2020年11月30日 (月曜日)

気持ちの良いピアノ・トリオ盤

申し訳ない言い方だが、従来より、日本のレコード会社やレーベルが企画してリリースするジャズ盤は何か面白くない。内容は悪くない。でも、ワクワクする何かが足らないというか、オッと思うような意外性や注目ポイントが少ないというか、日本のレコード会社やレーベルが出す新盤って、聴く前から、内容が想像できるというか、ワンパターンというか、面白みに欠けるものが多い(これは、という盤もあるにはあるが・・・)。

とにかく「安全運転」な企画・プロデュースで、そこそこ売れて欲しい、という思いが見え隠れする。加えて、ジャズ雑誌のジャズ盤評論はこぞってこれら日本のレコード会社や日本のレーベルが出す新盤を好意的に評価する。「本当にこの盤の内容が良いと思ってんのかしら?」と疑義を持つ様な一部のジャズ評論にはちょっと呆れる。そういう訳で、今でも新盤については、日本制作盤は敬遠気味で、自分の経験と勘を基に、輸入盤を中心に選盤することが多い。

Christian Jacob『Contradictions "A Look At the Music of Michel Petrucciani"』(写真左)。2005年12月30日、2006年1月17, 30日の録音。ちなみにパーソネルは、Christian Jacob (p), Trey Henry (b), Ray Brinker (ds)。リーダーのChristian Jacob(クリスチャン・ジェイコブ)は、1958年、仏生まれのジャズ・ピアニスト。今年で62歳。バークリーの卒業生で、編曲家としても活躍、1年に1作程度のペースでコンスタントにリーダー作をリリースしている。 
  
気持ちの良いピアノ・トリオ盤である。この『Contradictions』は、副題「A Look At the Music of Michel Petrucciani」とあるように、ジェイコブによるペトルチアーニ曲集。「ジャズ・ピアノのミューズ」と呼ばれた、故ミシェル・ペトルチアーニの作曲した曲を中心に構成した、ピアノ・トリオ盤。
 
 
Contradictions_20201130182001  
 
 
この「ペトルチアーニ」のトリビュート盤という企画が良い。ジャズ・ピアノ者の「聴きたい」という気持ちに「刺さる」。特に、ペトルチアーニがお気に入りの僕としては、大いに期待して「そそくさ」とゲットした。

企画の方向性が良いのだろう。これが、期待に違わぬ素晴らしいピアノ・トリオ盤である。ジェイコブのピアノは、しっかりと芯のある柔らかなタッチが生み出す、明るく輝かしい音色。いきなり名曲「Looking Up」からのスタートなんて良い感じだ。ジェイコブのピアノの個性が良く判る。とにかく、ジェイコブのピアノがシンプルで判りやすくて、明るくて綺麗で申し分ない。

ペトルチアーニの曲は、明るくて軽快で心地よい旋律を伴った曲が多いので、ジェイコブの様に、ペトルチアーニのピアノに比べれば、ちょっと繊細で線が細いのだが、「シンプルで判りやすくて、明るく、綺麗なタッチ」がペトルチアーニの曲にしっかりフィットしている。

良いピアノ・トリオの企画盤です。日本のレコード会社やレーベルも、いつもいつも決まって「有名スタンダード曲中心」の企画盤を企図するのでは無く、こういう、ちょっと「キラッ」と光る企画盤を企図して欲しいですね。きっと実現できると思うし、こういう小粋な企画盤は売れると思うんですが、どうでしょうか。
 
 
 

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2020年11月29日 (日曜日)

ECMらしいエレ・ジャズです

ECMレーベルは欧州ジャズの老舗レーベル。ECMは「Edition of Contemporary Music」の略。創立者はマンフレート・アイヒャー。西洋クラシック音楽の伝統にしっかりと軸足を置いた「ECMの考える欧州ジャズ」=アイヒャー自らの監修・判断による「美意識」を、限りなく静謐で豊かな「ECMエコー」を伴って表現した「ECM独特の音世界」。

Michael Naura『Vanessa』(写真左)。ECMの1053番。 ちなみにパーソネルは、Michael Naura (el-p), Klaus Thunemann (bsn), Wolfgang Schlüter (vib, mar, per), Eberhard Weber(b), Joe Nay(ds)。バズーンあり、ヴァイブありのおおよそ従来の純ジャズとは思えないパーソネルが、いかにもECMレーベルらしい。

この盤、パーソネルがここまで「ECMらしい」と、当然、音自体がとても「ECMらしい」はず。ECMレーベルでしか聴けない、即興演奏を拠り所にした「ニュー・ジャズ」の音が詰まっている。リズム&ビートに「4ビート」は無いし、スインギーな感覚は全く無い。それだけだと「ジャズ」にならないのだが、即興演奏のアプローチがまさに「ジャズ」らしい。
 
 
Vanessa  
 
 
均等に刻まれた8ビートなフレーズであったり、無調なフレーズだったり。現代音楽に近い、はたまた、初期のエレ・マイルスに近い、とてもECMらしいエレ・ジャズである。そして、限りなく静謐で豊かな「ECMエコー」がかかった音が、これまた「ECMらしい」。演奏内容は8ビートのエレ・ジャズだったり、フリーなジャズだったり。ECMお得意のニュー・ジャズな演奏が心地良い。

Michael Naura(ミハエル・ナウラ)は、リトアニア出身のピアニスト。この盤では彼独特のエレピの弾きっぷりがとても効果的。新しいジャズ、という感覚を上手く増幅させている。クラウス・トゥネマンのバズーンがとてもユニークな音色で独特の響きを漂わせ、ヴォルフガング・シュリュターのヴァイブは、硬質でクリスタルな音色で、切れ味の良い澄んだフレーズを供給する。

リズム隊については、エバーハルト・ウェーバーのベースが良く効いているし、ジョー・ネイのドラムは硬軟自在、緩急自在。ナウラのエレピの音をしっかりとサポートし、その魅力を増幅させているところは見事。ジャケット・デザインも含めて、この盤はその内容、音についても、とても「ECMらしい」。この盤については、ECMレーベルでした制作できないものだろう。「らしい」好盤である。
 
 
 

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2020年11月27日 (金曜日)

久し振りにフライド・プライド

Fried Pride(フライド・プライド)は日本のジャズ・デュオ ユニット。ギターとボーカルの2人組。類まれな歌唱力を持つボーカリストShihoと超絶技巧のギタリスト横田明紀男の2人からなるジャズユニット。日本のみならず、世界的に見て、ジャズの世界で「ギターとボーカル」のパーマネント・ユニットはとても珍しい存在だった。

以前、デビュー作を聴いて、これがまあ、唖然とするくらい凄いギターとボーカルで、こいつは凄いユニットがデビューしたもんだ、と思った。しかし、2012年に横田明紀男が脳梗塞にて入院、その後回復したが、2016年12月23日をもって活動終了。活動期間は15年。アルバムは12枚をリリース。どれもが、「ギターとボーカル」のユニットの特性を最大限に活かした、ユニークな内容のものばかり。愛聴してましたねえ。

Fried Pride『Musicream』(写真左)。タイトルは「ミュージックリーム」と読む。フライド・プライドの6thアルバム。2006年6月のリリース。改めて、ちなみにパーソネルは、Shiho (vo), 横田明紀男 (g)。タイトル「Musicream」は「最上級の」という意味である「Cream」と「Music」の合体造語。つまりフライド・プライドによる「最上級な音楽」を意味する、とのこと。
 
 
Musicream-fried-pride  
 
 
日本語ボーカルが秀逸である。言っておくが、ボーカルのShihoは日本人。しかし、以前、デビュー・アルバムを聴いたときは、Shihoは絶対にハーフかクォーターで、英語圏で長年生活してきたネイティヴだと思ったくらい、英語でのボーカルが上手い。が、この盤では、フライド・プライド始まって以来であると思われる、日本語ボーカルが興味深い。日本語での「コンテンポラリー・ジャズ・ボーカル」が見事。

例えば、2曲目「リバーサイド・ホテル」(井上陽水)、3曲目「接吻 KISS」(Original Love)、7曲目「Midas Touch」(山下達郎)、8曲目「永遠に」(The Gospellers)など、Jポップの名曲を日本語ボーカルでカヴァーしていくのであるが、これがかなり良くできていて感心する。

日本語ボーカルでのカヴァーだと、どうしても歌謡曲的な雰囲気が漂って「いけない」のではないか、と思ったが、テンション溢れ切れ味の良いギター・アレンジと、ジャジーで情感豊かなボーカルで、これは「かなりイケる」。特に、井上陽水の「リバーサイド・ホテル」には参りました。久し振りに聴き返したのだが、やはり「フライド・プライド、侮り難し」である。
 
 
 

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2020年11月26日 (木曜日)

ルエケならではのジャズ・ギター

Lionel Loueke(リオーネル・ルエケ)。ベナン共和国の出身。ジャズ・ギタリスト兼ボーカリスト。1973年生まれなので、今年で47歳。ジャズで言うと「中堅ジャズマン」。1999年、バークリー音楽院に奨学生として入学。ハービー・ハンコックの秘蔵っ子としてメジャーな存在になり、初リーダー作は、2004年の『Incantation』。ルエケのギターは変幻自在。スキャットを交えた彼独特の奏法は唯一無二。

Lionel Loueke『HH』(写真左)。今年10月のリリース。リオーネル・ルエケの超個性的なソロ・ギター演奏集(一部多重録音あり)。タイトルの「HH」は、Herbie Hancockの頭文字か、若しくはHead Huntersの意味か。この盤は、丸々、師匠のハービー・ハンコックの楽曲をカヴァー、若しくは、彼に捧げたルエケのオリジナル曲で固められている。

ルエケのギターは「7弦ギター」。実にユニークな音がする。その7弦ギターで、ハービー・ハンコックの有名曲の馴染み深いリフを見事に表現している。リフを表現しつつ、その流れの中でアドリブを展開していく様は見事という他は無い。音色は流麗で流れようなものでは無い。弦に指を軽く叩き付けたり、指で弾いたり、躍動感溢れる独特のフレーズが個性的。
 
 
Hh_lionel-loueke  
 
 
ハービー・ハンコックの楽曲の選曲も良く、1曲目「Hang Up Your Hang Ups」、4曲目「Actual Proof」、6曲目「Butterfly」、8曲目「Watermelon Man」、11曲目「Rockit」などなど、ハンコックの曲に特徴をよく表した楽曲が選ばれている。そんなハンコックの楽曲をルエケのユニークなギターが、切れ味良いファンクネスを湛えた鋭いタッチで、新しい解釈を施していく。

ルエケのオリジナル曲もユニークだ。10曲目「Voyage Maiden」と13曲目「Homage to HH」の2曲がルエケのオリジナル曲。「Voyage Maiden」は、明らかにハンコックの名曲「Maiden Voyage(処女航海)」をもじったタイトルだろう。リズム&ビートは原曲からもろに引用されていて、途中、ボサノヴァの雰囲気が漂うユニークな展開。「裏メイデン・ヴォヤージュ」と形容して良いくらいの秀作だ。

数曲でスキャット&ヴォイスも披露しているが、「Homage to HH」では不思議な言語で唄っている。アフリカ南部のター語やナマ語、コサ語などに特徴的なクリック音(舌打ちに近い発音の子音)を用いているらしく、これもまた実にユニークな個性。全編に渡って、今までに聴いたことの無い、ルエケならではの「ジャズ・ギター」が聴ける。ソロ・ギター盤なので、彼の個性が心ゆくまで堪能出来る。
 
 
 

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2020年11月 4日 (水曜日)

ニュー・ジャズ志向の新進ギター

昨日、テリエ・リピダルのギターについて語った折、このリピダルの様な、幽玄で浮遊感のある、かつ切れ味良く、適度に捻れたフレーズを多用した「ニュー・ジャズ」志向の音が特徴の、次世代を担う若手のジャズ系ギタリストはいるのか、と思い立った。端正なネオ・ハードバップ志向の若手ギタリストは何人かの名前が浮かぶのだが、どうなんだろう。

Nir Felder『Ⅱ』(写真左)。ちなみにパーソネルは、Nir Felder (g), Matt Penman (b), Jimmy MacBride (ds)。シンプルなギター・トリオ編成になる。エレギをフロントに据えてはいるが、アコースティックギターやバンジョー、シンセサイザーなどが多重録音されて、アルバムに詰まっている音は意外に分厚い。加えて、録音後のポストプロダクションに時間をかけている分、音の完成度はかなり高い。

このリーダーのギタリスト、ニア・フェルダー(Nir Felder)は、1982年生まれ。今年で38歳、まだまだ若手である。米国ニューヨーク州出身、2005年にバークリー音楽大学を卒業、数多くのネオ・ハードバップ、ニュー・ジャズ系のミュージシャンとの共演を重ね、ロック・ミュージックから多大な影響を受けた、かなり独創的なギタープレイで徐々にその名を売っている。
 
 
_nir-felder  
 
 
使用ギターは、ジャズとしては珍しいフェンダーのストラトキャスター。逆にストラトでないと出せない音、幽玄で浮遊感のある、かつ切れ味良く、適度に捻れたフレーズを個性とする若手ギタリストである。リピダルなど、先達の「ニュー・ジャズ」志向のギタリストと異なるのは、リズム&ビートへの乗りが明確で、浮遊感のある音でも空間を漂う様な音では無い。

しっかりと、リズム&ビートに乗った、ロックっぽいところがファルダー独特の個性と言える。古き良き米国の景色に誘い込むようなギターのアルペジオ、エレクトロニクスを多用したロック・テイストなフレーズ、ディストーション溢れる音で浮遊感と捻れを孕みつつ切れ味の良い、エレ・ジャズ志向の即興パフォーマンス。

新しい感覚の、ニュー・ジャズ志向のギター・トリオ・サウンドがこの盤に詰まっている。2014年にリリースしたファースト盤『Golden Agen』から6年の歳月を経て完成した新盤であるが、フェルダーのギタリストとしての個性の確立を確認出来、次の展開を大いに期待させてくれる好盤に仕上がっている。ポストロックの如き先鋭性とジャズの即興の融合。フェルダーの次作が待ち遠しい。
 
 
 

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2020年11月 3日 (火曜日)

テリエ・リピダルの陰謀・謀略

Terje Rypdal(テリエ・リピダル)。ノルウェー出身、ECMレーベルの看板ギタリスト。彼のキャリアにおいて、2〜3枚の例外はあるが、リーダー作については、ほぼECMレーベルからのリリースになる。リピダルは1947年生まれ。今年で73歳。初リーダー作が1968年なので、ジャズ・ギタリストとしてのメジャーなキャリアとしては52年。半世紀以上に渡って活躍する「レジェンド級」のギタリストである。

リピダルのギターについては、恐らく1〜2分聴き続けたら絶対にリピダルだと判るくらい、とても個性的な音である。幽玄で浮遊感のあるフレーズを多用した「ニュー・ジャズ」志向の音が得意で、ファンクネスは皆無であり、ブルージーな要素は微弱。そういう面では欧州ジャズ独特といえる。ジャズ・ギターというよりは、ロック・ギターと言った方が良いか、プログレ・ギタリスト的な音を出す。

浮遊感のある、ビートに乗らない、ロングトーンでフリーな独特とフレーズ。ジャズなのか、ロックなのか、どちらかにしろ、と詰問されたら、やはり「ジャズ」と答えてしまう。そんな不思議な音を持ったギタリスト。そして、リピダルは、半世紀を越えるメジャーなキャリアの中で「決してブレない」。ECMレーベルでのメジャー・デビュー盤『Terje Rypdal』の音が、マンネリに陥らず、ずっと今まで続いている。これって意外と凄いことだと思っている。
 
 
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Terje Rypdal『Conspiracy』(写真左)。2019年2月、ノルウェーはオスロのRainbow Studioでの録音。ちなみにパーソネルは、Terje Rypdal (el-g), Ståle Storløkken (key), Endre Hareide Hallre (b), Pål Thowsen (ds, perc)。プロデューサーは当然、マンフレッド・アイヒャー。ノルウェー出身のメンバーで固めた、リピダルの約20年ぶりのスタジオ録音作品になる。

このリピダルの新作は、リピダルのリピダルらしい個性満載。往年のメジャー・デビュー当時の、幽玄で浮遊感溢れるサステインの効いたエレクトリック・ギターが再現されている。しかし、フレーズの作りが現代的で、その音はノスタルジックでは無い、現代の新しい響きのするもの。キーボードの参加が目新しく、ハモンド・オルガンの音がリピダルのエレギに溶け込み、創造的で耽美的なユニゾン&ハーモニーを奏でる様は今までにリピダルには無い要素。

アルバム・タイトルの「Conspiracy」は「陰謀・謀略」の意。この盤を聴くと、リピダルはまだまだ深化している。この個性は全くブレていないが、この盤で聴かれる音はノスタルジーとは全く無縁。初期のリピダルの個性を現代のニュー・ジャズの要素と合わせてリコンパイルし、新しいリピダルの音世界を創造しようとしている様に感じる。それが「陰謀・謀略」であるなら、聴き手の我々としては全くウエルカムである。
 
 
 

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2020年10月31日 (土曜日)

マーカス・ミラーの傑作盤です

最近、マーカス・ミラー(Marcus Miller)が気になっている。もともとベーシストのリーダー作には興味があって良く選盤するのだが、最近、何故か、マーカス・ミラーが気になっている。マーカス・ミラーは、現代最高峰のベーシストの1人。相当に卓越したテクニックと疾走感と切れ味抜群の「独特のグルーヴ感」が個性。とくにスラップにおけるグルーヴは秀逸。

1970年代後半、ジャコ・パストリアス(愛称「ジャコ」)の登場で、ジャズにおけるエレクトリック・ベース(略して「エレベ」)の可能性は飛躍的に拡大したが、そのエレベの可能性をもう一段階上のレベルに引き上げたのがスタンリー・クラーク(愛称「スタン」)、そして、このマーカス・ミラーだと僕は認識している。そんなマーカスのリーダー作をじっくりと、年代順に聴いたことが無い。ということで、マーカスのリーダー作に注目である。

Marcus Miller『The Sun Don't Lie』(写真左)。1993年のリリース。パーソネルは挙げれば切りが無い。当時のフュージョン・ジャズ畑、コンテンポラリー・ジャズ畑の一流どころがズラリ。曲によって、演奏の内容によって、演奏するメンバーを厳選しており、こういうところは、マーカスのプロデュース能力の高さを感じさせる。さすが、マイルス・バンド、最後の音楽監督である。
 
 
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邦題『ザ・キング・イズ・ゴーン』。1991年に亡くなったマイルス・デイヴィスに捧げた「追悼盤」。邦題の「キング」はもちろんマイルス・デイヴィスのこと。ジャコに題材をとった作品も含めて、1980年代はR&B志向のマーカスが、ジャズ・ベーシストとしての自分を前面に押し出した「コンテンポラリー・ジャズ」志向のリーダー作である。

この盤でのマーカスのエレベは凄まじい。ロック、ファンク、ソウル、ジャズ、様々な音楽要素を融合した、コンテンポラリーなフュージョン・ジャズがこの盤に詰まっている。特にファンクネスは濃厚で、ジャズ・ファンクな要素が一番強く感じる。しかし、ジャズ・ファンクとはいえ、ポップでは無い。しっかりとジャズを踏まえた、当時の先端を行く「ジャズ・ファンク」がこの盤にある。

ジャコより端正で真面目、スタンよりファンクネス控えめで流麗。タイトで整った躍動感+グルーヴ感溢れるスラップは唯一無二。エレベをエレギの如く弾く様は圧巻であり、胸がスカッとする。それぞれの曲のアレンジ、メンバーの選定、音の雰囲気、どれをとっても非の打ち所が無い。この盤、マーカスのプロデュースの才を確認するにも最適なアルバムになる。なにはともあれ「好盤」である。
 
 
 

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2020年10月27日 (火曜日)

土岐のアルト・サックス絶好調

日本人によるジャズ(ここでは「和ジャズ」と呼ぶ)はレベルが高い。しかも歴史がある。戦後まもなく、1940年代後半からジャズが演奏され始め、1950年代には、ビ・バップをお手本としたジ日本人ャズ・ミュージシャンが出現する。今も第一線で活躍している秋吉敏子、渡辺貞夫などがそのメンバーである。

1960年代には、日本のレコード会社が日本ジャズ・ミュージシャンのリーダー作をリリースするようになり、1970年代後半には、フュージョンの大ブームに乗って、カシオペアやT-スクエアといった優れたグループが活動を始めた。1990年代の終わりから、女性中心に優れたジャズ・ミュージシャンが多数出現、以降、現在まで、和ジャズは高いレベルを維持している。

土岐英史『The Guitar Man』(写真左)。2020年9月のリリース。ちなみにパーソネルは、土岐英史 (as), 竹田一彦 (g), 宮川 純 (org), 奥平真吾 (ds)。土岐のアルト・サックスと竹田のギターがフロントの、渋い渋いオルガン・カルテットである。オルガンがベースを兼ねるので、ベーシストはいない。最近、アルト・サックス奏者、土岐の活動が活発である。
 
 
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最近、和ジャズのアルバムと、ちょっと御無沙汰であった。御無沙汰している間に、好盤が山積みに。これはいかん、ということで、しばらく和ジャズがメインでジャズを聴き始めた。その聴き始めに出会った盤がこの『The Guitar Man』。日本アルト・サックス奏者のレジェンド、土岐が、これまた、日本のジャズ・ギタリストのレジェンド、竹田と組んだ好盤である。竹田一彦については、今年84歳である(!)。

宮川のオルガンの存在が、このカルテットをとってもジャジーな雰囲気に仕立てている。もともとこの盤、ブルース&バラード集なので、オルガンの音が実にジャジーに響く。但し、日本のジャズ・ミュージシャンが弾くオルガン、やはりファンクネスはかなり控えめ。しかし、ジャジーな雰囲気は濃厚。耳にも穏やかで、土岐のアルト・サックス、竹田のギターのフレーズがグッと浮き出てくる様な感じは、オルガン・ジャズならではの感覚だろう。

土岐のアルト・サックスは絶好調、竹田のギターは耽美的で、どこまでもジャジー。決して、米国ジャズっぽく無い。ファンクネスかなり控えめなパフォーマンスは「和ジャズ」ならでは。演奏レベルはとても高い。加えて、土岐と竹田の「歌心」がとてもキャッチャーで、聴いていて、しみじみ心に染み渡る。和ジャズでは珍しいオルガン・ジャズ。良い雰囲気のハードバップ・ライクな演奏で、知らず知らずのうちに、ヘビーローテーション化している。
  
 
 

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2020年10月26日 (月曜日)

ジョンスコの4ビート・ジャズ

ジョン・スコフィールド(John Scofield、以降、略して「ジョンスコ」)という、ほぼレジェンド級のギタリストって、フュージョン・テイストのコンテンポラリーなジャズから入って、ジャズ・ファンク、そして、ワールド・ミュージック志向なニュー・ジャズをやったり、個性的な、良い意味で「捻れた変態エレギ」を駆使して、新しいジャズ・ギターのイメージを拡げてきた。

ニュー・ジャズ志向の演奏も多々あるにも関わらず、今までに渡り歩いたジャズ・レーベルは、Enja(エンヤ)、Blue Note、Verve(ヴァーヴ)、EmArcy(エマーシー)などで、ECMレーベルでの録音が、2006年リリース(録音は2004年)の『Saudades』が初めてだったのは意外だった。そして、ニュー・ジャズの老舗レーベルで録音した盤が、意外や「メインストリーム志向」なアルバムだったとは驚いた。

John Scofield『Swallow Tales』(写真左)。Recorded March 2019年3月、NYでの録音。ちなみにパーソネルは、John Scofield (g), Bill Stewart (ds), Steve Swallow (b)。キーボードレスのギター・トリオ編成。ドラムとベースのリズム隊は、レジェンド級の思索的なベーシスト、スワローと、変幻自在で柔軟なドラミングが身上のスチュワート。
 
 
Swallow-tales  
  
 
この盤のジョンスコは「メインストリーム志向」。パッキパキ硬派で4ビートが中心の「メインストリーム・ジャズ」を展開する。この盤でのジョンスコは不必要に「捻れない」。フレーズを伸ばすときに軽く捻るが、ジャズ・ファンクをやる時の様に大胆に捻れることは無い。エッジの丸い、芯の太いエレギの音色がフレーズの伸びの最後に捻れる。聴けば、やはり個性的な、唯一無二なギターである。

ニュー・ジャズっぽい、硬質で欧州的なベースを弾きまくるスワローが、意外とジョンスコとマッチするのだから、ジャズって面白い。そして、ジョンスコが4ビートなジャズをやる時、欠かさない存在になりつつある、ビル・スチュワートの4ビート・ドラミングも聴きもの。ポリリズミックな適度な手数のドラミングは新鮮な響きが満載だ。

アルバム全体の雰囲気が、ニュージャズ志向のECMレーベルぽくない音作りが意外に新鮮に響く。ジョンスコのエレギの志向に揺らぎが無いのがポイントで、その志向に応じて叩きまくスチュワートのドラミングもECMレーベルらしくなくて新鮮。そんなECMレーベルらしくないところに、ECMレーベルらしいスワローのベースが聴こえると何故かホッとするから不思議。実に聴き応えのあるECMレーベルの4ビート・ジャズである。
 
 
 

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2020年10月25日 (日曜日)

ロイド・カルテットの温故知新

ブルーノートはジャズ界最大のジャズ・レーベル。ブルーノートのカタログには幾つかのシリーズがある。一番有名なのが、1500番台、4000番台など、カタログ番号を基本としたシリーズ。もう1つはカタログの分類記号を基本としたシリーズ。「BN-LA」シリーズや「LT」シリーズがそれに当たる。どのシリーズを聴いても、その時代のトレンドを反映したジャズを味わえるところがブルーノートの凄いところ。

そんなブルーノート・レーベルのシリーズの中で「85100」シリーズというのがある。1985年から1987年まで、僅か3年のシリーズで41枚の短期間のシリーズであった。しかし、このシリーズ、ちょうど1980年代半ばからの「純ジャズ復古」のムーヴメントの時代にリリースされたシリーズなのだ。どのアルバムも「純ジャズ復古」や「初期ネオ・ハードバップ」な雰囲気の演奏が詰まっていて、実は意外となかなか面白いシリーズなのだ。

Charles Lloyd Quartet『A Night In Copenhagen』(写真左)。1983年7月11日、デンマークの「The Copenhagen Jazz Festival」でのライヴ録音。リリースは1985年。ちなみにパーソネルは、Charles Lloyd (ts, fl, Chinese oboe), Michel Petrucciani (p), Palle Danielsson (b), Woody Theus (ds), Bobby McFerrin (vo)。
 
 
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この頃のロイドは相変わらず「コルトレーン」しているが、クロスオーバー〜フュージョンの時代を経た「ポップでライトな」コルトレーンになっているところが面白い。とっても軽やかなテナーと爽やかなフルート。それをコルトレーン・ライクに吹き上げるのだから、個性的といえば個性的。

そして、この盤の聴きどころは、バックのリズム隊。とりわけ、ペトルシアーニのピアノが斬新。1960年代後半、ロイドのカルテットでピアノを担当していたキース・ジャレットを彷彿とさせるが、この盤でのペトはキースよりアグレッシブで革新的。切れ味の良いタッチ、創造的で個性的なモーダルなフレーズ。「ミューズ」と呼ばれる所以である。そして、ベースのダニエルソンは欧州のニュー・ジャズなベース・ラインで、このロイドのカルテットを多国籍化している。

ブルーノート・レーベルの復活を記念して行われた「One Night With Blue Note」が1985年。純ジャズ復古のムーヴメントの中で、このロイド・カルテットの演奏内容は象徴的。後の「ネオ・ハードバップ」のベースがこの演奏に詰まっている。このライヴ盤を聴いていて、孔子の「故きを温ねて新しきを知る(温故知新)」という諺を思い出した。
 
 
 

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