最近のトラックバック

2018年11月 1日 (木曜日)

ジャズ喫茶で流したい・132

最近、Dusko Goykovich(ダスコ・ゴイコヴィッチ)の新作を聴いて、無性に彼のトランペットが聴きたくなった。そう言えば、しばらく聴いてなかったんなや〜。好きなトランペッターなんですよ、ゴイコヴィッチって。初めて聴いたリーダー作が『After Hours』(1971年の録音)。ジャズを聴き初めて15年くらい経ってからかなあ。

ダスコ・ゴイコヴィッチは、旧ユーゴスラヴィア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)ヤイツェの出身。1931年生まれなので、今年で87歳になります。この旧ユーゴスラビア出身というところがポイント。ユーゴスラビアとは「南のスラブ民族の国」という意味で、彼のトラペットって、どこかスラブの民俗音楽の響きが漂うんですね。これが僕には堪らない。

Dusko Goykovich『Slavic Mood』(写真左)。1974年、イタリアでの録音。ちなみにパーソネルは、Dusko Goykovich (tp),  Bert Thompson (b), Joe Nay (ds), Vince Benedetti (p), Andy Scherrer (ts, ss)。タイトルのとおり東欧(スラブ)を素材にしたモーダルな作品。ゴイコヴィッチの初リーダー作が1966年なので、彼のキャリアの中ではまだまだ初期の頃の傑作です。
 

Slavic_mood

 
1974年ながら録音の悪さがちょっと気になりますが、スラブ民族の民俗音楽の旋律を宿した様な、独特のマイナー調で哀愁溢れるゴイコヴィッチのフレーズが実に芳しい。特にこの盤はタイトルが「スラブのムード」というくらいなので、このスラブ民族の民俗音楽の旋律を宿したフレーズがてんこ盛りです。しかもところどころ、中近東を想起させるフレーズも織り込まれて、なかなかに聴き応えがある。

「東欧のエキゾチックな哀感感」が独特で、この盤を思いっきり個性的なものにしているのですが、もともとゴイコヴィッチのトランペットは正統なハードバッパー。コードもモードも両方こなし、テクニックは優秀、端正かつ歌心溢れるアドリブ・フレーズは米国の一流トランペッターと比較してもひけを取らない。「東欧のエキゾチックな哀感感」だけで、この盤を好盤に押し上げているのでは無い。

ゴイコヴィッチのデビュー盤である『Swinging Macedonia』を彷彿とさせる、哀愁に哀愁を帯びたメロディーがユニーク。さすが欧州ジャズだけあって、ファンクネスは皆無、リズム&ビートは粘ること無く、ソリッドでシャープなもの。全編に渡って、これぞ欧州ジャズ、これぞ東欧ジャズっていう雰囲気が堪らない。

 
 

東日本大震災から7年7ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年10月15日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・130

ビジネスの格言に「三方良し」という言葉がある。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。近江商人の心得で、売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ、である。ジャズの「三方良し」は、というと「演奏良し」「アレンジ良し」「ジャケット良し」だろうか。

Igor Prochazka Trio『Easy Route』(写真左)。2008年のリリース。ちなみにパーソネルは、Igor Prochazka (p), Christian Perez (b), Federico Marini (ds)。IGOR PROCHAZKA =イゴール・プロハースカと読むらしい。ここでは「イゴール」で統一。チェコ出身、スペインを拠点に移して活躍中のピアニスト。この盤はイゴールのデビュー盤。

イゴールはこの盤に出会うまで、全く知らないピアニストであった。しかし、この盤は初めて聴いた時、ビックリした。まずは「誰やこれ」。そして「どの国のピアノ・トリオや」。聴けば聴くほど米国のジャズの音では無いことが明確になるんだが、音の適度なラフさが欧州南部かなあ、地中海沿岸かと思うんだが、イタリア・ジャズでは無い。
 

Easy_route_1  

 
チェコ出身でスペインが演奏拠点、と聞いて納得。この盤の面白いところは、欧州ジャズとは言いながら、4ビート・ジャズ一辺倒、モード・ジャズ一辺倒で無いところ。8ビートも積極導入しつつ、ソウルフルな雰囲気を醸し出すところもユニークで、ソウルフルな雰囲気は醸し出すくせに、ファンクネスは皆無、というところが如何にもスペイン・ジャズらしい。拘るところはトコトン拘るのだが、ええかげんなところは適度にええかげん。

でも基本はバップなんですよね。そして、さすがに欧州ジャズ、流麗で爽やか。バックのリズム隊も堅実かつダイナミックで、ベースはしっかり胴を鳴らし、ドラムは変幻自在のリズムを叩き出す。幼い頃に受けた、クラシック音楽の教育にしっかりと裏付けられた高度な技術と欧州ジャズ独特の馴染みやすいメロディセンス。とにかく聴いていて心地良い。全7曲で録音時間35分が「あっと言う間」。

理屈抜きで、聴き応えのあるピアノ・トリオ盤です。ジャケットも抜群に良い感じ。真っ青な空、乾いた黄土色の大地、そしてオレンジ・イエローのアンティーク車。この3つの要素が「これしかない」と思えるくらい、絶妙なバランスで配置されている。このジャケットはしばらく、ぼ〜っと眺めていても飽きないなあ。この盤、メジャーではありませんが好盤。一聴の価値あり、です。

 
 

東日本大震災から7年7ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年10月 7日 (日曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・73

ECMレーベルは「ニュージャズの代表的レーベル」である。1969年に設立以来、拠点はノルウェーのオスロ。北欧ジャズの拠点でもある。ECMレーベルは、ジャズについては「典型的な欧州ジャズ」を旨とする。そんなECMレーベルであるが、ECMレーベルお抱えの、ECMレーベルの音を代表するミュージシャンがいる。ピアノについては、パッと僕の頭の中に浮かぶのは「スティーヴ・キューン(Steve Kuhn)」。

この人のピアノを初めて聴いたのは『Ecstasy』というアルバム。もちろん、ECMレーベルからのリリース。1974年の録音なんだが、この人のピアノには驚いた。米国ジャズを中心に聴いてきた耳には「ジャズっぽくない」。どちらかというと、クラシック・ピアノに近い。リリカルそして耽美的。ファンクネスは皆無。即興演奏としてのフレーズの取り回しはクラシック風。それでいてビートはしっかりと聴いていて、演奏全体の雰囲気はやっぱり「ジャズ」。

このキューンのピアノはリリカルそのもので、一聴すればキューンのピアノと判るくらい。そんなリリカルなピアノに、ECMレーベルの録音で独特の深いエコーがかかって、独特のピアノ・ミュージックが創造される。1974年から1981年まで、間を置いて、1995年から現在に至るまで、ECMレーベルとの付き合いは続いている。ECMレーベルお抱えのピアニストの一人といって良いだろう。
 

Trance

 
Steve Kuhn『Trance』(写真)。1974年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Steve Kuhn (ac-p, el-p, vo), Steve Swallow (el-b), Jack DeJohnette (ds), Sue Evans (perc) 。パーカッション入りのピアノ・トリオである。スワローはエレクトリック・ベースを使用している。ECMらしい組合せとして、ドラムにジャック・デジョネットが参加している。

アコピもエレピも全く差が無い。どちらもリリカルで耽美的。独特の「間」が静謐感を感じさせるが、演奏全体に穏やかな躍動感がある。スワローのベースはエレベであるが、エレベの特性をよく活かしたベースラインが特徴的。ブンブンと胴鳴りするだけがジャズ・ベースで無いことを改めて感じる。デジョネットのドラミングが素晴らしい。繊細で響きの美しいデジョネットのドラミングは特筆もの。キューンのピアノにぴったりと寄り添う。

演奏のイメージとしては「ジャズ・ロック」で、フレーズの展開など、モードをベースとしながらもクラシックな要素も効果的に織り交ぜ、ECMレーベルのニュージャズ的雰囲気が色濃い。明らかに、それまでのハードバップやモードジャズとは異なる、新しいイメージのジャズ。1970年代のECMレーベルのリリースする盤には、そんな新しい響きの「ニュージャズ」が沢山あった。このキューンの『Trance』もそんな中の一枚。好盤です。

 
 

東日本大震災から7年6ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年9月25日 (火曜日)

デンマークでの邂逅セッション

ホレス・パーランのピアノを聴き直している。パーランのピアノの個性は判り難い。といって「テクニック豊かで端正」という総合力で勝負するピアノでは無い。明らかに右手と左手に個性が宿っていて、パーランは明快な個性で勝負するピアノ。では、パーランのピノの個性とは、と問われると、ちょっと自信が無い。だから、パーランのリーダー作を聴き直している。

パーランの個性は「少年時代にポリオを患い、そのために部分的に右手が変形した。障碍の代償として独自の演奏技巧を発展させ、左手のとりわけ「刺戟的な」コード進行を、一方の、右手の著しくリズミカルなフレーズと対置している」(Wikipediaより)と書かれることがほとんど。しかし、左手と右手の個性がはっきりと聴き取れるほど、特徴的では無いのだ。

Horace Parlan『Arrival』(写真左)。December 21 & 22, 1973年12月21&22日、デンマークはコペンハーゲンの「Rosenberg Studio」での録音。ちなみにパーソネルは、Horace Parlan (p), Idrees Sulieman (tp), Bent Jædig (ts), Hugo Rasmussen (b), Ed Thigpen (ds)。テナー&トランペット2管フロントのクインテット構成。

パーランは新天地を求めて、1973年にアメリカ合衆国を去ってデンマークに渡り、それからは首都コペンハーゲンに定住している。この『Arrival』はデンマークに渡った頃に、Steeplechaseレーベルに録音したものだと思われる。
 

Horace_parlan_arrival  

 
この盤でのパーランは安定した、堅実なピアノを聴かせてくれる。変形したと言われる右手の転がる様に流麗なフレーズと左手のブロックコードがパーランのスタイルなんだが、右手の転がる様なフレーズのストロークが短く、この短いストロークを連続させることで流麗なイメージを創り出している。左手のブロックコードは、右手の流麗なフレーズに向けたアクセントとして響く。

右手が変形しているなんて、まったく感じない。右手が変形しているが故の「弾き回しの個性」を聴きとろうとすると失敗する。右手のハンディは意識せずに、純粋にピアニストとしての個性を愛でる、という姿勢で十分である。加えて、この盤、他の共演ジャズメンがユニーク。

トランペットのイドリース・スリーマンは米国出身。ビ・バップ期からハードバップ期に活躍したが、1964年にコペンハーゲンに移り住んでいる。ドラムのエド・シグペンも米国出身だが、1974年にコペンハーゲンに移住している。サックスのベント・イェーデックとベースのヒューゴ・ラスムーセンは共にデンマーク出身。いわゆる「現地のジャズメン」である。 

米国からの移住ジャズメン3人と現地のジャズメン2名がガッチリ組んだ、魅力的な演奏がてんこ盛りのハードバップ盤。米国出身のパーラン+シグペンと現地出身のヒューゴのリズム・セクションについては、ファンクネスが希薄でヨーロピアンな響きがメインなのが面白い。パーランの個性を愛で、デンマークでの邂逅セッションを愛でる。好盤である。

 
 

東日本大震災から7年6ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年8月 5日 (日曜日)

こんなアルバムあったんや・102

まず、レオ・リチャードソン(Leo Richardson)という名を知らない。どうも英国ジャズのサックス奏者らしい。どうりで知らないはずだ。ジャケットの雰囲気を見ても、実にレトロっぽくて、リリース年が2017年。これは1970年代辺りの英国ジャズのリイシュー盤だと思った。

Leo Richardson『The Chase』(写真左)。2016年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Leo Richardson (ts), Rick Simpson (p), Mark Lewandowski (b), Ed Richardson (ds)。ラストの8曲目にのみ、 Alan Skidmore (ts) が、2曲目と4曲目にのみ、Quentin Collins (tp) が加わる。

レオ・リチャードソンは英国の若手テナーサックス奏者。これがデビューアルバムとのこと。1曲目の「Blues for Joe」を聴けばビックリする。どこから聴いても、正統なハードバップなジャズが思いっきり展開されている。しかし、録音が良い。ということで、この盤、実は最初聴いた時は、1970年代の隠れハードバップ盤だと思った。
 

Leo_richardson_the_chase

 
ストレート・アヘッドな純ジャズ一本のアルバム。テナーはテナーらしい音を出し、ピアノはモーダルに堅実なバッキングでフロントを支え、ベースはブンブン音を立て、ドラムは硬軟自在にポリリズムを叩き出す。1960年代中盤〜後半のモーダルなハードバップがこの盤に詰まっている。こんなアルバムが、新盤として2017年にリリースされた、という事実に驚く。

よくよく聴くと、アドリブ・フレーズや、バックのリズム&ビートに今風な雰囲気が漂っていて、どう考えても1960年代中盤〜後半には無かった響きがところどころに聴かれて、そこでやっとこの盤が、1970年代のハードバップ盤のリイシューで無いことに気がつく。気がついた時はビックリした。いわゆる「ネオ・ハードバップ」にまだ、これだけの「ジャズ表現の工夫の余地」が残っていたとは恐れ入った。ジャズは奥が深い。

プレイスタイルは、コンテンポラリーかつストレート・アヘッド。これが英国ジャズから生まれたことにまた驚く。英国と言えば、ジャズの正統なスタイルは「ビ・バップ」と言い切るほどの硬派なジャズ者の集まる国である。そこで生まれ出でた、この「ネオ・ハードバップ」盤。これが「格好良い」のだ。次作が楽しみ。こういう盤が新盤でリリースされるから、ジャズって奥が深くて面白い。

 
 

東日本大震災から7年4ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年8月 4日 (土曜日)

意外と無名な盤だけど好盤です

今年の夏は酷暑である。とにかく蒸し暑い。通勤の往き帰り、特に最寄りの駅から自宅までの徒歩が辛い。加えて、最寄りの駅から会社までの徒歩が辛い。汗だくだくになる。家に帰り着いて、就寝前のひととき、エアコンの効いた涼しい部屋の中で、ゆったりとした気分で聴くECMレーベルの諸作は格別なものがある。

極力、電化サウンドを排除し、アコースティックな表現を基本とし、限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音をベースにした、欧州ジャズのお手本の様なECMレーベルの諸作。酷暑の夏、エアコンの効いた部屋の中で聴くECMレーベルのアルバムは、非常に心地良い。確かに、夏の夜はECMレーベルのアルバムを選ぶことが多い。

Jan Garbarek-Bobo Stenson Quartet『Witch-Tai-To』(写真左)。1973年11月27日の録音。ECM 1041番。ちなみにパーソネルは、Jan Garbarek (ts, ss), Bobo Stenson (p), Palle Danielsson (b), Jon Christensen (ds)。ECMレーベルのお抱えリズム・セクション、ボボ・ステンソン・トリオをバックに、これもECMレーベルの看板サックス奏者、ヤン・ガルバレク、フロント1管のカルテット構成。
 

Witchitaito

 
ヤン・ガルバレクの透明度溢れる、クリスタルで硬質な、切れ味の良く伸びの良いサックスが素晴らしい。ガルバレクのサックスの音が鳴り響くだけで、その音世界は「ECMレーベルの音世界」に染まる。ガルバレクのサックスは硬軟自在、伸びの良い柔軟なフレーズを繰り出していく。特にその「飛翔感」は彼独特の個性。これが非常に涼しげで「清涼感」抜群。

バックのボボ・ステンセンのピアノ、パレ・ダニエルソンのベース、ヤン・クリステンセンのドラム、このECMお抱えのリズム・セクションの音も実に印象的。ガルバレクと同様に、透明度溢れる、リリカルで硬質なステンセンのピアノ。これがガルバレクのサックスと実に相性が良い。絵に描いた様なECMレーベルの音。清涼感抜群、間の静謐感を活かした、独特のアドリブ・フレーズ。

ダニエルソンのベースは重量感溢れ、弦の響きが心地良い。クリステンセンのドラムは堅実かつ多彩。正確でタイトなリズム&ビートを叩き出す。このECMお抱えのカルテットの繰り出すフレーズのインスピレーションとバリエーションは特筆もの。ファンクネス皆無な、間を活かしたオフビート。欧州ジャズの典型的な音世界がこのアルバムに詰まっている。意外と無名なアルバムだが好盤である。

 
 

東日本大震災から7年4ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年6月21日 (木曜日)

ジャズ喫茶で流したい・122

最近の新盤の傾向として、内容の素晴らしさに反比例して、これは一体なんなんだ、と呆れるくらいのチープなデザインのジャケットが多い様に感じる。確かにCDのサイズになって以来、LP時代の様にジャケット・デザインに腕を振るうことは少なくなった。が、それにしても、最近「とほほ」な内容のジャケット・デザインが多すぎる。これは実に残念なことである。

Reis Demuth Wiltgen『Once in a Blue Moon』(写真左)。今年6月のリリース。録音はECMの第3スタジオ、アルテスオーノ。ちなみにパーソネルは、Michel Reis (p), Marc Demuth (b), Paul Wiltgen (ds)。イタリアの名門CAM JAZZレーベルからのリリース。ルクセンブルク出身のピアノ=レイス、ベース=デムス、ドラム=ウィルトゲンのピアノ・トリオである。

この「とほほ」なジャケットからは想像出来ない、知的で透明感のある欧州ジャズなサウンドである。曲毎に、しっかりと起承転結のある、メロディアスでドラマチックな楽曲も良い内容。全13曲中9曲がレイスのオリジナル。リリカルでフォーキーな良い曲を書く。レイスのピアノはクラシックな雰囲気が底に漂いつつ、紡ぎ出されるフレーズは親しみ易くポップなイメージ。過去にありそうでない、欧州ジャズ的な唄うが如くのピアノである。
 

Once_in_a_blue_moon  

 
デムスのベースも良い音を出している。骨太でしなやかで張りのあるベース。レイスの知的で透明感のあるピアノによく絡む。絡むが決してピアノの邪魔はしない。しっかりと支え、寄り添うようなベース。決して、耳触りで無い、唄う様なベース。ジョニ・ミッチェルの名曲'「Both Sides Now」のカバーでは、このデムスのベースがフィーチャーされ、ただひたすらに、骨太でしなやかで張りのあるベースが唄う。

ウィルトゲンのドラムも特筆もの。ポリリズミックで、硬軟自在、変幻自在なドラミング。それでいて、リズム・キープ力は抜群。揺らぐことは皆無。チェンジ・オブ・ペースも的確、かつ柔軟で、レイスのピアノをしっかりと支えている。リズム&ビートをデムスのベースと的確な役割分担をしつつ、これまた唄う様なドラミングを披露する。

この「ピアノ=レイス、ベース=デムス、ドラム=ウィルトゲン」のピアノ・トリオは「唄うピアノ・トリオ」。3者が一体となったインタープレイはキャッチャーでインテリジェンス溢れる、唄うが如く、欧州的な響きを湛えたピアノ・トリオの音である。ドラマチックでダイナミックな展開も多々あって、全編を通じて飽きることは全く無い。好盤である。

 
 

東日本大震災から7年3ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年6月19日 (火曜日)

キューン、73歳のリーダー作。

ジャズ盤リリースの情報って結構濃淡があるらしく、結構な数のリーダー作をリリースしているが、何故かしばらく御無沙汰だったジャズメンが、素敵なリーダー作をリリースしたのに急に気付いたりする。そのタイミングに出会わないと、知らずに行き過ぎてしまうこともある訳で、やはり小まめなジャズの新盤のチェックは欠かせない。

Joachim Kühn『Love & Peace』。今年リリースのヨアヒム・キューンの最新トリオ作。2017年5月の録音。ちなみにパーソネルは、Joachim Kuhn (p), Chris Jennings (b), Eric Schaefer (ds)。 ヨアヒム・キューンはドイツのピアニスト。どちらかというと前衛、難解なイメージのピアノを弾きつつ、第一線を張ってきた。

しかし、僕にとっては久し振りのキューンのリーダー作である。もともと前衛〜フリーのイメージが強いので、知らず知らずのうちに敬遠していたのかなあ。今回は印象的なジャケットが目について、誰のリーダー作なのかなあ、と思って見てみたら、ヨアヒム・キューンのリーダー作だった次第。しかし、この盤、それまで尖った先鋭的なピアノを聴かせていたキューンが、この盤では、ゆったりめの耽美的な演奏をメインに弾き進めています。
 

Love_peace  

 
先鋭的な耽美かつ流麗なフレーズを繰り出す。昔の若かりし頃のキューンのピアノを知っている身にとっては、思わず面食らう。キューン曰く「新しい作品は短く簡潔な楽曲で、シンプルにメロディックなものにしたかった」。確かに、その通り。ブルージーでカントリー的な雰囲気の曲やスウィンギーでキャッチャーな曲、クラシック風味でありながらジャジーな曲など、若かりし頃のキューンには無い、ゆったりとして耽美的な演奏がメイン。

録音当時73歳のキューン。その年齢がそうさせるのかもしれない。しかし、時折見せる前衛的なフレーズやフリーキーで緩急自在なアドリブ展開は何時ものキューン。これには思わず「ニッコリ」。やはりキューンはキューンですね。前衛、難解なイメージのピアノも素敵です。長く聴き続けると疲れるけど(笑)。

やっぱりキューンは只者では無い。結構な枚数のリーダー作があるので、一度、通して聴き直す必要があるなあ、と感じました。ドイツの前衛、難解なイメージのピアニストなので、我が国ではちょっと「キワモノ」扱いされてきたみたいですが、どうして、それは意外と偏った見方なのでは、と思います。いや〜良いアルバムを聴かせてもらいました。

 
 

東日本大震災から7年3ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年3月20日 (火曜日)

グレゴリー・プリヴァに出会う

冒頭の1曲目を聴いただけで、グイッと惹き込まれるジャズ盤に時々出会う。このピアノ・トリオの音を初めて聴いた時、凄く綺麗な音やな〜と感心して、聴き進めるにつけ、グイグイと惹き込まれた。流麗なピアノの音、低音豊かにタイトに響くベース、切れ味良く硬質なビートを叩き出すドラム。冒頭の「Le Bonheur」を聴いて、これはなかなか良いピアノ・トリオだと直感した。

Grégory Privat『Family Tree』(写真左)。2016年12月のリリース。ちなみにパーソネルは、Grégory Privat (p), Linley Marthe (b), Tilo Bertholo (ds)。音を聴けば、ファンクネス希薄でリリカルな、欧州系ピアノ・トリオ。ベースの音はゴリゴリと正統派。ドラムは切れ味良く、硬質に響く。正統派のメインストリームなピアノ・トリオである。

リーダーのピアニストについて。Grégory Privat=グレゴリー・プリヴァ、と読むらしい。1984年、仏領マルティニーク島生まれ。マルティニークは、カリブ海に浮かぶ西インド諸島のなかのウィンドワード諸島に属する一島。つまり、プリヴァはカリビアン。しかし、彼の奏でるピアノの音は、とても「北欧的」。僕は最初、北欧ジャズのピアノ・トリオと思い込んだくらいだ。
 

Family_tree  

 
このグレゴリー・プリヴァは、フランス・ジャズの若手有望株なピアニストである。今年で34祭。ジャズの世界ではまだまだ若手。この盤では、そんな若手の溌剌とした、切れ味の良い、リリカルで流麗なピアノを聴くことが出来る。一聴すれば「北欧のジャズ・ピアノか」と思うのだが、プリヴァのピアノには、光の様にキラキラした明るさがある。そして、リズミカルなアドリブ・フレーズが特徴で、これは北欧ジャズには無い個性。

プリヴァのトリオは精緻で流麗。ラフな面が全く無いところがフランス・ジャズらしくない。この精緻で流麗なところは「北欧ジャズ」の個性。そういう意味では、このトリオ盤の演奏は新しいフランス・ジャズの成果を聴かせてくれているとも言える。8曲目の「Ladja」を聴けば、このトリオ、ダイナミズムも兼ね備えていることが良く判る。

とても魅力的なピアノ・トリオである。今までリリースされた他のアルバムも聴いてみたい。そんな気にさせるに十分な魅力的な内容である。そして、次のアルバムを早く聴きたい。そんな思いを強く持たせてくれる。どの曲の演奏を聴いても、内容のある正統派のメインストリームなピアノ・トリオ。偶然になかなかの好盤に出会ったと思わず嬉しくなった。

 
 

東日本大震災から7年。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

2018年3月 5日 (月曜日)

ECMのジョン・アバ再び

ジョン・アバークロンビー(略して「ジョンアバ」)。その素敵に捻れたフレーズとサスティーンが効いたロングトーンが特徴で、聴けば直ぐに判る。音の雰囲気は明らかに欧州的で、ファンクネスは全く感じない。トーンは丸いが芯は硬質。速弾きで突っ走るよりは、ロングトーンを活かして、耽美的に雰囲気で聴かせる。

ジョンアバは、ECMレーベルに好盤を沢山残している。マンフレート・アイヒャーの美意識が、ジョンアバのギターのトーンにピッタリである。例えば、John Abercrombie『Gateway 2』(写真左)。ECMを代表する知性派ギタリスト、ジョン・アバークロンビーによる1978年の作品。密度の濃い交感、スリリングなバトルが堪能できるトリオ・ミュージック。

ちなみにパーソネルは、John Abercrombie (el-g, ac-g, el-mandolin), Jack DeJohnette (ds, p), Dave Holland (b)。ギター・トリオである。ドラムがデジョネット、ベースがホランド。いかにもECMらしい取り合わせ。限りなく自由度の高いフリーに近い演奏もOK、フォーキーで耽美的なメロディアスな展開もOK。非常に柔軟度の高いギター・トリオである。
 

Gateway2  

 
実は同じパーソネルで、この『Gateway 2』の全編である『Gateway』(左をクリック)を1975年3月に録音している。その前作は激しいフリー・インプロヴィゼーションを繰り広げた作品で圧巻だったが、この『Gateway 2』では、自由度の高い即興演奏を基本としながらも、幻想的、耽美的な美しさを前面に押し出したトリオ・ミュージックに仕上がっている。

よって、こちらの『Gateway 2』の方が親しみ易く、聴き易い。ジョンアバのギターもエレギとアコギを使い分けていて、欧州的な耽美的な美しい音の響きを聴かせてくれる。ジャジーなビートとは全く相容れ無いロングトーンが特徴なので、デジョネットのフリーでポリリズミックなドラミングと前衛的で良く歌うホランドのベースとの相性が良い。

この三位一体の即興演奏はエモーショナルであり、アーティスティックである。独特の深いエコーも効果的で、いかにもECMレーベルの音世界がこの盤に詰まっている。これまたECMレーベルらしい、アーティスティックなジャケットと相まって、聴いていてとても楽しい。4ビートだけがジャズでは無い。これもジャズ。いわゆる欧州ジャズである。

 
 

東日本大震災から6年11ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。
 

その他のカテゴリー

AOR | CTIレーベル | ECMレーベル | Enjaレーベル | jazz | Miles Reimaginedな好盤 | Pops | R&B | rock | SteepleChaseレーベル | T-スクエア | The Great Jazz Trio | Yellow Magic Orchestra | こんなアルバムあったんや | ながら聴きのジャズも良い | アキコ・グレース | アダムス=ピューレン4 | アブドゥーラ・イブラヒム | アラウンド・マイルス | アル・ディ・メオラ | アンドリュー・ヒル | アート・ブレイキー | アート・ペッパー | イエス | イエロージャケッツ | イスラエル・ジャズ | イタリアン・ジャズ | イタリアン・プログレ | インパルス!レコード | イーグルス | ウィントン・ケリー | ウィントン・マルサリス | ウェイン・ショーター | ウェザー・リポート | ウェス・モンゴメリー | ウエストコースト・ジャズ | エリック・クラプトン | エリック・ドルフィー | エルトン・ジョン | エンリコ・ピエラヌンツィ | オスカー・ピーターソン | オーネット・コールマン | カウント・ベイシー | カシオペア | カーラ・ブレイ | キャノンボール&ナット・アダレイ | キャンディド・レーベル | キング・クリムゾン | キース・ジャレット | ギル・エバンス | クインシー・ジョーンズ | クイーン | クリスマスにピッタリの盤 | クロスオーバー・ジャズ | グラント・グリーン | グレイトフル・デッド | グローバー・ワシントンJr | ゲイリー・バートン | コンテンポラリーな純ジャズ | サイケデリック・ジャズ | サザンロック | サンタナ | ザ・クルセイダーズ | ザ・バンド | ジャケ買い「海外女性編」 | ジェフ・ベック | ジミ・ヘンドリックス | ジャキー・マクリーン | ジャコ・パストリアス | ジャズ | ジャズの合間の耳休め | ジャズロック | ジャズ・アルト | ジャズ・オルガン | ジャズ・ギター | ジャズ・テナー | ジャズ・トランペット | ジャズ・トロンボーン | ジャズ・ドラム | ジャズ・ピアノ | ジャズ・フルート | ジャズ・ボーカル | ジャズ・レジェンド | ジャズ・ヴァイオリン | ジャズ喫茶で流したい | ジョニ・ミッチェル | ジョン・コルトレーン | ジョン・スコフィールド | ジョン・レノン | ジョージ・ハリソン | ジョー・ヘンダーソン | スタン・ゲッツ | スティング | スティング+ポリス | スティービー・ワンダー | スピリチュアル・ジャズ | セロニアス・モンク | ソウル・ジャズ | ソウル・ミュージック | ソニー・クラーク | ソニー・ロリンズ | ソロ・ピアノ | タンジェリン・ドリーム | ダスコ・ゴイコヴィッチ | チック・コリア | チャールズ・ミンガス | チューリップ | テテ・モントリュー | デイブ・ブルーベック | デイヴィッド・サンボーン | デクスター・ゴードン | デュオ盤 | デューク・ジョーダン | デヴィッド・ボウイ | トミー・フラナガン | トランペットの隠れ名盤 | ドゥービー・ブラザース | ドナルド・バード | ハンプトン・ホーズ | ハービー・ハンコック | バリトン・サックス | パット・メセニー | ビッグバンド・ジャズは楽し | ビル・エバンス | ビートルズ | ビートルズのカヴァー集 | ピアノ・トリオの代表的名盤 | ファンキー・ジャズ | フィニアス・ニューボーンJr | フィル・ウッズ | フェンダー・ローズを愛でる | フュージョン・ジャズの優秀盤 | フリー | フリー・ジャズ | フレディー・ハバード | ブッカー・リトル | ブラッド・メルドー | ブランフォード・マルサリス | ブルース・スプリングスティーン | ブルーノート | ブレッカー・ブラザース | プレスティッジ・レーベル | プログレッシブ・ロックの名盤 | ベーシストのリーダー作 | ホレス・シルバー | ホレス・パーラン | ボサノバ・ジャズ | ボビー・ハッチャーソン | ボブ・ジェームス | ポップス | ポール・サイモン | ポール・マッカートニー | マイケル・ブレッカー | マイルス・デイヴィス | マッコイ・タイナー | マル・ウォルドロン | マンハッタン・ジャズ・クインテット | マンハッタン・トランスファー | ミシェル・ペトルチアーニ | ミルト・ジャクソン | モダン・ジャズ・カルテット | ヤン・ハマー | ラテン・ジャズ | ラリー・カールトン | リトル・フィート | リバーサイド・レーベル | リンダ・ロンシュタット | リー・モーガン | リー・リトナー | レア・グルーヴ | レイ・ブライアント | レジェンドなロック盤 | レッド・ガーランド | レッド・ツェッペリン | ロック | ロッド・スチュワート | ローランド・カーク | ヴィーナス・レコード | 上原ひろみ | 北欧ジャズ | 吉田拓郎 | 和ジャズの優れもの | 四人囃子 | 夜の静寂にクールなジャズ | 天文 | 天文関連のジャズ盤ジャケ | 太田裕美 | 寺井尚子 | 尾崎亜美 | 山下達郎 | 山中千尋 | 旅行・地域 | 日本のロック | 日本男子もここまで弾く | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ | 書籍・雑誌 | 欧州ジャズ | 歌謡ロック | 渡辺貞夫 | 渡辺香津美 | 米国ルーツ・ロック | 荒井由実・松任谷由実 | 西海岸ロックの優れもの | 趣味 | 青春のかけら達・アーカイブ | 音楽 | 音楽喫茶『松和』の昼下がり | 高中正義 | 70年代のロック | 70年代のJポップ

リンク

  • 松和 / ジャズ・フュージョン館
    ホームページを一新しました。「ジャズ・フュージョン館」と「懐かしの70年代館」の入り口を一本化し、内容的には、当ブログの記事のアーカイブを基本としています。  
  • 松和 / 懐かしの70年代館入口
    更新は停止し、新HPへ一本化中。新しいブラウザーではレイアウトが崩れたりと申し訳ありません。
2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー

常連さんのブログ

  • 70年代思い出の名曲
    music70sさんのブログ。タイトル通り、定期的に、70年代の懐かしのアルバムを紹介されています。なかなか、マニアックなアルバム選択、曲選択に、思わずニンマリしてしまいます。
  • いそいそジャズ喫茶通い
    yuriko*さんのブログ。都内のジャズ喫茶への訪問記録。ジャズと言えば『ジャズ喫茶』。敷居が高くて、と思っている方々に是非読んで頂きたいブログ。実際の訪問記録ですから読んでいて楽しく、実際の訪問時の参考になります。
無料ブログはココログ