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2018年8月 5日 (日曜日)

こんなアルバムあったんや・102

まず、レオ・リチャードソン(Leo Richardson)という名を知らない。どうも英国ジャズのサックス奏者らしい。どうりで知らないはずだ。ジャケットの雰囲気を見ても、実にレトロっぽくて、リリース年が2017年。これは1970年代辺りの英国ジャズのリイシュー盤だと思った。

Leo Richardson『The Chase』(写真左)。2016年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Leo Richardson (ts), Rick Simpson (p), Mark Lewandowski (b), Ed Richardson (ds)。ラストの8曲目にのみ、 Alan Skidmore (ts) が、2曲目と4曲目にのみ、Quentin Collins (tp) が加わる。

レオ・リチャードソンは英国の若手テナーサックス奏者。これがデビューアルバムとのこと。1曲目の「Blues for Joe」を聴けばビックリする。どこから聴いても、正統なハードバップなジャズが思いっきり展開されている。しかし、録音が良い。ということで、この盤、実は最初聴いた時は、1970年代の隠れハードバップ盤だと思った。
 

Leo_richardson_the_chase

 
ストレート・アヘッドな純ジャズ一本のアルバム。テナーはテナーらしい音を出し、ピアノはモーダルに堅実なバッキングでフロントを支え、ベースはブンブン音を立て、ドラムは硬軟自在にポリリズムを叩き出す。1960年代中盤〜後半のモーダルなハードバップがこの盤に詰まっている。こんなアルバムが、新盤として2017年にリリースされた、という事実に驚く。

よくよく聴くと、アドリブ・フレーズや、バックのリズム&ビートに今風な雰囲気が漂っていて、どう考えても1960年代中盤〜後半には無かった響きがところどころに聴かれて、そこでやっとこの盤が、1970年代のハードバップ盤のリイシューで無いことに気がつく。気がついた時はビックリした。いわゆる「ネオ・ハードバップ」にまだ、これだけの「ジャズ表現の工夫の余地」が残っていたとは恐れ入った。ジャズは奥が深い。

プレイスタイルは、コンテンポラリーかつストレート・アヘッド。これが英国ジャズから生まれたことにまた驚く。英国と言えば、ジャズの正統なスタイルは「ビ・バップ」と言い切るほどの硬派なジャズ者の集まる国である。そこで生まれ出でた、この「ネオ・ハードバップ」盤。これが「格好良い」のだ。次作が楽しみ。こういう盤が新盤でリリースされるから、ジャズって奥が深くて面白い。

 
 

東日本大震災から7年4ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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2018年8月 4日 (土曜日)

意外と無名な盤だけど好盤です

今年の夏は酷暑である。とにかく蒸し暑い。通勤の往き帰り、特に最寄りの駅から自宅までの徒歩が辛い。加えて、最寄りの駅から会社までの徒歩が辛い。汗だくだくになる。家に帰り着いて、就寝前のひととき、エアコンの効いた涼しい部屋の中で、ゆったりとした気分で聴くECMレーベルの諸作は格別なものがある。

極力、電化サウンドを排除し、アコースティックな表現を基本とし、限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音をベースにした、欧州ジャズのお手本の様なECMレーベルの諸作。酷暑の夏、エアコンの効いた部屋の中で聴くECMレーベルのアルバムは、非常に心地良い。確かに、夏の夜はECMレーベルのアルバムを選ぶことが多い。

Jan Garbarek-Bobo Stenson Quartet『Witch-Tai-To』(写真左)。1973年11月27日の録音。ECM 1041番。ちなみにパーソネルは、Jan Garbarek (ts, ss), Bobo Stenson (p), Palle Danielsson (b), Jon Christensen (ds)。ECMレーベルのお抱えリズム・セクション、ボボ・ステンソン・トリオをバックに、これもECMレーベルの看板サックス奏者、ヤン・ガルバレク、フロント1管のカルテット構成。
 

Witchitaito

 
ヤン・ガルバレクの透明度溢れる、クリスタルで硬質な、切れ味の良く伸びの良いサックスが素晴らしい。ガルバレクのサックスの音が鳴り響くだけで、その音世界は「ECMレーベルの音世界」に染まる。ガルバレクのサックスは硬軟自在、伸びの良い柔軟なフレーズを繰り出していく。特にその「飛翔感」は彼独特の個性。これが非常に涼しげで「清涼感」抜群。

バックのボボ・ステンセンのピアノ、パレ・ダニエルソンのベース、ヤン・クリステンセンのドラム、このECMお抱えのリズム・セクションの音も実に印象的。ガルバレクと同様に、透明度溢れる、リリカルで硬質なステンセンのピアノ。これがガルバレクのサックスと実に相性が良い。絵に描いた様なECMレーベルの音。清涼感抜群、間の静謐感を活かした、独特のアドリブ・フレーズ。

ダニエルソンのベースは重量感溢れ、弦の響きが心地良い。クリステンセンのドラムは堅実かつ多彩。正確でタイトなリズム&ビートを叩き出す。このECMお抱えのカルテットの繰り出すフレーズのインスピレーションとバリエーションは特筆もの。ファンクネス皆無な、間を活かしたオフビート。欧州ジャズの典型的な音世界がこのアルバムに詰まっている。意外と無名なアルバムだが好盤である。

 
 

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2018年7月31日 (火曜日)

ゴルソン・ハーモニーを楽しむ

ジャズにはアレンジも大事な要素である。ジャズメンが一堂に会しての最低限のルールだけでアドリブ演奏をしまくるジャム・セッションも聴いていて面白いが、演奏の出来にバラツキがあるのが難点。それぞれの演奏が同一レベルで、お互いの演奏が上手くかみ合えば良いが、纏まりが悪ければ聴くに堪えないか、聴いていて退屈になる。

逆にアレンジがしっかりしておれば、テーマ部も聴き応えがあり、アドリブ部もバックの伴奏をアレンジすることで、ある程度の統一感が生まれる。優れたアレンジはジャズの演奏の内容を整え、安定させる働きがある。ジャズの世界ではアレンジャーとして優れたジャズメンが結構な人数いる。クインシー・ジョーンズ、ベニー・ゴルソン、ギル・エヴァンス、デヴィッド・マシューズなどなど、通常のジャズメンでもアレンジをやらせたら超一品というのも多数。

僕がこのジャズのアレンジを一番最初の意識したのが「ゴルソン・ハーモニー」。Art Blakey & The Jazz Messengers『Moanin'』を聴いて、テーマ部のユニゾン&ハーモニーの響きが独特で「これは一体なんなんだ」と思った。そして、ライナーノーツを読んで、これが、ベニー・ゴルソンの独特のアレンジの個性で「ゴルソン・ハーモニー」と呼ばれることを知った。
 

The_modern_touch  

 
Benny Golson『The Modern Touch』(写真左)。1957年12月の録音。リバーサイド・レーベル RLP 12-256。成熟したハードバップ盤がメインの「リバーサイド200番台」の真ん中辺り。ハードバップ時代真っ只中の「こってこてのハードバップ」。ちなみにパーソネルは、Benny Golson (ts), Kenny Dorham (tp), J. J. Johnson (tb), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Max Roach (ds)。

フロント3管のセクステット構成。このフロント3管がミソで、ゴルソン・ハーモニーが一番美しく響くフロント構成である。さすがにこの盤は、ベニー・ゴルゾンのリーダー作だけあって、随所に「ゴルソン・ハーモニー」が仕掛けられている。しかも、こってこてではなく、あっさりと仕掛けられている。さすが「ゴルソン・ハーモニー」の本家本元だけあって、「ゴルソン・ハーモニー」が一番アーティスティックに響く術を良く知っている。その「術」がこの盤で心ゆくまで堪能出来る。

この盤、何故かは判らないが、我が国では意外と知られていなくて、ジャズ盤紹介本に載ることはまず無い。ゴルソンのテナーの評判が悪いからかなあ。ユルユルの締まりの無いテナーという形容をした大御所ジャズ評論家の方がいて、ゴルソンのテナーについてはケチョンケチョンだったなあ。でもご心配なく。それは誤解です。ゴルソンのテナーを優秀です。この盤のテナーを聴けば良く判ります。「ゴルソン・ハーモニー」と共に、硬派なゴルソンのテナーもお楽しみ下さい。

 
 

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2018年7月28日 (土曜日)

インパルス・レーベルの隠れ好盤

暑い夏は意外とスタンダードな純ジャズが良い。もともとジャズって、ビートの効いたポジティブな演奏が基本なので、涼しいジャズなんてものは無いのだ。激しさや破綻ちは全く無縁の、ジェントルで端正な純ジャズが良い。耳当たりが良くて、安心してアドリブに耳を委ねることが出来て、ちょっとした破綻に苛つくことも無い。

インパルス・レーベルのアルバムについても聴き直しを進めている。インパルス・レーベルは、プロデューサー、クリード・テイラーによって1960年に設立されたジャズ・レーベル。 フリー・ジャズのレーベルとして有名だが、カタログを見渡して見ると、従来のハードバップのアルバムも散見され、内容的にも先進的なものが多い。ジャケット・デザインについては、見開きのジャケットで、黒とオレンジ色で統一されたデザインが特徴。

Paul Gonsalves『Cleopatra Feelin' Jazzy』(写真左)。1963年5月21日の録音。ちなみにパーソネルは、Paul Gonsalves (ts), Hank Jones (p), Dick Hyman (org), Kenny Burrell (g), George Duvivier (b), Roy Haynes (ds)。エリザベス・テイラー主演の映画『クレオパトラ』を題材にして、映画制作年に録音。
 

Cleopatra_feelin_jazzy

 
1曲目「Caesar and Cleopatra Theme」、2曲目「Antony and Cleopatra Theme」が映画の曲になる。ポールはエリントン・バンドの名テナー奏者である。5曲目「Action in Alexandria」については、デューク・エリントンが曲を提供したりしている。この盤、選曲が良い。聴き心地の良い、聴き応えのある楽曲を上手く取り込み、鑑賞するに楽し。いきなり集まってのジャム・セッションとは異なり、鑑賞を前提とした小粋なアレンジが随所に施されている。

ポール・ゴンザルベスは端正で、力感も豊かな正統派テナー。流麗かつ破綻無く全く安心して聴けるテナー。そこに、ディック・ハイマンの安定かつ明朗なオルガンが実に効果的。音の彩りとして、バレルのギターが素敵に響く。リズム&ビートは、デュビビエのベースとヘインズのドラミングがガッチリと支えてくれる。パーソネルを見て「悪かろう筈が無い」。極上の成熟した「鑑賞用のハードバップ」がこの盤に詰まっている。

この盤、ジャズ盤紹介にはほとんど名前が挙がらない盤なんだが、どうして、聴いて見ると極上のハードバップである。ジャズ盤紹介本ばかり頼っていては、恐らく出会うことは無い。こういう「知る人ぞ知る」アルバムって、ジャズ・レーベルをカタログ順に聴き進めて行くと、確実に出会うことが出来る。これもジャズ鑑賞の醍醐味。

 
 

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2018年7月19日 (木曜日)

アーティスティックな電化ジャズ

1970年代後半から本格的にジャズを聴き始めた僕にとって、CTIレーベルはとっても思い出深いレーベルである。CTIは1967年、プロデューサーのクリード・テイラーによって創設されたジャズ・レーベル。クロスオーバー・ジャズの老舗レーベルで、僕が聴き始めた頃は、1970年代後半、フュージョン・ジャズの大ブームの最中であった。

CTIレーベルの音は厳密に言うと、フュージョン・ジャズでは無い。ほとんどのアルバムの音はクロスオーバー・ジャズで括られると思う。特に、ジャズとロックの融合、ジャズの電化について優れたアルバムが多い。クロスオーバー・ジャズの老舗レーベルでありながら、フレーズや展開は従来のハードバップ、演奏はエレ楽器中心、そんな新旧ハイブリッドな盤に優れたものが多い。

Freddie Hubbard & Stanley Turrentineの『In Concert Volume One』(写真左)と『In Concert Volume Two』(写真右)。ちなみにパーソネルは、Freddie Hubbard (tp), Stanley Turrentine (ts), Herbie Hancock (key), Eric Gale (g), Ron Carter (b), Jack DeJohnette (ds)。1973年3月3日、シカゴの Opera Houseと1973年3月4日、デトロイトの Ford Auditorium でのライブ録音になる。
 

In_concert_volume_one_two  

 
この2枚のライブ盤がそんな「新旧ハイブリッドな盤」の好例になる。パーソネルを見れば、このライブ盤は、こってこて正統なハードバップからモード・ジャズをやるんではないか、と思ってしまう位の錚々たるメンバーである。エリック・ゲイルの存在だけが違和感があって、聴く前に「ありゃ〜」となる(笑)。

演奏内容はと言えば、演奏の内容、コンセプトは思いっきりハードバップ〜モード・ジャズである。それを電化された楽器でやる。しかし、楽器が電化されているとはいえ、この今ではそれぞれが、ジャズ・レジェンドと呼ばれるメンバーである、しっかりとメインストリーム・ジャズしている。電化されているからといって、決して、ポップに迎合していないし、決して俗っぽくなっていない。

電化されたジャズとはいえ、結構、アーティスティックなメインストリーム・ジャズである。CTIレーベルにはこれがあるから面白い。アルバムを聴き進めていくと、面白い発見が続々出てくる。このお洒落で硬派な電化されたモード・ジャズは、今の耳で聴くと意外と新鮮に響いて、思わず「おっ」と短い歓声を上げてしまう。やはりこのメンバーは、電化ジャズをやっても隅に置けない。

 
 

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2018年7月 6日 (金曜日)

カマシの『Heaven and Earth』

「スピリチュアル・ジャズ」と聞いて連想するのは、感情のおもむくままに楽器を吹き鳴らし、精神性の部分を強調したフリー・ジャズのバリエーション、ということ。その激しいアブストラクトな吹奏は、時に「馬の嘶き」にも匹敵し、音楽鑑賞という行為の中では、かなりの苦行を強いられる。つまり、一般的には敬遠されがちなジャンルではあった。

が、最近、その「スピリチュアル・ジャズ」の様相が変わってきている。穏やかでモーダルな「印象的フレーズ」を展開しながら、時にフリーに傾くが、それは演奏の中のアクセントとしてアレンジされ、ゴスペルチックなコーラスなどを導入して、音の響きとフレーズから「スピリチュアル」な面を増幅させ、聴く者に訴求する、という、新しいスタイルの「スピリチュアル・ジャズ」が現れ出でている様に感じている。

Kamasi Washington『Heaven and Earth』(写真左)。その代表的存在が「Kamasi Washington(カマシ・ワシントン)」。そのカマシが実に魅力的な新盤をリリースした。「Earth」盤と「Heaven」盤のCD2枚組の大作である。曲名を眺めていると、宗教的な雰囲気が漂うが、アルバムを聴いてみると、意外とそうでも無い。しかし、内容的には、ニュータイプの「スピリチュアル・ジャズ」である。
 

Heaven_and_earth   

 
音楽的にはクワイアも入っているのだが、さり気なくポップにアレンジされていて、宗教的な雰囲気に傾くことは無い。コルトレーンの様に「真理を探究する」という生真面目さは無いし、哲学的な雰囲気はあっても、宗教的な信念のため、真理に到達するためにジャズをやっている、という堅苦しさは全く無い。よって、1960年代後半の「スピリチュアル・ジャズ」の様に、閉塞感が漂うことも無い。

様々な音楽的要素がごった煮に入っている。ジャズの過去のスタイルがさり気なく総動員されていて、バップあり、モードあり、フリーあり、クロスーバーあり、フュージョンあり、と「ジャズのスタイルの万華鏡」の様で、聴いていてとても楽しい。ラップやユーロ・ビート、ノイズ・ミュージックの要素も散りばめられていて、加えて「台詞」の独白もあったりして、これぞ、他の音楽ジャンルとの融合を得意とする「ジャズの究極の姿」って感じが新しい。

誰かが、現代の「ビッチェズ・ブリュー」だ、って言ってたなあ。それは言い過ぎだとは思うが、それに匹敵する位のインパクトのある内容だとは思う。ロバート・グラスパーとはまた違った新世代ジャズへのアプローチ。1960年代後半の「スピリチュアル・ジャズ」が、21世紀も20年程度入ったところで、再構成されるとは思わなかった。音の要素それぞれには目新しさは無いが、音の様々な要素が融合した姿はやはり「新しい」。今後の展開が楽しみである。

 
 

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2018年6月20日 (水曜日)

ベテランの魅力的なフロント2管

最近のジャズの新作を見ていると、ベテラン陣の活躍が目に付く。大ベテランが相次いで鬼籍に入る中、50歳〜60歳辺りのベテランのリーダー作が結構出てきている。若手のニュー・ジャズも聴いていて楽しいが、ベテラン陣のモーダルなジャズやネオ・ハードバップな演奏を聴くのも楽しい。

Joe Lovano & Dave Douglas Sound Prints『Scandal』(写真左)。今年2018年4月のリリース。ちなみにパーソネルは、Joe Lovano (sax),  (tp), Lawrence Fields (p), Linda May Han Oh (b), Joey Baron (ds)。ベテランと中堅がガッチリ組んだ、魅力的なクインテット構成。聴けば判るが、中堅中心のリズム・セクションは結構強力。

ジョー・ロヴァーノとデイヴ・ダグラスによるグループ、サウンド・プリンツによる初のスタジオ・アルバム。「サウンド・プリントの特徴は、フロントラインの絡まったクロストークにある」の評価の通り、ベテラン二人のサックスとトランペット、フロント2管の多彩なパフォーマンスが、とても良い効果を生み出している。
 

Sound_prints  

 
ウェイン・ショーターにインスパイアされ生まれた作品とされる。バンド名もショーターの楽曲「Footprints」に由来している。硬軟自在、変幻自在の硬派でバイタルなモード・ジャズが展開される。21世紀の新しい響きのする、「ネオ・モード・ジャズ」とでも名付けたい、現代の先端を行く先進的な展開である。

我が国において、知名度の割に人気が低いロバーノ、知名度自体が低いダグラス。しかし、この新作での演奏は特筆に値する。何故この二人について、我が国で人気が出ないのか、不思議でならない。豪放磊落、武骨で骨太なテナーとピリッとドライで渋いトランペットとの絡み、ユニゾン&ハーモニーは、他に無いのでは、と思う。

しかし、このジャケット・デザインは無いよな。余りに手間をかけなさすぎる。これでは内容のあるこの盤の演奏が可哀相。reenleaf Musicというレーベルらしいが、ジャズメンと演奏に関して、リスペクトがなさ過ぎ。ただ、このチープなジャケット・デザインに惑わされてはならない。聴けば判る。なかなかの内容の聴き応えのある好盤です。

 
 

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2018年6月15日 (金曜日)

ECMでの「ジャズ・ファンク」

1970年代のECMレーベルのアルバムはどれを取っても「ECMの音」が詰まっていて面白い。欧州の香りのする、透明度の高い、エッジの立った音で、限りなく自由度の高いモーダルな演奏、限りなくフリーに近いニュー・ジャズな演奏。ファンクネスは限りなく抑制され、ファンクネスが漂っても限りなく乾いている。明らかに、米国ジャズに相対する「欧州のジャズ」の音世界。

Bennie Maupin『The Jewel In the Lotus』(写真左)。1974年の作品。ECMの1043番。ちなみにパーソネルは、Bennie Maupin (sax, fl, b-cl, vo, glockenspiel), Herbie Hancock (key, p), Buster Williams (b), Billy Hart, Freddie Waits (ds, marimba), Bill Summers (perc), Charles Sullivan (tp)。ダブル・ドラムのセプテット構成。

ジャケットが酷い。ECMらしからぬ酷さ。蓮の花の真ん中にモウピンの横顔。誰のデザインなのか。しかし、このジャケットのイメージを見れば、スピリチュアル・ジャズな内容なのか、と想像する。とくれば、自由度の高いブロウがメインのコッテコテのフリー・ジャズなのか、と思う。ECMだからこそ、それがあり得る。心してCDプレイヤーのスタートボタンを押す。
 

The_jewel_in_the_lotus  

 
フリー・ジャズな演奏がくるか、と身構えていたら肩すかしを食らう。淡いファンク的なビートの上での浮遊感溢れる「印象派の絵画の様な」演奏。ファンク的なビートでも乾いているから、粘ることは無い。爽やかなファンク。ひたすら浮遊する感じのフレーズが続いて「水彩画を見るが如く」である。フロントのモウピンのテナーが印象的なソロを吹きまくることも無い。 

ふとパーソネルを見れば、ハービー・ハンコックが参加している。ECMにハービー、違和感満載である(笑)。そう、この水彩画を見るが如くの管楽器とキーボードの音の重なりは、ハービーの「Speak Like a Child」であり、淡いファンク的なビートの上での浮遊感は「Mwandishiバンド」。欧州の、ECMレーベルでの「ジャズ・ファンク」である。

熱い混沌としたフリー・ジャズでは無い。自由度は限りなく高いが、しっかりと規律を持った、ジャズ・ファンク志向のニュー・ジャズ。浮遊感溢れるリードとブラスとのユニゾン、宝石のように美しく散らばる珠玉のピアノ、そして、メンバー全員による荘厳なアンサンブル。何となく最初は面食らうが、聴き進めるにつれ、とても美しいニュー・ジャズなフレーズに耳を奪われる。不思議な魅力を持った「異色のECM盤」である。

 
 

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2018年4月25日 (水曜日)

キースのヨーロピアン4の旗揚げ

さて、いよいよ、キース・ジャレットの「ヨーロピアン・カルテット」を語る時が来た。キースは奇妙なことに、1970年代をメインに、米国系ジャズメンで固めた「アメリカン・カルテット」と、欧州系ジャズメンで固めた「ヨーロピアン・カルテット」という、2つのカルテットを同時進行していた(その合間合間にソロ・ピアノもやっていた)。

どうしてそんな面倒くさいことをしたのか、本人にしか判らないが、僕にとっては今でも謎である。アメリカン4とヨーロピアン4で、演奏する内容が全く違っていれば、それぞれの地域のジャズメンの特質を活かしたものなんだな、ということになるが、これが、まあ、アメリカン4とヨーロピアン4で、意外と同じイメージの曲をやっていたりするのだ。比較して聴いてみると、キースの挑戦と実験、そして、試行錯誤が感じられて面白い。

Keith Jarrett『Belonging』(写真左)。キースの「ヨーロピアン・カルテット」の旗揚げ盤である。1974年4月24ー25日の録音。ECMからのリリース。ちなみにパーソネルは、Keith Jarrett (p), Jan Garbarek (ts, ss), Palle Danielsson (b), Jon Christensen (ds)。フロント1管、サックスに、ECMの看板男、テナーのヤン・ガルバレクを擁している。ベースのダニエルソン、ドラムのクリステンセンは、硬質で透明度の高い、明確にヨーロピアンなリズム・セクション。
 

Belonging  

 
冒頭の「Spiral Dance」は、明らかにヨーロピアンなニュー・ジャズ風。それでも、リズム&ビートは実にブルージーでアメリカン。そんなハイブリッドな魅力的な楽曲をキースは、ヨーロピアンな響きを湛えたピアノを弾きまくる。そこに、明らかにヨーロピアンな響きを湛えたガルバレクのテナーが参戦する。この瞬間が実にスリリング。音は硬質で透明度が高い。リズムもエッジが適度に立っている。ヨーロピアンな響き。

続く2曲目の「Blossom」は一転、ヨーロピアンなフリー・ジャズの世界に突入する。フリーキーな演奏については、ガルバレクが強力でピカイチ。ガルバレクのフリーキーなブロウで、曲全体は一気に北欧化する。キースの存在が薄れる中、3曲目の「Long as You Know You're Living Yours」は、アーシーでゴスペルチックな米国ルーツ音楽風の展開。それを欧州系のジャズメンが追従する。

ニュー・ジャズ風の演奏、フリー・ジャズな演奏、アーシーでゴスペルチックな米国ルーツ音楽風な演奏、いずれもアメリカン4でもやっていた演奏。しかし、このヨーロピアン4、ガルバレクのテナーの威力が強力で、ガルバレクのブロウ一発で、演奏は一瞬にしてヨーロピアンな色に染まる。リーダーのキースより目立つガルバレク。この関係が今後どう影響するのか。それが楽しみに感じる、ヨーロピアン4ファースト盤である。

 
 

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2018年3月24日 (土曜日)

後のスムース・ジャズの先駆盤

「まつ農業」の為、ここ千葉県北西部地方を離れていました。基本的に農業中心の生活の為、音楽とは一切触れあうこと無し。よって、22、23日のブログをお休みしました。先ほど帰還、ブログを再開です。昨日辺りからいきなり暖かくなって、体がついていきません。でも、これだけ暖かくなったら、音楽を聴く気持ちもウキウキです。

僕の場合、音楽を聴く気持ちがウキウキしている時は、フュージョン・ジャズが定番。フュージョン・ジャズって、1970年代後半〜1980年代前半に一世を風靡した「フュージョン・ジャズ」。約10年間ほどブームが続いた訳ですから、意外と奥が深い。こんな盤もあったなあ、とか、こんな盤あったんや、なんて今更、ビックリするやら感心するやら。

John Klemmer『Magnificent Madness』(写真左)。1980年のリリース。ジョン・クレマーは、米国イリノイ州シカゴ生まれ。1946年の生まれなので、今年で72歳。この『Magnificent Madness』をリリースした頃は、34歳のまだまだ若手バリバリのサックス奏者であった。もともと、若かりし頃はニュージャズ系の太く豪快なテナーを吹くタイプ。しかし、フュージョン・ジャズ全盛期には、時代の波に乗って、ソフト&メロウな、後の「スムース・ジャズ」な雰囲気の好盤を幾枚かリリースしている。
 

Magnificent_madness  

 
この『Magnificent Madness』は、スタジオ・ミュージシャン達を中心とした、秀逸なテクニックを前面に押しだした、いわゆる「バカテク・フュージョン」とは一線を画する。それは冒頭のタイトル曲の雰囲気を聴けば良く判る。ゴスペル・シンガー、ビル・セットフォードをゲストに展開する、ソフト&メロウで心地良いミッドテンポの演奏は、それまでのフュージョン・ジャズには無い雰囲気。 

このソフト&メロウで心地良い雰囲気の演奏は、3曲目の「Don't Take Your Love Away」にも顕著で、フュージョンというよりは、後の「スムース・ジャズ」の雰囲気を先取りしている印象。逆にラストの「Adventures In Paradise」は、ミニー・リパートンの名曲のカヴァーなんですが、ファンキー&グルーヴィンなアレンジがライトなブラコン風に響いて、その音世界は明らかに1980年代のジャズの主要なトレンドのひとつを彷彿とさせるものです。

そんな雰囲気の中、主役のジョン・クレマーのテナーな骨太で力強く豪快なもの。この硬派なクレマーのテナーと、演奏全体を覆う、後の「スムース・ジャズ」的な、ソフト&メロウで心地良い雰囲気とのコントラストがとても印象的で、この盤をユニークな存在にさせています。フュージョン・ジャズとしてより、後の「スムース・ジャズ」の先駆として捉えた方がスッキリ腹落ちすると思います。好盤です。

 
 

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