2022年6月21日 (火曜日)

ミンガスとホーズの邂逅の記録

昨日、書いたのだが、「長期間、選盤せず全く聴き直すことの無い」盤については、だいたい、新装リイシューされるタイミングで、その存在を思い出し、おもむろに聴き直して、再び感動する。のだが、実はこの盤も、そういった、20年ほど前に聴いたっきり、「長期間、選盤せず全く聴き直すことの無い」盤になっていた類のものである。

Charles Mingus『Mingus Three』(写真左)。1957年7月9日の録音。ちなみにパーソネルは、Charles Mingus (b), Hampton Hawes (p), Dannie Richmond (ds, tambourine (overdubbed))。米国西海岸からニューヨークへやってきたホーズが、ミンガスとたまたま出会って、リッチモンドを誘って録音した音源だそうだ。

「怒れるベーシスト」ミンガスは、大型のコンボやビッグバンドで演奏することが多く、ピアノ・トリオで録音するのは珍しい。トリオ演奏でのミンガスといえば、デューク・エリントンとマックス・ローチとの『Money Jungle』くらいしか思い浮かばない。逆にホーズはトリオでの演奏が多く、トリオ演奏でその個性と実力を発揮するタイプである。

全7曲中、2曲がミンガス作、1曲がホーズ作、他はスタンダード曲。ミンガス&ホーズ作の曲も良い感じだが、スタンダード曲のアレンジが、実にミンガスらしいもので感心する。
 

Charles-mingusmingus-three

 
他のスタンダードのアレンジとは、一風趣きが異なって、かなり聴き応えがある。音楽監督な役割が得意なミンガスの面目躍如。かなり「ノって」いたのだろう、ミンガスのベース・ソロも躍動感溢れ、変幻自在な重低音をブンブン響かせて絶好調である。

ホーズが何時になくバリバリ、バップなピアノを弾きまくっている。当時、西海岸では、洒落たアーバンな弾き回しのトリオ盤を出していた頃なので、このバリバリなバップらしい、カッ飛んだ弾きっぷりにはビックリ。しかし、このバリバリなバップ・ピアノがホーズの本質なんだろう。とてものびのびと弾きこなしている。タッチも切れ味が良く、ホーズも絶好調だ。

リッチモンドのドラムも硬軟自在で、ミンガスとホーズに追従する。タンバリンをオーバーダブしたりして、リッチモンドも絶好調。

発売65周年を記念して、貴重な未発表音源を収録したデラックス・エディションで、CDリイシューされて、そのタイミングで20年振りに聴き直した『Mingus Three』。その素晴らしい出来に思わずビックリ。名盤はいつ聴いてもやはり名盤だなあ、と感心することしきり、である。
 
 

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2022年4月 5日 (火曜日)

最近出会った小粋なジャズ盤・4

ハンプトン・ホーズ(Hampton Hawes)を聴きたくなって、自分のブログの記事を確認していたら、まだ記事にしていないリーダー作が何枚かあった。あれぇ、ほぼ全部、リーダー作は記事にしたと思っていたのだが...。特に、ホーズのキャリア後期のリーダー作で、何枚か、抜けていることが判った。

Hampton Hawes『The Green Leaves Of Summer』(写真左)。1964年2月17日、LAでの録音。Contemporary Recordsからのリリース。ちなみにパーソネルは、Hampton Hawes (p), Monk Montgomery (b), Steve Ellington (ds)。ハンプトン・ホーズお得意のピアノ・トリオ編成。米国西海岸での録音。米国西海岸ジャズ最後期の好盤である。

麻薬禍により、5年間の刑務所で服役した後のハンプトン・ホーズの最初の録音になる。服役のブランクを感じさせないパフォーマンス。指はしっかり回っているし、リズム感は抜群に良い。1950年代の全盛期のパフォーマンスと比べても遜色無い弾きっぷり。逆に5年間のブランクが勿体なかったなあ、という残念な思いが先に立つ。
 

The-green-leaves-of-summer_hampton-hawes

 
録音年は1964年。ジャズは「多様化の時代」に入っている。大衆化かアーティスティック指向か、2者択一の中で、ハンプトン・ホーズは、大衆化の方向に舵を切っている。もともとは、硬質で高速フレーズが得意な、ビ・バップな弾きっぷりが個性なのだが、この盤では、それがほど良くマイルドになって、西海岸ジャズ独特の「聴かせる」ジャズになっているところがこの盤の特徴。

タイトル曲「The Green Leaves Of Summer」が凄く良い。ビル・エヴァンスか、キース・ジャレットか、と思う位の叙情性を発揮している。これが1950年代ホーズと違う、ホーズが進化した点だと思う。カリプソの人気曲「St. Thomas」のビ・バップ・ライクなリズムの独特な処理もホーズらしさが出ていてグッド。

ただ、大人しい角の取れた「イージーリスニング」風のピアノでは無く、しっかりとホーズの個性、硬質で高速フレーズが得意な、ビ・バップな弾きっぷりを残しつつ、マイルドかつ叙情的な弾き回しになっているところがこの盤の良いところ。ハンプトン・ホーズのベストと言っても良い、ビ・バップ風でも無い、パウエル風でも無い、ホーズ独特の個性的な弾きっぷりである。
 
 

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2016年11月 8日 (火曜日)

忘れじのハンプトン・ホーズ盤

ジャズを40年以上聴いていて、暫く御無沙汰のアルバムが出てくる。前にいつ聴いたのか、覚えていない位、昔に聴いたアルバムを、ふとした切っ掛けで再び聴き返すチャンスが時にある。今回は、ちょうとApple  Musicを徘徊していて、このアルバムに再会した。

Hampton Hawes『The Sermon』(写真左)。1958年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Hampton Hawes (p), Leroy Vinnegar (b), Stan Levey (ds)。米国西海岸ジャズの名手が集うピアノ・トリオ。

端正で破綻の無い、軽快で明るいトリオ演奏。ホーズのピアノが良い音を出している。変にファンクネスを強調したり、ブルージーな雰囲気を意識して押し出したりしない。それぞれのスタンダード曲を、その曲の持つ旋律の雰囲気そのままに、捻り無くシンプルにピアノを弾いている。

あまりに癖の無いシンプルで自然なピアノなので、ジャズらしい癖のあるアドリブ・フレーズが希薄である。ややもすれば、イージーリスニング的なピアノ・トリオな雰囲気。ジャズ・ピアノをジャズとして聴くと、ちょっと物足りないかもしれない、端正で捻りの無いピアノ。
 

Hampton_hawes_the_sermon

 
事実、このアルバムは、録音されてから29年間、お蔵入りだったそうだ。ホーズの死後10年にして、ようやくリリースされた。このアルバムが録音されたのが1958年、ハードバップ全盛の時代に、これだけ端正で聴き易い、ファンクネスが希薄なイージーリスニング的なピアノ・トリオは「ちょっと失敗」なイメージだったのかもしれない。

飛んだり跳ねたりするビ・バップなジャズ・ピアノもいいですが、こういう捻り無くシンプルで聴き易いジャズ・ピアノも良いですよ。

ジャズとして聴けるかは、バッキングを司るベースとドラムの内容が鍵を握りますが、この盤は問題ありません。ロイ・ヴィネガーのベースもスタン・リーヴィーのドラムスについてはテクニック優秀、小粋なバッキングが印象的。

1980年代後半のリリースなので、ジャケットがあまりに平凡なのが玉に瑕ですね。このジャケットでは、恐らく、このハンプトン・ホーズのジャズ・ピアニストとしての力量を知らなければ、触手が伸びることは無いでしょうね。勿体ないことです。
 
 
 
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2016年2月 5日 (金曜日)

ジャズ喫茶で流したい・76

米国西海岸ジャズって、やっぱり良いなあ。適度にアレンジされたハードバップ。ユニゾン&ハーモニーが小粋で美しく、インプロビゼーションもほど良くコントロールされ、決して、過度に熱くならない。「聴くジャズ」として十分に通用する内容に惚れ惚れする。

ということで、米国西海岸ジャズである。1950年代後半が米国西海岸ジャズが一番充実していた時代。この頃、米国西海岸ジャズといえば「コンテンポラリー・レーベル」だろう。コンテンポラリー・レーベルは米国西海岸ジャズの看板レーベル。コンテンポラリー・レーベルには、米国西海岸ジャズの良いところが沢山詰まっている。

例えば、このアルバムなんかどうだろう。Hampton Hawes『For Real!』(写真左)。1958年3月の録音。ちなみにパーソネルは、Hampton Hawes (p), Harold Land (ts), Scott LaFaro (b), Frank Butler (ds)。早逝の天才ベーシスト、スコット・ラファロの名前が目を惹く。

ハンプトン・ホーズのピアノと言えば、オフビート感覚でもったりとした粘りがあって、跳ねるような弾くようなピアノが特徴。いわゆる「ビ・バップ」なピアノである。スタイルとしては、パウエル派の流れにある。が、この盤では、ハードバップの後期、新主流派に繋がる「思索的な響きとフレーズ」が見え隠れして、この盤でのホーズはなかなかに味わい深い。
 

For_real

 
スコット・ラファロのベースは太くて硬質。鋼の様にブンブン響くラファロのベースは、このアルバムの良きアクセント。この盤でのラファロは驚愕のテクニックを駆使した弾きまくりなベースでは無い。あくまで、演奏の底を支え、ビートを司るリズム・セクションとしてのベース。ピアノがバップなホーズなので、得意のインタープレイは棚上げである。

そして、この盤、意外とテナーのハロルド・ランドが良い。この盤でのランドは、アドリブ・フレーズにメリハリが付いて明確。ぼんやりとぼやけたところがない、ストレートで切れ味の良いテナー。こんなランドを聴ける盤ってなかなか無い。ランドって「吹ける」テナーマンやったんや、と改めて感心する。

フランク・バスターのドラムは他の3人ほどの個性は無く、淡々とリズムを刻む。大向こう張る派手さは無いが、これはこれで落ち着いていて「及第点」。出過ぎず、引っ込み過ぎず、趣味の良いポジションのドラムではある。

米国西海岸ジャズの歴史を揺るがす盤では無いのですが、聴けば聴くほどに味わいが出てくる好盤です。米国西海岸ジャズの良いところがギッシリと詰まったアルバムで、ジャズ喫茶にて、さりげなく「流し続ける」に最適な盤だと思います。
 
 
 
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2014年10月13日 (月曜日)

ホーズとヘイデン一期一会の邂逅

今年の7月、76歳で惜しくも鬼籍に入ってしまった、ジャズ・ベースの哲人チャーリー・ヘイデン(写真右)。このベースの哲人は「デュオ」の達人でもある。特に、ピアノとのデュオが得意で、何枚かの優秀盤を残している。

そんなヘイデンのベースとピアノの優れたデュオ盤の中で、異色のアルバムがある。Charlie Haden & Hampton Hawes『As Long As There's Music』(写真左)である。     1976年1月と8月の2つのセッションから成る。パーソネルは、Charlie Haden (b), Hampton Hawes (p)。

ここで「はぁ〜?」と思う。ハンプトン・ホーズがピアノである。ハンプトン・ホーズのピアノと言えば、オフビート感覚でもったりとした粘りがあって、跳ねるような弾くようなピアノが特徴。いわゆる「ビ・バップ」なピアノである。スタイルとしては、パウエル派の流れにある。

そんなハンプトン・ホーズのピアノである。エバンス派のピアニストや新主流派のピアニストとのデュオが得意のベースの哲人チャーリー・ヘイデン。はたして「ビ・バップ」なピアノとのデュオではどうなるのか、と思わず聴く前に不安になったりします。

そして、冒頭のハンプトン・ホーズの自作曲「Irene」を聴くと、思わず「え〜っ」と唸ってしまいます。なんと、「ビ・バップ」なピアノ、パウエル派のハンプトン・ホーズのピアノが、エバンス派のピアニストに変身しています。なんと全く柄にも無いリリカルなピアノ。僕は、このデュオ盤を最初に聴かされた時、このピアノはキースだと思いました(笑)。
 

As_long_as_theres_music

 
それほど大変身のハンプトン・ホーズのピアノ。この冒頭の曲だけの「ご乱心」かと思いましたが、2曲目以降、ラストの「Hello/Goodbye」まで、エバンス派のピアニストに大変身。耽美的に、時にダイナミックに、時にモーダルにアドリブ・フレーズを弾き紡いでいきます。

その大変身のホーズのピアノに寄り添うように、ヘイデンのベースがフリーに絡みます。野太いベース音でありながら、ウォームでクッキリとした音像のヘイデンのベース。間と美しいフレーズを良く活かしたホーズとヘイデンのデュオ演奏は聴きものです。この様なデュオ盤が、1978年というフュージョン・ジャズが大流行の時代にリリースされていた訳で、ジャズの懐の深さを改めて感じます。 

しかし、ビ・バップなピアノがスタイルのハンプトン・ホーズが、こんなリリカルなピアノを弾くなんてなあ。しかも、聴いていて、全く無理が無い。意外とこのリリカルなエバンス的なピアノがホーズの本質だったのでしょうか。ホーズは1977年5月に鬼籍に入っているので、このデュオ盤がホーズにとっての「白鳥の歌」だったのでしょうか。

とにかく、聴き応えのあるデュオ盤です。ポップなジャケットがどうも気になって、若い頃は敬遠していましたが、今では、この秋から冬の季節にかけて良く聴くデュオ盤です。リリカルなホーズとベースの哲人ヘイデン、一期一会の邂逅を楽しんで下さい。
 
 
 
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2013年10月 5日 (土曜日)

ホーズのトリオ盤を愛でる・2

ハンプトン・ホーズ(Hampton Hawes)のピアノ・トリオの3作目は「ワニのイラスト・ジャケット」で有名な俗名「ワニのアルバム」。Hampton Hawes『everybody likes Hampton Hawes vol.3 : the trio』(写真左)。

表ジャケットに書いてあるメッセージ。「皆が好きなハンプトン・ホーズ」。ワニもノリノリ、「ワニも気に入るハンプトン・ホーズ」。1956年1月25日のセッション。ちなみにパーソネルは、Hampton Hawes (p)、Red Mitchel (b)、Chuck Thompson (ds)。

このアルバムは、前2作に比べると、彼のピアノ・タッチの特徴である「オフビート感覚で、もったりとした粘りがあって、跳ねるような弾くようなピアノ」が醸し出す「ちょっと尖った雰囲気」が和らいで、その彼のタッチの特徴を残しつつ、柔らかで聴きやすいスタンダート中心のアルバムになっている。

とにかく、聴きやすいアルバムである。柔らかで和らいでいるが、ハンプトン・ホーズの特徴的なピアノ・タッチはしっかりと残っているので、ハンプトン・ホーズの入門盤としては、この「Vol.3」が良いのかもしれませんね。
 

Hampton_vol3

 
「Vol.2」は3つのセッションの寄せ集めだったが、この「Vol.3」は、全て、1956年1月25日のセッションで統一されており、演奏のノリ、雰囲気に統一感があって、少人数のパブでのライブを聴いているようだ。

「Polka Dots and Moonbeams」のドライなロマンチシズム溢れるバラード演奏を聴くと、なぜか「バラード演奏に問題有り」と良く評される、彼の特徴的なタッチからくる「バラード演奏の特徴」が、意外となかなかのものであることが良く判る。

湿気のある感情的にウェットなバラードでは無い、カラッとして感情的にドライなバラード演奏は小粋で良い。なにも、ベトベト、ジメジメしたバラード演奏だけが全てでは無い。

ハンプトン・ホーズの代表的なトリオ作品のシリーズとして、Vol.1、Vol.2、Vol.3、と3作ありますが、ジャケットはこのVol.3がダントツ、選曲の良さではVol.2、トータル・バランスでVol.1、だと私は思っています。とにかく、この3枚は甲乙付けがたい内容ですので、手に入るものでしたら、どれでもいいので、是非聴いてみて下さい。
 
 
 
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2013年10月 1日 (火曜日)

ホーズのトリオ盤を愛でる・1

ハンプトン・ホーズ(Hampton Hawes)は、「オフビート感覚で、もったりとした粘りがあって、跳ねるような、弾くようなピアノ」が特徴。

聴きなれれば、一聴して、ハンプトン・ホーズと判るほど、個性的なタッチです。僕にとっては、この個性的なタッチが「たまらない」。その疾走感溢れる演奏は、ビ・バップを彷彿させるもので、スピード感、ドライブ感たっぷり。

このHampton Hawes『This Is Hampton Hawes : Vol. 2, The Trio』(写真左)は、オリジナルの3曲目「Blues for Jacque」以外、ジャズ・スタンダードの有名どころがズラリと並ぶ、いわゆる「スタンダード集」。親しみやすいアルバム。

「スタンダード」というのは、様々なミュージシャンによって演奏されているので(だからスタンダード)、ピアノタッチなどの比較がしやすいし、ピアノ・タッチなどの特徴が明確に判る。
 

This_is_hampton_hawes

 
冒頭の「You and the Night and the Music(邦題:貴方と夜と音楽と)」などは、リズミックな曲調が特徴の曲で、ハンプトン・ホーズの特徴的なタッチにピッタリ合う。名演である。4曲目の「Yesterdays」も良い感じだ。中間テンポの曲に、ホーズの「オフビート感覚で、もったりとした粘り」が露わになる。実に個性的な響きに耳を奪われる。

6曲目の「'Round Midnight」を聴くと、ハンプトン・ホーズが普通の凡百なピアニストでないことが判る。作曲者のセロニアス・モンクのエキセントリックな面を強調しているような演奏で、この名曲を単に綺麗に演奏するのではない、ミステリアスさ漂う演奏が、ホーズがただ者でないことを証明する。

スタンダートがてんこ盛りのアルバムだからと言って、カクテル・ピアノっぽい、聴き易いアルバムだと思ったら大間違い。その大間違いが「ジャズを感じさせる名盤」としての勲章だったりするのだから、ジャズは面白い。

エリントンやパーカーの曲、自作のブルーズやロマンチックなスタンダードをどんどん弾きこなしていくハンプトン・ホーズは頼もしい。
 
 
 
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2010年3月 8日 (月曜日)

ピアノ・トリオの代表的名盤・8

さて、最近、このブログでご紹介するアルバムについては、ちょっとマニアックなものが続いた。ジャズ初心者の方々には、ちょっとハードな内容のアルバムが続いたなあ、と反省している。ということで、今日は、久しぶりに「ピアノ・トリオの代表的名盤」シリーズの第8弾。

ハンプトン・ホーズ(Hampton Hawes)の『Trio, Vol. 1』(写真左)を採り上げたい。ハンプトン・ホーズは、1928年、Californnia州LA生れ。1977年 LAの病院で逝去。ちょうど、ジャズの世界では、ビ・バップからハード・バップ期の「ジャズ黄金時代」を米国西海岸で過ごしたことになります。

ハンプトン・ホーズは、1952年~1954年の3年間、米国進駐軍の兵士として日本に駐在していたそうで、戦後の日本のジャズに大きな影響を与えました。当時の日本のジャズ・ミュージシャンとも親交があって、様々なミュージシャンと共演しています。愛称は「馬さん」。ホーズをもじったものらしいんですが・・・。

この『Trio, Vol. 1』は、1955年6月の録音。パーソネルは、Hampton Hawes (p), Red Mitchell (b), Chuck Thompson (ds)。LAの録音。コンテンポラリー・レーベルからのリリース。ハンプトン・ホーズの特徴的なピアノ・タッチである「オフビート感覚で、もったりとした粘りがあって、跳ねるような、弾くようなピアノ」を愛でるのに、最適なアルバムである。

冒頭の「I Got Rhythm」を聴けば、ホーズは、どちらかと言えば、ビ・バップ系のピアニスト。カッ飛ぶような、疾走感溢れるピアノは、ビ・バップそのもの。しかし、このアルバムは、ビ・バップの様に単純では無い。そのビ・バップ系のピアノを、ハード・バップ系に移行しつつあるような、構築力と展開力のある演奏の連続。その疾走感溢れる演奏は、パウエルライク。しかし、アルバム全体の演奏の内容は、ハード・バップの入り口に立っているような、ちょっと小粋でドラマチックな展開。
 

Hhaws_trio1

 
「I Got Rhythm」の様に、ビ・バップライクな疾走感溢れる演奏から、ラストのカリプソチックな「Carioca」まで、バラードあり、ブルースあり、しかし、どんな曲調の演奏も、しっかりとハンプトン・ホーズの個性にしっかりと染まっているのが、このアルバムの凄いところ。ベースのレッド・ミッチェルの名演も見逃せない。太くて、リズミックに、響くように鳴る彼のウッド・ベースが、ホーズのピアノを更に引き立てている。チャック・トンプソンのドラミングも堅実サポートで好感が持てる。

このアルバムでのホーズのピアノはビ・バップの様に単純明快だけど、アルバム全体の演奏を通して聴くと、ハード・バップの入り口に立っているような、ちょっと小粋でドラマチックな展開というのが、とにかく、ジャズ・ピアノ・トリオとして実に判り易く、実に聴き易い。ジャズ初心者からベテラン・ジャズ者まで、広く楽しむことの出来る、実に内容のあるピアノ・トリオ・アルバムである。

ちなみに、ハンプトン・ホーズの『Trio』シリーズは、Vol. 1〜Vol. 3まである。Vol. 1が、一番、純ジャズとして格調高く、アカデミックな内容である。Vol.2は、オリジナルの3曲目「Blues for Jacque」以外、ジャズ・スタンダードの有名どころがズラリと並ぶ、いわゆる「スタンダード集」。親しみやすいアルバム。Vol.3は、柔らかで和らいでいるが、ハンプトン・ホーズの特徴的なピアノ・タッチはしっかりと残っている。とにかく、聴きやすいアルバム。

純ジャズとして、ホーズのピアノ・トリオを極めていきたいなら、Vol. 1→Vol. 2→Vol. 3の順。小粋なピアノ・トリオとして、楽しく聴き進めていきたいなら、Vol. 3→Vol. 2→Vol. 1の順、がお奨めです。
 
 
 
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2007年9月 3日 (月曜日)

弾むように、跳ねるように・・・

ふふふっ、涼しくなったねえ。朝と夜は、もう完全に秋である。涼しい風が吹き抜けて、窓を開けっ放して、清々しい陽気である。日中は、日差しがきついので、少しモワッとするが問題ない。もう夏のスーツの上着を着て、ネクタイを締めても苦痛では無くなった。夏も終わりである。

さて、これだけ涼しくなると、通勤音楽はジャズになる。今日は、久しぶりに「ジャズの名盤」シリーズである。ハンプトン・ホーズを聴いている。今日は「ザ・トリオ Vol. 3」(写真左)を集中して聴く。可愛いワニのイラストのジャケット。このジャケットだけでも、このアルバムはOKである。ワニがジャズを聴いて、指で机を叩いて、リズムを取っている。う〜ん、良いジャケットだ。

リーダーのハンプトン・ホーズのピアノは、ハード・バップというよりは、ビ・バップに近い。スピード感溢れる、瞬間芸的な閃きのソロは、ビ・バップそのもの。明快なオフビートで、弾むように、跳ねるように弾く手癖。早い弾き回しの時、後ろに粘る感じが独特である。しかし、粘る感じはあるが、決してファンキーでは無い。黒くは無い。ウエストコースト・ジャズ独特の洗練された都会的な雰囲気は、ハンプトン・ホーズの独特な節回しにも、十分に感じられる。イーストコースト・ジャズには無い「乾いた感覚」。

そのホーズの特徴は「ザ・トリオ Vol.1」(写真右)の方が判りやすい。速い弾き回しの曲が多く、ホーズのピアノの特徴が満載。左手は中音域〜低音域が多く、重心が低い、重厚な雰囲気が強い。男を感じさせるバップ・ピアノである。
 

Hampton_hawes_1_5

 
明快なオフビートで、弾むように、跳ねるように弾き、後ろに粘る感じがあるのにファンキーでは無い。逆に、ドライな感じがするピアノなので、バラードでも、ゴツゴツして粘っこく、決して、ウェットな演奏にはならない。エバンス派のバラード演奏が前提で評価すると、「ハンプトン・ホーズはバラードに難点がある」という評価になるんだろう。僕はそうは思わない。ホーズの個性で弾くバラード、これはこれで個性があって面白い。

話を「ザ・トリオ Vol. 3」に戻そう。これは、1956年1月25日のセッション。メンバーは「ザ・トリオ Vol.1」と同じメンバー。Hampton Hawes(p), Red Mitchell(b), Chuck Thompson(ds)。「チュニジアの夜」「アイ・リメンバー・ユー」「恋人よ我に帰れ」などのスタンダードが実に心地良い。「ザ・トリオ Vol.1」より、洗練され、耳当たりが良く、リラックスして聴けるところが「また良し」。

ハンプトン・ホーズ。戦後、駐留軍の兵士として来日していた。「ウマさん」と呼ばれ、慕われ、日本のジャズ・ミュージシャンに多大な影響を与えたと言われている。彼の「乾いたロマンチシズム」。日本人に近いものを感じる。「ウマさん」、日本人ミュージシャンが、彼を、彼のプレイを慕った気持ち、判る様な気がする。
 
 
 
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2007年2月16日 (金曜日)

乾いた爽やかなハード・バップ

昨日今日と風がちょっと冷たいが、それでも最高気温は12度。この冬は、雪が降る前に「春一番」という史上初の現象。まあ、僕は、寒いのが大嫌いなので、このまま春になっていただいて、何ら問題は無いんですが・・・。

19時頃、会社からの帰り道、最寄りの駅で降りて、少し歩いて、南の空を見上げれば、オリオン座が南中してそびえ立っている。そして、夜半には、東の空を見上げると、春の星座、しし座やうしかい座が、東の地平線から滑り出ている。星空も着実に季節を進めつつあることを実感。

先週の3連休に大阪へ帰ったこともあって、このバーチャル音楽喫茶『松和』の話題も、70年代jポップが中心だったので、ジャズ・ファンの方々は「ジャズはどこへいった、ジャズは」とお思いでしょう。ということで、今日の話題は、久し振りにジャズ。
 

Hampton_haws_for_real

 
今日の通勤音楽は、久し振りのジャズ。Hampton Haws(ハンプトン・ホーズ)の『For Real』。パーソネルは、HAROLD LAND (ts) HAMPTON HAWES (p) SCOTT LA FARO (b) FRANK BUTLER (ds)のカルテット構成。なんといっても、ビル・エバンス・トリオの伝説のベーシスト、SCOTT LA FARO(スコット・ラファロ)の参加が目玉。

1曲目の「HIP」を聴くと、このカルテットの雰囲気が判る。西海岸独特の、カラッと乾いた、爽やかなハード・バップ。東海岸の様に、翳りを帯びて、ファンキーになったり、ブルージーになったり、ウエットになったりしない。西海岸ジャズ特有の「影のない」ジャズ。明るく爽やかな「健康的な」ジャズ。

リーダーのハンプトン・ホーズのピアノは、ハード・バップというよりは、ビ・バップに近い。スピード感溢れる、瞬間芸的な閃きのソロは、ビ・バップそのもの。そして、ホーズの乾いた爽やかなピアノには、ハロルド・ランドのテナーが良く似合う。バックでは、スコット・ラファロがベースをブンブンいわせて、内容は典型的な「ハード・バップ」。

何も、翳りを帯びて、ファンキーで、ブルージーで、ウエットなハード・バップだけが、ハード・バップではない。西海岸には西海岸ならではのジャズがある。その典型的な一例が、ハンプトン・ホーズの「For Real」。

西海岸独特の、カラッと乾いた、爽やかなハード・バップ演奏でかためた「For Real」。春はもうすぐそこまで、という今の季節にぴったりである。
 
 
 
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