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2018年9月 1日 (土曜日)

適用性の高さこそが最大の個性

何もジャズ盤紹介本やジャズ雑誌の特集のアルバム紹介に挙がる盤ばかりが「好盤」では無い。最近ではジャズに関する単行本が結構、出版されるようになったので、この単行本からも「好盤」の情報を得ることが出来るようになった。しかし、最終的には、自分の目と手でアルバムを探索し、自分の耳で聴いて、自分なりの「好盤」を探し出す。これが、ジャズ盤コレクターの醍醐味である。

この盤は、ジャズ・ベーシストのリーダー作を物色していた時、ジョン・パティトゥッチ(John Patitucci)の名に出くわし、このベーシストのリーダー作を聴き進めていって、出会った盤である。John Patitucci『Sketchbook』(写真左)。凄腕ベーシスト、パティトゥッチ、この盤では、エレクトリック・ベースによるプレイがメイン。超絶技巧を活かしたギター・ライクな多弦ベースによるプレイがソロが魅力的。

1990年のリリース。時代は純ジャズ復古の後、メインストリームな純ジャズと、フュージョン〜スムース・ジャズがバランス良く存在していた時代。ちなみにパーソネルは、John Patitucci (b), Michael Brecker (ts), John Scofield (g), Peter Erskine (ds), Vinnie Caliuta (ds), Terri Lyne Carrington (ds), Alex Acuna (per), John Beasley (p), David Witham (synth), Jon Crosse (ss), Dori Caymmi (vo), Ricardo Silveira (g), Paulinho Da Costa (per), Judd Miller (synth)。

 

John_patitucci_sketchbook  

 

フュージョン・ジャズ系の強者どもを集めた力作。個人的にはまだまだやりたいジャズのイメージが沢山あったみたいで、この盤について、かなりバリエーションに富んだ内容になっている。明確なフュージョン・ジャズあり、コンテンポラリーな純ジャズ風の演奏あり、といろいろやっているのだが、パティトゥッチのエレクトリック・ベースの個性は、どんな内容のジャズにおいても一貫しているので、アルバム全体の統一感は損なわれていない。

彼のエレベはこの盤で聴くと、ほぼ完成の域に達した、といって良いだろう。彼の超絶技巧を活かしたギター・ライクな多弦ベースによるプレイがアルバム全体でフィーチャーされていて、彼のベーシストとしての力量が良く判る内容になっている。あれもできる、これもできる、で器用貧乏とか、八方美人的とか、一貫性が無いとか揶揄されるが、僕はそうは思わない。その多様性、適用性の高さこそが、パティトゥッチのベースの最大の個性だろう。

これだけ適用力の高いベーシストであれば、フロントを張る楽器も活き活きとしたパフォーマンスを発揮する。この盤でも、テナーのマイケル・ブレッカー、エレギのジョン・スコフィールドが胸のすくような快演を展開している。そうそう、ビニー・カリウタのドラムもパティトゥッチのベースに触発されて躍動感抜群。演奏のリズム&ビートを支える役割のベース。演奏全体の出来不出来は、このベースに依るところが結構あるんだろう。そういう意味で、この盤はベーシストのリーダー作として優れた内容の好盤と言える。

 
 

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2018年8月22日 (水曜日)

フュージョン志向な純ジャズ盤

昨日のブログでご紹介した、Rainbow Featuring Will Boulware『Crystal Green』。1976年5月の録音だった。ギター・ベース・ドラムが伝説のフュージョン・バンド「スタッフ」のメンバー。加えて、趣味の良い端正なキーボードのブールウェア、パーカッションにラルフが担当。そこに、マイケル・ブレッカーの素敵なテナーが全編に渡って響き渡る。

そんなフュージョン志向な純ジャズ風な演奏が素敵な盤だったが、それから26年経って、Will & Rainbowの再会セッションが実現した。Will & Rainbow『Over Crystal Green』(写真左)。2002年1月の録音。ちなみにパーソネルは、Will Boulware (p,key), Will Lee (b), Steve Gadd (ds), Peter Bernstein (g), John Werking (syn), Michael Brecker (ts), Randy Brecker (tp), Bob Berg (ts)。

ブールウェアのアレンジが冴えに冴えていて、『Crystal Green』も『Over Crystal Green』も同じ雰囲気で、とても上質なフュージョン風な純ジャズが展開されている。特にガッドのドラミングが、Will & Rainbowのリズム&ビートをバッチリ決めている。縦ノリのオフビートなドラミング。『Crystal Green』も 『Over Crystal Green』もガッドらしさ満載である。
 

Over_crystal_green_1  

 
『Crystal Green』では、テナーはマイケル・ブレッカーの全ての楽曲で担当していたが、この『Over Crystal Green』では、マイケルとボブ・バーグが担当を分け合っている。ただ、ボブ・バーグもマイケルの音に近いブロウで、適当に聴いていたら、どっちがどっちか判らない。それでも、どちらも素敵なテナー、実直で正統派なテナー。聴いていて惚れ惚れする。

ブールウェアのアコピが良い。リリカルで端正な味のあるピアノ。彼のピアノとキーボードが純ジャズな雰囲気を湛えていて、アルバム全体が「フュージョン志向な純ジャズ」な雰囲気に染まる。そして、趣味の良いギターやなあ、と思って聴いていたら、若き日のバーンスタインでした。僕が最近、注目して聴いているギタリスト。こんなところにいました。今回、初めて知りました。

この盤も、日本のジャズ・レーベル「Eighty-Eight's」からのリリースで、プロデューサーはもちろん「伊藤八十八」。こういう「フュージョン志向な純ジャズ」風な盤が日本のジャズ・レーベルからリリースされていることが嬉しい。『Crystal Green』と『Over Crystal Green』、どちらもフュージョン志向な純ジャズ盤として、今での愛聴盤の2枚です。

 
 

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2017年2月28日 (火曜日)

こんなアルバムあったんや・77

とあるジャズ喫茶のマスターのジャズ盤紹介本にこのアルバムがあった。どっかで見たことがある、どっかで聴いたことがある、と思うのだが、とんと思い出せない。うむむ聴きたい、と思っていたら、2000年にリイシューされた。アルバム・ジャケットは似ても似つかないものになったけど(笑)。

Mike Nock『In Out and Around』(写真左)。1978年7月の録音。ちなみにパーソネルは、Mike Nock (p), George Mraz (b), Al Foster (ds), Michael Brecker (ts)。いやはや、この面子を見れば、この盤に触手が伸びるのも判る。聴いてみたい、そんな気にさせる魅惑的なパーソネルである。

マイク・ノックはニュージーランド出身の白人ピアニスト。クライストチャーチ生まれ。1960年にロンドンに渡る。’61年にダウンビート誌の奨学金でバークリー音楽院に入学。以降、ボストンのクラブのハウス・ピアニストとして活躍。’70年代後半、アコースティック・ジャズに立ち戻り活動。この『In Out and Around』はその時代の録音である。

マイク・ノックはピアニストとしては、日本ではマイナーな存在。しかしながら、その瑞々しいタッチと硬質でクリスタルな響きのピアノは聴き心地がとても良い。アドリブ・フレーズも奇をてらったところは全く無く、ニュージーランド出身らしく、ファンクネスは殆ど感じられない、透明感溢れる誠実な展開で、聴いていてほのぼのする。
 

In_out_and_around1

 
そして、ベースがジョージ・ムラツ。太いしなやかなアコベ。重心の低い強烈に安定感のあるウィーキング・ベース。ドラムが多彩でしなやかなドラミングを提供するアル・フォスター。このベース&ドラムが「半端ない」のだ。ここに瑞々しいタッチと硬質でクリスタルな響きのマイク・ノックのピアノが加わる。相当にレベルの高い、柔軟性の高いリズム・セクション。

そんなマイク・ノックのピアノ・トリオをバックに、なんとあの伝説のテナー奏者、マイケル・ブレッカーが全編に渡って、バリバリに吹きまくるのだ。テクニック最高、音の太さ切れ味最高、ブリブリ、バリバリ、テナーを吹きまくる。マイケル自身が当時のインタヴューで「最近、最もジャズ的に優れた演奏をしたのがマイクノックの作品だよ。」と語っていたのを思い出した。至極納得。

マイク・ノックは、1940年生まれなので、今年で77歳。現在では、オーストラリア・ジャズの重鎮として、まだまだ現役と聞く。日本ではマイナーな存在に甘んじてはいるが、こんなに素敵な純ジャズ盤を残しているのだ。この『In Out and Around』は、1970年代のメインストリーム・ジャズの好盤として、もっと評価されても良い盤だと思います。

こういう盤がごろりと転がっているのだから、ジャズは隅に置けない。この盤、昼下がりの人のほとんどいないジャズ喫茶で、ボリュームを上げて聴きたい盤です。マイケル・ブレッカーのテナーにぶっ飛び、ジョージ・ムラツのベースに下半身を揺さぶられ、アル・フォスターのドラミングに覚醒し、マイク・ノックのピアノに癒される。好盤です。

 
 

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2016年2月24日 (水曜日)

コンテンポラリーな純ジャズ

ヴァイブのマイク・マイニエリが「思いついた」グループ「ステップス(Steps)」。フュージョン・ジャズ全盛期、新鮮に響いた4ビート・ジャズ。

縦に揺れるスクエアな均等レベルの4ビートが印象的で、1980年初頭にして「コンテンポラリーな純ジャズ」。それでも困ったことに、メンバーの面子から、なぜか世間からは「アコースティックなフュージョン・ジャズ」の範疇として語られる。

1982年に「ステップス(Steps)」という名称がノース・カロライナ州のあるバンドによって商標登録されていることがわかり、それゆえバンドの名前を「ステップス・アヘッド(Steps Ahead)」に変えた。その新しい名前を冠したアルバムを1983年にリリースする。

『Steps Ahead』(写真左)。「ステップス(Steps)」から「ステップス・アヘッド(Steps Ahead)にバンド名を変えて、メンバーも少し変わった。Michael Brecker (ts), Mike Mainieri (vib), Eliane Elias (p), Eddie Gómez (b), Peter Erskine (ds)。ジャケットは男性4人が眠れる美女を抱えて運んでいる絵。新しいパーソネルをイメージする。
 

Steps_ahead

 
ピアノとドラムが代わった。簡単に言うと、縦に揺れるスクエアな均等レベルの4ビートが、アーシーでクロスオーバーでコンテンポラリーなドラミングに代わった。ピアノが、さらにリリカルに耽美的になり、しなやかさ躍動感が加わった。旧来の粘りのあるファンクネス溢れるオフビートでは無い、デジタルチックな水平で端正なオフビートが新しい。

久し振りに聴いてみて、やはり、マイケル・ブレッカーのテナーが素晴らしい。マイニエリも何時になく、熱くヴァイブを弾きまくる。マイニエリのヴァイブを 感じるにも良い盤である。二人のフロントの奏でるアドリブ・ラインは新しい響きに満ちている。そして、イリアーヌのピアノの音もこれまた新鮮。

アコースティックな楽器の響きが良い。それでいて、1950年代から1960年代の旧来のジャズの響きは全く無い。クールでアーバンな響きが新しい。クロスオーバー・ジャズの範疇か、と思われる向きもあるが、そうでは無い。明らかに、この『Steps Ahead』に詰まった音は「コンテンポラリーな純ジャズ」。良いアルバムです。

 
 

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2016年2月22日 (月曜日)

縦ノリの新しい4ビート感覚

最近はこのバンドの名前を聞かなくなったなあ。このバンドのアルバムを初めて聴いた時、新しい4ビート・ジャズに出会った感じがした。横乗りのスイングでは無い「縦ノリ」の4ビート。新しい感覚のテナー。お洒落なヴァイブ。タイトで鋼の様なベース。フュージョン感覚のライトで流暢なピアノ。

そのバンドとは「ステップス(Steps)」。リーダー格、ヴァイブのマイク・マイニエリが「思いついた」グループとのこと。Wikiにその経緯が粋な言葉で綴られている。「7番街の南、ニュー・ヨーク市のナイトクラブで、1979年にアルバイトたちによる冒険的な企てとして、ステップスは始まった」。

僕が感じた「新しい4ビート・ジャズ」は、スタジオ音源のセカンド盤とライブ音源のサード盤とで、今でもしっかりと追体験することが出来る。1979年12月リリースの『Step by Step』(写真左)と、1983年リリースの『Paradox』(写真右)。ちなみにパーソネルは、Michael Brecker (ts), Steve Gadd (ds), Eddie Gómez (b), Don Grolnick (p), Mike Mainieri (vib)。

パーソネルのいずれも、今ではレジェンドと呼ばれるジャズメンばかりである。テナーのマイケル・ブレッカーは2007年1月に、ピアノのドン・グロルニックは1996年6月に、それぞれ鬼籍に入っている。振り返ってみると、そうか、5人中2人が逝去しているのか。

時代的にはフュージョン・ジャズ全盛期なんだが、そんな中にこのステップスの4ビート・ジャズは新鮮に響いた。とにかく新しい。何が新しいかというと、ガッドとゴメスの叩き出すビート。横に揺れる3連ノリの旧来のスイング感溢れる4ビートではない、縦に揺れるスクエアな均等レベルの4ビートが、今の耳にも新しい感覚を醸し出す。
 

Step_by_step_paradox

 
そして、新しい感覚の2つ目が、テナーのマイケル・ブレッカーの存在。マイケルのテナーの音は当時、実に斬新に響いた。コルトレーンのええとこ取りはしているが、決して、コルトレーンのフォロワーでは無い。テクニカルには吹き上げているが、そのフレーズのそこはかとない大らかさは、どちらかと言えば、ソニー・ロリンズの想起させる。

テクニック優秀、音も大きくストレートに流麗に流れ、歌心溢ればかりに耳に馴染む。そのフレーズのトーンは決して、昔のハードバップのトーンをなぞってはいない。そのトーンは新しい。それまでに聴いたことの無い、ストレートで切れ味の良いメロディアスなトーン。

このマイケル・ブレッカーのテナーが、当時の日本のジャズ雑誌では酷評されていたのだから驚きだ。当時、それだけ新しいトーンのテナーである。従来のそれまでのジャズ・テナーの正反対の音とでも表現したらよいだろうか。今の耳にも確かに新しいトーンに響く。意外と現代の現役ジャズ・テナーにフォロワーが見当たらないのに愕然とする。

今一度、この2枚のアルバムを聴いて欲しい。今のジャズに無い「新しい感覚の4ビート」、新しいトーン、新しいリズム&ビートが聴いて取れる。ネオ・ハードバップの範疇なのだろうが、1950年代から1960年代のハードバップ、モード・ジャズのトーンを踏襲していないところが、このステップスの唯一無二、個性的なところ。

1980年初頭にして、コンテンポラリーな純ジャズ。この後、純ジャズ復古の大号令がかかって、ウィントン・マルサリスを中心とする新伝承派のネオ・ハードバップの波が押し寄せる訳だが、その新伝承派のトーンよりも斬新で色褪せないところが、このステップスの音の凄いところである。思わず「再評価」である。

 
 

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2013年12月24日 (火曜日)

一期一会な「融合の音楽」

どっぷり浸かるほどのファンではないのだが、部分部分でディープな好みのアルバムがある女性シンガー・ソングライターがいる。その名は「ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)」。

ジョニ・ミッチェルとは、米国を代表する女性シンガー・ソングライターの一人。カナダ・アルバータ州生まれ。母はスコットランド及びアイルランド系で、父はノルウェー系。1943年生まれだから、今年で70歳になる。1969年のセカンド盤『青春の光と影』の成功により、メジャーな人気を獲得するようになった。

独特な響きを宿した複雑なコードをベースに、エキゾチックでルーツ・ミュージック的な旋律を宿した、彼女独特の歌曲が素晴らしく個性的だ。

どの曲もどこかアーティスティックな雰囲気を宿し、どこかロマンティシズム漂うところが、これまた個性的で、アーシーでフォーキーな雰囲気も芳しく、ジョニの曲は一聴するだけで、それと判るものが多い。

そんなジョニが、ジャズ・ミュージシャンとの邂逅を果たし、一期一会なフュージョン・ミュージックを創造した、そんな一期一会な成果の記録がここにある。Joni Mitchell『Shadows and Light』(写真左)。1979年9月のライブ録音。初出は1980年、LP2枚組でリリースされた。

ちなみにパーソネルは、Joni Mitchell (el-g, vo), Pat Metheny (g), Jaco Pastorius (b), Don Alias (ds), Lyle Mays (key), Michael Brecker (ts, ss)。うむむむ、凄いメンバー構成じゃ。なんというメンバー構成じゃ。このパーソネルの組合せだけで「一期一会」である。このボーカルのジョニのバックを務めるクインテットって、いや〜凄い。
 

Shadows_and_light

 
パット・メセニー・グループの双頭リーダーの二人に、後のジャコ・パストリアス率いるワード・オブ・マウス・ビッグバンドのリズム・セクションの二人に、ブレッカー・ブラザースの兄弟2管の弟のテナー&ソプラノのクインテット。こんな組合せ、この時以外にあり得ない。

コンテンポラリー・ジャズ畑からのジャズメンをバックに侍らせて、ジョニは、ジャジーにフォーキーに、そして、R&Bにゴスペルチックに、そしてロックっぽく「融合の音楽」を創造し,唄い上げていく。

一言で言うと「アメリカン・ルーツ・ミュージック」をベースとした「フュージョン(融合)な音楽」である。コンテンポラリー・ジャズ畑からのジャズメン達のクインテットな音が、素晴らしく柔軟性と応用性の高いフュージョン・ミュージックを表現していく。その様が、このライブ盤では見事に捉えられている。

異種格闘技という言葉があるが、このジョニのライブ盤は、異種格闘技というよりは、異種コラボレーションと表現したらよいだろうか。お互いの個性とテクニックを尊重しつつ、良い意味でのコラボレーションが、奇跡的に成立している。コンテンポラリー・ジャズ畑の強者達が、「ジョニの為に」の一言の下に結集している。

このライブ盤の音世界は筆舌に尽くしがたい。コンテンポラリー・ジャズ者、及び、フュージョン・ジャズ者の方々はもとより、米国西海岸のシンガー・ソングライターの音世界のファンの方々に聴いていただきたい、奇跡の様な「フュージョン(融合)な音楽」の記録である。

どこか敬虔な響きを宿していて、僕にとっては、このライブ盤は冬の季節によく聴くアルバムの代表格ですね。ライブのエコー感も程良く心地良く、こんなライブ盤が録音されたこと自体が「一期一会」な出来事と言えるでしょう。

 
 

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2013年11月22日 (金曜日)

マイケル・ブレッカー屈指の名盤

マイケル・ブレッカーのテナーは「デジタル的で、精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」サックスの音色が特徴だ。これって、やっぱり白人的なテナーの雰囲気ですよね。

やっぱり、黒人のテナーは「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスなんですよね。そういう意味では、マイケル・ブレッカーは、ファンキーな香りのする楽曲は選ぶべきではない。

それではどうするか、思っていたら、2001年、突然バラード集『Nearness of You : The Ballad Book』(写真左)が出た。発売された時、「なるほどね」と感心したのを覚えている。

ちなみにパーソネルは、Pat Metheny (g), Herbie Hancock (p), Charlie Haden (b), Jack DeJohnette (ds), James Taylor (vo)  という超豪華メンバーでの演奏。しかし、超豪華メンバーか見た華美な所は微塵もなく、全編、瀟洒(しょうしゃ)な演奏が「ニクイ」。抑えたフレーズが気持ちいい。バラード集とは言いながら、じわりと「熱い」演奏も気持ちいい。

このバラード集でも、パットのギターが良い按配で彩りを添えている。パットの「泣きのシンセギター」が、寂寞感、静謐感を引き出して、なんだか気持ちよく、しみじみとしてしまう。マイケルのバラード演奏に、パットのギターは実に良く似合う。
 

Nearness_of_you

 
コルトレーンの「バラード」と比べられることがあるが、比べること自体が大変「野暮」なこと。コンセプト、音の作りや個性を考えると、まったく次元の違うもの。コルトレーンの「バラード」は当然素晴らしいアルバムだし、マイケルの「ニアネス・オブ・ユー」は、これはこれで素晴らしい。

収録曲は以下のとおり。テナーが映えるバラードの名曲の数々。

1. Chan's Song
2. Don't Let Me Be Lonely Tonight
3. Nascente
4. Midnight Mood
5. The Nearness Of You
6. Incandescence
7. Sometimes I See
8. My Ship
9. Always
10. Seven Days
11. I Can See Your Dreams
12. Say it

マイケルのバラード演奏に久し振りに耳を傾けてみて、改めて、マイケルのサックスは凄いなあ、上手いなあ、と思いました。これだけのサックス演奏が出来るミュージシャンって、よくよく考えてみると、数少ないですよね。マイケル・ブレッカーの生涯の中でも屈指の名盤です。
 
 
 

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2013年11月17日 (日曜日)

マイケルの「これ一枚」って...

マイケル・ブレッカーのテナーが聴きたくなって、昨日から、マイケルのリーダー作を何枚かチョイスして、聴き直しています。

マイケル・ブレッカー(Michael Brecker)の数あるアルバムの中で、これ一枚というのを選べと言われたら、躊躇いなく、このアルバムを選びます。Michael Brecker『Tales From the Hudson』(写真左)。1996年の作品。

ちなみにパーソネルは、以下の通りです。Michael Brecker (ts), Pat Metheny (g,syn-g), Jack DeJohnette (ds), Dave Holland (b), Joey Calderazzo (p), McCoy Tyner (p-3,5), Don Alias (per)。いやはや、そうそうたるメンバーです。特に、パット・メセニーと、3曲目と5曲目のみですが、マッコイ・タイナーの参加が目を引きます。それにしても、凄いメンバーですね。

マイケル・ブレッカーは、コルトレーン・ライクなサキソフォニストですが、黒人的な「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスではなく、「精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」白人的なサックスが特徴だったと僕は思っています。

しかも、彼のサックスは、従前のアナログ的なサックスの音色ではなく、新しい時代にマッチしたデジタル的なサックスの音色が魅力だと思っているので、ここでのパット・メセニーとの共演は大正解だと思います。
 

Tales_from_the_hudson

 
とにかく、全編に渡って聴き通すと、マイケルのテナーと、パットのギターとの相性が如何に良いかが判ります。加えて、デイブ・ホランドのベースのグルーブ感が、もの凄い。そして、パルス感溢れるジャック・ディジョネットのドラムも特筆モノ。

どの曲にも、現代ジャズの先端部分の鮮度の高い音が散りばめられていますが、特に3曲目のパット・メセニー作の「Song for Bilbao」と、5曲目のブレッカー・ブラザースの曲である「African Skies」は素晴らしい出来です。

どちらの曲も、パット・メセニー・グループやブレッカー・ブラザースで演奏されているように、フュージョン・テイストな曲なんですが、ここでは、アンプラグド・ジャズ・バージョンとして、焼き直されて、これがとても素晴らしい出来になっています。「Song for Bilbao」では、パットがシンセ・ギターを弾いており、これがまたマイケルのテナーの音を引き立てて、心憎い効果を出してます。

このアルバムは、現在のジャズはどうあるべきか、という問いにひとつの答を出してくれた秀作だと私は思います。惜しむらくは、このコンセプトで、しばらくズーッと突き進んで欲しかったですね。

当時、僕はこのアルバムを聴いて、まだまだジャズは終わっていない、ジャズはまだまだ進化している、と確信しました。

 
 

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2013年11月16日 (土曜日)

マイケル・ブレッカーが聴きたい

マイケル・ブレッカー(Michael Brecker)は、1949年、ペンシルベニア州フィラデルフィアの生まれ。トランペット奏者の兄ランディとバンド「ブレッカー・ブラザーズ」を、ベース奏者エディ・ゴメスらと「ステップス・アヘッド」を結成。ピアノ奏者ハービー・ハンコックやギター奏者パット・メセニーら著名ミュージシャンと数多くのレコードを制作。グラミー賞11回受賞。

マイケル・ブレッカーは、コルトレーン・ライクなサキソフォニストですが、黒人的な「粘りがあって、馬力があって、ファンキーな」サックスではなく、「精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」白人的なサックスが特徴だったと僕は思っています。しかも、彼のサックスは、従前のアナログ的なサックスの音色ではなく、新しい時代にマッチしたデジタル的なサックスの音色が魅力でした。

しかしながら、2005年6月、血液ガンの一種である骨髄異形成症候群を患っていることを明らかにし、一時的に容体は回復に向うも、2007年1月13日、白血病のため逝去。享年57歳。ジャズ・ミュージシャンとしては、演奏の円熟味という観点で、まだまだこれからという若さでの急逝だった。

マイケル・ブレッカーは、「デジタル的で、精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」サックスの音色が特徴だと僕は思っているので、純ジャズのアルバムよりは、「ブレッカー・ブラザース」のようなフュージョン系の演奏や、フュージョン系のミュージシャンがその感性の中で純ジャズを演奏する「ステップス(Steps)」などでの演奏の方が、彼のサックスが更に映えて、素晴らしいと思います。
 
例えば、今でも、Steps『Smokin' in The Pit』(写真左)は良く聴きます。時は1980年。フュージョン・ブーム末期に、フュージョンの人気スター・プレイヤー達に、こんなストレート・アヘッドな演奏をされて唖然としたのを覚えています。
 

Smokin_in_the_pit_2

 
当時はLP2枚組、A面を聴き終えた時には、ビックリして言葉を失いました(笑)。所謂、フュージョン・ジャズにカテゴライズされるスタジオ系ミュージションたちがユニットを組んで、純ジャズに取り組んだ話題作として、一世を風靡しました。

ジャズ者の間では賛否両論だったのを覚えていますが、僕はもう「絶対支持」でしたね。当時、どれだけ繰り返し聴いたでしょうか。下宿の僕に部屋に友人が来る度に「また、これ、聴いてんのか」なんて呆れてました。

当時、タモリさんが「汗を感じさせない4ビート」と表現されてましたが、言い得て妙ですね。全く電気楽器を使わず、4ビートを演奏しているにも関わらず、ハード・バップから綿々と受け継がれてきた従来から「純ジャズ」とは異なるフィーリングが新しく、これが、来るデジタル時代のジャズなんだな、と思ったのを昨日のことのように思い出します。

もともと、マイケルのサックスは「デジタル的で、精巧で、緻密で、テクニカルで、ストレートな」サックスなので素晴らしいのは当たり前。他のミュージシャンで要となるのは、スティーブ・ガッド。彼のドラミングが、このステップスの演奏のフィーリングを形成する鍵になっています。
 
ジャズは、リズムの微妙なズレを「ノリ」という推進力に変換し、スイング感とグルーブ感を得る音楽であるとも言えるが、ガッドのドラムは「オンタイム」というか「パルス感覚」が特徴で、微妙なリズムのズレが無い。所謂、1950年代ハード・バップの演奏に使われる比喩「グルーヴとかジャジー」等の形容詞が当てはまらない、新しい感覚のドラムを叩いています。

白人のフュージョン系ミュージシャンによる「新世代4ビート・ジャズ」。そのカッコよさは、今でも全く変わらない。

 
 

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