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2017年6月21日 (水曜日)

『Birds of Passage』が素敵だ

いや〜大荒れの一日でしたねえ、我が千葉県北西部地方。外出も叶わぬ大荒れの日、部屋の中で聴くのはジャズ。さて、今日は、ナベサダさん(渡辺貞夫)のアルバムの聴き直しをもう一枚。僕はこのアルバムを聴いた時、これは「スムース・ジャズ」でも「フュージョン・ジャズ」でもない、これは、硬派なコンテンポラリーな純ジャズだ、と思った。

渡辺貞夫『Birds of Passage』(写真左)。1987年の作品。発売当時のキャッチフレーズが「追い求めた"渡辺貞夫の音楽"を遂に完成! そして数々の旅の想いがこのアルバムに・・・。"旅"がテーマとなった曲を再演奏した1枚」。なるほど、このキャッチフレーズの言うとおりである。いいキャッチフレーズやなあ。

この頃のナベサダさんは、米国でスムース・ジャズの先駆けとして成功を収め、ナベサダさんの音楽と言えば「スムース・ジャズ」だった。が、この盤は違う。前奏をパッと聴いた雰囲気は電気楽器を上手く活用したフュージョン・ジャズかスムース・ジャズか、と思うんだが、ナベサダさんのアルトが出てくると、雰囲気はガラッと変わる。ほんと、ガラッと変わるのだ。
 

Birds_of_passage

 
テクニック優秀、歌心溢れ、力強いアルトの旋律。この力強さと音の「伸び」が素晴らしい。そこにテクニック&疾走感溢れるアドリブ・フレーズが展開される。甘さは一切排除され、ファンクネスは皆無、切れ味良い爽快感と歌心溢れるフレーズは「コンテンポラリーな純ジャズ」である。説得力抜群で聴き応え満点である。

『California Shower』以降「ナベサダはフュージョンに魂を売った」などと揶揄されることもあったが、ナベサダさんの「スムース・ジャズ」や「フュージョン・ジャズ」は超一級品。揶揄されるレベルでは無い。しかも、このアルバムに至っては、まず「スムース・ジャズ」や「フュージョン・ジャズ」の類では無い。「コンテンポラリーな純ジャズ」である。真摯で意欲的な「新しい響きのジャズ」がこの盤に詰まってから素敵だ。

バックを固めるフュージョン・ジャズ時代からの強者共の好演も良い。特にドラムのビニー・カリウタは凄い。"旅"がテーマとなった曲の再演盤という色合いが濃いが、収められている演奏を聴けば単なる再演でないことが痛いほど判る。新しい響き、新しい展開を伴ったコンテンポラリーな純ジャズ」が、新しい雰囲気の新しい「純ジャズ」の形がここにある。

 
 

日本大震災から6年3ヶ月。決して忘れない。まだ6年3ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。 

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2017年6月20日 (火曜日)

素のまま暖かくてゆったりと

ナベサダさん(渡辺貞夫)のアルバムの聴き直し。前回は何時だったか、思い出せないほど時間が空いた。調べてみたら、2016年7月7日のブログ、アルバムは『MAISHA(マイシャ)』。1985年のリリース。ナベサダさんの初プロデュース盤。なんだ、まだ1年前か。

で、今回は、渡辺貞夫『Good Time for Love』(写真左)。1986年のリリース。ナベサダさんの陽気な、上半身の姿が写っているだけの、あまりにシンプルで味気ないジャケット・デザインで意外と損をしている盤である。あまりに地味なジャケット・デザインなので、とにかく目立たない。

しかし、である。冒頭のレゲエ・ナンバー、タイトル曲でもある「Good Time for Love」を聴くと、前作『MAISHA』までとは異なる雰囲気に気がつく。ゆったりしている、というか、自然体というか、素のままというか、暖かくてメリハリの効いた、昔、聴き馴れた「ナベサダ」フュージョンな音である。
 

Good_time_for_love1

 
2曲目「Love Birds Whisper In My Ear」を聴き進めるにつれ、その意を強くする。そして、6曲目の「Pogo」に至っては、うか〜っと聴いていると、あれ、これって「California Shower」かも、なんて思ってしまう位に雰囲気が似たハッピーな曲。これって、フュージョン・ジャズに本腰を入れ出した1970年代後半の「ナベサダ・ワールド」な音世界である。

前作と音の雰囲気がガラッと変わったのは、このアルバムから、ナベサダさんの音楽活動のベースを日本にシフトしたことと大いに関係があると思っている。バックを支えるミュージシャンも日米混合。日本人ミュージシャン達が帰ってきた。ナベサダさんのアルトは、バックが米国だろうが日本だろうが、そのブリリアントな音色は変わらないが、雰囲気がガラッと変わる。

アーバンで小粋な大人のフュージョン、素のまま暖かくてゆったりと親しみのあるフュージョン、どちらのナベサダ・ワールドも捨てがたい。そして、この盤、なによりもナベサダさんのアルトがバリバリに鳴っている。これだけ鳴りの良い暖かみのあるアルトの音を僕は他に知らない。肩肘張らない、普段着の素のままのフュージョン・ジャズ。良い雰囲気、良い音世界です。

 
 

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2017年6月15日 (木曜日)

ながら聴きのジャズも良い・22

トランペットを吹くボーカリスト。ぱっと浮かぶのは、サッチモ、そして、チェット・ベーカー。日本では、う〜ん、いたぞいたぞ。そう「TOKU」である。キャッチフレーズが「日本で唯一のボーカル&フリューゲルホルンプレイヤー」。確かに、トランペットを吹くボーカリスト。日本にはそうそういない。

ジャケットが良い。モダンアートっぽい、原色を活かしたジャケット。こういうの僕は大好き。思わず、これは「ジャケ買い」レベル。きっと音は良いに違いない。で、どんな音になっているのか。

そのアルバムとは、TOKU『Shake』(写真左)。今年のこの6月7日のリリース。聴いて楽しいコンテンポラリー・ジャズの饗宴。ゲストとの共演が基本。このゲスト陣が大変豪華。名前を挙げると、SUGIZO、Yasei Collective、AISHA、ZEEBRA、DABO、シシド・カフカ、ゴスペラーズ、多和田えみ、大黒摩季、NAOTO等々。

収録されている曲もとってもコンテンポラリー。僕達の世代が泣いて喜ぶカバー曲の数々。デヴィッド・ボウイの「Space Oddity」以下、ローリング・ストーンズやプリンス、ドナルド・フェイゲンやレナード・コーエンといったロック・レジェンドの名曲がズラリと並ぶ。これらをアーバンなコンテンポラリー・ジャズな雰囲気に仕立て上げる。
 

Toku_shake

 
どこかで聴いたことある雰囲気やなあ、と思っていたらピンと来た。1970年代後半のエレ・ハンコックである。クインシー・ジョーンズに憧れて追求した、ファンクネス溢れるR&Bとの融合が芳しいエレ・ハンコックのボーカル曲の世界。TOKUのダンディズム溢れる、力感豊かな、しなやかなボーカルに、日本人独特の乾いたファンクネスがそこはかとなく漂う。

現代のフュージョン・ジャズである。R&B、ブラコン、ハウス、ユーロ、もちろんジャズの要素も色濃く反映して、ライトでアーバンな新しい雰囲気のフュージョン・ジャズがこのアルバムに展開されている。パッと聴けばジャズじゃない。じっくり聴き進めれば、確かにフュージョン・ジャズである。まあ難しいことは言いっこなし。聴いて「ええ感じ」やったらOK。

TOKUのフリューゲルホルンも良い。演奏の中で、ここぞというところで、ブワーっと入ってくる。決して刺激的ではない。フリューゲルホルンの柔らかくて丸い音の特性を活かした優しい音。このフリューゲルホルンが独特の雰囲気を醸し出す。明らかにTOKUの個性である。

良い雰囲気の現代のフュージョン・ジャズ。純ジャズな雰囲気とはほど遠いが、フュージョン・ジャズとして聴くと、とても良い内容だ。演奏のレベルも高く、ボーカルもゲスト含めて個性的で聴き応えがあって良い感じ。何度か聴き直しているうちに、ながら聴きに最適なことに気がつきました。

 
 

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2017年6月12日 (月曜日)

素晴らしき日本のジャズである

今年の6月は涼しい。というか、今日などは朝夕は「肌寒い」。通勤の往き帰り、外を歩く時は夏の上着がかかせない。この4〜5年は、6月に入ったら蒸し暑い真夏日が出現したりで、梅雨入りでもう暑いなあ、という気候が続いた記憶がある。が、今年は涼しい。そう言えば、僕が学生の頃の梅雨入りの頃って、こういう涼しい日が続いていたような思い出が甦って来た。

これだけ涼しいとジャズも聴き易い。フリー・ジャズや自由度の高いモードなジャズも聴き易い。まず、聴いていて汗ばむことが無い。湿気を含んだ涼しい風を感じながら、昼下がりのノンビリした一時に聴く、ハードな純ジャズは格別なものがある。ということで、選んだアルバムがこれ。

宮沢 昭『Bull Trout(いわな)』(写真左)。1969年6月30日,7月14日の録音。ちなみにパーソネルは、宮沢 昭(ts,per), 佐藤 允彦(p,per), 荒川 康男(b,per), 富樫 雅彦(ds,per), 瀬上 養之助(per)。日本のジャズが充実してきた1960年代の終わり。オール日本のメンバーである。

この盤、内容が素晴らしい。フリー・ジャズから自由度の高いモードなジャズまで、非常に高度で内容の濃い演奏がギッシリと詰まっている。日本のジャズは、こういうフリー・ジャズや自由度の高いモードなジャズが得意なジャンル。そういう意味では欧州ジャズに通じるところがあるが、日本独特の「間」と静謐を活かしたジャズ表現という点では抜きん出ている。
 

Bull_trout

 
冒頭の「いわな」が凄い。基本はフリー・ジャズなんだが、演奏の表現力が素晴らしい。静謐な山谷の雰囲気、川のせせらぎ、抜けるような青空、その下で泳ぐ「いわな」。そして、恐らく、その「いわな」を釣るのであろう、いわな釣りの躍動感溢れる様子が、フリー・ジャズのフォーマットで表現される。そんな感じの演奏なのだ。緩急自在、硬軟自在の素晴らしいフリー・インプロヴィゼーション。

2曲目の「河ます」以降は、自由度の高いモードなジャズが展開される。米国のモード・ジャズにもひけを取らない堂々としたモード・ジャズの展開に思わず身を乗り出す。間の活かし方だけとると、当時の米国のモード・ジャズの最先端の上を行く。さすが日本のジャズである。当時、これだけ高度で硬派な純ジャズが演奏されていたことに素直に感動する。

スリル満点、圧倒的なハイテンション、切れ味抜群の純ジャズ。リーダーの宮沢のテナーをはじめとして、参加メンバーの演奏の素晴らしさは言うまでも無い。こんなパフォーマンスが純日本のメンバーで創作されていたことに、日本人として誇りを感じる。それほどに素晴らしい内容である。

 
 

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2017年4月22日 (土曜日)

こんなアルバムあったんや・80

我が千葉県北西部地方、不安定な天気が続いている。曇ったと思ったら晴れ間が覗き、ちょっと濃い灰色の雲が近づいてきたと思ったら、パラパラとにわか雨が降ってくる。こういう日はなんとなく気分が優れず、なんとなく憂鬱な雰囲気に包まれる。

憂鬱な雰囲気につつまれる中で聴くジャズもなんとなく、アンニュイな雰囲気に包まれる。なんか乗らないなあ、なんて思って、アルバムの棚を眺めながら・・・・、あれっ、こんなアルバム持ってたっけ、と不謹慎な思いを持ってしまうアルバムが出てくる。決して声を出して言えない。声を出して言おうものなら、嫁はんに聞かれたら絶対に怒られる(笑)。

そんな、ちょっとした驚きをもって発掘したアルバムが、松本英彦『Four Wings』(写真左)。1979年10月の録音。パーソネルは、松本英彦 (ts, fl /1926年生まれ), 菅野邦彦 (p/1936年生まれ), 鈴木勲 (b/1933年生まれ), ジョージ大塚 (ds/1937年生まれ) 。このパーソネルは一期一会セッションで、結果的にはラストとなった貴重な記録になります。

こんなアルバム、持ってたんや〜、と思いつつ、アルバムを手に取ると、1979年の録音。加えて、パーソネルは基本的に日本ジャズのベテラン中心の構成。ふ〜ん、あんまし期待できへんなあ、と思いながらも、ジャケットのデザインの趣味の良さから、とにかく聴いてみることにした。
 

Four_wings

 
日本のジャズ界において伝説のカルテット、リーダーのスリーピーこと松本英彦を筆頭に、スガチンのピアノ、オマスズのベース、ジョージのドラム。ちょっとレトロな響きのジャズが出てくるかな、と思いつつ、CDプレイヤーのスタートボタンを押すと、冒頭の「Speak Low」の楽器の音の生々しさ、演奏全体を包む強烈なスイング感に思わず身を乗り出します。

ハードバップなモダンジャズの良いところを全て集めたような、非常に内容のある演奏がギッシリ詰まっています。加えて、日本人のモダンジャズらしく、ファンクネスは希薄、切れ味の良い乾いたオフビートが底に流れている。いや〜びっくりしました。このアルバムの演奏内容は「目から鱗」です。

当時53歳、既に大ベテランの域に達していた松本英彦がこんな緊張感溢れる、先進的な内容のアルバムを出していたなんて、とにかくビックリ。とりわけ、菅野邦彦 (p), 鈴木勲 (b) の参加が効いているなあ、と思います。二人の先進的なハードバップな演奏が、受け狙いのドラミングに傾きがちなジョージ大塚のドラミングを堅実かつ味のあるドラミングに変身させているようです。

この菅野・鈴木・大塚のリズム・セクションがこのアルバムの先進性を決定付けている。そんなリズム隊をバックに悠然とスリーピーこと松本英彦がテナーをフルートを吹き上げている。誠に上質のハードバップ。一期一会の好盤です。日本ジャズも隅に置けない。

 
 

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2017年3月28日 (火曜日)

ジャズ・フルートの新人登場

フルートという楽器はジャズの世界ではマイナーな楽器である。

楽器の性格上、演奏表現の幅が狭く、極端な音の強弱や抑揚が付けにくい。ス〜と伸びた綺麗な音色がフルートの身上なので、どうにも、その雰囲気がジャズに合わない感じなのだ。よって、純ジャズというよりは、フュージョン・ジャズやスムース・ジャズの音世界に合っているなあ、と僕は感じている。

ハービー・マン、ヒューバート・ローズ、がそんなフュージョン・ジャズで活躍し、かなりの人気を博したフルート奏者と言える。純ジャズ系では、ジェレミー・スタイグ、エリック・ドルフィーがいるが、どちらもエモーショナルにフルートを吹きまくる、いわゆるフリー・ジャズの範疇。音楽鑑賞という面からすれば「異端」であり「マイナー」な存在である。

そんなジャズ・フルートの世界に、日本人女性の新人が現れ出でたのであるからビックリした。酒井麻生代『Silver Painting』(写真左)。昨年のリリース。人気のクラシック曲をお洒落で心地良いスムース・ジャズのアレンジで聴かせてくれる。

確かに、このアプローチは「あり」やなあ。ジャズ・フルートの先達の一人、ヒューバート・ロウズが、結構、人気クラシック曲をフュージョン・ジャズのアレンジで聴かせてくれた記憶がある。例えば、6曲目の「Pavane Op.50(パバーヌ)」は、確か『The Rite of Spring(春の祭典)』というアルバムの冒頭で演奏していた筈。改めて収録された曲を並べてみると、以下の様になる。
 

Silver_painting
 

  1. シシリエンヌ(フォーレ)
  2. 花のワルツ(チャイコフスキー)
  3. ジムノペディ(サティ)
  4. 24のカプリース(パガニーニ)
  5. ダッタン人の踊り(ボロディン)
  6. パヴァーヌ(フォーレ)
  7. 悲愴第2楽章(ベートーベン)
  8. 亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
  9. シチリアーノ(バッハ)
10. 月の光(ドビュッシー)
 

ふむふむ、確かにスムース・ジャズのアレンジで、しっとりと優雅に聴かせてくれる楽曲がほどよく選曲されている。酒井のほどよい太さでス〜と伸びた綺麗な音色が十分に活かされる、明かに「企画とアレンジ」の勝利である。アレンジが良く、それぞれの楽器の演奏レベルが高いので、最初から最後まで、飽きずにダレずに聴き通せる。

とても爽やかな演奏が基本の盤なので、晴れた朝のジャズ喫茶のスタート盤に合うんじゃないですかね。 ちなみに、我がバーチャル音楽喫茶『松和』では「今日のスタート」盤に選定されています。基本的に僕は、演奏家のルックスを加味して評価するタイプじゃ無いので、演奏のみを聴いて、このジャズ・フルートのアルバムについては及第点。聴き心地の良い好盤だと思います。

 
 

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2017年3月24日 (金曜日)

キャンディドらしい音・5

キャンディド・レーベルには「よくぞ録音してくれた」的なマニア盤も存在する。何故かなかなか録音の機会に恵まれない優秀なジャズメンや、そもそも録音の機会が少ないユニークなジャズメンにスポットを当てて、しっかりと録音している。プロデューサーのナット・ヘントフの功績であろう。

例えばこのアルバム、『The Toshiko-Mariano Quartet』(写真左)。1960年12月の録音。ちなみにパーソネルは、Toshiko Akiyoshi (p), Charlie Mariano (as), Eddie Marshall (ds), Gene Cherico (b)。我らが日本人ピアニスト穐吉敏子と、当時、夫婦の間柄であった、アルトサックス奏者チャーリー・マリアーノとの共同リーダー作である。

内容的には新しい響きを宿しているハードバップである。マリアーノのアルトは硬質でテクニカル。フレーズは幾何学的でクール。モードでは無いのだが、響き的にはモーダルな雰囲気が漂っている。これが意外に新しい。ユニーク。ジャズ・アルトと言えばパーカーが絶対だが、このマリアーノのアルトは、パーカーの影響下から少し距離を置いている。
 

Toshikomariano_quartet

 
穐吉敏子のピアノも新しい響きを宿していて聴き応えがある。もともと穐吉のピアノは、筋金入りのビ・バップなピアノ。明らかにパウエル派のバップ・ピアノなんだが、この盤での穐吉のピアノは、そんなバップ・ピアノな雰囲気に加えて、モーダルなフレーズが見え隠れする。加えて、テクニックが凄い。高速なアドリブ・フレーズが凄い。

5曲目の「Long Yellow Road」が特に素晴らしい。そこはかと漂う愁い。音の「間」とマイナーな余韻。激しさと静謐さが入り交じり、何処か狂おしさもある、何処か侘しさもある。演奏全体を覆う「侘び寂び」、アドリブ・フレーズに忍ぶ「いとおかし」の空気。これぞ「日本人の創るジャズ」の好例。

これだけ、内容的に優れた演奏を繰り広げる「Toshiko-Mariano Quartet」ではあるが、あまり録音の機会は多く無かった。そういう面では、このキャンディド・レーベルでの録音は貴重なものであることは疑いない。キャンディドらしく、録音も良好。もっともっと聴かれても良い好盤だと思います。

 
 

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2017年3月 4日 (土曜日)

アートの音に対する纐纈の解釈

ジャズ雑誌「ジャズ批評」から「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2016」が発表された。つらつら眺めていたら「纐纈歩美(こうけつあゆみ)」のアルバムがあった。「ジャズオーディオ・ディスク大賞2016」のインストゥルメンタル部門の5位だったか。ジャケット部門も受賞している。

纐纈歩美『Art』(写真左)。纐纈歩美 NYシリーズ第3弾。2016年2月の録音。ちなみにパーソネルは、纐纈歩美 (as), jeremy Manasia (p), Mike Karn (b), Mark Taylor (ds)。纐纈歩美の横顔をあしらった、モノトーン基調のジャケット・デザインもとっても私的な最新盤である。

全編、纐纈歩美が敬愛してやまないアート・ペッパーのカバー盤。アルト・サックスのプレイヤーであれば、基本的には「敬愛」しているサックス・レジェンドであろう「アート・ペッパー」。アルト・サックスでジャズを演奏し始めた高校1年生の頃に『ミーツ・ザ・リズム・セクション』を聴いて、アートの音色に魅了されたという纐纈歩美。

このアルバムは纐纈歩美が、そんなアートの音に敢然と挑戦した記録である。このアルバムには、そんな纐纈の意欲が溢れている。そして、纐纈のアルト・サックスはその意欲にしっかりと応えている。録音も良い。録音の良いアルバムで、纐纈のアルトが良く鳴っているのが良く聴き取れる。しかし、上手くなったなあ〜纐纈のアルト。
 

Art_ayumi_kohketsu

 
デビュー盤『Struttin’』では技巧の面での拙さも見え隠れし、ちょっと不安な所もありました。但し、曲のアレンジやアドリブ・フレーズが実直かつ新しい面が感じられ、もっと伸びるなあこのアルト奏者は、と思ったことも事実。以降『Daybreak』『Rainbow Tales』『Brooklyn Purple』『Balladist』とコンスタントにアルバムをリリース。そして、今回の傑作『Art』に辿り着くことになります。

内容の濃い、良いアルバムです。女性アルト奏者であるが故、決して背伸びせず、女性であることを上手にアルトでの表現に活かしているところが実に「ニクい」。アートの力強い部分は追わず、アートの繊細でリリカルな面を、女性アルト奏者として上手くピックアップして、丁寧に実直にアートのプレイをフォローしています。

纐纈歩美の口癖が「私は音色にこだわりたい」。確かに纐纈のアルトの音色は「とても良い音」でなる。吹き上げるフレーズは実にオーソドックス。そんなオーソドックスなフレーズの中に、個性的で新しい感覚の、纐纈ならではのフレーズを積極的に織り込んでいく。

このアルバム、録音が良い。纐纈のアルトの素性の良さと、彼女の個性的で新しい感覚のフレーズをより良く聴き取ることができる。実は僕はアート・ペッパーのアルトの大ファンで、このアルバムを通じて、アートの音に対する纐纈の解釈が良く理解出来て、実に興味深いアルバムです。アルト自体の音も良好。ジャズ者初心者の方々にもお勧めの好盤です。

 
 

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2017年3月 3日 (金曜日)

プレイヤーズの好盤の一枚です

日本のフュージョン・ジャズのグループは、いずれも硬派で真面目なグループばかりであった。1970年代後半、フュージョンと言うと、米国では「ソフト&メロウ」志向がトレンドになり、ボーカルが入ったりで、R&Bなんだかジャズなんだか良く判らない、音の志向が定まらず、ジャズから力点を外すミュージシャンが増えつつあった。

我が国は違った。ジャズ者(ジャズ・ファン)の方々が皆、硬派で、「ソフト&メロウ」志向の様に軟弱な演奏は許さんぞ、という無言のプレッシャーをかけ続けたことが良かったのだろう。日本でのフュージョン・ジャズのグループは一様に、硬派で真面目なグループで、その演奏は、基本的にジャズから力点を外すことは無かった。

不思議なのはジャズ雑誌などの評論家の面々。日本のフュージョン・ジャズというだけで、米国のフュージョン・ジャズよりも一歩も二歩も劣るとされ、R&Bなんだかジャズなんだか良く判らない、音の志向が定まらない、ジャズの力点を外した米国の「軟弱なフュージョン」がもてはやされた。レコード会社との兼ね合いもあったのだろうが、当時の僕達、ジャズ者初心者の面々はなんだか釈然としなかった。

しかし、日本のフュージョン・ジャズは好盤をリリースし続けた。例えば、このバンドは良質なフュージョン・ジャズを供給し続けてくれた。The Players(ザ・プレイヤーズ)。日本のウェザー・リポートと呼ばれる、日本を代表するフュージョン・ジャズ・バンドである。その確かな演奏力、演奏の構築力、そして何より、メインストリーム・ジャズにしっかりと力点を置いた、日本人ならではのフュージョン・ジャズであるということ。
 

Madagascar_lady1

 
そんなプレイヤーズの好盤の一枚がこれ。The Players『Madagascar Lady』(写真左)。コルゲンさんこと鈴木宏昌率いるコルゲン・バンド改め「ザ・プレイヤーズ」の1981年リリースの好盤である。これだけ優れた内容のフュージョン・ジャズでありながら、なかなかCD化されなかった。日本のレコード会社のすることは良く判らない。

和製ウェザー・リポートと形容されるが「けだし名言」。ザビヌル主導のウェザー・リポートからコマーシャルな要素を差し引いた、硬派で実直でジャジーなウェザー・リポートな音、これがこの「ザ・プレイヤーズ」の音世界である。しかし、ウェザー・リポートをフォローしつつ、明らかに「ザ・プレイヤーズ」ならではの個性を獲得しているところが、このバンドの優れたところである。

その確かな演奏力、演奏の構築力、そして、アドリブ・フレーズの爽快感。とにかく、硬派で実直真面目な、ファンクネス皆無な日本人のフュージョン・ジャズ。そんな素敵な演奏の数々がこのアルバムにぎっしりと詰まっています。発売当時、とにかくよく聴きましたね〜。例の秘密の喫茶店で珈琲を飲みに行く度、必ずかけて貰ってました。

そんな好盤なのですが、2016年まで全くCD化されませんでした。理由がよく判らない。現在ではタワーレコードまたはソニー・ミュージック・ショップ限定で細々と販売されているみたいです。しかも価格は3,000円弱。高い。どうにもこうにも、いつ無くなるか、いつ廃盤になるか判りませんね。これだけの歴史的な好盤が勿体ないことです。

 
 

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2017年1月23日 (月曜日)

ながら聴きのジャズも良い・15

植田典子とは誰か。ネットのレビューからの転載になるが「1997年バークリー音楽大学卒業、1998年よりニューヨークを拠点に活動するジャズ・ベーシスト。現代のNYのファースト・コール・ベーシストの一人」とある。ふ〜ん、知らなかった。

しかし、この盤の音を聴くと合点がいく。むっちゃ魅力的な音が鳴り響くアコベである。ブンブンブンと胴と弦が唸りを上げる。それも、実に上品なベース音である。ネットのレビューには「哀愁とガッツ」とある。なるほど、女性ベーシストならではの音の響きが実に「典雅」。

植田典子トリオ『Debut』(写真左)。2015年11月のリリース。ちなみにパーソネルは、植田典子 (b), テッド・ローゼンタール(p), クインシー・デイヴィス (ds)。正統なピアノ・トリオである。ジャケットもなかなか良い感じのデザインで、これまた正統なジャズ盤のイメージである。
 

Debut

 
これだけベースが正統な純ジャズ基調なのである。当然、ローゼンタールのピアノも、クインシー・デイヴィスのドラムも正統な純ジャズ路線ど真ん中である。現代のネオ・ハードバップな音世界を踏襲しながら、モードありコードあり、メインの旋律はあくまで「哀愁感溢れるマイナーな響き」。

このトリオの音は圧倒的に「絵に描いた様な純ジャズなピアノ・トリオ」。はたまた、このアルバムは「現代の純ジャズの教科書」の様なアルバムである。ピアノ・トリオの美味しいところが、アルバム一杯にガッツリと盛り込まれている。現代のジャズ・ピアノ・トリオとはこれ、と差し出したくなるような演奏内容である。

良いアルバムです。これだけ「現代の純ジャズの教科書」な内容だと、スピーカーに対峙して聴き込むというよりは、静かな部屋の中で、本でも読みながらの「ながら聴き」に最適なアルバムだと思います。ピアノ・トリオの音の響きがとっても素敵なアルバムです。

 
 

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