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2016年3月24日 (木曜日)

サンボーンはライブ盤が一番

デビッド・サンボーンほど、誤解され易いジャズメンはいないだろう。彼のアルバムの音作りは、1975年のデビューなのでフュージョン・ジャズなんだが、フュージョンというよりは、後の「スムース・ジャズ」の先駆け的な音と言った方が合点がいく。

その耳当たりの良い、ちょっとセクシーな音が当時の若者に大受けとなり、1970年代後半から1980年を越えた辺り、サンボーンは大受けにうけた。しかし、彼の音楽の聴かれ方は「ファッション」としての聴かれ方であったり、何かを「しながら」のながら聴きといった聴かれ方であったり、彼の音楽の本質を理解し、その本質を見極めて聴かれる、本来のあるべき「聴かれ方」からはほど遠いものだった。

フュージョン・ジャズとして売れに売れたことから、いきなり「コマーシャルなジャズメン」の烙印を押されたり、フュージョン・ジャズの人気者であるが故、純ジャズ者の方々からは「取るに足らないチープなジャズ」と誤解され、サンボーンの名を聴くだけで、あからさまに嫌な顔をするジャズ者の方々も多かった。

でも、ですね、サンボーンって、テクニック優秀、硬派で素性の確かなアルト・サックス奏者なんですよね。サンボーンのアルトは実によく「鳴る」。ブラスの響きをブルブル言わせて、時に「キュイーン」と絞り上げるような金属音のような吹き上げが見事。ギル・エバンスのマンディ・ナイト・オーケストラにも参加していたり、純ジャズやらせても一流なアルト・サックス奏者なんです。
 

Straight_to_the_heart

 
そんな、テクニック優秀、硬派で素性の確かなアルト・サックス奏者としてのサンボーンを感じさせてくれるライブ盤がある。David Sanborn『Straight to the Heart』(写真左)である。1984年のリリース。主だったパーソネルは以下の通り。David Sanborn (as), Marcus Miller (b), Hiram Bullock (g), Don Grolnick (key), Michael Brecker (ts), Randy Brecker (tp), John Faddis (tp), Buddy Williams (ds), Ralph MacDonald (per)。

バックはフュージョンの優秀どころがズラリ、そして演奏は「絶好調」。そんなバックを従えて、サンボーンはアルトは実に気持ちよさそうに吹き上げる。真のインプロバイザーとしてのサンボーンが実に輝かしい。とにかく、彼のアルトはよく「鳴る」。そして、指がよく「回る」。エモーショナルなアドリブ・フレーズもあれば、語りかける様なアドリブ・フレーズもある。引き出しの多い、バリエーション豊かなフレーズ。

フュージョンというよりは「スムース・ジャズ」の先駆けとして、今の耳で振り返って聴く方が、このアルバムのサンボーンの凄みを感じることが出来る。純ジャズに置き換えても、十分に通用するアルト・サックスのテクニックと歌心は、このライブ盤から思いっきり伝わってくる。

サンボーンのアルバムの中でも白眉の出来。サンボーンのアルバム・コレクションから、このアルバムは外せません。サンボーンのアルトの特徴が良く出ていて、一気に聴き通してしまいます。良いライブ盤です。

 
 

震災から5年。決して忘れない。まだ5年。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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2015年10月21日 (水曜日)

硬派なアルト奏者なんですが

デイヴィッド・サンボーン(David Sanborn)ほど、誤解・曲解されているジャズメンはいないだろう。彼自身は、聴けば判るのだが、硬派なアルト奏者である。

そのブロウは輝く様なブリリアントな音色で、ストレートにラウドに吹きまくる。テクニックもかなり優秀、アドリブ・フレーズも独特の個性があって、どこを取っても「硬派なアルト奏者」。

しかし、このサンボーン、ここ日本では1980年代以降、誤解・曲解を受けている。基本的には「スムース・ジャズの軟派なアルト奏者」と思われている節がある。何をやっても軟派なアルト奏者。それはどうも、日本のレコード会社のプロモーションにあるのでは無いか、と思われる。

例えば、このアルバム、1983年にリリースされた、David Sanborn『Backstreet』(写真左)の日本盤を見てみると良く判る。アルバム・タイトルこそ『バックストリート』なんだが、収録された曲の題名が凄い。

1. 愛の約束
2. 君の微笑み
3. ビリーヴァー
4. バックストリート
5. 涙はクリスタル
6. 大聖堂
7. ブルー・ビーチ
8. さよならは悲しい言葉
 
  

Backstreet

 
ね〜凄いでしょ。「愛の約束」「君の微笑み」から始まって、「涙はクリスタル」そして「さよならは悲しい言葉」ですよ。この日本語の題名を見て、これは硬派なジャズ・アルト奏者のアルバムだな、なんて思わないですよね(笑)。ほんと、なんて趣味の悪い邦題なんだろう。

内容的には悪く無いんですよ。でも、サンボーンのアルバムって、スタジオ録音盤になると、特に、この1980年代はこぢんまりとまとまってしまう傾向にあって、サンボーンの真の個性である「ブロウは輝く様なブリリアントな音色で、ストレートにラウドに吹きまくる」硬派なアルト奏者ってところが目立たなくなってしまうのだ。

これがいけない。この目立たなくなってしまうところが、スムース・ジャズの軟派なアルト奏者と思われてしまう主たる原因である。この『Backstreet』が良い例である。サンボーンのブロウは申し分無いんですが、アルバム全体のアレンジの傾向、音の纏まりの傾向が、どうも「こぢんまり」まとまってしまっている。これって、プロデュースとマスタリングの問題だろう。

もしかしたら、当時、サンボーンが所属していたレコード会社であるワーナーは、サンボーンのアルトを「スムース・ジャズの軟派なアルト奏者」として売りたかったのかもしれない。事実、この「スムース・ジャズの軟派なアルト奏者」な感じのサンボーンのアルバムって、日米で結構売れたんですよね。

もちろん、サンボーンからするとそれって心外な訳で、この自らの真の個性と世の中の受け止め方とのギャップに悩むことになる。サンボーン自身にとっては、スタジオ録音盤の弱点を如何に克服するか、が当面の課題となった訳である。

 
 

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2015年7月27日 (月曜日)

サンボーンを舐めてはならない

デビッド・サンボーンは、ジャズ者ベテランの方々から、結構、誤解を受け、曲解されたジャズメンである。先に断っておくが、サンボーンのアルトは硬派で正統派なアルトである。決して、軟弱で雰囲気だけのクリスタルなアルトでは無い。純ジャズをやれば第一線で活躍できるだけの力量は十分に持っている。

それなのに、フュージョン・ジャズをやってるからって、サンボーンのアルトは軟弱だとか、サンボーンのアルトは心地良いだけだとか、好き勝手な間違った評価をされる。特に、その傾向は、残念ながら日本に多く見られる。聴かず嫌いというか、フュージョン・ジャズやって売れているジャズメンって結構、皆、厳しい扱いを受ける。意外と日本は「狭い」。

そんなサンボーンのアルバムの中で、特にこのアルバムは誤解されることが多い。恐らく、このジャケットがアカンのやと思う。こういうバブリーな雰囲気漂う、お洒落なジャズ・カフェを想起させるジャケットが誤解を生むのだ。なんでこんなジャケット・デザインにしたのか不明だが、このジャケットがアカンのやと思う。

そのアルバムとは、David Sanborn『As We Speak』(写真左)。邦題が『ささやくシルエット』。しかし、なんちゅう邦題を付けるんや。この邦題もアカンのやと思う。絶対に誤解される邦題である。そういう意味で、サンボーンは日本では誤解されやすい様に、されやすい様に扱われているのだ。

このジャケットと邦題を見れば、硬派なジャズ者のみならず、普通の真面目な音楽好きも、このアルバムには、いきなりだと手が伸びないだろう。サンボーンのアルバムと知っている人は別なんだろうけどなあ。でも、このアルバムのサンボーン、良い感じなんですよね。
 

As_we_speak

 
サンボーンのジャズなんて、って思われているジャズ者の方々も、まず、パーソネルを見れば絶対に気が変わる。レギュラーメンバーは、David Sanborn (as, ss), Omar Hakim (ds), Marcus Miller (b), Michael Sembello (el-g, vo), Don Freeman (key,syn), Paulinho da Costa (per)。なんと凄いメンバーやん。名うての硬派なジャズメン達ばかりである。

このアルバム、フュージョン・ジャズによくある「ソフト&メロウ」な耳当たりの良い演奏ではないか、と思われるジャズ者の方々は多くいると思うが、初めて聴くとビックリするんだが、マーカス・ミラーのチョッパー・ベース、オマ・ハキムの切れ味の良いドラミング、そして、パウリーニョ・ダ・コスタの変幻自在なパーカッションが奏でるリズム・セクションは重量感抜群。

そんな重量級リズム・セクションをバックに、硬派なサンボーンのアルトが飛翔する。冒頭の「Port of Call」からして、むっちゃ良い感じなのだ。3曲目の「Rush Hour」のソプラノも良い。そして、このアルバム、ボーカル入りの曲も意外と硬派で聴き応えがある。5曲目の「Back again」のマイケル・センベロの歌なんて力感十分です。

そして、7曲目の「Straight to the Heart」を聴けば、単純にサンボーンのアルトって良いな、って思います。朗々と歌い上げる様なサンボーンのアルトは聴き応え十分。アルトが、アルトの真鍮が素敵に鳴っています。クオリティの高いアルトの響き。サンボーンが一流のジャズメンの証です。

このアルバム、僕にとって、サンボーン屈指の好盤です。このアルバムのサンボーンを聴いても、やっぱりサンボーンのアルトは軟弱だとか、サンボーンのアルトは心地良いだけだとか、好き勝手な間違った評価をされるのかなあ。でも、サンボーンは親日派。逆に、サンボーン者と呼ばれるサンボーン・マニアも日本には沢山いるのだ。

 
 

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2015年6月 8日 (月曜日)

メインストリームなサンボーン

デイヴィッド・サンボーンの新作『Time and The River』(2015年5月26日のブログ参照・左をクリック)を聴いていて、こういう人って、純ジャズをやらせても超一級品なんだよな〜、なんて思った。純ジャズのデイヴィッド・サンボーンか、と想いを巡らせたら、あれ?。  

純ジャズのデイヴィッド・サンボーンのアルバムが思い浮かばない。あれれ、サンボーンの純ジャズ盤って無いのか、と考えてみたら、やっぱり無い。でも、どこかで聴いた気がするのだ。それも最近。あれ、どこで聴いたんだろう。

と調べてみたら、ありました、ありました。そのアルバムとはこれだ。Bobby Hutcherson『Enjoy The View』(写真左)。 昨年のリリース。これが「サンボーンの純ジャズ盤」なのだ。リーダーはBobby Hutchersonであるが、録音を聴けば、それぞれのメンバーが台頭に全面に出てくる。メンバー並列のオールスター盤である。

アルバムの演奏内容は徹頭徹尾、純ジャズである。そこはかとなくジャズの新しい要素を織り交ぜてつつ、伝統的なジャズな要素もしっかりとベースにあって、内容充実のメインストリーム・ジャズである。ちなみにパーソネルは、Bobby Hutcherson (vib), David Sanborn (as), Joey DeFrancesco (org), Billy Hart (ds)。
 

Enjoy_of_view  

 
このカルテットの面々、誰もが素晴らしい演奏を繰り広げている。ハッチャーソンのヴァイブも良い。デフランセスコのオルガンも思いっきりファンキーでジャジーで思わず唸るくらいに素晴らしい出来。メリハリ効いて切れ味抜群のハートのドラミング。それぞれの最近のベスト・パフォーマンスではないか、と僕は思う。

そして、何と言っても、このアルバムでは、デイヴィッド・サンボーンのアルトの出来が素晴らしい。1曲目の「Delia」のサンボーンのブロウは「純ジャズ仕様」。とてもガッツのある、硬派な、魂の入ったブロウである。一聴しただけではサンボーンとは気が付かない。メロディアスな展開に差し掛かった時の「艶やかなアルトの響き」を聴いて、もしやこれってサンボーンか、と思い当たる。

メロディアスな展開有り、アブストラクトな香り漂う展開有り、モーダルで硬派な純ジャズな展開あり、これまでのジャズ・サックスのトレンドの全てを包含した、メインストリームなアルト・サックスが実に良い雰囲気を醸し出している。

僕はサンボーンは純ジャズをやらせたら超一級品なんだろうと確信はしていたが、これほどまでに純ジャズなアルト・サックスが素晴らしいとは思わなかった。これまでに無い、艶やかで硬派でメロディアスな純ジャズ・アルト。もっともっと、サンボーンは純ジャズに手を染めても良い。そう確信させる位の説得力ある盤『Enjoy The View』である。

良いアルバムです。最近の質の高いメインストリーム・ジャズ盤としてお勧めです。聴けば聴くほど味わい深い、なかなかの掘り出し物盤です。オルガン入りのカルテットとしても、実に出来の良い盤です。

 
 

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2015年5月26日 (火曜日)

良いぞ、サンボーンの今年の新作

2人の共演は1999年の『Inside』以来。15年ぶりのコラボレーションになるらしい。マーカス・ミラー(Marcus Miller)をプロデューサーに迎えての新作になる。その新作とは、David Sanborn『Time and The River』(写真左)。参加ミュージシャンは、いつになく若手が多数。なんだか聴く前から、その内容にワクワクする。

サンボーンと言えば、端正で官能的で伸びやかなサックス・プレイが身上。あまりに端正で官能的で伸びやかなサックスなので、耳当たりの良い、聴き心地の良い伴奏に乗ると、あまりの耳当たりの良さに、サックス・プレイ自体が雰囲気に流されてしまう傾向にある。いわゆる「ながらのサンボーン」と言われる所以である。

しかし、サンボーンのサックス・プレイは、正統派でかつ硬派なものである。決して「ながらのサンボーン」で片づけられてしまう類のサックスでは無い。その正統派でかつ硬派なサンボーンのサックスをそのまま活かすには、それ相応の優れたプロデューサーが必要だと常々感じている。で、この新作を聴いて、それは確信に変わった。

この新作の『Time and The River』では、R&Bの要素を取り入れた、メインストリームなコンテンポラリー・ジャズに仕上がっている。この「R&Bの要素」を取り入れたところがミソ。サンボーンの正統派でかつ硬派なサックスが活き活きとしている。もともとは、R&B系の演奏が得意ジャンルだったサンボーンである。原点回帰である。
 

Time_and_the_river

 
R&Bの要素を取り入れたが故に、サンボーンのサックス・プレイが甘きに流れることは無い。この新作を聴けば「ながらのサンボーン」なんて言わせない。ゴツンと聴き応えのある、硬派なサンボーン節が満載である。さすがにかの帝王マイルスに見そめられたマーカス・ミラーである。サンボーンの「泣きのサックス」をストレートに活かす術を知っている。

良きフュージョン・ジャズの雰囲気を色濃く引き継いでいる。「R&Bの要素」を取り入れたことで、ジャジーな雰囲気が前面に出て、耳当たりの良いスムース・ジャズというよりは、メインストリームなコンテンポラリー・ジャズが、往年のフュージョン者の我々の耳には、実に心地良く響く。

良い感じのサンボーンが帰ってきたって感じですね。良いアルバムです。サンボーンの「泣きのサックス」が粗く生々しい。まだまだ現役。老け込む歳でも無い。「Windmills Of Your Mind」では、R&B的な女性ボーカルが登場するが、このボーカルはランディ・クロフォード。良い雰囲気です。

ジャケットを見て「ギョッ」とするのは、でーんとジャケットのど真ん中にあしらわれた「川」の文字。もちろん『Time and The River』というタイトルの「The River」の漢字当てだが、同時に 「3本(サンボン)の線」=「サンボーン」を意味するものでもあるらしい。ほんまかいな(笑)。

 
 

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2014年10月10日 (金曜日)

このアルバムの邦題は『夢魔』

David Sanborn『Voyeur』(写真左)。1981年のリリース。大学前の行きつけの喫茶店で「耳タコ」になるくらいに聴きまくった、デイヴィッド・サンボーンの傑作である。

「Voyeur」の直訳は「窃視症の人、性的な面でのぞき趣味の人」。このアルバムの邦題は『夢魔』。なんで「夢魔」なのかは謎である(笑)。

前作『Hideaway』で、サンボーンの音楽性を確立し、アルバムもヒットした。ソフト&メロウなフュージョン・ジャズを基本としながら、サンボーンの意外と硬派でハードなブロウを展開している、魅力的な傑作であった。そして、この『Hideaway』の後、この『Voyeur』=『夢魔』の登場である。

ソフト&メロウなフュージョン・ジャズを基本としながら、結構、ハードなブロウを展開してきたサンボーンが、この『夢魔』では、少し落ち着いたブロウを展開していて、アルバム全体の演奏のトーンとしては、1981年のリリースでありながら、後の「スムース・ジャズ」の萌芽の様な音作りとなっている。

パーソネルを見渡すと、このアルバムのフュージョン・ジャズとしての優秀さは当然のことの様に思える。David Sanborn (as), Marcus Miller (b), Hiram Bullock (el-g), Steve Gadd (ds), Lenny Castro (per), Buzzy Feiten (el-g, ac-gu), Buddy Williams (ds), Tom Scott (fl, ts), Michael Colina (OBX-syn)。
 

Sanborn_voyeur

 
リズム・セクションは、ベースにマーカス・ミラー、ドラムのスティーブ・ガッド。そして、ギターにバジー・フェイトン、ハイラム・ブロックといった強者ギタリストを揃える。特に、このアルバムでは、ベースのマーカス・ミラーがチョッパー弾きまくりの格好良さ。縦ノリのガッドのドラムも心地良いビートを叩き出す。

特に、7曲目の「Just for You」は、マーカスのローズとサンボーンのサックスのデュオ。美しい曲。短いのが玉に瑕ではあるが、とても美しい。フュージョン・ジャズの到達点を聴く様だし、ソフト&メロウを前面に押し出した、後のスムース・ジャズの出発点とも言える音の雰囲気。こういう曲をラストにちょこっと置いているところなんぞ、このアルバムは隅に置けない。

リリース当時は、こんな垢抜けたフュージョン・ジャズは聴いたことが無く、大学前の行きつけの喫茶店で、毎日一回は聴いていました。それほど、聴き直す度に、いろいろと新しい魅力が聴こえてきて、全く飽きが来ませんでした。最後には、それぞれの曲のアドリブ・ラインまで口ずさめる位の「耳タコ」アルバムでしたが、決して飽きませんでした。

アルバム全体の収録時間がちょっと短いのが難点ですが、アルバムの内容としては、フュージョン・ジャズを代表する内容が詰まっているフュージョン・ジャズの傑作の中の一枚と言って良いでしょう。

バック・ミュージシャンのバックアップも良好で、グループ・サウンドとしても秀逸の出来だと思います。フュージョン者の方々にお勧めの一枚です。逆に、フュージョン者の方々だったら、既にお持ちですかね。良いアルバムです。

 
 

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2014年7月20日 (日曜日)

フュージョンを聴くなら「夏」

フュージョン・ジャズを聴くなら「夏」である。まあ、窓の外のギラギラした夏の陽射しを眺めつつ、夏の野外の喧噪と焼けるような暑さを想像しながら、エアコンの効いた涼しい部屋の中で、ゆったりとリラックスしながら、という条件付きではあるのだが(笑)。

ジャズを聴き始めた頃(今から36年前になるが)、大学時代の夏がそうだった。当時、学生街の喫茶店において、業務用エアコンというものが一般化し始めた時代のことである。
 
神戸の夏は暑い。とにかく、昼下がりの時間帯は、暑すぎて外に出ることは危険な時間帯である(笑)。そういう時間帯はエアコンの効いた喫茶店に避難するという習慣が常態化した。

大学はミッション系ということもあって、7月1日から早々に夏休みに入る。が、3回生にもなると、ゼミの小論文の取りまとめなど、夏休みで有る無しに関わらず、大学の図書館や研究室に通う必要があって、暑い中、山登りが伴うのではあるが(笑)、結構、大学に行っていた。

しかし、大学の図書館や研究室には、当時、エアコンなど入ってはいない。古い由緒ある建物なので、夏は夏でそれなりに涼しいのではあるが、さすがに真夏の昼下がりは暑い。よって、エアコンの効いた喫茶店に避難することになる。

このブログで度々登場する「秘密の喫茶店」は、当時にしては早くから、しっかりとエアコンが導入されていて、夏休みの頃、昼下がりの時間帯には、よく避難させていただいた。窓の外の観葉植物の葉に反射するギラギラした夏の陽射しを眺めつつ、天国のように涼しい部屋の中で、基本的にジャズを聴きながら、本を読んだり、論文を書いたりしていた。
 
そんな時、その「秘密の喫茶店」で流れていたのが、フュージョン・ジャズであった。1980年辺りの話であるから、フュージョン・ジャズの流行のピークを 少し過ぎた、ソフト&メロウなフュージョンが大いにウケていた時代である。このフュージョン・ジャズが、この暑すぎて外に出ることは危険な時間帯、窓の外 のギラギラした夏の陽射しを眺めつつ、天国のように涼しい部屋の中で聴くのにピッタリだった。
 

David_sanborn_hideaway
 
 
そんな当時、印象的なフュージョン・ジャズのアルバムが幾つかあるが、David Sanborn『Hideaway』(写真左)などは、良くリクエストさせていただいたアルバムである。サンボーンの6枚目のリーダー作。1980年のリリース。この『Hideaway』は、サンボーンにとって始めてゴールドディスクを獲得したアルバムになります。

とにかく収録された曲の出来が非常の良い。当時流行の「ソフト&メロウ」な雰囲気とは若干異なる、力強い色気豊かなサンボーンのアルトと、高いテクニックと流れる様なビート感が素晴らしいリズム・セクションとが奏でる、結構、硬派な雰囲気が漂う、正統派フュージョンな内容です。

「Carly's Song」のメロディーの美しさは秀逸。「Lisa」の素敵なメロディーも良い。そう、この『Hideaway』は、それぞれの曲のメロディーラインがとても美しいのだ。その流麗さ故に「ソフト&メロウ」なフュージョンで括られる傾向にありますが、サンボーンのアルトは意外にハードで聴き応え満点です。

サウンド的にも、1970年代のアナログ的なフュージョン・サウンドで、今の耳で聴くと、なんだかホッとします。1980年代のダイナミックレンジのみを追求したケバケバしたサウンドは、いかにエアコンの効いた室内でも、夏の季節にはちょっと合いません(笑)。

フュージョン・ジャズを聴くなら「夏」である。まあ、窓の外のギラギラした夏の陽射しを眺めつつ、夏の野外の喧噪と焼けるような暑さを想像しながら、エアコンの効いた涼しい部屋の中で、ゆったりとリラックスしながら聴くフュージョン・ジャズは格別なものがある。

 
 

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2014年5月21日 (水曜日)

硬派でハードで時にアブストラクト

前作『Promise Me the Moon』で、開き直ったサンボーンがロック&ポップな面を強め、当時のフュージョン・ジャズのトレンドをしっかりと踏襲した、個性的な内容のアルバムを世に問うたのであるが、意外とセールスは伸びなかった。

それでは、という訳では無かったんだろうが、次作『Heart to Heart』(写真左)では、かなり硬派なフュージョン・ジャズに走った。1978年のリリースではあるが、当時、流行っていたソフト&メロウなフュージョンは絶対にやらないぞ、なんていう、ちょっと捻くれた「矜持」を感じるのだ(笑)。ちなみにこの『Heart to Heart』のパーソネルは、以下の通りになる。

Steve Gadd (ds), David Sanborn (as), Ralph MacDonald (per), Michael Brecker (ts), Randy Brecker (tp), Hugh McCracken (g), Richard Tee (p, el-p, org), Don Grolnick (p), Jon Faddis, David Spinozza (ac-g & el-g)。

いやいやいや、錚々たるメンバーではないか〜。今から思えば凄いメンバーだ。ドラムはガッド、パーカッションはラルフ、ブレッカー兄弟がいて、エレピ&オルガンはファンクネスの権化ティー、そして、スピノザ&ファディスのギター。うっへ〜、このメンバーでは駄作は絶対に無いな。ということで、このサンボーンの『Heart to Heart』は素晴らしい内容のフュージョン・アルバムに仕上がっている。

冒頭の「Solo」は、力強い展開の、硬派なフュージョン・ジャズ。決して、ソフト&メロウなフュージョンでは無い。サンボーンのアルトもブラスの響きがブリブリしている。そんなサンボーンを支えつつ鼓舞する、ガッドのドラミング。時代の流行に迎合しないサンボーンのフュージョンがここにある。

2曲目の「Short Visit」は、大人数の編成でのジャズ・オーケストラ的な演奏。暫く聴いていると、その音の重ね方、ユニゾン&ハーモニーの響きが個性的で、ジャズ・オーケストラ好きのジャズ者の方なら、このジャズオケのアレンジは誰のアレンジだか判るでしょうね。
 

Heart_to_heart

 
そう、ギル・エバンスです。ギル・エバンスのジャズオケのアレンジに乗って、サンボーンが硬派にハードに、時にアブストラクトにアルトを吹きまくります。ここでのサンボーンのアルトは凄い。サンボーンのテクニックが確かなことを再確認します。 ギル・エバンスのアレンジが、硬派でハードなサンボーンのアルトを更に全面に押し出します。この演奏はもはやフュージョンでは無い。純なジャズオケでしょう。

3曲目の「Theme From "Love Is Not Enough"」も、邦題は「愛のテーマ」ではあるが、どうして、決して甘いソフト&メロウな演奏では無い。この曲でのサンボーンのアルトは、硬派であり、ハードであり、音が大きく、そこかしこにアブストラクトさを漂わせて、とにかくサンボーンは吹きまくる吹きまくる。

そして、米国ルーツ・ミュージックを愛して止まない僕のお気に入りが、6曲目の「Sunrise Gospel」。リチャード・ティ+スティーブ・ガッドの「スタッフ」のファンクネスなノリで、演奏の展開はゴスペルそのもの。そのゴスペルチックな展開の中で、サンボーンが思いっきりアルトを吹きまくる。凄い音圧、ブラスの響き。名演です。

ラストの「Anywhere I Wander」は感動の名演。劇的な展開の中で、ここでもサンボーンは思いっきりアルトを吹き鳴らします。邦題は「果てなき旅路」で、どうしてこういう邦題になったのか、良く判りませんが、とにかくこのラスト・チューンは感動の名演です。

ジャケットに大写しのサンボーンの顔はちょっとイモっぽくて気恥ずかしい。このアルバム、内容は硬派なフュージョンとして実に充実した内容を誇っているだけに、ジャケット・デザインはもう少し配慮して欲しかったなあ。

このアルバム『Heart to Heart』は、このジャケット・デザインで損をしていますね。このジャケットだけ見れば、聴き心地だけが良い、当時流行のソフト&メロウなフュージョン盤と誤解されても不思議では無い(笑)。このジャケット・デザインにだけは目をつぶって頂きたいですね(笑)。

 
 

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2014年4月 7日 (月曜日)

開き直ったサンボーンのAOR盤

サンボーンのインタビューの中で、自分のアルバムがBGM的な聴き方、アクセサリー的な使われ方をされていることを告げられて、その話に対して、ちょっと憤りを感じた旨の話が出ていたが、確かに、サンボーンは悩んでいるし、嘆いてもいる。

しかし、サンボーン自身が憤ったところで、にわかにリスナーの習慣は変わらない。それでは、と開き直った様なサードアルバムが、David Sanborn『Promise Me the Moon』(写真左)。1977年の作品になる。

1977年と言えば、フュージョン・ジャズの全盛時代。フュージョン・ジャズの人気のピークに差し掛かった頃。ソフト&メロウ、ロック&ポップなジャズがヒット作を連発していた時代。やはり、ミュージシャンとして「売れたいなあ」と思ったら、時代に迎合するのも、これまた自然な成り行きと言える。

このサンボーンの『Promise Me the Moon』は、恐らく、サンボーンのアルバムの中で、一番、ポップな内容ではないか、と思っている。ボーカルをフィーチャーしつつ、サウンド的には、ロック&ポップな面を強めた、当時のフュージョン・ジャズのトレンドをしっかりと踏襲した内容になっています。

冒頭のタイトル曲の「Promise Me the Moon」なんか、もはやメインストリームなジャズから大きく離れて、乾いたファンクネスを湛えた、ロック&ポップでR&Bな演奏になっている。当時のハービー・ハンコックのファンク路線に似たお作法ではあるが、ファンクネスが希薄な分、サンボーン独特の個性が際立っている。「サンボーン印のAOR」とも表現できる演奏である。
 

Promise_me_the_moon

 
グループ・サウンド的には、Hiram BullockのエレギとMark Eganのエレベが効いている。ロック&ポップな面を強めた、当時のフュージョン・ジャズのトレンドをしっかりと踏襲しているのは、このエレギとエレベの存在が大きい。というか、Hiram BullockのエレギとMark Eganのエレベだからこそ、ロック&ポップな面を強めたサウンドを実現していると言えます。

意外とサンボーン自身のアルトは、変わらないですけどね。相変わらず、硬派で意外と純ジャズな正統派アルトを聴かせてくれる。そして、これまた、意外とジャジーなのが、Victor Lewisのドラム。このドラムがそこはかとなくジャジー。この「そこはかとない」ジャジーなドラミングが、このアルバムをフュージョン・ジャズのジャンルに留めているのかもしれない。

開き直ったサンボーンのロック&ポップな面を強め、当時のフュージョン・ジャズのトレンドをしっかりと踏襲した、個性的な内容のアルバムだと思うんですが、意外とセールスは伸びなかった様です。ビルボードのジャズ・アルバムのチャートで27位が最高位でした。う〜ん、良いアルバムだと思うんですがねえ。

ボーカル入りの曲が半分を占める中で、このボーカル入りの曲が冒頭の「Promise Me the Moon」以外、キャッチャーな内容で無かったことが、セールス的には、ちょっと問題だったのかもしれません。

それと、アルバム・ジャケットを飾る、アフロ・ヘアのサンボーン。サンボーンにアフロは似合わない。このジャケットもセールス的には、ちょっと問題だったのかも知れません(笑)。

 
 

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2014年4月 2日 (水曜日)

サンボーンの硬派なアルトです。

ミュージシャンとして、本人の意図するところとは違う聴き方をされるって、かなり複雑な気分なんだろうな、と思う。沢山の人々に聴いて貰うのは嬉しいことなんだが、意図するところとは全く違うところを評価されるって、やっぱり気分は複雑だろうな、と思う。

そんな、本人の意図するところとは違う聴き方をされる、最右翼のジャズメンのひとりが、David Sanborn(デビッド・サンボーン)だろう。彼ほど、本人の意図するところと違った聴き方をされるミュージシャンも珍しい。

彼のアルト・サックスは、フュージョン・ジャズからスムース・ジャズの流れに乗ったものではあるが、基本的には、硬派で意外と純ジャズな、正統派アルト・サックスである。白人でありながら、そこはかとない、白いファンクネスを湛えたストレートなブロウは、かなり個性的。

ストレートなブロウで、ブラスの響きを煌めかせながら、唄う様に奏でるサンボーンのアルトは「泣きのサンボーン」と形容され、その情緒的なフレーズは、サンボーンならではのもの。確かに、本当に良く鳴るアルトであるし、そのテクニックたるや、相当高度なものだ。

そのサンボーンのアルトの個性を十分に感じることが出来るアルバムが、このセカンド盤のDavid Sanborn『Sanborn』(写真左)。邦題は「メロウ・サンボーン」。1976年のリリースになる。

1976年と言えば、フュージョン・ジャズが全盛に向かって、どんどん勢力を広げていっている時代。このアルバムも、例に漏れず、しっかりとフュージョン・ジャズしている。が、サンボーンのアルトは、決して、ソフト&メロウな、甘くて耳当たりの良いものでは無い。かなり硬派でストレートなガッツのあるアルトなのだ。

そんなシッカリと硬派なアルトが、これまた、メリハリの効いた、柔軟度のあるリズム・セクションに乗って、唄う様に奏でられていくのだから、当時、流行だった「ソフト&メロウ」なフュージョン・ジャズとは一線を画した、実はかなり硬派なコンテンポラリーなジャズの一面を覗かせてくれる。
 

Sanborn

 
しかし、当時、サンボーンのアルバムはそういう聴き方をされていなかった節がある。サンボーンのアルトには「ながらのサンボーン」という形容もある。しっかりと対峙して聴き込むタイプの演奏では無く、何かをしながら、例えば、仕事をしながら、食事をしながら、いわゆる「〜しながら」聴く、BGM的な聴き方をされることが多かった。

加えて、恋人と語らい合う時、恋人とドライブをする時、恋人とムーディーな瞬間を演出したい時、などなど、恋人たちのBGMとして、いわゆる「〜しながら」聴く、BGM的な聴き方、アクセサリー的な使われ方をされることが多いのだ。

サンボーンのインタビューの中で、そんなBGM的な聴き方、アクセサリー的な使われ方をされていることを告げられて、その話に対して、ちょっと憤りを感じた旨の話が出ていたが、確かに、サンボーンは悩んでいるし、嘆いてもいる。

サンボーンは、内容の良いブロウをすればするほど、確かにアルバムは売れるのだが、売れた分、BGM的な聴き方、アクセサリー的な使われ方をされることも多くなる。

サンボーンのアルトは、硬派で高テクニックでありながら、そんなことを微塵も感じさせず、印象的でキャッチャーで流麗なフレーズを連発するので、その流麗さが故に、BGM的な聴き方、アクセサリー的な使われ方をされるんだと思っている。その流麗さが、意外と仇になっている。

でも、何もBGM的な聴き方、アクセサリー的な使われ方をするリスナーばかりでは無い。特に、このセカンド盤をしっかりと聴けば、サンボーンのアルトは、決して、ソフト&メロウな、甘くて耳当たりの良いものでは無い、かなり硬派でストレートなガッツのあるアルトであることに気付くはずだ。

とにかく、このセカンド盤の邦題「メロウ・サンボーン」はいただけないなあ。このアルバムでのサンボーンのアルトは「メロウ」なものでは決して無い。この邦題、サンボーン本人が知ったら、さぞかし落胆するだろうな。

邦題を付けるにしろ、アルバムの評論を書くにしろ、ミュージシャン本人の意図をしっかりと把握してからにすること。それでないと、ミュージシャン本人に失礼である。

 
 

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