2023年6月30日 (金曜日)

クラシック・オケとジャズロック

ECMレコードのアルバムがお気に入り。ジャズを本格的に聴き始めた1970年代後半、ニュー・ジャズ&欧州ジャズの担い手として、我が国でもECMブームが沸き起こっていた。

といっても、ECMのアルバムについては、明らかに「好き嫌い」が分かれる。米国ジャズ、特に東海岸ジャズが絶対とする「東海岸ジャズ者」の方々からは「ECMはジャズでは無い」と毛嫌いされていた。まあ、大凡、硬派なジャズ喫茶ではECMのレコードをリクエストするのには相当な勇気がいった。米国が本場のジャズについては、米国ジャズが絶対で、欧州ジャズはジャズでは無い、とされていた。

しかし、である。僕はECMレコードのアルバムがお気に入り。もともとクラシック音楽もいろいろ聴いていて、クラシック音楽の雰囲気が漂う、端正な欧州ジャズについては違和感が無い。ロックではプログレ小僧だったので、ニュー・ジャズの類については、プログレっぽくて違和感を感じない。そういうところから、ECMレコードのアルバムに違和感が無く、良いものは良い、の精神で、ECMのアルバムについては、延々と50年弱、聴き続けていることになる。

そんなECMのアルバムをカタログ番号順に聴き始めて、早5年。ECM1001〜1100番までの「ECM1000番台」のアルバムについては、明らかに現代音楽な内容のアルバムを除いて、ほぼ聴き終えた。ほぼ、というのは、3枚ほど入手出来ないでいたアルバムがあった。が最近、やっとのことで音源を確保することが出来た。あと3枚、しっかりと聴いた。3枚とも初聴きである。

Gary Burton Quartet『Seven Songs for Quartet and Chamber Orchestra』(写真左)。1973年12月、ハンブルグでの録音。ECMの1040番。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Mick Goodrick (g), Steve Swallow (b), Ted Seibs (ds), NDR Symphony Orchestra conducted by Michael Gibbs。
 

Gary-burton-quartetseven-songs-for-quart

 
当時のゲイリー・バートンのカルテットに、NDRのオーケストラがバックに就く布陣。クラシック・オーケストラの演奏を伴奏に、ゲイリー・バートンのヴァイブをメインとするジャズ・カルテットの演奏が展開される、如何にもニュー・ジャズっぽい、クラシックにも精通するECMレーベルのアルバムらしい内容。

クラシック・オーケストラの伴奏も、なかなかのもので、ありがちな米国ジャズの取って付けたような、チープなクラシック・オーケストラでは決して無い。オーケストラだけでも十分に聴ける。

そんな充実したクラシック・オケをバックに、まずは、ゲイリー・バートンのヴァイブがソロで乱舞する。バートンのヴァイブは、いかにもECMのニュー・ジャズっぽい雰囲気満載。バックのオケの伴奏に乗って、映えに映える。良い雰囲気、いかにも欧州ジャズ。

曲が進むにつれて、バートンのソロから、バートンのカルテットの演奏に展開していく。これがなかなかのもので、当時のバートン・カルテットの個性である、アーシーでジャズロック風のフレーズ、ゴスペルっぽい米国ルーツ・ミュージック風のフレーズが漂ってきて、クラシックな雰囲気が強かった出だしからすると、一気にニュー・ジャズっぽい、バートンお得意のアーシーなジャズロック風のフレーズが実に格好良い。

欧州っぽいクラシック・オケと米国ルーツ・ミュージックとジャズロックの融合音楽。いかにもECMらしい取り合わせ。聴く前は、クラシック・オケをバックにしたバートン・カルテットってなあ、と敬遠気味だったのだが、聴いてみると意外と良い。やはり「聴かず嫌い」は良く無いなあ、と改めて思った次第。意外性のあるECM好盤です。
 
 

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 ★ 松和の「青春のかけら達」

  ・四人囃子の『Golden Picnics
 

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2023年4月18日 (火曜日)

アーマッド・ジャマルを追悼する

アーマッド・ジャマル(Ahmad Jamal)が、あの世に旅立った。4月6日、前立腺がんのため死去。92歳。また1人、レジェンド級のジャズマンがあの世に旅立ったことになる。

ん〜、辛いなあ。ジャズを本格的に聴き始めた1970年代以降、50余年、ジャマルはリアルタイムでそのパフォーマンスを聴くことの出来るピアニストだった。同じ時代を生きたジャズマンが鬼籍に入るのを見るのは、やはり辛い。

Ahmad Jamal & Gary Burton『Live At Midem』(写真左)。1981年1月26日、フランス、カンヌで開かれた国際音楽産業見本市の中のパーム・ビーチでのミデムフェアにおけるライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Ahmad Jamal (p), Gary Burton (vib), Sabu Adeyola (b), Payton Crossley (ds)。Ahmad Jamal名義で『In Concert』(写真右)というタイトルでリリースされていたり、はたまた、ジャケ・デザインも様々ある不思議なライヴ盤。

当時のジャマル、バートンの活動の経緯を見ていると、このクインテットは、ジャマルのトリオにバートンが客演した形のようだ。見本市のフェアにおけるライヴなので、そういう一期一会のブッキングが可能となったのだろう。

冒頭、恐らくジャマルであろうMCから始まり、1曲目は「Morning of the Carnival」。のっけから、ジャマルがぶっ飛ばす。ファンキーでグルーヴ感満載、速弾きパッセージてグイグイ攻めて、硬質なタッチでガンガン叩きまくる。華のなる流麗なアドリブ・フレーズとコーラスがソウルフルで、1970年代のジャマルのトレンドが継続されている。

ジャマルってピアニストは「経年変化」が著しいピアニストで、活躍した年代によって異なる顔を持つ。1950年代は「間」を活かし、弾く音を限りなく厳選し、シンプルな右手のフレーズと合いの手の様に入る左手のブロックコードが特徴のジャマルのピアノ。
 

Ahmad-jamal-gary-burtonlive-at-midem

 
1960年代の終わり〜1970年代の作品は、ファンキー&アーシーで豪快なメリハリのあるサウンドに変化している。この1970年代のジャマルを継続しているのが良く判る。

それにしても強烈なグルーヴ感。「Morning of the Carnival」が全く別の曲に聴こえる。途中、「My Favorite Things」の引用が出まくって、この引用などは1950年代の古き良き中間派の影を引き摺っている。バートンのヴァイブは、そんなグルーヴ感溢れるファンキーな8ビート・ピアノに乗っかって、これまたグルーヴィーに8ビートに弾きまくる。

サブ・アデヨラのベースは、アタッチメントを付けたアコベなのか、エレベなのか、ちょっと判別がつかないが、エレクトリックなベースをブヨンブヨンと響かせる。これがまた良い方向に作用して、ジャマル&バートンのグルーヴ感を思い切り増幅している。ペイトン・クロスリーのドラムは、グルーヴ感豊かな、うねるような8ビートを叩き出し、演奏全体のリズム&ビートをしっかりと支えている。

演奏曲もユニークで、ジャマルの78年のヒット曲「One」や、ラテン風の「Bogota」、チック・コリアのモーダルな「Tones for Joan’s Bones」と、なかなか他のバンドでは演奏しないぞ、と思われる佳曲を8ビートでぶっちぎっている。そして、有名スタンダードの「Autumn Leaves」。最後の「Autumn Leaves」だけが4ビートの演奏となっていて、これはこれで聴き応えがある。

実はこのライヴ盤、今回、小粋なジャズ盤を探索する中で出会った「初見」のライヴ盤で、ジャマルとバートン、それも、1981年という時代背景の中で、どんな演奏をしているのか、と興味津々で聴き始めた盤。ジャマルの訃報に触れた時、聴いていたのがこのライヴ盤で、不思議な縁にちょっと驚いている。
 
 

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2022年4月 7日 (木曜日)

最近出会った小粋なジャズ盤・6

ゲイリー・バートンの音楽が好きである。1960年代後半のサイケデリックなジャズも良いし、クロスオーバーなバートンも良い。1970年代以降のニュー・ジャズなバートンも良い。チックとのデュエットなどは至高の音だ。ゲイリー・バートンの参加作品はできる限り全部聴くことにしている。今でも、たまに「こんなバートン盤ってあったっけ」という盤に出くわすことがある。

このジャケットを見た時は、1960年代後半のクロスオーバー・ジャズ時代のゲイリー・バートンのアルバムかと思った。逆に、こなアルバムあったっけ、という疑問が頭をよぎる。ジャケットを見ると、メンバーの名前が印刷されているが、どう考えても1960年代後半の面子では無い。とにかく聴いてみることにした。

Gary Burton『Cool Nights』(写真左)。1991年のリリース。GRPレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Will Lee (b, perc), Peter Erskine (ds, perc), Wolfgang Muthspiel (g), Bob James (key), Bob Berg (ts)。錚々たるメンバーである。この面子から、フュージョン・ジャズ指向の盤だと察しが付く。
 

Cool-nights_gary-burton

 
GRPレコードのロゴがジャケットに無いジャケ写を見たので、1960年代後半のクロスオーバー・ジャズ時代のゲイリー・バートンのアルバムと勘違いしたが、この面子を見れば、これは1980年代後半以降のフュージョン・ジャズ指向の音作りだ、と思いつつ聴くと、やはり、上質のフュージョン・ジャズの音が満載。いずれも百戦錬磨の強者ばかりなので、詳細は割愛するが、とにかく上手い。但し、決して上手いだけでは無い。

しっかりとそれぞれの個性をそこはかとなく出しつつ、バートンのヴァイブとフレーズにあったバッキングをガッチリとやってのける。ベースのリー、キーボードのジェームス、ギターのムースピールなど、少し聴けば直ぐに判る強烈な個性を持ちながら、バートンのバッキングでは、バートンのヴァイブを引き立て、鼓舞する役割に徹している。ううん、これは真の「職人技」やなあ。

純ジャズっぽい8ビートを叩き出すアースキンのドラムが肝。この盤の音を「コンテンポラリーな純ジャズ志向」のフュージョン・ジャズな音に仕立て上げている。決して、ソフト&メロウなフュージョンの音ではない。意外と硬派で純ジャズ志向の演奏は聴いていて爽快。アーバンなグルーヴ感や趣味の良いブルージーな感覚も見え隠れして、聴き応え十分。1990年代のフュージョン・ジャズの優秀盤として、フュージョン者の方々は必聴でしょう。
 
 

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  ・遠い昔、懐かしの『地底探検』

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  ・四人囃子の『Golden Picnics』

 
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2020年9月20日 (日曜日)

バートンとブレイのデュオ盤です

面白いアルバムを再発掘した。ヴァイブのヴァーチュオーゾ、ゲイリー・バートン(写真右)のリーダー作を整理していたら、こんなデュオ盤が出てきた。ゲイリー・バートンとピアノ奏者とのデュオと言えば、相当に有名なのが、チック・コリアとのデュオ。コリア&バートンのデュオ盤には外れが無い。素晴らしい内容ばかりのデュオ盤の嵐なのだが、このデュオ盤の相手はチックでは無い。

Gary Burton『Right Time Right Place』(写真左)。1990年3月29日、Copenhagenの Denmarks Radio「Studio 3」での録音。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Paul Bley (p)。ヴァイブのヴァーチュオーゾ、ゲイリー・バートンとピアノの哲学者(と僕が勝手に付けた)ポール・ブレイとのデュオ盤である。

両名ともECMレーベルに在籍していたり、バートンは、比較的頻繁にカーラ・ブレイの作品を演奏しており、ポール・ブレイはカーラの夫という間柄でもある。この二人、以前にもデュオ盤を録音してそうなものだが、この盤が初めて。恐らく、ゲイリー・バートンとのデュオをやるピアニストとしては、チック・コリア、という強烈な先入観があったからでは、と思っている。
 
 
Right-time-right-place  
 
 
という背景もあって、この盤を聴いていると、どうしても「チック&バートン」とのデュオと比較してしまう。が、比較は意味が無いことが直ぐに判る。さすがはゲイリー・バートン、ポール・ブレイに対しては、ポール・ブレイのピアノの個性と音色に応じたヴァイブを繰り出している。チックの時とは全く異なるヴァイブの音色。デュオ演奏の醍醐味である。

面白いのはピアノ側(ブレイもチックも)は、その個性とスタイルをほとんど変えていない、ということ。バートンのヴァイブがデュオ相手のピアノの個性と音色に応じて、その個性と音色にあったヴァイブを奏でる、という展開。それでいて、バートンのヴァイブの個性と音色は全く損なわれておらず、しっかりとバートンのヴァイブの個性と音色が全面に押し出されているところが、これまた凄い。

穏やかで透明感のあるデュオ演奏が繰り広げられているが、その演奏のテンションは高く、相互のインタープレイは丁々発止として見事な反応。ライナーノーツには、欧州で偶然顔を合わせたので、せっかくだから急遽録音したそうだが、それで、この高度な内容、見事なパフォーマンス。いやはや、レジェンド級のジャズマンはやることが違う。次元が違う。
 
 
 

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  ・『Restless Nights』 1979
 
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  ・『The Best of The Band』

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  ・僕達は「タツロー」を発見した
 
 
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2020年7月14日 (火曜日)

久し振りのタイガー大越です。

ネットの音楽系サブスク・サイトを徘徊していて、懐かしい名前を見つけて喜んでいる。「タイガー大越」。1981年にメジャー・デビュー。フュージョン・ジャズの大ブーム後期に、ちょっと遅れて出てきた印象があった。でも、デビュー盤の『Tiger's Baku』は、良質のフュージョン・ジャズ盤で、当時、結構ヘビロテだった。
 
Gary Burton『Times Square』(写真)。1978年1月の録音。ECMレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Steve Swallow (b), Roy Haynes (ds), Tiger Okoshi (tp)。バートンのリーダー作については、ホーンが参入した盤は珍しい。この盤については、師匠格のヴァイブ奏者、ゲイリー・バートンがレギュラー・メンバーに抜擢して、日本人トランペッター、タイガー大越がレコーディング・デビューしている。

1983年以降、タイガー大越の名前を見なくなったが、この10年ほど前から、バークリー音楽院で教鞭を執っている話から、彼の情報が再び入る様になった。タイガー大越は、1950年芦屋生まれ。バークリー音楽院に進み、首席で卒業している。ゲイリー・バートンは、タイガー大越のバークリー音楽院時代の先生だったわけですね。

この盤のリーダー、ゲイリー・バートンは1970年代初めより、バークリー音楽大学で教鞭を取っており、このタイガー大越をはじめ、パット・メセニー、エバーハルト・ウェーバー、ラルフ・タウナー、小曽根真 等、有望な新人を数多く世に紹介している。
 
 
Times-square   
 
   
ゲイリー・バートンのリーダー作としては、珍しくトランペットが入ったコンボでの演奏なので、何故が耳新しく響く。トランペットならでは、の音の流れ、吹きやすいフレーズがあって、それに合わせて、タイガー大越のトランペットを引き立たせる様なバートンのヴァイブのフレーズが耳新しく響くのだろう。それにしても、バートンのフロントのトランペットに対するサポートは見事。さすが、タイガー大越の「お師匠様」である。
 
そのタイガー大越のトランペットも見事である。柔らかくて暖かい音。テクニックは優秀だが、それをひけらかすことは無い。嫌味の無い「流麗さ」。フレディ・ハバードを温和に柔らかにした様な感じ。日本人トランペッターであるが故、ファンクネスは希薄。アドリブ・フレーズは、どこまでも「メロディアス」。当時、ありそうで無い、個性的なトランペットである。
 
ベースのスワローは、バートンの片腕みたいな存在で、曲毎に適正な「リズム&ビート」を供給する。そして、バートンにとっては珍しい客演、ドラマーのロイ・ヘインズがご機嫌なドラミングを披露している。
 
良質のメインストリーム系のジャズ演奏に思わずニンマリ。とりわけバートンのヴァイブが絶品。優れた教え子をフロントに迎えてのリーダー・セッションである。気合いが入っていたんだろうなあ。この盤の「バートン先生」のパフォーマンスには脱帽です。
 
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館》の更新状況
 

 ★ AORの風に吹かれて    【更新しました】 2020.06.28 更新。

  ・『You’re Only Lonely』 1979

 ★ まだまだロックキッズ     【更新しました】 2020.06.28 更新。

  ・Zep『永遠の詩 (狂熱のライヴ)』

 ★ 松和の「青春のかけら達」 【更新しました】 2020.06.28 更新。

  ・太田裕美『手作りの画集』

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2019年3月17日 (日曜日)

ECMを感じるに絶好の一枚

欧州ジャズの老舗レーベルであるECM。ECMには独特の音の傾向がある。西洋クラシック音楽の伝統にしっかりと軸足を置いた「ECMの考える欧州ジャズ」。極力、電化サウンドを排除し、アコースティックな表現を基本とし、限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音。

米国のブルーノート・レーベルの「統一感」に勝るとも劣らない、芸術という観点でのレーベル運営をECMに感じることが出来る。アイヒャーの監修・判断による、アイヒャー独裁による強烈な「美意識」。"The Most Beautiful Sound Next to Silence" この「沈黙に次いで最も美しい音」を基本とするECMレーベルの「音の統一感」は、"Produced by Manfred Eicher" のクレジットの下に徹底されている。

そんなECMレーベルには、専属、もしくは専属に近いミュージシャンが多くいる。例えば、ヴァイブのゲイリー・バートン(Gary Burton)などは、ECMの「お抱えミュージシャン」の代表格。当然、ECM時代のバートンの数々のリーダー作の音は、典型的なECMレーベルの音世界で充満している。
 

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Gary Burton『Dreams So Real - Music of Carla Bley』(写真)。1975年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Mick Goodrick (g), Pat Metheny (g), Steve Swallow (b), Bob Moses (ds)。ギターは若き日のパット・メセニーとバークリーの師匠格のグッドリックとが、曲によって弾き分けている。副題を見れば「カーラ・ブレイの作品集」であることが判る。

典型的なECMの音世界である。バートンの革新的な4本マレット・ヴァイブが効いている。硬質で透明度の高いクリスタルな響き。転がる様に流麗なアドリブ・フレーズ。若き日のパット・メセニーのエレクトリック12弦ギターも良い。ファンクネスは皆無、切れ味の良い、西洋クラシックの香りのするストローク・プレイ。「静謐な熱気」を伴った、適度なテンションが心地良いインプロビゼーションの数々。

この盤、どの収録曲についても演奏のレベルが高い。1曲たりとも「緩演」や「駄演」が無い。「静謐な熱気」と「適度なテンション」を伴ったグループの個性とメロディアスなカーラの曲とのマッチングが絶妙。現代芸術的なECMオリジナルの統一感を強く感じるアルバム・ジャケットのアートワークも良好。ECMの音世界を感じるに絶好の好盤です。
 
 
 
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2018年12月20日 (木曜日)

バートンの欧州なニュージャズ

ジャズ・ヴァイブの大レジェンド「ミルト・ジャクソン」。ジャズ・ヴァイブと言えば、先ずは「ミルト・ジャクソン」と言われる位の大きな存在である。では、その「ミルト・ジャクソン」の後を継ぐ者は誰か。ゲイリー・バートンとボビー・ハッチャーソン、1960年代後半から1970年代に頭角を現したこの二人に絞られる。

一昨日、そう書いて、ボビー・ハッチャーソンの『Total Eclipse』をご紹介したのだが、今日は「ゲイリー・バートン」。4本マレット奏法という新しい技を編み出し、音的には「ニュージャズ」の代表格。1970年代は、欧州のニュージャズがメインのECMレーベルに所属し、一聴すれば直ぐにそれと判る「4本マレット奏法」を駆使して、印象的な好盤を多数リリースしてきた。

Ralph Towner & Gary Burton『Matchbook』(写真左)。1974年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Ralph Towner (12-string g, classical g), Gary Burton (vib)。12弦ギターの魔術師、ラルフ・タウナーとのデュオ。よほど相性が良いのだろう、4本マレット奏法を駆使した、クリスタルで躍動感のあるバートンのヴァイブの魅力が、ラルフ・タウナーのアコースティック・ギターによって増幅されている。
 

Match_book_ecm

 
米国東海岸のハードバップを聴いた耳には違和感のあるジャズ。ファンクネスは皆無、オフビートで躍動感はあるが粘りは全く無い。テクニックは優秀だがポップな要素には無縁。どちらかと言えば、クラシックの演奏に通じる、シリアスで切れ味の良いジャズ。ハードバップ命の硬派なベテラン・ジャズ者の方々からすると「ジャズじゃない」。しかし、楽譜を前提としない、即興演奏をメインとする演奏からすると、コレはジャズ、と言い切ってしまえば、これは「ジャズ」である。

タウナーとバートンの即興をメインとした演奏が凛としていて美しい。ピッタリと寄り添うようなアンサンブル、表裏一体、ピッタリと合致したユニゾン&ハーモニー、流れる様な唄う様にメロディアスなアドリブ・パフォーマンス。従来の米国中心のジャズとは全く異なる、欧州の「ニュージャズ」。クラシックに通じるクリスタルで切れ味のよい音の響き。

米国東海岸のハードバップを聴き慣れた耳には違和感だろうが、僕はジャズを聴き始めた頃に、この欧州のニュージャズに出会ったので、先入観無く、スッと入れたのでラッキーだった。欧州ジャズの典型的な演奏と響きがこの盤に詰まっている。そんな欧州のニュージャズにバートンのヴァイブがピッタリと合うのだ。ヴァイブという楽器の音の個性であり、不思議な個性でもある。そんな不思議な個性をバートンのヴァイブは我々に聴かせてくれるのだ。
 
 
 
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2018年9月15日 (土曜日)

典型的なECMの音とジャケット

ECMレーベルのアルバムをカタログ番号順に聞き直していると、ECMって本当に音の傾向に統一感があって、暫く聴いていると「これって、ECMの音やね〜」すぐに判る。限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音。そんな、アイヒャー自らの監修・判断による強烈な「美意識」が、この「音」にも反映されている。

The Gary Burton Quintet with Eberhard Weber『Ring』(写真左)。1974年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Michael Goodrick (g), Pat Metheny (g), Steve Swallow (b-g), Eberhard Weber (b), Bob Moses (perc)。ジャケットに書かれている様に、バートンのカルテットにベースのウェーバーが客演した形。

しかし、このパーソネルを見渡すと、当時、ECMレーベルで活躍していたミュージシャン揃い。特に、ゲイリー・バートン(写真右)のヴァイブの音は透明度が高く切れ味が良く、クラシカルな響きを持つもので、ECMレーベルの音の傾向にピッタリとフィットする、典型的なECMの音である。この盤においても、このバートンのヴァイブの音がアルバム全体の音の傾向を決定付けている。
 

Ring

 
ギターの音を聴いていると、このくすんだ、少し捻れた特徴のある音はパット・メセニーだと直ぐ判る。このパットのギターの音が不思議とバートンのヴァイブと抜群に相性が良いのだから面白い。まったく違和感の無い、まったく同化した様な相性の良い音の組合せ。明らかに米国ジャズの音とは異なる、欧州独特の音の響きが芳しい。

客演のウェーバーのベースの音が興味深い。粘りの無い、強靱で弾けるような、堅実で重心の低い音。欧州系のアコベの音って、とっても綺麗な音なんですよね。とにかくピッチがしっかりと合っている。ベースについては、特にこれは大切なことだと思っていて、ピッチの合っていないベースの音を長く聴いていると気持ちが悪くなる(笑)。ウェーバーの音は「良い」。

音と相まって、ECMレーベルらしいのが「ジャケット・デザイン」。この現代の印象画の様なイメージはECMレーベル初期のものに多い。このデザインは米国ジャズにはほとんど見られない。というか、ECMレーベル独特と言えるかな。

この『Ring』という盤、音そして、ジャケット・デザイン共々、ECMレーベル初期を代表する好盤と言えるでしょう。ECMの音ってどんなの? と問われたら、この盤をかける確率が高い好盤です。
 
 
 
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2018年5月30日 (水曜日)

パット・メセニーの正式初録音盤

パット・メセニー(Pat Metheny)のサイドメン参加のアルバムを聴き進めている。メセニーと言えば、今や、押しも押されぬ現代ジャズ・ギターのレジェンドである。1970年代以降の「ニュー・ジャズ」の範疇でのエレクトリック・ギターは第一人者のポジションを維持している。スインギーな4ビート・ジャズとは全く対極のニュージャズの寵児であるメセニー。

そんなメセニーについては、サイドメン参加に回った時のプレイの方が、メセニーのエレギの特性を強く感じることが出来るのでは無いか、という仮説の下に、パット・メセニーのサイドメン参加のアルバムを聴き始めた。これが、どうも当たりみたいで、サイドメンのプレイの方が、リーダーの音のイメージという「規制」がの下で個性を表出しなければならない、という条件下で、メセニーの個性が強くでるみたいなのだ。

Gary Burton Quintet with Eberhard Weber『Ring』(写真左)。1974年7月の録音。ECMの1051番。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), Michael Goodrick (g), Pat Metheny (g, el-12-string g), Steve Swallow (b), Eberhard Weber (b), Bob Moses (ds, perc)。パット・メセニーが、録音アルバムに名を連ねた、最初の正式盤である。
 

Ring

 

メセニーの師匠格であるゲイリー・バートン。バートンの慧眼恐るべしである。1970年代前半、当時、ニュー・ジャズの推進者であたゲイリー・バートン。彼の音楽性に対して、パット・メセニーのエレギはピッタリの存在だったことがこの盤を聴いて良く判る。メロディアスでフォーキーなソロから、怜悧でクールなフリー・インプロビゼーションまで、メセニーの持つ「ギターの個性」が、このバートンのイメージする音世界にピッタリなのだ。

ダブル・ベースにダブル・ギター。編成からして規格外である。この盤でのメセニーのギターについても「規格外」。恐らく、当時、過去を振り返っても、聴いたことの無いエレギの音とインプロビゼーションだったと推察する。バートンのヴァイブのバックで、シャープにウネウネ蠢くエレギの音は明らかにメセニーである。

この頃のバートンの音世界は「クロスオーバー・ジャズの最後期」の音。メセニーはちょっと歪んで捻れたエレギをウネウネ弾きまくる。とは言え、メセニーの後の個性はまだまだ。とにかく、当時のトレンドのエレギを必死で弾いている、という面持ちが微笑ましい。音の個性の確立はもっと後になるが、その萌芽はこの盤でしっかりと感じ取れる。まだ、あまり個性が目立たない、貴重な若き日のメセニーのパフォーマンスである。
 
 
 
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2017年9月20日 (水曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・59

Gary Burton=ゲイリー・バートンは、ヴィブラフォン奏者。1960年代後半、若かりし頃は、ヴァイブ引っさげ、尖ったジャズロックをガンガンやって、時々、アバンギャルドな雰囲気の硬派なジャズをやったり、とにかく尖ったヴァイブ奏者だった。1970年代は、ピアノのチック・コリアと組んで、ピアノとヴァイブのデュオ演奏で一世を風靡した。

が、バークリー音楽院で教鞭を執る立場にあったこと、かつ、1980年代になって、人間的に充実した落ち着きを身につけたのか、リーダーとしてバンド全体を上手くまとめながら、純ジャズ復古の波にも上手く乗りつつ、内容充実のメインストリームな純ジャズ盤をコンスタントにリリースするようになる。

僕はこのバートンのジャズメンとしての変遷をリアルタイムで体験してきて、コンテンポラリーな純ジャズの担い手として、バンドを通じて有望な若手を発掘するバンドリーダーとして活躍するバートンを頼もしく思ってきた。若い才能の発掘者として、コンテンポラリーな純ジャズの担い手として、もっとバートンは評価されて然るべきだと思っている。
 

Gary_burton_depature

 
Gary Burton & Friends『Departure』(写真左)。1996年9月の録音。ちなみにパーソネルは、Gary Burton (vib), John Scofield (g), John Patitucci (b), Fred Hersch (p), Peter Erskine (ds)。フレッド・ハーシュのピアノ・トリオをリズムセクションに、バートンのヴァイブとジョンスコのギターがフロントを張るクインテット構成。

とっても魅力的な、リラックスしたセッションが繰り広げられる。そんな中で、ジョンスコのギターが冴えまくっている。彼は特に、こういうスタンダードで純ジャズなセッションで、その実力を遺憾なく発揮するタイプなのだが、このバートンのリーダー作でも、そんなジョンスコがガンガンに弾きまくっている。

パティトゥッチのベースとアースキンのドラムが供給するリズム&ビートは安定の極み。ハーシュのピアノはリリカルで耽美的なフレーズを醸し出す。意外とこのリズム・セクションの今までに無い独特の個性が、このスタンダードなアルバムを惹き立てている様です。これもバートンのリーダーシップの成せる技。素敵なジャケット共々、お勧めの好盤です。
 
 
 
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