2023年7月 6日 (木曜日)

懐かしいアルバムに出会った。

ブルーノート・レーベルの「85100 シリーズ」のアルバムを、カタログ順に整理している。「85100 シリーズ」は、ブルーノートが1979年に活動を停止した後、1984年、EMI傘下でジャズ・レーベルとして復活、復活後の最初の録音シリーズである。カタログ番号は、BT 85101〜BT 85141まで、途中空き番が1つあるので、全40枚の小規模な録音シリーズになる。

このシリーズは、ブルーノート復活後、ジャズ界では「純ジャズ復古」の時代に入っての録音シリーズなので、当時のメインストリーム志向の純ジャズの録音がズラリと並んでいる。中には、過去の音源の復刻もあったりするが、聴くべきは、この「純ジャズ復古」が始まった時点での純ジャズの音源である。中には、実に懐かしい盤もあって、全40枚、聴き直していて飽きることは無い。

『Other Side Of Round Midnight featuring Dexter Gordon』(写真左)。1985年7月1–12日、8月20–23日の録音。ブルーノートのBT 85135番。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon, Wayne Shorter (ts, ss), Freddie Hubbard, Palle Mikkelborg (tp), Herbie Hancock, Cedar Walton (p), Ron Carter, Pierre Michelot, Mads Vinding (b), Billy Higgins, Tony Williams (ds), Bobby McFerrin (vo), John McLaughlin (g), Bobby Hutcherson (vib) 等。

いやはや、懐かしい盤である。結構、御無沙汰していた。今回、ブルーノートの「85100 シリーズ」のアルバムを整理していて、この盤の存在を思い出した。20数年振りに聴いたことになる。いやはや、懐かしいことこの上無しである。この盤は、映画『ラウンド・ミッドナイト』のためのセッション中に録音された演奏から、アウトテイクや採用されなかった曲中心に編集したブルーノート盤。プロデュースはハービー・ハンコックとマイケル・カスクーナ。

実は、先行して、コロンビア・レコードから、Dexter Gordon『Round Midnight(Original Motion Picture Soundtrack)』(写真右)がリリースされている。同傾向、同内容のサウンドトラック盤である。

こちらの方は、サブタイトルにもある様に、映画で採用した演奏で固めたサウンドトラック盤。映画の映像のバックに流れるBGM的な演奏なので、ジャズの個性である即興演奏の自由度や展開の柔軟度が制限されている雰囲気が見え隠れする。どこか、窮屈な、躍動感が削がれた演奏がメインになっている様に感じていて、僕はあまり好きじゃ無い。
 

Other-side-of-round-midnight-featuring-d

 
逆に、ブルーノートからの『Other Side Of Round Midnight featuring Dexter Gordon』(写真左)は、収録された演奏について、かなり水準の高い演奏で固められている印象で、この盤まるごと、純ジャズ復古後の、当時の先端を行くハードバップ盤として聴いても、十分に鑑賞に耐える内容。

映画の主役を務めたデクスター・ゴードン(愛称・デックス)に敬意を表して、デクスター・ゴードン名義のアルバムになっているみたいだが、中身はそれぞれの曲でそれぞれのジャズマンが演奏を担当している「オムニバス形式」の内容。アルバムのタイトルを良く見たら「featuring Dexter Gordon」とある。デックスは4曲のみに参加。デックスのリーダー作として聴くのには無理がある。

演奏の基本はモード・ジャズ。1960年代前半のモード・ジャズをベースに、1980年半ばならではの「新しい響き」をしっかりと宿していて、どの曲も、1980年代のハードバップな演奏として、高水準のレベルを維持している。デックスもモーダルな雰囲気の演奏の中で、ゆったりとした吹きっぷりで、しっかりモードに対応しているのだから立派としか言い様がない。4曲しか参加は無いが、デックスのテナーは、どの曲でも素晴らしいパフォーマンスを披露している。

そして、ラストのハービー・ハンコックのピアノ・ソロ「Round Midnight」は絶品。ハービーのソロ・ピアノはなかなか聴くことは出来ないが、こんなパッション溢れるハービーのソロは聴いたことが無い。1980年代仕様のハービーの純ジャズなモーダル・ピアノ。思わず聴き入ってしまう。

サウンドトラックの『Round Midnight』を最初に手に入れて聴いて、う〜ん、なんだかなあ、という印象を持ったのが正直なところ。その後、この『Other Side Of Round Midnight featuring Dexter Gordon』を手に入れて聴いて、合点がいった次第。やはり、純ジャズの演奏には、即興演奏としての「自由度と柔軟度」は必須ですね。

映画の方は、ジャズ者にとっては、なかなか良い感じの、判り易い映画かと。デックスが主演で良い味出してます。僕は以前、レーザーディスクで所有していました。今ではBSでやっていたものをハードディスクに残して楽しんでいます。
 
 

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2022年8月11日 (木曜日)

欧州時代のデックスに外れ無し

「小粋なジャズ」を探索していて、今まで聴いたことが無かった「小粋なジャズ」盤は、意外と欧州ジャズにゴロゴロしている。

もともと、我が国では、欧州ジャズ盤の入手が容易では無かったので、そもそも、手にすることの出来る盤の数が少なかったこと。そして、21世紀のネットの時代になって、ストリーミングで聴くことが出来る欧州ジャズ盤の数が飛躍的に増えたのが主要因だと思っている。

Dexter Gordon, Sonny Grey & Georges Arvanitas Trio『Parisian Concert』(写真左)。1973年2月16日、パリの「L'Ecole Normale Supérieure」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Sonny Grey (tp, track: 1, 2, 5 to 7), Georges Arvanitas (p), Jacky Samson (b), Charles Saudrais (ds)。

バックのリズム・セクションは、オール・フランス。フロント2管のうち、テナーのデクスター・ゴードン(デックス)は米国出身、トランペットのソニー・グレイはジャマイカ出身。デックスが欧州に移住していた頃のパリでのライヴ録音。聴衆の熱狂ぶりから、デックスの人気が欧州では高いものがあったことが良く判る。
 

Parisian-concert

 
欧州時代のデックス盤は、どれもが良好な内容で「外れ」が無い。このライヴ盤も例に漏れず、で、まず、デックスのテナーが好調。大らかに唄うが如くの悠然としたブロウは魅力満点。モダン・ジャズのテナーって、かくあるべし、という感じの、ジャジーでブルージーでアーバンなテナーの響きが心地良い。

デックスお得意の「Fried Bananas」、コルトレーンの「Some Other Blues」やソニー・グレイのモーダルな「No Matter How」など、小粋な選曲も良い感じ。1970年代前半のデックス、モーダルなパフォーマンスについても、苦も無く、流麗に対応しているのは立派である。

オール・フランスのリズム・セクションも堅調で、盤全体、良い雰囲気のメインストリームな純ジャズに溢れている。取り立てて突出した優秀点は無いのだが、聴いていて、ビンビンにジャズを感じる演奏には、ついつい引き込まれる。しばらく、CDでは入手困難だったが、今回、僕はストリーミングで聴くことが出来ました。ネット時代の恩恵さまさまです。
 
 

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2022年5月11日 (水曜日)

「変わらない」という素敵な個性

Dexter Gordon(デクスター・ゴードン、愛称「デックス」)は、生涯、そのテナー・サックスのスタイル、奏法を変えなかった。そのスタイルを変えない、というところが最高の個性で、デックスのテナーは、どのリーダー作でも「大らかで誠実でどこか哀愁感漂う」テナーは変わらなかった。実に素敵な個性である。

Dexter Gordon『The Tower of Power!』(写真左)。1969年4月2日&4日、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), James Moody (ts,track 1 only), Barry Harris (p), Buster Williams (b), Albert "Tootie" Heath (ds)。冒頭の「Montmartre」のみ、デックスとムーディーのダブル・テナー、他は、デックス1管フロントの「ワンホーン・カルテット」編成。

この録音時期には、デックスは欧州(主にパリとコペンハーゲン)に移り住んでいる(1976年には米国に戻っているが)。米国でのレーベル契約を、BlueNoteからPrestigeに切り替えていたため、この盤は、プレスティッジ・レーベルでの録音になっている。プレスティッジでの録音と聞くと、お得意の「ジャムセッション一発録り」を想起して、内容について不安になるが、この盤は大丈夫だ。
 

Dexter-gordonthe-tower-of-power

 
ピアノはバリー・ハリス、ベースはバスター・ウィリアムス、ドラムスはアルバート・ヒース。バックのリズム・セクションも純ジャズの人気が落ちてきた当時としてはかなり充実していて、デックスの好調さと併せて、実に気持ちの良いハードバップな演奏が繰り広げられている。

1曲だけだが、ジェームス・ムーディーとの2テナーでの演奏も良い雰囲気。ムーディーも男性的でよく歌うテナーが持ち味で、デックスとバトるかな、と思っていたら、実に相性の良いデュエットといった趣で、これがムーディーで聴き応え十分。ラストの「Those Were the Days」は「悲しき天使」の邦題で知られる当時のヒット曲。哀愁感溢れる美しいフレーズをデックスが情感豊かに吹き上げて、実に印象的。さすがデックスである。

「Stanley the Steamer」は、デックスの古いオリジナル曲だが、こういったシンプルなブルースを「大らかで誠実でどこか哀愁感漂う」テナーで吹き上げていくところなど、やはりさすがデックスである。この盤、デックスのリーダー作の中でも、あまり話題に上らない「地味盤」だが、出会ったら絶対に聴くべし、である。往年の良質なハードバップが、デックスのテナーがこの盤に詰まっている。
 
 

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2022年2月 1日 (火曜日)

前進しチャレンジするデックス

デクスター・ゴードン(Dexter Gordon、愛称「デックス」)は、北欧の老舗ジャズ・レーベル、SteepleChase Labelの看板テナーマンの1人だった。ゴードンが渡欧して、主にパリとコペンハーゲンに滞在した14年間の間に、SteepleChaseにて、30数枚分のリーダー作を録音している。恐らく、総帥プロデューサーのニルス・ウインターとの相性がかなり良かったのだろう。

Dexter Gordon『Stable Mable』(写真左)。1975年3月10日、コペンハーゲンの「Rosenberg Studio」での録音。SteepleChase LabelのSCS1040番。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts, ss), Horace Parlan (p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b), Tony Inzalaco (ds)。デックスのサックスがワン・ホーン・フロント管のカルテット編成。

ワンホーン・カルテットなので、デックスのサックスの個性と歌心が心ゆくまで楽しめる。この盤でのデックスは、サックスを真摯にストイックに吹き上げている。引用などのお遊びを極力控え、硬派に力感溢れるサックスを聴かせてくれる。そんなストイックなサックスで吹くのは「スタンダード曲」。そう、この盤はデックスの「スタンダード曲集」。
 

Stable-mable

 
チャーリー・パーカー作の「Red Cross」や、マイルス・デイヴィス作の「So What」などの、ミュージシャンズ・チューンズを吹きまくるデックスは意外と珍しい。特に、マイルスの「So What」などは、モード・ジャズの名曲なんだが、デックスがモーダルなフレーズを吹き上げるなんて、やはり、デックスはまだまだ「進歩する」サックス奏者だったことが、この盤を聴けば良く判る。

バックのリズム・セクションも優秀。デックスと同じく、NYから渡欧したホレス・パーランがピアノを担当。パーランのファンキーかつモーダルなピアノが、スティープルチェイスに「米国ジャズ」の雰囲気を持ち込んでいる。ベースのペデルセンは、北欧ジャズの至宝ベーシスト。ガッチリとビートの底を押さえ、演奏全体のリズムを整える。ドラムのインザラコは、渡欧組だがドイツ在住。堅実なドラミングで大健闘である。

ジャズ盤紹介本などでは全くタイトルが挙がらない盤であるが内容は濃い。特に、ジャズマンとして「前進する」姿を、音と選曲で教えてくれるデックスは実に頼もしい。そうそう、この盤ではデックスって、ソプラノ・サックスも吹いているみたいなんですよね。チャレンジ精神も旺盛な「欧州のデックス」である。
 
 
 
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2021年11月14日 (日曜日)

デックスのブルーノート第2弾

ジャズ盤って、実年齢やジャズ鑑賞の経験年数によって、志向がどんどん変わってくる様に感じる。これって僕だけなのかなあ。年齢を重ねることによって、ジャズの演奏スタイルに対する許容量が増え、ジャズ鑑賞の経験年数が増えるに従って、古いスタイルのスイングやビ・バップも「イケる」様になった。

僕がジャズを聴き始めた頃は、フュージョン・ジャズの大ブーム真っ只中。もともと、プログレッシヴ・ロックや米国西海岸ロックを聴いていただけに、アコ楽器のみの旧来の純ジャズはちょっと苦手。アコ楽器のみの純ジャズであれば、モード・ジャズは良いが、1950年代の古いタイプのハードバップはちょっと苦手だったなあ。

Dexter Gordon『Dexter Calling...』(写真)。1961年5月9日の録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)。テナー・サックスのレジェンド、デクスター・ゴードン(愛称:デックス)がフロント1管の「ワン・ホーン・カルテット」。ピアノに漆黒のファンキー・ピアノのドリュー、リズム隊にポルチェンとフィリージョー。
 

Dexter-calling

 
ジャズを聴き始めた頃、デックスの大らかで、ちょっと茫洋とした、スケールの大きいテナーが苦手だった。掴みどころが無いというか、何か普通のあまり先進的で無い「古いテナー」を聴いているいう感じが、どうにも「イケない」。デックスのテナーが味わい深く、滋味溢れる、味のあるテナーとして聴ける様になったのは、40歳を過ぎてからである。

この『Dexter Calling...』は、デックスのブルーノート第2弾。気合いが入っていて、収録曲の半分が自作曲。まず、この自作曲におけるデックスの吹きっぷりが堂々としていて立派。聴き応え満点のテナー。そして、スタンダード曲に対する解釈とアレンジが抜群で、デックスの「大らかで誠実でどこか哀愁感漂う」テナーの個性が前面に押し出てくる様は、思わずじっくり聴き入ってしまう。

1961年から1964年までのブルーノートのデックスの諸作については、RVG紙ジャケのリイシュー時に一気に聴き直して、デックスのテナーがお気に入りになった。大らかで、ちょっと茫洋とした、スケールの大きいテナーが、味のある、小粋で、ダンディズム溢れるテナーであることに気が付いて、それから、デックスのリーダー作を、折につけて漁るように聴き続けている。
 
 
 
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2021年8月31日 (火曜日)

スティープルチェイスのデックス

Steeplechase(スティープルチェイス)・レーベルのアルバムの聴き直しを再開である。スティープルチェイスは、マイルス・コレクターとして有名なデンマークのニルス・ウインターが、1972年立ち上げたジャズ・レーベル。1970〜80年代を中心に、ジャズ史に残る名盤を数多く生み出した欧州ジャズ・レーベルの老舗。

このレーベルは欧州のレーベルとしては、比較的、米国系のレーベルに近い演奏の色や雰囲気を持っていて、ハードバップ系の演奏に秀作が多い。さしずめ欧州の「ブルーノート」と言っても良い「欧州発ハードバップ」の宝庫。カタログを追ってみると、1960年代後半から欧州、特に、この北欧コペンハーゲン界隈に移住した米国ジャズマンの秀作が多い。

Dexter Gordon『The Apartment』(写真左)。1974年5月24日 & 1974年9月8日、デンマークはコペンハーゲンのRosenberg Studioでの録音。Steeplechaseレーベルの「SCS1025番」。

ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Kenny Drew (p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b), Albert Heath (ds)。テナー・サックスのレジェンド、デクスター・ゴードン(愛称:デックス)が1管フロントの「ワンホーン・カルテット」編成。デンマーク出身のベースのペデルセン以外、デックス、ドリュー、ヒースの3人は、ハードバップ期に活躍した一流ジャズマンの「渡欧組」。
 

The-apartment

 
デックスは、1962年8月に『A Swingin'Affair』を録音後、渡欧。主にパリとコペンハーゲンに住み、14年間、欧州を活動拠点としていた。この『The Apartment』は、そんなデックスの欧州時代後半の録音になる。パーソネルにある、ピアノのケニー・ドリュー、ドラムのアルバート・ヒースも渡欧組。ベースのペデルセンは、スティープルチェイスの地元デンマーク出身のベース・レジェンド。

冒頭のタイトル曲から、デックスのテナーがガツンと出てくる。全編、往年の「こってこてハードバップな」演奏が展開される。デックスのアドリブが絶好調で、引用含めてご機嫌に吹き進めていく。あまりの躍動感にこの盤、最初聴いた時はライヴ音源かと思った。続いて、ドリューのピアノも絶好調。バリバリ、典雅でバップなピアノを弾きまくる。

ヒースのドラミングもスインギーで、演奏全体のリズム&ビートを牽引する。ペデルセンの鋼質ブンブンなスイング・ベースは、デックスのサックスの歌心の「底」をしっかりと支える。7曲中3曲がデックスの自作曲。残り4曲がスタンダード曲。とりわけ、このスタンダード曲の出来が良い。

もともとデックス自体が以前より過小評価されているのと、スティープルチェイス・レーベルの盤自体が、1970年代から1980年代にかけて入手し難かったこと、そして、一見するとブート盤の様なシンプル過ぎるジャケット、この3つの要素が絡み合って、これだけ内容のあるハードバップな快作でありながら、我が国では全くマイナーな存在に甘んじているのが残念。再評価すべきデックスの好盤である。
 
 
 
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2020年1月11日 (土曜日)

デックスの「充実のお蔵入り盤」

1979年、UA社のレコード部門をEMIが買収したのを好機と捉え、音源発掘男マイケル・カスクーナはキャピトルと談判、ブルーノートの未発表音源を発掘した。「Blue Note Classic LT series」である。1979年から1981年の間にLP40数タイトルが発表されたのだが、その時のジャケットの左上の虹入りの斜め線のイメージから「レインボー・シリーズ」とも呼ばれる。

今回は、Dexter Gordon『Clubhouse』(写真左)。1965年5月27日の録音。ブルーノートのLT-989番。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Freddie Hubbard (tp), Barry Harris (p), Bob Cranshaw, Ben Tucker (b), Billy Higgins (ds)。ベースのみが2人のベーシストで役割分担しているが、フロントがテナーとトランペットのクインテット構成。

1960年代のデックス(Dexter Gordonの愛称)のリーダー作には駄作が無い。 1950年代は麻薬禍のため活動が低迷、大部分の期間を麻薬更生施設で過ごしたが、1960年代初頭から渡欧、フランスやデンマークを拠点に活動し、カムバックを果たす。このカムバック後のデックスはとても充実している。もともとジャズ演奏のトレンドを追いかけること無く、自らのスタイルを貫くタイプなので、演奏内容にブレが無い。
 
 
Clubhouse  
 
 
この『Clubhouse』も内容的には充実している。1965年の録音なので、トランペットのハバードは「天狗状態」で目立ちたがり。とにかく優秀なテクニックに任せて、五月蠅いくらいに吹きまくるのが耳につくところが玉に瑕だが、それ以外は、グループサウンドとしてバランスが取れていて、上質のハードバップ盤として仕上がっている。

デックスのテナーは申し分無い。豪放にてジェントル、歌心豊かな朗々としたプレイが身上。自作曲4曲、スタンダード2曲だが、特に自作曲は躍動感溢れ、明朗なテナーを吹く傾向があって、これがまた聴きどころとなっている。鼻歌を唄うようにテナーを吹き上げるデックス。こんなに内容充実の音源が、録音当時はお蔵入りとは。逆に、マイケル・カスクーナがよく発掘しリリースしてくれたと思う。

今の耳で聴き直してみると、完璧な内容の「ハードバップ」。1965年は新主流派(モード・ジャズ)の時代。内容が時代にちょっと合わなかったか、というのと、他のデックスのリーダー作が同様に内容充実しているので、当時、ブルーノートの総帥ライオンは「類似」を避けたのかも知れない。避けている内にその存在を忘れたのではないか、と想像している。とにかく「お蔵入り音源」とは思えない内容である。
 
 
 
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2019年6月22日 (土曜日)

音楽喫茶『松和』の昼下がり・70

このサックスのレジェンドも、我が国での人気はイマイチの様な気がする。そのサックスの魅力に填まったジャズ者の方々は「大のお気に入り」のテナー・サックス奏者の1人に絶対になるのだが、何故か日本のジャズ盤紹介本やジャズ雑誌のアルバム紹介には、なかなかこのテナー・サックスのレジェンドの名前は挙がらない。
 
そのレジェンドの名は「デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)」。愛称「デックス」。1923年、米国ロサンゼルスの生まれ。1940年代後半にはビ・バップの流行の中で優れた内容のリーダー作をリリース。『Dexter Rides Again』などがそうである。1950年代前半では『Daddy Plays the Horn』『Dexter Blows Hot and Cool』などのハードバップ初期の好盤をリリース。日本のジャズ盤紹介本などで「デックス」の名前が挙がるのはこの辺のリーダー作である。

しかし、1950年代後半は麻薬の影響でスランプに陥る。そして、1960年代初頭から1976年にかけて渡欧し、フランスやデンマークを拠点に活動。この期間には、ブルーノートやスティープルチェイスに内容の濃い好盤を結構な数、リリースしているのだが、我が国のジャズ盤紹介本でそのアルバム名が挙がることは殆ど無い。そして、1976年、米国に戻り、米国での活動を再開する。コロンビアを中心に好盤を連発するのだが、これがまた、我が国のジャズ盤紹介本にそのアルバム名が挙がることは無い。
 
 
Manhattan-symphonie-dexter-gordon
 
 
Dexter Gordon Quartet『Manhattan Symphonie』(写真左)。1978年5月の録音。ちなみにパーソネルは、George Cables (p), Eddie Gladden (ds), Rufus Reid (b), Dexter Gordon (ts) 。デックスのサックス1管、ワンホーン・カルテットである。リズム隊は、ケイブルスをピアノに、ベースにリード、ドラムにグラッデン。優れた中堅どころの名手達である。

LP時代では2枚組のボリューム。デックスのテナー・サックスは1940年代から殆ど変わらない。どこか哀愁漂う、大らかで豪快&繊細なテナー。テクニックにも優れるが、彼のブロウは常に「歌心」優先。John Coltraneの名演カバーの「Moment’s Notice」、Donald Byrd作「Tanya」、12分超に及ぶ有名スタンダード「Body And Soul」等、歩く速さの様なミッドテンポの曲がメインで、悠然としたデックスのテナーが心ゆくまで楽しめる。

決してテクニックに走ることは無い。しっとりしたメロウな演奏をメインに、デックスのテナー・サックスが悠然と鳴り響く。どこか哀愁漂う、大らかで豪快&繊細なデックスのテナー。実に魅力的で思わず聴き惚れてしまう。LP2枚組のボリュームも決して飽きることは無い、どころか一気に聴き切ってしまうほど。バックのリズム隊の健闘しており、サックス1管、ワンホーン・カルテットとして、クオリティの高い、ナイスな内容の好盤である。
 
 
 
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2019年4月 2日 (火曜日)

60年代末期ならではの純ジャズ

ニュー・ジャズを聴いていて、新しい響きのジャズを感じていると、その反動でジャズの本流、旧来の典型的なジャズと言われる「ハードバップ」が聴きたくなる。といって、1950年代のハードバップ時代ど真ん中にドップリと浸かるにはちょっと反動が過ぎる。ということで、ニュー・ジャズの雰囲気を少しだけ宿した、1960年代後半から1970年代のハードバップが良い。
 
Dexter Gordon『A Day in Copenhagen』(写真左)。1969年3月10日、デンマークはコペンハーゲンの「Metronome スタジオ」での録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Slide Hampton (tb), Dizzy Reece (tp), Kenny Drew (p), Niels-Henning Orsted Pedersen (b), Art Taylor (ds)。米英+北欧の混成セクステット。
 
デックスは1960年初頭に、ハンプトンは1968年に、ドリューは1961年に、テイラーは1963年に渡欧している。いわゆる米国東海岸のハードバップ・ミュージシャンの渡欧組で、4人ともコペンハーゲンを活動の拠点の1つにしていた。リースはジャマイカ出身で、1960年代の大半は米国東海岸で活動したが結果が伴わず、以前の活動拠点のパリに戻ったはずなのだが、たまたまコペンハーゲンに来ていたのかなあ。ペデルセンはデンマーク出身でコペンハーゲンが活動拠点。
 
 
In-copenhagen  
 
 
ベースのペデルセン以外、他の5人は米国東海岸の本場「ハードバップ」を体験してきた強者ども。ジャズを芸術と理解して、しっかりと聴いて評価してくれる欧州の地で、バリバリ魅力的なハードバップな演奏を展開している。時代は1960年代の末期、当時の先端のジャズのトレンドを踏まえつつ、1950年代のハードバップとは一味違う、欧州仕様のモーダルなハードバップな演奏を繰り広げている。
 
主役のデックスのテナーは全く変わらない。朗々と大らかで悠然としたブロウは「我が道を往く」雰囲気である。テナー、トロンボーン、トランペットのフロント3管のうち、ハンプトンのトロンボーンが良い味を出している。フレーズと音色が先進的で、ハンプトンのモーダルなトロンボーンの存在がこの盤をユニークな存在にしている。そして、全く欧州風のペデルセンの骨太ソリッドなアコベが効いている。ペデルセンのベースが鳴ると、欧州ジャズの雰囲気が一気に濃厚になる。
 
ジャケットは何故かサイケデリック調で「あんまりやなあ」と思うのですが、この盤、由緒正しきレーベルからのリリース。ジャケットのマークを見たら「MPSレーベル」のアルバムなんですね。欧州ハードバップの専門レーベル「MPS」。なかなかにユニークなメンバー編成で、1960年代末期ならではの「モーダルな純ジャズ」を記録してくれていたとは、MPSレーベルもなかなかやるなあ。
 
 
 
東日本大震災から8年。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
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2018年12月 2日 (日曜日)

こんなアルバムあったんや・107

デクスター・ゴードン(Dexter Gordon・愛称「デックス」)のテナーは、僕にとっては「永遠のお気に入り」。彼の大らかで朗々と鳴るテナーは、ジャズを聴き始めた頃、『Our Man in Paris』を聴いて痺れて以来、折に触れて親しみを持って聴き続けてきた「永遠のお気に入り」である。意外と日本のジャズ者の方々の中ではちょっとマイナーな扱いであるが、マニアなジャズ者の方々には結構受けているみたいだ。

実はデックスは結構な数の音源を残している。1950年代から1960年代前半についてはブルーノート、1960年代から1970年代前半についてはスティープルチェイス、1970年代中盤から1980年代初頭についてはコロンビアに、それぞれ結構な数のアルバムを残している。特にスティープルチェイスのアルバムは、コペンハーゲンはモンマルトルのライブ録音盤が多数あり、デックスのライブでのパフォーマンスはとても魅力的だったことを十分に追体験出来る。

そんなデックスのライブ音源が発掘され、今年の10月にCD化されている。Dexter Gordon『Espace Cardin 1977』(写真左)。1977年9月25日、パリのEspace Pierre Cardin (Théâtre de la Ville)でのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts, ss-M2), Al Haig (p), Pierre Michelot (b), Kenny Clarke (ds)。いやはや、とってもとっても渋い渋すぎるパーソネルである。
 

Espace_cardin_1977_live

 
デックスは1976年、1962年以来、14年続いた長い長い欧州生活を切り上げ、米国へ戻ったのだが、その後もしばしば渡欧している。このライブ盤は、1977年にパリを再訪、そんな渡欧の機会を捉えた、パリでのライブ録音である。とりわけパーソネルが渋い。まず、ピエール・ミシュロとケニー・クラークは1949年にクラークが初めて渡仏したときから共演している仲。そして、アル・ヘイグはバップ・ピアニストとして、大ベテランの域に達している。

さぞかし、オールド・スタイルで小粋なハードバップが展開されているんだろうなあ、と思いながら、CDプレイヤーのスタートボタンを押すんですが、これがまあ、ビックリぽんですわ。結構、熱気溢れる緊張感溢れるプレイが展開されている。加えて、この大ベテランのパーソネルで、モーダルな演奏も展開されていて、これがまた結構、爽快感抜群なパフォーマンスだったりする。

デックスのテナーは全く変わらないですけどね。大らかで朗々と唄う様に朗読する様に、豪快なブロウを展開する。コードだろうがモードだろうがお構いなし。めったに味わえないデックスのソプラノ・サックスが2曲目の「A La Modal」で体験できるところもこのライブ盤の美味しいところ。こんな音源がまだ残っているのだから、ジャズって隅に置けないなあ、と改めて感心することしきり、である。

 
 

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