2024年4月 1日 (月曜日)

コルトレーンの進化途上の姿。

当ブログでの未記事のジョン・コルトレーンのリーダー作の「落穂拾い」は順調に進んでいる。先週、コルトレーンのディスコグラフィーを基に、当ブログで既に記事にしたリーダー作をチェック。リーダー作はあと7〜8枚程度残っているだけ、パブロ・レーベルのライヴ盤については、もともと今までノーマークだったので、未聴のライヴ盤が5枚。いよいよ、今年はコンプリートに向けて、ラストスパートである。

John Coltrane『Bahia』(写真左)。1958年7月11日、1958年12月26日の2セッションから寄せ集め。プレスティッジ・レーベルからのリリース。ちなみにパーソネルは以下の通り。

1958年7月11日のセッションは、3曲目「My Ideal」と4曲目「I'm a Dreamer, Aren't We All」で、John Coltrane (ts), Wilbur Harden (flh, tp), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds)。

1958年12月26日のセッションは、1曲目「Bahia」、2曲目「Goldsboro Express」、5曲目「Something I Dreamed Last Night」で、John Coltrane (ts), Freddie Hubbard (tp, track 5), Red Garland (p, track 1,5), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。

2つのセッションは、コルトレーンが、モンクの下でサイドマンとしての修業を終えて、モンクの下を離れた頃の録音。どの曲の吹奏にも自信が満ち溢れている。
 

John-coltranebahia

 
2つのセッションの寄せ集めだが、コルトレーンに揺るぎが無いこと、リズム・セクションに、ガーランドのピアノとチェンバースのベースが両セッションに入っていること、で、セッションの雰囲気に違和感は無い。

冒頭のタイトル曲「Bahia」から、コルトレーン節が炸裂。まるでストリートを闊歩するが如く、悠然とゆったりとしたコルトレーン節を吹き進める。味のあるストレートな音、味のあるテクニカルなフレーズ。続く「Goldsboro Express」では、まだ未成熟ではあるが、典型的なシーツ・オブ・サウンド。自信たっぷりのコルトレーンがここにいる。

バラードの「My Ideal」は絶品。この時期のコルトレーンのバラード吹奏はほぼ完成の域に達している感がある。テクニックをひけらかすこと無く、じっくりとしっとりとゆったりと、歌心溢れるフレーズを吹き進める。絶品である。フロント仲間のハーデンのトランペットも良い。ガーランドのシングルトーン・ピアノも良い。

続く「I'm a Dreamer, Aren't We All」とラストの「Something I Dreamed Last Night」での、コルトレーンは素晴らしい。他のメンバー、置いてきぼりの素晴らしさ。このコルトレーンの素晴らしい吹奏を聴けば、この時期以降のコルトレーンのリーダー作については、パーソネル次第だなあ、と思う。

1958年12月26日のセッションはプレスティッジ・レーベルでの最後のセッション。このリーダー作での2セッションは、プレスティッジとの契約消化セッションだったのだろうが、その内容はなかなか興味深い。バラード吹奏の完成に向けての鍛錬、そして、シーツ・オブ・サウンドの完成に向けての鍛錬。そんなコルトレーンの進化途上の姿がこの盤にある。
 
 

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2023年9月10日 (日曜日)

コルトレーンとドルフィーと....

ジョン・コルトレーンとエリック・ドルフィー。この2人、どうにも「曰く言い難し」の間柄だと感じているのだが、このコルトレーンとドルフィーの共演ライヴというのは、今では「伝説」になっている。

かの有名な、1961年11月のヴィレッジ・ヴァンガードでの共演時のライブ録音が中心になるのだが、共演時のリアルタイムでリリースされた、コルトレーン名義のドルフィーとの共演ライヴの音源は、全てが「コルトレーンはまずまず、ドルフィーは目立たない」ものばかりだった。

21世紀直前まで「やっぱりコルトレーンは凄い、ドルフィーはコルトレーンの前で萎縮して、それほどでも無い」というのが定説だったのだが、1997年、コルトレーン没後30年を記念してリリースされた『The Complete 1961 Village Vanguard Recordings』で、1961年11月のヴィレッジ・ヴァンガードでの共演の全貌が明らかになる。

実は、共演のエリック・ドルフィーが素晴らしい出来で、コルトレーンはドルフィーに当てられてかどうかは判らないが、あまり良いパフォーマンスを残していない、ということが判っている。

が、コルトレーン信奉者は我が国にも沢山いて、そんなコルトレーン信奉者を中心に「1961年11月のヴィレッジ・ヴァンガードでの不調はたまたまで、それを記録されたコルトレーンはついてなかった、なんていう見方もあるのだから、コルトレーンの人気って凄いものがある。

『Evenings At The Village Gate: John Coltrane with Eric Dolphy』(写真左)。1961年8月、NYのライヴハウス、ヴィレッジゲイトでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、John Coltrane (ss,ts), Eric Dolphy (b-cl, as, fl), McCoy Tyner (p), Reggie Workman (b), Art Davis (b), Elvin Jones (ds)。コルトレーンのテナーorソプラノ、ドルフィーのバスクラ orアルト or フルートがフロント2管、タイナーのピアノ、エルヴィンのドラム、そして、ワークマンとデイヴィスのダブル・ベースの変則セクステット編成。

1961年11月のヴィレッジ・ヴァンガードでの共演時のライヴ録音が、コルトレーンとドルフィーの共演の「伝説」だった訳だが、今回の未発表ライヴ音源の登場で、伝説のヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ録音より3ヶ月前、1961年8月のヴレッジゲイトでの共演時のライヴ音源がその「伝説」に加わった。
 

Evenings-at-the-village-gate-john-coltra

 
資料によると「このライヴ音源は、1961年当時、新しい音響システムのテストの一環としてエンジニアのリッチ・アルダーソンによって録音。その後、テープが行方不明になっていたが、近年、ニューヨーク公共図書館にて発見されたもの」とのこと。いや〜、こういう音源がまだまだ残ってるんですね。しかも、内容が抜群の良いし、音も問題無いレベル。素晴らしい発掘ライヴ音源です。

収録曲は「My Favorite Things」「When Lights Are Low」「Impressions」「Greensleeves」「Africa」の5曲。全編1時間20分の圧倒的名演の数々。全ての曲において、コルトレーンは豪快に吹きまくっている。しかし、ドルフィーはそんなコルトレーンを置き去りにして、別次元での即興演奏を展開する。

コルトレーンは明らかに、11月のヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴより吹けていて、コルトレーンもドルフィーも、モーダルな即興演奏の究極を追求しているが、ドルフィーだけが、その特異性、特殊性において、突出している。コルトレーンは、ドルフィーの前では「トラディショナル」。従来のモーダルな演奏の枠の中で即興性を追求している様に感じる。

バックのリズム隊、タイナーのピアノは「いつも通り」の安定度の高い平常運転。エルヴィンはコルトレーンにもドルフィーにも平等に強烈なビートであおり立てる。そして、ワークマンとディヴィスのダブル・ベースは超弩級の重低音ベースで、激烈なフロント2管のインプロの「底」を支える。

このヴィレッジゲイトの発掘ライヴ音源の登場で、ドルフィーのパフォーマンスが「異次元」の輝きを見せていたことを再認識した。コルトレーン名義のドルフィーとの共演盤を聴くと「コルトレーンの前ではドルフィーのパフォーマンスはイマイチやな」と思ってきたが、『The Complete 1961 Village Vanguard Recordings』と『Evenings At The Village Gate: John Coltrane with Eric Dolphy』を聴き通して、ドルフィーのパフォーマンスの方が圧倒的で創造性に優れていることが良く判った。

コルトレーンとドルフィー。コルトレーンが劣っているのではない。コルトレーンはコルトレーンで素晴らしい、他のサックス奏者を寄せ付けない即興性と創造性に溢れていると思う。しかし、ドルフィーは全く別の次元にいる。従来のジャズの即興性、創造性を凌駕して、ドルフィー独自の唯一無二の即興性&創造性を獲得している。全く以て、ドルフィーの早逝が惜しまれる。

しかし、この2つの未発表ライヴ音源『The Complete 1961 Village Vanguard Recordings』と『Evenings At The Village Gate: John Coltrane with Eric Dolphy』が発掘リリースされて良かった。ドルフィーの「真の姿」が確認出来て良かった。
 
 

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2023年4月23日 (日曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・24

ジャズ盤の中には、そのジャズマンの演奏志向とは外れたアルバムが存在することがある。恐らく、そのジャズマンの演奏志向を貫くと、当時のレコード盤のセールスに悪影響を及ぼす可能性が高いと予想される時、プロデュースという観点から、その演奏志向の修正を余儀なくされることが多い、と推察している。

John Coltrane『Ballads』(写真左)。1961年12月21日、1962年9月18日、11月13日の録音。ちなみにパーソネルは、John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b, #1-6, 8), Reggie Workman (b, #7 only), Elvin Jones (ds)。演奏のメンバー編成の基本は、コルトレーンの伝説のカルテット。1曲だけ、ベースがレジー・ワークマンに代わっている。

この盤は「当時、フリー・ジャズに走り始め、アルバムの売れ行きに不安を感じたレコード会社が、アルバムを売る為にたてた企画盤」と言われる。確かにそう感じるは、コルトレーンはアトランティック時代(1960〜61年)で、高速シーツ・オブ・サウンドからフリージャズへの傾倒が感じられる盤を制作し、その演奏志向の大きな変化の中で、インパルス・レコードに移籍した。
 
インパルス・レコードでは、初っぱなは『Africa/Brass』で、ジャズ・オーケストラなサウンドに挑戦したが、オーケストレーションの主役は、ドルフィーとタイナー。2枚目の『Coltrane』では、嵐のような「モード+フリー」な展開となって、インパルスとしては、これではなあ、と感じたのでは無いか。
 

Jc_ballads_2

 
2枚目の『Coltrane』の後、『Duke Ellington & John Coltrane』とこの『Ballads』という話題性溢れる、「売れる」が狙いの企画盤のリリースが続く。その後、当時のコルトレーンの演奏志向をホットに捉えた『Impressions』が出るが、ほどなく『Ballads』の第2弾の様な、やはり「売れる」が狙いの企画盤『John Coltrane and Johnny Hartman』がリリースされている。

確かにこの盤『Ballads』のコルトレーンは、当時のコルトレーンの演奏志向らしくない内容で統一されている。高速シーツ・オブ・サウンドを極力封印し、フリーへの展開は皆無。演奏はタイトル通りバラード曲ばかりで、モーダルな展開もバラードなゆっくりしたリズム&ビートに乗っているので刺激が無い。つまり、とても聴き易い、聴いていて心地の良いジャズ演奏に仕上がっている。

この盤の感想については、当ブログの過去記事(2009年3月9日の記事・左をクリック)をご一読されたい。この盤は、明らかにコルトレーンの演奏志向とは全く異なる内容の「異質のアルバム」と言える。

しかし、コルトレーンは超一流のテナー・マン。バラード演奏だけでまとめてくれ、と言われれば、これだけのハイテクニックを駆使して、最高のバラード演奏集を「ものにして」しまうのだ。そういう意味では、この盤『Ballads』は、コルトレーンの、テナーマンとしての「途方も無い優秀性」の証しでもあるのだ。
 
 

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2023年2月11日 (土曜日)

ベツレヘムならではの企画盤

ベツレヘム・レーベルのハードバップなインストの優秀盤は、他のレーベルに比べて、ちょっとユニーク。米国東海岸ジャズと西海岸ジャズの要素がほどよく融合して、独特の雰囲気のハードバップが成立している。例えば、この企画盤に詰まってる音は、ベツレヘムならではの音作りになっていて、とても面白い。

『Winner's Circle』(写真)。1957年9月,10月の録音。ちなみにパーソネルは、以下の通り。

奇数曲(1957年9月録音)ー Art Farmer (tp), Rolf Kühn (cl), Eddie Costa (vib), Kenny Burrell (g), Oscar Pettiford (db), Ed Thigpen (ds)。

偶数曲(1957年9月録音)ー Donald Byrd (tp), Frank Rehak (tb), Gene Quill (as, 2.のみ), John Coltrane (ts), Al Cohn (bs), Eddie Costa (p), Freddie Green (g, 2.のみ), Oscar Pettiford (db), Ed Thigpen (ds, track:2 を除く), Philie Jo Jones (ds, track:2 only)。

Winner's Circle。競馬用語では「勝ち馬表彰式場」。直訳だと「勝者の輪」。この盤の制作経緯を読むと、ダウンビート誌が1957年に発表した批評家の投票結果を基にメンバー選定して録音に臨んだ企画盤とのこと。

ただし、各楽器毎の一位のジャズマンばかりが選ばれている訳では無い。この盤でその存在がクローズアップされるジョン・コルトレーンはテナー・サックス部門で2位。ベース部門では、オスカー・ペティフォードが1位。ペティフォードは全8曲に参加していて、この企画盤、ペティフォード名義でも良かったのでは、とも思う。

冒頭「Lazy Afternoon」の演奏を聴けば、米国西海岸ジャズか、と思うだろう。エディ・コスタの硬質で透明感溢れるヴァイブのフレーズが心地良い。アート・ファーマーもトランペットもリリカルで流麗。ケニー・バレルのギターは漆黒アーバンでファンキーな響き。アレンジもシンプルで秀逸。しっかりアレンジされた、聴かせるジャズ。米国西海岸ジャズの雰囲気濃厚である。
 

Winners-circle  

 
2曲目の「Not So Sleepy」は、フロント楽器の担当が東海岸のメンバーがメイン。でも、出てくる音は、どちらかと言えば、西海岸ジャズの雰囲気濃厚。お目当てのコルトレーンは、ゆったりしたミッドテンポに乗って、演奏の西海岸ジャズの雰囲気に似使わない、ゴツゴツとした硬いフレーズに終始する。

この盤でのコルトレーンは8曲中の4曲のみ参加、かつ、フロント4管構成の1つなので出番は極めて少ない。大凡は「普通の何の変哲も無いフレーズ」を吹いていく。この盤でのコルトレーンは発展途上と聴いた。聴きどころは殆ど無い。が、LP時代、日本のレコード会社は、この企画盤をコルトレーン名義として発売している。呆れた商業主義である(笑)。

それでも、コルトレーン以外のメンバーは、西海岸ジャズの雰囲気に乗って、情感豊かでリリカルなフレーズを紡ぎ上げている。演奏全体の雰囲気は良い。

以降、ラストの「Turtle Walk」まで、ミッドテンポが中心の、米国西海岸ジャズの雰囲気濃厚な演奏が続く。演奏自体はハードバップ。アレンジ良し演奏良し、聴かせるジャズ、聴いて楽しいジャズが小粋に展開されている。

「Winner's Circle(勝者の輪)」なんてタイトルが付いているので、批評家の投票結果の上位者が集まって、丁々発止とバトルを繰り広げるジャム・セッション集かと思ったら、米国西海岸ジャズの雰囲気濃厚な、しっかりアレンジされた、聴かせるジャズが展開されているので、初めはちょっと面食らう。

米国の東海岸と西海岸の両方にオフィスを構え、東海岸と西海岸、どちらに偏ることも無く、双方のジャズマンのリーダー作をリリースしていたベツレヘム・レーベルならではの優秀盤といえるだろう。ベツレヘムのハードバップはユニークなものが多い。
 
 

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2022年12月30日 (金曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・21

「サウンド・オブ・ミュージック」というミュージカル映画がある。結構、お気に入りの映画で繰り返し見ている。その中の有名曲に「My Favorite Things」というのがある。雷を怖がる子供たちを「楽しいことを考えて」と、主人公のマリアが励ます場面で使われる曲。そうそう、JR東海「そうだ 京都、行こう」のCMにも、長年使われている。

ジャズの世界では、この「My Favorite Things」は超有名なスタンダード曲扱いで、その切っ掛けは、伝説のテナー・マン、ジョン・コルトレーンになる。コルトレーンが、この「My Favorite Things」という愛らしい楽曲を気に入り、自らのレパートリーにした。そして、それがジャズ者の間で有名にあり、他のジャズマンもカヴァーしたりして、ジャズの世界では超有名曲になっている。

John Coltrane『My Favorite Things』(写真左)。1960年10月21, 24, 26日の録音。ちなみにパーソネルは、John Coltrane (ss, ts), McCoy Tyner (p), Steve Davis (b), Elvin Jones (ds)。メンバー的には、まだ、ベースにギャリソンが参加していないので、「伝説のカルテット」直前の録音になる。

この盤は、コルトレーンがソプラノ・サックスを初めて正式盤で吹いた盤とされ、そのソプラノ・サックスを吹いた「My Favorite Things」の初収録された盤とされる。

が、この盤でのコルトレーンのソプラノ・サックスは、テクニック的にもまだまだ稚拙で、よくこんな平凡な吹奏の「My Favorite Things」をリーダー作に収録したもんだ、と変に感心している。最近のジャズ本や雑誌を見ると、この『My Favorite Things』のソプラノ・サックスはイマイチという評価になっているのも無理は無い。冒頭収録の「My Favorite Things」については「これが初収録」という評価に留まる。
 

John-coltranemy-favorite-things

 
それより、2曲目のバラード「Ev'ry Time We Say Goodbye」の、ビブラートの無い、真っ直ぐなブロウ、そのストレートな音のシンプルなバラード表現にコルトレーンの個性を感じるし、やっとまともな演奏レベルになりつつあるソプラノ・サックスが聴ける。

LPのB面、CDでは3曲目「Summertime」と4曲目の「But Not for Me」は、テナー・サックスに戻して、目眩くバカテク、疾走するシーツ・オブ・サウンドが素晴らしい。モード奏法と前提とした、伝統的なテナー・サックスの奏法については完全に完成の域に達している。

バックの、エルヴィン・ジョーンス(ds), マッコイ・タイナー(p), がやっとコルトレーン好みの「モーダルなリズム隊」の機能を果たしだしたことが良く判る。あとはベースを待つだけ。スティーヴ・デイヴィスのベースは終始、従来のウォーキング・ベースに徹していて、モーダルな他のメンバーとは違和感がある。高速モーダルなフレーズを追うのにウォーキング・ベースは辛そうだ。

この『My Favorite Things』って、結構、扱いが難しいアルバムである。コルトレーンがソプラノ・サックスを初めて正式盤で吹いた盤だが、ソプラノ・サックスについては、まだ吹きこなされていない様で、コルトレーンのソプラノ・サックスを堪能するには、もう少し後のリーダー作を聴いた方が良いだろう。

3曲目「Summertime」と4曲目の「But Not for Me」については、コルトレーンのモード・ジャズの成熟が聴けるが、この2曲だけではちょっと物足りない。

それでもこの盤は「コルトレーンの名盤」とされ、ジャズ者初心者の入門盤の1枚とされる。そういう面では、ジャズ者として、一度はしっかりと聴いておくべき盤、ということは言える。ソプラノ・サックスについては、もう少し練習を積んでから、正式録音に臨んで欲しかったなあ。
 
 

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2022年11月12日 (土曜日)

ブルー・トレイン 65周年記念盤

ネットのジャズ関連の記事を眺めていて、「歴史的発掘!永遠の名盤『ブルー・トレイン』65周年記念完全盤が登場!」というタイトルが目に飛び込んできた。またまた「歴史的発掘」か。幾度と無くこのフレーズは繰り返されてきた感がある。マスターテープは切れ切れになっている訳では無いので、「歴史的発掘」が幾度と繰り返されることは無いとは思うのだが(笑)。

またか、とも思う。しかも「65周年」記念というところにも、中途半端感は拭えない。それでも、正式なアルバムリリースでは完全初出となる「別テイク7曲のうち4曲」が収録されているから、聴きたいなあ、という気持ちにもなる。別テイクは、1本のマスターテープに連続で録音されている筈なので、こんなに切れ切れにリリースしなくても、という思いにも駆られる(笑)。

John Coltrane『Blue Train / The Complete Masters』(写真)。1957年9月15日の録音。ブルーノートの1577番。ちなみにパーソネルは、John Coltrane (ts), Lee Morgan (tp), Curtis Fuller (tb), Kenny Drew (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)。伝説に残るセクステット編成である。

1枚目は、もともとのステレオ版『Blue Train』に、最新リマスタリングを施している。この手のリマスタリングについては、もう満腹感満載で(笑)、以前の「RVGリマスタリング」の衝撃ほどの感動は全く無い。CDのリマスタリングについては限界が来ていると思うので、ふ〜ん、こんな音にもリマスタリング出来るのね、と思うのみ。こんなにリマスタリングで捏ねくり回すのなら、いっそのこと、LPバージョンの音を聴いた方が良いなあ、とも思う。

2枚目は、初出音源含む、別テイク7曲を収録。これが意外と聴きもので、Blue Train [Alternate Take 7]、Blue Train [Alternate Take 8] と併せて、本テイクを聴くと、この曲を完成するのに、かなりの試行錯誤を経ていることが良く判る。
 

Blue-train_the-complete-masters  

 
イントロのユニゾン&ハーモニーの音の組みあわせの試行錯誤。それぞれのアドリブ展開の内容の試行錯誤。特に、コルトレーンのアドリブ展開の内容が各テイクによって全く違うことに驚く。演奏レベルは最高、それでいて各テイク毎に展開とテイストが違う。コルトレーンの凄まじき演奏テクニックの成せる技。他のジャズマンのアドリブも同様だが、コルトレーンが突出している。

用意周到にリハーサルを重ねて本録音に臨ませる方針のブルーノート・レーベル。この素晴らしい録音マナーが、この別テイクから垣間見える。「ブルー・トレイン」1曲でも少なくとも「Take8」。8回取り直しているんですよ。8回取り直そうとするミュージシャン側の粘りも凄いが、それに応えるレーベル側のプロデュースも半端ない。当時のブルーノートが良い録音を残すのは当たり前か、と感心する。

「ブルー・トレイン」1曲で、これだけの試行錯誤を重ねているのだ。演奏する側の演奏テクニックも相当高いものがあるのだろうし、アレンジ能力も優れたものがある。それでも、様々なバリエーションを織り交ぜて、最低8テイクを重ねているのだから凄い。今回の別テイク集を聴いていて、改めて、ジャズは「アート(芸術)の音楽」であるということを実感する。

そして、今回のもう1つの目玉が、別盤仕立ての「モノラル・バージョン」。僕は『Blue Train』のモノラル盤を初めて聴いたのだが、モノラルはモノラルで味わい深い。ステレオ盤の音を聴き馴れているのだが、ステレオは横に音が広がる。モノラルは奥に音が広がる。音の塊に奥行きがグッと出て、狭いライブハウスで、目の前で演奏を浴びる様に聴いている雰囲気に思わず仰け反る。これはこれで「アリ」やな。

手垢の付いた「歴史的発掘の記念盤」。またかいな、とも思うんだが、今回の様に、初出の別テイク音源や、聴く機会の無かったモノラル音源がついてくれば、やっぱり触手は伸びるなあ。そして、改めて、この『Blue Train』というアルバムの素晴らしさと、ブルーノート・レーベルの録音方針の素晴らしさを再認識する。やはり、歴史的名盤は「格が違う」。
 
 

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2022年5月27日 (金曜日)

また、コルトレーンの未発表音源

ジョン・コルトレーンの人気は未だ衰えない様だ。またまた「未発表音源」が発掘され、正式盤としてリリースされた。「John Coltrane奇跡のライブ音源発見」「音楽史を揺るがす大発見」と、宣伝のキャッチコピーは凄い表現を採用している。ちょっと大袈裟過ぎやしないか、と感じつつ、思わず訝しく思ってしまう(笑)。

John Coltrane『A Love Supreme : Live In Seattle』(写真左)。1965年10月2日、ワシントン州シアトル、ペントハウスでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、John Coltrane, Pharoah Sanders (ts). Carlos Ward (as), McCoy Tyner (p), Donald Rafael Garrett, Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds)。

コルトレーンの「黄金のカルテット」に、ファラオ・サンダース(ts) ~カルロス・ワード(as)~ドナルド・ギャレット(b) が加わった、計7名のセプテット編成。「至上の愛」は難度の高い曲と記憶するが、黄金のカルテットに3名のサポートを加えた7名編成で、分厚いアンサンブルが展開される。メンバーそれぞれの演奏力の高さが聴いて取れる。

演奏される『至上の愛』は、コルトレーンの生涯で、たった2回しか公のステージで演奏されなかったと伝えられる組曲。その組曲の幻の3回目のライヴ音源の発掘である。これまで『至上の愛』は、スタジオ盤と65年のフランスのジャズ・フェスティヴァルでのライヴ録音の2種類の演奏がリリースされていた。が、今回発掘されたシアトルでのライヴ演奏が録音されていたことは記録に残っていなかった、とのこと。

今回のライヴ盤の『至上の愛』は、4つのインタールードを挟み、4パートから成る組曲すべてが収録された貴重な音源。僕は、スタジオ録音盤の『至上の愛』しか聴いたことが無かったので、ライヴでの『至上の愛』は、スタジオ録音盤をどこまでライヴで再現しているか、が興味の中心だった。
 

John-coltranea-love-supreme-live-in-seat

 
スタジオ録音盤は、スタジオ録音であるが故、何度も取り直しが出来る。編集も比較的柔軟に対応出来る。よって、スタジオ録音盤の『至上の愛』は理路整然とした、リハーサルをしっかり積んだ、破綻の無い整った演奏だった。今の耳で聴けば、スピリチュアル性はしっかり担保されていたが、アヴァンギャルド性はちょっと後退気味な表現だった。

さて、今回のライヴ盤ではどうか。ちょっと録音が悪い分、大人しい感じの演奏に聴こえる。それでも、7人編成でこれだけ厚みのあるアンサンブルが取れるのは凄いこと。よくこれだけ難しい組曲を、ここまで理路整然とライヴ演奏出来るものだ、と感心する。さすがライヴ演奏だけあって、それぞれの演奏に個々の想いと個性が反映されていて、アヴァンギャルド性もしっかり担保されている。

録音バランスもあまり良く無く、エルヴィンのドラムがやたら前面に出てくる。主役=リーダーのコルトレーンのサックスがちょっと引っ込み気味なのが残念だが、音的には、しっかりとコルトレーンしていて、『至上の愛』はやっぱりコルトレーン率いる黄金のカルテットの演奏に限るなあ、と改めて思ったりする。

ライヴ音源なので、エルヴィンのドラム、タイナーのピアノ、ギャリソンのベースのロングソロもしっかり収録されている。しかし、これだけ、思いっ切り強烈な個性を持ったジャズマン達が、コルトレーン・ミュージックの志向を汲んで、コルトレーンの音世界を表現するのだから恐れ入る。どれだけの演奏テクニックを持っているんだか、感心することしきり、である。

このライヴ盤は、コルトレーン入りの黄金のカルテットによる『至上の愛』のライヴ演奏が聴けるところに最大の価値がある。録音の音質、バランスの問題はあるにせよ、生きているうちに『至上の愛』のライヴ演奏が聴けたことは幸いであった。ペントハウスのショーを録音した故ジョー・ブラジルと、50年後にテープを発見したスティーブ・グリッグスの2人に「感謝」である。
 
 

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2022年5月 6日 (金曜日)

フォーチュンの「トレーンの魂」

ジャズにおいて、テナー・サックスの最高峰と言えば「ジョン・コルトレーン&ソニー・ロリンズ」。ロリンズはまだ存命中だが、コルトレーンは、1967年7月、今から55年前、早々に鬼籍に入ってしまっている。

それでも、コルトレーンはテナー・サックスの改革者の1人として、未だにフォロワーは多数、現在、第一線で活躍しているテナー・マンは、必ず一度はコルトレーン・ライクなブロウにチャレンジしているはずである。

コルトレーンには存命中からフォロワーが多数いて、「ストレートなブロウのスタイルの踏襲」派、「フリー&スピリチュアル・ジャズへの傾倒」派、と大きく分けて2種類に分類されるだろう。どちらのフォロワーも、どこかで「コルトレーン・トリビュート盤」をリリースしていて、コルトレーン・ライクなブロウにチャレンジした成果を披露している。

Sonny Fortune『In The Spirit of John Coltrane』(写真)。1999年7月9ー10日の録音。邦題『コルトレーンの魂』。ちなみにパーソネルは、Sonny Fortune (sax), John Hicks (p), Santi Debriano (b), Ronnie Burrage (ds)。何故か良くわからないが、どこか過小評価されてきたサックス奏者、ソニー・フォーチュンの「コルトレーン・トリビュート盤」である。
 

In-the-spirit-of-john-coltrane_1

 
演奏曲はフォーチュン作が7曲、コルトレーン作が2曲。フォーチュンのオリジナルは、コルトレーン作の「Countdown」や「Moment's Notice」からコード進行を借用している様で、しっかりとコルトレーンの楽曲の影響下で書かれている。

収録曲全9曲の楽曲の全てが「コルトレーンの楽曲の雰囲気」で統一されているのはそのためだ。といって、フォーチュンのサックスは、コルトレーンの単なるコピーでは無いので、コルトレーンのリーダー作、といった感じは全くしない。

コルトレーンの音世界をフォーチュン独特のサックスで表現している。その成果は見事。やや軽めの切れ味の良いストレートなブロウ。シーツ・オブ・サウンドなど、高速ブロウでの確かなテクニック、バラード演奏時の歌心。フォーチュンならではのブロウは聴き応え十分。

ジョン・ヒックスのピアノ、サンティ・ディブリアーノのベース、そしてロニー・バラージのドラムによるリズム・セクションが大健闘。また、ゲスト・ミュージシャンも充実していて、コルトレーン作の「オーレ」には、ラシッド・アリとレジー・ワークマンが、フォーチュン作の「フォー・ジョン」にはバタ・ドラムスのスティーブ・ベリオとフリオ・コラッツォが加わっていて、素敵な演奏を繰り広げている。

ジャケ写については、現在、米国Shanachieから発売されている音源のジャケットはイラスト(写真左)、日本キングのパドルホイールから1999年に発売されたCDはフォーチュンの横顔のアップ(写真右)。どちらも雰囲気のある良いジャケです。
 
 

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2021年11月 2日 (火曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・9 『The Legendary Prestige Quintet Sessions』

マイルス・デイヴィスは僕のジャズの「最大のアイドル」である。マイルスの足跡、イコール、ビ・バップ以降のジャズの歴史でもある。ジャズの演奏スタイルについては、揺るぎない「信念」があった。フリー、スピリチュアル、フュージョンには絶対に手を出さない。マイルスはアコースティックであれ、エレクトリックであれ、いつの時代も、メインストリームな純ジャズだけを追求していた。

Miles Davis Quintet『The Legendary Prestige Quintet Sessions』(写真左)。1955年11月16日(The New Miles Davis Quintet)と1956年5月11日、10月26日(マラソン・セッション)の録音。ちなみにパーソネルは、Miles Davis (tp), John Coltrane(ts), Red Garland (p), Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds) 。

マイルス・デイヴィス・クインテットのマラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』と、デビュー盤『The New Miles Davis Quintet』のプレスティッジ・レーベルに残したスタジオ録音の音源を録音順に並べたもの(と思われる)と、NYのBasin Streetでのライヴ音源(1955年10月18日)と フィラデルフィアのライヴ音源(1956年12月8日)を収録。

マラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』の音源が録音順に並んでいる(と思われる)のが、この企画ボックス盤の良いところ。マラソン・セッションの録音の流れとスタジオの雰囲気が追体験出来るようだ。4部作は、プレスティッジお得意の仕業、アルバム毎の収録曲については、曲と演奏の雰囲気だけで、てんでバラバラにLPに詰め込んでいる。アルバムとしては良いのだろうが、録音時期がバラバラなのはちょっと違和感が残る。
 

The-legendary-prestige-quintet-sessions_

 
さて、このマラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』の音源は、CBSからリリースされた『'Round About Midnight』と併せて、「マイルスの考えるハードバップ」の完成形である。全てが一発録り、アレンジは既に用意されていたようで、それまでに、ライブ・セッションで演奏し尽くしていた曲ばかりなのだろう。

今の耳で聴いても、相当にレベルの高い演奏である。即興演奏を旨とするジャズとしては、この一発録りが最良。マイルスはそれを十分に理解して、このマラソン・セッションを敢行したと思われる。細かいことは割愛するが、一言で言うと「非の打ち所」の無い、珠玉のハードバップな演奏である。これぞジャズ、という演奏の数々。素晴らしい。

1955年10月から1956年12月に渡って、録音順に並んだ音源集なので、振り返ってみるとたった1年2ヶ月の短期間だが、マイルス・デイヴィス・クインテットのバンドとしての成熟度合いと、コルトレーンの成長度合いが良く判る。

バンド・サウンドとしてはもともとレベルの高いところからスタートしているが、段階的に深化、成熟していくのが良く判る。コルトレーンについては、たった1年2ヶ月であるが、最初と最後では全く別人といって良いほどの「ジャイアント・ステップ」である。

マラソン・セッション4部作『Cookin'』『Relaxin'』『Workin'』『Steamin'』をアルバム毎に分けて聴くも良し、録音順に追体験風に聴くも良し、これら「マイルスの考えるハードバップ」の完成形は、ジャズとして「欠くべからざる」音源である。ジャズ者としては、絶対に聴いておかなければならない音源である。
 
 
 
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  ・The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』

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  ・『ヘンリー8世と6人の妻』を聴く

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  ・伝説の和製プログレ『四人囃子』

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2021年2月20日 (土曜日)

ハートマンの歌唱が素晴らしい

ジャズの男性ボーカルは、フランク・シナトラ、メル・トーメ、ナット・キング・コールが専らの「お気に入り」。他のボーカリストについてはあまり聴かない、というか、他にメジャー・な存在がほとんどいないといえばいない。よって、この盤も最初は共演パートナーに惹かれてゲットした盤ではある。

『John Coltrane and Johnny Hartman』(写真左)。1963年3月7日の録音。ちなみにパーソネルは、Johnny Hartman (vo), John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds)。ジョン・コルトレーンの「伝説のカルテット」に、ボーカルのジョニー・ハートマンが客演したイメージの共演盤である。

ジョニー・ハートマンは、1923年7月、米国ルイジアナ州生まれのジャズ・ボーカリスト。アール・ハインズ、エロル・ガーナーとの共演で頭角を現し、カントリーなどにも適応するが、メインはジャズ・ボーカル。この共演盤を録音した時点で40歳。ボーカリストとして油の乗りきった中堅でのパフォーマンスである。
 
 
John-coltrane-and-johnny-hartman
 
 
コルトレーンにとっては、名盤『Ballads』と同じ系統のアルバムになる。激しいシーツ・オブ・サウンドやフリーなブロウを封印し、内省的で耽美的でスローなブロウをメインに据えたパフォーマンスに終始している。この盤でのコルトレーンは限りなく美しく唄う様にブロウし、ハートマンに対抗するようにブロウする。

ハートマンについてはマイペース。バックがコルトレーンの「伝説のカルテット」なのだが、全く緊張感も気負いも感じられない。ただただ自然体で、ハートマンの個性を振り撒いて唄い上げていく。この盤でのハートマンの唄いっぷりは素晴らしく、聴き惚れるばかり。特に緩やかなバラードの歌唱は素晴らしい。

この盤、コルトレーンのテナーにばかり話題が集中するが、どうして、この盤はハートマンのバラードの歌唱が頭1つ抜きんでている。どうも、コルトレーンの「伝説のカルテット」は歌伴は似合わない。エルヴィンのドラムも不完全燃焼っぽい。マッコイのピアノだけがなんとか上手くハートマンの伴奏をしているのが微笑ましい。
 
 
 
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  ・そしてタツローはメジャーになる
 
 
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