2019年12月 3日 (火曜日)

ジャス喫茶で流したい・156

こういうジャズ盤に出会うと思わず頬が緩む。というか、緩みっぱなしになる。テナー・サックス+オルガン+ドラムスの「オルガン・トリオ」。ジャズにオルガンは良く似合う。古くは1950年代のハードバップの時代から、オルガン・ジャズは人気である。そんなオルガン・ジャズが、現代の、21世紀の今でも「ある」のだ。嬉しいではないか。

James Carter Organ Trio『Live From Newport Jazz』(写真左)。2018年 Newport Jazz festivalでのライブ録音。ちなみにパーソネルは、James Carter (ts), Alwx White (ds), Gerard Gibbs (org)。実は、僕はリーダーの「James Carter(ジェームス・カーター)」を良く知らない。

ジェームス・カーターとは誰か。ジェームス・カーターは、1969年1月3日生まれ。今年でちょうど50歳。ジャズの世界では中堅からベテランに差し掛かる年齢。出身が「ジャズメンの古都」デトロイトというのが良い。若かりし頃は、ジョシュア・レッドマンの好敵手として注目を集めた強烈な個性をもつテナーマンである。
 
 
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さて、このライブ盤は、ジャンゴ・ラインハルトによって作曲された、または彼に関連した6つの楽曲を収録。そういう意味で、演奏自体が浮ついていなくて、実に渋く実に粋である。カーターのテーマ部は堅実で正統派、アドリブ部は野性味溢れるアブストラクトでフリーな展開。これが実に心地良い。いずれの楽曲もスピリチュアルでエモーショナルで、「ハートに染み入る」演奏である。

オルガンが効いている。オルガンの音は嫌が応にも演奏全体をジャジーな雰囲気で染め尽くす。そこにソウルフルなドラミングがフロントのテナーを鼓舞し煽る。カーターのテナーは自由奔放に激情豊かに、思いっ切りテナーを吹き上げる。そして、それが耳に付かない。流麗でキャッチャーで「フリーなアドリブ展開」。そして、オルガンがジャズのグルーヴの大本をしっかり押さえる。

カーターいわく「オルガン・サウンドはアフリカ系アメリカ人のルーツの一端を担っている。これらはスピリチュアル・ジャズからソウル、ネオ・ソウルへと繋がり、ジャズの魂を表現する不可欠な要素になっている」。なるほど、そんな理屈をこのライブ盤ではしっかりと音で、立派に表現している。このライブ盤、掘り出し物です。
 
 
 
東日本大震災から8年8ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
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2019年12月 1日 (日曜日)

1990年代以降のロイドを聴く

チャールズ・ロイド(Charles Lloyd)。1960年代後半、突如、現れ出で、ジョン・コルトレーンの聴き易い部分をカヴァーして人気を博した。特に、コルトレーンのフリーキーな部分は「人種差別に抗議する怒り」として捉えられ、この「コルトレーンのフリーキーな演奏」を聴きやすくしたところが、フラワー・ムーヴメメント、ヒッピー・ムーヴメントの中でウケにウケた。

しかし、このコルトレーンの聴き易い、ええトコ取りをしたアプローチが胡散臭い。加えて、ロイド人気の半分以上は、バックのリズム・セクションの人気だった。このバックのリズム・セクションが、キース・ジャレットのピアノ、セシル・マクビーのベース、ジャック・デジョネットのドラムで、当時、それはもう新しい響きのモーダルなジャズで素晴らしいもの。このトリオの人気が意外と大きかった。

1970年代に入って、クロスオーバー・ジャズの波が押し寄せ、商業ロックが台頭し、メインストリーム・ジャズの人気が衰退していった。合わせてロイドの人気は下降し、遂には忘れられた人となった。1980年代は完全にロイドの名前は無かった。が、つい最近、といっても5年ほど前だが、ECMレーベルからリーダー作を出しているロイドに気がついた。調べれば、1989年から、ECMレーベルの下で、ロイドはリーダー作を連発していた。
 
 
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Charles Lloyd『Fish Out of Water』(写真左)。1989年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Charles Lloyd (ts, fl), Bobo Stenson (p), Palle Danielsson (b), Jon Christensen (ds)。バックのリズム・セクションは、スウェーデン出身2人、ノルウェー出身1人。チャールズ・ロイドのテナー&フルートのワンホーン・カルテット。リリースは、欧州ジャズの老舗レーベルのECM。

アルバムに詰まっている演奏の雰囲気は「欧州の純ジャズ」。バックのリズム・セクションが北欧メインなので、音の響きは北欧ジャズ。ロイドのテナーは北欧ジャズのスタンダードである「クリスタルな切れの良い」音よりも暖かでエッジが丸い。米国ジャズってほどでは無いのだが、クールな熱気をはらんだテナーは意外と個性的である。欧州のテナーマンには無い独特の個性。

1989年にロイドはこんなに魅力的なワンホーン・カルテット盤を出していたんですね。全く知らなかった。1960年代の胡散臭さ漂うリーダー作ばかりが我が国ではジャズ雑誌に載ってきたので、ロイドの1990年代の活躍は全く意識していなかった。全く以て不明を恥じるばかりである。そして、今、1990年代以降のロイドのリーダー作を聴き進めている。これが意外と楽しいのだ。
 
 
 
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2019年11月25日 (月曜日)

モブレーを理解する「第一歩」

40年以上前、ジャズを聴き始めてから、ずっと「ハンク・モブレー(Hank Moblay)」が良く判らなかった。1930年7月生まれ。1986年5月、55歳にて没。活躍したのは、1955年から1970年辺りの約15年余り。ブルーノートでのリーダー作は華々しい限り。1957年には8枚ものリーダー作を録音している。しかし、1972年の『Breakthrough!』以降はリーダー作もサイドマンとしての客演も無く、全く地味な晩年だった。
 
ハンク・モブレーの代表作3部作『Soul Station』『Roll Call』『Workout』は良く聴いたが、他のアルバムについては、モブレーって好不調の波が結構あるので、ある盤では「これは結構凄いなあ」と感じる反面、ある盤では「なんじゃこれ、元気ねえなあ」なんてちょっと首を傾げたくなる盤もあるので、選盤が面倒くさくなる。結局、他のテナーマンのリーダー盤に走ったりして、しばらくモブレーの事は忘れていた。
 
最近、ふと思った。何故、ブルーノートの総帥、アルフレッド・ライオンはモブレーを重用したのか。マイルスは何故、コルトレーンの後任にモブレーを据えようと考えたのか。どうにも、代表作3部作を聴くだけではよく判らない。ということで、今まで「つまみ食い」的に聴いてきたモブレーのリーダー作をガッツリと全て聴き直すことにした。
 
 
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『Hank Mobley Quartet』(写真左)。1955年3月27日の録音。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Horace Silver (p), Doug Watkins (b), Art Blakey (ds)。リリース当時は10" LP仕様。アルバム全体でも26分という短さ。しかし、アルバムというもの、収録時間の長さが価値では無い。その中に記録されているパフォーマンスの出来である。
 
この盤はモブレーの初リーダー作。録音当時は24歳のモブレーのワンホーン・カルテット。バックを支えるリズム・セクションも当時の精鋭メンバーで充実のサポート。そんな充実のカルテット編成で、モブレーは溌剌とテナーを吹きまくる。しっかりと芯の入った骨太なブロウ。テクニック良く流れる様なアドリブ・フレーズ。この盤のモブレーは、テナーマンとしての類い希な才能と素性の良さを大いに感じさせてくれる。
 
そして、この盤で判るのは、モブレーの「作曲の才」。5曲目の「Love for Sale」以外、他の5曲はモブレーの作曲。どの曲も出来は上々。この作曲の才って、当時、凄いことなのだ。そうそう自作曲を多数、用意できるジャズマンはいない。モブレーの最大の個性は、この「卓越したコンポーザー」としての才能ではなかったか。その才の上に、テナー・インプロバイザーとしての才がある。モブレーを理解する上で、最初に聴くべき好盤である。
 
 
 
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2019年11月17日 (日曜日)

マイケルがはじけて吹きまくる

ランディ・ブレッカーの新盤を聴いていて、ふと弟のマイケル・ブレッカーのテナーが聴きたくなった。弟マイケルは、2007年1月13日、57歳にて早逝している。よって、最近の新盤は無いので、マイケルのテナーらしいブロウが収録されている旧盤を物色することになる。マイケルは、フュージョン、メインストリーム、両方いける口ではあるが、自由奔放なブロウという面ではフュージョン・ジャズ系のアルバムが良い。

Steps Ahead『Magnetic』(写真左)。1986年のリリース。参加ミュージシャンは、Michael Brecker (ts, EWI), Mike Mainieri (vib, key), Peter Erskine (ds), Hiram Bullock (g), Victor Bailey (b), Warren Bernhardt (p, syn), Chuck Loeb (g), Dianne Reeves (vo) 等々。フュージョン・ジャズの名うてのジャズメン達がズラリと並ぶ。いやはや、今から振り返れば、錚々たるメンバーである。

このアルバムでのマイケルのブロウは「はっちゃけている」。ブレッカー・ブラザース時代以来の「ポジティヴに吹きまくる」マイケルがここにいる。思えば、ブレッカー・ブラザースが解散、その後、アンチ・フュージョンな、硬派なコンテンポラリーな純ジャズ集団「ステップス」に参加。ストイックなテナーを吹いていた分、この「ステップス」後の「ステップス・アヘッド」で「はじけた」。
 
 
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そんな感じのマイケルのテナーとEWI (Electronic Wind Instrument)である。そもそも「スッテプス・アヘッド」というバンドの演奏の個性が「明るくポップでキャッチャーな」フュージョン・ジャズといったもので、どの曲もフュージョン・ジャズらしく、超絶技巧なテクニックを駆使して、キャッチャーなアドリブ・フレーズを吹きまくり、弾きまくる。とにかく聴いていて楽しい。

特にリズム・セクションが強力。ウエザー・リポートで鳴らしたピーター・アースキンのドラミングがまず「見事」。コンテンポラリーな純ジャズ風のドラミングを叩きまくり、バンド全体のリズム&ビートを引き締める。そして、ハイラム・ブロックやチャック・ローブのエレギが、これまた「見事」。リズムにリードに大活躍。マイニエリのヴァイブも良いアクセントになっていて「見事」。

今の耳で振り返って聴けば、この「ステップス・アヘッド」のパフォーマンスは、1970年代に生まれ発展したフュージョン・ジャズの究極の姿と言っても良いのでは無いか。ムーディーでアーバンな個性はスムース・ジャズに任せれば良い。フュージョン・ジャズは「明るくポップでキャッチャー」そして「超絶技巧なテクニックで吹きまくり、弾きまくる」。これがフュージョン・ジャズにとって一番である。
 
 
 
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2019年11月13日 (水曜日)

ランディとアダの夫婦共演盤

フュージョン、メインストリームの両刀遣い。ジャズ・トランペットのレジェンドの一人「ランディ・ブレッカー(Randy Brecker)」が実に元気である。2007年に弟のマイケルが早逝、美人ピアニスト&ボーカリストのイリアーヌ・イライアスとも離婚。彼の人生、なかなか激しいもので、普通なら萎えてしまいそうなものなのだが、彼はそうはならない。2001年にアダ・ロヴァッティと再婚。最近はリーダー作に客演に大活躍である。

Randy Brecker & Ada Rovatti『Brecker Plays Rovatti - Sacred Bond』(写真左)。今年10月のリリース。ちなみにパーソネルは、Randy Brecker (tp, flh), Ada Rovatti (ts, ss, vo), Stella Brecker (vo track #1), Rodney Holmes (ds), David Kikoski (p, fender rhodes), Alexander Claffy (b, elb), Adam Rogers (g), Jim Beard (keys, hammond organ), Cafe´Da Silva (perc)。パーソネルは「ランディ人脈」で固められているようだ。

さて、この新盤、公私ともどものパートナーであるランディ・ブレッカーとアダ・ロヴァッティ(写真右)の双頭リーダー作品である。ランディとアダは夫婦。ランディはトランペッター、アダはテナー奏者でボーカルも担当する。いわゆる「夫婦共演」盤である。楽曲を見渡せば、収録曲はアダのオリジナル。この新盤は、夫婦の2人が「アダ・ロヴァッティの楽曲を演奏する」という内容。
 
 
Brecker-plays-rovatti-sacred-bond
 
 
CDプレイヤーにスイッチを入れると、出てくる音は「クロスオーバー・ジャズ」。それも現代の最新のテクニックと解釈を基に展開される「現代のクロスオーバー・ジャズ」である。ちょっとフュージョン・ジャズやメインストリーム・ジャズに寄って展開する部分もあるが、基本は「クロスオーバー・ジャズ」。懐かしい展開ではあるが、その展開を構成する音は「今」である。録音も今風。自然な響きではあるが、ダイナミックレンジが広く、楽器の音の分離がとても良い。

アダのサックスを聴いていると、往年の「マイケル・ブレッカー」を彷彿とさせる。端正にまとまった、ちょっと繊細で流麗なマイケルといった雰囲気。ランディのトランペットのパートナーとして、やはりここは「マイケル」かあ。でも、モーダルな展開をメインとするサックスは迫力があって、その力感はなかなかのもの。ランディのトランペットと並べても遜色ない。そういう意味で、この夫婦共演盤は成功していると言える。

この盤を聴いていて、ジャズに夫婦共演盤ってあったかなあ、とふと考える。う〜ん、パッと浮かぶのは、スタンリー・タレンタインとシャーリー・スコットの共演盤。それから、チック・コリアとゲイル・モラン。そう言えば、ランディは前妻のイリアーヌとも共演していたなあ。う〜ん、あとは浮かばんなあ。そもそも夫婦でジャズ・ミュージシャンをやっているケースが僅少なのだ。そういう意味では、この盤はジャズでの「稀少盤」とも言える。
 
 
 
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2019年11月 9日 (土曜日)

リヴァースのモードへの対応力

このアルバムを聴けば、当時、サム・リヴァース(Sam Rivers)のモード・ジャズにおける先進性が良く判る。モード奏法はモードに基づく旋律による進行に変更したもので、演奏の自由度が飛躍的に高い。リヴァースのモーダルなテナーは、クールでメロディアスでバリエーション豊かなもの。特に、この「クールでメロディアス」な部分。リヴァースはこの部分に秀でていた。

アドリブ部に入った途端、このモードに基づく旋律による進行に乗って、アドリブを展開することになる。しかも自由度が飛躍的に高い。演奏する側は自らの閃きを基にアドリブを展開する。閃いたフレーズを一気に吹くので、大体が気合いの入った音になる。逆にそんなにバリエーション豊かに閃きがある訳ではないので、アドリブの手癖・展開がマンネリ化、パターン化する恐れがある。
 
リヴァースは閃いたフレーズをクールに吹き、アドリブの手癖・展開のバリエーションが豊かなのだ。そんなリヴァースが良く判るアルバムが、リーダー作第2弾の Sam Rivers『Contours』(写真左)。1965年5月21日の録音。ちなみにパーソネルは、Sam Rivers (ts, ss, fl), Freddie Hubbard (tp), Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Joe Chambers (ds)。
 
  
Contours  
 
 
バックのリズム・セクションについては、当時、若手の新主流派の精鋭揃い。バックの不手際に引き摺られて、モードな演奏の精度や内容を損なわれることは無い。逆にフロントのソロイストの「モードに対する対応力」をしっかりと見極めることが出来る。フロントはリーダーのリヴァースのテナーと、ハバードのトランペット。既にハバードはモードへの対応力に定評がある。
 
しかし、リヴァースのテナーが明らかに素晴らしい。クールでメロディアスでバリエーション豊かな「モーダルなソロ」が展開される。逆にハバードは、吹きすぎる、パターン化した、ちょっと平凡な「モーダルなソロ」に終始している。特にリヴァースのソロがクール。そして、モーダルなアドリブのバリエーションが豊か。新主流派の「新しい風」を感じる。
 
サム・リヴァースのモードに対する対応力の高さを再認識できる優れたリーダー作である。ハバードの存在のお陰であるが、逆にリヴァースのワンホーンでも良かったのでは、と思う。それだけ、リヴァースのモーダルな演奏は、それまでのモードを得意とするジャズマンとは一線を画するものだったと思う。しかし、それが即、人気の高さに繋がらないのがジャズの不思議。
 
 
 
東日本大震災から8年7ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
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2019年11月 1日 (金曜日)

サム・リヴァースの初リーダー作

昨日、デイビット・サンチェスのサックスを聴いていて、突如として「サム・リヴァース(Sam Rivers)」を聴きたくなった。サム・リヴァースのサックスを初めて聴いたのは、マイルスの『ライヴ・イン・トーキョー』。1964年のライブ録音であるが、黄金のクインテットにまだウェイン・ショーターが参加していない時期。そこにサックスとして参加したのが「サム・リヴァース」。

このマイルスの『ライヴ・イン・トーキョー』でのリヴァースのサックスを聴くと、ショーターのサックスよりも、凛としてシュッとしたサックス。ショーターのサックスはちょっとウネウネしているところがある。意外とリヴァースの方がマイルス・クインテットに合ったりして、と思っていたら、どうもマイルスも留まるようオファーしたらしい。それをリヴァースは断った。

Sam Rivers『Fuchsia Swing Song』(写真左)。1964年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Sam Rivers (ts), Jaki Byard (p), Ron Carter (b), Tony Williams (ds)。先ほどのマイルスの『ライヴ・イン・トーキョー』の5ヶ月後の録音。リズム・セクションのうち、ベースとドラムは、マイルス・クインテットと同じメンバー。ピアノだけはハービー・ハンコックでは無い、当時、新進気鋭のジャキ・バイヤード。
 
 
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このブルーノート・レーベルの4184番は、サム・リヴァースの初リーダー作。リヴァースのテナーが実に魅力的。端正でスッと伸びのある、切れ味の良いテナー。モーダルなフレーズで、限りなく自由なフレーズを吹き上げていくが、決して絶対にフリーに傾かない。どこか節度のある、どこか理知的な響きの宿ったフレーズ。モードのフレーズなので難解そうだが、意外とシンプル。適度な隙間があって聴き易い。

バックのリズム・セクションでは、ピアノのバイヤードが個性的。ハンコックのモーダルなピアノより、フレーズの輪郭がクッキリしていて、適度にエッジが立っている。速いフレーズではスピード感が豊かで、モーダルなフレーズは幾何学的な展開がユニーク。もちろん、ベースのロン、ドラムのトニーは当然、素晴らしいパフォーマンスを聴かせてくれる。

ブルーノートの「新主流派のモーダルなテナー」のアルバムの中でも屈指の出来だと思います。変に急いでフリーに走らず、限りなく自由度の高いモーダルな吹きっぷりに、リヴァースの「受け狙い」では無い、我が道を往く「矜持」を感じます。本能、直感で勝負しない、理論派テナーマンの面目躍如です。僕はそんなリヴァースのテナーが「隅に置けない」。
 
 
 
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2019年10月31日 (木曜日)

「カリブの風」が吹いている。

この新盤、ストックしておいたのだが、暫くその存在を忘れていた。このリーダーのサックス奏者は、その出身そのものズバリ、ラテン・フレイバーのジャズ演奏を得意とする。これって、僕の好みのど真ん中である。が、直ぐに聴かずにストックしていた。面目ない。そのサックス奏者とは「David Sánchez(デイビット・サンチェス)」。

デイビット・サンチェスはサックス奏者。1970年、プエルトリコ生まれ。今年で49歳。ルーツであるラテンの感覚を活かした音楽性で根強い人気を誇る。年齢的にも油が乗りきった頃であり、ジャズの中堅メンバーとして大活躍。そのルーツに根ざした二つの音世界、純ジャズとラテン・アメリカの伝統音楽の融合が個性。

David Sánchez『Carib』(写真左)。そんなサンチェスの最新作。2019年6月のリリース。ちなみにパーソネルは、David Sanchez (ts, barril de bomba, per, vo), Lage Lund (g), Luis Perdomo (p, rhodes), Ricky Rodriguez (b), Oded Calvaire (ds, vo), Jhan Lee Aponte (per, bomba barril), Markus Schwartz (haitian-per)。「bomba barril」や「haitian-per」という見慣れない楽器が入っている。
 
 
Carib-david-sanchez  
 
 
この見慣れない楽器は「カリビアン」な打楽器で、アルバムのタイトル通り、このアルバムには「カリブの風」が吹いている。リズム&ビートはラテンとジャズ。ラテンフレイバーのコンテンポラリーな純ジャズと硬派でモーダルな純ジャズ、この2つをミックスした「純ジャズ」の彩りが素晴らしい。爽やかな躍動感溢れる、陽光麗らかな、風の様なコンテンポラリーなエレ・ジャズの調べ。

暫く聴いていると「チック・コリア」のエレ・ジャズかなあ、なんて感じたりする。爽やかな風が吹くようなエレギのフレーズの展開に、何となく「パット・メセニー・グループ」かな、なんて思ったりする。カリビアンな打楽器のネイティヴなビートをバックに、流れる様なモーダルなサンチェスのサックスは、どこか「エレ・マイルス」のウェイン・ショーターを彷彿とさせる。

今までの「コンテンポラリーなエレ・ジャズ」を総括した様な音世界に思わず聴き惚れる。ラテン・フレイバーのジャズは「モード」が似合う。硬派でストレート・アヘッドなモード・ジャズとの取り合わせは絶妙なコントラストを表現する。聴き味は爽やかだが、なかなか内容的に濃く、奥が深いエレ・ジャズ。エレ・ジャズ者にとっては「マスト・アイテム」。好盤です。
 
 
 
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2019年10月22日 (火曜日)

またまたコルトレーンの未発表盤

21世紀に入って、今年は2019年。コルトレーンが亡くなったのが1967年。既に、コルトレーンが亡くなってから52年が経過する。さすがにもう未発表音源のリリースは無いだろうと思っていた。しかし、今年も再び、未発表音源の発掘そしてリリース。未だにコルトレーンの未発表音源の発掘があるんやなあ、と改めて感動した。

今回は「未発表音源の発掘〜リリース」というよりは、公にされていた音源ではあるが、オリジナル音源の流用と思われていたものらしい。今回のアルバムのリリースの資料を読むと、「1964年6月、カナダ国立映画制作庁の委嘱で、フランス語映画「Le chat dans le sac (英題:The Cat in the Bag)』(日本未公開)の為に、黄金のカルテットを率いてルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオにて録音された音源」とのこと。

しかし、である。資料は続く。「当時、映画の為に使用された5曲は、いずれもコルトレーンのオリジナル曲の再演であったため、熱心なファンの間でも映画にはオリジナル・ヴァージョンが使用されているものと思われており、映画用に再録音されたものであるとは長らく知られていなかった」。つまり、映画に使用された音源はオリジナル・ヴァージョンでは無く、映画用に再演され新たに録音されたもの、だった訳。
 
 
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John Coltrane『Blue World』(写真左)。1964年6月24日、NY New Jerseyの「Van Gelder Studio」での録音。ちなみにパーソネルは、 John Coltrane (ts, ss), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds), McCoy Tyner (p)。黄金のカルテットである。セッションの全音源(合計8テイク)がフル・ヴァージョンでまとめられている。ジャケット・デザインも良好。

今回はオリジナルでおなじみの楽曲ですが、確かにオリジナル・ヴァージョンを意識して聴くと、確かに「違う」。熟成されたワインの如く、オリジナル・ヴァージョンよりも、リラックスした雰囲気の演奏で、穏やかに聴こえます。熟れた演奏と形容したら良いのか。明らかにオリジナル・ヴァージョンの演奏時より、円熟、熟達のレベルで充実している様に感じます。

ライナーノーツの抜粋では「コルトレーンが既に録音した曲をふたたびスタジオ録音することはなかったという意味で、このアルバムは貴重な存在なのだ」としている。本レコーディング・セッションに関する当時のレコード会社にスタジオ使用の記録が残っていなかったらしい。そりゃ〜、この映画のために、改めて録音したという事実は、コルトレーン研究家の間でも知られていなかった訳ですね。
 
 
 
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2019年10月16日 (水曜日)

温故知新な聴き味の良い好盤

21世紀に入って19年が経った。ジャズは死ぬどころか更なる深化を遂げ、ジャズの演奏フォーマットや演奏スタイル、演奏内容の裾野は更に広がった。これもジャズなん? という内容の、尖ったニュー・ジャズな雰囲気のものもあれば、オーソドックスなモーダルなジャズもある。特に、テクニックが伴った、しっかりした内容の伝統的なモーダルなジャズは、今の耳で聴いても、なぜかホッとする。

David Kikoski『Phoenix Rising』(写真左)。今年6月のリリース。ちなみにパーソネルは、Eric Alexander (ts), David Kikoski (p), Peter Washington (b), Joe Farnsworth (ds)。伝統的なテナーで名を残しつつあるエリック・アレキサンダーをフロントに据えた、ワンホーン・カルテットな編成。フロント1管なので、ユニゾン&ハーモニーに関するアレンジと配慮が不要。テナーを自由に吹きまくることが可能。

ミンガス・ビッグ・バンド等の活躍で知られるピアニスト、デヴィッド・キコスキーのHighNoteレーベルからのデビュー盤である。デヴィッド・キコスキーは、1961年米国はニュージャージ生まれのピアニスト。1980年代にはバークレー音楽院でジャズを学ぶ。いわゆる「正統な教育を受けた」ジャズ・ピアニストである。
 
 
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この新盤は、オーソドックスなモード・ジャズ。リズム&ビートも伝統的なジャジーなビート。高速4ビート若しくは8ビート。そして、キコスキーのモーダルなピアノは実に理知的で趣味が良い。アドリブ展開時に合いの手の様に入るブロックコード、優しいしなやかな「シーツ・オブ・サウンド」的なアドリブ・フレーズ。ピアノの響きと流麗で音符の多いアドリブ展開はハービー・ハンコックを彷彿とさせる。端正で明確なタッチのハービー。

エリック・アレキサンダーのテナーも伝統的。音の太さと悠然としたアドリブ展開の吹き回しは、ソニー・ロリンズを想起する。速弾きを伴ったロリンズ。歌心も充分で、特にスタンダード曲でその真価を発揮する。例えば「If I Were a Bell」や「Love for Sale」「Willow Weep for Me」など、安心安定の伝統的なブロウ。コルトレーンっぽいところもあるが、基本はロリンズ。大らかなブロウだ。

この盤、キコスキーのピアノとアレキサンダーのテナーが際立つ。全く新しくない、過去を振り返る、オーソドックスなモード・ジャズ。それでも、過去のモード・ジャズと比較すると、やはり新しい響きに満ちている。温故知新。そんな言葉がピッタリの魅力的な内容のモード・ジャズ。演奏の隅々まで配慮が行き届いたパフォーマンス。伝統的な内容ではあるが、聴き味の良い好盤である。
 
 
 
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