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2013年9月12日 (木曜日)

音楽のジャンルには意味が無い

ジャズとか、ロックとか、ニューミュージックとか、ソウルとか、クラシックとか、何かと人は音楽をジャンル分けしたがる。そういう僕も「音楽のジャンル分け」をし続けて来た。

ジャンル分けが全面的に悪いとは思わない。ジャンル分けの良いところもある。その盤がどういう傾向の音なのか、聴く前に類推することが出来る。しかし、自分の好みで無いジャンルの音楽については実際に音を聴いて感じて確かめることをしない、という、ジャンル分けの悪い面もある。

まあ、音楽の基本は「自分の耳で聴き感じること」なので、ジャンル分けには意味がないことなのかも知れない。それでも、21世紀になっても、CDショップ、ネットショップ、どこでも、音楽のジャンル分けは存在し続けている。

しかし、こういうアルバムの音世界を体験すると、やっぱり「音楽のジャンルには意味が無い」と思ってしまう。そのアルバムとは、フィービー・スノウのセルフタイトル盤『Phoebe Snow』(写真左)。邦題は『サンフランシスコ・ベイ・ブルース/ブルースの妖精フィービ・スノウ』。1974年のリリース。フィービー・スノウのデビュー盤である。

フィービー・スノウとは、ニューヨーク出身のシンガーソングライター。ジャズ、ブルース、ソウル、カントリー&ウエスタン、ゴスペルなどの米国ルーツ・ミュージックをベースとしたアーバンな音作りは彼女の個性。特に、ジャズ、ブルースを基調とした楽曲作りに秀でている。

参加ミュージシャンも実にユニーク。そのユニークなパーソネルを、例えばジャズ畑からピックアップすると、Ron Carter (b), Steve Gadd (ds), Chuck Israels (b), Bob James (org, key), Ralph MacDonald (perc), Zoot Sims (ts), Teddy Wilson (p)。ロック畑からは、Dave Mason (g) なんかも参加している。
 

Phoebe_snow

 
しかし、このアルバムに詰まっている音は、決して、ジャズでもクロスオーバーでも無い。また、ロックでも無いし、ソウル・ミュージックでも無ければ、単純なポップスでも無い。あくまで、米国ルーツ・ミュージックをベースとしたアーバン・ポップな音であり、その音はとても個性的だ。

このフィービー・スノウのデビュー盤を聴くと、つくづく「音楽のジャンルには意味が無い」なあ、と思う。

この「音楽のジャンルには意味が無い」の論拠となる面白い現象として、1974年の米国ビルボードの北米ヒットチャートを振り返ると、このフィービー・スノウのセルフタイトル盤『Phoebe Snow』は、Black Albumsのジャンルで22位、Jazz Albumsのジャンルで17位、Pop Albumsのジャンルで4位となって、複数の音楽ジャンルに跨がって、評価されていたことが良く判る。

1曲目の「Good Times」から個性的。唯一無二、フィービー・スノウでしか出せない音であり、フィービー・スノウでしか歌えない、独特なジャジーでブルースな雰囲気。今の言葉で評するなら「クール」。日本語で評するなら「粋で渋い」。言い換えると、米国で無いとニューヨークで無いと生まれ得ない、米国ルーツ・ミュージックをベースとしたアーバンな音。

この音世界、やはり「自分の耳で聴いていただく」しか無いですね。「音楽のジャンルには意味が無い」と感じる盤って、やっぱり文字に表現するのは難しいですね。でも、良いですよ。永遠のエバーグリーン。クールで粋で渋い。ジャズ者の方々にも、十分、お勧め出来る内容です。

 
 

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2013年8月15日 (木曜日)

アメリカン・フィーリングが秀逸

我がバーチャル音楽喫茶『松和』では、このお盆休みの時期の特集として、夏の季節にピッタリな「70年代Jポップ」のアルバムをご紹介しています。さて、今日は1979年に遡ります。

1979年と言えば、日本の音楽シーンは、ニューミュージック・ブームの真っ只中。ニューミュージックとは、都会的な情景を織り交ぜたポップ調のサウンドを基調とするシンガーソングライターによる作品群である。

1970年代半ばより、明らかにニューミュージック時代生まれのグループや楽曲が出てきた。フォークや歌謡曲の洗礼を受けていない、ニューミュージックをやることを目標に出てきた連中。ヤマハ主催のポピュラーソング・コンテスト(ポプコン)で頭角を現わすことが多かったですね。

サーカスというコーラス・グループがある。デビュー当時は3人姉弟と従姉で結成され、その明らかにニューミュージックしたコーラスとバックの演奏は、一躍、スターダムにのし上がる。デビューシングルは『Mr.サマータイム』。懐かしいですね。大人の雰囲気を漂わせた、洒落て垢抜けたコーラスワークとジャジーな演奏が魅力的でした。

そして、1979年5月にセカンド・アルバム『ニュー・ホライズン』(写真左)をリリースする。僕は、このセカンド盤が一番気に入っている。1979年の夏は、このセカンド盤『ニュー・ホライズン』がヘビー・ローテーション。

垢抜けたコーラス・ワークが素敵である。とにかく上手い。日本のコーラス・グループでありながら、ライトでポップな感覚が素晴らしく、決してウェットにならず、チープに陥らない。カラッと乾いた米国西海岸の様な爽快感が特徴。日本語で歌っていても、リズム感が良く、ベタにならない。実に爽やかなコーラス・グループである。
 

New_horizon

 
バックバンドのメンバーも凄い。ドラムに村上秀一・高橋幸宏、ベースに小原礼、ギターに鈴木茂、キーボードに坂本龍一、パーカッションに斉藤ノブなどなど、錚々たるメンバーがバックを務める。これだけのメンバーがバックを演るのである。サラッとしているけど、よくよく聴くと、なかなか中身の濃い演奏を繰り広げている。そりゃあそうやろな、これだけのメンバーやもんな。

坂本龍一のアレンジが爽やかな、ライトで明るいディスコ・チューンの「MOVING」、これぞ和モノ・ソフトロックな「思い出のサーフ・シティー」、ライトなファンクネスが心地良い「愛のキャンパス」、ソフト&メロウなグルーヴがたまらない「六月の花嫁」、レゲエなリズムが明るく楽しい「夏の恋人」。夏にピッタリの爽快感あふれるコーラス曲が目白押し。

しかし、やっぱり一番はこの曲でしょうね。「アメリカン・フィーリング」。この曲は大好きです。歩くテンポのシンプルな出だしから、コーラスが少しずつ重なりながら旋律を奏で、そして、中間の短いリフを経て「サビ」のコーラスの展開。「今〜私は、コバルトの風〜、フィーリン・イン・アメリカ、イン・アメリカ〜」。

歌詞良し、曲良し、アレンジ良し。とにかく爽やかなコーラスに、とにかくポジティンブでメジャーな旋律。翳りなど全く無い、米国西海岸の陽光降り注ぐ様な、煌びやかな展開。この曲は、これぞニューミュージックと感じる、ニューミュージックの特徴・個性をギッシリと詰め込んだ、ニューニュージックというジャンルを代表する楽曲でしょう。

JAL「COME TO AMERICA '79」のキャンペーン・ソングでしたねえ。このCMのバックに流れる「アメリカン・フィーリング」を聴く度に「米国に行きて〜なあ」と強く思ってました。そして、この曲、あの坂本龍一が編曲を手掛けていて、1979年第21回日本レコード大賞編曲賞を受賞しました。これには、当時、ビックリしたなあ。

サーカスのセカンド盤『ニュー・ホライズン』、良いアルバムです。そして、この盤のカラッと乾いた米国西海岸の様な爽快感は、夏にピッタリのアルバムです。

 
 

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2013年2月 9日 (土曜日)

「アバ(ABBA)」との出会い

今を去ること40年ほど前の高校時代はドップリとロックの世界にはまり込んだんだが、ロックを聴き疲れた時に、意外と海外のポップス・ソングにも手を伸ばしていた。

ちなみに中学時代は、深夜放送やFM放送で流れる、アメリカン&イングリッシュポップスを好んで聴いていた。カーペンターズ、ロバータ・フラック、スリードッグ・ナイト、ギルバート・オサリバン、エルトン・ジョン等々、今から振り返ると、キラ星の如き素晴らしきミュージシャン達である。

高校時代になって、FM放送でせっせとロックのアルバムや楽曲をエアチェック(懐かしいオーディオ用語だ)していたが、その合間に流れるポップス系の楽曲もついでに録っていた。そんな中で「おおこれは何だ」とビックリしたコーラスバンドがあった。変なバンド名だったから良く覚えていた。そのバンド名は「アバ(ABBA)」。

「アバ(ABBA)」は、スウェーデンのミュージシャン男女4人のコーラス・グループである。そのコーラスは一度聴いたら絶対に忘れない、凄く個性的で美しいものだった。とにかく初めて聴いた時は、椅子からずり落ちた(笑)。その初めて聴いたアバのアルバムが『ABBA』(写真左)である。FMから流れる『ABBA』を聴いて「これは素晴らしい」と思った。

アルバム『ABBA』は1975年のリリース。僕が初めて聴いたのは確か1976年に入った頃だった記憶があるので、リリースされて、結構、早いうちにこのアルバムに出会ったことになる。まあ、当時のFM放送ってそういうところがあって、特にNHKーFMはマニアックだった。今から思えば、実に先進的で尖っていた。
 

Abba_album

 
この『ABBA』というアルバム、評価としては、アバがグループとしての個性を固め、確立したアルバムとして位置づけられている。確かにその通りで、収録された楽曲の中に、今でもFMラジオから流れることがある名曲「Mamma Mia!」「S.O.S.」が収録されている。この2曲がアバのグループとしての個性である。

他の曲もなかなか良い。ポップ・ミュージックと呼ぶに相応しい、聴いていて心地の良い、キャッチャーな旋律満載の楽曲がズラリと並ぶ。そして、アバのボーカルの素晴らしさ。基本的に、ビョルンとベニーが曲を作り、アグネッタとフリーダが歌うのだが、このアグネッタとフリーダの女性ボーカルがアバの「音」であり、「雰囲気」なのだ。

このアグネッタとフリーダの女性ツイン・ボーカルはそれまでに無い響きを有していた。ユニゾン&ハーモニーが完璧で、女性ボーカルながら、実にポジティブで攻撃的。いわゆる「攻めのボーカル」である。僕は、このアグネッタとフリーダの女性ツイン・ボーカルに「やられた」(笑)。

このアルバムにも収録されていた「S.O.S.」が、1976年、イギリスを含む全ヨーロッパで大ヒットして、一躍、メジャーなコーラス・グループとして、その名を馳せる訳ですが、このアルバムを初めて聴いた頃は、そんなことは全く知らない。しかし、このアバというコーラス・グループが「只者では無い」ことは、高校生ながら、おもいっきり直感していた。

この後、アバに再会するのは、1977年の浪人時代、かの大ヒット・シングル『ダンシング・クイーン(Dancing Queen)』であった。女性ツイン・ボーカルを聴いて直ぐに、あの「アバ」だと判った。それから、1980年代初頭まで、アバは無敵の快進撃を続ける。

 
 

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