2024年5月24日 (金曜日)

面倒な『The Jazz Message of』

さて、ハンク・モブレーの「録音リアタイ〜アルバム化」の盤については「あと1枚」。最後の一枚はサヴォイ盤。しかも、モブレー単独のリーダー作ではない。モブレーと無名に近いアルト・サックス奏者との、やっつけ感満載のカップリング盤で人気が無い。恐らくこの盤が、モブレーのリーダー作コレクションのラストになるだろうと、ずっと気にかけていたのだが、なかなか入手できなかった。

『The Jazz Message of』(写真左)。1956年1月30日と2月8日の録音。ちなみにパーソネルは、1月30日の録音が、John LaPorta (as), Donald Byrd (tp), Horace Silver (p), Wendell Marshall (b), Kenny Clarke (ds)。2月8日の録音が、Hank Mobley (ts), Donald Byrd (tp), Ronnie Ball (p), Doug Watkins (b), Kenny Clarke (ds)。

サボイ・レーベルの録音の記録を見てみると、1956年1月30日の録音が「ケニー・クラークがリーダーで、バードとラポルタの2管フロントのクインテットのセッション」となっている。実はこのセッション、たった3曲しか録音してない様で、これでは一枚のアルバムにするには全く「録れ高」が足らない。

よって、2月6日に、ホレス・シルヴァーのピアノをロニー・ボールに代えて、「ケニー・クラークがリーダーで、バードとラポルタの2管フロントのクインテットのセッション」を追加で録音している。このセッションは全6曲を録音し、ケニー・クラークのリーダー作『Klook's Clique』として、全曲リリースされた。

ということで、ホレス・シルヴァーがピアノの1956年1月30日の録音の「ケニー・クラークがリーダーで、バードとラポルタの2管フロントのクインテットのセッション」の3曲が余ってしまった。

そこに、2月8日の録音の「モブレーがリーダーで、バードとの2管フロントのクインテットのセッション」が録音されるのだが、このセッションが、これまた、一枚のアルバムにするには全く「録れ高」が足らない中途半端なセッションで、この後、「モブレーがリーダーで、バードとの2管フロントのクインテットのセッション」が追加録音されることは無く、このモブレーのセッションの音源も余ってしまった。
 

The-jazz-message-of

 
この盤は、そんな一枚のアルバムにするには全く「録れ高」が足らなかった、2月8日の録音の「モブレーがリーダーで、バードとの2管フロントのクインテットのセッション」と、1月30日の録音の「ケニー・クラークがリーダーで、バードとラポルタの2管フロントのクインテットのセッション」を、LPのA面、B面に分けて収録した、やっつけ盤である。

ネットなどのアルバム紹介の記事などによると、この盤を『The Jazz Message of Hank Mobley』として紹介しているケースが散見されるのだが、この盤の正式なタイトルは『The Jazz Message of』である。ジャケットには、このタイトルの右下に、2つのセッションに参加したジャズマンをずらり並べてある。ジャケからして、やっつけ感が満載である。

この盤が、ハンク・モブレーのディスコグラフィーに、リーダー作の第2弾として紹介されているのが多いので、モブレーのセッション部分、LPのA面、CDで言うと、1曲目から4曲目までをじっくりと聴いてみると、意外や意外、かなり充実した内容のハードバップ・セッションが記録されているから面白い。

若いジャズマンを育て、励ましてきた人格者、ドナルド・バードがフロントのパートナーだったことが、モブレーにとって安心安定の大きな「要素」だった様で、このセッションでのモブレーのテナーは堂々として、テクニックは確か、骨太でジャジーなブロウで吹きまくっている。その横で、バードのトランペットが、モブレーを支え、鼓舞するように、ブリリアントで端正なトランペットを吹きまくっている。

このモブレーとバードの2管フロントの活躍が素晴らしい、2月8日の録音の「モブレーがリーダーで、バードとの2管フロントのクインテットのセッション」。もう少し、録れ高があって、一枚のリーダー作としてリリース出来ていたら、とモブレーの初期の名盤になっていたのではないか、と思うくらい、充実したモブレーのテナーである。

ちなみに、この『The Jazz Message of』のLPのB面、1月30日の録音の「ケニー・クラークがリーダーで、バードとラポルタの2管フロントのクインテットのセッション」は、といえば、明らかに、ジョン・ラポルタのアルト・サックスが軽くて弱い。

フレーズの展開も単純で平凡、ブリリアントで端正なバードのトランペットのブロウが溌剌としている分、明らかに見劣りがする。ケニー・クラークがリーダーのセッションなので、ラポルタを除く、残りの4人の演奏が優れているので、なんとか、内容的に水準レベルを維持している程度。ケニー・クラークのリーダー作をまとめる上で、このセッションの3曲が切り捨てられたのは至極納得、である。
 
 

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2024年5月23日 (木曜日)

奥ゆかしいモブレーのテナー

ハンク・モブレーのリーダー作の「落穂拾い」。録音リアタイ〜アルバム化の盤については「あと2枚」。一枚はサヴォイ盤でなかなかCDで入手できなかった、僕にとっての難物。もう一枚は、プレスティッジ盤なのだが、ハンク・モブレーとしては、マイナーな存在みたいで、なかなか現物を見つけることができなかった難物。どちらも、今ではやっと音源確保できて、時々、引きずり出して来ては聴く「好盤」。

Hank Mobley『Mobley's 2nd Message』(写真左)。1956年7月27日の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Kenny Dorham (tp), Walter Bishop (p), Doug Watkins (b), Art Taylor (ds)。リーダーのモブレーのテナー・サックスと、ドーハムのトランペットがフロント2管のクインテット編成。プレスティッジ・レーベルとしては、なかなかまともな人選、なかなかまともなリズム・セクションを選定している。

モブレーは結構人見知りで、特に年上の先輩ジャズマンが苦手みたいで、パーソネルの人選によって、テナーの好不調が左右されたりすることが多い、結構、メンタル面で「難しい」テナー・マンだったらしい。モブレー自身のテナーと共同でフロントを張るジャズマンにも、モブレー独特の「相性」があったみたいで、トランペットの場合、先輩トランペッター、ドナルド・バードを選ぶことが多かった。
 
しかし、この『Mobley's 2nd Message』では、哀愁のバップ・トランペッターのケニー・ドーハムが参加している。モブレーは1930年生まれ、ドーハムは1924年生まれ。ドーハムはビ・バップの時代から第一線で活躍してきた、モブレーにとっては「大先輩」トランペッター。
 

Hank-mobleymobleys-2nd-message

 
しかも、アルバム録音における、モブレーのリーダー・セッションについては「初見」に近い。この盤でのモブレーは、大先輩ドーハムのトランペットの雰囲気の合わせている。中音域をメインに淡々とバップなトランペットを吹き上げるドーハムに合わせて、神妙に哀愁感溢れる小粋でバップなテナーを披露している。

どうも、モブレーは人が良いのか、根性が無いのか(笑)、自らのリーダー作であっても、共演するジャズマンに、相当、気を使うことろがあるみたいで、フロントの相方の先輩ジャズマンの雰囲気に合わせたり、先行のソロを譲ったりで、どうにも人が良い。というのか、共演者のジャズマンに影響されることが多い。

この盤では、ドーハムのトランペットの個性に寄せた、「哀愁感漂う、優しくラウンドした音のエッジと流麗なフレーズの吹き回し」のモブレーのテナーが聴ける。抑制が効いていて、ハードバップな「バップなテナー」にしてはちょっとおとなしいが、音の芯はしっかりしていて、テクニックも申し分ない。

ドーハム先輩のトランペットに寄り添い、決して邪魔することなく、存分に引き立てる。そんな奥ゆかしいモブレーのテナーが聴ける、異色のリーダー作だと僕は思う。
 
 

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2024年5月22日 (水曜日)

充実の『Hank Mobley Sextet』

しっかりと芯の入った骨太なブロウ。テクニック良く流れる様なアドリブ・フレーズ。ハンク・モブレーは、フレーズの密度が濃い、バップなテナー・マンだった。

そんな愛すべきバップなテナー・マンのハンク・モブレーのリーダー作の「落穂拾い」をしている。正式にリリースされたリーダー作の中で、まだ、当ブログの記事でご紹介していないものが3枚。1972年以降、引退後、発掘リリースされた盤が6枚。今年中には全9枚を記事にして、モブレーのリーダー作をコンプリートしたい。

Hank Mobley Sextet『Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan』(写真左)。1956年11月25日の録音。ブルーノートの1540番。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Donald Byrd (tp), Lee Morgan (tp), Horace Silver (p), Paul Chambers (b), Charlie Persip (ds)。

さて、正式にリリースされたリーダー作の中で、まだ、当ブログの記事でご紹介していないもの、の一枚。ハンク・モブレーとして6枚目のリーダー作、かつ、ブルーノート・レーベルでの、30㎝LPでのリリース第一弾。

ブルーノートの総帥プロデューサーの気合いを感じる。モブレーを全面的に売り出したい、そんな気合いをガッツリ感じられるのが、このパーソネル。
 

Hank-mobley-with-donald-byrd-and-lee-mor

 
ダブル・トランペットに、バードとモーガン、ピアノにシルヴァー、ベースにチェンバース、ドラムにパーシップ。当時のブルーノートの、名うてハウス・ジャズマンでガッチリ固めている。

名うてのジャズマンで固めるのには理由があったみたいで、モブレーの書いた楽曲の出来が相当に良く、この相当に内容のある楽曲の優秀性をダイレクトに聴き手に届けるには、優れたジャズマンの、優れた演奏が必須。そういう観点でのこのパーソネル。当時のブルーノート・レーベルが、いまだにリスペクトされる所以である。

モブレーのリーダー作だけあって、モブレーのテナーは好調の部類。と言って、絶好調ではない。パーソネルに、錚々たる先輩ミュージシャンの名が連なっているので、モブレーにとっては結構しんどかったのでは、と感じている。それでも、バックの先輩ミュージシャンが、そんなモブレーを慮って、モブレーを支え、優しく鼓舞するサポートが、なかなか味わい深い。

セクステット編成の演奏なので、曲とアレンジの良し悪しが、アルバムの出来不出来のカギを握るのだが、この盤については、まず、モブレー作曲の曲の出来が良く、その曲を踏まえたアレンジがバッチリ決まっている。典型的な良好なハードバップな演奏がぎっしり詰まっている「隠れ名盤」としても良い、充実したハードバップ盤である。
 
 

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2024年5月 3日 (金曜日)

最後の録音リアタイのリーダー作

『The Flip』のリリースにて、ブルーノートを離れたハンク・モブレー。『The Flip』の録音は1969年7月12日。それから2年7か月、モブレーは短命のコブルストーン・レーベルにリーダー作を吹き込む。しかし、このリーダー作が、録音リアルタイムでリリースされた最後のモブレーのリーダー作になってしまった。

Hank Mobley『Breakthrough!』(写真)。1972年2月22日の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Charles Davis (ss, bs), Cedar Walton (p, el-p), Sam Jones (b), Billy Higgins (ds)。リーダーのモブレーのテナーと、デイヴィスのソプラノ&バリトン・サックスの2管フロント。バックは、ウォルトンのピアノ、ジョーンズのベース、非銀子のドラムの当時、流行のど真ん中を行く活きの良いリズム・セクション。

まず、このリーダー作は全編、ハードバップで埋められている。それも、1972年という、その時代の音楽背景を踏まえたハードバップ。ロックやソウルの台頭に煽られた、ポップで根明な、聴いてノリが良く判り易いハードバップ。しかも、全6曲中、ブルーノート時代は作曲の優れた才能を活かして、アルバム全曲中、ほぼモブレーの自作曲で埋められていたのに、この盤では、モブレーの自作曲は2曲のみ。収録曲から感じるモブレーの個性はグッと薄まった。
 

Hank-mobleybreakthrough

 
しかも、ブルーノート時代の後半、必ず冒頭を飾っていた「ジャズ・ロック」な曲は見当たらない。やはり、ブルーノート時代の後半のモブレーのジャズロック曲は、アルバムの売り上げを目論み、ジャズ人気の維持を狙ったものだったのだろう。しかし、ブルーノートを離れて、モブレーはジャズロックには手を染めていない。

モブレーのテナーはストレートに、軽くモーダルに、ハードバップなフレーズを吹きまくる。バックのリズム・セクションは、ウォルトンのピアノがモーダルな展開でバッキングしているのだが、モブレーは気にかけず、ハードバップ時代のコード展開に則ったアドリブ展開で吹きまくる。やはりモブレーの本質はハードバップだったのだろう。従前の中音域中心の歌心溢れる流麗な、基本モーダルなフレーズは全く変わっていない。

迫力あるモブレーのブロウと、ウォルトンのモーダルなピアノが魅力の佳作。まだまだ元気なモブレーだが、この盤を最後に、録音リアルタイムのリーダー作のリリースは途絶える。ヘビースモーカーだったモブレーは肺に問題を抱え(テナー奏者としては致命的)、1970年代半ばに引退を余儀なくされる。加えて、引退後はホームレスの問題も抱えることになる。そして、1986年5月30日、肺炎にて55歳で逝去する。あまりに早過ぎる逝去であった。
 
 

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2024年5月 2日 (木曜日)

モブレーのブルーノート最終作

ブルーノートでの初リーダー作が、1955年3月録音のブルーノートの5066番『Hank Mobley Quartet』。以来14年間で、録音リアルタイムでリリースされたリーダー作が17枚。ほぼ1年に一枚のペースでリーダー作をリリースし、サイドマンでの参加も多数。今回、ご紹介するアルバムは、ブルーノートのハウス・テナー奏者の位置付けだったモブレーのブルーノート最終作である。

Hank Mobley『The Flip』(写真左)。1969年7月12日の録音。ブルーノートの4329番。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Dizzy Reece (tp), Slide Hampton (tb), Vince Benedetti (p), Alby Cullaz (b), Philly Joe Jones (ds)。モブレーのテナー、リースのトランペット、ハンプトンのトロンボーンが3管フロントのセクステット編成。

パーソネルを見ると面白い。フロントが、モブレーのテナー、リースのトランペット、ハンプトンのトロンボーン。ハードバップ時代を彩った一流ジャズマンが大集合。加えて、ドラムがこれまたハードバップ時代のファースト・コール・ドラマーのフィリー・ジョー・ジョーンズ。ピアノとベースはちょっと無名の人たちだが、今回のパーソネルは「ハードバップ同窓会」の趣である。

内容を聴いてみると、収録曲の曲調の展開は、1965年リリース『The Turnaround!』から続いてきた、冒頭の1曲目はコッテコテのジャズロック、2局目以降は根明でポップなハードバップ、という収録曲の並びの傾向は変わらない。
 

Hank-mobleythe-flip

 
冒頭の「The Flip」はジャズロック志向。モブレーのテナー、リースのトランペット、ハンプトンのトロンボーンのフロント3管が、ピンプルで判り易い「熱い」パフォーマンスを繰り広げている。フィリー・ジョーのドラミングが、ジャズロック志向の演奏をハードバップに染め直している。ジャズロック志向のハードバップ・ナンバーと聴いても良いかもしれない。

2局目「Feelin' Folksy」、4局目「18th Hole」、ラストの「Early Morning Stroll」は、根明でポップなハードバップではあるが、明るい曲調のアレンジの中、フロント3管のパフォーマンスは、モードの影も形もない、あくまでハードバップ。モブレーのテナーもこの盤では、モード風のアドリブ展開を封印し、リースのトランペット、ハンプトンのトロンボーンと足並みを合わせる様に、硬派でハードバップなアドリブを展開している。

3曲目の「Snappin' Out」は、ジャジーなマイナー・コード+ラテン調で演奏されるボサノバ・ジャズな演奏。冒頭のジャズロック志向と同じ、ロックやソウル・ファン向けに迎合したコマーシャルな曲かと思いきや、この曲でもフィリー・ジョーのドラミングがハードバップしていて、硬派なブルーノート仕様のボサノバ・ジャズに仕上げている。

このセッションでモブレーはブルーノートを離れることになる。ブルーノート最後のリーダー作は、ハードバップ懐古な内容。但し、懐メロでは無い。昔のパフォーマンスをなぞることもない。あくまで、1969年時点での最新イメージのハードバップ。

特に、フィリー・ジョーのドラムが効いている。モブレーは、従前からの中音域中心の歌心溢れる流麗な、ハードバップなテナーをブイブイ言わせている。1969年という時代背景をしっかり反映した、良質のハードバップ演奏がこの盤に詰まっている。好盤です。
 
 

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2024年5月 1日 (水曜日)

ジャズのポップ化を硬派に進める

確か、1965年リリースの『The Turnaround!』から、ジャズロックに手を染め出したモブレー。ジャズロックに加えて、ポップなハードバップにも取り組み出したモブレー。巷では、硬派なジャズ者の方々中心に「軟弱なモブレー」「ダサいモブレー」などと、すこぶる評判がよろしくない。

しかし、モブレーは、ロックやソウルを意識したクロスオーバーなジャズに適応することでジャズ人気を維持する為、「コッテコテのジャズロック」と「根明でポップなハードバップ」に音楽性の舵を切った。しかし、モブレーのサックスのパフォーマンスについては、従前の中音域中心の歌心溢れる流麗な、基本モーダルなフレーズは変わらない。

ジャズロックに加えて、ポップなハードバップに取り組むモブレーを聴いて、商業主義に身を売ったとか、俗っぽくなったとか言われるが、それは作曲とアレンジ面の切り口であって、モブレーのテナー奏者としてスタイルは変わっていない。そう意味では、モブレーは生涯、ブレの無いテナー奏者だったと言える。

Hank Mobley『Reach Out!』(写真左)。1968年1月19日の録音。ちなみにパーソネルは、ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Woody Shaw (tp, flh), George Benson (g), LaMont Johnson (p), Bob Cranshaw (b), Billy Higgins (ds)。フロントに、モブレーのテナーに加えて、若きウッディ・ショウのトランペットとジョージ・ベンソンのギターが入っている。

1曲目のタイトル曲『Reach Out I'll Be There』は、R&Bグループ 'Four Tops" のヒット曲のカバー。4曲目「Goin' Out of My Head」は、Little Anthony & The Imperialsのヒット曲のカバー。
 

Hank-mobleyreach-out

 
いわゆるソウル・ミュージックの人気曲のカバーで、アレンジはコッテコテのジャズロック。どちらの曲もアレンジはポップでクールでヒップ。バリバリのモダン・ジャズでは無いが、意外と硬派で一本筋の通ったパフォーマンスは、決してポップなイージーリスニングなどでは無い。

モブレーのソロは、ソウル・ミュージックのカバーにしては意外と硬派。判りやすさを前提にした、シンプル過ぎるフレーズがメインだが、どこかモーダルな展開を忍ばしていて、普通のジャズロックにおけるアドリブ展開のフレーズとは響きと流れが全く異なっている。加えて、ぶっ飛んだ弾きまくりなベンソンのギター・ソロも、そんなモブレーに追従し、同じく、どこかモーダルな展開を忍ばしていて、聴いていてなかなかに興味深い。ブリリアントなショウのトランペットも同様で、その辺りはバンド全体として統一感がある。

カバーの2曲以外のモブレーの自作曲「Up, Over and Out」「Lookin' East」「Good Pickin's」の演奏がなかなか硬派でハードバップな演奏。アレンジが「根明でポップ」な分、誤解され易いのだが、バンド全体、かなり「イケてる」ハードバップをやっている。モブレーのテナー、ベンソンのギター、ショウのトランペット、フロント隊のフレーズは切れ味、疾走感良く、ポップでモードな展開でアドリブを突き進む。

そして、バックのリズム・セクションも意外と好調。ジョンソンのピアノは「根明でポップ」で歯切れ良く、クランショウのベースは「根明でファンキー」、ヒギンスのドラムは躍動感溢れる、「根明で柔軟なリズム&ビート」を叩き出す。このセッションのフロント隊の雰囲気にピッタリの意外とご機嫌なリズム・セクションである。

「コッテコテのジャズロック」と「根明でポップなハードバップ」路線を突き進むモブレーだが、聴きやすさ、親しみやすさ優先ではあるが、アドリブ展開など、硬派に一本筋が通っていて、決して軟弱なジャズには陥っていない、と僕は思う。そして、アレンジも「根明でポップ」な分、誤解され易いのだが、爽快感と疾走感溢れる良好なアレンジで、決してダサいジャズには陥っていない、と僕は思う。
 
 

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2024年4月30日 (火曜日)

「モブレーのジャズ」のポップ化

ハンク・モブレーは、ハードバップ・ジャズの中では中堅をなすテナーマンで、その歌心溢れるテナーで人気のジャズマンである。初期の頃は、バリバリのハード・バップを演っていたが、 1960年代に入ると、ジャズ・ロックやモード・ジャズの時流に乗って、ジャズ・ロックあり、ボサノバあり、モード・ジャズあり、と変幻自在の演奏を繰り広げるようになる。

Hank Mobley『Hi Voltage』(写真左)。1967年10月9日の録音。ブルーノートの4273番。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Jackie McLean (as), Blue Mitchell (tp), John Hicks (p), Bob Cranshaw (b), Billy Higgins (ds)。

リーダーのモブレーのテナー、マクリーンのアルト、ミッチェルのトランペットがフロント3管の重厚なセクステット編成。なお、この盤では、アルフレッド・ライオンが引退し、プロデューサーがフランシス・ウルフに交代している。

1965年リリースの『The Turnaround!』から、ジャズロックに手を染め出したモブレー。録音年は1967年。ジャズの多様化の時代から、ロックやソウルの台頭から、ジャズ人気が下降線を辿り出した頃。

ロックやソウルを意識したクロスオーバーなジャズに適応して、ジャズ人気を維持する必要があった。モブレーがジャズロックに手を染めたのも、そんな時代の要請からの動きで、仕方のないことだと思っている。

この『Hi Voltage』でも、冒頭の1曲目のタイトル曲「High Voltage」は、コッテコテのジャズロック。2局目以降は、根明でポップなハードバップ、という収録曲の並びの傾向は『The Turnaround!』から変わっていない。

「High Voltage」はジャズロック・ナンバー。若きリズム隊が8ビートに乗りに乗る。ヒックスのピアノは躍動感溢れ、ヒギンスのドラミングは熱気をはらむ。そんなリズム&ビートに乗って、まず、ファンキーなトランペットのミッチェルがノリノリで吹きまくる。
 

Hank-mobleyhi-voltage

 
マクリーンはちょっとピッチの外れた独特の音色で、8ビートに関係なく、エモーショナルなアドリブ・フレーズを吹きまくる。そして、モブレーも、8ビートを気にすることなく、どこかモードに近い、不思議なフレーズのアドリブを展開する。マクリーンとモブレーの存在が、この曲を完璧なジャズロックにしていない。不思議なジャズロック・ナンバーに仕上がっている。

2曲目以降は根明でポップなハードバップなナンバーがずらりと並ぶ。ハードバップといっても、モブレーのテナーのアドリブ展開は、モード風の吹き回しが主体で、根明でポップなモーダルなナンバー、と言い換えても良いかもしれない。根明でポップな曲調なので、聴き始めはモード・ジャズな感じがしないのだが、モブレーのソロが出てくると、これってモードとちゃう? と思って聴いている。

3局目のモブレー作の美しいバラード曲「No More Goodbyes」でも、どこかポップな雰囲気色濃く、モブレーのフレーズは、実にシンプルで平易で判り易い。ハードバップ全盛期の新しいフレーズや表現方法への挑戦、創意工夫な面は全く無い。悪く言えば「イージーリスニング風」。聴き易いジャズ、という観点では、10年後のフュージョン・ジャズの「ソフト&メロウ」を先取りしていた、とも言える。

5曲目の「Bossa De Luxe」はモブレー作のボサノバ・ジャズなナンバー。これは先にリリースしてヒットした「Recado Bossa Nova」の二番煎じ。但し、この曲はモブレーの自作で、曲の内容はなかなかのもの。作曲能力に長けるモブレーの面目躍如である。

この『Hi Voltage』は『The Turnaround!』からの流れを汲む、モブレーのジャズの「ポップ化」の延長線上にあって、バラエティに富んだ曲が並んだ、バランスの取れた内容のアルバムになっている。

聴き易いフレーズを採用し、当時の流行のロックやソウルの雰囲気を取り込んで親近感を覚えてもらいたい、という、「モブレーの考えるジャズのポップ化」の成果がこの盤に詰まっている様に僕は感じる。
 
 

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2024年4月24日 (水曜日)

マイケルの考えるエレ・ジャズ

マイケル・ブレッカーを聴きたくなった。マイケルが白血病で急逝したのが、2007年1月。57歳の早すぎる逝去だった訳だが、当時、とても驚いた。人生の中間点の50歳を過ぎて、マイケルのテナーには円熟味が増し、スタイル・フレーズ共に、マイケルならではの個性を揺るぎないものにした矢先の逝去だったので、実に残念な思いをしたことを記憶している。

Michael Brecker 『Now You See It... (Now You Don't)』(写真左)。1990年の作品。ちなみにパーソネルは、曲ごとにメンバーを入れ替えて録音しているので、主だったものだけ列挙する。Michael Becker (ts, EWI, key, drum programming), Joey Calderazzo (ac-p), Jim Beard (syn, key), Jon Herington (g), Victor Bailey (b), Jay Anderson (b), Omar Hakim (ds), Adam Nussbaum (ds, cymbals), Don Alias, Milton Cardona, Steve Berrios (perc) etc.

パーソネルを見渡し、プロデュースがドン・グロルニックということから、当時の先端を行く、メイストリーム志向のコンテンポラリーなエレ・ジャズだと予想できる。実際、聴いてみると、確かにこの盤に詰まっている演奏は、パーソネルが曲毎に代わっているとはいえ、硬派でクールな、メイストリーム志向のコンテンポラリーなエレ・ジャズで統一されている。

マイケルは「コルトレーンのフォロワー」と十把一絡げに評価される傾向にあるが、マイケルのテナーはコルトレーンとは全く異なる。ストレートな吹奏はコルトレーンと同じだが、これって、1950年代のハードバップ時代以降、サックスの吹奏は皆、ストレートがスタンダードになっている。これはもはや、モダン・ジャズ・テナーの標準であって、コルトレーンの専売特許ではないだろう。

つまり、ストレートなテナーの吹奏だけを捉えて、コルトレーンの後継とか、コルトレーンの物真似とかと評価するのは違う、ということ。マイケルの音楽性、テナーのフレーズの創りなど、コルトレーンとは全く異なる。この『Now You See It... (Now You Don't)』を聴いても、マイケル独特の個性と才能が良く判る。
 

Michael-brecker-now-you-see-it-now-you-d  

 
この『Now You See It... (Now You Don't)』を聴いていて思うのは、マイケルは、復活後のエレ・マイルスの音楽性に影響を受けていたのではないか、ということ。リズム&ビートが、1980年代エレ・マイルスのリズム&ビートにどこか似ている。ファンクネスの濃度が薄いのと、重量感が軽減されていて、アーバンで洗練されたリズム&ビートだが、どこかエレ・マイルスの雰囲気を感じる。

そういう感覚で、マイケルのテナーのフレーズを聴いていると、どこかマイルス風のところが見え隠れする。マイルスのトランペットから、尖ったところ、切れ味の鋭いところを差し引いて、力感溢れクールではあるが、ソフト&メロウな味付けをしつつ、ブレッカー・ブラザーズ仕込みの、アーバンで乾いたファンクネスを宿したフレーズ。

このリーダー作には、マイケルのやりたかった音世界がぎっしり詰まっている。1作目はワーナー、2-3作目はインパルスと大手レコード会社からのリリースだったので、どこかアルバムの売り上げを気にさせられて、聴き手に迎合している音世界が気になったのだが、今回のリーダー作はGRPに移籍してのリリースなので、マイケルはグロルニックと組んで、やりたいことを存分にやった感じが濃厚。マイケルならではの音世界がこのアルバムに確立されている。

この『Now You See It... (Now You Don't)』を聴いて、マイケルのテナーが、コルトレーンのフォロワー、だとか、コルトレーンの物真似だとか評価する向きは、恐らく、この盤をしっかり聴いていないのだろう。

コブハムのバンドで、ブレッカー兄弟でジャズ・ファンクをブイブイ言わせ、兄弟自ら立ち上げたブレッカー・ブラザーズでフュージョン・ファンクを確立した、力感溢れクールではあるが、ソフト&メロウな味付けをしつつ、アーバンで乾いたファンクネスを宿したマイケルのテナー。

そんなテナーを前面に押し出した、硬派でクールな、メイストリーム志向のコンテンポラリーなエレ・ジャズ。そんなマイケル・ブレッカーの音世界を確立した、内容の濃いリーダー作。秀作です。
 
 

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2024年4月 8日 (月曜日)

コニッツの歌心と即興演奏の妙

Lee Konitz(リー・コニッツ)。1927年10月13日、米国シカゴ生まれ。2020年4月15日、米国NYにて逝去。享年92歳。コロナ感染が起因の合併症での逝去であった。トリスターノ門下生として「クール・ジャズ」推進の旗手の一人として活躍。その後、即興演奏の極みを求めて、様々な演奏フォーマットにチャレンジ。70年余の活動期間の中で、自らのスタイルを貫き通した「サックスの仙人」である。

Lee Konitz『Tenorlee』(写真)。1977年1月7日、7月24日、1978年3月23日、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、Lee Konitz (ts), Jimmy Rowles (p), Michael Moore (b)。「アルト・サックスの仙人」がリーダーの、ドラムレスの変則トリオ編成。コニッツの「即興演奏の可能性のチャレンジ」シリーズの一枚。

この時代のコニッツは、自由度の高い、硬軟自在、緩急自在のインプロビゼーションが素晴らしい時代。「即興演奏の可能性のチャレンジ」に没頭している割に、コニッツのサックスには、尖ったところ、鋭角立ったところがなく、音のエッジは切れ味が良いが、フレーズはあくまで流麗。即興演奏なのに、よくまあこれだけ流麗なフレーズを瞬間瞬間に吹けるなあ、と聴くたびに感心する。
 

Lee-konitztenorlee

 
ドラムレスのトリオ編成なので、リズム&ビートがドラムに規制されず、時にアルト・サックスが、時にピアノが、時にベースが、演奏の「リズム&ビート」を代わる代わる先導する。テナー、ピアノ、ベース、それぞれの楽器毎に醸し出される「リズム&ビート」は、そのニュアンスが異なるので、ドラムが一手に「リズム&ビート」を担う場合に比べて、即興演奏の幅と奥行きが広がる。

スタンダード曲がずらりと並ぶが、スタンダード曲を素材として、素晴らしい即興演奏が展開されている。特にコニッツのテナーが流麗でバリエーション豊かで素晴らしい吹き回し。恐らく、今回のコニッツはテナーを持っているので、演奏全体の雰囲気がユッタリと唄う様な感じになっていて良い感じ。コニッツの歌心と即興演奏のテクニックと閃きを感じ取るのに格好の内容になっている。

即興演奏の可能性にチャレンジしているのだが、いきなりフリー・ジャズに走らず、モダン・ジャズの伝統的な演奏形式の範囲内で演奏フォーマットの編成を変えたり、アルトとテナーを持ち替えたり、コニッツはイマージネーション豊かに「即興演奏の可能性のチャレンジ」を推し進める。「純ジャズ・冬の時代」の1970年代に、メインストリームど真ん中のコニッツの活躍。今から振り返ると「素晴らしい」の一言である。
 
 

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2024年4月 5日 (金曜日)

フリー・ジャズへの鍛錬の第一歩

アトランティック・レコード時代のジョン・コルトレーン。リーダー作の記事化の最後のアルバムになる。ブログの右下のカテゴリーの欄に、「ジョン・コルトレーン on Atlantic」にてまとめているので、ご興味あれば、ここからブログ記事を参照されたい。

さて、僕はアトランティック・レコード時代のコルトレーンのリーダー作は、どれもが自らの「鍛錬」を最優先にしたリーダー作だと感じている。コルトレーンのアトランティック・レコード時代は「鍛錬」の時代。

John Coltrane and Don Cherry『Avant-Garde』(写真)。1960年6月28日、7月8日の録音。ちなみにパーソネルは、Don Cherry (cor), John Coltrane (ts, ss), Charlie Haden (b, track 1, 3), Percy Heath (b, rrack 2, 4, 5), Ed Blackwell (ds)。

1960年6月28日の録音が、1曲目「Cherryco」と3曲目「The Blessing」。7月8日の録音は、2曲目「Focus On Sanity」、4曲目「The Invisible」、5曲目「Bemsha Swing」。ベーシストだけが、1960年6月28日はチャーリー・ヘイデン、7月8日はパーシー・ヒースと分担している。ピアノレスのカルテット編成。

録音は1960年だが、世に出たのは1966年。ちょうど、コルトレーンのフリー・ジャズへのチャレンジ『Ascension』がリリースされた後くらいか。『Ascension』の内容を確認して、この『Avant-Garde』の売り時と思ったのではなかろうか。

この『Avant-Garde』の内容だが、この盤は、コルトレーンと、初期フリー・ジャズのリーダー格の一人、ドン・チェリーとの共同リーダー作。収録曲5曲中、ドン・チェリー作が1曲、オーネット・コールマン作が3曲、モンク作が1曲。コルトレーン作の曲は無い。僕はこの盤を、コルトレーンの「フリー・ジャズへの鍛錬の第一歩」だと見る。
 

John-coltrane-and-don-cherryavantgarde
 

1曲目のチェリー作「Cherryco」を聴くと、まずテーマを吹くのはチェリー。アドリブもチェリー主導。コルトレーンがチェリーのフレーズのイメージをなぞりながらアドリブを始めて、徐々にコルトレーンのオリジナルなフレーズが出てくる様が興味深い。まるで、チェリーの考えるフリー・ジャズとは何か、を学んでいるが如く、である。

2曲目から4曲目までは、当時、フリー・ジャズの旗手と目されていたオーネット・コールマンの作。当時のジャズの常識として「やらなかったこと」「やってはいけないこと」を敢えてやることにより、ジャズとしての「自由」を表現する。そんなオーネット流のフリー・ジャズを、コルトレーンは、当時、オーネット・コールマンのバンドに在籍していたドン・チェリーに追体験させてもらったのではないだろうか。

コルトレーンの「フリー・ジャズへの鍛錬の第一歩」。オーネット流のフリー・ジャズへの「学びとチャレンジ」が、この盤に記録されている、と僕は感じている。

面白いのは「フリー・ジャズへの鍛錬の第一歩」として、オーネット流のフリー・ジャズへの「学びとチャレンジ」の傍ら、モンク・ミュージックをフリー・ジャズに展開できないか、というアイデアにチャレンジしているところ。

これは、アドリブ部のコルトレーンのチャレンジを聴くと良く判るが、モンクの楽曲はフリー・ジャズの素材にはならない。なぜなら、モンク・ミュージックの個性の一つが「既存ジャズからの乖離」だから、である。モンク・ミュージックは、確立された時点で、ある意味「フリー・ジャズの走り」だった。

この『Avant-Garde』を録音した翌年、1961年には、コルトレーンはインパルス・レコードへ移籍。コルトレーン流の「モード・ジャズとシーツ・オブ・サウンド」を確立し、バラード形式とブルース形式の演奏ノウハウを体得した成果を発表、次なるステップとして、本格的に「コルトレーン流のフリー・ジャズ」にチャレンジしていく。
 
 

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