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2017年11月16日 (木曜日)

円熟のロイ・ハーグローブである

ネットのジャズ盤紹介を読み直して「これは聴いてないぞ」盤の聴き直し。ネットのジャズ盤紹介のブログは、ジャズ評論家の方々が扱わない、本当に内容の良い「隠れ好盤」について語ってくれているので助かる。自分の耳でしっかり聴いて、自分の感じたことを赤裸々に書いてくれているので、本当に参考になる。

例えば、この盤などはネットのジャズ盤紹介のブログから教えて貰った。Roy Hargrove『Earfood』(写真左)。2008年の作品。レギュラー・クインテットでの純ジャズ盤。聴き込むうちにその素晴らしさがじわじわと沁みる。ちなみにパーソネルは、Justin Robinson (as, fl), Danton Boller (b), Montez Coleman (ds), Gerald Clayton (p), Roy Hargrove (tp,fgh)。

ロイ・ハーグローヴ(以降、略して「ロイハー」)のEmarcy移籍第一弾作品。このクインテット盤は「純ジャズ」追求盤。ロイハーのストレートなブロウ、精巧なフィンガリングを駆使して、流麗で歌心のあるトランペットが飛翔する。ちょっと抑え気味のブロウなので、最初聴いた時は「なんか地味やなあ」と思うんだが、聴き込む毎にその素晴らしさがじわじわジワジワ沁みてくる。ブリリアントで滑らかなトランペット。
 

Roy_hargroveearfood

 
ピアノのジェラルド・クレイトンが良い。聴いていて惚れ惚れする様な、艶があって音の抜けが良く、切れ味抜群なピアノは個性的。クレイトンは和蘭生まれ、南カリフォルニアア育ちで、ベーシストのジョン・クレイトンの息子。素性確かなジャズ・ピアノである。アドリブ・ソロに感心する。良く練れているというか、直感的な反応が良いというか、センスを感じる、理知的なフレーズを感じる。以降「要注目」ピアニストである。

アルト・サックスのジャスティン・ロビンソンは、ロイハーのトランペットと相性が良い。ユニゾン&ハーモニーなど、アンサンブルの響きが抜群である。前作からメンバーは一新されているのだが、アルトのロビンソンだけ残ったというのも頷ける。作り込み過ぎない、吹きすぎないシンプルなアドリブ・フレーズは印象に残る。また聴きたくなる。

ロイハーは、この盤をリリースした時が39歳。中堅トランペッターとして、ロイハーの円熟度合いをしっかり確認出来る、バリバリのハードバップ盤である。聴き込み度にじわじわ沁みてくる、噛めば噛むほど味が出る「スルメの様な」好盤である。ジャズ者の皆さん全般にお勧め。

 
 

東日本大震災から6年8ヶ月。決して忘れない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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2017年11月10日 (金曜日)

これぞ、ファンキー・ジャズな盤

ファンキー・ジャズは、1950年代終盤から1960年代中盤にかけて流行ったジャズの演奏トレンドのひとつで、ハードバップのサブカテゴリー、若しくは後継のトレンドとされる。演奏の基本はメインストリーム・ジャズ。電気楽器はエレクトリック・ピアノ、若しくはオルガンのみ。ゴスペル的な要素が大幅に取り入れられ、これがファンクネスを強調する。

そんなファンキー・ジャズの代表盤の一枚が、Cannonball Adderley『Mercy, Mercy, Mercy(Live at 'the Club')』(写真左)。1966年10月、ロスのキャピトルでのスタジオ・ライブの音源。Cannonball Adderley (as), Nat Adderley (cor), Joe Zawinul (ac-p, el-p), Victor Gaskin (b), Roy McCurdy (ds)。アダレイ兄弟がフロントに座ったクインテット構成。

後に、Weather Reportを結成するジョー・ザヴィヌルがキーボード担当と音楽監督を兼任している。このザヴィヌルの存在が「キモ」で、このザヴィヌルの書いた曲がすべからく「こってこてのファンキー」。その代表作がタイトル曲の「Mercy, Mercy, Mercy」。もう、これでもか〜、という位の「オーバー・ファンク」な演奏。
 

Mercy_mercy_mercy

 
この「Mercy, Mercy, Mercy」の存在が、音が、このアルバムの雰囲気を決定付けている。教会の賛美歌の様な響き、ゴスペルのようなフレーズの「畳みかけるような繰り返し」。そこに、スタジオ・ライブならではの、タイミングの良い観客の掛け声と口笛。徐々に高揚していく繰り返しフレーズに、どんどん高まっていくファンクネス。

この徐々に高揚していくリフの繰り返しがファンキー・ジャズの「ミソ」で、この繰り返すリフがブルージーなコードであれば、その時点で「ファンクネス抜群」ってな感じになる。ビートはロックなビートの「エイト・ビート」。これがファンキー・ジャズ特有の粘りを伴って、まるで「うねり」のように耳に迫ってくる。迫力も満点である。

他の人達から「ファンキー・ジャズ」ってどんな音なのか、と問われた時、取り出すアルバムの一枚がこの『Mercy, Mercy, Mercy』。ファンキー・ジャズって、「純ジャズが全て」という様なシリアスなジャズ者の方々からすると、あまり評価の良くないジャンルですが、聴いていてノリが良く、聴いていて楽しいので、僕にとっては結構お気に入りです。音が楽しい、だから「音楽」。お後がよろしいようで(笑)。

 
 

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2017年10月30日 (月曜日)

5000番台も聴き所満載である

ブルーノート・レーベルは「ジャズの老舗レーベル」と呼ばれる。確かに、ブルーノート・レーベルは、ジャズのあらゆる演奏スタイルや、後の一流ジャズメンの若き時代の演奏をしっかり残していて、ブルーノート・レーベルのアルバムを聴き通すだけで、ジャズの歴史の全てが判る、とまで言われる。

例えば、このアルバムなどもブルーノートならでは、の盤である。『Howard McGhee's All Stars - The McGhee-Navarro Sextet』(写真左)。BLP 5012番。1950年1月23日の録音。特に、前半分『Howard McGhee's All Stars』の部分がブルーノートならでは、である。

何故って、ハワード・マギーって、オクラホマ州タルサ生まれ、デトロイト育ち。ディジー・ガレスピー, ファッツ・ナヴァロ、アイドリース・シュリーマンなどと並んでビ・バップの最初のトランペット奏者の一人。しかし、1950年代は麻薬中毒で没落した為、ビ・バップ時代、若き優秀なトランペッターとしての音源は少ない。

つまり、ハワード・マギーのトランペットの素晴らしさを感じることの出来る音源は稀少。稀少と言われる中、このブルノート盤は、ハワード・マギーの、テクニック優秀、溌剌としたトランペットをしっかりと捉えているのだ。こういうところが、ブルーノートの優れたで、さすが、総帥のアルフレッド・ライオンの慧眼恐るべしである。
 

Howard_mcghees_all_stars_the_mcghee  

 
よくこんな音源をLPでリリースしたものだと感心する。ちなみにパーソネルは、Howard McGhee (tp), Jay Jay Johnson (tb),  Brew Moore (ts), Kenny Drew (p), Curly Russell (b), Max Roach (ds) 。やはり、まずは、マギーの溌剌とした、高テクニックのビ・バップなトランペットが清々しい。良く鳴るトランペットだ。

そして、バックのリズム・セクションの中でキラリと光るフレーズを紡ぎ出しているのが、若き日のケニー・ドリュー。この盤でのドリューのピアノはもはや「ビ・バップ」なピアノでは無い。そこはかとなく黒いファンクネスを漂わせつつ、タッチのハッキリとした、内省的で思索的なアドリブ・フレーズを展開する。これがまた「良い」。

伝説化したハワード・マギーの稀少音源といい、若かりし頃のドリューの黒いファンキーなピアノといい、ブルーノートは、しっかりと当時のジャズの美味しいところを押さえている。1950年の録音ながら、音もまずまずで、ビ・バップ期からハードバップ期へ移行する時期の「ビ・バップのハード・バップ化」の過程を捉えた盤として、この盤は価値がある。

さすがはブルーノート・レーベル、目の付け所が違う。1500番台や4000番台のカタログばかりが、もてはやされがちではあるが、このブルーノートの5000番台のアルバムも隅に置けない。聴き進めて行くと、この5000番台は5000番台で聴き所満載である。ブルーノート、恐るべしである。

 
 

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2017年10月24日 (火曜日)

スピリチュアル・ジャズの先駆け

最近のジャズを聴いていると、昔の「スピリチュアル・ジャズ」が復権しているような気がする。「スピリチュアル・ジャズ」とは、ジャズの演奏ジャンルの1つで、精神的な高揚や深い安らぎを狙いに、アフリカ回帰や黒人独自の精神性などをさらに追求した演奏スタイル。

ちょっと宗教がかっている雰囲気がするが、教会のゴスペルなんかも、この「スピリチュアル」の範疇に入るので気にしない。1960年代から1970年代の「スピリチュアル・ジャズ」は、フリー・ジャズのバリエーションで、自由に個々の趣くままに演奏し、その高揚感やエモーショナルな雰囲気をメインに展開したものが大多数でした。

しかし、最近の「スピリチュアル・ジャズ」は、従来のエモーショナルな展開に穏やかで安らかな展開の要素を加味した、バリエーション豊かなものに進化しているように感じます。しかしながら、1960年代のジャズをよくよく聴き直してみると、エモーショナルな展開に穏やかで安らかな展開の要素を加味した最近の「スピリチュアル・ジャズ」の先駆けの様なアルバムがあります。

例えば、Donald Byrd『A New Perspective』(写真左)などは、当時は「スピリチュアル・ジャズ」とは呼ばれなかった様に思いますが、今の耳で聴くと、明確に「スピリチュアル・ジャズ」を感じます。
 

A_new_perspective1

 
改めて『A New Perspective』は、1963年1月の録音。ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp), Hank Mobley (ts), Herbie Hancock (p), Kenny Burrell (g), Donald Best (vib, vo), Butch Warren (b), Lex Humphries (ds), Duke Pearson (arr)。フリー・ジャズ畑のジャズメンはいませんね。バリバリ中堅のブルーノート御用達のジャズメンばかりで固めています。

しかし、アルバムを聴いてみると、多用されるコーラス、印象的に挿入されるボーカル、印象的なヴァイブの響き。全編聴き通すと、柔らかなゴスペルっぽい響きが充満していて、これって、現代の「スピリチュアル・ジャズ」の雰囲気そのままでないかい?

決して、フリー・ジャズには走らない。それでいて、自由度の高いモーダルな演奏スタイルでアドリブを展開する。熱い展開ではあるが音的にはクール。そこに柔らかにアレンジされたコーラスとクールでエモーショナルなボーカル、そして冷たい熱気をはらんだヴァイブの音が絡んできて、演奏の雰囲気はグッとスピリチュアルなものになる。

昔、1990年代前半に『A New Perspective』を聴いた時には「スピリチュアル」な要素は感じ無かったなあ。ゴスペルの要素を取り入れた、ユニークなモード・ジャズという雰囲気だったのですが、今の耳で聴くと、現在の「スピリチュアル・ジャズ」の雰囲気満載です。うむむ、なるほど。この盤って、最近の「スピリチュアル・ジャズ」の先駆けだったんですね。脱帽です。

 
 

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2017年10月12日 (木曜日)

不思議ちゃんな企画盤である

Electric Bird(エレクトリック・バード)。純日本のジャズ・レーベルである。1980年代、フュージョン系メインストリーム・ジャズなる志向を追求したレーベル。日本のジャズ・レーベルなので、企画に問題があることが多い。このElectric Birdにも「これはなあ〜」と溜息が出るような「不思議ちゃんな企画盤」がある。

Dizzy Gillespie『Closer To The Source』(写真左)。1985年の作品。当時「あのディジー・ガレスピーがフュージョン・ジャズをやった」と話題になったアルバムである。バックに、Sonny Fortune (as), Branford Marsalis (ts), Kenny Kirkland (key), Hiram Bullock (g), Marcus Miller (el-b), Buddy Williams (ds) らの名前がある。加えて、Stevie Wonder (syn,harmonica) が参加。う〜ん、さすがバブル時代の企画盤である。

しかし、である。ディジーのトランペットであるが、バックがフュージョン系メインストリーム・ジャズであるが故、ちょっと聴くと「チャック・マンジョーネ」を想起してしまう。ちょっとディジーに失礼やね(笑)。よくよく聴くと、音にしっかりと芯が入っていて、音が限りなくブリリアント、トランペットが凄くよく鳴っている感じが「これは只者ではないぞ」と襟元を正したりするのだ。
 

Closer_to_the_source

 
さすがはディジー、バックの音がフュージョン系メインストリーム・ジャズであろうがなかろうが、我関せず、ディジーならではのトランペットを朗々と鳴らしまくる。そういう意味では、この盤、ディジーのトラペットのお陰で「平凡なフュージョン・ジャズ盤」とならずに、グッと内容が締まったフュージョン系メインストリーム・ジャズの好盤に仕上がっている。ディジーのトランペットさまさまである。

よくよく聴くと、バックの音は、フュージョン系メインストリーム・ジャズとは言うが、どちらかと言えば「フュージョン・ジャズ」寄り。ファンキーな雰囲気も色濃く見え隠れして、よくまあ、ディジーが収録をOKしたもんだ、と感心することしきり。この盤、もっと純ジャズ寄りにアレンジしたら、もっと素晴らしいフュージョン系メインストリーム・ジャズの好盤に仕上がっていたのでは、と思います。

しかし、当時として、ジャズ・トランペットのレジェンド、ビ・バップ創始者の一人、ディジー・ガレスピーににフュージョン・ジャズをやらせるなんて、凄く乱暴な発想であり企画ではある。ディジーのレベルのトランペットになれば、何もバックの音をフュージョン仕立てにする必要も無いでしょうにね。「これはなあ〜」と溜息が出るような「不思議ちゃんな企画盤」である。

 
 

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2017年10月11日 (水曜日)

ルー・ソロフのトランペット

Electric Bird(エレクトリック・バード)。純日本のジャズ・レーベルである。1980年代、フュージョン系メインストリーム・ジャズなる志向を追求したレーベル。エレクトリック中心のフュージョンのブームの後、メインストリーム・ジャズの要素をしっかり押さえたフュージョン系のジャズは、当時、結構、人気があった。そのElectric Birdレーベルのアルバムを一気聴きの最中である。

今日の選盤は、Lew Soloff『Yesterdays』(写真左)。1986年の作品。ちなみにパーソネルは、Lew Soloff (tp), Charnett Moffett (b), Elvin Jones (ds), Mike Stern (g)。ルー・ソロフのトランペット1管のバックのリズム・セクションは「ギター+ベース+ドラム」のピアノレス。

この1管+ピアノレスなカルテット編成については、フロントのソロフのトランペットが心ゆくまで堪能出来る。エルヴィンのドラミングはダイナミックなポリリズム。ピアノがいると、ピアノのリズムキープとバッティングすることが多い。するとリズムが増幅されて、フロントの管の音が目立たなくなってしまう。今回の「ピアノレス」はそれを未然に防止する。
 

Lew_soloff_yesterdays  

 
この盤は、ルー・ソロフのトランペットの個性がとても良く判る、ソロフのトランペットの個性を愛でる盤である。ハイノート・ヒッター、かつ流麗でメロディアス。加えて、ダイナミックでテクニカル。聴き応えのある、素晴らしい内容のトランペットである。惚れ惚れする。

さすが、1968〜73年の間、ブラス・ロックを代表するスーパー・バンド「ブラッド・スウェット&ティアーズ」の一員として、はたまた、ギル・エヴァンスのオーケストラに、ギルが亡くなる1988年まで参加し活躍しただけはある、実力あるトランペッターの優れたパフォーマンスがこの盤に記録されている。

このルー・ソロフ、あまりに上手過ぎる、という理由で日本では人気がイマイチだった。日本のジャズ者として実に残念であり、ばかばかしくもある。この盤のソロフのプレイを聴いて欲しい。当時、人気がイマイチだったことが信じられない。それほど、溌剌としてブリリアントなソロフのプレイがこの盤には記録されている。お勧めの好盤です。

 
 

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2017年10月 4日 (水曜日)

こんなアルバムあったんや・90

涼しくなった。というか今日は夕方から少し寒い。一気に季節が動いたようで、もう晩秋の様な雰囲気である。この極端に涼しくなるのも、あと2日くらいだそうなので、まあええか、という感じである。まあ、ここまで涼しくなると、トランペット盤も抵抗なく聴けるようになる。暑いと、特に蒸し暑いと、どうにもトランペット盤は敬遠してしまいがちである。

ということで選んだ盤が、Kenny Dorham『Short Story』(写真左)。1963年12月19日、コペンハーゲンのMontmatre Jazzhusでのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Kenny Dorham (tp), Tete Montoliu (p), Niels-Henning Ørsted Pedersen (b), Alex Riel (ds),  Allan Botschinsky (flh)。スティープルチェイス・レーベルからのリリースである。

まず、パーソネルを見れば触手が伸びる。「北欧のジャズの殿堂」、コペンハーゲンの老舗ジャズハウス「カフェ・モンマルトル」を支えた守護神の一人、ドラマーのアレックス・リエル、北欧ベースの巨人ペデルセン、そして、スペインの哀愁のピアニストであるテテ・モントリュー。そこに、ハードバップな哀愁トランペッターのケニー・ドーハムがリーダーとして、フロントに座るのだ。
 

Short_story

 
そして、CDプレイヤーのスタートボタンを押すと、絶好調に吹きまくるドーハムにちょっとビックリする。もともと、ドーハムは好不調の波があるトランペッター。哀愁のトランペッターなどと喩えられることがあるが、単に不調で覇気が無かっただけ、という盤も時にはある。しかし、乗った時のドーハムは「ブリリアント」。トランペットの真鍮をブルブル震わせるが如く、ポジティブに吹き上げる。

そんな好調時のドーハムがこのライブ盤に「いる」。この盤、全編で50分程度なので、もしかしたら、1963年12月19日のカフェ・モンマルトルでのドーハムのパフォーマンスは全てが絶好調ではなかったかもしれない。それでも、この全編50分のアルバムに編集し収録されたドーハムのパフォーマンスは見事だ。当時、ドーハムは39歳。中堅のジャズメンで、一番、溌剌としていた頃だったのかもしれない。

ジャケットがあまりにシンプル過ぎて、かなり損をしているライブ盤だと思いますが、手に入れて損の無い、ジャズ・トランペットを十分に楽しめる「隠れ好盤」だと思います。何も『Quiet Kenny(静かなるケニー)』だけがドーハムの代表盤ではありません。哀愁のトランペッターと形容するよりは、バップでブリリアントなトランペッターと形容する方が、ドーハムの本質を突いているかもしれません。

 
 

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2017年9月29日 (金曜日)

これからの季節のトランペット盤

今朝からグッと涼しくなった千葉県北西部地方。もう空気は秋である。やっと秋である。今年の夏は天候不順で蒸し暑かったからなあ。お腹を切ってから、とにかく湿度の高いのに弱くなった。特に、夏の湿度の高い暑さは体力が取られて、すぐに疲れてバテてしまう。カラッとした暑さなら平気なのにね。でも、今朝の涼しさは「秋」である。

これだけ涼しくなって空気が澄んでくれば、トランペットの音が聴きたくなる。蒸し暑い夏には、トランペットの音はちょっと辛い。そう言えば、今年の夏は、トランペットの音を極力敬遠してきた。聴いたトランペットと言えば、禁断症状が出た時の「マイルス・デイヴィス」だけである。ということで、選んだトランペット盤がこれ。

Dizzy Reece『Star Bright』(写真左)。ブルーノートの4023盤。1959年11月19日の録音。ちなみにパーソネルは、Dizzy Reece (tp), Hank Mobley (ts), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。録音場所は「Van Gelder Studio, Englewood Cliffs」とあるので、米国はNYでの録音である。

Dizzy Reece=ディジー・リースは、ジャマイカ出身、ヨーロッパ在住のトランペッター。英・仏で活動。1958年、ドナルド・バードやアート・テイラーのレコーディング・セッションに加わり、マイルス・デイヴィスやソニー・ロリンズなどから称賛されて、1959年に渡米。しかしながら、1960年代のニューヨークは苦闘の日々だったようだ。

この『Star Bright』は、渡米すぐの録音である。サイドメンは、ブルーノートのお抱え優れどころで固めている。ブルーノートの総帥、アルフレッド・ライオンの意気込みがダイレクトに感じられる。それに応える様に、ディジー・リースは、ブリリアントで端正で流麗なトランペットを聴かせてくれる。
 

Star_bright

 
そして、面白いのは、テナーのハンク・モブレー。この盤でのモブレーのテナーは溌剌としていて、活き活きとしている。デジー・リースのトランペットなんて何するものぞ、って感じで、バリバリ吹きまくる。モブレーって、共演者が自分よりも格下、若しくは人気が無いだと、なぜか溌剌とテナーを吹きまくる傾向にあるみたいなんだよな〜。

逆に共演者が格上、若しくは実力が上となると、てきめん萎縮して、こぢんまりとした大人しいブロウで終始してしまう。実に愛すべき「人間らしい」テナーマンである。そんなモブレーが溌剌とテナーを吹きまくるところもこの盤の聴きどころ。

この盤を聴いていて、ディジー・リースのトランペットって、スーッと真っ直ぐな伸びの良い爽やか音。ちょっと引っ掛かりに欠け、印象に残りにくい。恐らく、そういうトランペットだからこそ、テクニックも申し分無く、演奏のレベルも高いにも関わらず、人気という面で割を食ったのではないか。とっても流麗でとってもブリリアントなんですけどね。

やはり、ジャズにとって「無臭」「端正」「クセが無い」というのは禁句なのかなあ。ディジー・リースのトランペットって聴き心地満点なんだけどなあ。でも、僕はこのディジー・リースのトランペット盤、結構、昔から気に入ってます。聴き心地の良いトランペットって、やっぱり良いよね。特にこの秋の季節に良く合います。秋のトランペット盤、これからの季節の愛聴盤です。

 
 

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2017年9月 8日 (金曜日)

バード&アダムスの傑作ライブ盤

ジャズと言えば、やはり「ハードバップ・ジャズ」が鉄板だと思う。ジャズの様々なフォーマットや奏法、例えば「ビ・バップ」とか「モード・ジャズ」とか「クロスオーバー」とか「フュージョン」とか、魅惑的なジャズのフォーマットや奏法があるが、一般の人達が「ジャズ」を想起するのは、やはり「ハードバップ・ジャズ」だと思う。

Doneld Byrd『At the Half Note Cafe, Vol.1 & 2』(写真)。November 11, 1960年11月11日、NYのライブハウス「Half Note」でのライブ録音。ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp), Pepper Adams (bs), Duke Pearson (p), Laymon Jackson (b), Lex Humphries (ds)。ドナルド・バードのトランペットとペッパー・アダムスのバリサクの2管フロントのクインテット構成。

2管フロントのクインテット構成って、ハードバップ・ジャズの王道な構成だと思うのだが、2管のひとつにバリトン・サックスが入っているところがこのクインテットのお洒落なところである。ブリブリブリとバリサクが魅力的なアドリブ・フレーズを撒き散らす。そこに、トランペットの輝かしいブラスの響きが割って入る。素晴らしい対比、素晴らしいユニゾン&ハーモニー。
 

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この2枚に分散されたライブ盤、その演奏の迫力、流麗さ、楽しさ、どれをとっても「これぞ、ハードバップ」な演奏である。冒頭のピアソン作の「My Girl Shirl」から、楽しい楽しいハードバップな演奏がてんこ盛り。漂う芳しきファンクネス、愁いを帯びたマイナーなアドリブ・ライン。聴いていると「ああ〜、ええ感じのジャズやな〜」なんてウットリしつつ、夢見心地。

しかしまあ、このライブ盤でのドナルド・バードは凄く溌剌としていてブリリアント。こんなにバリバリ吹きまくるドナルド・バードって珍しいのではないか。このライブ盤のブロウを聴けば、なるほど、ハードバップ時代の第一線を走るトランペッターだったことが良く判る。加えて、やはり、ペッパー・アダムスのバリサクが魅力的。この重低音を響かせながら、疾走感あふれるソロは爽快である。

ちなみに、このライブでの司会は「ルース・ライオン」。ブルーノートの総帥アルフレッド・ライオンの細君である。このルースの司会の声、そのアナウンスに呼応する聴衆の歓声。そして、滑り出るようにハードバップないきなりブワーッと展開する。うへ〜、思いっきりジャズである。この2枚のライブ盤を聴く度に思う。ハードバップってええなあ、って。

 
 

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2017年9月 7日 (木曜日)

ジャズ喫茶で流したい・113

ジャズを聴き始めてから、かれこれ40年になる。もうそんなになるのか。所有するCDも相当数に登り、もうデータベースにしておかないと所有しているのかいないのか、聴いたことがあるのか無いのか、判らなくなっている。それでも、ジャズは飽きない。飽きないどころか、どんどん深みにはまっていっている。

そんなジャズ大好き人間の僕が、この盤は聴いたことも見たことも無かった。つい先日、ネットを徘徊していて、誰かのブログにぶち当たって、見慣れないジャケット写真が目に入って、その紹介文を読んでみたら「え〜、この盤、知らんなあ」。しかし、である。この盤のジャケットの写真、これが凄く魅力的。「良い音出してるよ〜」って語りかけてくる様なジャケット。「ジャズ喫茶で流したい」ネタな盤である。

Count Basie and Dizzy Gillespie『The Gifted Ones』(写真)。1977年の録音。ちなみにパーソネルは、Count Basie (p), Dizzy Gillespie (tp), Joe Pass (g), Ray Brown (b), Mickey Roker (ds)。ガレスピーのトランペットのフロント1管。ギター+ピアノ、そしてベース+ドラムのリズム・セクション。
 

The_gifted_ones

 
いや〜、むっちゃ趣味の良いハードバップ。まず、カウント・ベイシーのピアノが絶品。音数少なく、ポロンポロンと絶妙の間とテンポの無茶苦茶に個性的なピアノ。シンプルそして侘び寂び。そんなむっちゃ粋な静かなピアノ。そこにガレスピーのバップなトランペットが鳴り響く。トランペットの音にベイシーのピアノはかき消されるのか、と思いきや、その存在感たるや驚きの「静謐なピアノ」である。

ガレスピーのトランペットも凄く良い。エモーショナルなブロウもあれば、流麗で語りかける様な優しいブロウもある。あのビ・バップなトランペット一辺倒のガレスピーが、これだけ変幻自在、硬軟自在なブログを繰り広げるとは思わなかった。メリハリ効いたガレスピーのトランペットと音数少なく、ポロンポロンと絶妙の間とテンポのベイシーのピアノ。素晴らしい対比。

パスのギター、ブラウンのベース、ロッカーのドラム、職人気質のリズム・セクションが、そんな主役の二人、ガレスピーとベイシーをしっかりとサポートする。いや〜、これぞジャズって感じの演奏に思わず聴き惚れる。しかし、こんな盤があったなんて。パブロ・レーベルからのリリースなのでメジャーな盤の類。日本で何故ジャズ雑誌なので、絶賛&紹介されなかったのか、が不思議な、思い切り充実の内容。好盤です。
 
 
 

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