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2016年11月 6日 (日曜日)

モントローズって知ってる?

先週の後半、帰阪していました。久し振りに高校時代の友人と語らい合っていると、当時、聴いていた音楽をふと思い出したりします。懐かしさにつられて、往き帰りの新幹線の中で、懐かしい盤を聴き込みました。今日はそんな中の2枚をご紹介。

米国のハードロック・バンドに「モントローズ(Montrose)」というバンドがありました。1970年代半ばに差し掛かる頃、ハードロックやプログレッシブ・ロックなど、ロックは英国主導。米国のロックはまだまだ、という時代。そんな中で、いきなりこの「モントローズ」が出現しました。

確か、1974年の冬だと記憶していますが、高校の映研の先輩Muさんが持ち込んだファーストアルバム『Montrose』(写真左)が最初の出会いです。邦題『ハード・ショック』、1973年の作品です。米国らしい、あっけらかんとした表裏の無い、ストレートなハードロックが見事でした。印象的なギターリフも満載で、このファースト盤は、当時の映研でヒットしました。

もともとこのバンド、セッション・ギタリストのロニー・モントローズを中心に結成されたバンドで、バンド名はリーダーのラストネームを取ったシンプルなもの。米国では大勢しませんでした。このデビュー盤の『Montrose』も全米133位と振るいませんでした。しかし、日本では意外と受けたようです。今でもこのモントローズというバンド名を懐かしく思い出す年配のロック者の方々が結構多くいます。
 

Montrose

 
このファースト盤は米国ハードロックの基本形としてもよいでしょう。この盤には、よくよく振り返って見れば、米国ハードロックのクラシック・ナンバーが何曲も収録されています。後の有名バンドに結構カバーされていて、彼らが如何に偉大な成果を残したか、がよく判ります。

僕はこのデビュー盤の『Montrose』と、ラストアルバムとなった4枚目の『Jump On It』(写真右)を良く聴きます。『Jump On It』は、ハードロック一辺倒のデビュー盤の雰囲気から、メロディアスな面、AORな面を少し織り込んで、ポップなハードロックに仕上がっています。爽快感が溢れ、ハードロックな面もしっかりとベースにあって、意外と印象に残る好盤です。この盤も全米118位と振るいませんでしたが、米国ハードロックの好盤だと思います。再評価が望まれますね。

この『Jump On It』、ジャケットがとっても印象的(笑)。デザインは、かのヒプノシスが担当しているんですが、女性の股間をアップにした写真を使用したもの。このジャケット見たさに、様々な友人達が映研の部室に来たもんです。

モントローズ。米国ではもしかしたらマイナーな存在かもしれませんが、日本では米国ハードロックの祖として、70年代ロック者を中心に「レジェンドなバンド」のひとつとして評価されています。日本人のロックの耳もなかなかなものだと、ちょっと胸を張れる「モントローズ」です。

 
 

震災から5年7ヶ月。決して忘れない。まだ5年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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2016年7月30日 (土曜日)

Led Zeppelinの最強ライブ盤

週末は「ジャズの合間の耳休め」。今日は1970年代ロックの話題を。
  
あの『BBC SESSIONS』が、ジミー・ペイジ監修による最新リマスターに、8曲の未発表音源をボーナス・ディスクに収録した、CD3枚組の完全版『THE COMPLETE BBC SESSIONS』として登場!、との報が流れた。

1970年代のロックの中で、一番好きなバンド名を挙げろ、と言われたら「Led Zeppelin(略称Zep)」の名を挙げる。それほど、僕の1970年代ロックのアイドルであった。部屋の天井に等身大のポスターを貼って、夜な夜な寝る時に眺めていた位である(笑)。この完全版『THE COMPLETE BBC SESSIONS』リリースの報を受けた、フッとZepのライブ盤を聴きたくなった。

Led Zeppelin『The Song Remains the Same』(写真)。1970年代当時、僕達、リアルタイムにZepを体験した世代にとって、Zepのライブ盤は唯一これしか無かった。邦題は『永遠の詩 (狂熱のライヴ)』。1976年10月22日発売。今でも覚えている。当時、高校三年生。受験勉強真っ只中な頃なのに、予約しておいて発売日当日に買いに走った(笑)。

元々は、1973年7月27日から29日にかけて、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで録音されたものを編集ものである。このアルバム収録曲は3日間の各テイクを活用して緻密な編集が行なわれているが、オーバー・ダビングはほとんど行なわれていないことが判明している(Wikipediaより)。LP時代の収録曲は以下の通り。僕達、リアルタイムにZep体験した世代にとって、この収録曲、この収録順が一番味わい深い。

A面 
1. ロックン・ロール - Rock and Roll  
2. 祭典の日 - Celebration Day
3. 永遠の詩 - The Song Remains the Same
4. レイン・ソング - The Rain Song
B面
1. 幻惑されて - Dazed And Confused
C面
1. ノー・クォーター - No Quarter  
2. 天国への階段 - Stairway to Heaven
D面
1. モビー・ディック - Moby Dick  
2. 胸いっぱいの愛を - Whole Lotta Love
 
 
 Songremains_lp_us_front

 
とりわけ、LPのA面の4曲の流れは筆舌に尽くしがたい。何度繰り返し聴いたかしれない。そして、全編に渡って聴き込むに従って、やはり、ジミー・ペイジのエレギは「三大ロックギタリスト」の称号に相応しい素晴らしさであることを再認識する。とにかく、ペイジのリフが素晴らしい。圧倒的な「リフの帝王」である。これほど、格好良くて印象的なリフを叩き出せるギタリストは他にいない。

そして、改めてやっぱりこの人がZepの要なんだな〜、と再認識するのが、ジョン・ポール・ジョーンズ(愛称ジョンジー)のベース。CDになってリマスターされて、ジョンジーのベースラインが聴き取り易くなったお陰なんだが、ジョンジーのベースの音、ベースのラインは凄い。当時の他のロック・ベーシストと比較して、そのテクニックは抜きん出ている。当時は明らかに「過小評価」されていたことを改めて感じる。

キーの下がったロバート・プラントのボーカルと少し元気の無い感じのジョン・ボーナムのドラミングが気がかりではあるが、もともとこのライブ盤は、Zepのコンサート映画『レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ』のサウンドトラックであることを考えると、仕方の無いことではある。それよりもライブのプラントの歌声、ボンゾのドラミングが聴ける喜びの方が大きかった。

やっぱりZepは最強のロック・バンドだと思った。何と言っても、いろいろと課題はあれど、サウンドトラックでありながら、このライブ盤でのZepのパフォーマンスは圧倒的だった。

2007年、未発表であった曲を追加収録し、さらにリミキシングとリマスターを施したリイシュー盤(日本版では『最強盤』とタイトルが追加されている)がリリースされた。しかし、僕達、リアルタイムにZep体験した世代にとって、LP時代のオリジナルな収録曲、収録順が一番、味わい深く聴き応えがある。やはりリアルタイムで経験したが故であろう。

 
  

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2016年7月24日 (日曜日)

プリンスは隅に置けない存在

ちょっと栃木路の山奥を彷徨っていて、昨日はブログはお休みしました。北関東は梅雨寒な日々で、山背の影響をもろに受けて、5月下旬辺りの陽気。涼しいというより「寒い」状況で、夜などは、毛布を引きずり出して、思いっきりくるまって寝ました。

今日の昼過ぎに千葉県北西部地方に帰り着いて、週末の我が「ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ」は「ジャズの合間の耳休め」。今日は1980年代以降のロックの中から「プリンス」を選択。

さて、生前のマイルス・デイヴィスがたいそう評価していた若手ロック・ミュージシャンが「プリンス(Prince)」。1982年の頃だったか、彼が自らのバックバンドを「ザ・レヴォリューション」と名付けた頃、僕はプリンスを意識した。

それまでに無いロック。音のイメージがブルージーであり、ブラコンであり、ジャジーであり、ロックである。黒人が発展させてきたR&Bを基本とする音作りに、ハウスやユーロの味付けを加味しつつ、他の黒人主導で発展してきたジャンル、例えばジャズやブルースの音を融合させる、そんなプリンスの音は斬新だった。

そんなプリンスのアルバムはどれもが優秀であり、唯一無二である。しかし、そんなプリンスのアルバムの中で、僕が今もって感慨深く聴き直すことの出来るアルバムが、1984年リリースの『Purple Rain』(写真左)と、1987年リリースの『Sign o' the Times』(写真右)。
 

Prince

 
『Purple Rain』は、プリンスが主演の同名映画のサウンドトラックであるが、一枚のオリジナル・アルバムとして捉えても、全く遜色ないサウンドトラックで、僕は、プリンスが主演の同名映画の存在を全く知らず、このアルバムは純粋に「オリジナル・アルバム」として聴いて「感動した」。

展開のスケールが大きく、音の広がりが尋常では無い。その音世界は「ブルージーであり、ブラコンであり、ジャジーであり、ロック」。加えて、その頃のロックの音の流行となりつつあった、ハウスやユーロの味付けも底に漂わせつつ、グルーブを強調する音作りりは独特であり個性的。

そして、その音世界のピークを捉えたアルバムが『Sign o' the Times』。プリンス通算9作目の2枚組み超大作。このアルバムは何と表現して良いのか、プリンスの才能が飽和状態になって成熟しきって、もう次の瞬間、朽ち果てていってしまいそうな、そんな成熟したが故に危うさも秘めた大傑作アルバムである。

時代を越える音作りとは言い切れないところはあるが、明らかにプリンスの個性が超越している。唯一無二、誰にも真似されない、フォロワーを一切生まない独特の個性。そんな独特の個性がこのアルバムに詰まっている。その感覚は「プログレ的」ですらある。

プリンスは、今年2016年4月21日に他界した。享年57歳。早すぎる死であった。僕にとって彼は「隅に置けない存在」だった。彼は1958年生まれ。実は僕と同じ歳、同級生になる。同い年の死は辛い。とても辛い。冥福を祈るだけである。僕はこの2枚のアルバムを聴きながら、冥福を祈るだけである。

 
 

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2016年7月 9日 (土曜日)

理知的なロック小僧である証

週末は「ジャズの合間の耳休め」。今日は、今を去ること40年ほど前、インテリな高校生を中心に人気のあった英国ロック・バンドについて語りましょう。

当時のこのバンドの紹介文句がこれ。「結成は1969年。1970年にバンド名と同タイトルのアルバムによってデビューし、翌年のメロディ・メーカー誌のブライテスト・ホープ部門にてNo.1に選出された、期待のツイン・ギター・バンド」。

そのバンド名は「Wishbone Ash(ウィッシュボーン・アッシュ)」。当初メンバーは、Andy Powell, Ted Turner (g), Martin Turner (b), Steve Upton (ds)。パウエルとターナーの双頭リード・ギター、いわゆる「ツイン・リード・ギター」が特徴のバンド。

このツイン・ギターは、プログレッシヴ・ロックやフォーク、クラシックに強い影響を受けており、ブルースに影響を受けていた当時の他のギター・バンドとは一線を画していた。ここがポイントで、僕の高校時代、このウィッシュボーン・アッシュは、ディープ・パープルやグランド・ファンク・レイルロード命のロック野郎とは違った、勉強の出来るインテリなロック野郎の御用達バンドだった。

僕もこの「プログレやフォーク、クラシックに強い影響を受けたツイン・ギター」が殊の外お気に入りで、このツイン・ギターの特徴が良く出たアルバム、特にこの2枚が大のお気に入りで、最近になっても良く聴く。

Wishbone Ash『Argus(百眼の巨人アーガス)』と『There's the Rub(永遠の不安)』。括弧内は邦題になる。『百眼の巨人アーガス』は1972年、『永遠の不安』は1974年のリリースになる。但し『永遠の不安』については、ツイン・ギターの初期メンバー、テッド・ターナーがローリー・ワイズフィールドに代わっている。しかし、その音楽性については全く変化していない。この2枚のアルバムでのツイン・ギターは素晴らしいの一言。
 

Wishbone_ash

 
『百眼の巨人アーガス』は『ロック名盤』なる本に必ずといってその名前が挙がる、ウィッシュボーン・アッシュの代表作。とりわけ「Blowin' Free」「The King Will Come」「Warrior(戦士)」「Throw Down the Sword(剣を棄てろ)」でのツイン・ギターは筆舌に尽くしがたい素晴らしさ。

結果的に「コンセプチュアルなアルバム」に仕上がったらしいが、幻想的で神話的な物語性を暗示するの曲のタイトル、各楽曲の演奏が物語性を秘めたドラマティックな展開と併せて『百眼の巨人アーガス』の最大の魅力が、アルバム全体に漂う神話的な物語性にあることは間違い無い。ここが堪らなく良いのだ。加えて、ヒプノシスのジャケットも幻想的で申し分無い。

『永遠の不安』は、テッド・ターナーがローリー・ワイズフィールドに代わった後の作品だが、このアルバムでのツイン・ギターのパフォーマンスも素晴らしい。ビル・シムジックによるプロデュース。このアルバム以降、米国市場を意識した音作りに転換を始めたとされるが、このアルバムではまだ、従来のウィッシュボーン・アッシュの音世界がしっかりと維持されている。それでも、米国フォーク・ロックの香りが仄かに漂うところがご愛嬌。

しかし、英国ロックの「夕暮れ時の黄金色の哀愁」をしっかりと引き摺った「Persephone(永遠の女神)」はシングル・カットされヒット。そして、ラストの2曲「Lady Jay」と「F.U.B.B.」のツイン・ギターについては素晴らしいの一言。特に10分弱の長尺の大曲「F.U.B.B.」のインスト・パートの展開の素晴らしさは今の耳にもポジティブに響く。このアルバムもヒプノシスのジャケットが印象的。

今を去ること40年ほど前、このウィッシュボーン・アッシュを聴き親しんでいることが、理知的で通なロック小僧である証だった。特に『百眼の巨人アーガス』と『ライブ・デイト』は必須アイテムで、この2枚のアルバムをLPとして所有していることが重要とされた。僕達の高校時代の「長閑なエピソード」の一つである。

 
 

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2016年6月25日 (土曜日)

ジャズの合間のハードなエレギ

ジャズをずっと聴いていて、ちょっと「耳休め」したくなる時がある。そう言う時はキッパリとジャズと別れる。そして、大体は70年代ロックが70年代Jポップのアルバムに走ることがほとんど。しかも、メリハリのあるハッキリとしたロックやJポップが良い。

高校時代からハードなエレギの好盤として聴き親しんでいるアルバムが何枚かある。ジャズの合間の耳休めに最適。大学時代、ジャズを聴き始めて以降、ジャズに聴き疲れた耳を、度々このエレギ盤でリセットしてきた。そのエレギ盤の主とは「ロビン・トロワー(Robin Trower)」。

ロビン・トロワーとは、1945年生まれの英国のブルースロック・ギタリスト。最初のキャリアは、プロコル・ハルムのギタリストであったが、ジミー・ヘンドリックスに出会って以降、「ジミヘン・フォロワー」となった。 

確かに聴けば判るが、トロワーのスタイルは明らかに「ジミヘン」である。しかし、本家ジミヘンのギター・プレイより、シンプルで判り易いところが個性。しかし、トロワーは日本での人気は全くイマイチ。僕はたまたま、高校時代、映画研究部の先代部長Nさんが持ち込んだ、このアルバムによってトロワーを知った。

そのアルバムとは、Robin Trower『For Earth Below』(写真左)。邦題『遥かなる大地』。1975年のリリースになる。この現代絵画的なジャケット・デザインが印象的。アメリカでの人気(全米チャート5位、ゴールド・ディスク獲得)のみならず、本国イギリスでもチャートインした人気盤。
 

Robin_trower

 
明らかにエレギは「ジミヘン・フォロワー」の音がベースだが、ブルース色とファンクネスが色濃く、かつ「端正な凶暴性」が加わる。このエレギの音は、もうトロワーの個性と言っても良いだろう。ジミヘンのフォロワーからスタートして、この3作目のソロ盤にてトロワーは個性を確立した。

そして、この『遥かなる大地』との出会いでロビン・トロワーを知った後、このライブ盤に出会う。『Robin Trower Live!』(写真右)である。1976年のリリース。このライブ盤は、そんなロビン・トロワーのエレギの全てを伝えてくれる好盤である。週六時間は40分そこそこなのだが、このライブ音源に詰まっているエレギの音と迫力は凄い。

もともとはスウェーデンのラジオ番組用に収録された音源らしいが、このライブ音源は音も良く、演奏自体の迫力をダイレクトに伝えてくれる。迫力抜群。このライブ音源のエレギの音を聴くと、確かにジミヘンのフォロワーの音なんだが、それに加えて、トロワーならではの個性が輝いている。

70年代ロックのハードなエレギ好きのマニアの方々なら絶対に気に入る。ジミヘンのフォロワーからスタートして、ブルース色とファンクネス芳しく、ワウワウ・ペダルなど、アナログチックなアタッチメントによる音色が個性的で、アドリブ・フレーズがシンプルで判り易い。ネットでもロック・エレギのマニアの方々には評判の高いライブ盤です。

この2枚のトロワーのアルバムって、ロック・エレギの好盤として、もっと評価されて然るべき内容だと思います。とにかく、トロワーって日本での人気はイマイチ、というか、日本での認知度がかなり低いですからね。でも、我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、ジャズの合間の耳休め盤として今でも大活躍。

 
 

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2016年5月11日 (水曜日)

ボウイの『Ziggy Stardust』

2016年に入って早々、1月10日、衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。「デヴィッド・ボウイ、18か月の闘病の末、肝ガンにより死去」。あの「グラム・ロックのヒーロー」デヴィッド・ボウイがあの世に旅立った。ショックである。

デヴィッド・ボウイの音に出会ったのは高校時代。1974年の冬になる。映研の先代部長Nさんが部室に持ち込んだ一枚のアルバム。このアルバムの内容が当時、プログレ小僧だった僕の耳に衝撃的に響いた。これって何?

David Bowie『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mar』(写真左)。邦題『ジギー・スターダスト』。1972年リリースのボウイの名作中の名作である。

タイトルについては「ジギー・スターダスト&ザ・スパイダーズ・フロム・マーズの栄枯盛衰」が日本語訳としては適切とされる。しかし、発売当時は「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」という訳の判らん直訳な邦題で僕達を混乱させた(笑)。ただ、この訳の判らん直訳な邦題の方が、この盤を聴いたイメージとピッタリだったのが面白い。

Wikipediaを紐解くと「自らが異星からやってきた架空のスーパースター「ジギー」となり、ロック・スターとしての成功からその没落までを描く物語を、アルバムに収録された曲で構成している作品である」とされる。完璧なコンセプトアルバムである。そういう意味では、このアルバムはグラム・ロックと言うよりは、プログレッシブ・ロックとした方が座りが良い。

さて、僕がデヴィッド・ボウイの音に出会ったのは1974年。「グラム・ロックのヒーロー」とは言え、日本ではポピュラーな存在では無かった。一部のマニアックなロック小僧に受けてはいたが、皆が皆、ボウイを聴いていたのでは無い。逆にボウイを聴いている、ボウイは良い、とすると「変人」のレッテルを貼られる始末(笑)。
 

Ziggy_stardust

 
この完璧なコンセプトアルバムの素晴らしさは、雑誌でネットで語り尽くされているので、ここでは書かない。ただ一言「聴くべし」である。恐らく、2度と再現出来ないであろう、奇跡の様な素晴らしい音が響きが、このアルバムにぎっしりと詰まっている。

映研の先代部長Nさんと僕との間では、このデヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』は絶対的存在だった。映研の他の部員はボウイを特別視することは無かった。しかし、先代部長と僕は違った。この『ジギー・スターダスト』のコンセプトは、一応、映画の監督を担う「インテリな夢想家」にとって好奇心と自尊心を限りなく擽る、マニアックなものなのだ。

寒い映研の部室の中で、基本的に他の部員がいない時に二人でひっそりと聴いた。その「ひっそり」と聴くシチュエーションが、このボウイのアルバムにピッタリなのだ。知る人ぞ知る、マニアだけがその美しい音世界に浸ることが出来る、特別な存在。それがデヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』だった。

ボウイがこの世を去って4ヶ月。ようやく落ち着いてこのアルバムを聴くことが出来るまでに「心が落ち着いた」。今、このアルバムの音に耳を傾けてみると、やはり、このアルバムは奇跡の塊である。どうやってこの音が出したのか、どうやってこの曲を作ったのか、全くもって理解出来ない。その音その響きの全てが「プログレッシブ」であり「イノベーション」である。

しかしまあ、ジャケット・デザインも格好良く、このアルバムは何から何まで「名盤」である。ロックがアートとして成立している好例のひとつ。ボウイの冥福を改めて祈りたい。

 
 

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2016年1月11日 (月曜日)

ボブ・ディランを聴き直す。

1970年代、高校生だった僕は、ボブ・ディランが理解できなかった。しわがれ声でフレーズを崩して唄うスタイル、当時の最新の楽器とは異なる、トラディショナルな響きが中心のサウンド。アコースティック・ギターを活用したフォーキーな展開。いずれも、高校生の僕にはディランの「意義」、そしてディランの「価値」が理解出来なかった。

大学時代には、ディランは、1970年代の終わりから80年代にかけてキリスト教に傾倒、そのアルバムにリアルタイムに遭遇し、宗教に連携したロックなんて、ということで意識的に敬遠した。で、それ以降、21世紀に至るまで、ボブ・ディランを聴き直すことは無かった。

しかし、2012年、自ら生命の危機に遭遇して以来、1970年代ロックをマニアックに聴き楽しんで来たが、ロックを聴いてきた以上、その源のひとつと目されるディランを避けているのはいかがなのもか、と思い出した。

そんなところに、2013年11月、『Bob Dylan : Complete Columbia Albums Collection』(写真)が発売された。ディランのスタジオアルバム35作、ライヴ盤6作の41タイトルが、一気に収録された優れものボックスセットである。このボックスセットのリリースを機会に、ディランをちゃんと聴き直すことにした。

特に今年はその聴き直しの総決算の年。昨年1年で、このボックスセットを中心にちょくちょく聴き直しをしてきて、コレクションの課題であった「The Bootleg Series」もほぼコンプリートできて、いよいよ今年はディランの聴き直しに決着をつける年となったのである(笑)。
 

Bob_dylan_the_complete_box

 
昨年の聴き直しで、ディランの先取性と革新性については十分に追体験出来た。ある音楽評論家が「昨日今日聞いた奴にディランの良さがわかってたまるか!」と言ったとか。確かに、ディランのアルバムの何枚かをつまみ食いして、その真髄を理解出来るものでは無いのは理解出来る。

しかし、長年、1960年代から80年代のロックを聴き親しんできた方々であれば、時代背景を振り返り、確認しつつ、ディランのアルバムの全てを聴き直していけば、十分にディランは理解できる。
 
初めて聴く方々は、ガイドブック等で解説にて、それぞれのアルバムの位置づけ、内容を予習しつつ聴き進めていけば、ディランの大凡を感じることが出来るのでは無いだろうか。

今年のディランの「聴き直し総決算」のコメントについては、Twitterをベースに、不定期に都度、その印象をアップしていこうと思います。Twitterでは、名称「松和のマスター」でつぶやいています。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さればヒットすると思います。

さあ、いよいよ、長年の懸案であった「ディランの聴き直し」、いよいよ総決算の年です。今年を境に、やっと及ばずながら、ディランについて、なんとか語れるようになるかな。今まではディランについては後ろめたさのような感覚が付きまとってきたので、ようやく晴れ晴れとした気持ちになれそうです(笑)。

 
 

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2015年9月17日 (木曜日)

マイルスと「ジミヘン」

エレクトリック・マイルスを楽しむ上で、ジャズ以外のミュージシャンとの連携、交流の変遷を知ることは必須のアイテムである。マイルスは、ロックやソウルやR&Bの優れたミュージシャンとの交流によって、エレ・マイルスの音世界を充実させていったのだ。

そんなジャズ以外のミュージシャンとの連携の中で、今回は「ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)」を採り上げる。

ジミ・ヘンドリックスは、米国出身のギタリスト。ロックミュージックのパイオニアの一人。1966年に渡英。米国のルーツ・ミュージックのひとつであるブルースをベースにした、斬新なギター・サウンド、超絶技巧な演奏技術、圧倒的なインプロヴィゼーションにより、一般の音楽ファンはもちろんプロのミュージシャン達にも大きな衝撃を与えた。

マイルスは、この「ジミヘン」の音楽性に着目。もう少しで共演するところまで行ったらしい。しかし、共演するその日を待つ間に、ジミヘンは謎の死を遂げる。オーバードーズによる窒息死により、マイルスとの共演は幻に終わる。

しかし、マイルスは自らのバンドのギタリストに「ジミの様に弾け」とよく指示したらしい。確かに、ジャズのサイドからすると、8ビートのジャジーでスインギーなリズム&ビートをひねり出すのは意外と難しく、ロックのリズム&ビートを参考にした方がその展開は早い。

しかも、ロックのエレクトリック楽器が持つ「暴力性・扇動性・強靱性」はジャズの音世界には無いもの。マイルスはこのロックのエレクトリック楽器の持つ「暴力性・扇動性・強靱性」が欲しかったのだろう。
 

Jimi_hendrix_axis_bold_as_love

 
ジャズがロックに相対するには「音によるメッセージ力」を得ることが必要である。マイルスは、このロックの持つ「音によるメッセージ力」が欲しかったのだろう。ジャズに無くて、大衆を惹き込むロックにあるもの。

Jimi Hendrix『Axis : Bold As Love』(写真左)を聴く。ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1967年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。メロディアスな楽曲がズラリ並び、聴いていて楽しいジミヘンの音世界である。

聴いて改めて感じるのだが、やはり、斬新なギター・サウンド、超絶技巧な演奏技術、圧倒的なインプロヴィゼーションは卓越している。今の耳で聴いても、これだけアグレッシブでプログレッシブなエレギ・サウンドは、なかなか耳に出来ない。この斬新なギター・サウンドが、1967年、今から50年位前に創造された音とはとても思えない。

このアルバムの収録曲の中で、2曲目の「空より高く - Up from the Skies」、6曲目の「リトル・ウィング - Little Wing」などは、マイルスの盟友、レジェンドなアレンジャー&キーボード奏者、ギル・エバンスが採用し、エレクトリック・ビッグ・バンドの定番曲として好んで演奏している。もともとジミヘンの曲はブルースを基調とした曲が多く、確かにジャズにアレンジし易い。成る程なあ、と感じ入る。

アラウンド・マイルス、マイルスの周辺。ジミ・ヘンドリックスのギターと、そのギターが紡ぎ出すリズム&ビートと「暴力性・扇動性・強調性」はマイルスに多大な影響を与え、マイルスはそんなジミヘンの音の要素を自家薬籠中のものとして、エレ・マイルスとして昇華させた。マイルスの音の「懐の深さ」を垣間見る様なエピソードである。

 
 

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2015年7月25日 (土曜日)

米国ルーツ・ロックの基本盤

ジャズの合間の耳休め。今日は70年代ロックに走る。70年代ロックはいろいろと幅広いジャンルに及ぶところが特徴ではあるんだが、僕は特に「米国ルーツ・ロック」がお気に入りである。

一般的にはルーツ・ミュージックと呼ばれることが多くなった、いわゆるロックを形成する上で基礎となった米国のルーツ音楽(アメリカ黒人のブルース、ゴスペル、初期のジャズ、アメリカ白人のフォーク、カントリー)をベースとしたロックを僕は「米国ルーツ・ロック」と呼んでいる。1970年代前半は「スワンプ・ロック」と呼ばれた。

例えば、ロック・バンドの中で僕が敬愛して止まない「ザ・バンド」などはこのジャンルの最高峰のひとつと位置づけている。音的には1970年代前半、米国西海岸で活躍したCCR(Creedence Clearwater Revival)などもこの米国ルーツ・ロックに属する。そして、今日、聴いたレオン・ラッセル(Leon Russell)も、この米国ルーツ・ロックの範疇だ。

その米国ルーツ・ロックとしてのレオン・ラッセルの音世界を体験するには、やはりデビュー盤の『Leon Russell』(写真左)が最適だろう。1970年のリリース。米国ルーツ・ロックの基本コレクションの一枚である。

パーソネルを見渡せば、Mick Jagger、George Harrison、Ringo Starr、Eric Clapton、Steve Winwood、Joe Cocker など、ロック界のレジェンドとなった大御所の名前がズラリとならんでおり、当時の英国ロック・ミュージシャンのスワンプ・ロックへの傾倒度合いが見て取れる。

冒頭の「A Song for You」は米国ルーツ・ロックというよりは、とにかく曲が素晴らしい。名曲中の名曲。レオン・ラッセルのコンポーザーとしての力量の高さを指し示すものであり、音の雰囲気はルーツ・ロックというよりは、上質のロック・バラードという趣が強い。
 

Leon_russell

 
米国ルーツ・ロックの雰囲気を堪能するには2曲目「Dixie Lullaby」以降が良い。2曲目の「Dixie Lullaby」のタイトルからして、米国ルーツ音楽の雰囲気が色濃く漂う。良い感じですよ〜。これぞ米国ルーツ・ロック、これぞスワンプという演奏がズラリと並んでいます。

レオン・ラッセルのボーカルが堪らないですね。アクの強い節回しと野太い歌声は米国ルーツ・ロックにピッタリです。僕がこのアルバムに出会ったのは1979年。バック・バンドが奏でる米国南部ルーツ・ロックの芳醇な雰囲気にこのダミ声。「やられました」。

リイシューCDでは5曲のボートラが追加されて、全17曲というボリュームになっていますが、LP時代のオリジナルは12曲。アルバムを愛でるというレベルでは、リュイシューCDのボートラ5曲はちょっと冗長に感じます。

特に、ロックのアルバムは曲の選択、曲順について良く考慮されていて、オリジナル盤に勝るものは無し、と思っていますので、ボートラはちょっと蛇足かと。

なお、ラストの「戦争の親玉」はLPのファースト・プレスのみに収録されていたトラックです。アメリカの国歌にボブ・ディランの歌詞を当てたもので、当時、当局から思いっきりクレームが付いた「曰く付き」の曲。

LPのセカンド・プレスからはオミットされていたのですが、CDでのリイシューに当たり、ファースト・プレスの仕様を復活したものです。こういうCDリイシューの対応は好ましいですね。

 
 

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2015年2月22日 (日曜日)

「ロックの原点」的な名盤・1

37年ぶりに、このアルバムを聴いた。そのアルバムとは『The Velvet Underground & Nico』(写真左)。1966年に録音されたロックの名盤である。

しかし、リリース当時は商業的成功には恵まれなかったが、「このアルバムは売れなかったが、聞いたやつはみんなミュージシャンになった」という、リーダー格のルー・リードの名言が、このアルバムの名盤度合いを物語っている。

ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド (The Velvet Underground) は、1964年に結成されたアメリカのロックバンド。ヴェルヴェッツという略称で呼ばれることもある。このロックバンドが創造したこのアルバムは、ロックの名盤中の名盤である。

僅か4日間、予算3,000ドル未満で制作されたアルバムだが、このアルバムの内容は「ロックの原点」として傾聴に値する。まあ、ロックもジャズもアルバムの内容は、別に予算などに左右されることはないのだ。加えて、作成期間の短長にも左右されない。

このアルバムの優秀性は、ロックとして演奏はシンプル、リズム&ビートはタイトで躍動的、各楽器のテクニックはそこそこ優秀ではあるが、テクニックよりもエモーショナルなソロが印象的。ロックのバンド演奏とはかくあるべし、と心から思わせる、シンプルでダイレクトにイメージが伝わる演奏がとにかく素晴らしい。

歌詞の世界も良い。ロックしている。退廃的だとかエグいとか言われるが、僕はそうは思わない。実にロックらしい歌詞だと思っている。品行方正な歌詞が良いとも思わないし、好きだ惚れた腫れたというラヴ・ソングな歌詞がロックらしいとも思わない。エモーショナルでダイレクトにイメージが伝わるところが大切だろう。
 

The_velvet_underground_nico

 
37年ぶりに、このアルバム『The Velvet Underground & Nico』を聴いて、やはりこのアルバムは「ロックの原点」的なアルバムだったんだなあと再認識。ビートルズの『Revolver』が1966年、ローリング・ストーンズの『Aftermath』が1966年、ビーチ・ボーイズの『Pet Sounds』が1966年。そして、この『The Velvet Underground & Nico』が1966年。

この1966年〜1967年のロック名盤が、振り返れば「ロックの原点」的な名盤だったのだろうと思う。その後、サイケデリック、フラワー・ムーブメントを経て、1970年代前半には商業ロックへと姿を変え、最後は,1970年代後半のパンク・ムーブメントで、ロックは終焉を迎えた、と僕は思っている。

ロックとはなんだったのか、という声が聞こえるが、まずは、この「ロックの原点」的な歴史的名盤を聴いて感じることが一番だろう。そして、この『The Velvet Underground & Nico』は、そんな「ロックの原点」的な歴史的名盤の一枚として、その存在感は薄れることは無い。

最後に余談になるが、アルバム・ジャケットはアンディ・ウォーホルの手なるデザイン。バナナの絵がど真ん中に陣取っており、そんなバナナの絵の印象から「バナナ・アルバム」とも呼ばれる。

このバナナの絵の端には「Peel Slowly and See(ゆっくりはがして、見ろ)」と書かれている。LP時代の初期の盤では、このバナナの絵はバナナのステッカーで、このバナナのステッカーを剥がすととバナナの果肉の絵が出てくる、という実に凝ったアートなものだった。

そして、このアルバムの内容自体も、今の耳にも音は全く古びていない。単純に格好良い、シンプルなロックである。リリース当時はロックが最先端をいくアートの時代。今でも「ロックはアートであるべし」という要請に確実に応えているアルバムである。

 
 

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