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2024年1月29日 (月曜日)

チャーラップとロスネスのデュオ

ちょっと「デュオ」づいている。ジャズのユニットの最小単位の「デュオ」。双方のテクニックと音楽性のバランスがバッチリ取れると、一人では出せない、スケールの広い、ダイナミズム溢れる、奥行きのある即興演奏を実現することが出来る演奏編成。二人というシンプルな編成なので、音が重なるのは最小限。個々の音の一つ一つをしっかり確認できるのも「デュオ」の良いところ。

Bill Charlap & Renee Rosness『Double Portrait』(写真)。2009年12月27-29日、NYのKaufmann Concert Hall でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Bill Charlap, Renee Rosness (p)。現代のバップ・ピアニストの第一人者の一人、ビル・チャーラップと女流ジャズ・ピアニスト最高峰の1人、リニー・ロスネスとのピアノの連弾デュオ。

ピアノの連弾デュオにはコツがあると思っている。同じ楽器同士なので、相手の音をしっかり聴いておれば、次に出てくるフレーズは予測が付き易い。フロントのフレーズ弾きとバックのリズム&ビート弾きの役割分担と分担交代のタイミングさえ、しっかりと意識合わせしておれば、音がぶつかることは無い。ただ、必要なのは、ピアノの個性と音楽性が似通っていないと連弾は成立しない。つまり、バップなピアノとフリーなピアノとは連弾が成立しない、ということ。

さて、このピアノ連弾のデュオ、チャーラップとロスネス、この二人は実生活では「夫婦」。夫婦だからということは無いが、相手のことを良く判っている同士なので、次に出てくるフレーズは予測が付き易いし、お互いの役割分担と分担交代のタイミングの意識合わせがし易いことこの上ない。
 

Bill-charlap-renee-rosnessdouble-portrai  

 
そして、双方の「ピアノの個性と音楽性」なのだが、チャーラップは「バップなピアノ」、ロスネスは「モーダルなピアノ」。連弾するには、ちょっと合わないところが出てくるよなあ、と思うのだが、このデュオ盤を聴けば良く判るのだが、双方、しっかりと歩み寄った「バップでモーダルなピアノ」で着地させている。

つまり、アプローチはモードが基本なのだが、フレーズの弾き回しは音の拡がりをメインとしたモード弾きではなく、バップ・ピアノの様な音符の多いフレーズを活用したモード弾きで、二人は意思統一している様なのだ。聴けば、チャーラップでもなく、ロスネスでも無い。ロスネスの様に弾くチャーラップと、チャーラップの様に弾くロスネス。そんな二人が連弾デュオにチャレンジする。

出てくる音は、キース・ジャレットを想起させる、耽美的でリリカルな音だが、出て来るフレーズはバップでモーダル。キースの様にマイナー調をところどころぶっ込んでくるのでは無く、どこまでも明るく健康的な「バップでモーダルなピアノ」。どこか端正なクラシックな響きもするが、伴奏に回ったピアノのリズム&ビートはジャズ。そんなピアノを腕4本で、スケールの広い、ダイナミズム溢れる、奥行きのある即興演奏を弾きまくる。

しかも、感心するのはライヴ音源であるということ。これは二人の演奏テクニックと演奏勘がずば抜けて優れている、という証。一発勝負、やり直しの効かないライヴで、これだ淀みなく流麗に連弾デュオの即興演奏を弾きまくる、とは。疾走感も適度、スイング感も適度、チャーラップとロスネスの「バップでモーダルなピアノ」での連弾デュオは大成功である。
 
 

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2024年1月27日 (土曜日)

ジェリとカートの孤高のデュオ盤

形体が全く異なるのだが、ピアノとギターは良く似た性格の楽器である。ピアノとギターは音のスケールも似通っている。

ギターについては、単音のみならず和音も出る。アルペジオも出来る。弦を掻きむしることもできるし、和音をストロークで連続することで、リズム楽器としての機能を果たすことも出来る。

ピアノについては、和音と単音を右手と左手に分けて別々に同時に出せるし、リズム部と旋律部を同時に奏でることが出来る。つまりは、ピアノ一台で楽器表現の全てを出すことが出来る訳で、ピアノは「一人オーケストラ」という異名を持つくらいである。

良く似た楽器同士のデュオ演奏は難度が高い。演奏者同士が我を出すと音がぶつかったり、伴奏と旋律との役割分担がスムースに行かなくなる。音のコンフリクト(ぶつかり)を瞬時に感じて、それを回避するには、演奏者に相当のテクニックが必要になるし、何より、相手の音をしっかり聴き分ける高い能力が必要になる。

ピアノとギターのデュオは難度が高い。双方の演奏家としての力量のバランスが取れていないと成立しないし、お互いに演奏家としての人間性の高さが要求される。とにかく、俺が私がと「我を出しては」ピアノとギターのデュオは成立しない。

Geri Allen, Kurt Rosenwinkel『A Lovesome Thing』(写真左)。2012年9月5日、フィルハーモニー・ド・パリでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Geri Allen (p), Kurt Rosenwinkel (g)。2017年に惜しくも逝去した、女流ジャズ・ピアニスト最高峰の1人、ジェリ・アレンと、現代ジャズ・ギターの雄の一人、カート・ローゼンウィンケルとのデュオでのライヴ音源。
 

Geri-allen-kurt-rosenwinkela-lovesome-th

 
ジェリ・アレンのピアノは「男勝り」の力強いタッチのモーダルなピアノ、というイメージがあるが、それは彼女のピアノの「一面」。このデュオでは柔軟で繊細なタッチで、相棒のギターに寄り添うが如く、語らうが如く、囁くが如く、リリカルで耽美的なピアノを弾き進めている。

ローゼンウィンケルのギターは、オーソドックスなトーンでありながら「新しい」響きとフレーズが芳しい、現代ジャズ・ギターの正統派で繊細な弾き回しで、ジェリのリリカルで耽美的なピアノに相対する。ギターの暖かい丸いエッジと、ピアノの切れ味の良い硬質のタッチとの対比が美しい。

1〜2曲目のスタンダード曲でも、双方、攻めに攻めているが、お互い、相手の音をしっかり聴き、持ち味はしっかり出しているのが良く判る。しかも、お互いの持ち味をしっかり確認して、二人共通の「音の個性」を紡ぎ出している様に感じる。双方の音の個性の底が「似通っている」ことが良く判る。

そして、双方の技術の高さは、5曲目の「Ruby My Dear」で良く判る。このセロニアス・モンクの難曲をジェリとカートは二人で見出した、二人共通の「音の個性」で、二人なりのモンク曲の解釈で、ガンガンに攻めまくる。この難曲をリリカルに耽美的に、難なく弾き進めるデュオ。素晴らしいパフォーマンスである。

素晴らしいピアノとギターのデュオ演奏。これがライヴで演奏された音源だとは。あのピアノとギターのデュオ演奏の名作、ビル・エヴァンス&ジム・ホールの『Undercurrent』に匹敵する、すばらしいデュオ盤の登場である。

ジェリは生前、このカートとのデュオ演奏によるスタジオ・アルバムの制作を熱望していたそうだが、このライヴ音源を聴けば、それが実感できる。しかし、こんなに素晴らしいデュオ演奏のライヴ音源が約10年もの間、お蔵入りだったとはなあ。今回、よくリリースされたなあ。その幸運を素直に喜びたい。
 
 

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2024年1月24日 (水曜日)

デュオ盤『Crystal Silence』再び

『Return To Forever』と『Light As A Feather』の名盤2枚で、リリカルでメロディアスなユートピア志向のサウンドをメインとした「クロスオーバーなエレ・ジャズ」を表現したチック・コリア。

しかし、音楽性のバリエーションが豊かなチックは、その傍らで、メインストリーム系の純ジャズにも、しっかりと手を染めている。ただし、チックは旧来のハードバップをなぞることは無い。必ず、新しい「何か」にチャレンジする。この時点で、チックが手がけたのは「デュオ」。あの名デュオ、コリア&バートンの誕生である。

この名デュオの結成の経緯については以下の通り。1972年、ミュンヘンで開催されたジャズ・フェスで、コリアとバートンはデュオによるジャム・セッションを披露する。それを聴いていたECMの総帥プロデューサーのマンフレート・アイヒャーが、コリアとバートンに「デュオ盤」の制作を持ちかけた。つまりは、この名デュオは、アイヒャーの提案によって結成されたらしい。

Chick Corea & Gary Burton 『Crystal Silence』(写真左)。1972年11月6日、オスロ、タレント・スタジオで録音。ちなみにパーソネルは、Chick Corea (p), Gary Burton (vib)。ECMレコードからのリリース。プロデューサーは当然、マンフレート・アイヒャー。以降、チックが亡くなるまで、不定期にアルバムをリリースしライヴを敢行した「名デュオ」のファースト盤である。

透明な響きとロマンティシズム。チックとバートンの「共通の音の質と志向」が、この盤で出会った。デュオというフォーマットは、簡単そうに見えて難しい。まず「音の質と志向」が同質のものでないと苦しい。また、お互いの音が重なったり被ったりしてはいけないし、フロントに出るタイミングとバッキングに回るタイミングが一致していなければ、バラバラな演奏になる。
 

Crystal_silence_1  

 
片方が目立ちすぎてもいけないし、引っ込み思案でもいけない。その辺の「あうん」の呼吸と、相手の音を聴きながらの、機微を心得た、臨機応変なインプロが重要になる。それって、双方に高度なテクニックと音楽性が備わっていないと出来ない仕業。このチックとバートンのデュオは、その「デュオ」に関する必要な事柄が、奇跡的に全て双方に揃った、稀有なデュオ・ユニットである。

チックとバートンは、いとも簡単に、この難度の高い「デュオ」のフォーマットを征服する。この盤を聴けば、恐らくたいていの人は「デュオって意外と簡単やん」と感じるに違いない。それほど、チックとバートンは、自然にシンプルに、ポジティヴに柔軟に、ピアノとヴァイヴのデュオ演奏を紡ぎ上げていく。

さて、チックとバートンのデュオ盤と言えば、この1972年の『Crystal Silence』にとどめを刺す、と言って良い位の素晴らしい出来、奇跡的に充実した内容となっていて、収録されたどの曲も素晴らしい出来。

とりわけ、冒頭の「Senor Mouse」、5曲目の表題曲「Crystal Silence」、そしてラストの「 What Game Shall We Play Today」の出来が際立っている。適度な緊張感に包まれた、とてもスリリングでリリカルな、躍動感溢れるデュオ演奏。即興の妙が芳しく、ロマン溢れるフレーズがとても美しい。

聴けば判る。素晴らしい不滅のデュオ盤。両人フロントに立ってのユニゾン&ハーモニーは絶妙。フロントに立ったチックのソロもバートンのソロも素晴らしい。バックに回ったチックもバートンも、絶妙に機微を心得た、ハイ・テクニックで切れ味の良いバッキングを聴かせてくれる。

ちなみに、このデュオという演奏フォーマットについては、特にバートンは当初、「リズム・セクション無しで、ヴァイブとピアノだけの演奏を1時間も聴きたがるオーディエンスなんているのだろうか」と猜疑心を抱いていたという。しかし、そのパフォーマンスは歴史に残るほどの素晴らしさで「大当たり」。ECMという欧州ジャズのレーベルだからこそ出来た盤であり、アイヒャーの慧眼の成せる技であった。
 
 

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2023年12月27日 (水曜日)

モンテローズとフラナガンと。

ジャズの演奏フォーマットの中で、意外と聴き応えがあるのが「デュオ」だと思っている。個人的にずっとデュオ盤を追いかけていることもあるのだが、デュオは聴いていて思うのだが、演奏上の様々な問題をクリアして名演を生み出す努力は涙ぐましいものがある。

二人だけでジャズをやるので、まず、ジャズとして重要なリズム&ビートは誰が担うのか、という問題がある。演奏を進める中で、どちらがフロントに立ち、どちらがバックに回るのか、そして、その交代タイミングは、など、演奏の進め方についての問題がある。当然、演奏する二人の演奏テクニックなど、力量のバランスに関する問題もある。これらを全て良い方向に解決して、ジャズ演奏として、即興演奏として成立させる。これって、結構、大変な作業だと常々思うのだ。

J.R. Monterose & Tommy Flanagan『A Little Pleasure』(写真)。1981年4月6, 7日、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、J.R.Monterose (ts,ss), Tommy Flanagan (p)。テナー・サックスとピアノのデュオ演奏である。デュオ演奏をするモンテローズとフラガナンとしては、モンテローズの1959年のリーダー作『The Message』以来の再会セッションになる。
 

Jr-monterose-tommy-flanagana-little-plea

 
骨太で素直でシンプルでストレート、素性正しき正統派のモンテローズのテナー・サックス。伴奏上手、フロントで演奏する演奏者の個性の応じて、最適の伴奏パフォーマンスを提供する、燻銀な職人ピアニスト、フラナガンのピアノ。モンテローズは1927年生まれで、録音当時は54歳、フラナガンは1930年生まれで、録音当時は51歳。双方、ジャズマンとして、円熟の境地に達した時期、圧倒的に滋味溢れる、ジャジーで奥深いデュオ演奏を聴かせてくれる。

冒頭の「Never Let Me Go」から、カラッとした独特の哀愁感を醸し出しながら、ストレートに吹き上げるモンテローズのテナーと、それに呼応する様に、ジャジーでマイナーなフレーズでバッキングするフラガナン。しかし、フラガナンのピアノの表現&バッキングにおける「引出しの多様さ」には感心することしきり。「Central Park West」での透明感溢れるデュオ演奏も、シンプルで音数も少なく、曲と演奏の良いところだけが耳に届く感じ。この二人のデュオは、円熟期を迎えたジャズマンのベスト・パフォーマンスとして、もっと評価されても良いのでは、と感じます。

ルディ・ヴァン・ゲルダーの手になる録音で音も良い。こんなに素敵な純ジャズ系のデュオ盤が、フュージョン・ジャズ全盛の1981年に録音され、リリースされていたなんて。いやはや、ジャズの懐の深さにはつくづく感心します。この盤、デュオの名盤として、もっと広く聴かれても良い盤だと思います。
 
 

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2023年10月31日 (火曜日)

ジャズ喫茶で流したい・267

グローバル・レベルで見ると、ジャズ・ギタリストについては、新しい世代の「跡を継ぐもの」として、それぞれの時代でメジャー・デビューする新進気鋭のギタリストが現れ出てくる。が、我が国では、それぞれの時代でメジャー・デビューしてくる新進気鋭のジャズ・ギタリストの数は少ない。

日本のジャズ・ギタリストは、と問われたら、まず頭に浮かぶのが、渡辺香津美、増尾好秋、川崎燎、井上銘、小沼ようすけ、くらい。圧倒的に数が少ない。現在、第一線で活躍しているメジャーな存在は、井上銘、小沼ようすけ、辺りかな。

しかし、地方やライブハウスをメインに活動している「マイナーな存在」に目を向けると、我が国の中でも意外と多くのジャズ・ギタリストが存在する。ネットのアルバムのニュー・リリースの情報を見ていると、時々、単発でリーダー作をリリースしたりするので、その存在をキャッチでき、そのリーダー作を拝聴できたりする。良い時代になったものだ。

竹田一彦『St. Louis Blues』(写真左)。2022年6月2日、京都「BF Garden Studio」での録音。ちなみにパーソネルは、竹田 一彦 Kazuhiko Takeda (g), 神田 芳郎 Yoshirou Kanda (b)。実に渋い内容のギターとベースのデュオ演奏。

竹田一彦は、1936年奈良県天理市生まれ。関西地方をメインに、1950年代後半から現在まで、65年に渡り活躍を続けてきた関西ジャズ界の重鎮ジャズマン、ベテラン・ギタリスト。今年で87歳。今回、新リリースの『St. Louis Blues』は、昨年の録音なので、86歳でのパフォーマンスになる。今回は、たまたま、この新リーダー作をアップル・ミュージックで見かけて、即日、拝聴した。
 

St-louis-blues

 
一言で言うと「凄くクールで渋い」ジャズ・ギターが堪能できる優秀盤。コクのある味わい深いトーン、切れ味よく微妙にノイジーでジャズっぽいフレーズ。テクニックは確か、アドリブ展開は流麗かつアーシー&ブルージー。極上の本格派、メインストリーム志向のジャズ・ギター。冒頭のタイトル曲「St. Louis Blues」を聴くだけで、この竹田と神田のデュオ演奏の世界に引き込まれる。

ソリッドで鋼性の高い、弾力あふれる重低音のアコースティック・ベースがイントロを担う。そこに、適度なテンションを張った、切れ味よく、芯の入った、アーシーでブルージーな竹田のギターが絡んでくる。凄くクールで渋いフレーズの連発。

ギターとベースのデュオなので、演奏の基本は「静謐の中のダイアローグ」。時にユニゾン&ハーモニー、時にウォーキング・ベースをバックにギターのソロ、時にギターのリズムをバックにベースのソロ。職人芸よろしく、高いテクニックに裏打ちされた充実のフレーズ展開。

シンプルでリリカルでアーシーでブルージー、こんな魅力的なジャズ・ギターがあるんや、と感心を通り越して「感動」した。小粋なスタンダード曲をメインに、竹田のアーシーでブルージーなギターが、唄うがごとく、囁くがごとく、語るがごとく、弾き進んでいく。そこにピッタリ寄り添い、フレーズの「底」を押さえ支える神田のベース。

これはこれは、素晴らしい内容のギター&ベースのデュオである。今は晩秋、晩秋の夜に一人耳を傾けるジャズ盤に最適な一枚。良いアルバムに出会えた。心がほっこり暖かくなる。
 
 

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2023年10月 5日 (木曜日)

典型的な欧州ジャズ・テイスト

Enrico Pieranunzi(エンリコ・ピエラヌンツィ、以降「エンリコ」と略)。1949年生まれのイタリアのジャズ・ピアニスト。今年74歳。イタリアン・ジャズの至宝。現在の欧州ジャズ・シーンにおける、モダンでコンテンポラリーなエバンス派の代表格。耽美的にテクニカルに良く鳴る右手と、絶妙な間を持って右手の旋律を支える左手のブロックコードが繰り出すが個性。

1975年の初リーダー作以来、クラシック音楽の響きとマナーを踏襲した、典型的な欧州ジャズ・テイストのピアノが特徴。テクニックは優秀、耽美的なフレーズから、バップなフレーズまで、その表現力は幅広く、奥が深い。

ここ2〜3年ほどだろうか、エンリコのリーダー作を数多く目にする。もともと多作のエンリコだが、特に最近は目立つ。こんなにリーダー作がリリースされるというのは、それだけ需要があるということなのだろう。確かに、エンリコのピアノ、今では欧州ジャズ・ピアノの重鎮的位置づけだし、欧州ジャズ・ピアノのジャンルを代表する、レジェンド級のピアニストである。

Enrico Pieranunzi & Jasper Somsen『Voyage in Time』(写真左)。2022年、オランダChallengeレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Enrico Pieranunzi (p), Jasper Somsen (b)。最近のトリオ作で、抜群の相性の良さを聴かせてくれていた、ピアノのエンリコ・ピエラヌンツィと、ベースのイェスパー・サムセンのデュオ盤である。
 

Enrico-pieranunzi-jasper-somsenvoyage-in

 
耽美的でリリカル、タッチは明確で弾き回しは流麗、そんな欧州ジャズならでは響きとフレーズが芳しいエンリコのピアノ。確かな技巧とピッチ、硬質でソリッドな弦の響き、歌心豊かなアドリブ・フレーズが芳しいサムセンのベース。この二人のデュオ演奏、インタープレイの展開は素晴らしいの一言。響きとフレーズは、明確に「欧州ジャズ」。

タイトルを見れば、「パヴァーヌ」「メヌエット」「サラバンド」など古典クラシック音楽を連想させる。それもそのはず。収録された楽曲は、バロック時代の典型的な舞踊組曲にインスパイアされた楽曲とのこと。

そのフレーズ、その音の重なり、そのフレーズの個性、確かに、バロック音楽であり、そんなバロック音楽のエッセンスを、モダン・ジャズに取り込んだ、いかにも「欧州ジャズ」らしい音世界が実に印象的。

この「バロック音楽のエッセンスを取り込んだジャズ」の中で、確かな技巧とピッチ、硬質でソリッドな弦の響き、歌心豊かなアドリブ・フレーズが芳しいサムセンのベースが重要な役割を担っている。サムセンの正確なベースラインが、バロック・ライクなフレーズを弾き進めていく。これが実に良い。そこに、エンリコの耽美的でリリカル、タッチが明確で技巧確かなピアノが寄り添う。

欧州ジャズって良いなあ、と改めて感じさせてくれる、素晴らしいデュオ演奏。イタリアのピアニストとオランダのベーシストが邂逅したデュオ演奏は、欧州ジャズを色濃く感じさせてくれる。近年のピアノ&ベースのデュオ演奏の傑作の1枚だろう。
 
 

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2023年4月 2日 (日曜日)

ラヴァとピエラヌンツィのデュオ

21世紀になって、本格的に聴き始めたのだが、イタリア・ジャズは隅に置けない。欧州ジャズの雰囲気をしっかりと受け継いだ、メインストリーム系の純ジャズがメイン。硬派で骨のあるストイックな純ジャズ志向の演奏が主流で、イタリア・ジャズの範疇でのエレ・ジャズやフリー・ジャズを僕は聴いたことが無い。

Enrico Pieranunzi & Enrico Rava『Nausicaa』(写真左)。1993年3月29, 30日の録音。Enrico Rava (tp), Enrico Pieranunzi (p)。イタリア・ジャズの大御所、トランペットのエンリコ・ラヴァ、ピアノのエンリコ・ピエラヌンツィ、2人のデュオ演奏。ラヴァが54歳、ピエラヌンツィが44歳の時の録音。

トランペットのエンリコ・ラヴァは、リーダー作のカタログを見ていると、デュオ演奏が好きみたい。特にピアノとのデュオが結構ある。この盤は、イタリア・ジャズの大御所同士、ラヴァがベテランの域に入った時期、ピエラヌンツィがバリバリ中堅ど真ん中のデュオになる。どちらも油の乗りきった実績抜群のジャズマン。内容の濃いデュオ演奏を繰り広げる。
 

Enrico-pieranunzi-enrico-ravanausicaa

 
トランペットとピアノのデュオなので、ピアノが単体でリズム・セクションの機能とフロント楽器の機能の2つを果たすことが出来るので、どうしても、トランペットがフロント一辺倒、ピアノが伴奏がメインで、時々フロントのソロという役割分担になる。よって、トランペットのラヴァが目立ってはいるが、ピエラヌンツィも伴奏にソロに大活躍。

ピエラヌンツィの優れたピアノ伴奏があってこその、ラヴァの自由奔放なトランペット・ソロ。ラヴァのアドリブ・フレーズをよく聴いて、クイックに反応するピエラヌンツィのピアノ伴奏は見事。モーダルなトーンのフレーズで伴奏に回ったラヴァのトランペットのテクニックも見事。音も重ならず、リズム&ビートがぶつかることも無い。粛々とデュオ演奏を重ねているが、これは双方のテクニックのレベルが高く無ければ実現しない。

こういう雰囲気のデュオ演奏は、米国ジャズにはなかなか無い類のもので、ラヴァとピエラヌンツィ、双方のフレーズに仄かに哀愁感、寂寞感が漂うトーンがクールで、音もクッキリ明確で切れ味が良い。いかにも欧州ジャズらしい。イタリア・ジャズというよりは、欧州ジャズ共通の雰囲気を色濃く湛えた、じっくり聴いて感じ入る、極上のデュオ演奏がこの盤に詰まっている。
 
 

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2023年3月11日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・260

小粋なジャズ盤を探索していると、我が国のジャズ・シーンでは、ほとんど名前が売れていないジャズマンの好盤に出くわすことが多い。

こんなに優れたアルバムを出すジャズマンを僕はこれまで知らなかったのか、と思って慌ててネットでググって見ると、ほとんどが、ビッグバンドで長年活躍していたり、サイドマンがメインで活躍していたジャズマンで、ビッグバンドなど所属するバンドの中に埋没して、その個人名が表面に出てこないのだ。

David Kikoski『Sure Thing』(写真左)。2016年2月3日、ブルックリンでの録音。ちなみにパーソネルは、David Kikoski (p), Boris Kozlov (b)。耽美的でリリカル、バップでモーダルなデヴィッド・キコスキーのピアノと、堅実実直なボリス・コズロフのベースとのデュオ作品になる。

デヴィッド・キコスキーは、1961年、ニュージャージ生まれのジャズ・ピアニスト。今年で62歳のベテランである。1985年辺りから、NYで活動。様々な人気ジャズマンのグループに参加、特に、ミンガス・ビッグ・バンド等の活躍がよく知られるピアニストとのこと。僕はランディ・ブレッカーのグループで、キコスキーの名前を薄らと覚えているが、彼のピアノをじっくりと聴いたことはなかった。

本作は全8曲。キコスキーのオリジナルが4曲、その他の曲は、ジャズメン・オリジナルやスタンダード等。ベースのコズロフは、キコスキーと同じ、ミンガス・ビッグバンドの一員で、ビッグバンドの活動の中で共演している、お互いのことを良く知った間柄。まず、キコスキーのオリジナル曲では、キコスキーとコズロフの2人が、素敵なアレンジの下、お互いの音をよく聴き、お互いの音を引き立たせ、適度なテンションの中、気心知れた即興演奏の妙を繰り広げている。
 

David-kikoskisure-thing

 
ジャズメン・オリジナルは、チック・コリアの「Quartet #1」、ジョン・コルトレーンの「Satellite」を取りあげている。どちらの曲も「ピアノとベースのデュオでやる曲か」と思ったが、聴いてみて、とても上手くアレンジされていて、原曲の雰囲気も残っていて、デュオ演奏としても秀逸。スタンダード曲は「Sure Thing」。これもなかなかにマニアックな選曲だと思うのだが、バップっぽく演奏されていて、これも良い出来だ。

そして、ビックリしたのが「Fugue from “The Endless Enigma”」。聴いていて「これは昔かなり聴いた曲、これはロック」と思って、しばらく聴いていて、エマーソン・レイク&パーマー(EL&P)の4th.盤『Trilogy(トリロジー)』の中の「永遠の謎」であることに気がついた。即、ネットで調べて見て「ビンゴ!」。このフーガは注目度大。

資料によると、『Trilogy(トリロジー)』は、キコスキーが 12~13歳の頃のお気に入りのアルバムで、ロック・ミュージシャンがブルースやロックンロール、ブギウギやクラシックまでを演奏することに感動、自分もそのようなキーボード奏者になりたかったそうだ。いつかこの曲を演奏をしたかったとのこと。

このEL&PのFugue from “The Endless Enigma”」、キコスキーが言うように、かなりこの曲を聴き込んでいたのが、とても良く判る。原曲のイメージをしっかり押さえつつ、ジャズ化〜デュオ化のアレンジも秀逸、ジャズらしくアドリブ展開も良好、ロック曲の単なるカヴァーでは無い、良好にジャズ化されている。

キコスキーのピアノと、コズロフのベースとのデュオ演奏だが、キコスキーのピアノが前面に出ていて、キコスキーのピアノの個性がじっくりと味わえるバランスになっている。コズロフはキコスキーのフロントとしての演奏のベースラインと、演奏全体のリズム&ビートのコントロールを担っていて、地味ではあるが、堅実なベースで、このデュオ演奏に貢献している。

良いデュオ盤です。ジャズ盤紹介本や、ジャズ雑誌にそのタイトルが上がることがほぼ無い、それでいて、こういう優れた内容のジャズ盤がまだまだ沢山あると思ってます。小粋なジャズ盤の探索は止められませんね。
 
 

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  ・『AirPlay』(ロマンチック) 1980

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 ★ 松和の「青春のかけら達」

  ・四人囃子の『Golden Picnics』

 
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2023年3月 5日 (日曜日)

ラヴァとハーシュのデュオ新盤

イタリア・ジャズも隆盛を維持して久しい。レジェンド級のベテランから、若手新人まで、コンスタントに好盤をリリースし続けている。聴き比べると意外と良く判るが、イタリア・ジャズにはイタリア・ジャズなりの独特の雰囲気があって「統一感」がある。マイナー調でクラシック風のモーダルなフレーズが個性的。

Enrico Rava & Fred Hersch『The Song Is You』(写真左)。2021年11月、スイスのルガーノでの録音。ECMレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Enrico Rava (flgh), Fred Hersch (p)。イタリア・ジャズの至宝トランペッター、エンリコ・ラヴァと、リリカルで耽美的なピアノ詩人のフレッド・ハーシュ、2人のみの「デュオ演奏」。

エンリコ・ラヴァはイタリア・ジャズの至宝。1972年に初リーダー作をリリース、今年84歳、レジェンド級の大ベテランである。1975年にECMでの初リーダー作をリリース、1986年の『Volver』で一旦ECMを離れるが、2003年、『Easy Living』でECMにカムバック。以降、2〜3年に1枚のペースで、ECMからリーダー作をリリースしている。

ラヴァは、ピアニストとのデュオがお気に入りらしく、5〜6人の第一線級のジャズ・ピアニストとのデュオ・アルバムを録音している。ラヴァのトランペットは、イタリア・ジャズらしく、哀愁感漂うマイナー調をメインに、流麗でブリリアントで、端正なクラシック風のモーダルなフレーズが身上。

心ゆくまでトランペットを吹き上げるには、ベースやドラムのいないピアノとのデュオが一番なんだろう。ピアノは打楽器の要素も備えていて、リズム&ビートとベースラインはピアノ一台でまかおうと思えば、まかなえるのだ。今回は、ハーシュのリリカルで耽美的なピアノに合わせたのか、ラヴァは、音の丸い、柔らかで暖かな音色のフリューゲルホーンを吹いている。
 

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フレッド・ハーシュは、米国オハイオ州シンシナティ生まれ。今年55歳の中堅ピアニスト。初リーダー作が1985年。結構な枚数のリーダー作をリリースしているが、所属レーベルは定着せず、マイナーレーベルからのリリースがほとんど。

また、1984年にHIVウイルスに感染、2008年にはウイルスが脳に転移し2ヶ月間の昏睡状態に陥っている。そんな大病の影響もあって、我が国には、ハーシュの情報はほとんど入って来なかった。

1990年代の終わりに、Palmettoレーベルにほぼ定着したが、それでも我が国で、ハーシュの名前が流通しだしたのは、つい最近のこと。今回、このラヴァとのデュオで、ECMレーベルでの初録音になる。

ハーシュのピアノは耽美的でリリカル。米国のピアニストでありながら、ファンクネスは限りなく希薄。どちらかといえば、欧州ジャズのピアノに近い響きを有していて、そういう点でも、今回のECMでの録音は、ハーシュのピアノの個性にピッタリである。

さて、アルバムの内容であるが、2人のオリジナル曲も良いが、やはり、アントニオ・カルロス・ジョビン、ジェローム・カーン&オスカー・ハマースタインII世、そして、セロニアス・モンクのスタンダード曲でのデュオ演奏が白眉。ECMレーベルの音作りに即した「リリカルで耽美的、透明度が高く、端正でスピリチュアルな」ニュー・ジャズ志向のデュオ演奏が素晴らしい。

ラヴァのリリカルで耽美的で流麗なニュー・ジャズ志向のフリューゲルホーンは意外に珍しいのでは無いか。でも、とても良い。どの曲でも、ラヴァのフリューゲルホーンは朗々と暖かく、ブリリアントに柔軟に鳴り響く。そして、ハーシュのピアノは、ラストの「Round Midnight」のソロ演奏に収束される。独り対位法をちりばめながら、鍵盤をフル活用して、ダイナミックに、モンクの名曲を弾き上げる。

近年で白眉の出来のフリューゲルホーンとピアノの「デュオ演奏」。即興演奏の妙もふんだんに聴くことが出来て、音の展開の美しいことこの上無い。良いアルバムです。
 
 

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2023年2月 8日 (水曜日)

ジャズ喫茶で流したい・258

Jazz Lifeの「2022年度 Disc Grand Prix 年間グランプリ」の記事を見ていると、日本のジャズも頑張ってるなあ、って思う。バブルが弾けた後、1990年代前半、日本のジャズは沈滞して行ったが、1990年終盤から少しずつ上向き始め、2000年代にはいって、ピアニストの山中千尋がデビュー盤をリリースすることから、日本のジャズは復活し、活性化していった。

そして、こうやって、ジャズライフ誌の「Disc Grand Prix 年間グランプリ」の記事を毎年読んできて、日本のジャズ・シーンは完全に復活し、深化している。最近、有望新人の出現が緩やかになってきているが、既に中堅〜ベテランの域に達した、2000年代に出現した有望新人達が堅実に活躍している。

『魚返明未 & 井上銘』(写真左)。2022年の作品。 ちなみにパーソネルは、魚返明未 (p), 井上銘 (g)。ピアノとギターのデュオ。「魚返 明未」= おがえり あみ、と読む。「井上 銘」= いのうえ めい、と読む。難度の高い「ピアノとギターのデュオ」のチャンジブルなパフォーマンスの記録である。

魚返明未(おがえり あみ)は、1991年東京都生まれ。4歳からピアノを始め、高校でモダンジャズ研究部に入部し、ジャズピアノに転向。 2015年7月、初リーダーアルバムをリリース。 2017年3月に東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業。新進気鋭のピアニストとして、ジャズ・シーンをメインに活動中。

井上 銘(いのうえ めい)は、1991年生まれ、神奈川県出身の日本のギタリスト/コンポーザー。幼少期よりピアノ、ドラムなどの楽器に親しみ、15歳でマイク・スターンの演奏に触れて、ギターを始める。高校在学中よりジャズ・クラブで演奏活動を始め、高校3年で鈴木勲のグループに参加。2011年、初リーダーアルバムをリリース。中堅ギタリストとして、様々なシーンで活躍中。
 

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ピアノとギターのデュオは難しい、と言われる。楽器の音量が違いすぎて、アンサンブルで、デュオ演奏で一番大事な「お互いに聴きあう」ということが難しい。そして、どちらの楽器も、メロディーとコード、どちらも弾けるので、メロディー弾きとコード弾きが、双方の意に背いて重なる危険性が高い。特にジャズは「即興の音楽」ゆえ、どちらのリスクも突発的に連続して起きる可能性がある。

ピアノとギターのデュオで思い出すのは、ビル・エヴァンスとジム・ホールのデュオ。この2人のデュオは見事だった。ピアノとギターのデュオのリスクを、綿密なリハーサルで乗りきり、高テクニックで疾走感溢れ、歌心満点でスリリングな、奇跡的な、唯一無二のデュオ演奏を残している。

そのデュオ演奏と単純に比較するのは酷だが、それでも『魚返明未 & 井上銘』のデュオは大健闘している。リハーサルをしっかり積んだんだろう、ということは演奏を聴いて直ぐに判る。とても堅実に慎重に演奏を進めている様子が良く判る。それでも、演奏の疾走感は保たれているし、ユニゾン&ハーモニーに淀みが無い。日本人ジャズ独特の「ファンクネスは希薄だが、切れ味の良いオフビート」が心地良い。

印象派絵画の様な、耽美的でリリカルな風景を見るような印象的なデュオ演奏は、どこか、パット・メセニーとライル・メイズのデュオを想起する。想起するどころか「比肩」するレベルではないか。と、僕は聴いた。

少しだけの「もったり感」が気になる部分があったが、あと2枚ほど、この2人のデュオを聴いてみたい。出来れば、チック・コリア&ゲイリー・バートンの様な「パーマネントな名デュオ・ユニット」として名を残して欲しい、位に思っている。
 
 

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