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2019年8月17日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・155

Enja(エンヤ)レーベルの看板ジャズマンは数人いるが、他の老舗レーベルに所属した、エンヤ・レーベルでのみ、聴くことの出来るピアニストが「Abdullah Ibrahim」。アブドゥーラ・イブラヒムと読むが、デビューした頃から1970年代前半くらいまでは、ダラー・ブランド(Dollar Brand)という名で知られていた。
 
ピアノのタッチは重厚感溢れ、明快なタッチ。フレーズのイメージは「アフリカン・ネイティヴ」。アフリカの民俗音楽風のフレーズが最大の個性。少し聴き込めば直ぐにイブラヒムと判る、アフリカン・ネイティヴの響き。1934年生まれだから今年85歳。未だ現役、1960年代のデビュー以来、ずっと、この個性を維持し続けている。

Dollar Brand(Abdullah Ibrahim)『African Space Program』(写真)。1973年の作品。ENJA2032番。ちなみにパーソネルは、Dollar Brand (p), Cecil Bridgewater (tp), Enrico Rava (tp), Charles Sullivan (tp), Kiani Zawadi (tb), Sonny Fortune (fl,as), Carlos Ward (fl,as), Roland Alexander (harm,ts), John Stubblefield (ts), Hamiet Bluiett (bs), Cecil McBee (b), Roy Brooks (ds)。
 
 
African-space-program  
 
 
当時のフリー・ジャズ〜スピリチュアル・ジャズ系のジャズメンが中心に参加した、12人構成のオーケストラによる、アフリカン・ネイティヴなスピリチュアル・ジャズである。約20分に渡る組曲と20分を超える長大な音絵巻。ジッと聴いていると、何故か、コルトレーンの『アセンション』を思い出した。そう、この盤は、イブラヒムのアフリカン・ネイティヴな『アセンション』である。
 
フリー・ジャズの様ではあるが、必要最低限の決め事の中で奏でられる限りなく自由度の高いモード・ジャズ。フリーキーに傾いたり、アブストラクトに咆哮したりするが、基本はしっかりと調性の取れた自由度の高いメインストリーム・ジャズ。演奏の底に常に響き渡るアフリカの民俗音楽風の響き。それぞれ「個」の演奏も素晴らしいが、オーケストラ全体のアンサンブルも見事。
 
リリース当時は、ドイツのジャズ・レーベルからのリリースということで入手し難く、我が国では知られることはなかなか無かった。僕もこのアルバムを聴くことが叶ったのは、つい10年ほど前のこと。聴き始めればジャケット写真の如く、アフリカの平原のイメージが脳裏に拡がり、土着なリズム&ビートが耳の中を駆け抜ける。唯一無二なアフリカン・ネイティヴなスピリチュアル・ジャズである。
 
 
 
東日本大震災から8年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
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2019年8月 5日 (月曜日)

ハロルド・メイバーンのソロ盤

僕はこのピアニストは、何故か「ヴィーナス・レコード」のアルバムで初めて知った。そのアルバムは『Falling In Love With Love』。2001年の録音。ミディアム・テンポとアップ・テンポで思いっきりスイングする。多弁ではあるが喧しくない。迫力のある指回し。ポジティブなアドリブ展開。この一枚のアルバムで、このピアニストが大好きになった。

そのピアニストとは、ハロルド・メイバーン(Harold Mabern)。1936年、メンフィスの生まれ。今年で83歳になる大ベテランのジャズ・ピアニスト。1968年に初リーダー作をリリース。しかし録音の機会に恵まれなかった。1989年にDIWからアルバムをリリースしてから徐々にリーダー作が増え、21世紀に入って、ヴィーナス・レコードから『Kiss of Fire』を出して以来ブレイク。約1年に1作のペースでリーダー作をリリースしてきた。

しかし、このメイバーンのピアノが米国で売れなかったのが不思議でならない。ブルージーでゴスペルチックな和音の響きが特徴。その特徴を前提にバップなピアノをダイナミックに弾きこなす。米国ルーツ・ミュージックの響きがノスタルジックに響く。このピアノが米国で受けなかったのが意外である。逆に、DIW、ヴィーナス・レコードと、日本のジャズ・レーベルがメイバーンのピアノに着目したのが面白い。
 

Misty-harold-mabern

 
そんなメイバーンのピアノの特徴を感じるには、やはりソロ・ピアノ盤が良い。Harold Mabern『Misty』(写真左)。2007年、ヴィーナス・レコードからのリリース。ジャケットはヴィーナス・レコードらしくない(女性がメインのエロジャケでは無い)、街灯を真ん中にあしらった地味なもの。これだけ地味なジャケットもそうそうない。普通なら触手が伸びない。

さて、アルバムの内容と言えば、地味にジャケットとは正反対。このアルバムでのメイバーンは、ゆったりと余裕を持ってパワフルに、ブルージーでゴスペルチックな様々なフレーズを叩き出していく。しっかりとしたタッチ、心地良い迫力とスピード感、ゆったりとスインギーなアドリブ展開。そして、バラードはリリカル、かつ、しっかりとしたタッチでじっくりと聴かせてくれる。

結構、ベタな有名スタンダード曲を選曲していますが、メイバーンのアレンジと弾き回しが良好で飽きが来ない。どころか思わず聴き込んでしまうくらい。ミディアム・テンポで余裕綽々にスイングする。やや多弁ではあるが喧しくない。迫力のある指回し。ポジティブなアドリブ展開。やっぱり僕はこのピアニストの音が好きです。何度聴いても飽きが来ません。もっとリーダー作を追いかけてみたいと思っています。
 
 
 
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2019年7月31日 (水曜日)

今のジャズ演奏のレベルの高さ

長年の間に、ジャズについてはテクニックは過去に比べてレベルが高くなっている。また、演奏内容も深化していて、特に1980年代半ば、純ジャズ復古のムーヴメントが起こって以降、飛躍的に純ジャズの演奏レベルは上がった、と感じている。もう今では独学でジャズのプロ・ミュージシャンに成り上がった人はいないのではないか。

Eric Reed『Everybody Gets the Blues』(写真左)。2018年11月6日、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、Eric Reed (p & fender rhodes), Tim Green (as, ss), Mike Gurrola (b), McClenty Hunter (ds)。ティム・グリーンのサックスがフロントのカルテット編成。本盤はリーダーのピアニスト、リードが影響を受けた様々なアーティストの曲を選曲し、新しいアレンジで演奏している。

エリック・リードのピアノは「端正」。マッコイ・タイナーの様にハンマー打法よろしくガンゴン鍵盤を叩く様に弾きまくる力強さと、優しく柔らかなロマンチシズム溢れる旋律を弾きこなす繊細さとが同居する。粘りは無く、良く手が回る。ファンキーな要素はほとんど感じない程、ピアノの音質は「ドライ」。切れ味が良いというよりは粒だちが良いピアノ。彼のピアノを聴いていると「今のジャズピアノ」を感じる。
 
 
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冒頭のリード作の「Everybody Gets the Blues」の演奏を聴いて、ジャズの演奏ってレベル高くなったなあ、とつくづく思った。モーダルな演奏ではあるが、ゆったりと余裕綽々の演奏。リードのピアノは耽美的で流麗。サイドメンの演奏レベルも高い。ベースは堅実で胴鳴りが魅力的、ドラムは丁々発止と柔軟なビートを供給し、そこにストレートで濁りの無いサックスがスッと入ってくる。実に素晴らしい高度な演奏。

「今のジャズ演奏」のレベルの高さをビンビンに感じる。カヴァー曲については優れたアレンジ力を感じる。スティーヴィー・ワンダーの「Don’t You Worry ‘bout a Thing」、レノン=マッカートニーの「Yesterday」のアレンジには思わずニンマリ。コルトレーンの「Naima」でのフェンダー・ローズの音は素晴らしいの一言に尽きる。その優れたアレンジに応えるリードのピアノは、これまた素晴らしい。

実にレベルの高いカルテット演奏である。恐らくこの演奏のレベルが、現代の純ジャズの演奏レベルの「1つの基準」なのだろう。ジャズはアートだ、と言われて久しいが、確かにこの盤のカルテットの演奏を聴いていると至極納得である。クラシックと対極にある「即興演奏」が旨の音楽なのだが、ここまで演奏の極みを高められるとは。好盤です。
 
 
 
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2019年7月30日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・154

メインストリーム・ジャズ。いわゆる「純ジャズ」というやつである。奏法はいろいろあるが主流は「ハードバップ」。21世紀となった現代では「ネオ・ハードバップ」として、まだまだ現役、まだまだ深化している。そして、僕のお気に入りは「モード」。マイルスが大々的に始めた奏法であるが、これが実に良い。現代でも、このモード奏法をメインとしたジャズ演奏は多々存在する。

モード奏法にはちゃんとした「理論」があるが、この「理論」を読んだとして、楽理を経験した人は判るが、楽理に縁遠い人は全く判らないだろう。モード奏法は聴いた方が、聴いたフィーリングで理解した方が早い。聴けば判るが、ハードバップとは全く異なる旋律と音の響き。旋律の浮遊感、旋律の拡がり、旋律の自由度の高さ。モード奏法は聴いていて、とても楽しい。

Richie Beirach 『Romantic Rhapsody』(写真左)。2000年11月、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、Richie Beirach (p), George Mraz (b), Billy Hart (ds)。あの好き嫌いの分かれるヴィーナス・レコードからのリリース。ヴィーナス盤って「エロ・ジャケット」で有名なんだが、この盤は違う。ロゴタイプも秀逸。この盤には「正統で硬派な純ジャズ」の臭いがプンプンする。
 

Romantic-rhapsody-richie-beirach

 
冒頭の「Flamenco Sketches」から「Spring Is Here」「Blue In Green」「Old Folks」「Young And Foolish」と、怒濤の「モード映え」する楽曲のオンパレード。ゆったりと余裕のあるテンポで奏でられるモードな旋律。特にリーダーのバイラークのピアノが印象的なモーダルなフレーズを撒き散らす。耽美的で柔軟度の高いモードな響き。じっくり聴きこめる、素敵な旋律の数々。

ベースのムラーツは、テクニック優秀、ピッチはバッチリ合って、骨太なアコースティック・ベース。ブンブン、ゴリゴリなアコベでモーダルなベースラインを弾きまくる。フリーの様でフリーで無い。しっかりとベースラインを押さえつつ、これだけ伸び縮みする伸縮自在な、柔軟度の高いベース・ラインはそうそう聴けない。モーダルなベース・ラインって、このことを言うのか、と感心する。

ビリー・ハートのドラミングも自由度の高い優れもの。モーダルな旋律に相対するドラミングはこういうものなんだろう。バイラークとムラーツのモーダルな旋律にぴったり寄り添うが如く、彩りを添えるが如く、リズム&ビートを供給する。いや〜良いトリオ盤ですね〜。全編にモード・ジャズが蔓延する。モード・ジャズを「今風の音」で、しっかりと聴くことが出来る好盤である。
 
 
 
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2019年7月28日 (日曜日)

ハーシュの曲作りとピアノの個性

このピアニストの名前を覚えたのは、実は最近のことである。Fred Hersch(フレッド・ハーシュ)。ネットでその名を紐解けば「ビル・エヴァンスのリリシズムを継承し、ブラッド・メルドーなど数々の後進からもリスペクトを受ける名匠」とあるんだが、僕は21世紀になるまで知らなかった。

1955年生まれだから今年で64歳。ベテランの域に入った年頃で、耽美的で端正で流麗なピアノを聴かせてくれる。「凛とした」爽やかなタッチのピアノ、とでも形容したら良いだろうか。かといって、耳当たりの良い、イージーリスニング風のピアノかと思いきや、結構、硬派で辛口なアドリブ・パフォーマンスを展開したりして、これが好感度抜群なのだ。

Fred Hersch & The WDR Big Band『Begen Again』(写真左)。そんなフレッド・ハーシュが、WDR( 西ドイツ放送= Westdeutschen Rundfunks)Big Bandとの共演を果たしたアルバムである。アレンジャー & コンダクターには、才人ヴィンス・メンドーサを迎えており、聴く前から、その内容が期待出来る。
  
 
Begen-again-fred-hersch  
 
 
全9曲すべてフレッド・ハーシュのオリジナルをヴィンスがアレンジ。「Begin Again」から始まり、近年のナンバーを中心としつつ、十八番の「Rain Waltz」や、「SongWithout Words:Ballads」「Pastorale」など、ハーシュの曲作りの個性とピアノの個性が明確に出る曲が選ばれていて、「フレッド・ハーシュ再発見」な趣のある内容。

面白いのは、スウィンギーでブルージーな展開を見せる「The Big Easy」や、ラテンの旋律の哀愁感とパッションがほど良く出た「Havana」など、「耽美的で端正で流麗な」枠では捉えられない、ハーシュの作曲の個性とメンドーサのアレンジの才が強く感じれられる曲が織り込まれていること。そして、ラストの「The Orb (For Scott)」は至高のバラード。

この盤は、WDR Big Bandのバッキングとメンドーサのアレンジの協力を得て、ハーシュのハーシュの曲作りの個性とピアノの個性を再認識出来る好盤である。特にハーシュの耽美的で端正で流麗なピアノが心ゆくまで堪能出来、WDR Big Bandのダイナミックで端正なビッグバンド演奏が楽しめる。「一粒で二度美味しい」なかなかの盤です。
 
 
 
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2019年7月24日 (水曜日)

ラテン・グルーヴなピアニスト

とにかく現代ジャズは裾野が広い。世界レベルで見て、かなりの数のプロのジャズマンがいる。それぞれの国の中で、それぞれのジャズマンが食っていけてるのだろうか、と心配になるのだが、どうなんだろう。アルバムの数も毎月毎月、相当数リリースされている。需要があるんだろうか、と心配になるのだが、どうなんだろう(笑)。

ジャズ雑誌やダウンロード・サイトで、毎月毎月、新盤を確認しているんだが、今現在、活躍しているジャズマンである。こんな人いたんや、とか、聞いたことある名前やけど、はっきり言ってアルバム、ほとんど聴いたこと無いなあ、なんて思いながら、新盤を確認することになる。今回のこの盤のリーダーもそういう類のピアニストである。

Bill O'Connell『Rhapsody in Blue』(写真左)。2009年2月の録音。リイシュー盤である。ちなみにパーソネルは、Bill O’Connell (p), Luques Curtis, David Finck (b), Steve Berrios (ds), Steve Slagle (sax), Richie Flores (perc), Dave Samuels (vib), Conrad Herwig (tb)。リーダーのピアニストは、ビル・オコンネル。
 
  
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オコンネルは1953年生まれ。今年で66歳。大ベテラン・ピアニストである。生粋のニューヨーカー。ラテン・グルーヴ溢れるピアノが個性。ラテン・ジャズ界の大御所のバンドへの参加や、ジャズ界の巨匠との共演歴があり、そういった経験が、ラテン・グルーヴを育んだと思われる。ボーッと聴いていると、チック・コリアのラテン・フュージョンのピアノかな、と感じたりする。

その最たる例が、3曲目のタイトル曲「Rhapsody in Blue」。ガーシュイン作の有名なクラシック曲。もともとこの曲、ジャジーな音の要素を旋律に含んでいるので、ジャズでは結構カヴァーされている。このオコンネルのバージョンは、こってこて「ラテン・グルーヴ」溢れるアレンジが施されている。ラテン・グルーヴの「Rhapsody in Blue」。実にユニークである。

ラテン・グルーヴの強い演奏がズラリと並ぶが、その内容は至極真っ当なもの。決して「キワモノ」では無い。オコンネルのピアノは端正で明確なタッチ。テクニックは優秀で全くブレが無い。演奏全体も統制が取れていて、切れ味も良く、聴いていて清々しい気分になる。伝統的なジャズとラテン・グルーヴとを融合したジャズはユニークで、聴いていて楽しい。
 
 
 
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2019年7月22日 (月曜日)

ヤロン・ヘルマンのトリオ盤

この週末からとにかく湿度が高い。今日などは朝からもう霧雨が軽く振っている状態で体感湿度は100%。もともと湿度の高いのは大の苦手である。もうこの3日間、体は怠いし機嫌は麗しくなく、いろいろやる気が起きない。それでも音楽は聴くんだから、やっぱり音楽が好きなんでしょうね。なんて、つまらないことを考えたりする。この湿気、なんとかならんか(笑)。

Yaron Herman Trio『Songs of the Degrees』(写真左)。今年2月のリリースの新盤である。イスラエル出身のピアニスト、ヤロン・ヘルマンの通算8作目、ブルーノート3作目。ピアノの音が凄く美しい。タッチも硬質ではあるが耳に付かない。ちなみにパーソネルは、Yaron Herman (p), Sam Minaie (b), Ziv Ravitz (ds)。

リーダーのピアニスト、ヤロン・ヘルマンは、在フランス在住のフランス系イスラエルのジャズ・ピアニスト。1981年生まれだから、今年で38歳になる。若手から中堅に差し掛かる、テクニック的にも精神的にも充実してくる年頃。ヘルマンのピアノは、端正で耽美的で自由度が高い。キース・ジャレットやブラッド・メルドーらの流れを汲んだスタイルである。
 
 
Songs-of-the-degrees-1
 
 
しかし、出てくるフレーズがちょっとユニークで、北欧的でありながら、どこかエスニックでどこか中東風な響きがする。自由度が高く、エコー豊かなアコースティック・ピアノの響きは、まるで「ECMレーベル」のようでもある。とはいえ、さすがイスラエル・ジャズ、決してコピーでは無く、今までのジャズの中でありそうで無い「個性的なピアノ」である。
 
このアルバムは「コンセプト・アルバム」。ヤロン・ヘルマンいわく、この盤って「リスナーに全11トラックを通して聴いてもらって、ヤロンのこれまでの人生を感じてほしいというオートバイオグラフィー的作品」だそうだ。まあ作者がそう言っているのだから、そうなんだろう。しかし、そんなことは関係無しに、このピアノ・トリオ盤は楽しめる。

最初、この盤を聴いた時は、ジャケット・デザインとも相まって、北欧ジャズかと思った。が、北欧ジャズは伝統的に響きの基本は同じなのだが、この盤は少し北欧ジャズの音とは違うなあ、と思いたち、エスニックでどこか中東風な響きに出会って、どこのジャズなのか、全く判らなくなった。解説を読んでみると、イスラエル出身のヤロン・ヘルマンのリーダー作の由、至極納得である。

 
 
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2019年7月19日 (金曜日)

ジャズ喫茶で流したい・153

このアルバムを聴いた時、ジャズってまだまだ演奏のバリエーションが豊やなあ、と感心した。音の雰囲気的には、ちょっと聴くと「これもヒーリング・ジャズなのか」と思うのだが、聴き進めると、実に硬派で実直な「コンテンポラリーな純ジャズ」であることが判る。切れ味鋭く、演奏の展開はモードだろう。疾走感溢れる、自由度の高いモード・ジャズをエレクトリック&アコースティック交えて、バリバリに演奏している。

James Francies『Flight』(写真左)。2018年10月のリリース。ブルーノートの大型新人ピアニスト「ジェイムズ・フランシーズ」のデビュー・アルバム。ちなみにパーソネルは、James Francies (p), Chris Potter (sax), Mike Moreno (g), Joel Ross (vib), Burniss Travis (b), Jeremy Dutton, Mike Mitchell (ds)。 現代のコンテンポラリーな純ジャズを担う若手の精鋭部隊である。

この盤の音世界には「癒し」は無い。真摯で実直なコンテンポラリーな純ジャズが展開されている。迫力満点、切れ味満点、テクニック優秀ではあるが、それが耳に付かない、流麗なモード・ジャズ。エレクトリック&アコースティックが混ざった、無機質なファンクネスが独特のリズム&ビートが分厚い、ダイナミズムが心地良いコンテンポラリーな純ジャズの演奏の数々。
 
 
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特にフランシーズのエレピの音が印象的。様々なシチュエーションで、様々な音や様々な響きが耳に飛び込んでくる。ニューヨーク・タイムズ紙で「タッチに液体のようなダイナミズムのあるピアニスト」と形容されているが、それも納得。今までのピアニストに無い、独特の音世界がこのフランシーズにはある。この盤の演奏は聴き流すタイプの音では無い。しっかりと対峙して聴き耳を立てる、そして、その音の先進性を感じる。そんなタイプの音である。

全曲オリジナルで3人の歌手がゲスト参加。このボーカルとボイスの使い方は「楽器」としての使い方。無調のフリー・ジャズの展開の中で響き渡るボーカルとボイス。演奏のメインはモードが中心のネオ・ハードバップの発展形、そして、そこに「ネオ・フリージャズ」な展開が華麗である。現代の最先端を行く、コンテンポラリーな「ネオ・フリー」な展開に思わず「刮目ならぬ刮耳」する。

グラスパーの弟分的位置づけの現代ニュー・ジャズの新進ピアニスト。このデビュー盤では、その実験精神も十分な成果を収めており、ますますこれからが楽しみな、新しいタイプのジャズ・ピアニストである。プロデュースはデリック・ホッジ。フランシーズのピアノ&キーボードの個性を十分に引き出していて立派だ。今から次作がとても楽しみである。これからどう「変化」していくのだろう。
 
 
 
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2019年7月18日 (木曜日)

これも「ヒーリング・ジャズ」

「聴く者に精神的に訴求する、心を揺さぶる」スピリチュアル・ジャズとは違って、聴く者を気持ち良くさせ、心地良くさせ、心を癒す「ヒーリング・ジャズ」。一昨日、そのヒーリング・ジャズの好盤、ベン・ウェンデルの『Seasons』を聴いていて、Aaron Parks (p) の名前を見つけた。そう、彼もヒーリング・ジャズなアルバムをリリースしていたなあ。

Aaron Parks『Little Big』(写真左)。2018年10月のリリース。ちなみにパーソネルは、Aaron Parks (p, key), Greg Tuohey (g), David Ginyard (b), Tommy Crane (ds)。 ジャケット・イメージからも、ホットに燃えるジャズでは無く、クールに燃えるジャズであろうと、また旧来のハードバップでは無い、新しい響きの「ニュー・ジャズ」系の盤であろうと事前に想像がつく。

出てくる音は、クールで印象的な、それでいてウォームなエレクトリック・ジャズである。何処までも穏やかでクール。しかし、バックで支えるリズム&ビートは、柔らかではあるが躍動的。聴いているととても心地良い。思わずフーッと溜息が漏れる。この盤に詰まっている音世界は、聴く者を気持ち良くさせ、心地良くさせ、心を癒す「ヒーリング・ジャズ」である。
 
 
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現代のエレクトリック・ジャズである。1970年代のECMレーベルでの「ニュー・ジャズ」に通じるコンセプト。でも、あの頃の「ニュー・ジャズ」は旧来のハードバップから脱皮して、それまでに無い、新しい響き、展開、イメージのジャズをやる。それについて「チャレンジ」するスピリットが前面に押し出ていた。少し手探りと少しの思索が見え隠れしつつ、大胆にチャレンジする。その雰囲気に我々聴き手は共感し同調した。

しかし、このアーロン・パークスの主宰する「ヒーリング・ジャズ」は確信に満ちている。確信に満ち、揺るぎの無いスタンスで展開する、現代の「ニュー・ジャズ」。従来のハードバップやフリー・ジャズのイメージの微塵も無い、クロスオーバーやフュージョン、民俗音楽や米国ルーツ音楽などを融合した、ファンクネス皆無の新しい現代ジャズの音世界。これが聴いていてとても心地良い。

ヒーリング・ジャズというコンセプトの中で、展開するエレクトリック・ジャズは癒しに満ちている。パークスのリーダー作であるが故、パークスのピアノ、キーボードがとても印象的に響く。思わず、イージーリスニングに傾くかと身構えるが、バックのリズム&ビートがしっかりジャジーな響きを宿している分、決してそうはならない。極上の「ヒーリング・ジャズ」盤である。
 
 
 
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2019年7月11日 (木曜日)

スピリチュアルな新しい響き

新しいタイプのスピリチュアル・ジャズがほぼ定着したのでは無いかと思う。激情に走らず、穏やかでモーダルな「印象的フレーズ」を展開しながら、時にフリーに傾くが、それは演奏の中のアクセントとしてアレンジされ、音の響きとフレーズから「スピリチュアル」な面を増幅させ、聴く者に訴求する、という、新しいアプローチ。

僕はこの人がこの「新しいタイプのスピリチュアル・ジャズ」に手を染めるとは想像出来なかった。確かにこのピアニストの懐は深く、様々な表現の引き出しを持っている、とは思っていた。が、ここまでのアプローチをするとは思わなかった。そう言えば、メルドーって、マルチ・キーボード奏者としての才能も確かだったことを思い出した。

Brad Mehldau『Finding Gabriel』(写真左)。今年5月のリリース。ちなみにメインは、Brad Mehldau (ac-p, syn, key), Mark Guiliana (ds) の二人。そこに、Ambrose Akinmusire (tp), Michael Thomas (fl, as), Charles Pillow (ss, as), Sara Caswell (vln), Joel Frahm (ts), Kurt Elling (vo). Gabriel Kahane (vo), Becca Stevens (vo) などがゲスト参加。
 
 
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聖書からインスピレーションを得たというアルバムのタイトルからして「スピリチュアル・ジャズ」の香りがプンプン漂う。出てくる音は、現代のエレクトリック・ジャズ。ビートに乗った印象的なフレーズの洪水。冒頭の「The Garden」を聴いて、思わずぶっ飛ぶ。ファンクネスは皆無だが、かなりハイレベルなエレ・ジャズ。

そこに、疾走するビートに乗って、印象的な各種サックスの咆哮、フルートの響き、印象的に切れ込んでくるトランペット。ボイス、ボーカルも効果的かつ印象的な響きに貢献する。主役のメルドーはアコピは当然、OB-6 Polyphonic synthesizer、Moog Little Phatty synthesizeなど、印象的な音の出るシンセを駆使、Fender Rhodesも活用。とてもスピリチュアルで印象的なフレーズを連発する。マルチ・キーボード奏者の面目躍如。

ジュリアナのドラミングも新しい響き。マシン・ビートに血を通わせたような、人間的な温もりのある疾走感溢れるビートを叩き出し、撒き散らす。新しい響きの、新しいアプローチのエレクトリック・ジャズ。音の表現としては「新しいタイプのスピリチュアル・ジャズ」。まだ聴き始めたばかりの盤だが、これは「只者」ではない。暫く、折につけ、耳を傾けるつもり。新しいジャズのアプローチは腹に落ちるのに時間がかかる。
 
 
 
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