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2024年3月25日 (月曜日)

聴かせる Jimmy Smith Trio + LD

1950年代から1960年代のブルーノート・レーベルは、プロデュースが大変優れていると感じる。セッションのジャズマンのブッキングなど、その対象となるリーダー作が、どの様な「志向」の演奏内容にするかによって、メンバーを厳選している。そして、その演奏の「志向」に則った演奏を実現する。このブルーノートの優れたプロデュースが数々の名盤を生み出している。

『Jimmy Smith Trio + LD』(写真左)。1957年7月4日の録音。ちなみにパーソネルは、Jimmy Smith (org), Lou Donaldson (as, tracks 1–2, 4, 6), Eddie McFadden (g), Donald Bailey (ds)。当時の売れっ子オルガニスト、ジミー・スミスのトリオに、アルト・サックスのベテラン職人、ルー・ドナルドソン(以降「ルーさん」)がフロント管として客演する格好のカルテット編成。

録音時点で、ジミー・スミスは29歳、ルーさんは31歳。両人とも実績十分の中堅ジャズマン。どちらも職人気質のジャズマンでプライドも高く、自分が一番前に出たがる。いわゆる「一国一城の主」タイプで、同じレベルのジャズマン同士、対等な立場での共演は好まないタイプなんだが、この盤では一期一会の共演が実現している。

スミス、ルーさん、どちらも前に出たがるタイプみたいなんだが、この盤では「前へ出たがり」同士がぶつかることなく、お互いの音をしっかり聴きながらの、心地良いテンポ、雰囲気のインタープレイが展開されている。ジェントルなトーンで、流麗でファンキーな、とても聴き心地の良いオルガン・ジャズを展開している。
 

Jimmy-smith-trio-ld

 
スミスのオルガンは、特徴である「切れ味の良い攻撃的な」オルガンを封印、ルーさんのアルト・サックスのバッキングに徹している。自分のソロの番になっても、オルガンのボリュームを上げて、ガンガンに弾きまくることはない。あくまで、ジェントルなトーンで、流麗でファンキーな、とても聴き心地の良いオルガンを弾き進める。

ルーさんのアルト・サックスは、お得意の熱量の高いアグレッシブな「ビ・バップ」風の吹き回しは封印、スミスのオルガンのバッキングを損なうことなく、スミスのオルガンに歩調を合わせる様に、ジェントルなトーンで、流麗でファンキーな、とても聴き心地の良いアルト・サックスを吹き進める。

スミス、ルーさん共に、双方の一番の「持ち味」を封印し、グループサウンズ優先、底に小粋なファンクネスを忍ばせつつ、ムーディーで流麗なオルガン・ジャズを展開している。アレンジも優秀で、まるで、ウエストコースト・ジャズにおける上質のオルガン・ジャズの様な雰囲気。いわゆる「聴かせる」オルガン・ジャズとして、聴き手にしっかりアピールする。

しかし、この盤、録音当時は「お蔵入り」。当時のブルーノートお得意の「理由不明のお蔵入り」盤となっている。今でもなぜお蔵入りなのかが良く判らない。それでも、1985年、我が国においてのみ、発掘リリースされ、今ではサブスク・サイトでも鑑賞することが出来る。この盤、後の「イージーリスニングなソウル・ジャズ」としても愛聴することが出来る優れもの。発掘リリースされて良かった、と改めて思う、今日この頃である。
 
 

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2024年3月19日 (火曜日)

未知のジャズ好盤 『Collections』

アート・ペッパーは、僕のお気に入りのアルト・サックス奏者の一人。ジャズを本格的に聴き始めた頃、 『Art Pepper Meets The Rhythm Section』に出会って以来、長年、ずっと「お気に入り」。

最近、当ブログにアルバム評をアップしたリーダー作を、ディスコグラフィーに照らし合わせてチェック。今回、この盤で、ペッパー前期(麻薬禍で収監され活動を停止した時期以前)の盤をほぼ押さえることができた。

Red Norvo, Art Pepper, Joe Morello and Gerry Wiggins『Collections』(写真左)。1957年1月3日、ロスでの録音。Red Norvo (vib), Art Pepper (as,on tracks 2, 5, 7 & 10, ts on track 1), Howard Roberts (g), Gerry Wiggins (p), Ben Tucker (b), Joe Morello (ds)。パーソネルを見渡し、この盤の音を聴けば、基本的に米国西海岸ジャズである。

この盤は一般的には知られていない盤だと思う。が、昔のジャズ本を紐解くと、スイングジャーナル1974年4月臨時増刊『幻の名盤読本』に、この盤の紹介がある。ただし、デイヴ・ブルーベックの相棒、名ドラマーの「ジョー・モレロ」の初リーダー作として、である。

演奏を聴いていて、そうかなあ、と思う。この盤のセッションにはリーダーはいなかったのではないか。演奏者が平等にソロ・パフォーマンスのスペースを与えられていて、演奏の基本は西海岸ジャズ。しっかりアレンジされ、そのアレンジに則った演奏である。モレロのリーダーとしての「音の方向性」の指示の結果とは思えない。
 

Red-norvo-art-pepper-joe-morello-and-ger

 
レッド・ノーボのヴァイブ、ハワード・ロバーツのギター、ジェリー・ウィギンスのピアノ、ベン・タッカーのベース、ジョー・モレロのドラムのクインテットに、アート・ペッパーがサックスでフロント参加、収録全10曲中、5曲に参加するという構成。

クインテットのみの演奏についても溌剌とした、内容充実な西海岸ジャズであるが、5曲のペッパーの参加が、さらにこの盤の演奏内容を充実させている。それほどに、ペッパーのパフォーマンスは充実している。

1曲目のペッパーの自作曲「Tenor Blooz」では、ペッパーはテナー・サックスを吹いている。ペッパーがテナーを吹くのか、とも思うのだが、出てくるフレーズは明らかに「ペッパー節」。ただ、テナーの音程での「ペッパー節」はちょっとうるさく響いて、僕には「トゥー・マッチ」(笑)。張り切っているんでしょうが、ねえ。

しかし、本業のアルト・サックスに持ち替えた残りの参加4曲、「You're Driving Me Crazy」「Pepper Steak」「Yardbird Suite」「Straight Life」では、流麗でユニーク、聴き応えのある、素晴らしいアドリブ・フレーズを展開する。とりわけ、スタンダード曲でのパフォーマンスは秀逸。十八番の「Straight Life」は見事。

「イントロ」というマイナー・レーベルからのリリースで、典型的な西海岸ジャズのジャム・セッション盤だが、ペッパー参加が素晴らしいところから「幻の名盤」して、以前、注目されていた盤。ペッパーのディスコグラフィーにも、リーダー作の範疇に当盤のタイトルが上がっているものが多い。

今回、久々に見つけて聴き直してみたが、「名盤」というほどではないにしろ、内容充実の典型的な西海岸ジャズに、ペッパーのサックスが秀逸。「未知のジャズ好盤」として、鑑賞に十分耐える内容。楽しめました。
 
 

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2024年3月18日 (月曜日)

ドルフィーの本質 『Out There』

エリック・ドルフィーはアルト・サックス奏者。この人の吹くフレーズは、一聴すればすぐに「これは変だ」と感じるはずだ。この「これは変だ」は、ジャズ者初心者の方々のみならず、音楽を趣味で聴く人ならば感じるはず。それだけ、このドルフィーの吹くアルトは「並外れた」個性の塊である。

このドルフィーの「これは変だ」は、オーネット・コールマンの類の「変だ」では無い。オーネットは、従来ジャズの決め事の反対をやることによって、ジャズの中でやってはならないことをやることによって、「フリーなジャズ」として従来ジャズからの解放にチャレンジした。

しかし、ドルフィーは違う。ドルフィーにはちゃんとした「独自の法則や決め事」があって、その「独自の法則や決め事」に従って、調子を外したり、音程を上げ下げしたり、ドロドロとして旋律を展開しているのだ。伝統的な技法をきちんと押さえつつ、どこまで自由にアドリブ・フレーズを展開出来るのか。ドルフィーは、その一点に集中している。

Eric Dolphy 『Out There』(写真左)。1960年8月15日の録音。ちなみにパーソネルは、Eric Dolphy (as, fl, cl, bcl), Ron Carter (vc), George Duvivier (b), Louis Hayes (ds)。ドルフィー、2枚目のリーダー作。旋律楽器が全く無い、ピアノレスでドルフィーのワン・ホーンの変則カルテット。バックのリズム隊は、デュヴィヴィエのベースとロンのチェロ、ロイ・へインズのドラム。

この2枚目のリーダー作は「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取ったドルフィーを捉えた記録。「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」は、ドルフィー独自のモード・ジャズの解釈として捉えている。

ドルフィーのジャズは、常人に理解できる「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取った、ドルフィー独自のモード・ジャズの解釈に則ったジャズである。
 

Eric-dolphy-out-there

 
モード・ジャズが基本とは言え、マイルスのモード・ジャズの解釈とは「志向」が異なる。マイルスは、モードでより自由な即興演奏を可能にし、よりクールでヒップな「聴衆に訴求する演奏」を志向し実現したが、ドルフィーは、モード奏法の特徴を最大限に活用して、即興演奏の可能性を大きく広げ、それまでに無い即興フレーズを生み出すことを志向していた様に思う。

この盤では、そんなドルフィーの「モード奏法の特徴を最大限に活用して、即興演奏の可能性を大きく広げ、それまでに無い即興フレーズを生み出す」パフォーマンスが大きくクローズアップされている。旋律楽器が一つも無いこともそのドルフィーの「志向」に沿ったパーソネルだと理解している。

加えて、ドルフィー自ら、バスクラを吹き、フルートを吹くのも、そんなドルフィーの「志向」に則った、楽器による「即興演奏による自由度の獲得」なんだと思ったりする。事実、この盤では、ドルフィーは、バスクラについても、フルートについても、本業のアルト・サックスとは全く異なった即興演奏のアプローチと響きを獲得している。

この盤でのドルフィーは「前衛的」では全く無い。というか、元々ドルフィーは「前衛的」では無い。ドルフィーは、「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取って「モード奏法の特徴を最大限に活用して、即興演奏の可能性を大きく広げ、それまでに無い即興フレーズを生み出す」ことに注力している。

その成果が、今までに聴いたことの無い、調子を外したり、音程を上げ下げしたり、ドロドロとして旋律だったりするので「前衛的」と勘違いするだけなのだ。

今一度、「前衛的」の定義の一つを。「常人には理解し難い、過激さや難解さ、奇抜さなどがあるものを表現する際に用いられる」。これは、オーネットのフリー・ジャズ、コルトレーンのフリー・ジャズには当てはまるが、「伝統の範囲内」での「従来ジャズの法則や決め事」に乗っ取ったドルフィーには当てはまらない。
 
 

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2024年3月16日 (土曜日)

異色のドルフィーの 『Caribe』

アルト・サックスの早逝の鬼才、エリック・ドルフィーは独特のモード〜フリー〜アブストラクトなジャズが個性。どこから聴いても、ワン〜ツゥー・フレーズで「これはドルフィー」と判るほどの強烈な個性的ブロウ。そんなドルフィー、単独、もしくはコルトレーンとの共演は理解できるとして、ラテン・ジャズ系のアルバムにも手を染めているのが面白い。

The Latin Jazz Quintet + Eric Dolphy 『Caribe』(写真左)。1960年8月19日の録音。ちなみにパーソネルは、Eric Dolphy (as, fl b-cl), Juan Amalbert (congas), Gene Casey (p), Charlie Simons (vib), Bill Ellington (b), Manny Ramos (ds, timbales)。マルチリード奏者のドルフィーがプレステッジ・レーベルに残したラテン・ジャズ志向のアルバム。パーソネルを見渡せば、フロントがドルフィーのワン・ホーン。

独特のモード〜フリー〜アブストラクトなブロウが個性のドルフィーが、ラテン・ジャズをやる、なんて、どうも信じ難い話。日々の生活費に困って、レーベルの要請に乗って、やむなくやったのかなあ、なんて想像するのだが、実際にこの盤を聴いてみると、意外と真面目に、意外と喜々として、ラテンのリズムに乗って、アルト・サックスを吹き上げているのだから、ちょっと面食らう。
 

The-latin-jazzquinteteric-dolphycaribe

 
ラテン・ジャズ・クインテットにドルフィーが参加した形でのセッションだが、ドルフィーは基本的にノーマルな吹奏がメイン。ドルフィー単独のリーダー作では、ユニークに捻れ、フリーに飛び、モードに戻ったかと思えば、アブストラクトに展開する、という自由闊達な吹奏は極力抑えて、ラテンのリズム&ビートに乗った正統派アルト・サックスな吹奏は、不思議なことに、これはこれで良い感じ。

俗っぽくて大衆受けのする、ちょっと気恥ずかしくなるようなフレーズやリズムが満載のラテン・ジャズが多い中、正統派なアルト・サックスで、切れ味の良いブリリアントなアルト・サックスを吹き上げる傍ら、時々、思い出したように捻れフリーに飛び、モードに走ってアブストラクトに揺れる、先進的なドルフィーのフレーズが、ラテン・ジャズ志向の俗っぽさを払拭している。

ドルフィーが単独でフロントに立っているおかげで、通常のありきたりなラテン・ジャズになっていないところが良い。まあ、異色と言えば異色、ミスマッチといえばミスマッチなドルフィーのラテン・ジャズだが、あのプレスティッジ・レーベルの仕業ゆえ、ユニークな組み合わせで、いつもとは違った顔を見せるドルフィーが聴ける、ということで、前向きに捉え評価すべき企画盤だろう。基本的にノーマルな吹奏がメインのドルフィーが堪能出来る。
 
 

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2024年3月 4日 (月曜日)

マクリーンの優れた「寄せ集め」盤

メンバーの選定は「場当たり的」が多く、録音はリハ無しの「一発録り」。複数セッションからの寄せ集めでアルバムを作成する。録音日やセッションを無視して、プロデューサーの直感と好みだけで選曲する。当然、パーソネルはセッションごとに異なり、編成も異なることが多い。セッション共通のメンバーはリーダーのみ。よって、アルバム全体のトーンが変わることが多い。いかにも、プレスティッジ・レーベルらしい仕業である。

逆に、ブルーノート・レーベルは全くの「逆」。メンバーの選定は「録音の狙い」を事前に定めて、その狙いを実現出来るメンバーを招集する。リハはしっかり実施、リハにもギャラを払う。当然、録音された演奏レベルは高い。「録音の狙い」がはっきりしているので、プロデューサーの直感と好みで選曲することは無い。選曲の基準は「演奏の出来」。複数セッションからの選曲も「演奏の狙い」に合致した演奏を採用するので、アルバム全体のトーンが変わることが無い。

Jackie Mclean & Tina Brooks『Street Singer』(写真左)。1960年9月1日の録音。ちなみにパーソネルは、Tina Brooks (ts), Jackie McLean (as), Blue Mitchell (tp), Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。ブルーノート・レーベルからのリリース。

アルト・サックスのマクリーンとテナー・サックスのブルックスが共にリーダー、この二人とミッチェルのトランペットのフロント3管のセクステット編成。リズム隊はブルノートでは珍しい、ドリューのピアノ、チェンバースのベース、テイラーのドラム。

アルバムの収録曲全5曲を確認すると、4051番の Jackie Mclean『Jackie's Bag』 から3曲( "Appointment in Ghana", "A Ballad for Doll" and "Isle of Java")と、4052番の Tina Brooks『Back To The Tracks』から1曲("Street Singer")。そして、2曲の未発表曲("Melonae's Dance", "Medina")が加えられている。
 

Jackie-mclean-tina-brooksstreet-singer

 
この作品は、分散して収録されていた1960年9月1日のセッションから、選曲し直して1枚に再編集した、いわゆる「寄せ集め」盤。この盤はもともと、1980年に我が国で「キング世界初登場シリーズ」の中の一枚としてリリースされている(写真右)。キングレコードも、まるでプレスティッジの様な「暴挙」をしでかしていた、ということになる。

同じ日に、同じメンバーにより、リーダーの異なるセッションが行なわれ、その中から曲をチョイスしての「寄せ集め」盤だが、「録音の狙い」が同一だったようで、分散収録されていた演奏とアルバム未収録曲を一つにまとめ直しても、アルバム全体のトーンや流れ、内容に違和感は全く無い。さすがブルーノートである。キングレコードも事なきを得た。

さて、その内容であるが、ちょっとピッチの外れた独特のエモーショナルな吹奏のマクリーンと、哀愁感漂うストレートでシンプルでダンディズムあふれる吹奏のブルックスと、全く異なったキャラのサックス2管が絶好調。

このサックス2管は相性が良いようで、ユニゾン&ハーモニーにも、ソロの交換にも違和感が無い。しばらく、レギュラー・バンドとしてやり続けても良いくらいの内容の濃さ。

そこに、マイナーなファンクネス漂う、ブリリアントなミッチェルのトランペットが絡む。マクリーンのちょっとピッチの外れた音が哀愁感に繋がって、ブルックスのテナーの哀愁感、そして、このミッチェルのトランペットの哀愁感と相まって、相乗効果を醸し出し、アルバム全体に「上質の哀愁感」を漂わせている。この3管フロントは大成功。

リズム隊も良い。ケニー・ドリューのピアノがいつになく活発な「バップ・ピアノ」で弾きまくっている。チェンバースのベースはテクニカルで安定のビート。そして、テイラーの職人ドラムが柔軟でスインギーなドラミングでバンド全体を小粋に鼓舞する。溌剌として切れ味の良い、ポジティヴなリズム隊の音が強く印象に残る。

6人編成なので、それぞれのソロのスペースが限られるので、丁々発止とした、アグレッシヴなインタープレイは無いが、理路整然としっかりアレンジされ、しっかりリハを積んだであろう、端正で整った質の高いハードバップ演奏が繰り広げられる。
 
 

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2024年3月 3日 (日曜日)

マクリーンを愛でる「寄せ集め」盤

Jackie McLean『Strange Blues』(写真左)。1957年2月15日、7月12日、8月30日の3セッションからの寄せ集め。いかにも、プレスティッジ・レーベルらしい仕業である。当然、パーソネルはセッションごとに異なる。3セッション共通のメンバーは、リーダーのマクリーンだけ。

まず、1957年2月15日は、1曲目の「Strange Blues」のみ。ちなみにパーソネルは、Jackie McLean (as), Mal Waldron (p), Art Phipps (b), Art Taylor (ds)。このトラックは、マクリーンのアルト・サックスのみ、1管フロントのワンホーン・カルテット編成。バックのリズム隊に、マル・ウォルドロンのピアノ、アート・テイラーのドラムがいるので、この寄せ集め盤の中で、一番、演奏内容が充実している。

次の、1957年7月12日は、2曲目「Millie's Pad」、4曲目「Disciples Love Affair」、5曲目の「Not So Strange Blues」の3曲。ちなみにパーソネルは、Jackie McLean (as), Webster Young (tp), Ray Draper (tuba), Jon Mayer (p), Bill Salter (b), Larry Ritchie (ds)。マクリーンのアルト・サックス、ヤングのトランペット、ドレイパーのチューバの3管フロント。リズム隊は馴染みの無い名前が並ぶ。

この日のトラックが収録曲の半分以上を占めているが、リズム隊は馴染みの無い名前が並んで、健闘はしてるが、リズム&ビートは平板で単調。ドレイパーのチューバが拙いフレーズを吹き散らかして違和感満載。マクリーンのアルトの邪魔にはなっていないので辛抱できるが、このドレイパーは不要だろう。逆に、ウエブスター・ヤングのトランペットは溌剌とブリリアントなフレーズを吹き上げていてホッとする。マクリーンはリズム隊の良し悪しに関係なく、好調にアルト・サックスを吹きまくっている。

Jackie-mcleanstrange-blues

 
最後の、1957年8月30日は、3曲目の「What's New?」のみ。ちなみにパーソネルは、Jackie McLean (as), Gil Coggins (p), Paul Chambers (b), Louis Hayes (ds)。マクリーンのアルト・サックスのみ、1管フロントのワンホーン・カルテット編成。バックのリズム隊に、ポール・チェンバースのベース、ルイス・ヘイズのドラムがいるので、1曲目の「Strange Blues」に次いで、演奏内容が充実している。

ジャズ演奏の要である「リズム隊」の演奏レベルにばらつきがあるのと、ドレイパーのチューバの存在がこの盤の弱点。しかし、その弱点を補って余りあるのが、リーダーのマクリーンのアルト・サックスの素晴らしさ。収録曲全5曲、全てに渡って、マクリーンのアルト・サックスが好調。楽器自体がとても良く鳴っている。ちょっとピッチの外れた独特の吹奏で、アグレッシヴに流麗に魅力的なフレーズを紡ぎ上げていく。

3セッションからの気まぐれな寄せ集め曲、演奏メンバーの「場当たり」なチョイス、プレスティッジ・レーベルの悪いところが目立つ盤だが、マクリーンの素敵なブロウが、その「悪いところ」を覆い隠している。そう、この盤は、ジャキー・マクリーンの優れたアルト・サックスだけを愛でる盤。リズム隊が良いと、その優れたアルト・サックスがさらに輝きを増している。

ジャケも酷いもので、ジャズを聴き始めた「ジャズ者初心者」の方々は、この盤に触手が伸びることはないでしょう。というか、この盤、水準レベルを維持したまずまずのハードバップ盤で、マクリーンのアルト・サックスを愛でる、という点で、ジャズ者中級者向けのアルバムです。しかし、プレスティッジって、この程度の内容の音源でもアルバム化してしまうのですから、全くもって「困りもの」のレーベルです(笑)。
 
 

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2024年2月24日 (土曜日)

復活直後の『Live at Donte’s』

1960年代後半、薬物中毒者の為のリハビリテーション施設シナノンで過ごしたブランクの時期を境に、1970年代〜亡くなる1982年までの活動期間を「後半のペッパー」 とするが、このライヴ音源は「後半のペッパー」の予告編的な演奏内容が記録されている。

Art Pepper Quintet『Live at Donte's, 1968』(写真)。1968年11月24日、ハリウッド「Donte」でのライヴ音源。ちなみにパーソネルは、Art Pepper (as), Joe Romano (ts), Frank Strazzeri (p), Chuck Berghofer (b), Nick Ceroli (ds)。

このライヴ録音の時期は、ペッパーはシナノンを出て、バディ・リッチ楽団で演奏を始めたところ、脾臓破裂の大手術を受け生死を彷徨った後、そんなに時間が経っていない頃ではないかと思われる。

確かに、ペッパーの吹き回しは、ちょっと元気が無い。逆に、フロント管の相方、ジョー・ロマーノのテナー・サックスがやけに元気一杯で、自由奔放、豪快でアグレッシヴな吹き回しは五月蝿いくらい。

演奏途中でのフェードアウトや,若干の音の欠落等もあって、音源の完成度としては「イマイチ」だが、テープ音源でありながら、音質はそこそこのレベルを維持しているので、「後半のペッパー」の特徴である、力強いバップで流麗なフレーズと、ややフリーキーなアグレッシヴでエモーショナルなフレーズが混在する吹き回しが良く判る。
 

Art-pepper-quintetlive-at-dontes-1968

 
ややフリーキーなアグレッシヴでエモーショナルなフレーズは、明らかにコルトレーンの影響が明らかなんだが、意外とこなれていて、コルトレーンのコピーには陥っていない。既に、ペッパー流のアグレッシヴな吹き回しになっているところが流石だなあ、と感心するところ。

もともと、メロディアスに流麗に吹き回すテクニックについては、「前半のペッパー」の最大の特徴だったのだが、「後半のペッパー」では、前半の「メロディアス」の部分が「力強いバップ」な吹き回しになっている。

ただ「流麗」なところは変わらないので、「後半のペッパー」は突如、演奏スタイルを180度変えた訳ではない。テクニック優秀、流麗な吹き回しの部分は「前半のペッパー」と変わらない。

つまりは「前半のペッパー」は、米国ウエストコースト・ジャズの音世界でのペッパーのパフォーマンスで、「後半のペッパー」は、コルトレーン後の、1970年代のモード・ジャズの音世界でのペッパーのパフォーマンスだった、ということで、「前半のペッパー」と「後半のペッパー」との優劣をつけることはナンセンス。どちらもペッパーで、どちらも僕からすると優れたペッパーである。

演奏曲はスタンダード曲がメインだが、このスタンダード曲についても、ペッパー流のアグレッシヴな吹き回しが、コルトレーン後の、1970年代のモード・ジャズな吹き回しで、決して懐メロ風には陥らず、当時として、時代の先端を行く、挑戦的な展開になっているのは立派。

このライヴ音源を聴くと、ペッパーは進化するタイプのジャズマンだったことが良く判る。
 
 

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2024年2月19日 (月曜日)

Jazz Lab と The Cecil Taylor 4

ドナルド・バードのリーダー作の落穂拾い、当ブログで「未記事化」のアルバムをピックアップしていて、不思議なアルバムに再会した。ハードバップど真ん中とフリー・ジャズの先駆け、2つの全く志向の異なる演奏スタイルのユニットの不思議なカップリング。どういう感覚で、こういうカップリング盤を生み出したのやら。

The Gigi Gryce-Donald Byrd ”Jazz Laboratory” & The Cecil Taylor Quartet『At Newport』(写真)。1957年7月5–6日、ニューポート・ジャズフェスでのライヴ録音。

パーソネルは、以下の通り。1〜3曲目が「The Cecil Taylor Quartet」で、Cecil Taylor (p), Steve Lacy (ss), Buell Neidlinger (b), Denis Charles (ds)。 4〜6曲目が「Jazz Laboratory」で、Donald Byrd (tp), Gigi Gryce (as), Hank Jones (p), Wendell Marshall (b), Osie Johnson (ds)。

このライヴ盤は20年ほど前に初めて聴いたのだが、前半1〜3曲目の「セシル・テイラー・カルテット」のフリー・ジャズの先駆け的な、反ハードバップ的なちょっとフリーな演奏の「毒気」にやられて、後半の「ジャズ・ラボ」の純ハードバップな演奏もそこそこに、このライヴ盤は我が家の「お蔵入り」と相なった。
 

The-gigi-grycedonald-byrd-jazz-laborator

 
が、今の耳で聴き直すと、まずこの「セシル・テイラー・カルテット」が面白い。テイラーのピアノが、硬質でスクエアに高速スイングするセロニアス・モンクっぽくて、意外と聴き易い。レイシーのソプラノ・サックスは、テイラーのピアノのフレーズをモチーフにした、擬似モーダルなフレーズっぽくて、これも意外と聴き易い。反ハードバップな、ちょっとアブストラクトな演奏だが、整っていて、しっかりジャズしている。意外と聴ける。

逆に初めて聴いた時にはしっかり聴かなかったジジ・グライスとドナルド・バードの「ジャズ・ラボ」の演奏だが、これは、このライヴ盤の前、ジャズ・ラボのデビュー盤『Jazz Lab』(2024年2月18日のブログ参照)の内容、ライヴなので、スタジオ録音よりも演奏はアグレッシヴ。演奏レベルと寸分違わない、それまでにない響きとフレーズの「新鮮なハードバップ」が展開されている。

フリーの先駆け的な、反ハードバップで、ちょっとアブストラクトな「The Cecil Taylor 4」。それまでにない響きとフレーズが新鮮なハードバップの「Jazz Lab」。当時はどちらも新しいジャズの響きだったのだろう。

今回、改めて聴いてみると、当時の先進的なハードバップの好例として、この2つのユニットの演奏は違和感無く聴ける。今回も、ジャズ盤って、時を経ての聴き直しって必要やな、と改めて感じた。
 
 

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2024年2月18日 (日曜日)

意外とイケる新鮮な『Jazz Lab』

ジャズ・トランペットのプロフェッサー & レジェンド、ドナルド・バードの落穂拾いをしている。

FMから流れてくるモダン・ジャズ、マイルス・デイヴィスのトランペットに触れて、ジャズを意識して聴き始めて早50年。ドナルド・バードのリーダー作については一通り聴き終えてはいるが、当ブログに記事でアップしていないリーダー作はまだまだある。追々記事にしていっているのだが、その記事にする時、おさらいに対象盤を聴き直している。

Donald Byrd & Gigi Gryce『Jazz Lab』(写真)。1957年2月4–5日と3月13日の録音。アルト・サックスの職人ジジ・グライスとトランペットのドナルド・バードが組んで立ち上げたユニット「Jazz Lab」のデビュー盤。

ちなみにパーソネルは、Gigi Gryce (as), Donald Byrd (tp), Jimmy Cleveland (tb, tracks 5 & 7), Benny Powell (tb, tracks 1 & 3), Julius Watkins (French horn, tracks 1, 3, 5 & 7), Don Butterfield (tuba, tracks 1, 3, 5 & 7), Sahib Shihab -(bs, tracks 1, 3, 5 & 7), Tommy Flanagan (p, tracks 1-3 & 6), Wade Legge (p, tracks 4, 5 & 7), Wendell Marshall (b), Art Taylor (ds)。

ユニット名の「Jazz Lab」。訳すと「ジャズ実験室」。どんな実験をやるんだ、と思って聴き始めると、意外と真っ当なハードバップ。なんだハードバップやん、と思って聴き進めると、アレンジやアドリブの取り方に色々と工夫があって、それまでにない響きとフレーズの「新鮮なハードバップ」になっていて、「手垢が付いた」感が無くて感心する。
 

Donald-byrd-gigi-grycejazz-lab

 
この盤でも、1曲目「Speculation」、3曲目「Nica's Tempo」、5曲目「Little Niles」、7曲目「I Remember Clifford」では、トロンボーン、チューバ、フレンチ・ホルン、バリトン・サックスを入れた、分厚いブラス・セクションを前提とした、捻りの効いたアレンジで、それぞれの曲をまるで新曲の様に聴かせる。「ジャズ実験室」の面目躍如である。

そして、聴き直して、ちょっとビックリしたのが、ジジ・グライスのアルト・サックス。ちょっと小難しい施策的なアルトを吹く人だと思っていたのだが違った。力感溢れるテクニック確かな、正統派アルト・サックス。これが、アレンジやアドリブの取り方に色々と工夫がある楽曲をスイスイ吹き進めるのだからビックリ。

相棒のドナルド・バードのトランペットはやはり「上手い」。テクニックも上々、フレーズは流麗で力感溢れ歌心も抜群。グライスのアルト・サックスとの相性は抜群。さすがパーマネントなユニットを組もうと思ったのも頷ける。このフロント2管の存在感が抜群なのが、この「ジャズ実験室」の最大の「ウリ」。

そうそう、1曲目〜3曲目、そして6曲目にピアノを担当しているトミー・フラナガンも実に良い。力感溢れるテクニック上々で歌心溢れるフロント2管のバックで、これは相手に不足無し、ってな感じで、トミフラ節全開のバップ・ピアノをガンガン弾いている。アドリブ・フレーズもイマージネーション豊かに様々な展開を弾きまくる。

久しぶりのこの盤で、アグレッシヴなジジ・グライスのアルト・サックスを聴いて、グライスのアルト・サックスを見直した。というか、完全に誤解していた。ドナルド・バードとトミー・フラナガンは好調を維持。聴き直してみて、意外と「イケる」ハードバップ盤。ジャズ盤って、時を経ての聴き直しって必要やな、と改めて感じた。
 
 

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2024年2月13日 (火曜日)

ショウの名盤『The Iron Men』

1970年代の純ジャズ・シーンに現れ出た、不世出の偉大なスタイリストであるショウ。彼のトランペットを初めて聴いたのは、1981年の初めだったと記憶する。ジャズを本格的に聴き始めて丸3年。何とか、ジャズの聴き方が判って、演奏のトレンドの特徴や演奏自体の良し悪しが判ってきた頃だった。

ウディ・ショウについては、我が国のジャズ評論の世界では、ハバードのコピーの様なトランペットを吹く、ハバードの後塵を拝するトランペッター、という触れ込みで、トランペッターとしての評価はイマイチだった様な記憶がある。

しかし、FMでショウのトランペットを初めて聴いて、どうも、ジャズ評論でのショウの評価は違う、と感じた。それまでに無い、新しい響き、新しいフレーズのモーダルな演奏。ハバードなど相手では無い。ショウのトランペットを凌駕するのはマイルスだけ、と何故か感じた。そのFMで流れていた演奏が収録されていたアルバムがこれ。

Woody Shaw & Anthony Braxton『The Iron Men』(写真左)。1977年4月6, 13日の録音。ちなみにパーソネルは、Woody Shaw (tp, flh), Anthony Braxton (as, ss, cl), Arthur Blythe (as), Muhal Richard Abrams (p), Cecil McBee (b), Joe Chambers, Victor Lewis (ds)。

フロントが、ショウのトランペット、ブラックストンとブライスが交代でサックスの「2管フロント」のクインテット編成の演奏。ジャケは「キワモノっぽい」が、内容は「幻の名盤」として超一級なもの。

このアルバムは録音〜リリースの背景が少しややこしい。まず、1977年4月の録音ながらお蔵入り。1981年1月になってリリースされている。そして、アルバム単体としては未CD化。CDとしては、2013年、モザイク・レコードからリリースされた『Woody Shaw: The Complete Muse Sessions』の一部として全曲収録されているが入手は困難。

現在、サブスク・サイトにも存在しない。辛うじて、Youtubeに「Full Album」としてアップロードされているのみ。いわゆる、現代の「幻の名盤」である。
 

Woody-shaw-anthony-braxtonthe-iron-men

 
僕が初めて聴いたのは、この『The Iron Men』だった。ジャケには「Woody Shaw & Anthony Braxton」として、ショウとブラックストンの共同リーダーのアルバム風だが、ブラックストンは、2曲目の「Jitterbug Waltz」でクラリネットを、3曲目の「Symmetry」でアルト・サックスを、5曲目の「Song of Songs」でソプラノ・サックスを吹いているのだが、アルバムの全6曲中3曲のみの参加。

1曲目の「Iron Man」と5曲目の「Song of Songs」では、アーサー・ブライスがアルト・サックスを吹いている。ちなみに、4曲目の「Diversion One」と、6曲目の「Diversion Two」では、ショウのフリューゲルホーン1管のカルテット編成での録音で、サックスは入っていない。曲毎に少しずつパーソネルが変わるので、しっかり聴いていないと、特にブラックストンとブライスのサックスの音を取り違える危険性がある。

さて、この『The Iron Men』、内容的には、一言で言うと「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」と「温厚な限りなく調整に近いフリーな演奏」のハイブリットな演奏。「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」をリードするのがショウ、「限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏」をリードするのが、ブラックストン若しくはブライス。

素晴らしいなあ、と思うのは、ショウのトランペットが、そのどちらの演奏にも完全対応していること。ショウの十八番である「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」に完全対応なのは当たり前として、「限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏」に完全対応しているのが凄い。

ブラックストン、ブライスが叩き出すフリーなフレーズに対して、そのエッセンスを瞬時に掴んで、ショウならではのフリーなフレーズで応戦している。むっちゃスリリング。内容が濃いので、フリーな演奏とはいえ、決して耳障りではない。

この盤には「限りなく自由度の高いモーダルな演奏」と「限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏」の、1970年代の最良な演奏の一つが記録されている。

Polygon(多角形)にスイングするモーダルなショウと、限りなく調性に近い無調性のフリーな演奏を具現化するブラックストン&ブライス。そして、そのフロント管をガッチリ支えるマクビーのベースとエイブラムスのピアノ、そして、チェンバース&ルイスのドラム。

1970年代も純ジャズは死なず、脈々と深化していたのだと再認識する。
 
 

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