2024年5月19日 (日曜日)

A&Mレコードのナシメント

A&Mレコードの 3000 series のカタログを見渡していて、感心するのは「ミルトン・ナシメント(Milton Nascimento)の存在である。

A&Mレコードは、ハードバップ時代から第一線で活躍してきたジャズマンを重用、一流ジャズマンで固めたリズム・セクション、そして、バックに豪華なジャズオケやオーケストラを配備して、「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のジャズ」を目指していた。

しかし、である。その傍らで、ジャズの本質の一つである「融合」をキーワードに、ブラジル音楽と「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のジャズ」との融合を図っている。しかも、「ブラジルの声」と言われるミルトン・ナシメントを起用して、である。これには、総帥プロデューサーのクリード・テイラーの慧眼として、今でも感心する。

Milton Nascimento『Courage』(写真左)。1968年12月、1969年2月の録音。A&Mレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Milton Nascimento (vo, g), Herbie Hancock (p), Eumir Deodato (org, arr, cond), Jose Marino (b), João Palma (ds), Airto Moreira (perc) がメイン・メンバー。ベースとドラムのリズム隊はブラジル系。そして、豪華なオーケストラがバックにつく。いかにもA&Mレコードらしいパーソネルである。

アルバムは、メジャーへのデビューのきっかけとなった「Bridges (Travessia))」で幕を開け、続くは「Vera Cruz」。温和なアコギとクールなストリングスに、ナシメントの澄んだボーカルが融合した、耽美的なワールド・ミュージック風の美曲に思わず耳を奪われる。
 

Milton-nascimentocourage

 
3曲目「Tres Pontas」と、ラス前「Catavento」は、軽やかで爽快なフルートが絡むソフトでライトなサンバ曲。4曲目「Outubro」と8曲目「Morro Velho」は、これもワールド・ミュージック志向の幻想的な幽玄な曲。祈るようなスキャットが印象的な、6曲目「Rio Vermelho」など、ミルトン・ナシメントでしかなし得ない、唯一無二の音世界が全編に渡って展開されている。

米国マーケット向けに、ブラジル音楽の「アク」を上手にすくい取った、デオダートの考えたアレンジが、クロスオーバー・ジャズっぽい雰囲気を醸し出している。

即興演奏という点では「ニュー・ジャズ」と捉えることができる。ブラジルの大地や風を感じさせる繊細かつ壮大な音世界については、もはや「ワールド・ミュージック」と捉えても良いかもしれない。しかし、このナシメントの音世界は、広く捉えて「ジャズ」である。

こんなジャンルレスの「融合」なナシメントの音世界を、A&Mレコードの「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のジャズ」として捉え、この様な、ブラジル音楽と「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のジャズ」との融合の成果としてアルバム化し、リリースしたA&Mレコードは、素晴らしい仕事をした、と今でも感心することしきり、である。
 
 

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2024年5月18日 (土曜日)

A&Mの作るボサノヴァ・ジャズ

A&Mレコードの 3000 series の諸作は、リーダーを務めるジャズマンについては、錚々たるメンバーである。ハードバップ時代から活躍してきたジャズマンが、こぞって、このA&Mレコードの目指す「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のジャズ」を実現する為に集ってきた。

バックを司るサイドマンも、ハードバップ時代からの一流どころが参加していて、若手のスタジオ・ミュージシャンにまじって、しっかりと存在感をアピールしている。皆、一流どころなので、テクニックは優秀、出てくるフレーズには歌心が溢れていて、演奏自体、内容があって、水準以上のレベルでのパフォーマンスを発揮している。当然、名盤、好盤の類のアルバムが目白押しである。

Walter Wanderley Set『When It Was Done』(写真左)。1968年12月の録音。A&Mレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Walter Wanderley (org, el-harpsichord), José Marino (b), João Palma (ds), Lu Lu Ferreira (perc) がメイン・メンバーで、バックにオーケストラが入っている。

ブラジル出身のオルガン奏者、ウォルター・ワンダレイのリーダー作、ボサノヴァ・ジャズの名曲集になる。ワンダレイといえば「ボサノヴァ・オルガンの第一人者」と言われる。ブラジル出身のオルガニストであるが故、ボサノヴァの本質を突いたオルガンを弾きまくる。
 

Walter-wanderley-setwhen-it-was-done  

 
ボサノバはムード音楽では無い、ボサノヴァの本質は「サウダージ(郷愁、哀愁)」にある、意外と硬派な音楽なのだが、その辺りをワンダレーは、しっかり踏まえて、硬派で甘さに流れない、正統派な「コンテンポラリーなボサノヴァ・ジャズ」を展開している。

電子ハープシコードの音が、ちょっとチープな響きで気になるが、概ね、ワンダレイのキーボードについては、耳当たりは良いが、結構切れ味良く尖っていて、アルバム全体の雰囲気をグッと締めていて聴き応えがある。

バックのオーケストラは、あくまで、ワンダレイのキーボードの引き立て役。ベース、ドラム、パーカッションのリズム隊は、ボサノヴァのリズム&ビートを的確にワンダレイのキーボードに供給している。

演奏全体のリズム&ビートを含め、ボサノヴァ・ジャズとして破綻は全く無い。逆に、ボサノヴァのリズム&ビートに乗った、ワンダレイのオルガンは切れ味良く、真摯で迫力がある。決して、ムード・ジャズのオルガンでは無い。ワンダレイは「ボサノヴァ・オルガンの第一人者」と言われていたことを再認識する。

各曲毎のドン・セベスキーのアレンジも、ボサノヴァ・ジャズという特性を良く把握した、優れたアレンジで、アルバム全体の雰囲気をしっかりと引き締めている。

このワンダレイの『When It Was Done』は、A&Mレコードの「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のボサノヴァ・ジャズ」。さらに、ボサノヴァ・ジャズの名盤の一枚に上げても良い内容だと思う。
 
 

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2024年5月17日 (金曜日)

A&Mの ”カイとJ.J.” の名演

「K. and J.J. 」とは、ジャズ・トロンボーンの名手の二人、J.J.ジョンソンとカイ・ウィンディング。ハードバップ時代には「KAI & J.J.」というユニットを組んで、聴き心地の良いファンキー・ジャズの好盤を連発していた。その「KAI & J.J.」の再結成風のA&M盤。単なる「懐メロ同窓会」的雰囲気で終わるのではないか、という危惧を覚える。

K. and J.J. 『Israel』(写真左)。1968年2, 3, 4月の録音。A&Mレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、J. J. Johnson, Kai Winding (tb), Herbie Hancock (p), Ross Tompkins (p, harpsichord), Eric Gale, Bucky Pizzarelli (g), Ron Carter, Richard Davis (b), Grady Tate (ds) がメイン・メンバー。ここにハープ入りの管楽器メインのジャズオケがバックに入っている。

が、聴いてみると、まず、カイとJ.J.のトロンボーンが「イケる」。しっかりとしたテクニックで、しっかりとしたブロウで、しっかりとしたピッチでトロンボーンを吹きまくっている。トロンボーンのブラスの鳴りがスピーカーから伝わってくるほどのブリリアントなトロンボーンの響き。このカイとJ.J.の好調な「本気トロンボーン」の吹奏を聴くだけで、この盤は「懐メロ同窓会」的な企画盤で無いことが判る。

もともと、A&Mレコードの音作りが「上質なイージーリスニング志向のジャズ」を目指しているだけあって、この盤でも、特に、ハープ入りの管楽器メインのジャズオケのアレンジが優れている。陳腐なところは全く無い。とても良く練られた、ドン・セベスキーのアレンジである。
 

K-and-jjisrael

 
演奏自体のアレンジも良い。収録曲を見渡せば、「"My Funny Valentine」「Django」などの人気スタンダード曲あり、「Israel」「Am I Blue」「St. James Infirmary」などの渋いスタンダード曲あり、どちらも、一捻りしたアレンジが優秀で、「上質なイージーリスニング志向のジャズ」として、絶大な効果を発揮している。

「上質なイージーリスニング志向のジャズ」を目指しているからと言って、演奏自体が聴き心地優先の甘々な演奏では全く無い。それぞれの楽器のパフォーマンスは、とても充実している。それぞれの楽器担当の「本気」を感じる。

カイとJ.J.のトロンボーンのユニゾン&ハーモニー、そして、チェイス。これが、どの曲でもバッチリ効いている。とにかく、トロンボーン独特のユニゾン&ハーモニーが前面に出てくる。これがどれもが印象的に耳に響く。カイとJ.J.のトロンボーンのソロも良い。充実した本気な吹き回しで、ダレたところは微塵も無い。本気で聴かせるジャズ・トロンボーン。

ハンコックのピアノもそこはかとなくファンキーで、カイとJ.J.のトロンボーンを引き立てる。伴奏上手のハンコックの面目躍如。ゲイルとピザレリのギター隊のリフ、カッティング、バッキングが小粋でこれまたファンキー。トロンボーンの柔らかな音色との対比が良い。

ロン、ディヴィスのベースはハードパップなウォーキング・ベースで、テイトの小粋で趣味の良いドラミングで、「上質なイージーリスニング志向のジャズ」のリズム&ビート支えている。

ハードバップ時代の「KAI & J.J.」の再結成盤。どうなることやら、と思いきや、当時の流行のど真ん中、ハードバップでファンキーでモダン、ジャズオケ+エレ楽器入りの「上質なイージーリスニング志向のジャズ」が展開されていて立派。とりわけ、カイとJ.J.のトロンボーンの、新鮮な「ハードバップ志向の力演」が印象に残る。
 
 

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2024年5月16日 (木曜日)

”A&Mのデスモンド” の傑作盤

故あって、A&Mレコードの3000 series のアルバムを聴き直している。A&Mレコードの3000 series の諸作は、クロスオーバー・ジャズの範疇だと思うが、それぞれのアルバムのパーソネルを見渡すと、大方、ハードバップ時代から活躍してきた一流ジャズマンを起用している。

ハードバップ時代から活躍してきた一流ジャズマンが、優れたアレンジに乗って、エレ・ジャズをバックに、ジャズオケをバックに、聴き心地の良い、聴き応えのある、イージーリスニング志向のジャズをやる。しかし、イージーリスニング志向だからと言って、聴くに優しい、甘々のジャズかと言えば、そうでは無い。

さすが、ハードバップ時代から活躍してきた一流ジャズマンである。それぞれの演奏のレベルは高く、一本しっかりと筋が通っている。意外と硬派な「イージーリスニング志向のコンテンポラリー・ジャズ」を展開しているから隅に置けない。特に、A&Mレコードの3000 series のアルバムを聴いてみると、それがよく判る。

Paul Desmond『Summertime』(写真左)。Paul Desmond (as), Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Leo Morris = Idris Muhammad (ds) がコア・メンバー。ここに、曲毎にゲストが入る。主だったところでは、Mike Mainieri (vib), Joe Venuto (marimba), Airto Moreira (perc), ギターはリズム楽器に徹している。そして、ホーンがメインのジャズオケがバックに控える。アレンジは、Don Sebesky。

「Someday My Prince Will Come」や「Autumn Leaves」など、有名スタンダード曲が選曲され、レノン=マッカートニーの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」のカバーがあったりで、これだけで、甘々のイージーリスニング・ジャズと判断して聴くのを止めてしまうジャズ者の方もいるだろう。
 

Paul-desmondsummertime  

 
しかし、聴けば判るが、有名スタンダード曲については、耳新しい、新鮮なアレンジが施され、手垢が付いた感じが全くない。そんな優れたアレンジの下、デスモンドの柔らかで硬派なアルト・サックスが、唄うが如く、囁くが如くの素敵なフレーズを吹き上げる。

レノン=マッカートニーの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」のカバーだって、囁くが如くのテーマ部のアレンジも秀逸、アドリブ部については、メインストリーム・ジャズのど真ん中を行く、素晴らしいアドリブ・パフォーマンスを展開する。これは、イージーリスニング志向では全く無い。これは「純ジャズ」なアドリブである。

ラストの、これまた、有名スタンダード曲、タイトル曲の「Summertime」については、これが凄い。バックのリズム・セクションに、ハンコックのピアノ、ロンのベース、モリスのドラム。そこに、フロント1管で、デスモンドのアルト・サックス。そして、出てくる演奏は、ストイックな変拍子&モード・ジャズ。

ハンコックのモーダル・ピアノが迫力満点、そこに、ロンのベースが呼応するように追従する。モリス(イドリス・ムハンマド)のドラムが切れ味の良い変拍子を叩き出す。そこに、耳新しい、モーダルなアルト・サックスのデスモンドが吹きまくる。この『Summertime』は、立派な「メインストリームな純ジャズ」である。

全編に漂う雰囲気は「硬派なイージーリスニング志向のコンテンポラリー・ジャズ」、時々「メインストリームな純ジャズ」。収録曲の曲名見ると、ちょっと聴くのをためらってしまうかもしれないが、この盤、デスモンドの傑作の一枚だと思う。
 
 

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2024年5月15日 (水曜日)

”CTIレコードのロン” の隠れ名盤

ジャズ・ベーシストの「生けるレジェンド」であるロン・カーター。1970年代は、クロスオーバー&フュージョン・ジャズの老舗レーベルであるCTIレコードに所属して、リーダーにサイドマンに大活躍。1970年代後半、ハービーの「V.S.O,P.」に参加、純ジャズに回帰するが、CTIレコードでの、クロスオーバー&フュージョン・ジャズのロンもなかなか良い。
 
Ron Carter『Blues Farm』(写真)。1973年1月10日の録音。ちなみにパーソネルは、Ron Carter (b, arr, cond), Billy Cobham (ds), Hubert Laws (fl, tracks 1, 5 & 6), Richard Tee (el-p, ac-p, tracks 1, 4 & 5), Bob James (ac-p, tracks 2, 3 & 6), Gene Bertoncini (g, track 5), Sam Brown (g, track 3), Ralph MacDonald (perc, tracks 1 & 4-6)。

ロン・カーターのCTIレコードでのリーダー作の第一弾である。パーソネルを見渡すと、不思議なことに気が付く。フロント楽器を司るサックス、トラペットが無い。辛うじて、ヒューバート・ロウズのフルートが存在するだけ。ギターについてはリズム楽器に徹している。それでは、このセッションでのフロントは誰が担っているのか。実は、ロンのベースとロウズのフルート、この2人だけでフロント楽器の役割、楽曲の旋律を演奏している。

アレンジと指揮はリーダーのロン自身が担当しているので、このベースとフルートのフロントはロンのアイデアだろう。しかし、これが、冒頭のジャズ・ファンク・チューンであるタイトル曲「Blues Farm」で、その効果を最大限に発揮する。

ロンはアタッチメントをつけて、アコベの音を電気的に増幅して、旋律のソロに対応する。これが意外とファンキーな音色で、ジャズ・ファンクなビートにピッタリ。そして、ロウズのフルートのエモーショナルな吹き上げが、これまた、爽やかなファンクネスを振り撒いている。

バックのリズム・セクションは、コブハムのファンキー・ドラムに、ティーのファンキー・アコピ、マクドナルドのファンキー・パーカッション。この手練れのメンバーがジャズ・ファンクなリズム&ビートを叩き出す。これが実に良い雰囲気で、ブルージー&ファンク。後の伝説のフュージョン・グループのキーボード担当、リチャード・ティーのアコピのファンクネスが半端無い。
 

Ron-carterblues-farm

 
2曲目の「A Small Ballad」は、なんと、ボブ・ジェームスのピアノ(!)と、ロンのベースのデュオ。このデュオ演奏は、クロスオーバー・ジャズでは無い。これは純ジャズである。3曲目の「Django」は、MJQのジョン・ルイスの名曲だが、フロントをロンのベースが取り仕切り、この名曲の旋律をベース一本でやり通す。アコベでありながら、ピッチも合っていて、ロンのベーシストとしてのテクニックがかなりのものだということを再認識する。

そして、僕が愛してやまないのが、4曲目の「A Hymn for Him」。ロンの作曲。極上のファンキー・バラードである。冒頭、ロンがフロントを取り仕切るのは変わらないが、このロンのアタッチメントをつけて、アコベの音を電気的に増幅したアコベの音がなかなかファンキーでいい感じ。ソロでのテクニックの高さと相まって、意外と聴き応えのあるロンのベース。

そして、リチャード・ティーのアコピ(フェンダー・ローズ)の、こってこてファンキーでキャッチーなバッキング。そして、ファンクネス滴る、ソフト&メロウなソロ・パフォーマンス。ティーのベストに近いフェンダー・ローズのパフォーマンス。もう惚れ惚れするばかり。さすがティー、さすがフェンダー・ローズの名手。しみじみと染み入り、思わず、心にグッとくる。

そして、エモーショナルで流麗でファンキー&メロウ、テクニック極上、歌心満点のロウズのフルート・ソロに、これまたグッとくる。極上のフュージョン・ジャズの一曲がここにある。

5曲目の「Two-Beat Johnson」は、ライトでポップでファンキーでご機嫌な小品。ラストの「R2, M1」は、アーシーでビートの効いた、ライトなジャズ・ファンク。ボブ・ジェームスのちょっとアブストラクトなピアノ・ソロが、このジャズ・ファンクな演奏を俗っぽい演奏にしていない。意外と硬派な、クロスオーバー・ジャズ志向のジャズ・ファンク。このリズム&ビートの軽快さが、ロンの考えるジャズ・ファンクの個性だろう。

アタッチメントをつけて、アコベの音を電気的に増幅して、旋律のソロに対応するロンについては、とかく批判的な意見が多いが、この盤のロンのパフォーマンスを聴いて判る様に、アコベのピッチが合っている分には問題無い。どころか、ジャズ・ファンクのリズム&ジャズ・ファンクのビートにピッタリな音色は意外と効果抜群。

自分の耳で聴いてみて初めて判る。このロンのCTIレコードでのリーダー作の第一弾、意外と「隠れ名盤」だと僕は思っている。
 
 

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2024年5月13日 (月曜日)

マンの傑作盤『Glory Of Love』

フュージョン・ジャズの源はどの辺りにあるのだろう。僕は、1960年代後半、A&Mレコードの諸作が、その源の一つだと思っている。

A&Mレコードは、元々は1962年にハーブ・アルパートとジェリー・モスが設立したレコード・レーベル。ジャズのジャンルについては、ファンキー&ソウル・ジャズのエレ化をメインに、当時、ポピュラーな楽曲のカヴァーなど、ポップでジャジーなフュージョン・ジャズの先駆けな音作りで人気を獲得した。

Herbie Mann『Glory Of Love』(写真左)。1967年7, 9, 10月の録音。ちなみにパーソネルは以下の通り。

Herbie Mann (fl), Hubert Laws (fl, piccolo), Ernie Royal, Burt Collins (tp, flh), Benny Powell (tb), Joseph Grimaldi (sax), Leroy Glover (p, org), Paul Griffin (p), Roland Hanna (org), Jay Berliner, Eric Gale (g), Ron Carter (b), Herb Lovelle, Grady Tate (ds), Teddy Sommer (vib, perc), Ray Barretto, Johnny Pacheco (perc), Earl May (b), Roy Ayers (vib)。

手練れの豪華絢爛なパーソネル。予算をしっかり充てた充実の録音セッション。出てくる音は、エレトリック&8ビートなファンキー&ソウル・ジャズ。アニマルズがヒットさせたポップス曲「The House of the Rising Sun」や、レイ・チャールズがヒットさせたソウル曲「Unchain My Heart」など、当時の流行曲を見事なアレンジでカヴァーしている。
 

Herbie-mannglory-of-love

 
ポップス曲のカヴァーと聞くと、イージー・リスニング志向のジャズか、と思うのだが、このマンのA&M盤は、演奏自体が実にしっかりしている。リズム&ビートは、切れ味良く、ジャジーでソウルフルでファンキー。このリズム・セクションのリズム&ビートはとても良く効いている。

そのジャジーでソウルフルでファンキーなリズム&ビートに乗って、ハービー・マンのソウルフルなフルートが、爽やかなファンクネスを湛えて飛翔する。「In and Out」でのヒューバート・ローズとのダイアローグはとても楽しげ。フランシスレイの「Love is stronger far than we」では、ムーディーなマンのフルートが印象的。この盤でのマンのパフォーマンスは素晴らしい。

当時のA&Mレコードのジャズについては「質の高いリラックス出来るBGM」がコンセプト。しかし、このマンのA&M盤はBGMどころか、イージー・リスニング志向のエレ・ジャズでも無い、ソウルフルでファンキーなコンテンポラリー・ジャズとして成立している優れた内容。

アルバム全体を覆う適度なテンション、切れ味の良いジャジーでソウルフルでファンキーなリズム&ビート。マンを始めとするソウルフルなフロント隊の演奏。この盤には、1960年代前半から進化してきた、ファンキー&ソウル・ジャズの成熟形を聴くことが出来る。ハービー・マンの傑作の一枚であり、最高傑作と言っても良いかもしれない。

クリード・テイラーの優れたプロデュースの下、アレンジも良好、録音はルディ・バン・ゲルダー手になる「良好な音」。この盤がほとんど忘れ去られた存在で、廃盤状態が長く続いている。実に遺憾なことであるが、最近、ストリーミングで聴くことが出来るようになったみたいで、これは喜ばしいことである。
 
 

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2024年5月 7日 (火曜日)

アメリカン・カルテットの終焉

聴くたびに思うのだが、キース・ジャレット率いる「アメリカン・カルテット」って何だったんだろう。モードからフリー、スピリチュアルから、アフリカン・ネイティヴなビートから、アーシーでフォーキーなアメリカン・サウンドから、キースのやりたかった音をごった煮にした音世界。キースは一体、何を表現したかったのか。

Keith Jarrett『Eyes of the Heart』(写真)。邦題「心の瞳」。1976年5月、オーストリアのブレゲンツのコルンマクルト劇場でのライヴ録音。ECMレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Keith Jarrett (p, ss, misc. perc), Dewey Redman (ts, misc. perc), Charlie Haden (b), Paul Motian (ds, perc)。

キースの「アメリカン・カルテット」の最後のライヴ録音盤である。ECMでのスタジオ録音盤の『The Survivors' Suite(邦題:残氓)』の録音の一ヶ月後のライヴ録音になる。このスタジオ録音盤の「The Survivors' Suite」の充実度から期待値が高まるライヴ盤だが、たった一ヶ月で雰囲気はガラッと変わっている。

このライヴ盤の冒頭、妖し気な雰囲気のアフリカンなパーカッションから始まり、そのパーカッションのビートに乗って、レッドマンのテナー・ソロが始まる。レッドマンらしからぬ、耽美的でメロディアスでノーマルな展開のテナーが沁みる。キースは感動を示すうめき声を出す。すると、レッドマンはソロを終えるといなくなってしまう。

しかし、ここから、キース、ヘイデン、モチアンの極上のトリオ演奏が始まる。レッドマンの存在の有無に関係なく、明らかにキース独特の音世界を色濃く宿したトリオ演奏が展開される。このトリオ演奏がなかなか秀逸で、後のスタンダーズ・トリオの音世界を想起させる素晴らしさ。
 

Keith-jarretteyes-of-the-heart

 
この「Eyes of the Heart」の演奏を聴くと、当時、キースが、カルテット内部で問題を抱えていたことを示唆してくれる。もはや、アメリカン・カルテットのグループ・サウンドとしては成立していない。LP時代の「Eyes of the Heart」の後半、パート2に入って10分が経過しても、レッドマンは帰ってこない。キース・トリオの極上演奏は続く。

そして、レッドマンが帰ってきて、再び、極上のテナー・ソロを吹き上げるが、トリオは意に介することなく、演奏をほどなく終える。ラストは息絶える様に、唐突に「パタリ」と終わる。もはや、聴衆に向けての「聴かせる音楽」の質が明らかに低下している。

そして、ラストの「Encore (a-b-c)」は、8ビートに乗った、アーシーでライトなゴスペルチックな響きを宿した明るい演奏。ここでは、レッドマンがテナー・サックスを吹く中、キースがソプラノ・サックスで乱入。テナーのレッドマンを差し置いて、キースがこれまた極上の、スピリチュアルなソプラノ・サックスを吹きまくる。

レッドマンの立つ瀬がない。レッドマンが割り込んでくるが、キースは意に介さない。レッドマンのテナーはらしくない、耽美的でメロディアスでノーマルな展開のテナーのまま、吹くのをやめる。

このライヴ盤を聴いて、キースが、このアメリカン・カルテットでやりたかったのは、「キースの考えるスピリチュアル・ジャズ」では無かったのか。そして、それは、レッドマンの考えるスピリチュアル・ジャズでは無かった。

ものこのライヴ盤のセッションの中では、レッドマンの居場所は無かった。キースとしても、自分の目指すスピリチュアル・ジャズに追従しないテナー・マンと一緒に演奏する訳にはいかない。

このライヴ盤のセッションでは、アメリカン・カルテットは既に終わっている。恐らく、前作『The Survivors' Suite(邦題:残氓)』を録音した時点で終わっていたのだろう。もはや、このライヴ盤には、キースのアメリカン・カルテットの残骸しか残っていない様に感じる。但し、演奏内容は充実している。キースの次なるステップを暗示する音がそこかしこに漂っている。
 
 

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2024年5月 4日 (土曜日)

ブラジリアン・フュージョン名盤

ブラジリアン・フュージョンの雄、未だに愛され続ける人気グループ「アジムス」。現代においても、レアグルーヴ、サイケ、ヒップホップなど様々なシーンからリスペクトされている唯一無二の音世界。ソフト&メロウなフレーズに、スペーシーな音の広がりとサイケデリックなブレイクダウン、ライトなファンクネスを忍ばせつつ、しなやかでソリッドにうねるようなグルーヴは独特の個性。

Azymuth『Light As A Feather』(写真左)。1979年の作品。ちなみにパーソネルは、José Roberto Bertrami (key, syn, vo,perc), Alex Malheiros (b, g, vo), Ivan Conti (Mamão) (ds, syn), Aleuda (perc)。オリジナル・メンバーのトリオ+パーカッションの編成。アジムスがワールド・ワイド契約締結の下、米国音楽シーンに進出した記念すべきアルバムである。

爽快感、軽快感溢れる、ブラジリアンな8ビートのグルーヴ感が独特の感覚。このグルーヴ感が「アジムス」の独特の個性だった訳だが、米国進出に向けて、ブラジリアンな雰囲気を少し後退させて、当時流行の米国フュージョン・ジャズの味付け「ソフト&メロウ」な面を明快に前面に押し出している。かつ、シンセサイザーを活かしたギミックなビート音を含め、リズム&ビートもしっかりとメリハリを付けている印象。
 

Azymuthlight-as-a-feather
 

それでも、アジムスの基本的な音世界はしっかりとキープされていて、ソフト&メロウなフュージョン・ジャズ独特の音作りのバックで、スペーシーな音の広がり、ライトなファンクネスを忍ばせつつ、しなやかでソリッドにうねるようなグルーヴを醸し出した音世界は「アジムスの独壇場」である。シンセのギミックな使い方は明らかに米国向け仕様。どこか懐かしい響きが愛おしい(笑)。

どの曲もオールドなフュージョン・ジャズ者の我々にとっては印象的なものばかりだが、やはり、まずは4曲目の「Fly Over The Horizon = Vôo Sobre O Horizonte」だろう。1977年の作品の、Azymuth『Aguia Não Come Mosca』に収録されていたものの米国向け再録音版なのだが、これが一番印象的。なぜなら、当時のNHKのクロスオーバーイレブンのオープニングで流れていた「あの曲」なのだ。どっぷりと懐かしさに浸れる名曲・名演である。

6曲目の「Jazz Carnival」は、ワールドワイドなヒットとなったディスコ・フュージョン曲。これもまた懐かしい。この辺りは「ブラジリアン・ジャズ・ファンク」の名盤としても評価できる切り口だろう。

懐かしさが先行する Azymuth『Light As A Feather』だが、今の耳にもしっかりと訴求する、聴き直して新しい音の発見もあるフュージョン・ジャズの名盤。これだけ、筋が一本通った、意外と硬派な音作りのフュージョン・ジャズはそうそう無い。フュージョン・ジャズを語る上で、避けて通れない名盤として僕は評価している。
 
 

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2024年4月28日 (日曜日)

「抑制の美のドーハム」の名演

哀愁のトランペッター、ケニー・ドーハム。キャッチフレーズの「哀愁の」については、ドーハムのワンホーンの名盤『Quiet Kenny』の印象が強くて、彼のキャッチ・フレーズには、頭に「哀愁の」が付くことが多い。

しかし、ドーハムって、もともとはビ・バップ時代から活躍する、筋金入りのバップ・トランペッターであって、基本は「溌剌とした、ビ・バップなトランペット」が身上。バリバリとビ・バップなフレーズを吹きまくるのがドーハム。しかし、音圧は少し弱い。そこが、ちょっと大人し目で、「哀愁」の印象がつきまとうのかもしれない。しかも、時々「フレーズの吹き回しがちょっと危うい」ところがあるが、これは「ご愛嬌」。

Kenny Dorham『Quiet Kenny』(写真左)。1959年11月13日の録音。ちなみにパーソネルは、Kenny Dorham (tp), Tommy Flanagan (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。ケニー・ドーハムのトランペットがワンホーンのカルテット編成。ドーハムのキャッチ・フレーズの頭に「哀愁の」を付けさせた、ドーハムのハードバップの名盤である。

理由は判らないが、溌剌とした、ビ・バップなトランペッターであるドーハムが、「抑制の美」を発揮したワンホーン盤である。ドーハムのリーダー作の中で、この盤だけ、ドーハムのトランペットが、抑制された、エッジの丸い、柔和でリリカルな音色になっていて、これが選曲された曲調とばっちり合って、ジャズ・トランペットの名盤の一枚となっている。

冒頭の「Lotus Blossom」のテイラーの静かな小刻みなシンバル・ワークから始まるイントロからして、タイトル通り「Quiet(静かな)」雰囲気が濃厚。チェンバースのベースがアジアチックな細かいラインを奏でて、そこにスッと滑り込む様に、ドーハムのトランペットが入ってくる。
 

Kenny-dorhamquiet-kenny

 
その音色が、エッジの丸い、柔和でリリカルな音色で、出てくるフレーズが、「ビ・バップなフレーズをグッと抑制したフレーズ」なのだ。曲調がマイナーなだけに、この抑制されたフレーズに哀愁感がどっぷり漂ってくる。

2曲目の「My Ideal」のスローなテンポの演奏が実に良い。フラナガンの小粋で耽美的なイントロが良い。フラナガンって、この人も基本は「バップなピアニスト」で、バップなフレーズをバリバリ小粋に弾き回すタイプなんだが、この盤では、ドーハムの「抑制された、哀愁のトランペット」に合わせて、抑制された小粋で耽美的なバップ・ピアノを聴かせてくれる。

これが、ほんと、ドーハムの「抑制された、哀愁のトランペット」にバッチリあっていて、ドーハムの「抑制された、哀愁のトランペット」を引き立て、ガッチリとサポートしている。さすが「名盤請負人」のニックネームを持つピアニスト。機微を心得た、その演奏にあった、リーダーの楽器を引き立てる術を熟知している。

この「My Ideal」でのスローなテンポでのドーハムのトランペットも「抑制の美」の極み。スローなテンポであるが、ドーハムのトランペットの弱点であるフレーズがふらついたり、よれたりすることがほとんど無い。堅実にスローなテンポのフレーズを吹き通すドーハムは素晴らしい。

続く「Blue Friday」から「Alone Together」「Blue Spring Shuffle」「I Had the Craziest Dream」、そしてラストの「Old Folks」まで、抑制の美が満載のドーハムのトランペットを堪能することが出来る。この盤での「抑制の美」のドーハムのトランペットは、本来のドーハムの本質とはちょっと外れたところにあると思うのだが、「抑制の美」を表現したジャズ・トランペットとして聴き応えは十分で、名演の類である。

最後に、CDリイシューに追加されたボートラ、CDでのラストの「Mack the Knife」だけはいただけない。ドーハムのトランペットの弱点が顕わになっていて、このボートラだけは僕は蛇足と思う。ちなみに僕は『Quiet Kenny』鑑賞時には、予め「Mack the Knife」はオミットしてから聴いてます(笑)。
 
 

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2024年4月26日 (金曜日)

コズミックな「融合」ファンク

レコード・コレクターズ 2024年5月号の「【特集】フュージョン・ベスト100 洋楽編」を読んでいて、しばらくその名前に触れることの無かった、お気に入りのジャズマンの幾人かを思い出した。感謝である。

Lonnie Liston Smith(ロニー・リストン・スミス)。米国リッチモンド出身のピアニスト&キーボーディスト。大学卒業後、プロの道を進み、サンダースやブレイキー、カーク、バルビエリ、マイルス等と共演。1973年にロニー・リストン・スミス&ザ・コズミック・エコーズを結成し、1973年、ロニー・リストン・スミスとしての初リーダー作をリリース。83歳になった今でも、未だ現役である。

演奏内容の範疇としては、ソウル・ジャズ、ジャズ・ファンク、クロスオーバー&フュージョンだが、その音世界は独特。コズミック・ファンクとでも形容できる、宇宙の広がり&浮遊感を反映した様な、切れ味良く粘りのない、シュッとしてクールでグルーヴィーな「融合」ファンク・サウンドが基本。そのコズミックでクロスオーバー&フュージョン・ファンクなサウンドに、ソウルフルなローズやエレピの音が絡む。

Lonnie Liston Smith『Expansions』(写真左)。1974年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Lonnie Liston Smith (p, el-p, Rhodes, el-key-textures), Donald Smith (fl, vo, vo-textures), Dave Hubbard (ss, ts, alto-fl), Cecil McBee (b), Art Gore (ds), Michael Carvin (perc, clavinet, ds), Leopoldo Fleming (bongos, perc), Lawrence Killian (congas, perc)。「Lonnie Liston Smith and the Cosmic Echoes」名義の3枚目のアルバム。

ロニー・リストン・スミスの「コズミックでクロスオーバー&フュージョン・ファンク」なキーボード、セシル・マクビーのファンキーでグルーヴィーなベース、スミスの弟のドナルド・スミスの幽玄なフルートとソウルフルなヴォーカル、そして、バックのリズム&ビートに、アフリカンなパーカッションを融合した、スピリチュアルな「コズミックでクロスオーバー&フュージョン・ファンク」の傑作盤である。

宇宙の広がり&浮遊感を反映した様な、切れ味良く粘りのない、シュッとしてクールでグルーヴィーなロニー・リストン・スミスのエレピ&ローズの音がこのバンドの音世界を決定づけている。
 

Lonnie-liston-smithexpansions

 
バックのリズム&ビートは、マクビーのサラッとした粘らないファンクネスを宿したベースがソウルフルな雰囲気を増強し、ゴアの切れ味の良い、躍動感溢れるシンプルなドラミングがバンド独特のグルーヴ感を醸成する。

コズミックなサウンド志向とは言いながら、不思議と牧歌的でフォーキーなビート&サウンドの広がりもあって、それまでのソウル濃厚、精神的な響き優先のスピリチュアルなジャズとは音の雰囲気が全く異なる。どちらかと言えば、現代の「静的なスピリチュアル・ジャズ」のサウンドに繋がる、先進的な音の雰囲気を感じる。

冒頭のタイトル曲「Expansions」はジャズ・ファンクの名曲。宇宙の広がり&浮遊感を反映した様な、切れ味良く粘りのない、シュッとしてクールでグルーヴィーな「融合」ファンク・サウンドがこの曲に詰まっている。2曲目「Desert Nights」と4曲目「Voodoo Woman」はモーダルなアドリブ展開がユニークな、意外とメインストリーム系のジャズ・ファンク。

3曲目「Summer Days」と7曲目「My Love」はアフリカンなリズムにラテンのリズムを融合したブラジリアン・ジャズ志向のフォーキーなサウンド。そして、5曲目「Peace」は、コズミック・サウンド志向が似通った、ホレス・シルヴァー作のミュージシャンズ・チューンのカバー。

この盤に詰まっているサウンド十把一絡げにフュージョン・ジャズとするには、ちょっと短絡的かと思う。ソウル・ジャズ、ジャズ・ファンクを源とし、コズミックなサウンドを独特な個性とした、切れ味良く粘りのない、シュッとしてクールでグルーヴィーな「クロスオーバー&フュージョン・ファンク」と形容したら良いだろうか。

この盤の冒頭のタイトル曲「Expansions」をはじめ、レア・グルーヴ~アシッズ・ジャズ・ムーヴメントに多大な影響を与え、今なおヒップホップのサンプリング・ソースやダンス・フロアーを盛り上げる「ネタ」となっている「Lonnie Liston Smith and the Cosmic Echoes」の音が、このアルバム『Expansions』に詰まっている。傑作です。
 
 

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