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2024年4月12日 (金曜日)

清々しいブレイクのドラミングです。

ジョナサン・ブレイク(Johnathan Blake)。1976年7月生まれ。今年で48歳。現代ジャズにおけるファースト・コール・ドラマーの一人。ブレイクのドラムは伝統的なハードバップ〜モード・ジャズのドラミングの継承。テクニックが高い分、彼のドラミングには幅と余裕があるが、叩きだすビートはポジティヴで「攻めのドラミング」である。

Johnathan Blake『Passage』(写真左)。2023年の作品。ブルーノート・レコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Johnathan Blake (ds, cymbals), Immanuel Wilkins (as), Joel Ross (vibes), David Virelles (p,key,Rhodes), Dezron Douglas (b)。

ドラマーのジョナサン・ブレイクがリーダー、アルト・サックスとヴァイブがフロントのクインテット編成。出て来る音は、正統派なネオ・ハードバップ & ネオ・モードなジャズ。ストイックでクールで硬派なパフォーマンスが展開される。

テンションを張り巡らして、切れ味の良いハイ・テクニックな演奏が爽快。正統派なネオ・ハードバップ & ネオ・モードなジャズに、ブレイクのドラミングが映えに映える。

さすがブルーノート・レコードでのリリース。パーソネルが「ふるっている」。それぞれが優秀な力のあるジャズマンばかりが集結。そんな精鋭部隊が、現代ジャズの最先端を行く「ネオ・ハードバップ & ネオ・モード」をやる。
 

Johnathan-blakepassage

 
テクニック素晴らしく迫力満点、伝統的なフォービートからフリー寄りの攻撃的なサウンドまで、これまでの硬派でストイックなジャズのトレンド&スタイルそれぞれに適応する。しかも、内容充実、聴きどころ満載なのだから、もうお腹いっぱい(笑)。

そんな伝統的なフォービートからフリー寄りの攻撃的なサウンドまで、全編に渡って、ジョナサン・ブレイクのドラミングが演奏の先頭に立ち、演奏をリードする。

演奏内容と共演メンバーを活かすも殺すもドラマー次第、というが、この盤でのブレイクのドラミングを聴いていると至極納得。全編に渡って、曲調&曲想によって、変幻自在、硬軟自在、緩急自在にドラミングの内容を変えつつ、バンド・サウンドを牽引するブレイクは見事。

奇をてらわない、バリバリ正統派なネオ・ハードバップ & ネオ・モードなジャズに真正面から取り組むブレイクのドラミングは清々しい。伝統的なジャズなので、過去のジャズと比較されることが多いと思うのだが、そんな心配は無用。現代ジャズの最先端の音とドラミングがこの盤に詰まっている。決して、過去を振り返っていないところが、これまた清々しい。好盤です。
 
 

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2024年3月25日 (月曜日)

聴かせる Jimmy Smith Trio + LD

1950年代から1960年代のブルーノート・レーベルは、プロデュースが大変優れていると感じる。セッションのジャズマンのブッキングなど、その対象となるリーダー作が、どの様な「志向」の演奏内容にするかによって、メンバーを厳選している。そして、その演奏の「志向」に則った演奏を実現する。このブルーノートの優れたプロデュースが数々の名盤を生み出している。

『Jimmy Smith Trio + LD』(写真左)。1957年7月4日の録音。ちなみにパーソネルは、Jimmy Smith (org), Lou Donaldson (as, tracks 1–2, 4, 6), Eddie McFadden (g), Donald Bailey (ds)。当時の売れっ子オルガニスト、ジミー・スミスのトリオに、アルト・サックスのベテラン職人、ルー・ドナルドソン(以降「ルーさん」)がフロント管として客演する格好のカルテット編成。

録音時点で、ジミー・スミスは29歳、ルーさんは31歳。両人とも実績十分の中堅ジャズマン。どちらも職人気質のジャズマンでプライドも高く、自分が一番前に出たがる。いわゆる「一国一城の主」タイプで、同じレベルのジャズマン同士、対等な立場での共演は好まないタイプなんだが、この盤では一期一会の共演が実現している。

スミス、ルーさん、どちらも前に出たがるタイプみたいなんだが、この盤では「前へ出たがり」同士がぶつかることなく、お互いの音をしっかり聴きながらの、心地良いテンポ、雰囲気のインタープレイが展開されている。ジェントルなトーンで、流麗でファンキーな、とても聴き心地の良いオルガン・ジャズを展開している。
 

Jimmy-smith-trio-ld

 
スミスのオルガンは、特徴である「切れ味の良い攻撃的な」オルガンを封印、ルーさんのアルト・サックスのバッキングに徹している。自分のソロの番になっても、オルガンのボリュームを上げて、ガンガンに弾きまくることはない。あくまで、ジェントルなトーンで、流麗でファンキーな、とても聴き心地の良いオルガンを弾き進める。

ルーさんのアルト・サックスは、お得意の熱量の高いアグレッシブな「ビ・バップ」風の吹き回しは封印、スミスのオルガンのバッキングを損なうことなく、スミスのオルガンに歩調を合わせる様に、ジェントルなトーンで、流麗でファンキーな、とても聴き心地の良いアルト・サックスを吹き進める。

スミス、ルーさん共に、双方の一番の「持ち味」を封印し、グループサウンズ優先、底に小粋なファンクネスを忍ばせつつ、ムーディーで流麗なオルガン・ジャズを展開している。アレンジも優秀で、まるで、ウエストコースト・ジャズにおける上質のオルガン・ジャズの様な雰囲気。いわゆる「聴かせる」オルガン・ジャズとして、聴き手にしっかりアピールする。

しかし、この盤、録音当時は「お蔵入り」。当時のブルーノートお得意の「理由不明のお蔵入り」盤となっている。今でもなぜお蔵入りなのかが良く判らない。それでも、1985年、我が国においてのみ、発掘リリースされ、今ではサブスク・サイトでも鑑賞することが出来る。この盤、後の「イージーリスニングなソウル・ジャズ」としても愛聴することが出来る優れもの。発掘リリースされて良かった、と改めて思う、今日この頃である。
 
 

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2024年3月 9日 (土曜日)

Genius of Modern Music Vol.2

セロニアス・モンク(Thelonious Monk)。モダン・ジャズの最高の才能、最高の奇才。モンクのピアノは強烈な個性。スクエアにスイングし、フレーズは幾何学的に飛ぶ。クラシック・ピアノの正反対の「音」。クラシック・ピアノの影響は微塵も無い。ジャズから生まれた、ジャズの最高の個性。

Thelonious Monk 『Genius of Modern Music Vol.2』(写真左)。録音日とパーソネル、演奏曲は以下の通り。

1947年10月15日は、Thelonious Monk (p), Idrees Sulieman (tp), Danny Quebec West (as), Billy Smith (ts), Gene Ramey (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、5曲目「Suburban Eyes」、6曲目「Evonce」。

1947年10月24日は、Thelonious Monk (p), Gene Ramey (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、9曲目「Nice Work」。

1947年11月21日は、Thelonious Monk (p), George Taitt (tp), Sahib Shihab (as), Robert Paige (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、10曲目「Monk's Mood」、11曲目「Who Knows」。

1951年7月23日は、Thelonious Monk (p), Sahib Shihab (as, except "Ask Me Now"). Milt Jackson (vib, except "Ask Me Now"), Al McKibbon (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、7曲目「Straight No Chaser」、8曲目「Four In One」、12曲目「Ask Me Now」。

1952年5月30日は、Thelonious Monk (p), Kenny Dorham (tp), Lou Donaldson (as), Lucky Thompson (ts), Nelson Boyd (b), Max Roach (ds)。1曲目「Carolina Moon」、2曲目「Hornin' In」、3曲目「Skippy」、4曲目「Let's Cool One」。
 

Monk-genius-of-modern-music-vol2

 
Vol .1に続いて、こちらは、5つのセッションからの曲の寄せ集め、しかも、大体がクオリティの落ちがちな「Vol.2」。今度こそ、統一感とかトーンの整合性とか、全く無視しているんじゃないか、と思うんだが、この「Vol.2」も、アルバム全体に統一感がバッチリ、演奏のトーンや内容も違和感は全く無い。

Vol.1と同様に、モンクのピアノの突出した個性、モンク独特のアレンジが、アルバム全体の統一感、演奏のトーンや内容を決定づけている。モンクの強烈個性のピアノとアレンジだけが、演奏の全面に出てきて、他の演奏者の音や個性に、アルバム全体の統一感、演奏のトーンや内容が影響されることが全く無い。

この「Vol.2」は、Vol .1と同様、収録曲はモンクの自作曲、モンク独特のアレンジで統一されている。曲名を見渡すと、Vol .1に比べるとマイナーな曲が多くなっているが、それでも「Monk's Mood」「Straight No Chaser」など、最終的にはスタンダード曲化する、モンクの自作曲の中でも特に有名となる曲も散見される。

マイナーな曲が多いとはいえ、そこは「モンクの自作曲」、ちょっと不思議なフレーズ、幾何学的に飛ぶ音、耳あたりの良い不協和音、不規則に現れる絶妙な間、がどの曲にも反映されていて、モンクの有名曲とマイナーな曲との間に相違点は無いし、一緒に収録されていても違和感が全く無い。どころか、確固たる「統一感」を醸し出している。

「Vol.2」は、Vol .1と同様、演奏の形態は、1曲の収録時間が3分前後の「ビ・バップ」ライクなもの。モンクの数々の難曲は、セッションに参加した演奏者からすると、アドリブを取りやすい、アドリブを取ると楽しい、らしく、皆、嬉々として演奏している。「Vol.2」は結構、無名なジャズマンも多数参加しているが、演奏全体の内容はどの曲も充実している。思わず目を見張る。

ブルーノートの1511番。この「Vol.2」も,Vol .1と同様、、モンク・ミュージックのショーケースの様な内容のアルバム。この「Vol.2」でも、モンクは明確な力強い尖ったタッチで、スクエアにスイングし、フレーズを幾何学的に飛ばしつつ、セッション・メンバーと一期一会の即興演奏を繰り広げている。この盤もモダン・ジャズの「永遠の名盤」である。
 
 

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2024年3月 8日 (金曜日)

Genius of Modern Music Vol.1

セロニアス・モンク(Thelonious Monk)。モダン・ジャズの最高の才能、最高の奇才。モンクのピアノは強烈な個性。スクエアにスイングし、フレーズは幾何学的に飛ぶ。クラシック・ピアノの正反対の「音」。クラシック・ピアノの影響は微塵も無い。ジャズから生まれた、ジャズの最高の個性。

Thelonious Monk 『Genius of Modern Music Vol.1』(写真左)。録音日とパーソネル、演奏曲は以下の通り。

1947年10月15日は、Thelonious Monk (p), Idrees Sulieman (tp), Danny Quebec West (as), Billy Smith (ts), Gene Ramey (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、7曲目「Thelonious」、12曲目 「Humph」。

1947年10月24日は、Thelonious Monk (p), Gene Ramey (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、2曲目「Off Minor」、3曲目「Ruby My Dear」、5曲目「April In Paris」、10曲目「Well You Needn't」、11曲目「Introspection」。

1947年11月21日は、Thelonious Monk (p), George Taitt (tp), Sahib Shihab (as), Bob Paige (b), Art Blakey (ds)。演奏曲は、1曲目「 'Round About Midnight」、6曲目「 In Walked Bud」。

1948年7月2日は、Milt Jackson (vib), Thelonious Monk (p), John Simmons (b), Shadow Wilson (ds)。演奏曲は、4曲目「I Mean You」、8曲目「Epistrophy」、9曲目「Misterioso」。
 

Thelonious-monk-genius-of-modern-music-v
 

何だか、4つのセッションからの曲の寄せ集めで、統一感とかトーンの整合性とか、全く無視している様に見えるが、聴いてみると判るが、アルバム全体に統一感がバッチリ、演奏のトーンや内容も違和感は全く無い。

モンクのピアノの個性が突出していて、このモンクの強烈個性のピアノだけが、アルバム全体の統一感、演奏のトーンや内容を決定づけている。フロント楽器やベースやドラムのリズム隊の音や個性に、アルバム全体の統一感、演奏のトーンや内容が影響されることが全く無い。

加えて、収録曲はモンクの自作曲で統一され、モンク独特のアレンジで統一されていて、アルバム全体の統一感、演奏のトーンや内容を決定づけている重要な要素になっている。収録された自作曲を見渡すと、後のミュージシャンズ・チューンとなって、最終的にはスタンダード曲化する、モンクの自作曲の中でも特に有名となる曲が軒並みチョイスされている。

演奏の形態は、1曲の収録時間が3分前後の「ビ・バップ」ライクなもの。モンクのちょっと不思議なフレーズを持つ自作曲で「ビ・バップ」が出来るのか、と懸念を抱くのだが、意外とモンクの曲は、ジャズマンにとってアドリブを取りやすい、アドリブを取ると楽しいみたいで、モンクのちょっと不思議なフレーズを持つ自作曲を皆、嬉々として演奏している。そう、演奏全体の内容はどの曲も充実しているのが凄い。

ブルーノートの1510番。モンク・ミュージックのショーケースの様な内容のアルバム。このモダン・ジャズの最高の才能、最高の奇才を見出し、アルバムを制作させた、ブルーノート・レーベルの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンの慧眼の凄さに敬服する。この盤はモダン・ジャズの「永遠の名盤」である。
 
 

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2024年3月 4日 (月曜日)

マクリーンの優れた「寄せ集め」盤

メンバーの選定は「場当たり的」が多く、録音はリハ無しの「一発録り」。複数セッションからの寄せ集めでアルバムを作成する。録音日やセッションを無視して、プロデューサーの直感と好みだけで選曲する。当然、パーソネルはセッションごとに異なり、編成も異なることが多い。セッション共通のメンバーはリーダーのみ。よって、アルバム全体のトーンが変わることが多い。いかにも、プレスティッジ・レーベルらしい仕業である。

逆に、ブルーノート・レーベルは全くの「逆」。メンバーの選定は「録音の狙い」を事前に定めて、その狙いを実現出来るメンバーを招集する。リハはしっかり実施、リハにもギャラを払う。当然、録音された演奏レベルは高い。「録音の狙い」がはっきりしているので、プロデューサーの直感と好みで選曲することは無い。選曲の基準は「演奏の出来」。複数セッションからの選曲も「演奏の狙い」に合致した演奏を採用するので、アルバム全体のトーンが変わることが無い。

Jackie Mclean & Tina Brooks『Street Singer』(写真左)。1960年9月1日の録音。ちなみにパーソネルは、Tina Brooks (ts), Jackie McLean (as), Blue Mitchell (tp), Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。ブルーノート・レーベルからのリリース。

アルト・サックスのマクリーンとテナー・サックスのブルックスが共にリーダー、この二人とミッチェルのトランペットのフロント3管のセクステット編成。リズム隊はブルノートでは珍しい、ドリューのピアノ、チェンバースのベース、テイラーのドラム。

アルバムの収録曲全5曲を確認すると、4051番の Jackie Mclean『Jackie's Bag』 から3曲( "Appointment in Ghana", "A Ballad for Doll" and "Isle of Java")と、4052番の Tina Brooks『Back To The Tracks』から1曲("Street Singer")。そして、2曲の未発表曲("Melonae's Dance", "Medina")が加えられている。
 

Jackie-mclean-tina-brooksstreet-singer

 
この作品は、分散して収録されていた1960年9月1日のセッションから、選曲し直して1枚に再編集した、いわゆる「寄せ集め」盤。この盤はもともと、1980年に我が国で「キング世界初登場シリーズ」の中の一枚としてリリースされている(写真右)。キングレコードも、まるでプレスティッジの様な「暴挙」をしでかしていた、ということになる。

同じ日に、同じメンバーにより、リーダーの異なるセッションが行なわれ、その中から曲をチョイスしての「寄せ集め」盤だが、「録音の狙い」が同一だったようで、分散収録されていた演奏とアルバム未収録曲を一つにまとめ直しても、アルバム全体のトーンや流れ、内容に違和感は全く無い。さすがブルーノートである。キングレコードも事なきを得た。

さて、その内容であるが、ちょっとピッチの外れた独特のエモーショナルな吹奏のマクリーンと、哀愁感漂うストレートでシンプルでダンディズムあふれる吹奏のブルックスと、全く異なったキャラのサックス2管が絶好調。

このサックス2管は相性が良いようで、ユニゾン&ハーモニーにも、ソロの交換にも違和感が無い。しばらく、レギュラー・バンドとしてやり続けても良いくらいの内容の濃さ。

そこに、マイナーなファンクネス漂う、ブリリアントなミッチェルのトランペットが絡む。マクリーンのちょっとピッチの外れた音が哀愁感に繋がって、ブルックスのテナーの哀愁感、そして、このミッチェルのトランペットの哀愁感と相まって、相乗効果を醸し出し、アルバム全体に「上質の哀愁感」を漂わせている。この3管フロントは大成功。

リズム隊も良い。ケニー・ドリューのピアノがいつになく活発な「バップ・ピアノ」で弾きまくっている。チェンバースのベースはテクニカルで安定のビート。そして、テイラーの職人ドラムが柔軟でスインギーなドラミングでバンド全体を小粋に鼓舞する。溌剌として切れ味の良い、ポジティヴなリズム隊の音が強く印象に残る。

6人編成なので、それぞれのソロのスペースが限られるので、丁々発止とした、アグレッシヴなインタープレイは無いが、理路整然としっかりアレンジされ、しっかりリハを積んだであろう、端正で整った質の高いハードバップ演奏が繰り広げられる。
 
 

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2024年2月22日 (木曜日)

McCoy Tyner『Expansions』

ブルーノート時代のマッコイ・タイナーは、自らのモード・ジャズの完成に向けて鍛錬を積んでいた時期であり、そのタイナー流のモード・ジャズの確立に向けてのチャレンジ、試行錯誤が演奏から透けて見えて、なかなか味わい深いものがある。

McCoy Tyner『Expansions』(写真)。1968年8月23日の録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p), Woody Shaw (tp), Gary Bartz (as, fl), Wayne Shorter (ts, cl), Ron Carter (cello), Herbie Lewis (b), Freddie Waits (ds)。

ピアノのマッコイ・タイナーがリーダー。若手有望株のウディ・ショウのトランペット、ゲイリー・バーツのアルト・サックス、そして、中核ジャズマンのウェイン・ショーターの3管フロント、ロン・カーターがチェロを弾いて、ハービー・ルイスとのダブル・ベース、そして、フレディー・ワッツのドラムの総勢7名の変則セプテット編成。

この『Expansions』、次作の『Extensions』と併せて、タイナー流のモード・ジャズの確立を確認できる兄弟盤の様な位置付けのアルバムだと解釈している。

タイナー流のモード・ジャズは、アフリカ志向のモーダル・ジャズ。アフリカの大地を想起させるような躍動感、ワールド・ミュージック志向のフレーズの響きは「エスニック&アフリカン」。まるでビッグバンドを聴いている様な「分厚い」アンサンブル。そんなバンド・サウンドをバックに、それぞれのソロイストが完全モーダルなアドリブを展開する。
 

Mccoy-tynerexpansions

 
当然ながら、リーダーのマッコイ・タイナーのモーダルなピアノが素晴らしい。タイナー流の「シーツ・オブ・サウンド」の右手、重力感溢れる印象的な左手のハンマー奏法。フロント管やロンのチェロの完全モーダルなフレーズ展開のバックで、効果的にビートを刻むブロック・コード。マッコイ・タイナーのモーダルなピアノ全開である。

ショウのトランペット、バーツのアルト・サックス、若手の2管は溌剌と個性的なモーダル・フレーズを撒き散らしている。尖った熱い、自由度の高い高速モーダル・フレーズの吹き回しは若さ爆発、勢いがあって聴き応え十分。

そんな中でやはり際立っているのは、ウェイン・ショーターのテナー・サックス。ショーターのモーダル・フレーズは重量感溢れ、ショーター流「シーツ・オブ・サウンド」の高速フレーズ、音の広がりと間を活かしたモーダルな展開、どれもが唯一無二で、どこから聴いても「ショーターのモード」。ショーターのモーダルなテナー全開である。

この盤を聴いていると、初リーダー作『Inception』から追求してきた、マッコイ・タイナーならではの「タイナー流のモード・ジャズ」が遂に確立したなあ、と思う。この盤で確立した音世界をベースに、タイナーは1970年代の活動のピークへと進化を続けていく。
 
 

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2024年1月29日 (月曜日)

チャーラップとロスネスのデュオ

ちょっと「デュオ」づいている。ジャズのユニットの最小単位の「デュオ」。双方のテクニックと音楽性のバランスがバッチリ取れると、一人では出せない、スケールの広い、ダイナミズム溢れる、奥行きのある即興演奏を実現することが出来る演奏編成。二人というシンプルな編成なので、音が重なるのは最小限。個々の音の一つ一つをしっかり確認できるのも「デュオ」の良いところ。

Bill Charlap & Renee Rosness『Double Portrait』(写真)。2009年12月27-29日、NYのKaufmann Concert Hall でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Bill Charlap, Renee Rosness (p)。現代のバップ・ピアニストの第一人者の一人、ビル・チャーラップと女流ジャズ・ピアニスト最高峰の1人、リニー・ロスネスとのピアノの連弾デュオ。

ピアノの連弾デュオにはコツがあると思っている。同じ楽器同士なので、相手の音をしっかり聴いておれば、次に出てくるフレーズは予測が付き易い。フロントのフレーズ弾きとバックのリズム&ビート弾きの役割分担と分担交代のタイミングさえ、しっかりと意識合わせしておれば、音がぶつかることは無い。ただ、必要なのは、ピアノの個性と音楽性が似通っていないと連弾は成立しない。つまり、バップなピアノとフリーなピアノとは連弾が成立しない、ということ。

さて、このピアノ連弾のデュオ、チャーラップとロスネス、この二人は実生活では「夫婦」。夫婦だからということは無いが、相手のことを良く判っている同士なので、次に出てくるフレーズは予測が付き易いし、お互いの役割分担と分担交代のタイミングの意識合わせがし易いことこの上ない。
 

Bill-charlap-renee-rosnessdouble-portrai  

 
そして、双方の「ピアノの個性と音楽性」なのだが、チャーラップは「バップなピアノ」、ロスネスは「モーダルなピアノ」。連弾するには、ちょっと合わないところが出てくるよなあ、と思うのだが、このデュオ盤を聴けば良く判るのだが、双方、しっかりと歩み寄った「バップでモーダルなピアノ」で着地させている。

つまり、アプローチはモードが基本なのだが、フレーズの弾き回しは音の拡がりをメインとしたモード弾きではなく、バップ・ピアノの様な音符の多いフレーズを活用したモード弾きで、二人は意思統一している様なのだ。聴けば、チャーラップでもなく、ロスネスでも無い。ロスネスの様に弾くチャーラップと、チャーラップの様に弾くロスネス。そんな二人が連弾デュオにチャレンジする。

出てくる音は、キース・ジャレットを想起させる、耽美的でリリカルな音だが、出て来るフレーズはバップでモーダル。キースの様にマイナー調をところどころぶっ込んでくるのでは無く、どこまでも明るく健康的な「バップでモーダルなピアノ」。どこか端正なクラシックな響きもするが、伴奏に回ったピアノのリズム&ビートはジャズ。そんなピアノを腕4本で、スケールの広い、ダイナミズム溢れる、奥行きのある即興演奏を弾きまくる。

しかも、感心するのはライヴ音源であるということ。これは二人の演奏テクニックと演奏勘がずば抜けて優れている、という証。一発勝負、やり直しの効かないライヴで、これだ淀みなく流麗に連弾デュオの即興演奏を弾きまくる、とは。疾走感も適度、スイング感も適度、チャーラップとロスネスの「バップでモーダルなピアノ」での連弾デュオは大成功である。
 
 

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2024年1月16日 (火曜日)

これも好盤『The 45 Session』

中間派トロンボーンの代表格、ベニー・グリーン。リーダー作の多くをブルーノートからリリースしており、その内容はどれもが優れたもの。中間派、つまりはスイングとハードバップの間。スイングの雰囲気を残しつつ、ロング・レンジのアドリブ・ソロを展開する。

と言って、ハードバップの様に切れ味良く、丁々発止としたアグレッシブなソロでは無く、スイングの雰囲気を踏襲した、味のあるミドル・テンポの小粋で聴き心地の良いソロを展開する。ハードバップの様でハードバップでは無い。モダンの様でスイングの雰囲気が漂う。中間派の個性はいかにも「ジャズらしい」もので、一旦、ハマると病みつきになる。

Bennie Green『The 45 Session』(写真左)。1958年11月23日の録音。ちなみにパーソネルは、Bennie Green (tb), Eddie Williams (ts), Sonny Clark (p), Paul Chambers (b), Jerry Segal (ds), Babs Gonzales (vo)。ベニー・グリーンのトロンボーンとエディー・ウィリアムスのテナーがフロント2管のクインテット編成。1曲だけボーカルが入る。

不思議なタイトルが付いているが、この盤の収録曲については、当初、45 rpmシングルとしてリリースされる予定だった、とのことで、その由来から『The 45 Session』というタイトルになっている。

ちなみに、この盤の音源、1975年に日本のキングレコードから『Minor Revelation』のタイトルで、Blue Note世界初登場シリーズ第3期のうちの1枚としてリリースされている。
 

Bennie-greenthe-45-session

 
録音当時のブルーノートは、この中間派のベニー・グリーンのトロンボーンの個性の活かし方がとても上手い。「ホンワカしたトロンボーンならではの音色とスイング・スタイルを踏襲した、伝統的なフレーズと味のあるブルージーなプレイ」が独特の個性を十分に活かせる様な楽曲を選んで、のびのび演奏させている。

2曲目の「On the Street Where You Live(君住む街角)」が良い例で、この曲、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」の有名な挿入歌なのだが、この曲の持つ美しいフレーズをゆったりとしたテンポで、味のあるホンワカ、ほのぼのとして暖かく優しいトロンボーンで唄い上げている。これ、なかなかほのぼのとしていていい感じ。トロンボーンならではの音色が、この曲の旋律に良く合っている。感心した。

7曲目の「Minor Revelation」はエキゾチックな趣も含んだマイナー調の雰囲気が心地良いのだが、この曲でもトロンボーンの音色が映える。フレーズの作りは中間派のスイングの雰囲気を踏襲した、味のあるミドル・テンポの小粋で聴き心地の良いもので、これも良い感じでトロンボーンが活躍している。自身作のブルース・ナンバー「Ain't Nothin' But The Blues」も同様。

このセッションでは、バリバリ、ハードバップなジャズマン、ピアノのソニー・クラーク、ベースにポール・チェンバースが入っているが、ベニー・グリーンのトロンボーンの個性を損なうハードバップな演奏は全くしていない。どころか、両者、中間派の演奏に寄り添っている感じで微笑ましい。

当初、45 rpmシングルとしてリリースされる予定だったセッションだが、曲毎に統一感があって、一枚のアルバムにまとめても違和感が無い。さすがである。この盤でも、ベニー・グリーンの中間派トロンボーンがとことん楽しめる。
 
 

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2023年10月30日 (月曜日)

『Miles Davis Vol.2』の聴き直し

マイルスの全く仕事が入らなくなった麻薬禍真っ只中の1952年、実は、ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンは、麻薬禍のマイルスに、本格的なリーダー作を録音する機会を提供し、彼の生活を助け、彼を支援した。

そして、ライオンがマイルスに提供した録音機会は、全部で1952年3月9日、1953年4月20日、1954年3月6日、の3セッション。1952年は麻薬禍真っ只中、1953年は麻薬禍を克服して間もない頃、1954年はほぼ完全に復調した頃。

この3セッションの音源、10-inch LPバージョン、12-inch LPバージョン、2001年リイシューCDバージョンと3通りの音源収録のパターンがあって注意が必要。ざっと、以下の様な3通りの内容になっている。

10-inch LPが一番判りやすくて、1952年の録音は『Young Man With A Horn』で、1953年の録音は『Miles Davis Vol. 2』、1954年の録音は『Miles Davis Vol. 3』と3枚のアルバムに、ちゃんと分けて収録されている。

が、12-inch LPについては、『Miles Davis Volume 1』には、1952年と1953年の録音が、但し、LPの収録時間の関係上、A面とB面1曲が、1952年録音の曲と1953年録音の曲がテレコで入っている。『Miles Davis Volume 2』には、1954年の録音がメインではあるが、1952年、1953年、1954年の録音が混在。

2001年にリイシューされたCDはスッキリしている。『Miles Davis Volume 1』は、1952年と1954年の録音が、『Miles Davis Volume 2』には1953年の録音が収められていて、『Miles Davis Volume 1』は、9曲目の「Woody 'n' You」と、10曲目「Take Off」では、明らかに演奏の雰囲気が変わるので、1952年と1954年の録音の境目はよく判る。

そこで、今回は『Miles Davis Volume 2』(写真左)の2001年リイシューCDバージョンで、1953年4月20日のセッションを聴く。ちなみにパーソネルは、Miles Davis (tp), J. J. Johnson (tb), Jimmy Heath (ts), Gil Coggins (p), Percy Heath (b), Art Blakey (ds)。マイルスのトランペット、ジェイジェイのトロンボーン、ジミー・ヒースのテナーの3管フロントのセクテット編成。
 

Miles-davis-vol2

 
1953年4月20日のセッションは、マイルスは麻薬禍を克服して間もない頃。明らかに麻薬禍を克服しているのがよく判る、ハードバップのプロトタイプの様な、当時として「新しい」響きと内容が素晴らしい。ブルーノートでの録音ということもあるだろう。

ブルーノートはリハーサルにもギャラを払って、ジャズマンにしっかりリハを積ませて演奏のレベルを引き上げ、本番でレベルの高い、内容のある演奏をさせて録音する、ということを常にやっていた。この盤でもそうだったんだろう。

特に、マイルス=ジェイジェイ=ヒースの3管フロントのユニゾン&ハーモニーが「キマッて」いる。バンド全体のアンサンブルも整然としていて緩みが無い。それぞれのアドリブ展開は創造性に富む。この盤の演奏が「マイルスによるハードバップの萌芽」と評価される所以である。

この1953年4月20日録音は、溌剌とした度合いが高く、フレーズも明るめで健康的。総じて、流麗で張りのある力強い演奏で統一されている。演奏の展開は全く「ビ・バップ」では無い。演奏をしっかり聴かせる、クールでモダンなアレンジが施され、一人一人のアドリブ展開の長さも、そのジャズマンの力量と歌心を推しはかるに十分。いわゆる「ハードバップ」な展開である。

メンバーそれぞれが、この演奏のアレンジとスタイルが「新しいもの」と感じているみたいで、実に神妙にテクニックよろしく、しっかりと楽器を演奏している様が伝わってくる。とりわけ、マイルスのトランペットは素晴らしい。クールでリリカルで訴求力ある展開は、当時のジャズ・シーンの中で、最高レベルのトランペットである。

マイルスはライオンの恩義に報いるかの様に、麻薬禍と戦いながら、素晴らしい録音をブルーノートに残した。時代はビ・バップの流行が下火になり、ハードバップの萌芽を感じられる録音がちらほら出だした頃。マイルスは、ブルーノートの録音に、いち早く、ポスト「ビ・バップ」な、後のハードバップの先駆けとなる音を残した。そして、麻薬禍を克服する。
 
 

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2023年10月28日 (土曜日)

『Miles Davis Vol.1』の聴き直し

「マイルスの『Blue Haze』再考」で、1951年あたりから重度の麻薬中毒に陥り、1952年には仕事が全く入らなくなった。マイルスはセントルイスの父親の家に戻り、そこで麻薬依存症の治療に専念した、と書いたが、マイルスの全く仕事が入らなくなった麻薬禍真っ只中の1952年、実は、ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンが録音の機会を作っている。

その録音機会は、1952年3月9日、1953年4月20日、1954年3月6日、の3セッションに分かれている。1952年は麻薬禍真っ只中、1953年は麻薬禍を克服して間もない頃、1954年はほぼ完全に復調した頃。このブルーノートとプレスティッジとの違いは、麻薬禍真っ只中のマイルスに録音の機会を与えているところ。プレスティッジは、麻薬禍真っ只中の1952年のマイルスには見向きもしていない。

10-inch LPが一番判りやすくて、1952年の録音は『Young Man With A Horn』で、1953年の録音は『Miles Davis Vol. 2』、1954年の録音は『Miles Davis Vol. 3』と3枚のアルバムに、ちゃんと分けて収録されている。

が、12-inch LPについては、『Miles Davis Volume 1』には、1952年と1953年の録音が、但し、LPの収録時間の関係上、A面とB面1曲が、1952年録音の曲と1953年録音の曲がテレコで入っている。

ちなみに『Miles Davis Volume 2』には、1954年の録音がメインではあるのだが、惜しいかな、1952年、1953年、1954年の録音が混在している。これは、プレスティッジと似たり寄ったり。しかし、演奏内容は「レベチ」である(当然、ブルーノートの方が内容が濃い)。

2001年にリイシューされたCDはスッキリしている。『Miles Davis Volume 1』は、1952年(#1〜#9)と1954年(#10〜#15)の録音が、しっかりと時系列に並べられている。9曲目の「Woody 'n' You」と、10曲目「Take Off」では、明らかに演奏の雰囲気が異なるので、その違いはすぐに判ると思う。

現時点では、この2001年リイシューのCDで鑑賞するのが、「当時のマイルスが麻薬禍を克服して、回復のリハビリテーションの様なセッションを重ねて、グイグイと麻薬禍前のマイルスに戻っていく過程」が一番よく判るだろう。ここでは、『Miles Davis Volume 1』について、2001年リイシューのCDをベースに評論をまとめてみる。
 

Milesdavisvolume1_2

 
『Miles Davis Volume 1』(写真左)。1952年5月9日, 1954年3月6日の録音。ブルーノートの1501番。ちなみにパーソネルは、1952年5月9日:Miles Davis (tp), J. J. Johnson (tb), Jackie McLean (as), Gil Coggins (p), Oscar Pettiford (b), Kenny Clarke (ds)。セクステット編成である。1954年3月6日:Miles Davis (tp), Horace Silver (p), Percy Heath (b), Art Blakey (ds)。こちらは、マイルスのトランペット1管のワンホーン・カルテット。

まずは、1952年5月9日の録音。録音当時、マイルスは重度の麻薬禍に陥っており、録音も激減していたのだが、ブルーノートの総帥プロデューサー、アルフレッド・ライオンは、マイルスの才能を高く評価していて、重度の麻薬禍の状態にあったマイルスに録音の機会を与えている。マイルス自体、麻薬禍から何とか立ち直りたいと努力していた時期でもある、ライオンはそんなマイルスに救いの手を差し伸べた訳である。

マイルスはそんなライオンの恩義に報いるかの様に、麻薬禍の真っ只中にありながら、素晴らしい録音をブルーノートに残している。時代はビ・バップの流行が下火になり、ハードバップの萌芽を感じられる録音がちらほら出だした頃。マイルスは、ブルーノートの録音に、いち早く、ポスト「ビ・バップ」な、後のハードバップの先駆けとなる音を残している。

まだ編成楽器によるインタープレイは無いにしろ、演奏を「聴くこと」を意識したアーティスティックなアレンジ、聴き手に訴求する為のアドリブ展開におけるロング・プレイ、ビ・バップの熱気溢れる演奏志向からクールでヒップな演奏志向への変化は、既にこの1952年5月9日の録音で、マイルスは「ものにしている」。ちょっと「くすんだ様な」大人しい演奏でクール度が高い。

1954年3月6日の録音。記録では1953年にマイルスは麻薬禍を克服した、とされているので、この時期は既に復調していた頃。演奏の編成は、マイルスのトランペット1管のワンホーン・カルテットだが、溌剌とした度合いが高く、フレーズも明るめで健康的。流麗で張りのある力強い演奏で統一されている。完全復調したマイルスを感じ取ることが出来る。

1952年の録音などは、麻薬禍真っ只中のマイルスなので、イマイチなのでは、と聴く前は危惧していたが、とんでもない。麻薬禍にありながら、さすがはマイルス。ブルーノートの下での、総帥プロデューサー、ライオンの下での録音なのも好要素だった。そして、1954年の録音は申し分ない。素晴らしい演奏、ハードバップの魅力満載、とりわけ、マイルスのトランペットが素晴らしい。

マイルスは、ライオンの恩義に報いるように、ブルーノートに「ハードバップの萌芽」を感じさせ、トランペッターとして最高レベルのブロウを残した。決して、やっつけの録音では無い、しっかりリハーサルされ、しっかり集中して演奏された素晴らしい録音の数々。やはり、当時から「マイルスは只者では無かった」のだ。
 
 

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