2024年7月22日 (月曜日)

ソウル・ジャズの ”G・グリーン”

グラント・グリーン(Grant Green)という伝説のジャズ・ギタリスト、我が国ではあまりポピュラーな存在では無かった。

生まれは1935年6月6日、米国ミズーリ州セントルイス、ギタリストとしての活動期間は、概ね1959年〜1978年。1959年、セントルイスで演奏しているところを、ルー・ドナルドソンに見出され、ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンに紹介される。

1961年から1965年まで彼はブルーノートの専属ギタリストとして、リーダーとサイドマンの両方で活躍。1966年にグリーンは一旦、ブルーノートを離れ、ヴァーヴを含む他のレーベルでレコーディング、1967年から1969年までは個人的な問題とヘロイン中毒の影響で活動を休止。1969年にブルーノートに復帰している。

Grant Green『Green is Beautiful』(写真左)。1970年1月30日の録音。ちなみにパーソネルは、Grant Green (g), Blue Mitchell (tp), Claude Bartee (ts), Neal Creque (org, track 3), Emmanuel Riggins (org, tracks 1, 2, 4 & 5), Jimmy Lewis (el-b), Idris Muhammad (ds), Candido Camero (conga), Richie "Pablo" Landrum (bongos)。プロデューサーは「フランシス・ウルフ」に代わっている。

全5曲中、プーチョ&ラテン・ソウル・ブラザーズの音楽監督でもあったキーボード奏者のニール・クリーキーの曲が2曲(「The Windjammer」と「Dracula」)、以下、ジェイムス・ブラウンの「Ain't It Funky Now」、ビートルズ「A Day In The Life」、ディオンヌ・ワーウィックの「I'll Never Fall in Love Again」と、ロック、R&Bの有名曲のカヴァー集。
 

Grant-greengreen-is-beautiful

 
1969年、ブルーノートに復帰後のグラント・グリーンの快作。冒頭の「Ain't It Funky Now」を聴いて判るが、演奏されるジャズは「ソウル・ジャズ」。

ブルーノートを一旦離れる前は、こってこての「ファンキー・ジャズ」だったが、復帰後は、こってこての「ソウル・ジャズ」に変わっている。そして、この、こってこての「ソウル・ジャズ」が、グラント・グリーンのパッキパキでファンキーな、シングル・トーンのギターにバッチリ合っている。

グリーンのギターの音色は、骨太で硬質でホーンライク。そんな太くて硬い音色で、R&B曲の旋律を唄うが如く弾きまくるのだ。これが実にソウルフル。ジャズ・ファンク色溢れるグルーヴも芳しく、グリーンのギターは唄うが如く、踊るが如く、R&B色豊かなソウル・ジャズを弾きまくる。

このソウル・ジャズ色を更に確実に、更に色濃くしているのが、オルガンの存在。ニール・クリークとエマニュエル・リギンズの二人がオルガンを担当しているが、このオルガンが実に効いている。どちらかといえば、R&B系のオルガンの様で、この盤でのグリーンの「ソウル・ジャズ」にバッチリ填まっている。

1960年代後半から1970年代のソウル・ジャズ、ジャズ・ファンク好きにはたまらない内容。逆に、硬派な「純ジャズ命」のジャズ者の方々には「際もの」以外の何者でも無い。しかし、そこはブルーノート、当時の流行をしっかりと踏まえて、なかなかアーティスティックなソウル・ジャズ志向にまとめているところが素晴らしい。メインストリーム系のソウル・ジャズとして、この盤は「アリ」ですね。
 
 

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2024年7月21日 (日曜日)

グリーンの優れたカヴァー能力

暑い。酷暑である。梅雨明け宣言があった翌日からの猛暑。午前中から外出が憚られる強い日差しと熱風。外出したら絶対に体に悪い。これはもう「引き籠り」しかない。ありがたいのはエアコンの存在で、朝からエアコンをフル稼働させて、なんとか涼しい部屋の中でテレビを見たり、ジャズを聴いたり。

Grant Green『I Want to Hold Your Hand』(写真左)。1965年3月31日の録音。ブルーノートの4202番。ちなみにパーソネルは、Grant Green (g), Hank Mobley (ts), Larry Young (org), Elvin Jones (ds)。グラント・グリーンのギターと、ハンク・モブレーのテナー・サックスがフロントの、オルガン入り変則カルテット。ベースはラリー・ヤングのオルガンが代替している。

前々作の『Talkin' About!』(1964年9月録音)で、出会ったリーダーでギタリストのグリーンとオルガンのヤング、ドラムのエルヴィン。きっと相性が良かったのだろう、前作『Street of Dreams』では、新進気鋭のヴァイブ奏者ハッチャーソンを加えて、そして、今回は、ベテランの域に達していたテナーのハンク・モブレーを加えて、意外と硬派で正統派なファンキー・ジャズを聴かせてくれる。

今回はアルバム・タイトルにあるように、レノン=マッカートニーの「I Want to Hold Your Hand(抱きしめたい)」の、ビートルズ・ナンバーのカヴァーを目玉に、アルバムの冒頭に配している。当時、ビートルズが大人気で、ジャズ界では、こぞって猫も杓子もビートルズ曲のカヴァーを録音して、アルバムの売り上げに貢献させようと躍起だった。

が、ビートルズ曲はコード進行がジャジーでは無い。ロックンロールとして捉えても、コード進行がかなりユニーク。そして、演奏ビートは8ビート。ジャズにアレンジするには、かなり障壁が高かった。事実、ビートルズ曲のジャズ化については、曲の旋律を忠実になぞって、4ビートに収めて、アドリブ展開無しに終わる、という「イージーリスニング」的アレンジが多かった。コード進行がユニークがゆえ、アドリブ展開が意外と難しかったのだろう。

しかし、このグラント・グリーン盤の「I Want to Hold Your Hand」はなかなか良く出来たアレンジで、上手く4ビートに乗せ直し、ユニークなコード進行を踏襲しつつ、アドリブ部もしっかりと展開している。この演奏を聴いて思うのは、ビートルズ曲のジャズ化って、演奏するジャズマンのセンスと力量によるところが大きい、ということが良く判る。
 

Grant-greeni-want-to-hold-your-hand

 
全く未経験のユニークなコード進行を基に、アドリブ展開をするのは、やはり至難の業なんだろう。それまでのアドリブ経験が全く応用できないのだからたまらない。

しかし、この盤でのグリーンは、全く違和感なく、「I Want to Hold Your Hand」のアドリブ展開を実現している。未経験のユニークなコード進行を基にアドリブを展開するには、その想像力の高さとセンス、そして、そのイメージを実現する確かなテクニック。これらを兼ね備えたジャズマンだけが、ビートルズ曲の「優れたジャズ化」を実現出来るのだろう。

聴いていて、1曲目の「I Want to Hold Your Hand」の演奏の流れと、次の有名スタンダート曲「Speak Low」の演奏の流れと、全く違和感が無いのはさすが。ビートルズ曲のジャズ化の好例が、この「I Want to Hold Your Hand」だろう。4曲目のボサノバの名曲「Corcovado」のカヴァーも良好。グリーンはポップス系の楽曲のカヴァーが上手い。

サイドマンも良好。特に、新進気鋭の「オルガンのコルトレーン」こと、ラリー・ヤングのオルガンも良い。しっかりと地に足を着けた、伝統的なハードバップなフレーズを繰り出すヤングは意外と凄い。

さらに良いのは、サイドマンに回ったハンク・モブレーのテナー。この盤でのモブレーは「当たり」。彼にとって何が良かったか判らないが、素晴らしい「伴奏のテナー」をきかせてくれる。おおらかにアドリブを繰り出し、絶妙にチェイスを入れる。伴奏のモブレー、素晴らしい。

そして、さすがなのは、ドラムのエルヴィン。「I Want to Hold Your Hand」の4ビートへの落とし込み。ボサノバ・ジャズへの柔軟かつ違和感の無い対応。エルヴィンは単にポリリズミックなドラマーでは無い。歴代のレジェンド級のドラマーの中でも、類稀なセンスと力量を兼ね備えた、適応力抜群のオールラウンドなドラマーである。

ビートルズ曲のカヴァーをタイトルにした企画盤なので、硬派なジャズ者の方々からは敬遠され気味ですが、敬遠するには及ばず。サイドマンの演奏内容も秀逸。グリーンのギターの力量とテクニックの素晴らしさが実感できる秀逸な内容です。
 
 

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2024年7月20日 (土曜日)

オルガン入りギター盤の秀作です

グラント・グリーンは、ほとんど「ブルーノートのお抱え」ギタリストと思って良いと思う。グラント・グリーンの秀作は、当時のブルーノート・レーベルに集中している。ブルーノートの総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンが、グラント・グリーンのギターの個性について、いかに造詣が深かったか、が非常に良く判る。

Grant Green『Street of Dreams』(写真左)。1964年11月16日の録音。ブルーノートの4253番。ちなみにパーソネルは、Grant Green (g), Bobby Hutcherson (vib), Larry Young (org), Elvin Jones (ds)。グラント・グリーンのギターと、ボビー・ハッチャーソンのヴァイブがフロントの、オルガン入り変則カルテット。ベースはラリー・ヤングのオルガンが代替している。

オルガン入りのグリーンのリーダー作。まず、グリーンのギターはシングル・トーンでありながら、音がとても太い。普通、シングル・トーンのギターは音が細くて、オルガンの太い音色に負けることが多いのだが、グリーンのシングル・トーンはとても太いので、オルガンの太い音色に負けず、オルガンと対等にフレーズを奏で、ユニゾン&ハーモニーを奏でることが出来る。

しかも、オルガンは、当時、新進気鋭のラリー・ヤング。いわゆるオルガンの新主流派、と形容される、スマートな音色が個性。つまり、従来のオルガンの様に、例えば、ジミー・スミスなどの様に、ファンクネスが濃厚では無い。そんな「オルガンのコルトレーン」と形容されるヤングが、ファンキー・ジャズなオルガンを弾きまくる。
 

Grant-greenstreet-of-dreams

 
これが「ミソ」で、グリンのギターとオルガンが絡む時、グリーンの持つ濃厚なファンクネスが前面に推し出てくるのだ。ヤングのオルガンにも、そこはかとなくファンクネスは漂うのだが、この盤での濃厚なファンクネスは、絶対のグリーンのギターから醸し出るファンクネスなのだ。

ハッチャーソンのヴァイブの存在も見逃せない。ハッチャーソンのヴァイブも、いわゆるヴァイブの新主流派、と形容されるモーダルでスマートなヴァイブが身上。例えば、ファンキー・ヴァイブのレジェンド、ミルト・ジャクソンのヴァイブだと、グリーンのギターの濃厚なファンクネスと相まって、オーバー・ファンクな演奏になって、確実に「耳にもたれる」。

が、ハッチャーソンのヴァイブだとそうならない。逆にハッチャーソンのスマートなヴァイブがグリーンのギターの持つ濃厚なファンクネスを際立たせる効果を産んでいる。グリーンのファンクネス濃厚なギターの音色を、洗練したスマートなファンクネスの音色に変化させ際立たせる。ハッチャーソンのヴァイブの存在も、この盤での「キモ」である。

あとは、リズム&ビートを推進するドラマーの存在。この盤では、エルヴィンがいつになくファンキーなドラミングでバンド全体の演奏をコントロールし鼓舞する。この盤でのエルヴィンのファンキーなドラミング。エルヴィンって器用で引き出しの多いドラマーなんだ、ということを再認識する。

グリーンのファンクネス濃厚でホーンライクな弾き回しも魅力的で、バンド全体のリラックス度の高い、ファンキーな演奏も、このメンバーでは異色。ジャケットも良好。実にスマートでリラクゼーション溢れる、グルーヴィーなオルガン入りギター盤の秀作です。
 
 

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2024年7月19日 (金曜日)

グリーンの奏でるハードバップ

僕はグラント・グリーンのギターが好きだ。ウエス・モンゴメリーの豪快なオクターヴ奏法も格好良いが、グラント・グリーンの質実剛健、誠に潔い「シングル・トーン」= 一本弾きが、とてつもなく「好き」。独特のシングルトーンで、パッキパキ硬派で、こってこてファンキーなギターを弾きまくるグリーンは格好良い。

Grant Green『Idle Moments』(写真左)。1963年11月4, 15日の録音。ブルーノートの4154番。ちなみにパーソネルは、Grant Green (g), Joe Henderson (ts), Bobby Hutcherson (vib), Duke Pearson (p), Bob Cranshaw (b), Al Harewood (ds)。リーダーのグラント・グリーンのギター、ジョー・ヘンダーソン(ジョーヘン)のテナー、ハッチャーそんのヴァイブがフロントのセクステット編成。

ピアソンの「Idle Moments」、グリーンの自作「Jean De Fleur」、ジョン・ルイスの名曲「Django」、そして、再びピアソンの「Nomad」の4曲を収録。CDでは、ボートラで「Jean De Fleur」と「Django」の別テイクが付くが、アルバム鑑賞には、正式な4曲を聴き込むのが正解だろう。

この盤は珍しくスタンダード曲を選曲していない。しかも、グリーンとピアノのピアソン以外は、新主流派志向のモード・ジャズが得意な面々。これはもしかしたら「大モード大会」か、と思いきや、真っ当な、正統派でストレートなハードバップな演奏が繰り広げられているから面白い。変にモードに捻ったところは無い、本当に正統派なハードバップ演奏に終始しているところに好感度アップである。
 

Grant-greenidle-moments

 
グリーンの独特のシングルトーンで、パッキパキ硬派で、こってこてファンキーなギターはブレがない。シングルトーンでの一本弾きなのに、アーバンで、こってこてファンキーな音色とフレーズが醸し出されるのはいつ聴いても不思議。このシングルトーンの、パッキパキ硬派で、こってこてファンキーなフレーズで弾きまくるグリーンのギターが最大の魅力。

正統派でストレートなハードバップ・フレーズを吹きまくるジョーヘンは凄く良いし、新主流派でややフリーなハッチャーソンのヴァイブが、正統派でストレートなハードバップ・フレーズを弾きまくる様は「実に新鮮」。

ピアソンのピアノを中心とするリズム・セクションも、こってこてハードバップなリズム&ビートを供給していて立派。しかし、この盤、正統派でストレートなハードバップな演奏でありながら、古さ、レトロ感を感じさせず、どこか新しい響きを宿しているところが「ニクイ」。

後に新主流派のメンバーとしてブイブイ言わせる新進気鋭のメンバーを従えて、独特のシングルトーンで、パッキパキ硬派で、こってこてファンキーなギターを弾きまくるグリーンは潔い。新しい響きを宿したハードバップ。さすがブルーノート、良い仕事してます。
 
 

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2024年6月15日 (土曜日)

『View with a Room』の続編

ジュリアン・ラージの『View with a Room』は傑作だった。ラージとフリゼールのギター2本の絡みが素晴らしく、官能的な「くすんだ音色」と「前のめりでアグレッシブなフレーズ」というラージのギターの独特な個性全開。

フォーキーで、どこか懐かしい、哀愁感漂う米国ルーツ・ミュージックの音要素を融合して、ジャズのフォーマットに乗せる「アメリカーナ」でジャジーな音世界は見事だった。

Julian Lage『The Layers』(写真左)。2023年4月のリリース。ちなみにパーソネルは、Julian Lage (g), Jorge Roeder (b), Dave King (ds) と『View with a Room』同様のトリオに、Bill Frisell (g) が、全6曲中、5曲にゲスト参加している。

全6曲収録のミニ・アルバム仕様(収録時間は約24分)なので、じっくり聴かずに置いておいた訳だが、先日、ジャケを見て、このミニ・アルバムって、『View with a Room』との類似性があるのかな、と思いながら、じっくり聴き直してみた。

出てくる音世界は、明らかに『View with a Room』との類似性が高い。調べてみたら、『View with a Room』と同一セッションでの演奏集で、いわゆる『View with a Room』のアウトテイク集。というか、演奏内容は『View with a Room』の収録曲と全く引けを取らないので、アウトテイクというよりは、『View with a Room』に入りきらなかった曲集、いわゆる「続編」と言った方がしっくりくる。
 

Julian-lagethe-layers

 
収録された曲は、どれもが『View with a Room』同様、フリゼールと合わせて、ジャズをはじめ、ロック、ブルース、カントリーなど、米国ルーツ・ミュージックの音要素を引用されていて、ラージ独特の音世界が展開されている。

フォーキーで、どこか懐かしい感じ、哀愁感漂う米国ルーツ・ミュージックの音要素を融合して、ジャズのフォーマットに乗せる。エレギの音はブルース・ロックやサザン・ロックの響きを湛えていて、「アメリカーナ」な雰囲気をより濃厚にさせる。この盤の「アメリカーナ」でジャジーな音世界。

ラージもインタビューで、このミニ・アルバム『The Layers』について、以下の様に述べている。「この作品は『View with a Room』の前日譚のようなもの。ビルとのデュオ、ホルヘとのデュオ、より広がりのある楽曲、デイヴとホルヘの素晴らしいリズムとオーケストレーションのセンスなど、前作の試金石となる音楽の種をすべて含んでいる」。

この『The Layers』の方が、『View with a Room』に比べて、アコギの割合が多い。その分、やや内省的で哀愁感漂う、ジェントルな雰囲気の演奏が多く印象的。

『View with a Room』と「ニコイチ」で聴いた方がしっくりくる『The Layers』。その音世界は傑作『View with a Room』と同様、「アメリカーナ」でジャジーな音世界は見事という他ない。
 
 

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2024年6月14日 (金曜日)

1966年のドナルド・バード

ドナルド・バードは「機を見て敏なる」トランペッターだった。トランペッターとして、テクニックは優秀、端正でブリリアントで理知的な吹奏。破綻無く、激情に駆られて吹きまくることなく、理知的な自己コントロールの下、常に水準以上のバップなトランペットを吹き上げる。

そんなドナルド・バード、ハードバップ初期の頭角を表し、ハードバップの優れた内容のリーダー作を幾枚もリリース、その後、ファンキー・ジャズに手を染め、モード・ジャズにもチャレンジする。そうこうしているうちに、ジャズロック、ソウル・ジャズに移行し、最終的にはジャズ・ファンクを推し進める。常に時代毎のジャズのトレンド、流行を敏感に察知して、その音志向を変化、転化させていった。

Donald Byrd『Mustang!』(写真左)。1966年6月24日の録音(ボートラは除く)。ブルーノートの4238番。ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp), Sonny Red (as), Hank Mobley (ts), McCoy Tyner (p), Walter Booker (b), Freddie Waits (ds)。リーダーのバードのトランペットと、珍しいソニー・レッドのアルト・サックス、そして、モブレーのテナー・サックスの3管フロントのセクステット編成。

録音年は1966年。ジャズの多様化が進み、ビートルズのアメリカ公演後、大衆音楽としてジャズが下降線を辿り出した頃である。冒頭のタイトル曲「Mustang」はジャズ・ロック。当時、ヒットしたらしい。パーソネルを見渡すと、ハードバップど真ん中からモード・ジャズが得意なメンバーだが、なかなかノリの良いジャズ・ロックをかましている。ソニー・レッドの作曲とはちょっと驚く。

ジャケの雰囲気からして、この盤、ジャズ・ロック集か、と思いきや、2曲目からは、硬派でメインストリームな純ジャズが展開されている。2曲目の「Fly Little Bird Fly」は、出だしからマッコイ・タイナーのピアノが、バンド演奏全体を牽引するスピード感溢れる演奏。
 

Donald-byrdmustang

 
3曲目の「I Got It Bad And That Ain't Good」はスタンダード曲。タイナーのピアノが美しいフレーズを弾き進めていて立派。タイナーの優れたバッキングの下、ドナルド・バードのトランペット、ハンク・モブレーのテナー・サックスが、美しく味わい深くリリカルなバラード・フレーズを吹き上げていく。やはり、なんといっても、タイナーのピアノが素晴らしい。

以降、LPのB面の1曲目、CDでは4曲めの「Dixie Lee」は、再び、こってこてのジャズ・ロック。こちらは、ドナルド・バードの作曲。ノリの良いキャッチーなフレーズの連発で、思わず、足が動き、体が揺れる。俗っぽいが、聴いて楽しいジャズ・ロック。

続く「On The Trail」は、グローフェの「グランド・キャニオン組曲」の中の1曲で、スタンダード化された秀曲。ユニゾン&ハーモニー、コール・アンド・レスポンスにチェイス、小粋でセンスの良い3管フロントのパフォーマンスが良い。特にレッドとモブレーが元気に飛ばしまくっているのが印象的。

ラストは「I'm So Excited By You」で、明確にストレート・アヘッドなハードバップ・チューン。このハードバップな、流麗な演奏を聴いていると、ハードバップな演奏って、この時点では既に洗練し尽くされ、極められ尽くされた感を強く感じる。

改めて、この盤を振り返ってみると、1966年という録音年で、ジャズ・ロックと洗練されたハードバップのカップリングな内容というのが面白い。ハードバップな演奏には、ファンキー・ジャズな雰囲気は見え隠れするが、モード・ジャズは影も形もない。まあ、このパーソネルだと、タイナー以外、モーダルな演奏は苦手そうなんで、この演奏構成が一番フィットしたんだろう。

今の耳で聴いて、単純に楽しく聴ける佳作だと思う。難しいことを考えずに「古き良きジャズを感じることが出来る」好盤です。
 
 

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2024年5月31日 (金曜日)

ラージの傑作『Speak To Me』

現代のジャズ・シーンにおいては、ギタリスト人材が豊富に感じる。そんな中でも、突出した存在の一人が、ジュリアン・ラージ。数々の有望新人を発掘してきた、ヴァイブのゲイリー・バートンが新たに発掘した天才ギタリストである。

音の志向は、現代のコンテンポラリーなジャズ・ギターで、パット・メセニーの様な「ネイチャーな響き」もあり、ジョンスコに「くすんで捻れる」ところもあり、過去のレジェンド級のコンテンポラリーなジャズ・ギタリストのスタイルを踏襲しつつ、他のジャンルのエレギの音も積極的に融合して、ワン・アンド・オンリーな個性を確立している。

Julian Lage『Speak To Me』(写真左)。2024年3月、ブルーノート・レコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Julian Lage (g), Levon Henry (ts, cl, alto-cl), Patrick Warren (p, key), Kris Davis (p), Jorge Roede (b, vib), David King (ds)。ジュリアン・ラージのブルーノート・レコードからの4作目。

前作の『The Layers』は、全6曲のEPだったのだが、今回は、しっかり、全13曲のフル・アルバム。今回も、ホルヘ・ローダー (b)とデイヴ・キング (ds)とのレギュラー・トリオを中心に、適材適所のゲストを招聘している。プロデューサーは、アメリカーナ・ブームの立役者、ジョー・ヘンリー。
 

Julian-lagespeak-to-me

 
今回は、ラージがエレギよりもアコギの方を多く弾いている。郷愁を誘う様な、フォーキーなアコギの音が良い。これまでの「アメリカーナ路線」のジャズ・インプロビゼーションの音志向が、より濃厚になっている。ジョー・ヘンリーがプロデュースの効果なのか、どこか、サザン・ロック的な響きが色濃く漂っているのが良い。

加えて、エレギの音やフレーズの弾き回しに、ロック・ギターの雰囲気が漂う。そう、ジェフ・ベックのギターの弾き回しとか、ブリティッシュ・ロックの中のブルース・ロックの様な雰囲気。

ジャズが「演奏のど真ん中」にいるが、そこに、ロック、ブルース、カントリー、そして、フォーク、ゴスペル、オールド・タイムなどの米国ルーツ・ミュージックの音要素が引用〜融合されていて、「演奏のど真ん中」のジャズと絶妙のバランスを醸し出しつつ、レージ独特の「アメリカーナ」な音世界を展開している。

現代コンテンポラリー・ジャズの「アメリカーナ」なインスト・パフォーマンス。純ジャズな雰囲気は薄まって、少しポップで、米国ルーツ・ミュージックの音作り。それでも、ジャジーな雰囲気はしっかり演奏の底を流れていて、アメリカーナ・ジャズとでも形容できそうな、レージ独特の音世界。

フォーキーで、どこか懐かしい感じ、哀愁感漂う米国ルーツ・ミュージックの音要素を融合して、ジャズのフォーマットに乗せる。エレギの音はブルース・ロックやサザン・ロックの響きを湛えていて、「アメリカーナ」な雰囲気をより濃厚にさせる。この盤の「アメリカーナ」でジャジーな音世界、僕は好きやなあ。傑作です。
 
 

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2024年5月27日 (月曜日)

現代ジャズの新しいブルースの音

ジャズの楽器の中での「絶滅危惧種」の一つ、ヴァイブ(ヴィブラフォン)。スイング時代には、ライオネル・ハンプトン。ハードバップ期には、ミルト・ジャクソンがモダン・ジャズ・ヴァイブを確立した。

エディ・コスタ、デイブ・パイク、ヴィクター・フェルドマン、レッド・ノーヴォらが後に続く。そして、ハードバップ後期には、レム・ウィンチェスター、ゲイリー・バートン、ボビー・ハッチャーソンが継ぎ、ジャズの多様化の時代には、ロイ・エアーズ、マイク・マイニエリが頭角を現した。

その後が続かなかった。1990年代に入って、ベテランの域に入った、ゲイリー・バートン、ボビー・ハッチャーソン、マイク・マイニエリが頑張っていたが、21世紀に入ると、さすがに活躍のペースが落ちる。新しいジャズ・ヴァイブ奏者が現れることは無かった。

しかし、2019年になって、新しい有望なヴァイブ奏者が現れ出でたのである。ジョエル・ロス(Joel Ross)。名門ブルーノート・レコードからデビューした若き天才ヴィブラフォン奏者。シカゴ生まれ、現在はNYブルックリンをベースに活動。トレードマークのドレッドヘアー、スタイリッシュなファッション。現代の若きジャズマン。

Joel Ross『Nublues』(写真左)。NYブルックリン「The Bunker Studio」での録音。2024年2月のリリース。ちなみにパーソネルは、Joel Ross (vib), Immanuel Wilkins (as), Gabrielle Garo (fl), Jeremy Corren (p), Kanoa Mendenhall (b), Jeremy Dutton (ds)。ジョエル・ロスの4枚目のリーダー作になる。
 

Joel-rossnublues

 
ほぼ毎年1枚のペースでリーダー作をリリースしているロス。ロスのヴァイブは、順調にジャズ者の皆さんに受け入れられているようで、これは喜ばしいことである。

で、この最新作であるが、ロスのオリジナルが6曲、ガロとの共作で1曲、参加ミュージシャンの大半がクレジットされる共作が1曲。それに、コルトレーン作の曲が2曲、モンクの曲が1曲、で全10曲。タイトルでも分かる通り、ブルースをテーマにしている。

ロスをはじめ、メンバーの自作曲でのパフォーマンスは「ニュー・ジャズ」の類。モーダルな展開を基本に、即興演奏の妙を全面に押し出しつつ、時々、対位法や現代音楽風の展開を交えた「ニュー・ジャズ」の中でのブルース。21世紀の新しいジャズの、ブルースの音が満載である。

どこか、ミルト・ジャクソンとジョン・ルイスが所属していた「モダン・ジャズ・カルテット」の実験ジャズを想起する瞬間があって、ちょっとハッとする瞬間がある。

そして、コルトレーン曲とモンク曲の演奏が良い。21世紀のネオ・ハードバップ、ネオ・モードを前提とした、コルトレーンとモンク。伝統に根差した、それでいて、新しい響きのエネルギッシュな「ニュー・ジャズ」の中でのコルトレーンとモンク。新鮮な解釈に思わず耳を奪われる。

ネオ・ハードバップ、ネオ・モード、ニュー・ジャズとは言いつつも、しっかりとジャズの伝統に根差した響きも漂う、ロスのレギュラー・グループの演奏はなかなか聴き応えがある。好盤です。
 
 

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2024年5月26日 (日曜日)

D・バードの活動前期の名盤です

ドナルド・バードは、ジャズ・トランペットのレジェンド。バードのトランペットは、端正で流麗でブリリアント、ピッチやフレーズにブレは無く、アドリブ・フレーズのイマージネーション豊か、ジャズ・トランペットの教科書の様なパフォーマンスが個性。

この端正で流麗で「教科書の様なパフォーマンス」が良くないらしく、我が国では、ドナルド・バードの人気はイマイチ。綺麗すぎる、うますぎる、破綻がなくて面白くない、と、何だか、ピアノのピーターソンが、我が国で人気がイマイチな理由と同じ。

しかし、僕は、この偏った評価は以前から「疑問」である。ブラウニーもそうじゃないか、と思うのだが、ブラウニーは早逝した悲劇のトランペッターだから良いのだそうだ。偏った評価も甚だしい(笑)。

Donald Byrd 『Free Form』(写真左)。1961年12月11日の録音。ブルーノートの4118番。ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp), Wayne Shorter (ts), Herbie Hancock (p), Butch Warren (b), Billy Higgins (ds)。リーダーのドナルド・バードのトランペットとウェイン・ショーターのテナーが2管フロントのクインテット編成。バックのリズム隊は、ハービー・ハンコックをピアノに、新主流派志向。

この盤は、ジャズロックなファンキー・チューンから、静的でジャジーなバラードから、バリバリ硬派なハードバップから、新主流派モード・ジャズから、ライトなフリー・ジャズまで、それまでのメインストリームなジャズの演奏スタイルを網羅した、バラエティーに富んだ内容になっている。
 

Donald-byrd-free-form

 
そんなバラエティーに富んだ演奏スタイルを、ドナルド・バードは、いともたやすく、しっかりと吹き分けていく。しかも、どのスタイルでも「端正で流麗でブリリアント、ピッチやフレーズにブレは無く、アドリブ・フレーズのイマージネーション豊か、ジャズ・トランペットの教科書の様なパフォーマンス」は変わらない。ドナルド・バードのトランペットの力量とテクニックの高さがよく判る。

バックの新主流派志向のメンバーは、といえば、このドナルド・バードのリーダー作の「それまでのメインストリームなジャズの演奏スタイルを網羅した、バラエティーに富んだ内容」にしっかりと追従している。

感心するのは、新主流派志向のメンバーなので、ジャズロックだろうが、硬派なハードバップだろうが、どの演奏のアドリブ部では、モーダルな演奏に走りそうなものだが、そんな無粋なことは絶対にしない。どの演奏スタイルでも、その演奏スタイルならではのパフォーマンスで、リーダーのドナルド・バードのトランペットに追従している。さすが、若手の中でも一流の「選りすぐり」のメンバーである。

特に、フロント管の相棒、若きウェイン・ショーターのテナーが絶好調。どの演奏スタイルでも吹きこなす適応力はさすが。得手不得手の差は全く感じられない。そして、どの演奏スタイルでも、統一の個性で演奏スタイルを弾き分ける、伴奏ピアノの達人の面目躍如、ハービー・ハンコックのバッキングが素晴らしい。どの演奏スタイルでも、的確で、フロントを引き立てる、絶妙のバッキングを供給している。見事である。

我が国では、謂れのない理由で、人気イマイチのドナルド・バードであるが、この盤を聴けば、ジャズ・トランペッターとして一流であり、一目置かれる存在であることが良く判る。

この盤は、飛び立つ鳩をあしらったジャケがジャズっぽくなくて損をしているけど(笑)、これまでのD・バードの、トランペッターとしてのパフォーマンスの集大成の様な構成で、彼の活動前期の名盤としても良い内容である。
 
 

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2024年5月22日 (水曜日)

充実の『Hank Mobley Sextet』

しっかりと芯の入った骨太なブロウ。テクニック良く流れる様なアドリブ・フレーズ。ハンク・モブレーは、フレーズの密度が濃い、バップなテナー・マンだった。

そんな愛すべきバップなテナー・マンのハンク・モブレーのリーダー作の「落穂拾い」をしている。正式にリリースされたリーダー作の中で、まだ、当ブログの記事でご紹介していないものが3枚。1972年以降、引退後、発掘リリースされた盤が6枚。今年中には全9枚を記事にして、モブレーのリーダー作をコンプリートしたい。

Hank Mobley Sextet『Hank Mobley With Donald Byrd And Lee Morgan』(写真左)。1956年11月25日の録音。ブルーノートの1540番。ちなみにパーソネルは、Hank Mobley (ts), Donald Byrd (tp), Lee Morgan (tp), Horace Silver (p), Paul Chambers (b), Charlie Persip (ds)。

さて、正式にリリースされたリーダー作の中で、まだ、当ブログの記事でご紹介していないもの、の一枚。ハンク・モブレーとして6枚目のリーダー作、かつ、ブルーノート・レーベルでの、30㎝LPでのリリース第一弾。

ブルーノートの総帥プロデューサーの気合いを感じる。モブレーを全面的に売り出したい、そんな気合いをガッツリ感じられるのが、このパーソネル。
 

Hank-mobley-with-donald-byrd-and-lee-mor

 
ダブル・トランペットに、バードとモーガン、ピアノにシルヴァー、ベースにチェンバース、ドラムにパーシップ。当時のブルーノートの、名うてハウス・ジャズマンでガッチリ固めている。

名うてのジャズマンで固めるのには理由があったみたいで、モブレーの書いた楽曲の出来が相当に良く、この相当に内容のある楽曲の優秀性をダイレクトに聴き手に届けるには、優れたジャズマンの、優れた演奏が必須。そういう観点でのこのパーソネル。当時のブルーノート・レーベルが、いまだにリスペクトされる所以である。

モブレーのリーダー作だけあって、モブレーのテナーは好調の部類。と言って、絶好調ではない。パーソネルに、錚々たる先輩ミュージシャンの名が連なっているので、モブレーにとっては結構しんどかったのでは、と感じている。それでも、バックの先輩ミュージシャンが、そんなモブレーを慮って、モブレーを支え、優しく鼓舞するサポートが、なかなか味わい深い。

セクステット編成の演奏なので、曲とアレンジの良し悪しが、アルバムの出来不出来のカギを握るのだが、この盤については、まず、モブレー作曲の曲の出来が良く、その曲を踏まえたアレンジがバッチリ決まっている。典型的な良好なハードバップな演奏がぎっしり詰まっている「隠れ名盤」としても良い、充実したハードバップ盤である。
 
 

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