2020年11月30日 (月曜日)

気持ちの良いピアノ・トリオ盤

申し訳ない言い方だが、従来より、日本のレコード会社やレーベルが企画してリリースするジャズ盤は何か面白くない。内容は悪くない。でも、ワクワクする何かが足らないというか、オッと思うような意外性や注目ポイントが少ないというか、日本のレコード会社やレーベルが出す新盤って、聴く前から、内容が想像できるというか、ワンパターンというか、面白みに欠けるものが多い(これは、という盤もあるにはあるが・・・)。

とにかく「安全運転」な企画・プロデュースで、そこそこ売れて欲しい、という思いが見え隠れする。加えて、ジャズ雑誌のジャズ盤評論はこぞってこれら日本のレコード会社や日本のレーベルが出す新盤を好意的に評価する。「本当にこの盤の内容が良いと思ってんのかしら?」と疑義を持つ様な一部のジャズ評論にはちょっと呆れる。そういう訳で、今でも新盤については、日本制作盤は敬遠気味で、自分の経験と勘を基に、輸入盤を中心に選盤することが多い。

Christian Jacob『Contradictions "A Look At the Music of Michel Petrucciani"』(写真左)。2005年12月30日、2006年1月17, 30日の録音。ちなみにパーソネルは、Christian Jacob (p), Trey Henry (b), Ray Brinker (ds)。リーダーのChristian Jacob(クリスチャン・ジェイコブ)は、1958年、仏生まれのジャズ・ピアニスト。今年で62歳。バークリーの卒業生で、編曲家としても活躍、1年に1作程度のペースでコンスタントにリーダー作をリリースしている。 
  
気持ちの良いピアノ・トリオ盤である。この『Contradictions』は、副題「A Look At the Music of Michel Petrucciani」とあるように、ジェイコブによるペトルチアーニ曲集。「ジャズ・ピアノのミューズ」と呼ばれた、故ミシェル・ペトルチアーニの作曲した曲を中心に構成した、ピアノ・トリオ盤。
 
 
Contradictions_20201130182001  
 
 
この「ペトルチアーニ」のトリビュート盤という企画が良い。ジャズ・ピアノ者の「聴きたい」という気持ちに「刺さる」。特に、ペトルチアーニがお気に入りの僕としては、大いに期待して「そそくさ」とゲットした。

企画の方向性が良いのだろう。これが、期待に違わぬ素晴らしいピアノ・トリオ盤である。ジェイコブのピアノは、しっかりと芯のある柔らかなタッチが生み出す、明るく輝かしい音色。いきなり名曲「Looking Up」からのスタートなんて良い感じだ。ジェイコブのピアノの個性が良く判る。とにかく、ジェイコブのピアノがシンプルで判りやすくて、明るくて綺麗で申し分ない。

ペトルチアーニの曲は、明るくて軽快で心地よい旋律を伴った曲が多いので、ジェイコブの様に、ペトルチアーニのピアノに比べれば、ちょっと繊細で線が細いのだが、「シンプルで判りやすくて、明るく、綺麗なタッチ」がペトルチアーニの曲にしっかりフィットしている。

良いピアノ・トリオの企画盤です。日本のレコード会社やレーベルも、いつもいつも決まって「有名スタンダード曲中心」の企画盤を企図するのでは無く、こういう、ちょっと「キラッ」と光る企画盤を企図して欲しいですね。きっと実現できると思うし、こういう小粋な企画盤は売れると思うんですが、どうでしょうか。
 
 
 

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2020年11月29日 (日曜日)

ECMらしいエレ・ジャズです

ECMレーベルは欧州ジャズの老舗レーベル。ECMは「Edition of Contemporary Music」の略。創立者はマンフレート・アイヒャー。西洋クラシック音楽の伝統にしっかりと軸足を置いた「ECMの考える欧州ジャズ」=アイヒャー自らの監修・判断による「美意識」を、限りなく静謐で豊かな「ECMエコー」を伴って表現した「ECM独特の音世界」。

Michael Naura『Vanessa』(写真左)。ECMの1053番。 ちなみにパーソネルは、Michael Naura (el-p), Klaus Thunemann (bsn), Wolfgang Schlüter (vib, mar, per), Eberhard Weber(b), Joe Nay(ds)。バズーンあり、ヴァイブありのおおよそ従来の純ジャズとは思えないパーソネルが、いかにもECMレーベルらしい。

この盤、パーソネルがここまで「ECMらしい」と、当然、音自体がとても「ECMらしい」はず。ECMレーベルでしか聴けない、即興演奏を拠り所にした「ニュー・ジャズ」の音が詰まっている。リズム&ビートに「4ビート」は無いし、スインギーな感覚は全く無い。それだけだと「ジャズ」にならないのだが、即興演奏のアプローチがまさに「ジャズ」らしい。
 
 
Vanessa  
 
 
均等に刻まれた8ビートなフレーズであったり、無調なフレーズだったり。現代音楽に近い、はたまた、初期のエレ・マイルスに近い、とてもECMらしいエレ・ジャズである。そして、限りなく静謐で豊かな「ECMエコー」がかかった音が、これまた「ECMらしい」。演奏内容は8ビートのエレ・ジャズだったり、フリーなジャズだったり。ECMお得意のニュー・ジャズな演奏が心地良い。

Michael Naura(ミハエル・ナウラ)は、リトアニア出身のピアニスト。この盤では彼独特のエレピの弾きっぷりがとても効果的。新しいジャズ、という感覚を上手く増幅させている。クラウス・トゥネマンのバズーンがとてもユニークな音色で独特の響きを漂わせ、ヴォルフガング・シュリュターのヴァイブは、硬質でクリスタルな音色で、切れ味の良い澄んだフレーズを供給する。

リズム隊については、エバーハルト・ウェーバーのベースが良く効いているし、ジョー・ネイのドラムは硬軟自在、緩急自在。ナウラのエレピの音をしっかりとサポートし、その魅力を増幅させているところは見事。ジャケット・デザインも含めて、この盤はその内容、音についても、とても「ECMらしい」。この盤については、ECMレーベルでした制作できないものだろう。「らしい」好盤である。
 
 
 

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2020年11月24日 (火曜日)

90年代のアーマッド・ジャマル

アーマッド・ジャマルは「年代によって異なる顔を持つ」ジャズ・ピアニスト。1950年代は、「間」を活かし、弾く音を限りなく厳選し、シンプルな右手のフレーズと合いの手の様に入る左手のブロックコードが特徴のジャマルのピアノ。ビ・バップのピアノの真逆を行く、ハードバップ時代ならではの個性とアプローチ。マイルスが名指しで共演を望んだとか、レッド・ガーランドに彼の様に弾けと言ったとか、逸話にも事欠かない。

1960年代終わり〜1970年代の作品は「アーシーで豪快なメリハリのあるサウンド」が、1980年代になって、アーシーさがすっかり抜けきって、豪快でメリハリのある力強いタッチが特徴に変化。左手の叩き付けるようなガーン、ゴーンという骨太な音はマッコイ・タイナーばり。右手の早弾きテクニックがフィーチャーされる。しかし、劇的な変化は、この1980年代で一旦の終息をみる。

Ahmad Jamal『I Remember Duke, Hoagy & Strayhorn』(写真左)。1994年6月2, 3日の録音。ちなみにパーソネルは、Ahmad Jamal (p), Ephriam Wolfolk (b), Arti Dixson (ds)。ジャマルお得意のトリオ編成。内容はタイトル通り、デューク・エリントン、ホーギー・カーマイケル、ビリー・ストレイホーンのトリビュート。
 
 
I-remember-duke-hoagy-strayhorn
 
 
1950〜1960年代までの「しっとりシンプルでオシャレなサウンド」の面影は全く無い。1980年代以降のジャマルは、豪快でメリハリのある力強いタッチが特徴。テクニックの素晴らしさは相変わらず。煌びやかなピアノの音が実に魅力的である。右手のフレーズがとてもシンプルで判り易い。カクテル・ピアノっぽくなりそうなんだが、左手の骨太なタッチがジャジーなので、極上のジャズ・ピアノとしてのトリオ演奏が成立している。

そして、ジャマルの素晴らしさは「アレンジメント」。エリントン、カーマイケル、ストレイホーンの「縁の楽曲」をとても魅力あるアレンジで、新しいイメージを付加している。シンプルな右手のフレーズだが、結構、複雑なコード変更や捻れた音の重ね方をしていて、特にエリントン作の楽曲に関して、ありきたりな解釈になっていないところが感じ入るところ。

1990年代のジャマルのピアノの良いところがギッシリ詰まったトリビュート盤。リズム隊のベーシスト、ドラム共に無名に近いメンバーだが、堅実にジャマルのピアノのサポートをしているところは評価出来る。ジャマルのピアノが前面に押し出たピアノ・トリオ盤ではあるが、ジャマルのピアノを愛でる、という点では、恰好の好盤である。
 
 
 

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2020年11月20日 (金曜日)

「やっつけ録音」が大当たり

一昨日、昨日と里芋の収穫の為にブログをお休みしました。里芋の収穫、今年の夏の天候不順と酷暑で出来はイマイチでしたねえ。残念です。ついでに、畑のメンテナンス(収穫終了となった作物を抜いたり、雑草を刈り取ったり)も実施したので、一日が終わった後には、ブログを更新するエネルギーは残っていませんでした。

さて、プレスティッジ・レーベルである。手当たり次第に暇そうなジャズメンに声をかけ、スタジオで繰り広げるジャム・セッション〜リハーサル無しの一発勝負の録音。録音時期の整合性を無視した、フィーリングだけを頼りにした「寄せ集め的なアルバム編集」。ブルーノートとは正反対のレーベル運営。そんなプレスティッジだが、その「いい加減さ」が良い方向に作用したアルバムもあるから面白い。

Red Garland『All Mornin' Long』(写真左)。1957年11月15日、NYのVan Gelder Studioでの録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), John Coltrane (ts), Donald Byrd (tp), George Joyner (b), Art Taylor (ds)。ピアノのレッド・ガーランド名義のリーダー作となっているが、内容的にはリーダー無しの「ジャム・セッション」。たまたま、ガーランドがリーダーになっちゃんだろう。
 
 
All-mornin-long  
 
 
ワッとメンバーを集めて、ジャム・セッションを録音し、適当に編集してリリースする。プレスティッジのお得意の「仕業」なんだが、この盤はそれが良い方向に作用している。ネーム的にもベースだけがちょっと弱いが、他は錚々たるメンバー。そんな錚々たるメンバーが順番にソロを取って、自分の個性全開でパフォーマンスしているが、それがとても素晴らしい出来なのだ。

特にコルトレーンが良い。素晴らしいテクニックと併せて、これだけのびのびとハードバップなマナーでテナーを吹き上げているコルトレーンはなかなか聴けない。ドナルド・バードのトランペットも負けていない。ブリリアントなトランペットをテクニック宜しく吹き上げる。ガーランドの右手シングル・トーンも良いし、テイラーのドラミングも味が合って惚れ惚れする。

ワッとメンバーを集めて録音したら、それはそれは素晴らしい内容のジャム・セッションが録れちゃった、という感じの内容で、この日の音源はこの盤に収録された3曲以外に他に7曲ほどあるが、どれもが負けず劣らず素晴らしい内容。この日のジャム・セッションは何かが降りてきていたんじゃないか、と思われるくらいで、プレスティッジの「やっつけ録音」も大当たりすることがあるという好例である。
 
 
 

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2020年11月13日 (金曜日)

ベノワのメジャー・デビュー作

デイヴィッド・ベノワ(David Benoit)、1953年5月生まれ。今年で67歳。米国カリフォルニア州出身。フュージョン・ジャズ〜スムース・ジャズのジャンルで活躍するピアニストであり、コンポーザー、アレンジャー&プロデューサーでもある。デビューが1977年だが、暫くは裏方の仕事がほとんどで、1987年にGRPレーベルからアルバムをリリースして以来、メジャーな存在となった。

David Benoit『Freedom at Midnight』(写真左)。1987年のリリース。パーソネルは、曲によってメンバーを使い分けている。主だった名前をひろうと、Russ Freeman (g), John Pattitucci (b), Jeff Porcaro (ds) と、どちらかと言えば、スムース・ジャズ、AOR畑からの人選が主。よって音的には、ブルージーな雰囲気やファンキーな要素は希薄である。

ベノワはピアニストではあるが、ピアニストとしてのベノワを前面に押し出すのでは無く、作曲やアレンジ、プロデュースの才能を前面に押し出している様であり、そういう面では、先達として「ボブ・ジェームス」がいる。彼もピアニストではあるが、コンポーザー、アレンジャー&プロデューサーでもある。ボブ・ジェームスはどちらかと言えば、米国東海岸の雰囲気だが、ベノワは出身がカルフォルニアで、1970年代後半からハリウッドで活躍していたこともあり、米国西海岸の雰囲気が濃厚。
 
 
Freedom-at-midnight  
 
 
ベノワの音の重ね方、フレーズの作り方は、米国西海岸のフュージョン・ジャズの要、デイヴ・グルーシンに通じるものがある。ピアノの個性は「リリカルで耽美的」。ビル・エヴァンスを敬愛する、とあるが納得である。曲作りとアレンジを一手に引き受けることで、ベノワ自身のピアノをしっかりと印象付けている。そんな、ベノワのコンポーザー、アレンジャー&プロデューサーの能力全開のアルバムがこの『Freedom at Midnight』である。

良い曲ばかりである。そして、ベノワ独特のテンポがあって、そのテンポは「ミッド・テンポ」。速弾きは全く無い。ミッド・テンポで「リリカルで耽美的」なピアノを、硬質のタッチで、しっかりと、くっきりと響かせるので、とても印象的で心地良い。そして、フレーズに独特の「間」があって、その「間」が実に印象的。このベノワ独特な「ミッド・テンポ」と「間」に填まれば、もうベノワの音世界にドップリである。

意外に中毒性のある「ミッド・テンポ」と「間」だと感じていて、そんなベノワの個性がこのGRPレーベルからのメジャー・デビュー盤に満載。そういう意味では、ベノワの初期の代表作であり、ベノワの個性を確認するには格好の好盤。僕はベノワの紡ぎ出す、フレーズのテンポ、音の上げ下げの塩梅が大好きで1995年の頃から愛聴している。
 
 

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2020年11月 5日 (木曜日)

ヴィンスのタッチが小気味良い

Vince Guaraldi(ヴィンス・ガラルディ)。『スヌーピー』の音楽の作曲者。チャーリー・ブラウンとピーナッツの仲間たちの、可愛く楽しいサウンド・トラックを数々手掛けてきたジャズ・ピアニスト。初リーダー作『Vince Guaraldi Trio』では、ヴィンスのピアノは暖かく柔らかいタッチが個性で、そのユニークな将来の片鱗を聴かせてくれた。

Vince Guaraldi『In Person』(写真左)。1962年12月4日、カリフォルニアの「The Trident Jazz Club」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Vince Guaraldi (p), Eddie Duran (g), Fred Marshall (b), Colin Bailey (ds), Benny Valarde (güiro)。ヴィンスのピアノ・トリオに、ギターと南米の打楽器「ギロ」が入ったクインテット構成。

クインテットとは言っても、演奏を聴くと、どちらかと言えば、ヴィンス・トリオにギターとパーカッションが客演したイメージが強い。「ギロ」とは、ヒョウタンの内側をくりぬき外側に刻みを入れて棒でこすったり叩いたりして演奏する打楽器(wikipediaより)である。西海岸ジャズらしく、珍しい楽器構成を基にアレンジをふるって「聴かせるジャズ、楽しませるジャズ」を展開している。
 
 
In-person-vince-guaraldi  
 
 
収録曲を見渡すと、まず「ボサノバ曲」が目につく。セルジオ・リカルドの「Zelao」、アントニオ・カルロス・ジョビンの「Outra Vez」、カルロス・リラの「Forgive Me If I'm Late」、アントニオ・マリアの「The Love Of A Rose」等、正統派なボサノヴァ曲を中心に、ヴィンスのエレガントなピアノが小気味良いフレーズを弾き紡いでいく。

その他の収録曲では、アフロ・キューバンあり、ジャズ・スタンダード曲あり、アレンジのテクニックを駆使して、趣味の良い、硬質ではあるが流麗なヴィンスのピアノが堪能出来る。特に「On Green Dolphin Street」や「Jitterbug Waltz」については、ヴィンスの暖かく柔らかいタッチのエレガントなピアノがバッチリ填まっている。

米国西海岸ジャズの「個性と雰囲気」を色濃く反映したジャズ・ピアノ盤である。この盤、拍手がカットされているのでスタジオ録音盤と間違えやすいのだが、この盤はしっかりライブ盤である。それが証拠に、ヴィンスの明確なタッチが小気味良く、演奏全体が活き活きしている。ジャズ・ピアノ盤の隠れ好盤としてお勧め。
 
 
 

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2020年11月 2日 (月曜日)

52年振りのモンクの未発表音源

「ジャズ・ジャイアント」と呼ばれるジャズの偉人レベルの中で、ビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンについては、21世紀に入って20年経った今でも、未発表音源が発掘され続けている。その未発表音源については、どこかでのライヴ音源がほとんど。しかも非正式録音、いわゆる「ライヴでの隠し撮り」音源である。しかも、その音源、意外と音が良い。

Thelonious Monk『Palo Alto』(写真左)。1968年10月27日、カリフォルニア州パロ・アルト高校にてライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (sax), Larry Gales (b), Ben Riley (ds)。これまでどこにも発表されてこなかった、セロニアス・モンク・カルテットの1968年に行われたライヴの音源。今年創立60周年を迎えたジャズの名門インパルス・レーベルからリリースになる。

録音の経緯が興味深い。キング牧師が暗殺され、全米が人種差別に揺れていた1968年10月、ジャズを通して人々の結束を願う一人の男子高校生の思いに応えてモンクが出演した学内コンサートを全編収録。この録音は、その学校の用務員によって行われた。そして、本アルバムの音源は、今日に至るまで、このライヴの発案者で当時高校生だった、ダニー・シャーの自宅屋根裏で保管されていた、とのこと。録音されてから、今回、52年経って陽の目を見たことになる。
 
 
Palo-alto  
 
 
1968年の頃のセロニアス・モンク・カルテットの演奏は、モンク初期の、独特の「アク」と「癖」が抜けて、幾何学模様的にスイングするモンクのピアノ・パフォーマンスが聴き易い判り易いレベルになっていて、聴いていて、とてもワクワクする内容になっている。このライブ、健康状態が優れなかった時期のモンクではあるが、明らかにモンクの気分が良い時のパフォーマンスである。

収録されている曲は「Ruby, My Dear」「Well, You Needn’t」「Don’t Blame Me」「Blue Monk」「Epistrophy」「I Love You Sweetheart of All My Dreams」の6曲だが、どの曲もモンクの代表曲ばかり。演奏も音楽的に評価の高い時代のカルテットであり、とても充実している。冗長なところ、散漫なところが全く無い。好調のモンクを、他の3人が大いに盛り立てている様がありありと伝わってくる。

半世紀も経っているのだ。内容的にはイマイチだが骨董的価値がある、というレベルで未発表音源でリリースされるのなら判るが、これだけの優れた内容で、音も良好のレベルで、こんな音源がまだ残っていたなんて驚きである。今年出た未発表音源ではあるが、1960年代後半のセロニアス・モンク・カルテットの代表盤の一枚に加えても良いだろう。
 
 
 

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2020年10月24日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・192

しばらく「和ジャズ」のアルバムを聴いていないのに気がついた。「和ジャズ」=日本人によるジャズ。特に、21世紀に入って、若手〜中堅中心に好盤がどしどしリリースされている。この半年ほど聴くのを忘れていたら、好盤が結構の数、ストックに上がっている。これは順番に聴き進めて行かないと。それほど、和ジャズの世界は充実している。

桑原あい, Steve Gadd & Will Lee『Live at Blue Note Tokyo』。2018年9月23日、東京ブルーノートでのライヴ録音。改めて、ちなみにパーソネルは、Ai Kuwabara (p), Will Lee (el-b, vo), Steve Gadd (ds)。米フュージョン・ジャズを代表するミュージシャンの大物二人と結成したトリオによるライヴ録音盤。

桑原あいは29歳。ジャズ界ではまだまだ若手である。女性ピアニストとして、2012年、初リーダー作『from here to there』でメジャー・デビューしている。桑原は自作曲をメインに、ネオ・ハードバップの範疇で、モーダルな演奏を中心に繰り広げる。自由度、創造性が高く、女性ピアニストらしからぬ力強さと、女性ピアニストらしい繊細さ、ロマンティシズムが同居した個性が「ウリ」。
 
 
Live-at-blue-note-tokyo-ai-kuwabara  
 
 
このライヴ盤、発売予告の情報を見た時に、正直なところ「大丈夫かいな」と心配になった。桑原は録音当時27歳。他の2人、ガッドは73歳、リーは66歳から見れば、桑原は「孫」の世代。桑原のそれまでのリーダー作でのパフォーマンスは、メインストリーム志向のジャズとはちょっと違った雰囲気、少し「キラキラ」感が入っていたり、妙な捻りが入ったりで、米フュージョン・ジャズを代表するミュージシャンの大物二人が本気になって相手をしてくれるか、気がかりだった。

聴けば、そんな気がかりは杞憂だったことが良く判る。この大物二人、ガッドとリー、桑原のオリジナル曲については、その曲想と桑原のピアノの個性をよく理解して、素晴らしいバッキングを繰り広げてくれる。そして、スタンダード曲の「Black Orfeus Medley」や「Blue Rondo A La Turk」では、桑原がその個性を最大限に発揮して弾きまくる中、しっかりとリズム&ビートの底を押さえて、桑原の良いパフォーマンスを最大限に引き出している。

桑原のピアノも、大物2人をバックに回して、臆することなく、ちょっと緊張している雰囲気はあるが大健闘。彼女の個性を最大限発揮している。特にガッドとリーをバックに従えた時、彼女のオリジナル曲での彼女のパフォーマンスが、完璧にメインストリーム・ジャズな志向になっているところが聴きもの。ギミックを入れることなく、ストレート・アヘッドに弾きまくる桑原。見直した。
 
 
 

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2020年10月20日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・191

「彼のピアノ」のスタイルは「ありそうでない」スタイル。部分部分を聴くと、過去の誰かのスタイルと同じじゃないか、と思うんだが、良く聴くと、どれも過去のスタイルとはちょっと違う。そういう「過去のスタイルとはちょっと違った」スタイルをいくつか散りばめて、プレイ全体で、伝統に根ざした新しい響きのスタイルを獲得している。つまりは、新伝承派のモットーを地で行っているということ。

「彼のベース」の演奏テクニックは群を抜いている。特に、ピチカート奏法における、旋律を奏でるギター・ライクなインプロビゼーションは傑出したもの。クラシックの素養が垣間見えるベースは、ピッチがしっかりと合っていて、彼のソロの旋律弾きは聴いていて気持ちが良い。「旋律弾き」は、まるでギターである。これがあの図体のでかいアコベを使っての技とは思えない、驚愕のテクニックである。

Mulgrew Miller & Niels-Henning Ørsted Pedersen『The Duo Duke Ellington 100』(写真左)。January 15, 1999年1月15日、Copenhagenでの録音。ちなみにパーソネルは、Mulgrew Miller (p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b)。
1999年、デンマークのオーディオ・ブランド、バング&オルフセン(B&O)が、デューク・エリントンの生誕100周年とエリントンとベース奏者ジミー・ブラントンのパートナーシップを祝して企画したトリビュート盤である。
 
 
The-duo-duke-ellington-100  
 
 
先の「彼のピアノ」とは、Mulgrew Miller(マルグリュー・ミラー)、「彼のベース」とは、Niels-Henning Ørsted Pedersen(ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン)のことである。ミラーは、2013年5月(享年57歳)、ペデルセンは2005年4月(享年58歳)鬼籍に入っている。デュオを構成する2人は共に故人となる。どちらも50歳台後半、早過ぎる逝去であった。

デューク・エリントンの曲をデュオでやる。エリントンの曲って、かなりの数のカヴァーがあるので、どこかで聴いたことがあるような、ちょっと手垢が付いた様な雰囲気がするものなんだが、このデュオに限ってはそうならない。まず、アレンジがユニーク。こうきたか、と思わせる、意外性のある、ユニークで小粋なアレンジが施されていて新鮮。これって、2人ともかなり高度なテクニックと歌心あってのこと。

ミラーのピアノもペデルセンのベースも唯一無二な個性なので、聴いていて実に楽しく、実に興味深い。ミラーの変幻自在、硬軟自在、緩急自在な、とても柔軟性と適応力のあるピアノと、どっしりとした重低音フレーズで旋律の底をしっかりと支え、デュオの相手を鼓舞するベース。有名なエリントン曲が続くのだが、とても耳新しく響くデュオ盤。こんな優秀な音源が、約20年の時を経てリリースされたことに「拍手喝采」である。
 
 
 

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2020年10月17日 (土曜日)

マクパートランドの好トリオ盤

もともと、自分が中学生まで、クラシック・ピアノを弾いていたこともあって、ジャズにおいても「ピアノ」が大好きである。自分で弾いていたので、そのテクニックの素晴らしさとか、その技術の高さが体験的に理解出来るところが良い。ジャズを聴き始めて40年以上になるが、所有する盤も圧倒的に「ジャズ・ピアノ」のリーダー盤が圧倒的に多い。

Marian McPartland『From This Moment On』(写真左)。1979年のリリース。ちなみにパーソネルは、Marian McPartland (p), Brian Torff (b), Jake Hanna (ds)。女性ジャズ・ピアニストの草分け、マクパートランド61歳のトリオ盤。時代はフュージョン・ジャズ全盛時代。そんな時代に、バリバリの純ジャズ志向のピアノ・トリオ盤である。

マリアン・マクパートランドは女性ジャズ・ピアニストのパイオニア。オスカー・ピーターソン女性版と評されたこともある、スイング期からビ・バップ期を始めとして今日まで、ジャズの歴史のほとんどをリアルタイムで活躍した、本格派のジャズ・ピアニスト。また、ジャズ版 「徹子の部屋」みたいな感じのラジオ番組「The Mariian McPartlland Piiano Jazz radiio shows」の司会としても有名でしたね。
 
 
From-this-moment-on
 
 
この盤は、まさに「正統派ピアノ・トリオ」といった演奏が詰まっていて、全9曲中、マクパートランド作の1曲を除いて、残り8曲はスタンダード曲といった構成。弾きっぷりは見事なバップ・ピアノだが、そこはかとなくロマンティシズム漂う耽美的な響きが特徴的。バリバリとダイナミックに弾きまくるのでは無く、バリバリとテクニックよろしく耽美的に弾きまくるのが、マクーパートランドのピアノ。

誰のピアノか判らずに聴いていると、時々「あれ、チックのピアノかな」と思うところが、ロマンティシズム漂うところ。しかし、バップに弾きまくるところで「あれ、チックと違うな」と思う。そして、繊細なタッチが出てくると、これって女性ピアニストかな、と思う。とにかく素性確かな、正統派のバップ・ピアノ。ジャズの良心のような演奏が見事である。

特にスタンダード曲が実に心地良く響く。唄うが如く、語るが如くの「見事なモダン・ピアノ」。こんなマクパートランド、我が国では全く無名に近く、知る人ぞ知る的な存在であるのが残念でならない。再評価を望みたい。そんなマクパートランドであるが、2013年8月13日、鬼籍に入っている。享年95歳。大往生であった。
 
 
 

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