2024年2月21日 (水曜日)

菊池雅章+ギル・エヴァンス

ジャズ・オーケストラの演奏の中で一番のお気に入りは「ギル・エヴァンス」。音の魔術師「ギル・エヴァンス」の主宰するビッグ・バンドの演奏はどれもお気に入り。ギル・エヴァンスのアレンジが大好きで、ギル・エヴァンスのアレンジのジャズオケがバックの演奏であれば「なんでも通し」である。

特に、1970年代に入って以降、電気楽器を導入、8ビートをメインにアレンジされたジャズオケの演奏が堪らない。ギルのアレンジの最大の魅力は、1950年代から、従来のジャズオケでは珍しい、木管楽器を縦横無尽に駆使した幽玄なサウンドにある。そんなギルの唯一無二の有限な響きの中で、エレピ、エレギが乱舞する。これは堪らない。

そして、もう一つ、ギル・エヴァンスのアレンジの特徴が、ソロイストのアドリブ展開に相当なスペースを与える、というもの。ギルのアレンジをバックに、一流ジャズマンのアドリブ・パフォーマンスがふんだんに展開される。圧巻である。

そんなギル・エヴァンスが、我が国に残してくれた音源がある。NYで、ギル・エヴァンスが菊地雅章と意気投合、菊地雅章が日本に招き、全国4都市でコンサートをやった後、スタジオ・レコーディングされたアルバム。

我が国にて、ギル・エヴァンスのアレンジに見合う本格的なジャズオケを組む中で、メンバーには、日本のトップ・ジャズメンのほか、NHK交響楽団から木管楽器奏者とフレンチ・ホルン奏者が加わっている。

菊地雅章 with Gil Evans Orichestra『Masabumi Kikuchi + Gil Evans』(写真)。1972年7月5日の録音。ちなみにパーソネルは以下の通り。ビッグバンド編成なので、かなりの大人数になる。

Gil Evans (arr, cond, p), 菊地雅章 (el-p),Billy Harper (ts, fl, chime), Marvin Peterson (tp, flh), 峰厚介 (as, ss),鈴木重男 (as, fl), 多戸幾久三 (tuba),山本直 (fr-h),松原千代繁 (fr-h),篠原国利 (tp, flh),鈴木武久 (tp, flh),宗清洋 (tb),中沢忠孝 (b-tb),衛藤幸雄 (piccolo, a-fl, b-fl), 中川昌三 (piccolo, a-fl, b-fl),旭孝 (piccolo, a-fl, b-fl),高柳昌行 (g),中牟礼貞行 (g),江藤勲 (el-b),鈴木良雄 (b),山口浩一 (timpani),高橋みち子 (marimba, vib),宮田英夫 (perc),中村よしゆき (ds),富樫雅彦 (ds)。
 

Masabumi-kikuchi-gil-evans  

 
ギル・エヴァンスが米国から連れてきたのが、テナー・サックスのビリー・ハーパーと、トランペットのハンニバル・マーヴィン・ピーターソンの二人。それ以外は全員日本人ミュージシャンで固められたジャズオケ。これが、ギル・エヴァンスのアレンジのもと、素晴らしいパフォーマンスを展開しているのだから堪らない。

演奏のベースは、電気楽器と8ビートを導入したクロスオーヴァー・ジャズ&ジャズ・ロック。それをギル・エヴァンスのアレンジのもと、ジャズオケでやるのだから、参加した各ミュージシャンも相当な演奏テクニックを求められる。

しかし、この日本人主体の日米合同のジャズオケは、素晴らしい演奏をやってのけている。何度聴いても実に爽快。聴き終えた後、清々しい気持ちになる、素晴らしい演奏である。

ジャズオケ全体のアンサンブルやハーモニーもずば抜けて良い。ギル・エヴァンスのアレンジ独特のグルーヴ感、音の響きも的確に表現されていて、このジャズオケの充実度が相当に高かったことが窺い知れる。

ソロイストそれぞれのパフォーマンスも聴きどころ満載。とりわけ、米国から参加の二人、テナーのビリー・ハーパーと、トランペットのハンニバル・マーヴィン・ピーターソンが大活躍。

ハーパーもピーターソンも独特なビル・エヴァンスのアレンジをバックに、自由度の高いモーダルなフレーズを流麗に吹きまくり、時折、フリーキーに、時折、アブストラクトに展開する。堂々の吹きっぷりは見事。

1970年代以降のギル・エヴァンスのジャズオケの原点となる、このアルバムに詰まっているパフォーマンスは、今の耳で聴いても新しく響く、素晴らしい演奏の数々。「音の魔術師」ギル・エヴァンスの面目躍如である。
 
 

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2024年1月17日 (水曜日)

北欧のマイルス『Aura』

晩年のマイルス・ディヴィスの聴き直し。この盤は1985年に録音されながら、4年ほどお蔵入りしていた、マイルスにとって「曰く付き」の企画盤。マイルスのアルバムは録音されたらなるべく時を置かずにリリースされていたのだが、この盤は違う。どうも、録音当時のコロンビア・レコードと契約などでもめていたらしく、リリースは1989年になっている。

Miles Davis『Aura』(写真左)。1985年1月31日〜2月4日、デンマークのコペンハーゲンでの録音。ちなみにパーソネルは、Miles Davis (tp), John McLaughlin (g), Bo Stief (el-b), Vincent Wilburn Jr. (el-ds)。バックに地元のビッグ・バンドがつく。

ギターにマクラフリンが参加しているが、マイルス・バンド全体からすると、新しい何か創造的な録音をする、というような面子ではない。あくまで、ジャズロックやジャズ・ファンクなど、エレ・マイルス色の演奏を展開する時の「備え」という感じの面子。

このアルバム、マイルスが、1984年にデンマークで『レオ二ド・ソニング賞』というものを受賞、その授賞式では、財団が委託した作曲家の作品を演奏するのが「しきたり」だったそうで、マイルスは、パレ・ミッケルボルグが作編曲した組曲『オーラ』をビッグ・バンドと共演、この時の演奏の出来が良かったことで、マイルス自ら正式にスタジオ録音したのが本作とのこと。

ビッグバンドをバックにマイルス・バンドが演奏する、と聞くと、1950年代後半の「ギル・エヴァンスとのコラボ」を想起するが、ギルとのコラボの時の様に、この北欧のビッグバンドとの共演で、マイルスとして「新しい何か」を生み出したかと言えば、そうではない。が、マイルスのパフォーマンスだけ捉えれば「素晴らしい」の一言。
 

Miles-davisaura

 
流麗にクールに、アグレッシブにリリカルに、ジャジーに朗々とトランペットを吹き回し、吹き上げるマイルスは全編に渡って「一級品」。これだけ、マイルスのトランペットをズット愛で続けることの出来るアルバムはそうそうない。特に、マイルスの晩年のトランペットの素晴らしさを長時間に渡って体感できるのはこの盤しかない。

ビッグバンドの演奏としてはまずまずのレベルだが、マイルスの、マイルス・バンドの演奏を前面押し出し、引き立たせる為のビッグバンドという役割については、その役割を堅実に果たしている。ソリストの活躍するパートもあるが、マイルスのトランペットを阻害することは全くない。そういう意味では、マイルス・ウィズ・ビッグバンドとしては、サウンドのバランスは良好。

ビッグバンドをバックに、マイルスがトランペットを朗々と流麗に吹き進める演奏から、ビッグバンドのソリスト、オーボエのソロにハープやピアノが、はたまたエレギが絡む、現代音楽の様な展開があったり、ミディアム・テンポのジャズロック風のエレ・ファンクがあったり、単純に「ウィズ・ビッグバンド」の企画盤として楽しめる内容になっている。

マイルスの「創造的なSomething(何か)」は感じられないので、そこは硬派なマイルス者の方々には大いに不満が残る内容らしいが(我が国の評論家諸氏の評価も散々・笑)、マイルスのトランペットを愛でる、という一点では、まずまずの内容の「マイルス・ウィズ・ビッグバンド」な盤だと僕は思う。マイルスも意外とノリノリでトランペットを吹いているみたいで、意外とマイルスの充実したプレイが楽しめる。

ちなみに、ジャケット・デザインは平凡でちょっと酷いもの。当時、コロンビア・レコードとして、マイルスに全く力を入れていなかったことが良く判る。まあ、歴史的に振り返ってみて、コロンビア・レコードとか、エマーシー・レコードとか、大手のレコード会社は、結構、ジャズを粗末に扱うところがあるが、この『Aura』のジャケの酷さからも、そんなところが窺い知れて面白い。
 
 

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2023年12月16日 (土曜日)

Miles Davis At Carnegie Hall

アコースティック・マイルスの正式盤のブログ記事のフォローアップをしている。

『Miles Davis At Carnegie Hall』(写真左)。May 19, 1961年5月19日、NYのカーネギー・ホールでのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Miles Davis (tp), Hank Mobley (ts), Wynton Kelly (p), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb (ds) のマイルス・クインテットのバックに、Gil Evans (arr, cond) のジャズ・オーケストラが付く。

NYの音楽の殿堂「カーネギー・ホール」にて、デイビスが通常のクインテットを演奏し、ギル エヴァンスと21人編成のオーケストラの伴奏をバックに、マイルス・ディヴィスのクインテットがフロントで演奏するライヴ音源。

初出のLPでは、マイルスの有名オリジナル曲2曲とジャズ・スタンダード曲4曲の全6曲。CDリイシューでは、CD2枚組となって全11曲。LP収録曲に追加された曲の中での目玉は「アランフェス組曲」のライヴ収録。カーネギー・ホールでのマイルスとギルとのコラボの全貌、という点では、「アランフェス組曲」のライヴ収録を含めたCD2枚組が良いだろう。

まず、ギルのアレンジが冴渡る、マイルスの有名オリジナル曲とジャズ・スタンダード曲の演奏が良い。ウィズ・ジャズオケのアルバムは多々あれど、このギルのユニークで内容の濃いアレンジで演奏されたものは無い。

このギルのアレンジは、どこから聴いても「ギルのアレンジ」で、これがまた、マイルスのトランペットを大いに引き立て、マイルスの音世界に独特の彩りを添える。

ウィントン・ケリーのハッピーで快調なピアノが演奏全体に明るい躍動感を与えている。モブレーのテナーは少し優しいが、この盤では、ケリーのピアノに煽られるようにスインギーに吹きまくる。モブレーのテナーの優しさは、ジャズオケとの共演においては相性が良い。
 

Miles-davis-at-carnegie-hall

 
ジャズオケ含めたジャジーな演奏に推進力を与えているのがポール・チェンバースのベース、ジミー・コブのドラムのリズム隊。このリズム隊の醸し出す熱気は、ケリーの明るい躍動感溢れるピアノと相まって、演奏全体に独特のグルーヴを与えている。

もちろん、演奏の内容について、一番はマイルス・ディヴィス。特に、このライヴ音源では、ギル・エヴァンス独特のアレンジを得て、マイルスの好調なトランペットが映えに映える。

演奏メンバーにの中で、マイルスのパフォーマンスの充実度は抜きん出ている。演奏全体の雰囲気は「マイルスの考えるハードバップ」だが、マイルスのハードバップなトランペットは、1950年台から比べると、確実にステップアップしているのは見事だ。

CDリイシュー時に追加収録された、目玉の「アランフェス組曲」については、この難曲をジャズオケ込みのライヴ演奏で再現出来るとは思っていなかったので、このライヴ演奏のクインテット+ジャズオケの演奏力は素晴らしいものがある。

マイルス・クインテットだけによる演奏もあり、これがまた溌剌として良し。当時のマイルス・クインテットの充実度合いの高さが窺い知れいる。特に、ケリー・ポルチェン・コブのリズム・セクションが絶好調。このリズム・セクションの好調度合いが、演奏全体に好影響を与えている。

マイルスとギルのコラボのライヴ音源。スタジオ録音の精緻さ・精巧さも良いが、このライヴ音源における、マイルスの有名曲、ジャズ・スタンダード曲の演奏の躍動感と溌剌としたマイルスのトランペットも捨て難い。

マイルスのリーダー作の中で「地味」な部類に入る盤だが、内容はとても良い。地味盤だからと言って、聴かず嫌いは無いだろう。このライヴ盤でのマイルスのトランペットは一聴の価値あり、である。
 
 

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2023年12月13日 (水曜日)

『Basie On The Beatles』です

久しぶりにビートル・ジャズを聴いている。もともと、ジャズって、その時代時代の流行の音楽に敏感で、流行の音楽のエッセンスを取り込んだり、ヒット曲のカヴァーが大得意。例えば、最大の好例が「ボサノバ・ジャズ」。そのほか、サンバ、ラテンはしっかりジャズに融合しているし、ロックが台頭して以降、ジャズとロックの融合でクロスオーヴァー・ジャズが誕生した。

ビートルズについては、米国に上陸後、ジャズを流行ポップスの座から引きずり下ろし、ロックの台頭の引き金になったスーパースター集団。出す曲、出すアルバムは空前の大ヒット。しかし、ジャズ界はこぞってビートルズ曲のカヴァーに取り組んだ。そして、そのトレンドは現在まで続いている。ビートルズ曲って、意外とジャズにアレンジし甲斐のある楽曲が多いみたいなんですよね。

Count Basie & His Orchestra『Basie On The Beatles』(写真左)。1969年12月15日の録音。1970年のリリース。カウント・ベイシー楽団のビートルズ曲のカヴァー集の第二弾。この盤については、ビートルズ後期の名曲をメインに選曲されている。第一弾『Basie's Beatle Bag』(2016年11月27日のブログ参照)は、ビートルズ前期の名曲をメインの選曲だったから、第二弾の選曲はなかなか考えた選曲。
 

Count-basie-his-orchestrabasie-on-the-be

 
今回もアレンジの妙が光る。というか、どこから聴いても、カウント・ベイシー楽団の音を前提としたアレンジで、演奏の雰囲気は、どこから聴いても、カウント・ベイシー楽団の演奏になっているから不思議といえば不思議。ビッグバンドの音の重なり、音の響き、アドリブ展開のフレーズ。どれをとっても「カウント・ベイシー楽団の色」が濃厚。これがなかなかに「聴きもの」なのだ。

基本はロックのビート。ハロルド・ジョーンズの軽快にスイングするドラミングが肝。ビッグバンドのビートルズ曲のカヴァーなので、スイング、そして、縦ノリ、疾走感が前提のアレンジになるので、ラストの「Yesterday」など、カウント・ベイシー楽団ならではの、パンチの効いた、スピード感溢れる縦ノリ、スインギーな演奏は「いかにも」という感じ。その他、ビートルズ後期のジャズのカヴァーの定番曲の演奏がズラリと並ぶ。

1969年のカウント・ベイシー楽団の音ゆえ、今の耳には古く聴こえるか、と思ったが、聴いてみて意外と古さは感じない。普遍的なカウント・ベイシー楽団の音が濃厚がゆえ、だろう。カウント・ベイシー楽団らしい「ビートルズ曲のカヴァー集」。ビッグバンドにおける優れた「ビートルズ曲のカヴァー集」の一枚と評価しても良い内容である。
 
 

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2023年12月 8日 (金曜日)

ジョン・レノンの43回目の命日

12月8日、ジョン・レノンの命日である。正確には、米国東海岸の12月8日なので、日本時間からすると明日なんだが、細かいことは言わない。1980年12月8日 22時50分(米国東部時間)、ニューヨークの自宅アパート「ダコタ・ハウス」前においてファンを名乗るマーク・チャップマンに撃たれ、30分後に死亡が宣告された。43年前のことになる。

僕は大学時代、リアルタイムで体験している。大学生協の電気製品売り場で、カセットテープを物色していた時、NHKのニュースがラジオから流れていた。何気なくそのニュースを聞いていたのだが、突然「ジョン・レノンが撃たれた」。ん、撃たれた? でも、その時は何故か「ジョンは死なない」と思い込んでいた。そして、その1時間後、「ジョン・レノンが射殺された」。相当なショックを受けた。今でもあの時のショックは忘れない。とにかく「衝撃」だった。

Colin Towns & The NDR Big Band『John Lennon - In My Own Write』(写真左)。2011年の作品。英国の編曲家兼指揮者のコリン・タウンズとドイツのNBRビッグ・バンドとのコラボ。タイトル通り、ビッグ・バンドによる、ジョン・レノンの楽曲のカヴァー集である。これは非常に珍しい、唯一無二の企画盤だろう。この盤、我が国ではほとんど取り上げられていないみたいだが、相当に内容の濃い、現代のビッグ・バンド演奏による、ジョン・レノン・トリビュート盤なのだ。
 

Colin-towns-the-ndr-big-bandjohn-lennon-

 
収録曲はビートルズの後半から、ソロになってからの楽曲まで、なかなか良い選曲で聴かせる。しかも、タウンズのアレンジが素晴らしい。伝統的なビッグ・バンドのアレンジの様式にとらわれず、サイケデリック・ロックなテイストから、エレクトリックなクロスオーヴァー・ジャズ、そして、ジャズロックまで、ロックのテイストを前面に押し出しつつ、演奏の基本はジャジーなビッグ・バンドに落ち着ける、という実にユニークなアレンジ。このユニークなアレンジがジョン・レノンの楽曲にバッチリ合っているのだから凄い。

そして、タウンズのアレンジの乗って疾走するビッグ・バンド、The NDR Big Bandの演奏力も凄い。迫力満点、ビートがバッチリ効いて、メロディアスな展開も見事。ロックのテイストをパンチのある8ビートで表現する、そのテクニックも見事。ジョンの名曲が現代のビッグ・バンドに乗って輝いている。さすが、The NDR Big Bandである。

今年で、43回目のジョンの命日。1980年の出来事だが、今でもあの時受けたショックは忘れない。僕の生涯の中で、この「ジョンの死」が一番不条理な出来事だった。あの時の無力感は今でも忘れない。

人間が複数人いると争いは起こる。しかし、起こった争いは人間の叡智で速やかに収束しなければならない。ジョンの楽曲のカヴァーを聴いていて、やはり「Give Peace a Chance」「Imagine」は、今でも思わず感じ入って聴き込んでしまう。
 
 

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2023年10月25日 (水曜日)

「たをやめオルケスタ」の最新盤

ビッグバンドには、そのバンド毎に「志向」がある。とにかく、アーティステックにストイックにビッグバンドの「芸術性を追求するバンド」。エリントンやベイシーなどのレジェンドなビッグバンドの音を「研究〜現代で再現しようとするバンド」。元々はダンス・ミュージックなのだからと、多人数のアンサンブルやユニゾン&ハーモニーを楽しみ、ソロ演奏を楽しむ「エンタテイメント性を追求するバンド」などなど。

ビッグバンドの音は追求すればするだけ面白いのだが、多人数がゆえ、バンド全体の運営が厳しい。世界的に見ても、テンポラリーにビッグバンドを編成し、演奏することはままあっても、恒常的にバンド活動を維持し、コンスタントにアルバムをリリースしているビッグバンドは数少ない。我が国においては、宮間利之ニューハード、東京キューバンボーイズ、ちょっとジャズから外れるが、東京スカパラダイスオーケストラ。メジャーなところでこれくらいしか、名前が浮かばない。

たをやめオルケスタ『祝宴フィフティーン』(写真左)。2023年9月のリリース。 活動15周年を迎える女性16名のビッグバンドの最新フル・アルバム。2021年にリリースされた二枚の7inchに納められた楽曲を含む計11曲を収録。

「たをやめオルケスタ」とは、女性のみで構成されるトロピカル楽団として、岡村トモ子 (as, fl) を中心として2008年に結成。「たおやめ」は「手弱女」と書くのだが、どうして、迫力のあるブロウ、力感溢れるアンサンブル、ドライブ感豊かなユニゾン&ハーモニー、手に汗握るインタープレイと、その音だけ聴けば、女性のみで構成されるビッグバンドとは思えない。
 

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収録された楽曲を見渡すと「Take the A train」「Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)」「A Night in Tunisia(チュニジアの夜)」などの有名ジャズ・スタンダード曲や、ラテン・ジャズやカリプソ、アフター・ビートルズ、アメリカン・ポップス、はたまたヒップホップなどの楽曲をカヴァーしていて楽しい。そして、このバラエティーに富んだ楽曲を、工夫とアイデアに富んだアレンジで、とっても楽しいビッグバンド曲に変身させている。

じっくり聴いてみて、とにかく演奏テクニックが確か。とにかく上手い。揺らぎもなければ、ふらつきもない。一糸乱れぬユニゾン&ハーモニー、ズレのないバッチリ合ったアンサンブル。音の迫力、音の厚み、音の輝き、どれをとってもビッグバンドとして一級品。ソロイストのパフォーマンスも及第点(ちょっと安全運転風。ライヴだと違うのかな)。

そして、このビッグバンドの一番は「聴いていて楽しい」こと。適度なスイング感、アクセント確かダンサフルなオフビート、そして、流麗で明るいフレーズ。そんなビッグバンドが、デューク・エリントンの「Take the A train」や、ジョージ・ハリソンの「I've Got My Mind Set On You」、カーペンターズの「Close to You」なんかをブイブイやるのだ。聴いていて楽しいことこの上ない。たをやめオルケスタって「エンタテイメント性を追求するバンド」の優れものである。

たをやめオルケスタ。バンド名だけは知っていたが、こんなに素晴らしいビッグバンドだとは知らなかった。スミマセン(笑)。結成以来15年というが、その間、たをやめオルケスタの音源に全く出会えなかったのだから、こういうこともあるもんだなあ、と(笑)。今回、やっと、たをやめオルケスタの音源に出会えた。聴いて思う。良いビッグバンドに出会えたと....。
 
 

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2023年10月19日 (木曜日)

新しいビッグバンド・サウンド

ジャズのビッグバンドについては、コロナ禍にも関わらず、有名ビッグバンドについては、その組織を堅調に維持し、録音も順調にこなし、内容充実の好盤をリリースし続けている。これは素晴らしいことで、コロナ禍ゆえ、バンドのメンバー全員が集まってリハーサルをこなすことなど、なかなか出来なかったと思うのだが、その高度なテクニックとアンサンブルを維持する努力は並々ならぬものがあったのだろう。本当に頭の下がる思いである。

挾間美帆 feat. Danish Radio Big Band『Imaginary Visions』(写真左)。2021年3月の録音。挾間美帆の作曲&指揮、デンマーク・ラジオ・ビッグバンドの演奏。デンマークは2020年12月から2021年の2月までロックダウンで、そのロックダウンが解けたあとの録音とのこと。挾間美帆が作曲したオリジナル作品をビッグバンドで演奏するというのは初めて、とのこと。

2019年に彼女がデンマーク・ラジオ・ビッグバンドの首席指揮者に就任して以来、満を持してのオリジナル作品。これまで彼女の作品は、彼女自身が主宰するM_unitでの活動&レコーディングがメインだったので、本格的な正統派ビッグ・バンドでの初の録音になる。これは注目盤である。
 

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まず、アレンジが個性的。伝統的なビッグバンドの正統派なアレンジなんだが、今までの正統派ビッグバンドのアレンジと響きと音の重ね方が違う。音の重なり方は重厚なのだが、どこが明るい感じのオープンな音の重ね方で、響きが軽快。重厚で複雑なビッグ・バンドのパフォーマンスでありながら、フレージングは軽やかで躍動感がある。今までに聴いたことがない、ビッグバンドのアレンジについつい引き込まれる。

かつ、ギル・エヴァンスのアレンジの如く、アドリブ・ソロをとる楽器のみならず、一つ一つの楽器の力量と個性を活かし、その集合体として相乗効果溢れるアンサンブルが素晴らしい。特に楽器一つ一つの音が分離して聴こえる様で、それがバラバラにならず、一体となって、バンドの音となり個性となる。狭間美帆の書く楽曲が良いのだろうし、そのアレンジも十分に考え抜かれたものなんだろう。このビッグバンドのアンサンブルも個性的。

狭間美帆ならではのビッグバンド・サウンドがこの盤にある。21世紀の新しい響きと新しい響きのアンサンブルを個性とした、新しいビッグバンド・サウンドの出現である。あまり、話題に上がっていない様だが、この狭間美帆の初のビッグバンド・サウンドは要チェックだろう。とりわけ、ビッグバンド者の方々には是非一聴を、と思う。
 
 

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2023年9月18日 (月曜日)

充実の『アフリカン・ワルツ』

リヴァーサイド・レーベルのキャノンボール・アダレイは、自らの個性を前面に出し、活き活きとしたパフォーマンスを発揮し、数々の傑作をものにしている。ひとえに、リヴァーサイドの総帥プロデューサーのオリン・キープニュースの賜物である、と僕は思っている。キャノンボールは本当に良いレーベルに巡り会えた。

Cannonball Adderley『African Waltz』(写真左)。1961年2, 5月の録音。リヴァーサイド・レーベルからのリリース。ビッグバンドをバックにしたキャノンボール・アダレイの企画盤。

ちなみにパーソネルは、Cannonball Adderley (as), Nat Adderley, Joe Newman, Ernie Royal, Clark Terry, Nick Travis (tp), immy Cleveland, George Matthews, Arnett Sparrow, Melba Liston (tb), Bob Brookmeyer (valve-tb), aul Faulise (b-tb), Don Butterfield (tuba), George Dorsey (as, fl), Oliver Nelson (ts, fl), Jerome Richardson (ts, fl, piccolo), Arthur Clarke (bs), Wynton Kelly (p), Sam Jones (b), Charlie Persip, Louis Hayes (ds), Michael Olatunji (congas, bongos), Ray Barretto (congas),

要所要所に一流ジャズマンを配置した、内容のあるスキルフルなビッグバンドをバックにした、充実の企画盤。ビッグバンドをバックにしたキャノンボールと言えば、エマーシー時代の「ウケ狙いのイージーリスニング・ジャズ」を想起して、ちょっと眉をひそめるのだが、この盤を聴けば、それは杞憂であったことにホッとする。
 

Cannonball-adderleyafrican-waltz

 
アレンジが良い。アーニー・ウィルキンスのアレンジとのことだが、1960年代のジャズ黄金期の「録音の為のビッグバンド」といった音作りがとても良い。ウィントン・ケリーのピアノ、サム・ジョーンズのベース、チャーリー・パーシップとルイス・ヘイズのドラム、この1960年代ならではのリズム・セクションが、当時の最先端のハードバップらしいリズム&ビートを供給する。これが意外と洒脱なのだ。

ホーン隊は逆に、実に「俗っぽい」。どこから聴いても、下世話なスイングの雰囲気を引き継いだ、どこから聴いても、モダン・ジャズらしい、大衆受けするユニゾン&ハーモニー。新しさは無いが、ジャズ黄金期のブラスの響き、ブリリアントな音の輝きが「どジャズ」していて、とても良い。

そんなビッグバンドをバックに、キャノンボール・アダレイの初のシングルヒット曲「African Waltz」が展開される。これがまた実に良い。ただ、この「African Waltz」は、アドリブ・パートが無くて、ジャズの曲調を借りたビッグバンドをベースとしたイージーリスニング志向の演奏。それでも、曲自体が良くて、音的にもアフリカ色が散りばめられていて良い感じ。

他の曲も、スタンダード曲、若しくは、ミュージシャンズ・チューンがほとんどだが、演奏自体のレベルは良好。さすが、メンバーがメンバーだけに、それぞれのアドリブ・パートや要所要所のユニゾン&ハーモニーは聴き応え十分。

エマーシー時代とは一線を画した、リヴァーサイドでの内容のあるスキルフルなビッグバンドをバックにした、充実の企画盤。本当に、キャノンボールって、リヴァーサイドに移籍して良かったなあ、とこの盤を聴く度に、つくづく思うのだ。
 
 

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2023年9月16日 (土曜日)

1980年代タイナーのジャズオケ

1980年代のマッコイ・タイナーの聴き直しに突入。1970年代はほぼマイルストーン・レーベル一本槍で、タイナー・ミュージックの確立期の記録が追体験出来る。1980年代はマイルストーン・レーベルを離れ、複数のレーベルを渡り歩く、タイナー・ミュージックの「成熟と過渡期」の時代。そんな1980年代のタイナーにも魅力満載。

McCoy Tyner『13th House』(写真)。1980年10月の録音。ちなみにパーソネルは、McCoy Tyner (p, arr), Oscar Brashear (tp), Kamau Muata Adilifu (flh), Slide Hampton (tb, arr), Gregory Williams (french horn), Bob Stewart –(tuba), Hubert Laws (piccolo, fl), Joe Ford (as, ss, fl), Ricky Ford (ts, ss), Frank Foster (ts, ss, cl, arr), Ron Carter (b), Jack DeJohnette (ds), Airto Moreira, Dom Um Romao (perc), Jimmy Heath (arr)。

タイナーのマイルストーン・レーベルの最終作。1972年のタイナー流モード・ジャズの名盤『Sahara』から始まり、毎年1〜2作のペースでリーダー作を発表、この『13th House』で、タイナーの「黄金期」であるマイルストーン時代は一旦の終結を迎える。マイルストーン時代は、タイナーがタイナー流のモード・ジャズを確立し、コルトレーンの「アフリカン・ネイティヴな音志向」を前提としたモーダルなジャズオケ演奏を継承した時代である。

当盤『13th House』は、大編成ジャズ・オーケストラにおけるタイナー・ミュージックの完成形。タイナーの大編成ジャズ・オーケストラなリーダー作は、以前に『Song Of the New World』(1973年)、『Fly With The Wind』(1976年)の2枚がある。いずれも、ジャズ・オーケストラにおけるタイナー・ミュージックの名盤であるが、内容の充実度からすると、今回の『13th House』が頭1つ抜きんでている。
 

Mccoy-tyner13th-house

 
今回はアレンジがとても優れている。資料を紐解くと、スライド・ハンプトン(3曲目「Search For Peace」)、ジミー・ヒース(2曲目「13th House」)、フランク・フォスター(5曲目「.Leo Rising」)の3人が1曲づつ担当、残りの1曲目「Short Suite」と4曲目「Love Samba」の2曲を、リーダーのマッコイ・タイナーが担当。

タイナーのアレンジも良いが、他の3人の「タイナーのアフリカン・ネイティヴな音志向」を前提としたモーダルなジャズオケ演奏を想定したアレンジが、それぞれ個性があって、全く飽きの来ない展開になっているところが良い。

そして、ジャズオケの肝になるリズム・セクションについては、リーダーのタイナーがピアノ、そして、ベースにロン、ドラムがデジョネットと、振り返れば、ビックリする様なレジェンド級のメンバーによる、重厚で柔軟度の高いリズム・セクションで、ジャズ・オケのフロント楽器に全く負けない、逆に、フロント楽器全体を鼓舞しコントロールするリズム・セクションで、このリズム・セクションの存在がとても効いている。

この『13th House』は、タイナーの「アフリカン・ネイティヴな音志向」を前提としたモーダルなジャズオケ演奏のアルバムの中で一番、内容の充実度が高い。タイナーのピアノの充実度も最高レベルに近い。

我が国のジャズ盤紹介本や雑誌の名盤紹介には、タイナーの「アフリカン・ネイティヴな音志向」を前提としたモーダルなジャズオケ演奏のアルバムについては、何故か『Fly With The Wind』ばかりが、ほんの時々『Song Of the New World』が紹介されるが、このこの『13th House』の紹介記事については、ほとんど見たことが無い。タイトルが良く無いのか、ジャケが良く無いのか、それでも内容は、前の2枚『Fly With The Wind』と『Song Of the New World』を凌駕する優れもの。

紹介記事が僅少なのに怯まず、一度は聴いて欲しい優秀作。特に、マッコイ・タイナーのファンには絶対お勧めです。
 
 

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2023年8月12日 (土曜日)

教会音楽志向のソウル・ジャズ 『I'm Tryin' To Get Home』

ブルーノートの4100番台は、ジャズの多様化の時代を反映した、当時のジャズのトレンド、ジャズの奏法のほぼ全てに対応した多様なラインアップが素晴らしかった訳だが、4100番台も終わりの頃になると、ジャズの多様化の度が過ぎて、従来のモダン・ジャズの範疇を逸脱した、不思議な内容のジャズも出現してきた。

Donald Byrd『I'm Tryin' To Get Home』(写真左)。1964年12月の録音。ブルーノートの4188番。ドナルド・バードのビッグバンド編成でパフォーマンスした、こってこての「ソウル・ジャズ」。ジャジーなリズム&ビートが無ければ、ビッグバンド編成で奏でる、スピリチュアル・ジャズの先駆け的響きも見え隠れした、ホーリーでゴスペルチックな「教会音楽」である。

ちなみにパーソネルは、Donald Byrd (tp, flh), Stanley Turrentine (ts), Herbie Hancock (p), Freddie Roach (org), Grant Green (g), Bob Cranshaw (b), Grady Tate (ds) のセプテットに、Joe Ferrante, Jimmy Owens, Ernie Royal, Clark Terry, Snooky Young (tp), Jimmy Cleveland, Henry Coker, J.J. Johnson, Benny Powell (tb), Jim Buffington, Bob Northern (french horn), Don Butterfield (tuba) の管セクションが付いたビッグバンド編成。
 

Donald-byrdim-tryin-to-get-home

 
冒頭の「Brother Isaac」でぶっ飛ぶ。男女コーラスの軽妙な(奇妙な?)スキャットと、ソウルフルな響きが怪しいビッグバンドが高揚しながらスイングする、摩訶不思議なソウル・ジャズ。というか、ゴスペル・コーラスを彷彿とさせる、ジャジーな教会音楽風で、さすがに、この演奏をコンテンポラリーな純ジャズとして聴くには無理がある。僕は、ジャズと教会音楽との融合がメインの、過度にソウルフルなジャズ・ファンクとして捉えている。

しかし、演奏の中核となるのは、リーダーのバード以下のセプテットの面々で、それぞれのソロ演奏は、当時のジャズの最新の演奏志向や奏法を捉えて、意外と尖った演奏をしている。2曲目「Noah」では、バードはファンキーなモーダル・フレーズでソロを展開し、ハンコックはモーダルなハーモニーでバッキングする。ソウル・ジャズな雰囲気の演奏の中で、モーダルな響きが飛び交う様はシュールですらある。この辺りはジャズと教会音楽との融合の中での「実験ジャズ」的な響きである。

サブタイトルが「Brass With Voices」。その通り、ブラスの響きとスキャット&コーラスを効果的にアレンジに反映した、教会音楽志向のソウル・ジャズがこの盤の中に充満している。内容的にあまりに尖っていて一般受けはしないだろう。しかし、内容的には実にアーティステックなチャレンジであり、こういった一般受けしそうもない尖った内容の「融合」ジャズをしっかりとアルバム化してリリースする、当時のブルーノートは、単純に凄いと思う。
 
 

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