2020年11月20日 (金曜日)

「やっつけ録音」が大当たり

一昨日、昨日と里芋の収穫の為にブログをお休みしました。里芋の収穫、今年の夏の天候不順と酷暑で出来はイマイチでしたねえ。残念です。ついでに、畑のメンテナンス(収穫終了となった作物を抜いたり、雑草を刈り取ったり)も実施したので、一日が終わった後には、ブログを更新するエネルギーは残っていませんでした。

さて、プレスティッジ・レーベルである。手当たり次第に暇そうなジャズメンに声をかけ、スタジオで繰り広げるジャム・セッション〜リハーサル無しの一発勝負の録音。録音時期の整合性を無視した、フィーリングだけを頼りにした「寄せ集め的なアルバム編集」。ブルーノートとは正反対のレーベル運営。そんなプレスティッジだが、その「いい加減さ」が良い方向に作用したアルバムもあるから面白い。

Red Garland『All Mornin' Long』(写真左)。1957年11月15日、NYのVan Gelder Studioでの録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), John Coltrane (ts), Donald Byrd (tp), George Joyner (b), Art Taylor (ds)。ピアノのレッド・ガーランド名義のリーダー作となっているが、内容的にはリーダー無しの「ジャム・セッション」。たまたま、ガーランドがリーダーになっちゃんだろう。
 
 
All-mornin-long  
 
 
ワッとメンバーを集めて、ジャム・セッションを録音し、適当に編集してリリースする。プレスティッジのお得意の「仕業」なんだが、この盤はそれが良い方向に作用している。ネーム的にもベースだけがちょっと弱いが、他は錚々たるメンバー。そんな錚々たるメンバーが順番にソロを取って、自分の個性全開でパフォーマンスしているが、それがとても素晴らしい出来なのだ。

特にコルトレーンが良い。素晴らしいテクニックと併せて、これだけのびのびとハードバップなマナーでテナーを吹き上げているコルトレーンはなかなか聴けない。ドナルド・バードのトランペットも負けていない。ブリリアントなトランペットをテクニック宜しく吹き上げる。ガーランドの右手シングル・トーンも良いし、テイラーのドラミングも味が合って惚れ惚れする。

ワッとメンバーを集めて録音したら、それはそれは素晴らしい内容のジャム・セッションが録れちゃった、という感じの内容で、この日の音源はこの盤に収録された3曲以外に他に7曲ほどあるが、どれもが負けず劣らず素晴らしい内容。この日のジャム・セッションは何かが降りてきていたんじゃないか、と思われるくらいで、プレスティッジの「やっつけ録音」も大当たりすることがあるという好例である。
 
 
 

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2020年11月17日 (火曜日)

MJQ『Pyramid』との出会い

Modern Jazz Quartet(略して「MJQ」)と出会ってから、かれこれ40年以上が経つ。それまでは、ジャズは猥雑な音楽、ちょっと不良がかった人が聴く音楽、なんて、とんでもなく歪んだ印象を持っていた。が、である。大学に入って直ぐに、ジャズ好きの友人と出会った。その友人は「ジャズはええぞ」と僕にジャズを勧めながら、その友人はなにを思ったか、MJQのアルバムをかけてくれた。

Modern Jazz Quartet『Pyramid』(写真左)。1959年8月と12月、そして1960年1月の3回に分けて録音されている。Atlanticレーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)。MJQの「揺らぎの無い鉄壁のカルテット」。

実は、このMJQの『Pyramid』ってアルバムは、僕をジャズの世界に導いてくれたジャズ盤の一枚。このアルバムを大学1回生の時、友人の部屋で聴かせてもらった。それまで、僕はジャズについては、FM放送でたまにエアチェックして聴くことはあっても、自分でアルバムを持っていた訳でもなく、それほど、興味があった訳でもなかった。

このアルバムって、MJQのアルバムの中でも「渋め」の内容で、MJQを初心者に紹介する時には、まず出てこない「隠れ好盤」である。これが、当時、僕には衝撃だった。当時、ジャズの印象と言えば、黒人の音楽で、熱くてファンキーでテクニカルで、ちょっと猥雑で俗っぽい音楽、なんていう先入観があった。
 
 
Pyramid-mjq  
 
 
それが、である。この盤に詰まっている音は、実にアーティステックで品の良い、それでいてクラシックに比肩するほどの高度な音楽性。全曲に渡って飽きさせない選曲とアレンジ。選曲は基本的にはメンバーのオリジナルかスタンダード。それらの曲を彼らは、室内楽的で緻密精巧なアレンジと、ジャズ特有のインプロビゼーションを融合させて、ワン・アンド・オンリーな「音」を提供する。

まるでバロックの「バッハ」を思わせる、対位法的なアンサンブルの高尚さでグッと惹きつけ、ブルージー極まりないアドリブが炸裂する。この盤での、冒頭の「Vendome」に始まり、2曲目の「Pyramid」、3曲目「It don't mean a thing」のアレンジと音の流れがとにかく素晴らしい。実に典雅でアーティステックである。
 
このアルバムを聴いて、ジャズに対する認識がガラッと変わった。もともと、ロックの世界でもインスト好きだったこともあるが、これだったら「ジャズも良いかもしれない」そう思って、友人の家を出た帰り、その足で生まれて初めてジャズのアルバムを買った。そのアルバムが、MJQの『Django』。
 
あの時、このMJQの『Pyramid』に出会わなかったら、ジャズを聴いていなかったかもしれない。今聴いても、この『Pyramid』、最高です。MJQのアルバムの中で、もっともっと高く評価されて良い作品である。
 
 
 

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2020年11月 2日 (月曜日)

52年振りのモンクの未発表音源

「ジャズ・ジャイアント」と呼ばれるジャズの偉人レベルの中で、ビル・エヴァンス、セロニアス・モンク、ジョン・コルトレーンについては、21世紀に入って20年経った今でも、未発表音源が発掘され続けている。その未発表音源については、どこかでのライヴ音源がほとんど。しかも非正式録音、いわゆる「ライヴでの隠し撮り」音源である。しかも、その音源、意外と音が良い。

Thelonious Monk『Palo Alto』(写真左)。1968年10月27日、カリフォルニア州パロ・アルト高校にてライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Thelonious Monk (p), Charlie Rouse (sax), Larry Gales (b), Ben Riley (ds)。これまでどこにも発表されてこなかった、セロニアス・モンク・カルテットの1968年に行われたライヴの音源。今年創立60周年を迎えたジャズの名門インパルス・レーベルからリリースになる。

録音の経緯が興味深い。キング牧師が暗殺され、全米が人種差別に揺れていた1968年10月、ジャズを通して人々の結束を願う一人の男子高校生の思いに応えてモンクが出演した学内コンサートを全編収録。この録音は、その学校の用務員によって行われた。そして、本アルバムの音源は、今日に至るまで、このライヴの発案者で当時高校生だった、ダニー・シャーの自宅屋根裏で保管されていた、とのこと。録音されてから、今回、52年経って陽の目を見たことになる。
 
 
Palo-alto  
 
 
1968年の頃のセロニアス・モンク・カルテットの演奏は、モンク初期の、独特の「アク」と「癖」が抜けて、幾何学模様的にスイングするモンクのピアノ・パフォーマンスが聴き易い判り易いレベルになっていて、聴いていて、とてもワクワクする内容になっている。このライブ、健康状態が優れなかった時期のモンクではあるが、明らかにモンクの気分が良い時のパフォーマンスである。

収録されている曲は「Ruby, My Dear」「Well, You Needn’t」「Don’t Blame Me」「Blue Monk」「Epistrophy」「I Love You Sweetheart of All My Dreams」の6曲だが、どの曲もモンクの代表曲ばかり。演奏も音楽的に評価の高い時代のカルテットであり、とても充実している。冗長なところ、散漫なところが全く無い。好調のモンクを、他の3人が大いに盛り立てている様がありありと伝わってくる。

半世紀も経っているのだ。内容的にはイマイチだが骨董的価値がある、というレベルで未発表音源でリリースされるのなら判るが、これだけの優れた内容で、音も良好のレベルで、こんな音源がまだ残っていたなんて驚きである。今年出た未発表音源ではあるが、1960年代後半のセロニアス・モンク・カルテットの代表盤の一枚に加えても良いだろう。
 
 
 

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2020年11月 1日 (日曜日)

ダンディズム溢れるルーさん

ルー・ドナルドソン(Lou Donaldson)のアルト・サックスがお気に入りである。愛称は「ルーさん」。このルーさん、僕がジャズを聴き始めた頃、1970年代後半の頃、我が国では全く人気の無い存在だったらしく、ルーさんのリーダー作はレコード屋で見たことがない。あろうことか、ジャズ盤紹介本にもジャズ雑誌のジャズ盤紹介にもその名前が出ることは無い。当時は「知る人ぞ知る」存在だったと思う。

僕がルーさんの存在を認識し、リーダー作を手にしたのは、1990年代、ブルーノート・レーベルのアルバムが紙ジャケで再発された時である。ブルーノート1500番台の再発の折に、やっと、CDショップにて、ルー・ドナルドソンの名前を認識した。そして、1500番台のルーさんのアルバムで、一番のお気に入りになったのが、この盤である。

Lou Donaldson『Wailing with Lou』(写真左)。1957年1月27日の録音。ブルーノートの1545番。ちなみにパーソネルは、Lou Donaldson (as), Donald Byrd (tp), Herman Foster (p), Peck Morrison (b), Art Taylor (ds)。もともと、ルーさんは気心知れた旧知のジャズマンをバックのリズム・セクションに選んでいるのだが、この盤では、ドラムだけ、当時のファースト・コールなドラマー、アート・テイラーを招いている。
 
 
Wailing-with-lou
 
 
フロントの相棒トランペッターのドナルド・バードと合わせて、恐らく、ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンの希望を取り入れたのだろうが、これが成功している。気心知れたメンバーとのセッションは、和やかで安定した演奏なのだが、サプライズと変化とテンションに乏しく、何となく緩い、手慣れた感が見え隠れしてしまう。それがルーさんのリーダー作の良いところでもある。

が、この盤の制作では、プロデューサーのライオンがそこにメスを入れたと思われる。そんなライオンのプロデュースの賜であるこの盤のセッションは、良い意味で緊張感のあるインタープレイとアドリブ展開が素晴らしい。ファンキーで明るく流麗なルーさんのアルト・サックスが、2人の人気ジャズマンの刺激のお陰か、ダンディズム溢れる、力感豊かな表現を加味している。いつものルーさんよりも、幅の広い、奥行きの深い、情感溢れるバップなアルト・サックスが凄く魅力的。

白黒が基調のシンプルだがダンディズム溢れるジャケットもこの盤の雰囲気をダイレクトに伝えてくれる。ダンディズム溢れる、ファンキーで疾走感溢れるブリリアントなルーさんのアルト;サックス。ルーさんのアルト・サックス自体も、真鍮の震えも美しい、とても良い音で鳴っている。この盤、ルーさんの代表盤の一枚と言って良い。好盤です。
 
 
 

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2020年10月 9日 (金曜日)

バルネ・ウィランを見直した。

Barney Wilen(バルネ・ウィラン)。仏の伝説的サックス奏者である。50年代中盤に、バド・パウエルやマイルス・デイヴィス、J.J.ジョンソンらと共演したことでも有名。1957年には、自らのクィンテットで『Barney Wilen Quintet』を発表。仏のサックス奏者でありながら、こってこて「ビ・バップ」な吹きっぷりは見事。が、以降、ロック色の強い『Dear Prof.Leary』(1968年)を発表したり、1970年代には映画音楽や民族音楽に携わるなど、幅広いというか迷走気味の音楽活動を展開。

そして、1990年代に入って、原点回帰した「ビ・バップ」なブロウのリーダー作をヴィーナス・レコードから数作リリース。そして、1996年5月、鬼籍に入っている。キャリア途中、映画音楽や民族音楽に手を出したり、晩年はヴィーナス・レコードで、バップなブロウの要求に迎合したりで、自分としてはあまり信頼できるサックス奏者ではなかった。とにかく訳が判らん。ビ・バップなブロウも硬質でファンクネス皆無、歌心が希薄なテクニカルなブロウが、どうにも苦手だった。

Barney Wilen『Montréal Duets』(写真左)。1993年7月4日、International de Jazz de Montreal での録音。今年6月のリリース。ちなみにパーソネルは、Barney Wilen (ts, ss), Alain Jean-Marie (p)。サックス奏者 バルネ・ウィラン & ピアノ奏者 アラン・ジャン・マリー のデュオ。カナダ・モントリオールのジャズフェスでのライヴ録音。
 
 
Montreal-duets  
 
 
改めて、1937年、仏ニース生まれのサックス奏者 バルネ・ウィラン。そして、1945年、仏ポワンタピートル(グアドループ、小アンティル諸島)生まれのピアニスト、アラン・ジャン・マリーのデュオである。苦手なサックス奏者、バルネ・ウィランのライヴ音源なので、あんまり期待せずに聴き始めたら、あら不思議。角の取れた芯のあるテナーの音色、流麗でメロディアスな運指、歌心溢れるフレーズの展開。今まで聴いてきたウィランとは全く異なるサックスがこのライヴ盤に記されている。

ピアノを担当するアラン・ジャン・マリーも実にツボを押さえた伴奏を展開する。僕はこのピアニストは全く知らない。でも、このピアニストは及第点。どこかが突出した強烈な個性は無いし、テクニック的にも突出したところは無いが、デュオのパートナーとして、その役割をよく心得た「伴奏上手」なピアノはなかなかの聴きもの。破綻無く穏やかに堅実にウィランのサックスをサポートする。良い伴奏ピアノ。

このライブ盤、ライブ2セットをCD2枚組、全演奏時間 2時間30分弱の長尺で、演奏曲が2枚のCDで重複したりしているんですが、しかもデュオという演奏形態でシンプルの極みなんですが、全く飽きが来ません。とにかく、このライブ盤でのバルネ・ウィランのサックスは素晴らしい。思わず、バルネ・ウィランを見直しました。晩年のバルネ・ウィランを聴き直してみようか、と思っています。
 
 
 

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2020年9月30日 (水曜日)

スティープルチェイスの「今」

振り返ってみると、1970年代〜1980年代前半にかけて、フュージョン・ジャズの大ブームのお陰で、老舗のジャズ・レーベルについては、大手のコロンビアやヴァーヴなどは、なんとかメインストリーム・ジャズのアルバムをリリースし続けてはいたものの、多くが縮小撤退、若しくは活動中止に追い込まれた。しかし、1980年代半ば、純ジャズ復古によって、ほどんどの老舗レーベルが復活を果たしている。

Ronnie Cuber Quartet『Four』(写真左)。2019年の作品。ちなみにパーソネルは、Ronnie Cuber (bs), Ed Cherry (g), Brian Charette (org), Adam Nussbaum (ds)。最年少が、ブライアン・シャレットの47歳。リーダーのバリサク(バリトン・サックスの略)奏者、ロニー・キューバーは78歳。ベテラン〜レジェンド級のメンバーで固めた、小粋で渋いカルテット演奏である。

リリースは「スティープルチェイス・レーベル」。スティープルチェイスは、マイルス・コレクターとして有名なデンマークのニルス・ウインターが、1972年立ち上げたジャズ・レーベル。1970〜80年代を中心に、ジャズ史に残る名盤を数多く生み出した欧州ジャズ・レーベルの老舗。このレーベルは欧州のレーベルとしては、比較的、米国系のレーベルに近い演奏の色や雰囲気を持っていて、ハードバップ系の演奏に秀作が多い。さしずめ欧州の「ブルーノート」と言っても良い「欧州発ハードバップ」の宝庫。
 
 
Fourronniecuber
 
 
そんなスティープルチェイスであるが、現在も活動中。結構、渋くて小粋なハードバップなアルバムをリリースするので目が離せない。このキューバーの『Four』も、そんな渋くて小粋なハードバップなアルバムの一枚。ロニー・キューバーのバリサクが実に良い音を出している。キャリア60年以上の中、参加した盤は200枚を超えるらしいが、この盤でも彼のスタイルは全く変わらないし、衰えも見えない。とにかく、心地良い「ブリブリ・ゴリゴリ」の演奏。バックの人選も良い。

スティープルチェイス・レーベルは、欧州の「ブルーノート」と形容されるだけあって、録音の音の雰囲気は統一感があり、ジャケットも質素ではあるが、リーダーやメンバーの顔をあしらった統一感のあるデザイン。この盤もその「スティープルチェイス」色そのものの内容で、伝統的なハードバップ系の音作り。とても安心感のあるスイング感豊かな展開は、ジャズ者一般万民にお勧めである。

最後に選曲もなかなか。フィリー・ジョーの「Battery Blues」、リー・モーガンの「Sidewinder」、ホレス・シルバーの「Motivation」、スタンリー・タレンタインの「Sugar」、スタンダード曲の「Tenderly」「Just Friends」「How High The Moon」等々、なかなか凝った選曲、小粋な選曲も聴きもの。スティープルチェイス・レーベル、まだまだ健在である。
 
 
 
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2020年9月23日 (水曜日)

こんなアルバムあったんや・135

台風が来るぞ来るぞ、というので、朝からベランダの植木などを台風対策で寄せたりして、一汗かいた。で、天気予報を見たら、一応、直撃〜上陸は避けられる予報に大きく変化。一汗かいたのが、どうも無駄になるようだ。まあ、それそれで良いことだが・・・。

さて、一昨日、ピーターソン=ブラウン=シグペンの、いわゆるピーターソンの「The Trio」の旗揚げ盤のご紹介したのだが、今日は、オスカー・ピーターソンの「変わり種」盤についてご紹介したい。

『Oscar Peterson and Roy Eldridge』(写真)。1974年12月8日の録音。ちなみにパーソネルは、Roy Eldridge (tp), Oscar Peterson (p)。Pabloレーベルからのリリース。Pabloレーベルは、当時(1970年代)、レジェンド〜ベテラン級のリーダー作やジャム・セッション盤をリリースして、純ジャズ者の方々からは、結構、御用達だったレーベルである。たまに「凡盤」があるのはご愛嬌。

しかし、このデュオ盤、つい最近まで、その存在を知らなかった。Pabloレーベルのアルバムは、なかなかリイシューされない盤が結構ある。やっと、このところ、音楽のダウンロード・サイトが、ジャズ盤についても結構音源を集めていて、Pabloレーベルの音源も知らないうちにアップされつつあるみたいなのだ。
 
 
Oscar-peterson-and-roy-eldridge
 
 
デュオの片割れ、ロイ・エルドリッジは、スイング時代から活躍する、レジェンド級の大ベテラン。愛称「リトル・ジャズ」。ビバップの先駆者でもある。そんなレジェンド級のトランペッター、1970年に脳卒中で後遺症を負った。が、奇跡的に復帰を果たし、このデュオ盤ではしっかりとしたトランペットを聴かせている。

さて、もう一人のデュオの片割れ、オスカー・ピーターソンはピアノのヴァーチュオーゾ。ダイナミックかつスインギーな弾き回しは見事。そんなピーターソン、絶対にピアノしか弾かない、と思っていたら、この盤ではなんとハモンド・オルガンも弾いている。

オルガンもピアノも鍵盤楽器ではあるが、オルガンはオルガンなりの弾き方のノウハウがあって、ピアノが弾けるからといって、オルガンも同じ様に弾けるとは限らない。が、ピーターソンは、ピアノと同じレベルで、かなり優秀なオルガンを弾きこなしている。これにはビックリした。

ピアノ+オルガンとトランペットのデュオ、という組合せも珍しい。それでも、ピーターソンの奏でるリズム&ビートに乗って、エルトリッジが気持ちよさそうに、小粋なトランペットを吹き進めて行く。録音当時、エルトリッジは63歳、ピーターソンは49歳。レジェンド〜ベテラン級の優れた二人が気持ちよさそうに奏でるデュオ演奏。これはもはや、スイングでもハードバップでもない。ただただ「ジャズ」である。
 
 
 
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2020年8月13日 (木曜日)

こんなアルバムあったんや・133

酷暑である。午前中でも外を歩くのが憚られる暑さ。午後などは、外を歩くなんてとんでもない。ジリジリと肌を焼くような陽射しとムッとするような湿気。数分外に出るだけで、着ている服やズボンがモワーッと生暖かくなるのだから、酷い暑さだ。こんな酷暑の日にはエアコンは欠かせない。今日もエアコンの効いた部屋の中に引きこもってジャズを聴いている。

J.J.Johnson & Milt Jackson『A Date In New York』(写真左)。1954年の録音。ちなみにパーソネルは、Milt Jackson (vib), J. J. Johnson (tb), Al Cohn (ts), Henri Renaud (p), Percy Heath (b), Charlie Smith (ds)。トロンボーンの名手J.J.ジョンソンとヴァイブの名手ミルト・ジャクソンの双頭リーダー盤。ピアノに仏のピアニスト、アンリ・ルノーが参加している。

不思議なパーソネル構成のアルバム。何故、フランスのジャズ・ピアニスト、アンリ・ルノー(写真右)がこのコッテコテな米国東海岸ハードバッパーの中に入っているのか不思議だった。調べてみたら、アンリ・ルノーが単身NYに渡ってきて、当時最先端のビバップを演奏する若手ミュージシャンとセッションした、とのこと。なるほど。
 
 
A-date-in-new-york  
 
 
ということならば、まず仏出身のアンリ・ルノーのピアノに着目したい訳だが、何だか、J.J.ジョンソンとミルト・ジャクソンの2人がやけに元気で、ソロ演奏についても前に前に出てくる。特にJ.J.ジョンソンのトロンボーンが元気溌剌で、いつもはビバップよろしく短時間ソロをバシッと決めるJ.J.が、こんなにハードバップな長く印象的なソロを取る人だったけ、と改めてビックリ。

故に、仏からわざわざ渡米してきたアンリ・ルノーが目立ってこない。それでも、この目立ちたがり屋の米国ジャズマンのバックで、端正で明確なタッチの伴奏ピアノを聴かせてくれる。ソロも端正、癖が無くややクラシックっぽい、破綻の無い無難なソロ。それでも一生懸命ソロを弾いている感じがビンビンに伝わってくる。

まあ、そりゃそうで、ジャズの本場、米国はNYでの、当時最先端をいく一流ジャズマン達とセッションする訳だから、気合いも入るし緊張もするよな。それでも、演奏全体の雰囲気は、仏出身のピアニスト、アンリ・ルノーも健闘していて、「スイング感良好な良質なハードバップ」に仕上がっている。昼下がりのジャズ喫茶でノンビリ聴きたい。
 
 
 

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  ・『Music From Big Pink』

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  ・太田裕美『Feelin’ Summer』



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2020年8月 4日 (火曜日)

どう考えても初心者向けでは無い

暑いですね〜。今日は朝からエアコンのお世話になっています。年齢的に熱中症になってもつまらないので(笑)。

さて、初心者向けのジャズ盤紹介に出てくる盤の中で、どう考えても初心者向けでは無い盤が紹介されていたりする。ジャズの歴史を知る上で重要な盤とか、ジャズの演奏スタイルを全て知る上で必要な盤とかがそれに当たる。逆に、この類の盤をジャズ初心者の時に聴いてしまったら、ジャズを敬遠してしまうことにもなりかねない「危険な盤」である(笑)。

『Louis Armstrong At Town Hall "The Complete Town Hall Concert" 17 May 1947』(写真左)。タイトル通り、1947年5月17日、NYの Town Hal でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Louis Armstrong (tp,vo), Jack Teagarden (tb), Bobby Hackett (tp), Sidney Catlett (ds), Peanuts Hucko (cl), Dick Cary (p), Bob Haggart (b), George Wettling (ds)。

ルイ・アームストロング、愛称サッチモの好ライヴ盤。演奏の合間にサッチモへのインタビューが入っていたりで、臨場感溢れるライヴ盤である。サッチモのトランペットは、力強く音が大きく、それでいて正確な音程が素晴らしく、アドリブにおいては自由奔放さ溢れる展開が個性。バップ以前のスイング時代の音作りだが、そんなスタイルなんて無関係、サッチモのトランペットを通じて、ジャズの楽しさがビンビンに伝わってくる。
 
 
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この頃のジャズは人気抜群の「大衆演芸」。サッチモのトランペットの演奏そしてヴォーカル、どれもが「演芸」として突出していて、このライヴ盤を聴いていて良く判るのだが、とにかく聴衆から「大ウケ」である。他のメンバーも同様で、それぞれの楽器で、とても「良い音」を出している。ジャズというもの、まずは「それぞれの楽器がとても良い音を出す」ことが絶対条件、ということをこのライヴ盤は教えてくれる。

サッチモのボーカルだってそうだ。このサッチモの唄いっぷりって、ジャズ・ヴォーカルの「基本・大本」ではないだろうか。ダンディズム溢れる「ジャズとして正統な歌唱法」での歯切れの良い歌唱。肉声が「もうひとつの楽器」となって鳴り響くようなヴォーカルは圧巻だ。このサッチモのヴォーカルは「ジャズ・ヴォーカル」の基本と言って良い。とにかく上手い。こちらも聴衆に「大ウケ」。

「ジャズの基本・ジャズの大本・ジャズの楽しさ」をこのライブ盤は教えてくれる。この盤を聴いて「ジャズの基本・ジャズの大本・ジャズの楽しさ」を感じることが出来るのは、ジャズを聴き込んでいって、ジャズ者中堅になった頃だろう。しかもこの盤、録音は1947年なので良く無い。この盤、たまに初心者向けのジャズ盤紹介に出てくる。しかし、ジャズ者初心者の方々は無理して聴かなくて良い。ジャズ者初心者が楽しめる盤は他に沢山ある。
 
 
 

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2020年7月23日 (木曜日)

ジャズ・ピアノの父の晩年ソロ

最近、歳を取ったせいか、ジャズに対する許容範囲が広くなったような気がする。若い頃は、ハードバップからモード・ジャズが全てで、スイングは古い、ビ・バップも古い、と渋々聴いていた様な気がする。エレクトリック・ジャズについては、もともと高校時代、ロックを聴きまくったくちなので、全く問題が無い。許容範囲が狭かったのは、アコースティック・ジャズのほう。

ただ、40歳を過ぎた頃から、スイングもビ・バップも好んで聴くようになり、フリー・ジャズも抵抗感無く、聴くようになった。「音楽」とはよく言ったもんで、ジャズについても、音を楽しむ様になった様に感じる。以前はスタイルとか奏法とか、オリジナリティとかを気にしていたが、最近はもっぱら「聴いて楽しめるかどうか」。そういう意味で、ジャズに対する許容範囲が広くなった、と感じる今日この頃。

最近「アール・ハインズ(Earl Hines)」を楽しんで聴いている。「ジャズ・ピアノの父」アール・ハインズの、スイング・ピアノが中心のオールドファッションなスタイルのピアノが、実に心地良く感じるのだ。ハインズは、スイング時代〜ビ・バップ時代にかけて、ピアノ演奏に新しい表現力をつけ加えた功績が大きく、「ジャズ・ピアノの父」と呼ばれる。そんなエピソードを実感出来るアルバムに出会った。
 
 
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Earl Hines『In New Orleans』(写真左)。1977年の作品。ハインズは1903年生まれだから、この盤がリリースされた時は74歳。逝去したのが、1983年だから、ハインズにとって、晩年のピアノ・ソロ盤である。まさか1970年代のピアノ・ソロのブームにあやかった訳ではないだろうが、このハインズのソロ盤、聴けば判るんだが、ハインズのピアノの全てを理解するには格好の内容となっている。
 
基本はスウィング。シングルトーンの右手はよく唄い、ブロックコードの左手はニューオリンズ・マナーを彷彿とさせる。この両手を使ってのピアノの表現がハインズの真骨頂。ジャズ・ピアノの父と呼ばれる所以である。それまでのジャズにおけるピアノの役割は「リズム&ビート」の供給のみ。ブロックコードを叩き続けることで供給する「リズム&ビート」の担い手。それを開放したのが、このアール・ハインズだったのだ。
 
その「開放」の意味、このソロ・パフォーマンスを聴けば良く判る。マナーはスウィングだが、テクニックは優秀、当時74歳なのに、右手も左手も「よれる」ことは無い。速いパッセージもいとも容易く弾き上げる。全編に渡ってニューオリンズ・マナーが漂っていて、これがまた古き良きジャズを感じさせてくれる。現代ジャズにおけるピアノ・ソロと比べても、全く遜色の無いハインズのソロ・パフォーマンス。見事である。
 
 
 

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