2022年10月26日 (水曜日)

80年代のモード・ジャズの創造

ジャズ・ドラマーがリーダーのアルバムを色々聴き直しているのだが、今回はエルヴィン・ジョーンズに戻る。

エルヴィンは1960年代、ジョン・コルトレーンの伝説のカルテットに在籍したこともあって、エルヴィン単独になっても「コルトレーン・ミュージックの継承者」とか、「コルトレーン・ジャズのスピリッツの伝承者」とか、特に我が国のジャズ評論家の方たちが、こぞって、そんな「レッテル」を張るので、エルヴィン独自のソロ・リーダー作はかなり誤解されながら、その評価が世の中のジャズ者の方々に伝わっていたのだと思う。

Elvin Jones-McCoy Tyner Quintet『Love And Peace』(写真左)。1982年4月13&14日、Rudy Van Gelder Studioでの録音。Trioレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Elvin Jones (ds), McCoy Tyner (p), Richard Davis (b), Pharoah Sanders (ts), Jean-Paul Bourelly (g)。ファラオ・サンダースのテナーとジャン=ポール・ブレリーのギターがフロントのクインテット編成。
 
リーダーのエルヴィンがドラム、マッコイ・タイナーがピアノ、サックスにファラオ・サンダース、そして、タイトルに「Love」が入っていて、これが「A Love Supreme(至上の愛)」を想起するらしく、この盤「すわ、コルトレーン・ミュージックの再現」と思われる傾向がとても強い。

当時のLP評やCDリイシュー時の評を見ると「コルトレーン・ジャズのスピリットを80年代によみがえらせた」とか「コルトレーンのスピリッツを踏襲した傑作」とか、安直にコルトレーンと結びつけて終わり、という、少しイージーな評価ばかりである。
 

Elvin-jonesmccoy-tyner-quintetlove-and-p

 
しかし、この盤をよくよく聴いてみると、コルトレーン・ミュージックとの共通点は「モード・ジャズである」ということだけだと思う。フレーズの組立てとか、ユニゾン&ハーモニーとか、リズム&ビートとか、コルトレーンの時代とは異なる、より深化したモード・ジャズが展開されていて、コルトレーン・ジャズを踏襲しているところは殆ど見当たらない。

ウィントン・マルサリス一派が標榜した様な「1960年代のモード・ジャズの難度を飛躍的に上げて再現する」様なアプローチでは無く、あくまで、1960〜70年代のモード・ジャズをより深化させた、1980年代のモード・ジャズを具現化するアプローチを志向していると僕は思う。

サンダースのサックスだって、音がストレートなところが共通点だけで、コルトレーンとは似ても似つかぬブロウに終始していると思う。リーダーのエルヴィンだって、ピアノのタイナーだって、ベースのデイヴィスだって、1960年代のコルトレーンの伝説カルテットのリズム・セクションとは異なる、より深化した、モーダルなリズム&ビートを供給している。

この盤、日本のレーベルである「トリオ・レコード」の制作なのが余計に誤解を生むのだろうが、トリオ・レコードの名誉の為に言うと、この盤、決して、コルトレーン・ミュージックの焼き直しでも無ければ、コルトレーン・ジャズの再現でも無い。

トリオ・レコードは、エルヴィン以下のクインテットのメンバーに、1980年代のモード・ジャズの創造を要求している様に感じる。そして、クインテットはそれにしっかり応えている。ちゃんと聴けば、この盤、1980年代のモード・ジャズの傑作の1枚だと思う。
 
 

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2022年9月20日 (火曜日)

意味深なエルヴィンとギャリソン

ポリリズミックなレジェンド・ドラマー、エルヴィン・ジョーンズ(Elvin Jones)のリーダー作を聴き直しているのだが、エルヴィンのリーダー作の基本コンセプトは「モード・ジャズ」。

それも、インパルス・レーベルからのリリースの『Coltrane』辺りの、自由度の高い、シーツ・オブ・サウンドと歌心のバランスが取れた「モード・ジャズ」。エルヴィンは「この時代のコルトレーン・ミュージック」が大好きだったんだろうなあ、とつくづく思ったりする。

Elvin Jones & Jimmy Garrison『Illumination!』(写真)。1963年8月8日の録音。ちなみにパーソネルは、Elvin Jones (ds), Jimmy Garrison (b), McCoy Tyner (p), Sonny Simmons (as, English Horn), Charles Davis (bs), William Prince Lasha (cl, fl)。

改めて、この盤を聴き直してみた。エルヴィン・ジョーンズと、ベースのジミー・ギャリソンの双頭リーダー盤。ピアノのマッコイ・タイナーが入っているので、これは、当時のコルトレーンの伝説のカルテットから、親分のコルトレーンを抜いたリズム・セクションになる。そして、フロントは、アルト・サックス or ホルン、バリトン・サックス、そして、クラリネット orフルートのフロント3管。全体でセクステット編成。

パーソネルを見渡して面白いのは、「コルトレーンの伝説のカルテット」のリズム・セクションがそのまま、この盤にスライドしているからか、律儀に親分コルトレーンの担当楽器であるテナー&ソプラノ・サックスをしっかり抜いて、フロント3管を形成している。

演奏の基本は「モード・ジャズ」。それも、親分コルトレーンの得意技「シーツ・オブ・サウンド」抜きの、モード・ジャズど真ん中の時代の「コルトレーン・サウンド」。
 

Elvin-jones-jimmy-garrisonillumination

 
限りなく高い自由度を追求したモーダルな演奏と「音楽」としての歌心を踏まえたメロディアスなフレーズを前提とした「コルトレーン・サウンド」で、ほどよくアレンジされた「ユニゾン&ハーモニーが」聴いて楽しい雰囲気を加えている。

この6重奏団の演奏、コルトレーン・サウンドを踏襲しているのだが、しっかりと親分の担当楽器と得意技をしっかり抜いている。コルトレーンの伝説のカルテットのリズム・セクションを担当している、

エルヴィン、ギャリソン、タイナーが、コルトレーンに「親分、一緒にどうですか、こんなモード・ジャズは。俺たちは、親分と一緒にやる、こんなモード・ジャズが好きなんです」と誘っている様な雰囲気を感じるのは僕だけだろうか。

この盤の録音の後(リリースは1964年)、コルトレーンは、1963年11月に『Impressions』をリリースしていて、その内容は、グループサウンドを横に置いて、唯我独尊、フリー一歩手前の自由度の高いモーダルなフレーズを、高速シーツ・オブ・サウンドで吹きまくるという内容をライヴ録音で披露している。

コルトレーンの伝説のカルテットのリズム・セクションを担当していた、エルヴィン、ギャリソン、タイナーは戸惑ったのでは無いか。この『Impressions』の演奏内容を振り返ると、リズム・セクションは、リズム&ビートだけ正確に供給してくれるならば、誰だって良い、という感じなのだ。実はそうではないのだが、この時期のコルトレーンは、自らの志向を追求することに集中した「唯我独尊」的なパフォーマンスに偏っていた。

グループ・メンバーで、グループサウンドを楽しみながら演奏する、という、バンド・セッションの基本を、このエルヴィン&ギャリソンの『Illumination!』ではしっかりと踏襲している。きっと、ここに戻りたかったんだろうなあ、と僕はこの盤を聴く度に思うのだ。
 
 

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2021年9月 5日 (日曜日)

タイナー独自の音世界の確立

1970年代、マッコイ・タイナー(McCoy Tyner)はジャズ界のヒーローだった。1960年代、伝説のジョン・コルトレーンのカルテットのピアノ担当として知名度が増し、コルトレーン亡き後、コルトレーン・ミュージックの正統な継承者として、タイナーはジャズ界の希望であり、指針であった。

確かに、1970年代のタイナーの快進撃は見事であった。しっかりとコルトレーン・ミュージックを継承。フリー&アブストラクトなジャズには傾倒しなかったが、モーダルで、アフリカン・ネイティヴなコルトレーンの音世界をピアノ中心のジャズに置き換えて、1970年代を走り抜けた印象が強い。

McCoy Tyner『The Greeting』(写真)。1978年3月17&18日、米国サンフランシスコの「The Great American Music Hall」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p), Joe Ford (as, fl), George Adams (ts, ss, fl), Charles Fambrough (b), Woody "Sonship" Theus (ds, bells), Guilherme Franco (conga, berimbau, perc)。
 

The-greeting

 
収録曲全5曲を見渡すと、コルトレーンの名曲「Naima」以外、残りの4曲はタイナーの作。この頃のタイナーは、決して、スタンダード曲に頼ることをしない、実に潔く、コルトレーン・ミュージックをメインにしたモード・ジャズを展開していた。この頃のタイナーのピアノは、そのスタイルを完全に確立していて、左手のパーカッシヴな「ハンマー打法」で、ビートの底を揺るぎないものとしつつ、流麗で多弁な右手で、モーダルなフレーズを延々と展開していく。それはそれは見事な「モード・ジャズ」。

テナー・サックスに若きジョージ・アダムスが参加しているのが目を引く。フリー&アブストラクトなブロウを封印し、コルトレーンとは響きが異なった、アダムス独自のアフリカン・ネイティヴなモーダルなフレーズを連発する。そして、コンガやベル、ビリンバウなどのパーカッションが、アフリカン・ネイティヴな響きを増幅する。

このライヴ盤を聴く度に、この時点で、タイナーの音世界が完全に確立されていることが再確認出来る。コルトレーン・ミュージックのアフリカン・ネイティヴな部分を継承し、深化させたタイナー独特のモーダルな音世界。ジャズの起源となるアフリカン・アメリカンの音の原風景を垣間見る様なタイナーの音世界。僕は当時から今まで、このタイナーの音世界が大のお気に入りである。
 
 
 
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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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2020年6月18日 (木曜日)

タイナーのチャレンジ精神

1970年代のマッコイ・タイナーは「向かうところ敵なし」。しかも人気は抜群。当然、レコード会社もタイナーのやりたいようにやらせていたフシがある。逆にタイナーもレコード会社の要望にはできる限り応えていたみたいで、とにかく、様々な編成で、様々なアレンジで「タイナー・ミュージック」を展開していた。

McCoy Tyner『Inner Voices』(写真)。1977年9月の録音。マッコイ・タイナーが編成したビッグバンドに、コーラスが加わる、ジャズとしては摩訶不思議な編成。このコーラスはクラシック風の正統派なコーラス。タイナーのビッグバンドは、筋金入りの、コルトレーン・ミュージックを昇華・深化させた「タイナー・ミュージック」のてんこ盛り。

冒頭の「For Tomorrow」、いきなりコーラスから入る。思わずジャケットを見直す。すると、明らかにマッコイ・タイナーのピアノが「ガーン・ゴーン、パラパラパラ」と、左手の強いアタックがスピリチュアルに響き、右手の「シーツ・オブ・サウンド」な硬質フレーズが疾風の如く疾走する。ここでもタイナーのピアノは好調である。
 
 
Inner-voices  
 
 
かたや、ビッグバンドの演奏は先鋭的。明確に「タイナーミュージック」。ビッグバンドでモード・ジャズをやってるんで、これはこれで凄い。しかし、なんだがトランペットが入っている分、1960年代のマイルスの「黄金のクインテット」を聴いている感じがどうにも「いけない」。その点を除けば、極上のモード・ジャズである。1970年代後半、純ジャズ受難の時代に、素晴らしいパフォーマンスである。

さて、コーラスである。スピリチュアルな響き、スピリチュアルな志向を増幅する為に取り入れたのだろう。『Sahara』(1972年)での、タイナーの琴、フルートよりは効果があると思うが、『Extensions』(1970年)のアリス・コルトレーンのハープほどでは無い。やりたいことは判るんだが、クラシック風の正統派なコーラスの響きが、相対するビッグバンドの「モード・ジャズ」と融合しきれていない、と感じるのだ。

この盤は、聴き手の、この「コーラス」に対する想い、によって評価が変わるだろうなあ。精神性の部分を楽器によって表現する。意外と難題で、コルトレーンも苦労した。タイナーもこの難題に様々な形で挑戦している。その1つがこの「コーラス」。この盤でも、あくまで前進あるのみ、「タイナー・ミュージック」のチャレンジ精神が溢れている。この盤の評価については、僕はそのチャレンジ精神を買いたい。
 
 
 

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2020年6月17日 (水曜日)

絶好調、モントルーのタイナー

1970年代のマッコイ・タイナーは「向かうところ敵なし」状態だった。コルトレーン・ミュージックを継承、さらに発展〜深化させて、様々なフォーマットやアレンジで、彼独特の「タイナー・ミュージック」の音世界を展開した。当然、人気もうなぎ上り。1970年代のメインストリーム・ジャズは、マイルス門下生の活躍が目立ったが、その中で、コルトレーン門下生のマッコイ・タイナーが一人「気を吐いていた」。

McCoy Tyner『Enlightenment』(写真左)。1973年7月7日、スイスの Montreux Jazz Festival でのライブ録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p, perc), Azar Lawrence (ts, ss), Juni Booth (b), Alphonse Mouzon (ds)。少人数編成では、ドラムのムザーンは『Sahara』以降、ほぼ固定されているが、サックスのローレンス、ベースのブースは新起用である。

このスイスのモントルーでのライヴは、ジャケットのタイナーの横顔通り、熱い、汗のしずくが飛び散るが如くの「ど迫力」な演奏。特に、タイナーは絶好調で、指が回りに回る、アドリブ展開のイメージが縦横無尽に広がる。そして、どこまでも生真面目にスピリチュアルな「コルトレーン・ミュージック」を展開する。なにせ、タイトルが「Enlightenment=啓発・啓蒙」である。どこまでもストイックな、どこまでもスピリチュアルな音世界に思わず「トランス状態」になる。
 
 
Enlightenment
 
 
コルトレーン・ミュージックのスピリチュアルな部分を、シーツ・オブ・サウンドを駆使して、難解さを取り除き、判り易く聴き易く展開する。それがこの時代の「タイナー・ミュージック」の真髄だと思うんだが、それにしても見事。ここまで発展〜深化させると、コルトレーン・ミュージックというより、タイナーオリジナルな音世界と捉えて良いと思う。特にこのあくまでメインストリーム・ジャズの範疇に留まった「判り易さ」が良い。

サイドマンを見ると、テナーのローレンスが健闘している。ポスト・コルトレーンの本道を行く、熱気溢れる、テクニック溢れる吹きっぷりは見事。ローレンスの吹きっぷりも「熱い」。このライヴでのパフォーマンス、ローレンスのベスト・プレイの1つではないか。そして、ベースのブース。コルトレーンの「伝説のカルテット」のベーシスト、ジミー・ギャリソンの如く、ドライブ感豊かなベースは意外と良い。しかし、音程がちょっと「オヨヨ」なのが惜しい。

ムザーンのドラムが「タイナー・ミュージック」の要。ムザーンの「安定したリズム&ビートの供給」があるからこそ、タイナーもシーツ・オブ・サウンドを駆使して、思いっ切りピアノの弾き回せるのだ。サックスのローレンスの優れたブロウもムザーンのドラミングが引き出したとも言える。いやはや、このライヴ盤でのマッコイ・タイナー・カルテットは絶好調である。聴き所満載。
 
 
 

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2020年6月16日 (火曜日)

アフリカ志向のモーダル・ジャズ

今年3月6日、マッコイ・タイナーが亡くなった。ジャズ・ピアノのレジェンドの一人、その演奏スタイルは多くのピアニストに影響を与え、フォロワーを生んだ。一聴すればすぐ判る、左手の強いアタック、右手の「シーツ・オブ・サウンド」な硬質フレーズ。明らかにコルトレーンの影響下にあり、コルトレーンのテナーの伴奏に最適な奏法で一世を風靡した。

僕はこのタイナーのピアノが好きで、ジャズを聴き始めた頃から、ずっと40年以上、折に付け、彼のリーダー作を聴いてきた。当ブログでのマッコイ・タイナーのリーダー作については、カタログにある正式にリリースされてものは、全てレビューをアップする方針でやってきた。が、1970年代に限って、カタログと照らし合わせたら、まだまだ抜けがあるではないか。ということで、1970年代のマッコイ・タイナーのリーダー作の「落ち穂拾い」である。

McCoy Tyner『Extensions』(写真左)。1970年2月9日の録音。ブルーノートの「BN-LA 006-F」。ブルーノートがロサンゼルスに拠点を置いていた時代に発表した作品群「BNLAシリーズ」の一枚。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p), Gary Bartz (as), Wayne Shorter (ts, ss), Ron Carter (b), Elvin Jones (ds), Alice Coltrane (harp, tracks 1, 3 & 4)。バーツのアルトとショーターのテナーの2管フロントのクインテット編成に、ハープのアリス・コルトレーンが参加するイメージ。
 
 
Extentions-1  
 
 
クインテット編成の演奏なんだが、とにかく「分厚い」。まるでビッグバンドを聴いているようだ。タイナーの音作り&アレンジの方針は、コルトレーンの『アフリカ/ブラス』。当時のトレンドだったアフリカ志向のモーダル・ジャズ。アフリカの大地を想起させるような躍動感、ワールド・ミュージック志向のフレーズの響きは「エスニック&アフリカン」。曲のタイトルも「Message From The Nile」「Survival Blues」とアフリカ志向を掻き立てる。

そんなアフリカ志向のモーダル・ジャズの展開の中で、マッコイ・タイナーのピアノが際立っている。左手の強いアタックが「ガーン・ゴーン」とスピリチュアルに響き、右手の「シーツ・オブ・サウンド」な硬質フレーズが疾風の如く疾走する。タイナーならではの音世界。そして、アリスのハープが実にスピリチュアルな響きで、この盤でのハープの存在については違和感は無い。

他のバックを務めるメンバーはいずれも好演しているが、特に、ウェイン・ショーターが良い。テナーの吹きっぷりも見事だが、この盤では、ショーターのソプラノ・サックスが素晴らしい。この盤の音世界のイメージにピッタリで、ショーターのソプラノ・サックスのスピリチュアルな響きに思わずゾクッとする。1970年代の初頭を飾るタイナーの一枚。好盤である。
 
 
 

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2020年3月 8日 (日曜日)

タイナーの「アレンジの才」

マッコイ・タイナー逝去の悲しみは癒えない。今日は朝から「マッコイ・タイナー祭り」。初期のリーダー作、特に、ブルーノート・レーベルに残した諸作を順に聴き返しては溜息をついている。やはり、ジャズを聴き始めた頃からずっと40年以上、折に付け聴いてきたレジェンドが亡くなると精神的に堪える。自分にとっても、そろそろ身近な問題だけに辛いものがある。

Mccoy Tyner『Tender Moments』(写真左)。1967年12月1日の録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p), Herbie Lewis (b), Joe Chambers (ds), Lee Morgan (tp), Julian Priester (tb), Bob Northern (french horn), Howard Johnson (tuba), James Spaulding (as), Bennie Maupin (ts)。タイナーがメインのピアノ・トリオに、フロントがトランペット、トロンボーン、アルト、テナーの4管、そこにフレンチ・ホルンとチューバが加わる「ノネット(9人編成)」。

この盤はタイナーを理解する上で重要な盤の一枚。コルトレーンのモード・ジャズを継承しつつ、タイナーならではの解釈を交えて「タイナー・ミュージック」とでも形容すべき、タイナーならではの個性的な音世界を確立している。そして、そのタイナーならではの音世界を確立させているのが、タイナーの「アレンジの才」である。
   
  
Tender-moments  
 
 
まず、この盤はノネット(9人編成)での演奏になる。ピアノ・トリオのリズム・セクションにフロントが4管、そこにホルンとチューバが加わる。この9人編成の音を以て、タイナーのアレンジの才により、独特な「タイナー・ミュージック」を実現している。コルトレーン・ミュージックをベースとしながらも、フリーに走らず、モード・ジャズをより高度に洗練した響きは独特なもの。

このノネットを統率して、モーダルな響きを心地良く響かせ、フロント楽器のソロ展開をしっかりと浮き立たせ、かつ、自らのピアノによるインプロビゼーションを際立たせるアレンジには思わず唸る。コルトレーンの下、『Africa/Brass』でドルフィーとアレンジの才をふるった実績はあるが、マッコイ・タイナーの「アレンジの才」が確立された感のある『Tender Moments』である。

録音年は1967年。12月の録音なので、コルトレーン逝去後、5ヶ月が経った頃の録音。まだまだコルトレーンを失った悲しみは癒えない時期ではあっただろう。しかし、そんな悲しみの中で、この盤にじゃ「コルトレーンの音楽と精神は自分が継承していく」という明快な決意めいたものを感じる。この盤は、タイナーの優れた「アレンジの才」を心から愛でることの出来る好盤である。
 
 
 

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【更新しました】2020.03.02
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【更新しました】2020.03.08
  ★ 青春のかけら達 ・・・・ 荒井由実『COBALT HOUR』

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2020年3月 7日 (土曜日)

【追悼】マッコイ・タイナー逝去

ジャズ・ピアニストのレジェンドの一人、マッコイ・タイナーが逝去した。2020年3月6日、享年81歳。1938年、米国東部のフィラデルフィア生まれ。13歳からピアノを習い始め、20歳代初め、ゴルソンとファーマー率いるジャズテットでキャリアを開始。21歳の時、コルトレーンのバンドメンバーとして加わり、コルトレーン+タイナー+ギャリソン+エルヴィンで構成されたカルテットは「黄金のカルテット」と呼ばれ、1960年代のジャズシーンを牽引した。

1965年12月のコルトレーンの下を辞して独立。1970年代には、1967年に逝去したコルトレーンのスタイルを継承し、モード・ジャズ+シーツ・オブ・サウンドとマッコイ・タイナー独特の奏法「ハンマー奏法」で一斉を風靡した。以降、その延長線上で安定した活動を継続、逝去するまで、ジャズ・ピアニストのレジェンド的存在として在り続けた。

McCoy Tyner『Echoes of a Friend』(写真左)。1972年11月11日、東京はVictor Studioでの録音。パーソネルは、McCoy Tyner (solo-piano)。そう、マッコイ・タイナー単独のソロピアノ盤になる。マッコイ・タイナーのピアノを体験し理解するには絶好のソロピアノ盤で、この盤には、マッコイ・タイナーのピアノのスタイル、テクニック、展開の全てが詰まっている。
 
 
Echoes-of-a-friend  
 
 
タイトルの「Friend」は、タイナーが多大な影響を受け敬愛する、元リーダーの「ジョン・コルトレーン」を指す。「友人のこだま」、長年コルトレーンと共に演奏をしてきたタイナーのコルトレーン へのトリビュート・アルバムである。選曲もコルトレーンゆかりの曲がメイン。後半の2曲はタイナーのオリジナル曲だが、曲想・曲調はコルトレーン・ミュージックを踏襲している。

タイナーの個性である「ハンマー奏法」で雄壮にダイナミックに展開し、コルトレーンから受け継いだ「精神性」、いわゆるスピリチュアルな表現を「叩き出す」が如く繰り広げる。但し、この「コルトレーンに捧げられた」盤の中で、ラストの「Folks」だけは意図が異なる。この曲はタイナーの師匠でトランペッターのカルヴィン・マッセイに捧げられたもの。ややこしい。

このソロピアノ盤は、コルトレーンのスタイルから派生したタイナーのスタイルの完成を再確認することが出来、この確立したタイナーのスタイルを以て、コルトレーンへのトリビュートを表現したもの。大いに影響を受けた元リーダーへの敬意を表現するのにこれ以上のものは無い。1973年のジャズディスク大賞金賞受賞アルバム。しかし、このアルバム、早くこのブログでご紹介したと思っていたら、なんと、マッコイ・タイナーの追悼になってしまった。無念である。合掌。
 
 
 

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2019年10月25日 (金曜日)

70年代タイナーの魅力的な音世界

1970年代のマッコイ・タイナーは、コルトレーン・ジャズの継承者としての演奏がメインだった。どの辺りのコルトレーン・ジャズか、というと、インパルス・レコードに移籍した時点の、自由度の高い「モード・ジャズ」なコルトレーン・ジャズがベース。加えて、コルトレーンが演奏していた自由度の高い「モード・ジャズ」より、シンプルで判り易い。

演奏の形態としてはコルトレーンの『アフリカ/ブラス』のビッグバンド編成の音作りを踏襲している。音の響きは、アフリカン・ネイティヴなルーツ・ミュージック。特にサックスについては、コルトレーンのフォロワーの優秀どころをどしどし採用しては、タイナーのリーダー盤でデビューさせている。そして、自らは、例の「ガーン、ゴーン」といったハンマー奏法に磨きをかけている。

McCoy Tyner『Focal Point』(写真)。1976年8月の録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p, dulcimer), Joe Ford (as, ss, fl), Gary Bartz (as, ss, cl), Ron Bridgewater (ts, ss), Charles Fambrough (b), Eric Gravatt (ds), Guilherme Franco (perc, conga, tabla)。3サックス+ピアノ・トリオ+パーカッションの7人編成、セプテットである。
 
 
Focal-point-mccoy-tyner
 
 
冒頭の「Mes Trois Fils」から、モーダルなスピリチュアル・ジャズ全開である。フロントのサックス3管の音が分厚い。タイナーのハンマー打法なピアノも音も分厚く、セプテットではあるが、工夫されたアレンジも相まって、演奏全体の音の厚さはビッグバンド級。コルトレーン・ライクなスピリチュアルなモード・ジャズが万華鏡の様に、様々なニュアンスを持って展開される。

1970年代のマッコイ・タイナーの音楽には欠かせない「ソプラノ・サックス、フルート、コンガ」が大活躍。そこにクッキリと浮かぶ、マッコイのメリハリが効いたエネルギッシュなピアノ。特に打楽器隊が「ミソ」。エリック・グラヴァットの豪快に冴えわたるドラム、ギレルミ・フランコは、軽快なリズムに乗ったコンガ。特に、この「コンガ」の音が印象的。アフリカン・ネイティヴな響きが心地良い。

この盤、コンセプトの良く判らない、ボンヤリした地味なジャケットで損をしている。ジャズ盤紹介本やジャズ雑誌では、まず採り上げられない盤ではあるなあ。でも聴くと判るのだが、ダイナミックで破綻無く、内容的にカッチリまとまった、1970年代マッコイ・タイナーの好盤だと思います。ジャケットに怯まずに手に取って一度は聴いて頂きたい、1970年代タイナーの魅力的な音世界です。
 
 
 
東日本大震災から8年7ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
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2019年5月 4日 (土曜日)

聴いて楽しいモード・ジャズ

大型連休である。先月末から昨日まで、栃木路に逗留していた。栃木路に逗留している間は、基本的に音楽は聴かない。自然の中で、自然の音を聴いてノンビリ過ごしている。さすがに3日も音楽を聴かずにいると禁断症状が出てくる。断食みたいなものなので、今日、久し振りに聴いたジャズは、どこか新鮮な響きがしている様に感じる。
 
ブルーノートの4300番台である。今日の盤は、McCoy Tyner『Time For Tyner』(写真左)。1968年5月17日の録音。ブルーノートの4307番。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p), Bobby Hutcherson (vib), Herbie Lewis (b), Freddie Waits (ds)。 コルトレーン亡き後、タイナーのピアノ・トリオ+ヴァイブのカルテット編成で、コルトレーン・ライクなモード・ジャズを展開している。
 
Elvin Jones『The Ultimate』をご紹介した時に、エルヴィンは「インパルス・レーベルに移籍したばかりの頃のコルトレーン・カルテットの音世界が一番良かったと思っていたのではないか。あの頃の演奏が、一番やりたかった演奏ではないのか」と想像した。今回、このマッコイ・タイナーのアルバムを聴くと、やはりタイナーもエルヴィンと同じ事を考えていたのではないか、と思うのだ。
 
 
Time-for-tyner-mccoy  
 
 
この『Time For Tyner』に詰まっている演奏は、どれもが「モード・ジャズ」。ピアノを担当するタイナーは、明らかに「インパルス・レーベルに移籍したばかりの頃のコルトレーン・カルテット」の時のタイナーのピアノそのもの。演奏のアレンジ自体もコルトレーン・カルテットのモード・ジャズのアレンジの雰囲気を忠実に踏襲している。
 
タイナーのピアノ・トリオをリズム・セクションとしてフロントを張るハッチャーソンのヴァイブがこれまたコルトレーンの雰囲気を踏襲している。ヴァイブの速弾きによる「シーツ・オブ・サウンド」、アドリブ・フレーズの「モーダルな展開」、いずれもコルトレーンか、と思ってしまう。実際、ヴァイブの音をテナーの音に置き換えたら、コルトレーンになるだろう、と強く感じるのだ。
 
タイナーのモード・ジャズは、コルトレーンよりもコルトレーンらしい響きに満ちていて、コルトレーンが目指したモード・ジャズの最終形の1つがこの盤に集約されている様に感じる。モード・ジャズの好盤としてお勧めである。しかし、ブルーノートの4300番台のジャケットで酷いジャケットが多いなあ。タイトルからのイメージがこの「時計の文字盤の真ん中にタイナーの顔」。デザインセンスがなさ過ぎである。
 
 
 
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