2022年2月16日 (水曜日)

バップなガーランドの魅力。

レッド・ガーランドのピアノは「右手はコロコロと唄う様な繊細なシングルトーン、左手は合いの手を入れるが如く、タイミングが絶妙のブロックコード」。マイルスのバンドに入った時に「アーマッド・ジャマルの様に弾け」とマイルスに言われる。その結果が、前述のガーランドのピアノの個性なんだが、これって、マイルス仕様のガーランドでは無いかと最近思うのだ。

Red Garland『Bright and Breezy』(写真左)。1961年7月19日の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Sam Jones (b), Charlie Persip (ds)。ガーランドお得意のトリオ編成。1961年当時、中堅の名手だった、サム・ジョーンズがベース、チャーリー・パーシップがドラムを務める。

冒頭の「On Green Dolphin Street」から、ガーランド・トリオは快調に飛ばしていく。僕はこのスタンダード曲が大好きで、様々なジャズマンの演奏を多く聴いている。このガーランド・トリオの演奏は元気が良い。この元気さが、実は、レッド・ガーランドのピアノのもう1つの個性だと思うのだ。

2曲目以降も、この盤については、ガーランド・トリオは、スタンダード曲、ミュージシャンズ・チューンを快調に演奏していく。ガーランドのピアノの右手は、思いっ切り「バップなピアノ」。左手のブロックコードがとても個性的に響く。明るくて明快で爽快なガーランドのピアノである。 
 

Bright-and-breezy_1

 
マイルス・バンド時代のアーマッド・ジャマルの様に「右手はコロコロと唄う様なシングルトーン、左手は合いの手を入れるが如く、タイミングが絶妙のブロックコード」で弾くガーランドが彼の個性の全て、とする向きには、マイルス・バンドを辞した後のガーランドのピアノは、繊細が無くなって演奏が荒くなった、と評されて、酷い評だと、マイルスの下を辞した後のガーランドは聴くに及ばず、というものさえある。

でも、よく聴くと、ガーランドのピアノって「バップ・ピアノ」がもう1つの個性だと思うのだ。右手のコロコロと唄う様な繊細なシングルトーンは、マイルスのバックで、マイルスの邪魔にならないよう、マイルスのトランペットを引き立てる為の特別仕様では無かったか、と思うのだ。

引き立てるべきフロント楽器が無くなって、自分がフロントを勤めるトリオ編成では、自分が前へ出て、メインの旋律を弾く必要がある。加えて、ガーランドはバップ時代バリバリのピアニストである。確かに、マイルスの下を辞して以降のガーランドの右手は「バップの右手」になった。

まあ、ジャズ盤の評価って色々な感じ方があるから、一概には言えないが、この「バップな」右手には軽快な躍動感と歌心があって、僕には、この「バップな」ガーランドの右手も魅力的だと思うのだ。
 
 
 
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2022年2月11日 (金曜日)

レッド・ガーランドの遺作です

僕が所有したジャズ盤の中には、LP時代、購入資金が足りなくて、貸レコードでカセットにダビングして聴いていたものもある。そんな「カセット・ダビング盤」の中には、カセットデッキが壊れて、その盤は聴けなくなって、CDでもリイシューされないという、悲劇的なアルバムもある。

Red Garland『Misty Red』(写真)。1982年4月14,15日の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Jamil Nasser (b), Frank Gant (ds)。1984年4月に亡くなったガーランドの遺作になる。昨年の12月に、目出度く再リイシューされた(サブスクにもアップされている)。喜ばしいことである。ただ、再リイシューのジャケは良く無い(写真右)。やはり、LP時代の日本盤のお洒落なジャケが良い(写真左)。

この盤は、僕にとっては「カセット・ダビング盤」で、カセットデッキが不調に陥った後、聴くことが叶わなかった盤である。レッド・ガーランドのリーダー作を全て、まとめて聴き直し始めたのが、2010年の頃からだったので、このガーランドの遺作の『Misty Red』の音源が入手出来なくて、ずっと困っていた。で、今回、再リイシューが叶った訳で、やっと30年ぶりに『Misty Red』を聴くことが出来た。
 

Misty-red_1

 
この盤、ガーランドが58歳の時の「遺作」で、ガーランドはピークを過ぎていて、弾き回しがイマイチ、という評が多いが、僕はそうは思わない。もともと、ガーランドはバップなピアニスト。シンプルな右手もバリバリ弾き倒すのがガーランドで、コロコロと印象的にリリカルに弾く右手の個性は、マイルスのカルテットに所属していた時の、マイルスのリクエストに合わせた弾き方だろう。

マイルスの下を離れたガーランドは、結構、バリバリ弾き倒す右手で、左手のブロックコードも結構、ガンゴン、強いタッチで弾き倒している。そういう点からすると、この盤『Misty Red』でも、ガーランドはバリバリ弾き倒している訳で、意外とこの「遺作」でも、ガーランドは好調だったと思うのだ。

録音時、ガーランドは58歳。ジャズマンとしては、充実した中堅バリバリで、ピアニストとして衰えを見せる年齢でも無い。その証拠に「Misty」などのバラード曲のガーランドの弾き回しは絶品である。意外とこの「遺作」にはガーランドらしさが満載なのだ。ガーランドは60歳で鬼籍に入るまで、ガーランドらしさを失わなかったと言える。
 
 
 
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2021年11月 2日 (火曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・9

マイルス・デイヴィスは僕のジャズの「最大のアイドル」である。マイルスの足跡、イコール、ビ・バップ以降のジャズの歴史でもある。ジャズの演奏スタイルについては、揺るぎない「信念」があった。フリー、スピリチュアル、フュージョンには絶対に手を出さない。マイルスはアコースティックであれ、エレクトリックであれ、いつの時代も、メインストリームな純ジャズだけを追求していた。

Miles Davis Quintet『The Legendary Prestige Quintet Sessions』(写真左)。1955年11月16日(The New Miles Davis Quintet)と1956年5月11日、10月26日(マラソン・セッション)の録音。ちなみにパーソネルは、Miles Davis (tp), John Coltrane(ts), Red Garland (p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds) 。

マイルス・デイヴィス・クインテットのマラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』と、デビュー盤『The New Miles Davis Quintet』のプレスティッジ・レーベルに残したスタジオ録音の音源を録音順に並べたもの(と思われる)と、NYのBasin Streetでのライヴ音源(1955年10月18日)と フィラデルフィアのライヴ音源(1956年12月8日)を収録。

マラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』の音源が録音順に並んでいる(と思われる)のが、この企画ボックス盤の良いところ。マラソン・セッションの録音の流れとスタジオの雰囲気が追体験出来るようだ。4部作は、プレスティッジお得意の仕業、アルバム毎の収録曲については、曲と演奏の雰囲気だけで、てんでバラバラにLPに詰め込んでいる。アルバムとしては良いのだろうが、録音時期がバラバラなのはちょっと違和感が残る。
 

The-legendary-prestige-quintet-sessions_

 
さて、このマラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』の音源は、CBSからリリースされた『'Round About Midnight』と併せて、「マイルスの考えるハードバップ」の完成形である。全てが一発録り、アレンジは既に用意されていたようで、それまでに、ライブ・セッションで演奏し尽くしていた曲ばかりなのだろう。

今の耳で聴いても、相当にレベルの高い演奏である。即興演奏を旨とするジャズとしては、この一発録りが最良。マイルスはそれを十分に理解して、このマラソン・セッションを敢行したと思われる。細かいことは割愛するが、一言で言うと「非の打ち所」の無い、珠玉のハードバップな演奏である。これぞジャズ、という演奏の数々。素晴らしい。

1955年10月から1956年12月に渡って、録音順に並んだ音源集なので、振り返ってみるとたった1年2ヶ月の短期間だが、マイルス・デイヴィス・クインテットのバンドとしての成熟度合いと、コルトレーンの成長度合いが良く判る。

バンド・サウンドとしてはもともとレベルの高いところからスタートしているが、段階的に深化、成熟していくのが良く判る。コルトレーンについては、たった1年2ヶ月であるが、最初と最後では全く別人といって良いほどの「ジャイアント・ステップ」である。

マラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』をアルバム毎に分けて聴くも良し、録音順に追体験風に聴くも良し、これら「マイルスの考えるハードバップ」の完成形は、ジャズとして「欠くべからざる」音源である。ジャズ者としては、絶対に聴いておかなければならない音源である。
 
 
 
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2021年5月21日 (金曜日)

天気関連がタイトルのジャズ盤

今年は早々と西日本を中心に梅雨入りしてしまった。関東地方もまだ梅雨入り宣言は無いけど、今週はずっと雨模様の日が続いて、とにかく鬱陶しいことこのうえ無い。しかし、今年は梅雨入りが早い。7月に入ったら梅雨明けしてくれたら良いのだけど、7月中もずっと梅雨が継続するようなら、もう「ゲンナリ」である。

さて、天気をテーマにした曲、天気関連をタイトルにしたジャズ盤ってあるのかな、と思い立ったのだが、天気をテーマにした曲は幾つかある。思いつくところで「Come Rain or Come Shine(降っても晴れても)」、「September In The Rain(9月の雨)」、「A Foggy Day(霧深き日)」、「The Eye Of The Hurricane(台風の目)」等々、意外とあるんですよね。

天気関連をタイトルにしたジャズ盤としては、Red Garland『All Kinds of Weather』、Stan Getz『Sweet Rain』、Joe Sample『Voices In The Rain』、Weather Report『Heavy Weather』、Sue Raney『Songs for a Raney Day』等々、これも結構あるんですよね。Weather Reportなんて、バンド名がズバリ「天気予報」(笑)。
 

All-kinds-of-weather
 

Red Garland『All Kinds of Weather』(写真左)。1958年11月27日の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。タイトルが「あらゆる種類の天気」。天気をテーマにした曲を集めた「企画盤」風のアルバム。左手のブロックコード、右手のシングルトーンの燻し銀な職人ピアニスト、レッド・ガーランドのリーダー作である。

天気をテーマにした曲ばかりを集めた盤かと思いきや、収録曲を見渡すと「Summertime(夏時間)」「Tis Autumn(この秋)」と季節をテーマにした曲も混ざっているのはご愛嬌。ポルチェンのベース、テイラーのドラムという優れたリズム隊をバックに、ガーランドは気持ち良く歯切れ良く、ピアノを弾き進めていく。体調も良かったのだろう、タッチがいつになく躍動感があって切れ味が良い。

左手のブロックコード、右手のシングルトーンのガーランドのピアノって、シンプルが故にちょっとマンネリ化する「きらい」があるので、こういう企画盤で目先を変えるのって「アリ」なんだろうな。プレスティッジ・レーベルからのリリースなんだが、ジャケット・デザインも「新聞の天気予報」をあしらった、プレスティッジらしからぬ、なかなか洒落たデザインで「キマって」いる。
 
 
 

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2020年11月20日 (金曜日)

「やっつけ録音」が大当たり

一昨日、昨日と里芋の収穫の為にブログをお休みしました。里芋の収穫、今年の夏の天候不順と酷暑で出来はイマイチでしたねえ。残念です。ついでに、畑のメンテナンス(収穫終了となった作物を抜いたり、雑草を刈り取ったり)も実施したので、一日が終わった後には、ブログを更新するエネルギーは残っていませんでした。

さて、プレスティッジ・レーベルである。手当たり次第に暇そうなジャズメンに声をかけ、スタジオで繰り広げるジャム・セッション〜リハーサル無しの一発勝負の録音。録音時期の整合性を無視した、フィーリングだけを頼りにした「寄せ集め的なアルバム編集」。ブルーノートとは正反対のレーベル運営。そんなプレスティッジだが、その「いい加減さ」が良い方向に作用したアルバムもあるから面白い。

Red Garland『All Mornin' Long』(写真左)。1957年11月15日、NYのVan Gelder Studioでの録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), John Coltrane (ts), Donald Byrd (tp), George Joyner (b), Art Taylor (ds)。ピアノのレッド・ガーランド名義のリーダー作となっているが、内容的にはリーダー無しの「ジャム・セッション」。たまたま、ガーランドがリーダーになっちゃんだろう。
 
 
All-mornin-long  
 
 
ワッとメンバーを集めて、ジャム・セッションを録音し、適当に編集してリリースする。プレスティッジのお得意の「仕業」なんだが、この盤はそれが良い方向に作用している。ネーム的にもベースだけがちょっと弱いが、他は錚々たるメンバー。そんな錚々たるメンバーが順番にソロを取って、自分の個性全開でパフォーマンスしているが、それがとても素晴らしい出来なのだ。

特にコルトレーンが良い。素晴らしいテクニックと併せて、これだけのびのびとハードバップなマナーでテナーを吹き上げているコルトレーンはなかなか聴けない。ドナルド・バードのトランペットも負けていない。ブリリアントなトランペットをテクニック宜しく吹き上げる。ガーランドの右手シングル・トーンも良いし、テイラーのドラミングも味が合って惚れ惚れする。

ワッとメンバーを集めて録音したら、それはそれは素晴らしい内容のジャム・セッションが録れちゃった、という感じの内容で、この日の音源はこの盤に収録された3曲以外に他に7曲ほどあるが、どれもが負けず劣らず素晴らしい内容。この日のジャム・セッションは何かが降りてきていたんじゃないか、と思われるくらいで、プレスティッジの「やっつけ録音」も大当たりすることがあるという好例である。
 
 
 

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  ・『Middle Man』 1980
 
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  ・The Band の「最高傑作」盤

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  ・僕達はタツローの源へ遡った

 

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2017年4月 2日 (日曜日)

ガーランドの個性とスタイル

ジャズ・ピアノのレジェンドの一人、「左手のブロック・コード+右手のシングル・トーン」のシンプル・ピアノが身上のレッド・ガーランド。彼は、その個性とスタイルを生涯変えることは無かった。しかも駄作の類が無い。よって、彼のリーダー作については、どのアルバムを選択しても、それなりに彼の個性とスタイルを愛でることが出来る。

ちなみに、この「どのリーダー作をを聴いても同じ」というのは、レッド・ガーランドに対して失礼でもあるし、最高の賛辞でもある。そんな「どれを聴いても同じく」彼の個性とスタイルを愛でることが出来るリーダー作の中でも「とりわけこれは」と感じて、長年愛聴している盤が何枚かある。

『Red Garland's Piano』(写真左)。1956年12月と1957年3月の録音。早くもプレスティッジ・レーベルお得意の音源寄せ集め商法が垣間見える(笑)。それでもパーソネルは変わらない。Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。鉄壁のトリオ編成。骨太で安定感抜群のチェンバースのベース、多彩で安心感抜群のテイラーのドラムは最適なパートナーである。
 

Red_garlands_piano

 
真っ赤が基調のジャケットが印象的で、この盤は見た目にも映える。この盤は全曲、小粋な知る人ぞ知るスタンダード曲揃い。ガーランドは、こういう小粋なスタンダード曲をやらせると実に上手い。曲の持つ美しい旋律を崩すこと無く、印象的な右手のシングルトーンで紡ぎ上げ、アドリブになると左手のブロックコードを推進エンジンにして、高テクニックで弾き回す。

ガーランド・トリオの演奏は、よく「リラックスしている」と形容されるが、ゆったりとしたテンポで弾き進める曲が多いので、そういう形容になりがちだが、決して、心からリラックスして流すように弾いている訳では無いだろう。アドリブ部でのソロの交換のタイミングやテーマ部への戻りのタイミングなどでは、フッと緊張感がしっかりと漂う。この瞬間が聴いていて心地良い。

この盤は、レッド・ガーランドの2枚目のリーダー作。ビートに乗った左手のブロック・コード、その上で軽やかにメロディーを奏でる右手のシングル・トーン。そんな味とコクのあるガーランドのピアノを愛でるには、昨日ご紹介した初リーダー作と併せて聴くことをお勧めする。この2枚をもって、ガーランドの個性とスタイルを十分に感じ取ることが出来る。
 
  
 
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2017年4月 1日 (土曜日)

ガーランドの初リーダー作です

ジャズはいろいろな楽器、いろいろな編成、いろいろな演奏スタイルがあって、それぞれ特徴と個性があって聴いていて楽しいのだが、僕の場合、最後に戻ってくるのは、やっぱり「ピアノ・トリオ」なのだ。

ピアノの表現バリエーションが多彩で幅広であること、シンプルな構成であるが故にベースとドラムのリズム・セクションの詳細が判り易いこと、ピアノが僅かながら自分でも弾けること、この3点から、ジャズを聴き始めた頃から「ピアノ・トリオ」が大好きである。かれこれ40年、ピアノ・トリオを聴き続けていることになる。

ピアノ・トリオと言えば「レッド・ガーランド(Red Garland)」である。1923年生まれ1984年没。ジャズ・ピアノのレジェンドである。判りやすいジャズ・ピアノは、と問われれば、僕は、まず、レッド・ガーランドの名前を挙げる。ビートに乗った左手のブロック・コード、その上で軽やかにメロディーを奏でる右手のシングル・トーン。そんなシンプルな技で味とコクのあるジャズ・ピアノを聴かせてくれる。

ガーランドは、いつの時代も「自分のシンプルな演奏スタイル」を変えることはなかった。シンプルで判り易いが故に「金太郎飴的カクテル・ピアノ」と揶揄されることもあるが、「左手のブロック・コード+右手のシングル・トーン」は実に分かりやすく、実に聴きやすいのだ。
 

A_garland_of_red

 
そんなレッド・ガーランドの初リーダー作が『A Garland of Red』(写真左)。1956年8月の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。鉄壁のトリオ編成。ガーランドのシンプルなジャズ・ピアノに、骨太で安定感抜群のチェンバースのベース、多彩で安心感抜群のテイラーのドラムは最適なパートナーである。

さて、この初リーダー作、まず選曲が抜群に良い。ラストの「Blue Red」以外、他はスタンダード曲が中心なのだが、ガーランドの「左手のブロック・コード+右手のシングル・トーン」のシンプル・ピアノが映える、小粋で判り易い旋律を持ったスタンダード曲が選曲されている。これが良い。ガーランドは自分のピアノの個性を良く理解している。

昔、判り易いことはジャズでは御法度とされた。判り易いジャズ・ピアノはカクテル・ピアノと揶揄された。しかし、このガーランドのピアノを聴いていると、決して安直でチープな演奏では無いことが判る。シンプルなピアノであるが故、いかにジャズとして聴かせるか。これにはとてもテクニックとイマージネーションが必要になる。

このガーランドの初リーダー作を聴いていると、これが「ジャズ・ピアノ・トリオ」の基本形のひとつだと確信する。ガーランドのプロフェッショナルな技を堪能することが出来る。これが初リーダー作だなんて、改めてビックリ。当時、ガーランドは33歳。遅いくらいの初リーダー作。落ち着き払ったガーランドのプレイには風格すら漂う。好盤です。
 
 
 
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2015年9月27日 (日曜日)

レッド・ガーランドのバラード集

涼しくなった。我が千葉県北西部地方に至っては、9月も終わりに差し掛かり、もはや秋たけなわの陽気である。これだけ涼しくなると、やっと落ち着いて、様々なジャンルのジャズが聴ける様になった。

ということで、ピアノ・トリオである。Red Garland『Nearness of You』(写真左)。1961年11月の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Larry Ridley (b), Frank Gant (ds)。ピアノのガーランド以外は、今となってはほぼ無名のメンバーである。

このアルバムはガーランドの「バラード集」。ガーランドのピアノは、右手のシングルトーン、左手のブロックコードが特徴。左手のブロックコードが、リズム&ビートと曲のベースラインを必要最低限の音で抑えるので、右手の曲の旋律が非常に判り易く、アドリブ・ラインがクッキリと浮き出る。

このガーランドの奏法は、確かにバラード演奏にピッタリである。このアルバム『Nearness of You』を聴けば、ガーランドのピアノとバラード曲との相性の良さが実に良く理解出来る。ガーランドもバラード集ということで、いつになく繊細なタッチで演奏しており、非常に聴き心地の良い演奏集となっている。
 

Red_garland_nearness_of_you_2

 
加えて、ガーランド者(ガーランドのファン)の方がよく聴くと判ると思うが、ガーランドの右手のシングルトーンについて、このアルバムでは、実に音を厳選して、必要最低限の音数だけでバラード演奏を完結しているように聴こえる。

通常であれば、アドリブ部に入って、コロコロと転がる様にフレーズを流す傾向にあるガーランドが少ない音数でバラード曲を料理している様に、僕には聴こえる。

右手のシングルトーン、左手のブロックコードで、音数を絞っている演奏なので、ちょっと聴くだけでは、イージーリスニング的なカクテルピアノと誤解されてしまうのでは無いかと心配になりますが、バックのリドレーのベース、ガンツのドラムが、しっかりとリズム&ビートを抑えていて、ライトではありますが、実に滋味溢れるバラード演奏に仕上がっています。

良いアルバムです。時に今晩は「中秋の名月」。中秋の名月を愛でながら、このRed Garland『Nearness of You』を楽しむ、というのも、なかなか粋な趣向ではないか、と自画自賛しています。
 
 
 
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2015年2月28日 (土曜日)

ガーランドの「ブルース曲集」

今日、整骨院へ向かう道すがらで考えた。今までのジャズ者生活の中で、お気に入りのジャズ・ピアニストは誰だろう。チック・コリア、ビル・エバンス、キース・ジャレット、オスカー・ピーターソン、ハービー・ハンコック、などは、正式なリーダー作については、ほぼコンプリートしているのだが、そこに、このピアニストの名前も加わることを知った。

そのピアニストとは「レッド・ガーランド(Red Garland)」。そう言えば、判り易いジャズ・ピアノは、と問われれば、確かに「レッド・ガーランド」の名前を挙げるなあ。プロ・ボクサーの経験があったり、マイルスの50年代伝説のクインテットに在籍したりと、様々な逸話にも事欠かないガーランド。

ビートに乗った左手のブロック・コードと、そのブロック・コードの上で、軽やかにメロディーを奏でる右手のシングル・トーン。実にシンプルで味とコクのあるジャズ・ピアノを聴かせてくれる。ガーランドは、いつの時代も自分の演奏スタイルを変えることはなかった。

故に「金太郎飴的マンネリ・ピアノ」と揶揄されることもあるが、彼の左手のブロック・コード+右手のシングル・トーンは、 その演奏を聴いていて実に分かりやすく、実に聴きやすい。しかも、演奏スタイルがシンプルな故に演奏のアラが見え易いのであるが、ガーランドはどのリーダー・アルバムをとってみても、その演奏レベルは一定の水準以上にあり、駄作がないのは立派だ。
 

Red_in_bluesville2

 
ガーランドのピアノの特徴である「スタイルは不変、演奏のレベルも水準以上」となると、 困ったことに、ガーランドのアルバムはどのアルバムを聴いても同じ、ということになるのだが、確かに、ガーランドのアルバムは、どれをとってもそこそこの演奏が聴ける。ということは、ガーランドについては、何かのテーマや特徴をもって、アルバムを選ぶことになる。

今日選んだガーランドはこのアルバム。Red Garland『Red in Bluesville』(写真左)。1959年4月の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Sam Jones (b), Art Taylor (ds)。ガーランドお得意のトリオ編成。

このアルバムはブルース調の曲を集めたアルバム。ガーランド・トリオの「リズムの要」で、毎度おなじみのドラムのアート・テイラーと、本作には珍しく、ベーシストとしてサム・ジョーンズが参加している。手数を抑えた、いぶし銀の様な彼らのサポートが、ガーランドのシンプルなピアノを更に際立たせる。

ガーランドは、バラードの様なスローな曲調よりは、ハッピースインクで軽快な曲や、歩く様なミディアムテンポの曲の方が、彼のピアノの右手の特徴に合うのでは、と僕は思っている。そういう観点では、1曲目の「He's a Real Gone Guy」の軽快なテンポ、ミディアムな3曲目の「M Squad (Theme)」が僕のお気に入り。

レッド・ガーランドの作品の中で比較的地味なアルバムで、なかなかジャズ・ピアノ入門本には挙がらないのだけれど、内容は非常に素晴らしい。特に、ジャズ者初心者の方にお勧めです。落ち着いた小粋なジャズ・ブルース・ピアノが楽しめます。
 
 
 
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2015年2月24日 (火曜日)

ガーランド者の御用達盤です。

不思議と一定間隔で聴きたくなるジャズ・ピアノで、もうかれこれ、35年以上聴き続けている。スタイルとしては実にシンプル。重厚な左手のブロックコードとコロコロと転がる様な歌心満点の右手のシングルトーン。この人のピアノの個性はこれだけである。ハードバップ以降、ジャズは様々な演奏形態がトレンドになったが、この人のスタイルはハードバップに適合するだけ。

この人とは、レッド・ガーランド(Red Garland)。久々にガーランドのピアノが聴きたくなって、彼のアルバムの中で、一番、渋いアルバムを選んでみた。Red Garland『When There Are Grey Skies』(写真)である。1962年10月の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Wendell Marshall (b), Charlie Persip (ds)。ガーランドお得意のトリオ編成。

録音当時のジャズの演奏形態のトレンドは、モード奏法とファンキー・ジャズ。しかし、ガーランドはお構いなし。いつも通りのスタイル、ハードバップな演奏をベースに、重厚な左手のブロックコードとコロコロと転がる様な歌心満点の右手のシングルトーンで、ピアノを弾き紡いでいく。

冒頭の「Sonny Boy」の地味さにちょっと驚く。しかし、ガーランドのピアノは、地味な内省的な演奏でありながらも、実に魅力的な響きを持って僕達の耳を奪う。思いっきり聴き耳を立てて愛でるガーランドの内省的なピアノ。間を活かしたシンプルな展開。

一聴すると「なんだこの地味な演奏」と思うのだが、聴き進めるうちに、しっくり、じんわりとくる。この1曲目の「Sonny Boy」の存在が心憎い。
 

When_there_are_grey_skies

 
ガーランドの奏法、重厚な左手のブロックコードとコロコロと転がる様な歌心満点の右手のシングルトーンは、あまりにもシンプルで、曲の旋律、アドリブ・ラインがとても判り易いので、一部では「カクテル・ピアノ」とか「イージーリスニング」と揶揄されたりもするが、ちゃんと聴くと、どうしてどうして、しっかりとジャズしているのだから、ガーランドのピアノは全く隅に置けない。

巷のジャズ者の方々は、このアルバムの3曲目の「St. James Infirmary(セント・ジェームス病院)」が絶品とする。確かに良い演奏ですね。理屈抜きで、こういうジャズ・ピアノ・トリオの演奏が心地良いです。ブルース・フィーリングが色濃く漂い、そこはかとなくファンキー。哀愁を帯びたマイナーな旋律とアドリブ・ラインで、その演奏は実に内省的。

これがガーランドの演奏か、と思わず感心してしまいます。しっかり聴くと、右手のシングルトーンの手癖や左手のブロック・コードの叩き方の癖が紛れもなくガーランドしているんで、直ぐに彼のピアノと判ります。これだけシンプルな演奏で、これだけ個性を現出出来るガーランドのピアノ・テクニックって素晴らしいですね。

タイトルが意味深。「空が灰色になった時」。プレスティッジ・レーベル時代のガーランドのトリオ盤は、1956年の初録音から1962年の本作まで合計14枚。この『When There Are Grey Skies』はその最後を飾るアルバムである。

この盤のリリースの後、ガーランドはジャズ・シーンから身を遠ざける。母の病気の介護の為と聞く。しかし、彼のピアノ・トリオ盤はどれもが好盤として残っている。ガーランドのピアノとは「偉大なる優れたマンネリ」。金太郎飴の様なピアノ・スタイルだが、これが良い。一度填まれば抜け出せない強烈な個性を誇るガーランドのピアノである。

 
 
★震災から3年11ヶ月。決して忘れない。まだ3年11ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

Never_giveup_4

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