隊。しっかりと上質のフュージョンAORなリズム&ビートを叩きだし、スムース・ジャズに傾くジョーサンプルのキーボードを鼓舞します。

軽快なファンクネスをしっかりと残しつつ、聴き易いライトな、シティ系のフュージョンAORな演奏内容は古さを感じさせません。アル・ジャロウとマイケル・フランクスのヴォーカル曲はスムース・ジャズ調、インスト曲は明らかにフュージョン・ジャズ。とにかく爽やかでキャッチャー。録音もデジタル臭く無くグッド。ジョー・サンプルのキーボード・ワークも見事。好盤です。
 
 
 
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2018年4月19日 (木曜日)

独特のうねるようなビート。

ボブ・ジェームスも良いが、ファンクネスたっぷりなフュージョン・ジャズを追求するなら、クルセイダーズ(The Crusaders)は絶対に外せない。クルセイダーズは、Wayne Henderson (tb), Wilton Felder (ts), Joe Sample (p), Stix Hooper (ds) の4人が結成したグループである。

もともと、彼らはジャズ・クルセイダーズとして10年間活動していた。しかし、1971年、グループ名を「クルセイダーズ」に変更。理由は「ジャズの冠がついているとラジオのDJがレコードを敬遠するきらいがあるから」。なるほど。で、クルセイダーズと改名してから、音世界が変わったのか、として聴いてみる。

そこでこの盤を聴く。『Crusaders 1』(写真)。1972年のリリース。改名して1年後、タイトルからして、新生「クルセイダーズ」の第1弾の様に見えるが、実は本作は名義変更後の第2弾のアルバム。リリース当時、LP2枚組の大作。本作は商業的に成功したようで、苦節12年の快挙。継続は力なり、ですね。
 

Crusaders_1

 
しかし、1972年という時代のリリースである。基本はソウル・ミュージックとジャズのクロスオーバーではあるが、例えば、冒頭の「That's How I Feel」のへヴィーなベースとワウ・ギターなど、サイケデリック・ジャズの面影やスピリチュアル・ジャズの影響が聴かれる。ところどころ、この辺が、ちょっと「垢抜けない感じ」がする所以。

ジョー・サンプルのキーボードとこの盤ではまだ客演しているラリー・カールトンのギターは明らかに、従来のジャズからクロスオーバーへステップアップして、新しい音世界に入っていく。逆に、ウィントン・フェルダーのテナーとウェイン・ヘンダーソンのトロンボーンはまだ「新主流派」のフレーズを継承し、従来の音世界に留まっている。決して悪く無い、この2面性がこの頃のクルセイダーズの面白いところ。

しかし、クルセイダーズ独特のうねるようなビートはもうこの盤にしっかりとある。しばらく聴いていると、確実にクルセイダーズの演奏と判るほどの「うねるビート」。これが「クルセイダーズ者」には堪らない。このジャズには無い「うねるビート」はファンクネス満点で、とても心地良い。これがクルセイダーズの真骨頂。
 
 
 
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2017年7月 5日 (水曜日)

クルセイダーズ黄金期の音世界

昨日、ジャズ・クルセイダーズの話を書いた訳だが、後のザ・クルセイダーズのアルバムを久しく耳にしていないことに気がついた。では、ザ・クルセイダーズの最初のピークはどのアルバムの辺りなのか。うむむ、やはりパーソネルの充実度合いによるな。

The Crusaders『Those Southern Knights』(写真左)。邦題『南から来た十字軍』。すっごい邦題である(笑)。そう言えば、ジャケットもジャズらしからず、意外とすっごい(笑)。1976年のリリース。ちなみにパーソネルは、Joe Sample (key), Wilton Felder (sax), Wayne Henderson (tb), Stix Hooper (ds), Larry Carlton (g), Robert "pops" Popwell (b)。

クルセイダーズの黄金期、頂点のメンバー構成である。この盤で、ベーシストであるロバート "ポップス" パウエルが参入、ギターのラリー・カールトンも既にメンバーとして溶け込んでおり、加えて、オリジナル・メンバー4人揃い踏みの、クルセイダーズ史上、最高のメンバー構成。この盤の後、オリジナル・メンバーでトロンボーン担当のウエイン・ヘンダーソンが脱退してしまいます。
 

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この盤に詰まっている音はと言えば、ファンクネスを湛えた「R&Bフュージョン」。R&Bなフレーズをベースにポップ・ロックの要素も積極的に取り込み、アーバンでソウルフルなフュージョン・ジャズに仕上がっている。インスト中心、テクニックも申し分無く、クルセイダーズ独特のグルーブ感溢れる演奏の数々。キャッチャーなフレーズも多く、聴いていて楽しいフュージョン盤である。

しかし、我が国では、R&Bと言えばボーカル中心であり、このクルセイダーズの様なインスト中心の「R&Bフュージョン」については実に「辛い」。この盤だって、今の耳で聴いても新鮮なファンクネス溢れる「R&Bフュージョン」なんだが、知る人ぞ知る、マニアな人向けの好盤に留まっているのがもどかしい。

この盤に詰まっている、クルセイダーズ独特の「うねり、ひねり、波打つ」グルーブ感が凄い。カールトンのエレギも切れ味抜群、新加入のロバート "ポップス" パウエルの躍動感溢れるエレベも素晴らしい。サンプルのキーボードは最高だし、フェルダーのサックスはファンクネスだだ漏れ、フーパーのノリの良いドラミングも見事。短期間ではあったが、クルセイダーズ黄金期の音がここにあります。
 
 
 
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2017年7月 4日 (火曜日)

熱気溢れるジャズ・ロックです

ソウル・ジャズ+R&Bのクロスオーバー・ミュージック、と問われれば、もうひとつ、頭に浮かぶバンド名がある。「ザ・クルセイダーズ」。ウェイン・ヘンダーソン (tb), ウィルトン・フェルダー (ts), ジョー・サンプル (key), スティックス・フーパー (ds) の4人が結成したグループである。

1971年にグループ名を「ザ・クルセイダーズ」と改名するまで、ジャズ・クルセイダーズ(The Jazz Crusaders)の名前で活動。1960年代中盤から後半に渡り、ソウル・ジャズ+ロックのクロスオーバーなバンドとして活躍。軽快なファンクネスを伴った演奏は聴き応えがある。が、我が国ではあまりメジャーな存在では無いのが残念である。

そんなジャズ・クルセイダーズの好ライブ盤がこれ。The Jazz Crusaders『Lighthouse '68』(写真左)。1967年11月10〜13日、LAのハモサビーチのライトハウスでのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Wayne Henderson (tb), Wilton Felder (ts), Joe Sample (p), Buster Williams (b), Stix Hooper (ds)。うん、確かに後の「クルセイダーズ」のメンバーである。
 

The_jazz_crusaders_lighthouse_68

 
熱気溢れるジャズ・ロックである。バンド演奏全体の雰囲気は、R&B的なノリとフレーズを意識したソウル・ジャズをベースとしたもので、ソウル・ジャズ+ロックのクロスオーバーな「ジャズ・ロック」という感じ。ファンクネスを前面に押し出しているので、硬派な純ジャズとロックとのクロスオーバーを基調とした「ジャズ・ロック」とは一線を画する。

8ビートだけではなく、4ビートでもスイングするところが、この「ジャズ・クルセイダーズ」がメインストリーム・ジャズを発祥とする「ジャズ・ロック」なバンドである証で、1960年代中盤から後半の時代からすると、このジャズ・クルセイダーズの演奏内容は明らかに個性的である。今の耳で振り返ると、メンストリームなソウル・ジャズとして良い、意外と硬派なメインストリーム・ジャズ志向の演奏が心地良い。

後の「クルセイダーズ」のファンクでアーバンなフュージョン・ジャズをイメージするのでは無い、あくまでジャズに軸足を残したソウル・ジャズ+ロックのクロスオーバーな「ジャズ・ロック」を志向するバンドで、その志向がズバリ演奏に表れている。非常に優れたジャズ・バンドであった証がこのライブ盤に溢れています。好ライブ盤です。
 
 
 
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2015年7月23日 (木曜日)

「金太郎飴」的な心地良さです

僕は1970年代後半のフュージョン・ジャズの流行真っ只中をリアルタイムで体験している。ちょうど高校生から大学生の時代。特に大学生の時代は、AORと併せて、フュージョン・ジャズは我々音楽好きとしては必須のアイテムだった。

楽器としては僕は子供の頃からピアノが大好き。オルガンもシンセも大好きで、キーボードは全てお気に入り。フュージョン・ジャズにおいても、まず、しっかりと聴き進めて行ったのは、キーボード奏者がメインのアルバム。

フュージョン専門のお気に入りのキーボード奏者は、ボブ・ジェームス、デイブ・グルーシン、そしてジョー・サンプル。この3人、後には純ジャズにも手を染めるが、1970年代後半のフュージョン・ジャズの大ブームの頃は、フュージョン専門のキーボード奏者としてブイブイ言わせていた(笑)。

さて、その「御三家」の一人、ジョー・サンプルのアルバムを久し振りに聴いた。Joe Sample『The Pecan Tree』(写真左)。2002年のリリース。ホーンを入れずに、従来のジョー・サンプル的なアルバムに戻ったアルバム。確かに、このアルバムには、フュージョン・ジャズ時代に聴き込んだサンプル節が満載です。

独特の間と余裕あるテンポで訥々と思いっきりファンキーに弾き進めるフレーズは、サンプル独特の個性。キーボードのソロをちょっと聴き進めただけで、ジョー・サンプルと判る個性的な弾き回し。そして、バックのファンクネス溢れる、ジョー・サンプルがプロデュースの独特な響きを持つ、クールなリズム&ビート。
 

The_pecan_tree

 
そして、アルバム収録11曲中、4曲がボーカル入り。このボーカル入りの楽曲を織り交ぜるのは、後期クルセイダーズ的なアルバムの作り方。懐かしいですね。でも、いずれもこのボーカル入りの楽曲の出来が素晴らしい。ボーカリストの個性にピッタリ合った楽曲を用意し、アレンジを施す。センスの良いジョー・サンプルの仕業ですね。

3曲目「No One But Myself To Blame」でのLizz Wrightのストレートな歌声、同じくLizz Wrightが高らかに歌い上げていくのが感動的な5曲目の「Fool's Gold」。Haward Hewettも負けてはいない。ファンクネス溢れるブラコン風の7曲目の「In A Heartbeat」、浪々と熱唱する9曲目「With These Hands」、いずれも良い出来です。

ジョー・サンプルのキーボードって不思議なんですが、基本的にはどのアルバムも同じ弾き方、フレーズなんですよね。つまり「金太郎飴」的なアルバムばかり。でも飽きない。飽きないどころか、アルバム毎になぜか判らないが、ジョー・サンプルの「金太郎飴」的個性にグッと気持ちを掴まれるのだ。

僕は、ジョー・サンプルのキーボードのフレーズが持つ、趣味の良いクールな溢れんばかりのファンクネスが「鉄板」ではないかと思っている。このジョー・サンプル独特のファンクネスがあれば、とにかく、どのアルバムでも「金太郎飴」的な心地良さを感じ取ることが出来る。

この『The Pecan Tree』というアルバム、「金太郎飴」的な心地良さ満載です。独特の間と余裕あるテンポで訥々と思いっきりファンキーに弾き進めるフレーズ、そして、バックのファンクネス溢れるクールなリズム&ビート。どこから聴いても「ジョー・サンプル」。でも、こんなジョー・サンプル的なアルバムが実に心地良い。
 
 
 
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2013年10月24日 (木曜日)

明るく心が温まるようなジャズ

今朝の気温は、まだ10月というのに晩秋終わりの様な薄ら寒さ。思わず、冬服を引きずり出して着ました。今の僕には冷えは大敵ですからねえ。

しかし、これだけ天気が悪いと心まで暗くなります。どんより鉛色の空。薄ら寒い風。スカッと晴れる日が少ない。「天高く馬肥ゆる秋」はどこへ行った、と嘆きたくなるような天気の悪さ。しかも寒い。せめて音楽だけでも、明るく心が温まるようなジャズを聴こう、ということで、今日はフュージョン系のジャズ・ボーカルを選んでみました。

Randy Crawford & Joe Sample with Steve Gadd & Nicklas Sample 『Live』(写真左)。Randy Crawford(ランディ・クロフォード)が、Joe Sample(ジョー・サンプル)のトリオを従えて、2008年10月から12月にかけて行った欧州ツアーのベスト・テイクを収めたライブ盤になります。

ちなみにパーソネルは、Randy Crawford (vo), Joe Sample (p), Steve Gadd (ds), Nicklas Sample (b)。ベースのニクルス・サンプルは、ジョー・サンプルの息子。ボーカルのランディ・クロフォードは、クルセイダーズの「Street Life」での熱唱がしっかりと記憶に残っています。

コンテンポラリーなフュージョン・ジャズをベースにしたジャズ・ボーカルで、ダイナミックな演奏をバックに熱気溢れるもの。エネルギッシュでポジティブな雰囲気は実に魅力的。聴き進むにつれて、聴いている方も心からノリノリになります。
 

Joe_sample_randy_crawford_live

 
クルセイダーズの「Street Life」の熱唱を振り返ると、クロフォードのボーカルは粘っこくファンキーなボーカルという印象が強かったのですが、このライブ盤でのクロフォードのボーカルは、確かに粘っこくファンキーなものですが、良い意味で枯れた味わいが出て、併せて深みが伴って、なかなかに聴き応えがあります。

クルセイダーズの「Street Life」のリリースが1979年、このライブ盤が2008年。クルセイダーズの「Street Life」からこのライブ盤まで29年、約30年の年月が流れたことになります。この年月が良い意味で、クロフォードのボーカルを熟成させていたのでしょうか。余裕のあるボーカルで良い味出しています。 

ジョー・サンプル、スティーブ・ガッド、ニクルス・サンプルのリズム・セクションも、なかなか味のあるバッキングを醸し出していて、実に粋なリズム・セクションだ。ジョー・サンプルのピアノはなんとなく歌伴をイメージ出来たんだが、スティーブ・ガッドがこんなに歌伴に相応しいドラミングをするとは思わなかった。

さすがは、スティーブ・ガッドである。純ジャズなトラディショナルなジャズ・ボーカルでは無い、ちょっとポップでコンテンポラリーなジャズ・ボーカルに仕立て上げているのは、ガッドのドラミングの成せる技。

内容的には再演曲が多めで聴いていて楽しい。ダイナミックな演奏をバックに熱気溢れるものですが、内容的には意外と渋くて落ち着いたものです。そもそもは秋のスカッと晴れた日にかけたくなるようなライブ盤です。

 
 

★大震災から2年7ヶ月。決して忘れない。まだ2年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

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