2022年3月16日 (水曜日)

Brown and Roach 5 の最終盤

最近、クリフォード・ブラウン(Clifford Brown・愛称 : ブラウニー)関連のアルバムを聴き直している。当ブログでも、ブラウニー関連のアルバムのレビューについては、主要なリーダー作については、ほぼアップした、と思っていたら、幾つか「抜け」があったので、今回はそれを補填していきたい。

『Clifford Brown and Max Roach at Basin Street』(写真左)。1956年1月4日、2月16ー17日の録音。ちなみにパーソネルは、Clifford Brown (tp), Sonny Rollins (ts), Richie Powell (p, celesta), George Morrow (b), Max Roach (ds)。テナー・サックスが、旗揚げ盤の『Clifford Brown & Max Roach』から『Study in Brown』まで、ハロルド・ランドだったのだが、当盤ではソニー・ロリンズに交代している。

1956年6月26日に、ブラウニーは交通事故にて急死しているので、この盤は「Brown and Roach クインテット」での最終作となってしまっている。1956年3月22日には、同一メンバーで、ソニー・ロリンズ名義の『Sonny Rollins Plus 4』を録音しており、「Brown and Roach クインテット」へのロリンズの加入は正式に決まっていたのだろう。
 

At-basin-street

 
さすがに、ソニー・ロリンズの加入の効果は大きい。もともと、Brown and Roach クインテットは「バップで流麗な長尺演奏と熱気溢れるインタープレイ」がグループ・サウンドの個性なのだが、この個性がロリンズの加入で、より一層、確固たるものに、かつ、スリリングなものになっている。

ロリンズとしても、アレンジや奏法に工夫を凝らしたハードバップよりも、個々のジャズマンのパフォーマンスがメインのインタープレイが基本のバンド・サウンドの方が、自分の個性を発揮し易い。ブラウニーにしても、ロリンズにしても、ローチにしても、個々のジャズマンのパフォーマンスを尊重したインタープレイは願ったり叶ったりだったろうから、この『at Basin Street』の内容はとても充実している。

これほど、ブラウニーとロリンズがフロント・パートナーとしての相性が良いとは思わなかったので、ブラウニーの急死によって、この編成でのバンド活動が終了してしまったのは実に惜しいことであった。もともと、ブルーノート盤『バードランドの夜』で始まった「バップで流麗な長尺演奏と熱気溢れるインタープレイ」を、より具体化し、より洗練していった成果がこの盤に溢れている。
 
 

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2021年11月18日 (木曜日)

僕なりのジャズ超名盤研究・10

ジャズ名盤とは何か。僕が思うに、その盤を聴くことで、ジャズの歴史を感じることが出来、ジャズの個性を感じることが出来る。そして、そのリーダーの個性が手に取るように理解出来、サイドマンの演奏が優秀。加えて、ジャケット・デザインが秀逸であること。いわゆる「ジャズが音楽の総合芸術であること」を実感できる盤が「ジャズ名盤」だと思うのだ。

Sonny Rollins『Saxophone Colossus』(写真左)。1956年6月22日、Prestigeレーベルからのリリースだが、この盤はブルーノートと同じ「Van Gelder Studio」での録音になる。ちなみにパーソネルは、Sonny Rollins (ts), Tommy Flanagan (p), Doug Watkins (b), Max Roach (ds)。リーダーのソニー・ロリンズのテナー・サックス1管がフロントの「ワン・ホーン・カルテット」編成である。

まず、ジャケットを見て欲しい。青のモノトーンをバックに、テナー・サックスを吹くソニー・ロリンズの上半身のシルエット。そして、ジャケットの下に小粋なタイポグラフィー。ジャズのジャケットやなあ〜、と感心するし、盤の中の音が漏れ聴こえて来る様な秀逸なデザイン。良く見れば、凄くシンプルな、1つ間違えば陳腐に落ちるデザインなんですけどね〜。特にLPサイズは「映える」。やはり、名盤には優秀なジャケットが良く似合う。
 

Saxophone-colossus

 
内容的には申し分無い、非の打ち所の無いハードバップな演奏が詰まっている。出だしが、マックス・ローチのドラムソロ。大先輩にトップバッターをお願いするリーダー・ロリンズの謙譲心。それはともかく、全編に渡って、リーダー・ロリンズのテナーの、イマージネーション溢れるパフォーマンスが群を抜いている。ダンディズム溢れる大らかで創造的なアドリブは聴き応え満点。

サイドマンでは、フラナガンのピアノが素晴らしい。もともとはバップなピアノをバリバリ弾くタイプのピアニストなんだが、ロリンズのテナーの個性を十分に理解して、歌伴の如く、小粋で味のあるバッキングに徹しているところニクい。全編に渡って、ロリンズの「歌伴」に徹したフラナガンのピアノが聴き終えた後、ロリンズのテナーの次に印象にしっかり残っている。

そして、ラストの「Blue 7」に、ジャズのアーティスティックな面を垣間見る。ブルーな雰囲気を持つ、モダンでクールなブルース。ファンクネスは抑制され、観念的、かつ哲学的な響きが不思議な感覚。結構複雑な展開の楽曲だが、それぞれの楽器の即興演奏は見事。即興演奏であるが故、演奏上の小さなハプニングが記録されているが、それまでもがこの演奏の良いスパイスに響くから面白い。このラストの1曲が実にジャズらしいのだ。|
 
 
 
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2021年3月27日 (土曜日)

ブルーノートのロリンズの傑作盤

ソニ−・ロリンズは、僕のジャズ・テナーの最初の「お気に入り」だった。正統派のテナーで、骨太なブロウ、大らかでダイナミックな展開、イマージネーション溢れるアドリブ・フレーズ。そしてなにより「判り易い」。初めて手にしたロリンズのリーダー作は『Saxophone Colossus』。いわゆる「サキコロ」なんだが、冒頭の「St. Thomas」一発でヤラれた。

ロリンズの初期の傑作としては、どのジャズ盤紹介本も、この「サキコロ」か「ウェイ・アウト・ウエスト」でほぼ統一されておりいるんだが、ブルーノート・レーベルに残したリーダー作の方が、ロリンズの「真のインプロヴァイザー」としての姿を的確に捉えている。ロリンズのジャズ・テナーの個性と特徴を如実に捉えているのだ。

Sonny Rollins『Newk's Time』(写真左)。1957年9月22日の録音。ブルーノートの4001番。ちなみにパーソネルは、Sonny Rollins (ts). Wynton Kelly (p), Doug Watkins (b), Philly Joe Jones (ds)。ロリンズのテナー1管のワン・ホーン・カルテット編成。そう、テナーの個性と特徴を的確に愛でるには、この「ワン・ホーン・カルテット」編成が一番適している。

 
Newks-time

 
ブルーノートのロリンズの中で、僕はこの盤が一番、ロリンズのジャズ・テナーの個性と特徴をよく捉えていると思っている。まず、ロリンズのアドリブが凄い。骨太な音で重戦車の如く、豪快にダイナミックにテナーを吹き上げ、テクニックは確か、さらに、歌心溢れるテーマの吹き回し。どれをとっても、この盤でのロリンズは「超特級」品である。

バックのリズム・セクションも、その「ロリンズのジャズ・テナーの個性と特徴」を効果的に引き出すのに一役買っている。まず、ウィントン・ケリーの健康優良児的なファンキー・ピアノが、ロリンズをポジティヴに振る舞わせている。ダグ・ワトキンスの思いっ切り骨太なアコベが、ロリンズのアドリブのビートをしっかり支える。そして、フィリージョーのドラムがロリンズを効果的に鼓舞している。

恐らく、総帥プロデューサーのアルフレッド・ライオンの存在も見逃せないだろう。良きリズム・セクションを与えられ、この盤でロリンズは、当時最高のインプロヴァイザーの力を最大限に発揮している。ワンタイムではあるが、このワン・ホーン・カルテットの出来は最高。恐らく、演奏していたメンバーも皆、相当、気持ち良く演奏出来たのでは無いだろうか。もっと評価されて然るべき好盤である。
 
 
 

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  ・Journey『Infinity』1978

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  ・Yes Songs Side C & Side D
      ・Yes Songs Side E & Side F

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  ・浪花ロック『ぼちぼちいこか』
 
 
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2016年6月21日 (火曜日)

やっぱりロリンズはロリンズ

ジャズ盤を聴くのが趣味なので、サックスのリーダー盤もよく聴く。新盤旧盤含めて、かなりの種類のサックスを聴いてきたが、このライブ盤を聴くと、やっぱり、サックスはこの人やなあ、と感動するのだ。

Sonny Rollins『Road Shows, Volume 3』(写真左)。2001年から2012年の間、全6カ所、6曲のライブ・パフォーマンスを厳選している。詳細は以下の通り。結構バラエティーに富んライブ会場である。

#1: recorded November 11, 2001 at Saitama City Culture Center,
   Saitama, Japan
#2: recorded May 15, 2006 at Halle aux Grains, Toulouse, France
#3: recorded July 25, 2012 at Palais Longchamp, Marseille, France
#4: recorded September 19, 2009 at Blanche M. TouhillPerforming
     Arts Center, St Louis, MO
#5: recorded August 11, 2007 at Le Chapiteau, Marciac, France
#6: recorded July 25, 2012 at Palais Longchamp, Marseille, France

 
そして、選曲が以下の通り。これがまた、バラエティーに富んでいて、スタンダードあり、新曲あり、自作曲あり。

1. Biji
2. Someday I'll Find You
3. Patanjali
4. Solo Sonny
5. Why Was I Born?
6. Don't Stop The Carnival
 

Road_shaw_vol3

 
このライブ盤でのロリンズは、どこから聴いても「ロリンズ」なのだ。1曲目「Biji」の最初のサックスの「ブリッ」という音だけで、もう「これはロリンズだ」と判ってしまう。これって凄い。出てくるサックスの音が、完璧な「ロリンズ音」なのだ。

そして、その「吹きっぷり」。とにかく朗々と豪快。パワフルできめ細やか。そして、そのスタミナたるや、もはや「驚異」である。2001年で71歳、2012年で82歳。この6曲のパフォーマンスを聴いて、これが70歳から80歳のおじいちゃんなのか、とつくづく驚いてしまう。なんて「テナー・タイタン」なんや〜。

このライブ集を聴いて思うのは、やっぱり「ロリンズはロリンズ」、そして、やっぱり「テナーはロリンズ」。最近でも優れた若手サックス奏者はいる。それだけ聴けば、このサックスが先端やなあ、なんて思ったりするが、そこにこのロリンズのライブ音源をぶつけると、やっぱり、まだまだ「テナーはロリンズ」だということに落ち着く。それほど、ロリンズのテナーは素晴らしい。

ロリンズのライブ・パフォーマンスと言えば「カデンツァ」の存在だが、このロリンズの「カデンツァ」は好調であればあるほど、現れ出でる。この収録された6曲のほとんどで「カデンツァ」が要所要所で炸裂している。テネシーワルツだとか、おおスザンナだとか、出てくる出てくる、楽しい「カデンツァ」。

やっぱりロリンズはロリンズ。良いですね。なかなかの好ライブ集だと思います。ロリンズ者意外にも、ジャズ中級者以上のジャズ者の皆さんに一度は聴いて貰いたい、ロリンズのパフォーマンスです。このロリンズのパフォーマンスに、ジャズのトレンド、奏法の流行は全く関係無し。まさに潔く個性的な「生きたレジェンド」。

 
 

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2016年3月30日 (水曜日)

80年代のロリンズを表した好盤

ソニー・ロリンズの聴き直しを再開している。1980年代半ば、ジャズ界は、ウィントン・マルサリスを中心とする「新伝承派」が、純ジャズ復古の大号令をかけて、ネオ・ハードバップ、ネオ・モーダルな演奏を繰り広げつつあった時代。

しかし、我らがロリンズは、そんなジャズ界のトレンドなど「何処吹く風」。今から振り返ると、この1980年代半ば、という時代は、ロリンズにとっては、揺るぎの無いロリンズだけの「永遠のスタイル」を確固たるものにした時代ではなかったか、と思っている。

1987年のロリンズと言えば、Sonny Rollins『Dancing in the Dark』(写真左)。1987年9月の録音になる。ちなみにパーソネルは、Sonny Rollins (ts), Clifton Anderson (tb), Mark Soskin (p), Jerome Harris (el-b, g), Marvin "Smitty" Smith (ds)。ドラムに、マーヴィン・スミッティ・スミスが座る。

冒頭の「Just Once」のロリンズのテナーを聴くだけで「ああ、ロリンズってええなあ」と心から思ってしまう。フュージョンっぽい、聴き心地の良いポップなバックを従えて、ロリンズは鼻歌を歌うように、大らかにテナーを吹き上げる。しみじみと聴き入ってしまう。

続いて、転がる様に元気で明るいロリンズのオリジナル「O.T.Y.O.G.」。ここでもロリンズは吹きまくる吹きまくる。なんて体力なんだ。3曲目のバラード「Promise」での、ジェローム・ハリスのエレベのソロを聴くと、エレベでのジャズもありやなあ、と思い返す。純ジャズにエレベは合わないのでは無い。エレベにはエレベなりの弾き方があるんやなあ、と感じ入る。
 

Dancing_in_the_dark1

 
そして、やって来ました十八番のカリプソ。4曲目「Duke Of Iron」はご機嫌で陽気なカリプソ・ジャズ大会。やはり、ロリンズのカリプソは良い。陽気で大らかでダイナミックなカリプソ・ジャズ。ロリンズの面目躍如である。

グループ・サウンドとしては、やはりマーヴィン・スミッティ・スミスのドラミングに新しい雰囲気を感じる。ロリンズの傍らでフロントをとるクリフトン・アンダーソンのトロンボーンが効いている。決して、音的にロリンズのテナーの邪魔をしない、ロリンズのテナーに寄り添う様なユニゾン&ハーモニーは絶品。

マーク・ソスキンのピアノは控えめだが、趣味の良いフレーズでロリンズのテナーにアクセントを付ける。ロリンズのテナーを惹き立てせるピアノ。ピアノ嫌いのロリンズが敢えて採用したソスキンのピアノ。このアルバムのソスキンのピアノを聴けば、その理由が良く判る。

アルバムを通して、大らかで明るくて元気なロリンズのテナーが印象的な好盤です。ジャズ盤の紹介本でも、ロリンズ盤の紹介本でも、あまりクローズアップされないアルバムなんですが、どうしてどうして、グループ・サウンドとしても充実していて、1980年代のロリンズを良く表した好盤だと思います。

 
 

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2016年3月26日 (土曜日)

圧倒的に吹きまくるロリンズ

ロリンズの全アルバムの聴き直しを再開した。1986年のライブ盤からの再開。ジャズ界は「純ジャズ復古」のムーブメントの真っ只中を進んでいたのだが、ロリンズは、最早そんなトレンドなどには左右されない。ロリンズはもう「ロリンズ節」としか言いようのない、ロリンズ独自のフレーズを吹きまくっている。

そんなロリンズ節吹きまくりのライブ盤がこれ。Sonny Rollins『G-Man』(写真左)。1986年8月16日、ニューヨークのソーガティズにある「Opus 40」でのコンサートでのライブ録音である。Sonny Rollins (ts), Clifton Anderson (tb), Mark Soskin (p), Bob Cranshaw (el-b), Marvin "Smitty" Smith (ds)。テナーとトロンボーンの2管フロントのクインテット構成である。

収録された曲は全てロリンズのオリジナル。スタンダード皆無のストイックな内容です。このライブ盤でのロリンズはとにかく吹きまくります。まず、冒頭のタイトル曲「G-Man」を聴き通してビックリ。約15分の長尺演奏なんですが、なんとロリンズのソロだけが延々と続きます。マンネリや繰り返しにならない創造性豊かなフレーズにもビックリですが、15分間、ソロを吹きまくる体力にもビックリです。

2曲目の「Kim」はロリンズお得意の大らかで朗々とした「ゴキゲン調」の演奏ですが、トロンボーンやピアノのソロが好調です。この日のロリンズ・バンドの好調さがこの2曲目の演奏を聴いていて良く判ります。そして、この「ゴキゲン調」をバックで煽り鼓舞するドラミングがこれまた見事。マーヴィン・スミッティ・スミスの面目躍如ですね。
 

Sonny_rollins_gmen

 
3曲目の「Don't Stop The Carnival」は、これまたロリンズお得意の「カリプソ調」の演奏。この演奏で、ボブ・クランショウのエレベの響きに耳を奪われます。前の1〜2曲目の演奏でも、このクランショウのエレベの響きの素晴らしさに気がつくのですが、この3曲目の演奏で、その「気づき」が「確信」に変わります。実はこのライブ盤でのクランショウのエレベは素晴らしい。アコベにひけをとらないエレベの響き。このレベルであれば、純ジャズにおいてエレベも「アリ」ですね。

ラストの「Tenor Madness」はハードバップ時代のロリンズの名曲ですが、バンド全体が一体となって、ソロ・フレーズを吹きまくり、弾きまくり、叩きまくります。この一体となった演奏野中で、ロリンズは限りなく自由なアドリブ・フレーズを吹きまくります。決してアブストラクトに、決してフリーキーにならないロリンズの自由なアドリブ。一瞬、コルトレーンの自由なアドリブを思い出しました。

実はこのライブ盤、録音状態はまあまあなレベルでそれだけが「玉に瑕」なのが実に惜しい。それでも、まずまず聴けるレベルではあるので、まずはロリンズ者(ロリンズ・ファン)の方々にはマスト・アイテムでしょう。これだけ圧倒的迫力を持って、全編吹きまくるロリンズは実に魅力的です。

 
 

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2015年3月11日 (水曜日)

ロリンズは豪快に吹きまくる

ブルーノート・レーベルのソニー・ロリンズの第2弾になる。『Sonny Rollins, Vol. 2』(写真左)。ブルーノートの1558番。1957年4月の録音。ちなみにパーソネルは、J.J. Johnson (tb), Sonny Rollins (ts), Horace Silver (p), Thelonious Monk (p), Paul Chambers (b), Art Blakey (ds)。

自作曲の2曲「Reflections」と「Misterioso」に限って、ピアノにセロニアス・モンクが座る。 それ以外は、ファンキー・ピアニスト、ホレス・シルバーが担当する。ホレス・シルバーとソニー・ロリンズって、ブルーノートならではの組合せ。ありそうで無い。相性はどうなんだろう。

よくよく見れば、ベースには、ポール・チェンバース、ドラムにアート・ブレイキ−。ソニー・ロリンズとベースのチェンバース、ドラムのブレイキーの組合せは、これまた珍しい。ブルーノートならではの組合せ。これもありそうで無い。特に、ロリンズとチェンバースの組合せは珍しいのではないか。

そんなブルーノート・レーベルならではのスペシャルなパーソネルの下、アルバムの中では「大ハードバップ大会」が繰り広げられている。時は1957年。ハードバップのトレンドがピークに差し掛かる時代。この『Sonny Rollins, Vol. 2』では、絵に描いた様なハードバップな演奏がギッシリ詰まっている。
 

Sonny_rollins_vol2

 
冒頭の自作曲「Why Don't I?」から、ロリンズは飛ばしまくる。そうそう、ロリンズはこうでなくては。『Sonny Rollins, Vol. 1』のロリンズは、他のメンバーに遠慮していたのか、大変、お行儀の良いテナーで、なんだか歯がゆい感じがズッとする、ロリンズに冠してはちょっと不完全燃焼な盤だったが、この『Sonny Rollins, Vol. 2』は違う。

続く自作曲「Wail March」でもロリンズは豪快に吹きまくる。そして、3曲目がモンクの「Misterioso」。この難曲をロリンズはいともたやすく、豪快に吹き上げていく。これだけ豪快な「Misterioso」もなかなか無い。モンクの曲と言えば、続く4曲目の「Reflections」も良い。この2曲で、ロリンズのテナーのテクニックは確かなものであることを確信する。

こうやって、この『Sonny Rollins, Vol. 2』を聴いていると、意外とベースのチェンバース、ドラムのブレイキーとの相性が非常に良いことが判る。特に、ブレイキーはノリにノっていて、バッシバッシと大はしゃぎである(笑)。それでも、ブレイキーのリズム&ビートは揺らぎと破綻が無く、堅実かつ豪快に叩きまくる。これがロリンズの豪快なテナーにバッチリなのだ。

ちょっと意外感のある、大変お行儀の良い『Sonny Rollins, Vol. 1』に比べて、この『Sonny Rollins, Vol. 2』では、ロリンズの有るべき姿を確認することが出来る。初期の頃のロリンズを愛でるには『Sonny Rollins, Vol. 2』でしょう。やはり、ロリンズは豪快にブロウし、悠然とスイングするのが良い。

 
 

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2015年3月 9日 (月曜日)

ブルーノート謹製ハードバップ

人呼んで「テナー・タイタン」。ソニー・ロリンズは、ブルーノート・レーベルに4枚のリーダー作を残している。どれもが水準以上の内容で、さすがロリンズ、さすがアルフレッド・ライオンである。そんな若きソニー・ロリンズがブルーノートに残した成果を聴き直してみた。

まずは、これだろう。『Sonny Rollins, Vol.1』(写真左)。1956年12月の録音。ブルーノートの1542番。ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp), Sonny Rollins (ts), Wynton Kelly (p), Gene Ramey (b), Max Roach (ds)。ブルーノートにおけるロリンズの初リーダー作。

冒頭の「Decision」を聴くと、ちょっと「あれれ」と思う。リーダーのロリンズのテナーが目立たない。まずはトランペットが目立つ。輝かしいブラスの響きを湛えつつ吹きまくる、吹きまくる。初めは「リー・モーガン」かと思ったら違った。なんと「ドナルド・バード」である。

ええ〜、ドラルド・バードってこんなにバイタルに吹きまくるトランペッターだったかなあ。とにかく、このソニー・ロリンズのリーダー作で、俺が主役じゃ、と言わんばかりに、全編に渡ってトランペットを吹きまくる。場面によっては五月蠅い位だ。

そして、相変わらず、ドラムのマックス・ローチは冗長なドラムソロで目立ちたがる。マックス・ローチは基本的に目立ちたがり屋で、バックに回っているときも、結構、バシャバシャ叩いていて、ちょっと五月蠅いくらい。これがバップ・ドラミングだ、と言われればそれまでだが、ちょっと五月蠅い。
 

Sonny_rollins_vol1

 
加えて、哀愁のハッピー・スインガーであるピアノのウィントン・ケリーも何時になく弾きまくっている。これまた、根っからのハッピー・スインガーが弾きまくるのだから、目立つ目立つ。これまた五月蠅い位に弾きまくる。

どうもロリンズは人が良すぎる。参加したサイドメンが目立ちまくるリーダー作なんて聴いたことが無い。1曲目の「Decision」を聴いて先が思いやられる展開である。

しかし、2曲目の「Bluesnote」でロリンズも吹きまくり始める。まあ、バードのトランペット、ローチのドラム、ケリーにピアノが目立ちまくっているのは「そのまま」なのだが、そんな中にロリンズが割って入り始める。プロデューサーのアルフレッド・ライオンのサジェスチョンがあったのだろうか。

3曲目の「How Are Things In Glocca Morra?」以降、ロリンズの吹きまくりのスペースがどんどん広がっていって、やっとリーダー作らしく、ロリンズが吹きまくる。なんだかホッとする。ロリンズのテナーは、豪快に吹きまくってこそのテナーなので、他に吹きまくられているロリンズは「らしくない」。

ただ、この『Sonny Rollins, Vol.1』は、内容的には、絵に描いた様なハードバップ・ジャズで、テーマ部のユニゾン&ハーモニーも、アドリブ部の展開も、典型的なハードバップな音が満載。アレンジもカッチリしていて実に端正な音作りがなされており、まさに徹頭徹尾「ハードバップ」な音なのだ。

僕は、この『Sonny Rollins, Vol.1』は、ロリンズを聴くというよりは、ハードバップを聴くアルバムとして、皆にお勧めしている。このアルバムには、良質で端正なブルーノート・レーベル謹製の「ハードバップ」が詰まっている。

 
 

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2015年2月 6日 (金曜日)

音を楽しめるフリーなジャズ演奏

久し振りに改めてこのライブ盤を聴いてみた。このライブ盤を聴く度に「フリー・ジャズとは一体なんなんだ」と強く思う。ジャズのフリー・インプロビゼーションとは一体なんなのだ。そして、ジャズ・ミュージシャンの技量とは如何なるものなのか。そんな考えに思いを馳せたりする。

そのアルバムとは、Sonny Rollins『The Solo Album』(写真左)。1985年7月15日、ニューヨーク近代美術館におけるソロ・パフォーマンスを収録したライブ盤。完全なソロ、たった一人で、サックス一本で、約28分の長時間インプロビゼーションを2本立て続けに演奏し続けるのだ。

ロリンズのソロは凄い。メロディーもあるし、歌心もある。つまり、テナー一本のソロでありながら、そのソロ・パフォーマンスは旋律があり、音を楽しむことが出来る。つまり、ロリンズのソロ・パフォーマンスは「音楽」である。ところどころで「どこかで聴いたことがあるフレーズ」を交えて、聴衆をちょっとニンマリとさせながら、ロリンズは悠然とフリー・インプロビゼーションを吹き進めていく。

このロリンズの『The Solo Album』では、全くのフリーな吹奏である。つまりは「フリー・ジャズ」。しかし、それまでのフリー・ジャズの語法とは全く異なる。馬の嘶きの様な、人の叫びの様な激情のブロウは全くほとんど聴くことは無い。テクニックを誇示するような高速フレーズを吹きまくることも無い。モードに走ることも無ければ、不協和音に頼ることも無い。
 

Sonny_rollins_solo_album

 
ロリンズは悠然と、メロディーのある、歌心もある、旋律があり、音を楽しむことができるフレーズを吹き上げていく。しかも、1曲約28分という超ロングプレイ。この1曲約28分の間、聴き手を全く飽きさせること無く吹き終えるなんて、なんて素晴らしいインプロバイザーなんだろうか。汲めども尽きぬ魅力的なフレーズの連続。そこかしこに「ロリンズ節」を織り交ぜて、堂々のブロウ。

恐らく、メロディーのある、歌心もある、旋律があり、音を楽しむことができるフレーズをゆったりとした展開で吹き進めるからこそ、1曲約28分のソロ・パフォーマンスを2本も続けて吹くことが出来るのだろう。汲めども尽きぬ魅力的なフレーズの連続だからこそ、聴き手も飽きずに、ロリンズを鼓舞し続けることが出来るのだ。吹き手と聴き手の共同作業であり相乗効果である。

これまでのフリー・ジャズの定番的な語法である「馬の嘶きの様な、人の叫びの様な激情のブロウ」では、「テクニックを誇示するような高速フレーズ」では、1曲約28分のソロ・パフォーマンスを吹ききることは出来ないだろう。ましてや、2本続けて吹くなど、絶対に無理だ。

このライブ盤を聴く度に「これまでのフリー・ジャズとはなんだったのか」という思いを強くする。このロリンズのソロ・パフォーマンスは、フリーなジャズに対する、難解なジャズに対する「アンチテーゼ」の様に響く。音を楽しめる「フリー・インプロビゼーション」。ロリンズのジャズ・ミュージシャンとしての技量の広さと大きさを実感する。

 
 

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2015年1月28日 (水曜日)

ネアカなゴキゲン・ジャズです。

ソニー・ロリンズの聴き直しシリーズ。1984年に突入する。1983年がリリースが無くて、2年ぶりの1984年のアルバムと言えば、Sonny Rollins『Sunny Days, Starry Nights』(写真左)。

ちなみにパーソネルは、Sonny Rollins (ts), Clifton Anderson (tb), Mark Soskin (p), Russell Blake (el-b), Tommy Campbell (ds)。ロリンズ以外、知らないメンバーばかりになった。

これまでのアルバムのパーソネルはどちらかと言えば、有名どころを集めたオールスター・バンド的なものだったので、このロリンズ以外知らないメンバーばかりのバンドにはちょっと戸惑った。大丈夫なのか、と不安になった。しかし、今の耳で聴いてみると、ロリンズのオリジナル・バンドという感じで、ロリンズにピッタリ合ったバッキングが良い感じです。

ロリンズはと言えば、このアルバムでも「我が道を行く」。こうやって、ロリンズのアルバムを年代順に聴き直してみると、1981年の『No Problem』、1982年の『Reel Life』、そして、この1984年の『Sunny Days, Starry Nights』の3枚は、ロリンズの「我が道を行く」シリーズである。バックのメンバーが誰であろうが、周りのトレンドがフュージョン・ジャズ一色だろうがお構いなし。
  
Sunny_days_starry_nights
 
この『Sunny Days, Starry Nights』なんぞは、ロリンズお得意のカリプソ・ナンバーが2曲も入っている。カリプソがやりたかったんだろうな〜、ロリンズ。思いっきりご機嫌なカリプソ・ナンバーが魅力。ロリンズのテナーは思いっきり飛ばしています。

そして、スタンダード・ナンバーが2曲、「I'm Old Fashioned」と「I'll See You Again」なんですが、これがまた、カリプソ・ナンバーに負けない位の「ご機嫌」なアレンジで、ロリンズが豪快にテナーを吹き上げています。むっちゃネアカな「I'm Old Fashioned」は聴きものです。聴いていて「とても楽しい」。

とにかく、全編、ネアカなゴキゲン・ジャズのオンパレード。振り返れば、1981年の『No Problem』、1982年の『Reel Life』、そして、この1984年の『Sunny Days, Starry Nights』の3枚が、このネアカなゴキゲン・ジャズのシリーズであった。ロリンズの「我が道を行く」ネアカなゴキゲン・ジャズ3部作。そのラストの『Sunny Days, Starry Nights』は思いっきり楽しい。

しかし、この3部作を聴き通すと、ちょっと飽きが来る。しかし、次のアルバム、1985年には、ロリンズはとんでもないアルバムをリリースする。そのロリンズの「とんでもない」アルバムについては、また後日。 
 
 
 

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