2022年2月 6日 (日曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・13

ジャズ名盤には、ジャズの歴史を彩る「エピソード」が必ず付いて回る。そのエピソードを知ることによって、よりジャズの歴史を理解することになる。この盤、マイルスの、ブルーノート・レーベルの総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンの恩義に報いる「サイドマン」参加盤である。

Cannonball Adderley『Somethin' Else』(写真左)。1958年3月9日の録音。ブルーノート・レーベルの1595番。ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Miles Davis (tp), Hank Jones (p), Sam Jones (b), Art Blakey (ds)。キャノンボールのアルト・サックスと、マイルス・デイヴィスのトランペットがフロント2管のクインテット編成。マイルスがサイドマンとして入っている珍しい盤。

1950年辺り、マイルスは「ジャンキー」であった。マイルスは麻薬中毒の為、レコーディングもままならない状態に陥っていた。しかし、彼の才能を高く評価していたブルーノートの総帥アルフレット・ライオンは彼をサポート。1952年より、1年ごとにマイルスのリーダー作を録音することを約束。1952年〜1954年の録音から、2枚のリーダー作をリリースしている。

しかし、1955年、麻薬中毒から立ち直ったマイルスはコロムビア・レコードと契約をした。この契約により、ブルーノートへの録音は途切れることになる。が、マイルスは「ライオンの恩義」を忘れていない。自らがオファーして、このキャノンボールのリーダー作にサイドマンとして参加したのである。当然、ライオンは狂喜乱舞。当時の録音テープには、マイルスの名前を記していたという。
 
このキャノンボール盤の録音メンバーもマイルスが人選したらしい。ピアノに流麗なバップ・ピアノの名手、ハンク・ジョーンズ。ベースに堅実骨太のサム・ジョーンズ。ドラムに名手アート・ブレイキー。このリズム・セクションの人選が渋い。明らかに、マイルスが「ライオンの音の好み」を勘案して選んだメンバーだろう。マイルス自身がリーダーだったら、当時のマイルスの先進的な音からすると、こんな人選は絶対にしない。
 

Somethin-else

 
演奏内容は、当時のバリバリ「ハードバップ」な演奏。マイルスは既に「モード・ジャズ」に手を染めていたが、このブルーノートでの録音では、従来のハードバップな演奏に立ち戻っている。前進あるのみのマイルスが「一時後退」しているが、この後退はライオンの為の後退。ライオンにハードバップの究極な演奏をプレゼントしたい、そんなマイルスの気持ちの表れだろう。

この盤は、ハード・バップというジャズ・フォーマットの最高到達地点のひとつ。アーティスティックで高尚な響きが充満し、参加メンバー各人の最高のパフォーマンスを聴くことが出来る。ハンクの旨さ、ジョーンズの堅実さ、ブレイキーの天才的ドラミング、そして、そして、キャノンボールの情感タップリで、そこはかとなくファンキーな香りがかぐわしい、絶妙なアルト・サックス。

マイルスのトランペットは別格。マイルスの生涯に渡っての、最高の部類のパフォーマンスを聴くことが出来る。ミュートもオープンもベストに近いプレイ。しかし、気合いの入ったマイルスは凄い。ちなみにマイルスがブルーノートに残したパフォーマンスはどれもが素晴らしいものばかりである。

ジャズのスタンダード中のスタンダードとされる「枯葉」の決定的名演。曲想は既にハード・バップの先を行く、先進的な響きが素晴らしい、マイルス作の「サムシン・エルス」。芸術的で高尚な響きのスタンダードの定番曲「ラブ・フォー・セール」。情感タップリで、そこはかとなくファンキーな香りが芳しい「ダンシング・イン・ザ・ダーク」。収録曲のいずれもが、ハードバップの最高峰レベルの演奏で占められる。

この盤は、マイルスが、麻薬中毒の苦しい時代にマイルスを見捨てず、マイルスの才能と人格を信じてくれた、ライオンの恩義に報いた結果。そんな背景をしっかりと踏まえて、キャノンボール以下、録音メンバーが最高のパフォーマンスを聴かせてくれる。名盤中の名盤とはこういう盤のことを言うのだろう。
 
 
 
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2021年8月 2日 (月曜日)

ニューオリンズでの他流試合

1970年代、何故か、我が国では「キャノンボール兄弟」はウケが悪かった。兄弟が奏でる「ジャズ・ファンク」が、殊の外、我が国の硬派なジャズ者の方々のお気に召さなかったみたいで、兄のキャノンボールは「ファンクの商人」と揶揄され、弟のナットは「ファンクの商人の弟」と揶揄された。でも、僕は「キャノンボール兄弟」がお気に入りなんですけどね(笑)。

Nat Adderley『In the Bag』(写真左)。1962年5月19日、ニューオリンズでの録音。別タイトル『The Adderley Brothers in New Orleans』でリリースされたこともある。ちなみにパーソネルは、Nat Adderley (cor), Cannonball Adderley (as), Nat Perrilliat (ts), Ellis Marsalis (p), Sam Jones (b), James N. Black (ds)。

キャノンボール兄弟の「ニューオリンズ詣」である。パーソネルを見ると、ニューオリンズから、テナー・サックスのナット・ペリリアット、ドラムのジェームス・N・ブラック、そして、ピアノにエリス・マルサリス(ウィントン・マルサリスのお父さん)が参加している。NYからキャノンボール兄弟、そして、ベースのサム・ジョーンズ。フロント3管のセクステット編成である。
 

In-the-bag

 
面白いのは、この盤、わざわざニューオリンズまで出向いての録音なのに、LP時代に収録の7曲は「小粋なハードバップ」。ハードバップな演奏となれば、ニューオリンズから参加のメンバーは若くてちょっと弱い。逆に、キャノンボール兄弟の張りのあるパフォーマンスが際立っている。年齢的にも充実していた時期で、兄弟の吹き回しは見事。特に、ナットのコルネットが良い音している。

しかし、この内容ではわざわざニューオリンズまで出向いた意味が無いのだが、CDリイシュー時にボートラとして収録された2曲「The Popeye」や「The Gospel Truth」は、思い切りニューオリンズ・ディキシー風。あまりにあからさまにニューオリンズ風な演奏なので、LP時代には収録する場所が無かったのかな。

いずれにしろ、CDリイシュー時のボートラ収録で、ニューオリンズでの録音だったんやな、ということが腹落ちした次第。ただ、キャノンボール兄弟にとって、何か特別な意味を持つ盤かと言えば、そうでは無かった。この後、キャノンボール兄弟がニューオリンズ・ジャズに接近した風も無いし、逆に急速にファンキー・ジャズからジャズ・ファンクへ傾倒していく。今の耳から振り返ると、何とも不思議な位置づけの企画盤である。
 
 
 
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  ・この熱い魂を伝えたいんや

 
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2020年7月27日 (月曜日)

ジャズ喫茶で流したい・179

キャノンボール・アダレイは強烈なファンクネス漂うアルト・サックスを吹く。ミルト・ジャクソンは流れる様なファンクネス溢れるヴァイブを弾く。このファンクネスの申し子の様な二人。強烈なファンクネスの持ち主同士なので、基本的には共演をすることは無い。ファンクネスが強すぎて、アルバム全体のバランスが崩れるのだ。しかし、一枚だけ共演盤を残している。

Cannonball Adderley with Milt Jackson『Things Are Getting Better』(写真左)。1958年10月28日の録音。ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Milt Jackson (vib), Wynton Kelly (p), Percy Heath (b), Art Blakey (ds)。リヴァーサイド・レーベルからのリリース。担当プロデューサーはオリン・キープニュース(Orrin Keepnews)。

強烈なファンクネスの持ち主同士の共演。どうまとめるのか、この盤を聴く前まで興味津々だった。が、さすが、プロデューサーを担当したキープニュース。そして、キャノンボールとミルトの二人。キャノンボールのファンクネスを「動」、ミルトのファンクネスを「静」と役割分担して、ファンクネス満点のハードバップ・ジャズを展開している。躍動感溢れるキャノンボールのアルト・サックス、クールでブルージーなミルト・ジャクソンのヴァイブ。
 
 
Things-are-getting-better_20200727204301  
 
 
バックのリズム・セクションも小粋な人選。キープニュースの慧眼には感服する。ウィントン・ケリーは健康優良児的なファンキー・ピアノ、パーシー・ヒースはオールマイティーなベーシスト。ファンキー・ベースもお手のもの。そして、ドラムのアート・ブレイキーはファンキー・ジャズの生みの親の一人。このクールでファンキーなリズム・セクションが、フロントのファンクネス溢れるフロント管とヴァイブを引き立てる。

選曲を見れば判るが、キャノンボールのオリジナルとスタンダード曲のミックス。この盤、あくまでキャノンボールの「動」のファンクネスを前面に押し出したアルバムではあるが、サポート側に回ったミルト・ジャクソンのクールで流麗でアーバンなヴァイブが実に見事。ミルトのヴァイブがキャノンボールのアルト・サックスを強烈に引き立てている。ぴったり填まったキープニュースのプロデュース。この強烈なファンクネスの持ち主同士の共演、見事、成功裡に終わっている。

「動」のキャノンボール、「静」のミルト・ジャクソン、この盤の演奏のダイナミック・レンジは広い。この盤はヘッドフォンやイヤホンで聴くのでは無く、しっかりとしたステレオ・セットでそこそこの音量で聴いて欲しい。躍動感溢れ、クールでアーバンなファンキー・ジャズを、爽やかに浴びるように感じることが出来る。内容十分なファンキー・ジャズ。好盤です。
 
 
 

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2020年7月25日 (土曜日)

ジャズ喫茶で流したい・178

今年の梅雨は強烈である。ここ千葉県北西部地方、7月も25日なのに、未だ梅雨が明けない。どころか昨日から雨、雨、雨。少し青空がのぞいたかな、と思ったら、いきなりザーッと強い雨が来る。これだけ晴れないと気持ちも滅入ってくる。我がバーチャル音楽喫茶『松和』で選盤するジャズ盤も、いきおい「元気の出る」盤を探すことになる。

元気の出るジャズ盤。元気の出るジャズマン。とくれば、僕はいつも「キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)」の名前を思い出す。ネアカの健康優良児的な、ポジティブな音色のアルト・サックス。強烈に漂うファンクネス。後年はこのファンクネスが過ぎて「ファンクの商人」などと揶揄されたが、僕はこの人のアルト・サックスが好きだ。

『The Cannonball Adderley Quintet at the Lighthouse』(写真)。1960年10月16日、ロサンゼルスのハモサビーチにあるLighthouse Café でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Nat Adderley (cor), Victor Feldman (p), Sam Jones (b), Louis Hayes (ds)。フロリダ、カルフォルニア、ミシガン出身の東海岸が関わっていない混成チーム。
 
 
The-cannonball-adderley-quintet-at-the-l  
 
 
一言で言うと「明るくてファンキーで元気の出る」ライヴ盤である。ネアカの健康優良児的なキャノンボールのアルト・サックスが眩しい。明るくてハッピーな吹き回しだが、単なるハッピー・スインガーでは無い。濃厚なファンクネスの中に、しっかりとジャジーな雰囲気を漂わせ、そこはかとなくブルージーな響きを偲ばせているところが堪らない。
 
バックのリズム・セクションもなかなかに「粋」。西海岸出身のフェルドマンのピアノがシンプルで小粋で良い感じ。兄弟フロントの「こってこてファンキー」を上手く中和し、減衰させる効果がニクい。このフェルドマンのピアノがキャノンボール兄弟の「オーバー・ファンク」のリミッターになっている。このライヴ盤に漂う「メインストリーム・ジャズ」な雰囲気は、このフェルドマンのピアノに負うところが大きい。

相棒の弟、ナットのトランペットも同様。兄弟フロントで「明るくてファンキーで元気の出る」ライヴ・パフォーマンスを繰り広げている。ベースのジョーンズ、ドラムのヘインズのリズム隊も、どこまでもファンキーなリズム&ビートを叩きだす。元気の出るジャズ盤。元気の出るジャズ・パフォーマンス。そんな要求に、キャノンボールはしっかりと応えてくれる。
 
 
 

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2020年7月17日 (金曜日)

梅雨に穏やかなキャノンボール

梅雨が明けない。というか、このところずっと曇り空か雨なような気がする。部屋の中の湿度は高止まりのままだし、なんだか気分も塞ぎがち。これだけテンションが落ちると、ジャズ鑑賞にも支障をきたす。気持ちをしっかり持っていないと、耽美的な、どこかクールで静的なジャズを選んでいたりする。これではいけない。テンションを上げるべく、キャノンボール・アダレイのリーダー作を物色する。

但し、キャノンボール・アダレイのリーダー作は慎重に選ばないといけない。キャノンボールのアルト・サックスは、健康優良児的なネアカのファンキー・サックス。気合いが入りすぎて躁状態のキャノンボールのアルト・サックスはただただ「五月蠅い」。耳をつんざく位のキンキンのスーッと伸びる高音が、テンションの下がった耳には「辛い」。キャノンボールのリーダー作は、キャノンボールのアルト・サックスが趣味良く、やや抑制された状態のリーダー作が一番良い。

『Cannonball Adderley and the Poll-Winners』(写真)。1961年5月の録音。ちなみにパーソネルが、Cannonball Adderley (as), Wes Montgomery (g), Victor Feldman (p, vib), Ray Brown (b), Louis Hayes (ds)。パーソネルを見た瞬間にあれっと思う。キャノンボールは東海岸中心のジャズメン、ウェス以下、他の4人は西海岸中心のジャズメン。キャノンボールが米国西海岸に巡業に来た時に、たまたま集まったメンバーがこのメンバーだったらしい。
 
 
Cannonball-adderley-and-the-pollwinners  
 
 
自分以外、全員西海岸のメンバーというのが理由なのか、この盤でのキャノンボールは「ジェントルで、程良く抑制された、男前な」アルト・サックスを披露している。健康優良児的な明るい音色だが程良く抑制されているので、キャノンボールのアルト・サックスに乗った「小粋なファンクネス」が前面に出ていて聴き心地がとても良い。尖ったところが無い、力強くジェントルな吹き回しは、キャノンボールの持つ「歌心」を増幅させている。

キャノンボール以外の西海岸ジャズのメンバー中心のリズム・セクションの存在も忘れてはならない。1961年の録音ではあるが、「西海岸ジャズ」独特のお洒落で小粋な弾き回しが演奏のそこかしこに見え隠れして、これがキャノンボールのアルト・サックスを程良く抑制しているのでは、と感じている。特にクールで清楚なフェルドマンのヴァイブがきゃノンボールのアルト・サックスと対照的な音色で、このコントラストが良いアクセントになっている。

東海岸ジャズと西海岸ジャズの邂逅。東西それぞれの個性がバランス良く反映されていて、極上のハードバップ・ジャズに仕上がっている。当時、ジャズメンの人気投票で常に一位を争うプレーヤー達の競演なので、このタイトルが付いた、とのこと。そう言えば、映画「スイング・ガールズ」で、竹中直人扮する小澤先生が、このキャノンボールのリーダー作について熱く語るシーンがあったのを思い出しました。
 
 
 

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  ・『You’re Only Lonely』 1979

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  ・Zep『永遠の詩 (狂熱のライヴ)』

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  ・太田裕美『手作りの画集』

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2019年5月12日 (日曜日)

キャノンボールのエレ・ファンク

やっと5月らしい気温に落ち着いた。湿度も低く、長袖のラガーシャツでウォーキングしても汗ばまず、清々しい気分。思い返せば、日本の一年間の中で、数少ない「過ごしやすい時期」である。これだけ過ごしやすい気候になれば、日頃、耳にすることが疎遠になったジャズマンのアルバムを聴き直したくなる。
 
キャノンボール・アダレイが気になってきた。そういえば暫く疎遠になっている。ファンクネスこってこてのファンキー・ジャズ〜ジャズ・ファンクがメインのアルト・サックスのレジェンドである。ビートとメリハリの効いた「オーバー・ファンク」な演奏はとにかく熱い。本格的な夏が来る前に聴き直さないと、また半年後辺りに繰り延べになる。
 
ということで、キャノンボール・アダレイである。僕はキャノンボールの「ジャズ・ファンク」が大好きである。電気楽器をバリバリに取り入れ、ソウル・ミュージックのエッセンスを大々的に取り入れ、こってこてファンキーでダンサフルなジャズ。明らかに時代の流行に迎合している、と「ファンクの商人」などと揶揄されたりするが気にしない。良い音楽は良い。
 
 
Inside-straight
 
 
Cannonball Adderley『Inside Straight』(写真左・右はLP時代)。1973年6月の録音。ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Nat Adderley (cor), Hal Galper (el-p), Walter Booker (b), Roy McCurdy (ds), King Errisson (perc)。Fantasy Studioで行ったスタジオ・ライブの録音盤になる。ライブならではの「一発録り」のテンションが心地良い。
 
1973年の録音であるが、内容はフュージョン・ジャズを先取りした様な、こってこてファンキーでダンサフルではあるが、どこか「ソフト&メロウ」な雰囲気漂うジャズ・ファンクである。一時よりも落ち着いたリズム&ビートが、この頃のキャノンボール・クインテットの雰囲気をバッチリ「キメている」。
 
1975年8月、キャノンボールは急逝するから、逝去2年前の晩年のパフォーマンスがこの盤に詰まっていることになる。「ファンクの商人」と揶揄されようが、あくまでポップス音楽としてのジャズを追求した、キャノンボールのジャズ・ファンク。今の耳にもさほど古さは感じず、聴いて楽しいキャノンボールのエレ・ファンク。さて、キャノンボールのリーダー作をここから遡ってみるとするか。
 
 
 
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2019年1月28日 (月曜日)

キャノンボールの初リーダー作

最近、レジェンド級のジャズ・ミュージシャンの初リーダー作に興味が湧いて、順番に聴き直している。「栴檀は双葉より芳し」という諺があるが、ジャズについては、リーダー作にそのジャズメンの個性がしっかりと表現されている。つまり、そのミュージシャンの個性がしっかりと感じ取れるのがリーダー作なのだ。

さて、まず最初に選んだ初リーダー作の主は「キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)」。1928年9月、フロリダ州の生まれ。本名は「ジュリアン・エドウィン・アダレイ」。「キャノンボール」はニックネーム。とにかく大食漢だったそうで、「キャノンボール」は、つまりキャンニバル(cannibal : 大食漢)に由来する、とのこと。

『Presenting Cannonball Adderley』(写真)。1955年7月14日の録音。ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Jerome Richardson (ts), Kenny Clarke (ds), Paul Chambers (b) が全ての楽曲で演奏している。トランペットとピアノはそれぞれ2名で分担し、Nat Adderley (cor, tracks 1-4 & 6-11),Donald Byrd (tp, tracks 6, 8-9 & 11)。Horace Silver (p, tracks 6-9 & 11), Hank Jones (p, tracks 1-5 & 10)。フルートは Jerome Richardsonが兼任 (tracks 6-9 & 11)。
 

Presenting_cannonball_adderley

 
キャノンボールのアルト・サックスの音と演奏にビックリする。素晴らしいテクニック、大きな音でブリリアントな音色。唄うが如く流麗なフレーズ。これが初リーダー作の音か。もはや、ほぼ完成された音であり、揺らぎやミストーンは全く無い。キャノンボールの個性である、良い意味で「オーバーファンクで根明で脳天気な」アルト・サックスは、この初リーダー作に溢れている。

サボイ・レーベルからのリリースで、ジャケットは完全にレトロ調で「トホホ」なデザインだが、何故か音が良い。このキャノンボールの初リーダー作についても、録音する側にとっては難しいとは思うのだが、大きな音でブリリアントなキャノンボールのアルト・サックスをしっかりと捉えている。

ファンクネス溢れるブリリアントで開放感溢れるアルト・サックスはキャノンボールの真骨頂。どの演奏でも曲のテーマがクッキリと浮き出て、アドリブ・フレーズは常に明快に印象に残る。誤解を恐れず言うなら「とても判り易い」アルト・サックスである。これが良い。そんなキャノンボールのアルト・サックスは、僕にとって長年に渡っての「お気に入り」である。

 
 

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2016年2月 6日 (土曜日)

キャノンボールのアルトの歌心

キャノンボールって、喧しいだけのアルト・サックスでは無い。陽気な明るい音の中にしっかりと歌心が潜んでいて、その歌心は意外とワンホーンな演奏の時に現れ出でるのだ。加えて、競う必要の無い、競う気にならないパートナーの場合も、しっかりとその歌心が現れ出でる。

これがキャノンボール・アダレイの聴き方のツボだと会得しているが、この聴き方のツボをしっかりと押さえているのが、このアルバムである。『Cannonball Adderley and the Poll-Winners』(写真左)。1961年5月の録音。ハードバップが成熟し、ファンキー・ジャズがブームの時代である。

ちなみにパーソネルが、Cannonball Adderley (as), Wes Montgomery (g), Victor Feldman (p, vib), Ray Brown (b), Louis Hayes (ds)。パーソネルを見た瞬間にあれっと思う。キャノンボールは東海岸中心のジャズメン、ウェス以下、他の4人は西海岸中心のジャズメン。キャノンボールが米国西海岸に巡業に来た時に、たまたま集まったメンバーがこのメンバーだったらしい。

偶然の産物っぽいパーソネルなんだが、アルバムのタイトル通り、当時、ジャズメンの人気投票で常に一位を争うプレーヤー達の競演となっている。キャノンボールからしてみると、自分以外西海岸のメンバーなので、競う必要の無い、競う気にならない。加えて、ホーンはキャノンボール一人、ワンホーンである。
 

The_poll_winners

 
ということは、このアルバムのキャノンボールは良い、ということになる。で、聴いてみると確かに良い。陽気な明るい音の中にしっかりと歌心のある、聴き応え満点のインプロビゼーションを体感することが出来る。西海岸中心のリズム・セクションがバックということもあって、バックの洒落たアンサンブルに合わせて、程良く抑制されたブロウも実に好ましい。

西海岸のメンバーも実に良い音を出している。ギターのウエスは弾きまくり。キャノンボールを惹き立てる為にバッキングに回ることが多い役回りに徹しているが、このバッキングについてもウエスは聴き応え満点。しっかり弾きしっかり唄う。意外とバックに回ったウエスも隅に置けないことが良く判る。

ピアノ兼ヴァイブのフェルドマンも趣味が良く、小粋なフレーズには思わず口元が緩む。そして、何と言っても、バッキングに回って、このアルバムの演奏全体の底を支え、ジャジーなリズム&ビートを供給する、ベースのブラウンとドラムのヘインズが素晴らしい。重心の低い、タイトで躍動的なベース&ドラムが、このアルバムに詰まった演奏を上手く支え、上手く鼓舞している。

良いアルバムです。そう言えば、映画「スイング・ガールズ」で、竹中直人扮する小澤先生が、このアルバムについて熱く語るシーンがありましたね。このアルバムって、結構、マニアックな存在で、この映画の関係者ってちゃんとジャズを判ってるなあ、と妙に感心したことを思い出しました。

 
 

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2016年1月27日 (水曜日)

キャノンボールのアルトの愛で方

年初からアルト・サックスを聴き込んでいて思うんだが、意外とアルト・サックスのジャズは奥が深い。まずは、意外とアルト・サックスの奏者が多い。しかも個性的な奏者が多くて、聴き進めていくとなかなかに面白い。そう言えば、アルト・サックスのジャズを聴き込むことはあまりなかったことに気がついた。

アルト・サックスのジャズを聴き込むと、必ずこの人にぶち当たる。キャノンボール・アダレイ(Cannonball Adderley)。ファンキーな健康優良児。大きな太った身体を揺らしながら、キンキンにアルト・サックスを吹き挙げる。とにかく喧しいくらいである。

僕は最初、このキャノンボールが喧しくて嫌いだった。とにかく五月蠅い。耳について耳について、キャノンボールのファンキー・ジャズのアルバムは暫く遠ざけた。が、である。大学時代の例の「秘密の喫茶店」のママさんに、このアルバムを聴かせて貰って、キャノンボールに対する考え方を改めた。

そのアルバムとは『Cannonball Adderley Quintet in Chicago』(写真左)。1959年2月の録音。マイルスの当時の6重奏団から、その親分のマイルスを抜いたクインテットでの演奏である。改めて、ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), John Coltrane (ts), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)。
 

Cannonball_in_chicago

 
1曲目の「Limehouse Blues」を聴いて、喧しい位にアルトを吹き上げる中に流麗な歌心が潜み流れていることに気がつく。これだけ流麗で明るいブルース。これはこれで「有りかな」と思う。そして、次の曲で「おおっ」と思う。

2曲目の「Stars Fell On Alabama」である。邦題「アラバマに星堕ちて」は、こってこてのバラード・ナンバー。これが絶品なのである。この演奏はコルトレーン抜き。カルテット形式、キャノンボールのワンホーン・カルテットである。ここでのキャノンボールのバラード・プレイは絶品。これだけの歌心溢れる、流麗で明るいバラードは他に無い。

3曲目以降、流麗で明るくて陽気なハードバップが展開される。陽気な中に歌心が溢れ、楽しい楽しいハードバップ。なるほど、キャノンボールって、喧しいだけのアルト・サックスや無かった。陽気な明るい音の中にしっかりと歌心が潜んでいて、その歌心は意外とワン・ホーンな演奏の時に現れ出でるのだ。

加えて、競う必要の無い、競う気にならないパートナーの場合も、しっかりとその「歌心」が現れ出でる。なるほどそうなんや。そうと判れば、キャノンボールの聴き方が決まったというもの。以降、キャノンボールのアルト・サックスは僕のお気に入り。大学時代の例の「秘密の喫茶店」のママさんに感謝、感謝である。

 
 

震災から4年10ヶ月。決して忘れない。まだ4年10ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

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2015年11月 4日 (水曜日)

心地良い晴れた朝のスタート盤

キャノンボール・アダレイのアルトは「時を選ぶ」。キャノンボールのアルトは、健康優良児的なポジティブでネアカな音色で、テクニックは優秀、爽快に吹きまくるアルトである。とにかく明るくて賑やか。

ということで、夜の静寂には絶対に合わない。五月蠅いことこの上無し。昼ご飯を食べた後の、微睡みの昼下がりにも合わない。耳障りなことこの上無し。キャノンボールのアルトは「朝」が良い。

朝日が眩しい朝。さあ今日も頑張るぞ、と気合いを入れる朝。そんな朝に、健康優良児的なポジティブでネアカな音色で、テクニックは優秀、爽快に吹きまくるキャノンボールのアルトが良く似合う。

そんなキャノンボールを聴きたい時にピッタリのアルバムは何か。僕は先ずはこのアルバムを選ぶ。『The Cannonball Adderley Sextet in New York』(写真左)。キャノンボール兄弟が絶好調でゴキゲンな、1962年1月、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードにおけるライブ録音である。

ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Nat Adderley (cor), Yusef Lateef (ts, fl, oboe), Joe Zawinul (p), Sam Jones (b), Louis Hayes (ds)。キャノンボール兄弟に、テナーのユセフ・ラティーフ、ピアノのジョー・ザヴィヌル、ベースのサム・ジョーンズ、ドラムのルイ・ヘイズ。今の時代から振り返れば凄い面子ですなあ。
 

The_cannonball_adderley_sextet_in_n

 
この面子が、健康優良児的なポジティブでネアカなファンキー・ジャズをやるのである。それはそれは素晴らしくポジティブで明るい、健康優良児的で爽快感溢れるファンキー・ジャズがこれでもかと言わんばかりに展開される。とにかく、大ファンキー・ジャズ大会である。

ちょっとモーダルなユセフ・ラティーフのテナーがアーティステックな雰囲気を醸し出して、ファンキー・ジャズの権化の様なキャノンボール兄弟と絶妙なバランスを保っています。このフロントのバランスが、このアルバムを単なるファンキー・ジャズなアルバムと一線を画する、1962年当時の最先端のジャズの一翼を担うような好盤に仕立て上げています。

そうそう、ザヴィヌルのピアノも良いですよ。思いっきりこってこてファンキーなピアノがグイグイ迫ってきます。これだけ、黒々とした、こってこてファンキーなピアノはそうそうありません。聴き応え満点です。

朝日が眩しい朝。さあ今日も頑張るぞ、と気合いを入れる朝。そんな朝に、健康優良児的なポジティブでネアカな音色で、テクニックは優秀、爽快に吹きまくるキャノンボールのアルト。そのアルトを愛でるに最適なアルバムは『The Cannonball Adderley Sextet in New York』。

晩秋の心地良い晴れた朝のスタートは、この『The Cannonball Adderley Sextet in New York』で決まり、である。

 
 

震災から4年7ヶ月。決して忘れない。まだ4年7ヶ月。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから復興に協力し続ける。 

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