2024年5月18日 (土曜日)

A&Mの作るボサノヴァ・ジャズ

A&Mレコードの 3000 series の諸作は、リーダーを務めるジャズマンについては、錚々たるメンバーである。ハードバップ時代から活躍してきたジャズマンが、こぞって、このA&Mレコードの目指す「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のジャズ」を実現する為に集ってきた。

バックを司るサイドマンも、ハードバップ時代からの一流どころが参加していて、若手のスタジオ・ミュージシャンにまじって、しっかりと存在感をアピールしている。皆、一流どころなので、テクニックは優秀、出てくるフレーズには歌心が溢れていて、演奏自体、内容があって、水準以上のレベルでのパフォーマンスを発揮している。当然、名盤、好盤の類のアルバムが目白押しである。

Walter Wanderley Set『When It Was Done』(写真左)。1968年12月の録音。A&Mレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、Walter Wanderley (org, el-harpsichord), José Marino (b), João Palma (ds), Lu Lu Ferreira (perc) がメイン・メンバーで、バックにオーケストラが入っている。

ブラジル出身のオルガン奏者、ウォルター・ワンダレイのリーダー作、ボサノヴァ・ジャズの名曲集になる。ワンダレイといえば「ボサノヴァ・オルガンの第一人者」と言われる。ブラジル出身のオルガニストであるが故、ボサノヴァの本質を突いたオルガンを弾きまくる。
 

Walter-wanderley-setwhen-it-was-done  

 
ボサノバはムード音楽では無い、ボサノヴァの本質は「サウダージ(郷愁、哀愁)」にある、意外と硬派な音楽なのだが、その辺りをワンダレーは、しっかり踏まえて、硬派で甘さに流れない、正統派な「コンテンポラリーなボサノヴァ・ジャズ」を展開している。

電子ハープシコードの音が、ちょっとチープな響きで気になるが、概ね、ワンダレイのキーボードについては、耳当たりは良いが、結構切れ味良く尖っていて、アルバム全体の雰囲気をグッと締めていて聴き応えがある。

バックのオーケストラは、あくまで、ワンダレイのキーボードの引き立て役。ベース、ドラム、パーカッションのリズム隊は、ボサノヴァのリズム&ビートを的確にワンダレイのキーボードに供給している。

演奏全体のリズム&ビートを含め、ボサノヴァ・ジャズとして破綻は全く無い。逆に、ボサノヴァのリズム&ビートに乗った、ワンダレイのオルガンは切れ味良く、真摯で迫力がある。決して、ムード・ジャズのオルガンでは無い。ワンダレイは「ボサノヴァ・オルガンの第一人者」と言われていたことを再認識する。

各曲毎のドン・セベスキーのアレンジも、ボサノヴァ・ジャズという特性を良く把握した、優れたアレンジで、アルバム全体の雰囲気をしっかりと引き締めている。

このワンダレイの『When It Was Done』は、A&Mレコードの「上質でコンテンポラリーなイージーリスニング志向のボサノヴァ・ジャズ」。さらに、ボサノヴァ・ジャズの名盤の一枚に上げても良い内容だと思う。
 
 

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2024年5月17日 (金曜日)

A&Mの ”カイとJ.J.” の名演

「K. and J.J. 」とは、ジャズ・トロンボーンの名手の二人、J.J.ジョンソンとカイ・ウィンディング。ハードバップ時代には「KAI & J.J.」というユニットを組んで、聴き心地の良いファンキー・ジャズの好盤を連発していた。その「KAI & J.J.」の再結成風のA&M盤。単なる「懐メロ同窓会」的雰囲気で終わるのではないか、という危惧を覚える。

K. and J.J. 『Israel』(写真左)。1968年2, 3, 4月の録音。A&Mレコードからのリリース。ちなみにパーソネルは、J. J. Johnson, Kai Winding (tb), Herbie Hancock (p), Ross Tompkins (p, harpsichord), Eric Gale, Bucky Pizzarelli (g), Ron Carter, Richard Davis (b), Grady Tate (ds) がメイン・メンバー。ここにハープ入りの管楽器メインのジャズオケがバックに入っている。

が、聴いてみると、まず、カイとJ.J.のトロンボーンが「イケる」。しっかりとしたテクニックで、しっかりとしたブロウで、しっかりとしたピッチでトロンボーンを吹きまくっている。トロンボーンのブラスの鳴りがスピーカーから伝わってくるほどのブリリアントなトロンボーンの響き。このカイとJ.J.の好調な「本気トロンボーン」の吹奏を聴くだけで、この盤は「懐メロ同窓会」的な企画盤で無いことが判る。

もともと、A&Mレコードの音作りが「上質なイージーリスニング志向のジャズ」を目指しているだけあって、この盤でも、特に、ハープ入りの管楽器メインのジャズオケのアレンジが優れている。陳腐なところは全く無い。とても良く練られた、ドン・セベスキーのアレンジである。
 

K-and-jjisrael

 
演奏自体のアレンジも良い。収録曲を見渡せば、「"My Funny Valentine」「Django」などの人気スタンダード曲あり、「Israel」「Am I Blue」「St. James Infirmary」などの渋いスタンダード曲あり、どちらも、一捻りしたアレンジが優秀で、「上質なイージーリスニング志向のジャズ」として、絶大な効果を発揮している。

「上質なイージーリスニング志向のジャズ」を目指しているからと言って、演奏自体が聴き心地優先の甘々な演奏では全く無い。それぞれの楽器のパフォーマンスは、とても充実している。それぞれの楽器担当の「本気」を感じる。

カイとJ.J.のトロンボーンのユニゾン&ハーモニー、そして、チェイス。これが、どの曲でもバッチリ効いている。とにかく、トロンボーン独特のユニゾン&ハーモニーが前面に出てくる。これがどれもが印象的に耳に響く。カイとJ.J.のトロンボーンのソロも良い。充実した本気な吹き回しで、ダレたところは微塵も無い。本気で聴かせるジャズ・トロンボーン。

ハンコックのピアノもそこはかとなくファンキーで、カイとJ.J.のトロンボーンを引き立てる。伴奏上手のハンコックの面目躍如。ゲイルとピザレリのギター隊のリフ、カッティング、バッキングが小粋でこれまたファンキー。トロンボーンの柔らかな音色との対比が良い。

ロン、ディヴィスのベースはハードパップなウォーキング・ベースで、テイトの小粋で趣味の良いドラミングで、「上質なイージーリスニング志向のジャズ」のリズム&ビート支えている。

ハードバップ時代の「KAI & J.J.」の再結成盤。どうなることやら、と思いきや、当時の流行のど真ん中、ハードバップでファンキーでモダン、ジャズオケ+エレ楽器入りの「上質なイージーリスニング志向のジャズ」が展開されていて立派。とりわけ、カイとJ.J.のトロンボーンの、新鮮な「ハードバップ志向の力演」が印象に残る。
 
 

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2024年5月16日 (木曜日)

”A&Mのデスモンド” の傑作盤

故あって、A&Mレコードの3000 series のアルバムを聴き直している。A&Mレコードの3000 series の諸作は、クロスオーバー・ジャズの範疇だと思うが、それぞれのアルバムのパーソネルを見渡すと、大方、ハードバップ時代から活躍してきた一流ジャズマンを起用している。

ハードバップ時代から活躍してきた一流ジャズマンが、優れたアレンジに乗って、エレ・ジャズをバックに、ジャズオケをバックに、聴き心地の良い、聴き応えのある、イージーリスニング志向のジャズをやる。しかし、イージーリスニング志向だからと言って、聴くに優しい、甘々のジャズかと言えば、そうでは無い。

さすが、ハードバップ時代から活躍してきた一流ジャズマンである。それぞれの演奏のレベルは高く、一本しっかりと筋が通っている。意外と硬派な「イージーリスニング志向のコンテンポラリー・ジャズ」を展開しているから隅に置けない。特に、A&Mレコードの3000 series のアルバムを聴いてみると、それがよく判る。

Paul Desmond『Summertime』(写真左)。Paul Desmond (as), Herbie Hancock (p), Ron Carter (b), Leo Morris = Idris Muhammad (ds) がコア・メンバー。ここに、曲毎にゲストが入る。主だったところでは、Mike Mainieri (vib), Joe Venuto (marimba), Airto Moreira (perc), ギターはリズム楽器に徹している。そして、ホーンがメインのジャズオケがバックに控える。アレンジは、Don Sebesky。

「Someday My Prince Will Come」や「Autumn Leaves」など、有名スタンダード曲が選曲され、レノン=マッカートニーの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」のカバーがあったりで、これだけで、甘々のイージーリスニング・ジャズと判断して聴くのを止めてしまうジャズ者の方もいるだろう。
 

Paul-desmondsummertime  

 
しかし、聴けば判るが、有名スタンダード曲については、耳新しい、新鮮なアレンジが施され、手垢が付いた感じが全くない。そんな優れたアレンジの下、デスモンドの柔らかで硬派なアルト・サックスが、唄うが如く、囁くが如くの素敵なフレーズを吹き上げる。

レノン=マッカートニーの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」のカバーだって、囁くが如くのテーマ部のアレンジも秀逸、アドリブ部については、メインストリーム・ジャズのど真ん中を行く、素晴らしいアドリブ・パフォーマンスを展開する。これは、イージーリスニング志向では全く無い。これは「純ジャズ」なアドリブである。

ラストの、これまた、有名スタンダード曲、タイトル曲の「Summertime」については、これが凄い。バックのリズム・セクションに、ハンコックのピアノ、ロンのベース、モリスのドラム。そこに、フロント1管で、デスモンドのアルト・サックス。そして、出てくる演奏は、ストイックな変拍子&モード・ジャズ。

ハンコックのモーダル・ピアノが迫力満点、そこに、ロンのベースが呼応するように追従する。モリス(イドリス・ムハンマド)のドラムが切れ味の良い変拍子を叩き出す。そこに、耳新しい、モーダルなアルト・サックスのデスモンドが吹きまくる。この『Summertime』は、立派な「メインストリームな純ジャズ」である。

全編に漂う雰囲気は「硬派なイージーリスニング志向のコンテンポラリー・ジャズ」、時々「メインストリームな純ジャズ」。収録曲の曲名見ると、ちょっと聴くのをためらってしまうかもしれないが、この盤、デスモンドの傑作の一枚だと思う。
 
 

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2024年5月15日 (水曜日)

”CTIレコードのロン” の隠れ名盤

ジャズ・ベーシストの「生けるレジェンド」であるロン・カーター。1970年代は、クロスオーバー&フュージョン・ジャズの老舗レーベルであるCTIレコードに所属して、リーダーにサイドマンに大活躍。1970年代後半、ハービーの「V.S.O,P.」に参加、純ジャズに回帰するが、CTIレコードでの、クロスオーバー&フュージョン・ジャズのロンもなかなか良い。
 
Ron Carter『Blues Farm』(写真)。1973年1月10日の録音。ちなみにパーソネルは、Ron Carter (b, arr, cond), Billy Cobham (ds), Hubert Laws (fl, tracks 1, 5 & 6), Richard Tee (el-p, ac-p, tracks 1, 4 & 5), Bob James (ac-p, tracks 2, 3 & 6), Gene Bertoncini (g, track 5), Sam Brown (g, track 3), Ralph MacDonald (perc, tracks 1 & 4-6)。

ロン・カーターのCTIレコードでのリーダー作の第一弾である。パーソネルを見渡すと、不思議なことに気が付く。フロント楽器を司るサックス、トラペットが無い。辛うじて、ヒューバート・ロウズのフルートが存在するだけ。ギターについてはリズム楽器に徹している。それでは、このセッションでのフロントは誰が担っているのか。実は、ロンのベースとロウズのフルート、この2人だけでフロント楽器の役割、楽曲の旋律を演奏している。

アレンジと指揮はリーダーのロン自身が担当しているので、このベースとフルートのフロントはロンのアイデアだろう。しかし、これが、冒頭のジャズ・ファンク・チューンであるタイトル曲「Blues Farm」で、その効果を最大限に発揮する。

ロンはアタッチメントをつけて、アコベの音を電気的に増幅して、旋律のソロに対応する。これが意外とファンキーな音色で、ジャズ・ファンクなビートにピッタリ。そして、ロウズのフルートのエモーショナルな吹き上げが、これまた、爽やかなファンクネスを振り撒いている。

バックのリズム・セクションは、コブハムのファンキー・ドラムに、ティーのファンキー・アコピ、マクドナルドのファンキー・パーカッション。この手練れのメンバーがジャズ・ファンクなリズム&ビートを叩き出す。これが実に良い雰囲気で、ブルージー&ファンク。後の伝説のフュージョン・グループのキーボード担当、リチャード・ティーのアコピのファンクネスが半端無い。
 

Ron-carterblues-farm

 
2曲目の「A Small Ballad」は、なんと、ボブ・ジェームスのピアノ(!)と、ロンのベースのデュオ。このデュオ演奏は、クロスオーバー・ジャズでは無い。これは純ジャズである。3曲目の「Django」は、MJQのジョン・ルイスの名曲だが、フロントをロンのベースが取り仕切り、この名曲の旋律をベース一本でやり通す。アコベでありながら、ピッチも合っていて、ロンのベーシストとしてのテクニックがかなりのものだということを再認識する。

そして、僕が愛してやまないのが、4曲目の「A Hymn for Him」。ロンの作曲。極上のファンキー・バラードである。冒頭、ロンがフロントを取り仕切るのは変わらないが、このロンのアタッチメントをつけて、アコベの音を電気的に増幅したアコベの音がなかなかファンキーでいい感じ。ソロでのテクニックの高さと相まって、意外と聴き応えのあるロンのベース。

そして、リチャード・ティーのアコピ(フェンダー・ローズ)の、こってこてファンキーでキャッチーなバッキング。そして、ファンクネス滴る、ソフト&メロウなソロ・パフォーマンス。ティーのベストに近いフェンダー・ローズのパフォーマンス。もう惚れ惚れするばかり。さすがティー、さすがフェンダー・ローズの名手。しみじみと染み入り、思わず、心にグッとくる。

そして、エモーショナルで流麗でファンキー&メロウ、テクニック極上、歌心満点のロウズのフルート・ソロに、これまたグッとくる。極上のフュージョン・ジャズの一曲がここにある。

5曲目の「Two-Beat Johnson」は、ライトでポップでファンキーでご機嫌な小品。ラストの「R2, M1」は、アーシーでビートの効いた、ライトなジャズ・ファンク。ボブ・ジェームスのちょっとアブストラクトなピアノ・ソロが、このジャズ・ファンクな演奏を俗っぽい演奏にしていない。意外と硬派な、クロスオーバー・ジャズ志向のジャズ・ファンク。このリズム&ビートの軽快さが、ロンの考えるジャズ・ファンクの個性だろう。

アタッチメントをつけて、アコベの音を電気的に増幅して、旋律のソロに対応するロンについては、とかく批判的な意見が多いが、この盤のロンのパフォーマンスを聴いて判る様に、アコベのピッチが合っている分には問題無い。どころか、ジャズ・ファンクのリズム&ジャズ・ファンクのビートにピッタリな音色は意外と効果抜群。

自分の耳で聴いてみて初めて判る。このロンのCTIレコードでのリーダー作の第一弾、意外と「隠れ名盤」だと僕は思っている。
 
 

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2024年5月14日 (火曜日)

ハービー・マンのヒット作ライヴ

ジャズの世界で、ソロ演奏にあんまり向かないフルートを専門楽器に、数々の名演を残した、ジャズ・フルート演奏家の一人がハービー・マン。

フルートという楽器は、音色が甘く、音の強弱・濃淡がつけにくくて、演奏の幅とバリエーションが限定されてしまう傾向にあり、ジャズの世界では、あんまり、ソロ演奏に向かない楽器。

ただし、フルートは、息をちょっと強く吹くことで、エモーショナルで、ファンキーな音色を出すことができる。この「エモーショナルで、ファンキーな」フルートの音色の特性を最大限に活かして、コテコテの「ファンキー&ソウル・ジャズ」で勝負したのが、ハービー・マンである。

『Herbie Mann at the Village Gate』(写真左)。1961年11月17日、NYのライブ・スポット「ヴィレッジ・ゲイト」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Herbie Mann (fl), Hagood Hardy (vib), Ahmed Abdul-Malik (b), Ray Mantilla (conga, perc), Chief Bey (african-ds and perc), Rudy Collins (ds)。冒頭1曲目の「Comin' Home Baby」にだけ、作曲者のBen Tucker (b) が追加で入っている。

この邦題『ヴィレッジ・ゲイトのハービー・マン』は、僕がジャズを本格的に聴き始めた1970年代後半、マンの圧倒的な「代表的名盤」とされていた。しかし、僕は、ジャズを本格的に聴き始めた頃は、担当楽器が「フルート」というだけで敬遠。このライヴ盤を初めて聴いたのは、1990年代に入ってから。代表的名盤というだけに、ワクワクしながらCDプレイヤーのスイッチを押した。

と、冒頭の「Comin' Home Baby」のイントロから「あれれ」。静かなベース・ソロから始まり、抑制の効いたドラムが加わる。出てくるリズム&ビートは、熱量は温和、雰囲気は爽やかなファンキー・ビート。録音年は1961年、まだ、ファンキー・ジャズの「ノリノリの娯楽性」は発展途上だった様である。

聴く前は、ホットでノリノリなコテコテのファンキー・ジャズをイメージしていたのだが、意外と大人しくて温和な、聴きやすくて爽やかなファンキー・ジャズが出てきたので、ちょっと戸惑う。
 

Herbie-mann-at-the-village-gate

 
マンのソロも、そこはかとなくファンキーではあるが、熱量は温和、雰囲気は爽やかで聴きやすいフルートを吹き進める。そう、この『ヴィレッジ・ゲイトのハービー・マン』に入っているファンキー・ジャズって、熱い演奏、思いっきりノリノリのコッテコテなファンキー・ジャズではなくて、どこか爽快感溢れる、聴き心地の良い、イージーリスニング志向のファンキー・ジャズでなのだ。

しかし、続く、有名スタンダード曲の「Summertime」におけるハービー・マンのフルートが凄い。演奏の雰囲気は、そこはかとなくファンキーではあるが、熱量は温和、雰囲気は爽やかで聴きやすいファンキー・ジャズなのだが、そんな爽やかなファンキー・ビートに乗って、マンのフルート・ソロが炸裂する。

特に、アドリブ展開におけるマンのフルートのパフォーマンスは絶品。マンのフルートの実力を遺憾無く発揮している。この「Summertime」の存在が、この盤をマンの代表作の一枚としている、と言い切って良いくらいの絶品パフォーマンス。

ラストの、これも有名スタンダード曲の「It Ain't Necessarily So」については、約20分弱の長尺ライヴ・パフォーマンスなんだが、真ん中あたりで、長々とベース・ソロが流れる。これが、音が小さくて、ベース音が聴き取り難く、ノリも良くない。

録音年は1961年なので、エレべはまだ一般的で無く、アコベ一本で、コッテコテなファンキー&ソウルフルなベース・ソロを展開するのは無理がある。この部分の冗長さが惜しい。ここはちょっと短く編集した方が良かったと思う。

この『ヴィレッジ・ゲイトのハービー・マン』は、マンの圧倒的な「代表的名盤」、ファンキー・ジャズの「代表的名盤の一枚」とされているが、マンのジャズ・フルートとしてのパフォーマンスが優れているが、ファンキー・ジャズとしては、ちょっと物足りなさが残る。

しかし、このライヴ盤はヒットした。そして、マンは、「エモーショナルで、ファンキーな」フルートの音色の特性を最大限に活かして、コテコテの「ファンキー&ソウル・ジャズ」を推し進めていく。
 
 

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2024年5月13日 (月曜日)

マンの傑作盤『Glory Of Love』

フュージョン・ジャズの源はどの辺りにあるのだろう。僕は、1960年代後半、A&Mレコードの諸作が、その源の一つだと思っている。

A&Mレコードは、元々は1962年にハーブ・アルパートとジェリー・モスが設立したレコード・レーベル。ジャズのジャンルについては、ファンキー&ソウル・ジャズのエレ化をメインに、当時、ポピュラーな楽曲のカヴァーなど、ポップでジャジーなフュージョン・ジャズの先駆けな音作りで人気を獲得した。

Herbie Mann『Glory Of Love』(写真左)。1967年7, 9, 10月の録音。ちなみにパーソネルは以下の通り。

Herbie Mann (fl), Hubert Laws (fl, piccolo), Ernie Royal, Burt Collins (tp, flh), Benny Powell (tb), Joseph Grimaldi (sax), Leroy Glover (p, org), Paul Griffin (p), Roland Hanna (org), Jay Berliner, Eric Gale (g), Ron Carter (b), Herb Lovelle, Grady Tate (ds), Teddy Sommer (vib, perc), Ray Barretto, Johnny Pacheco (perc), Earl May (b), Roy Ayers (vib)。

手練れの豪華絢爛なパーソネル。予算をしっかり充てた充実の録音セッション。出てくる音は、エレトリック&8ビートなファンキー&ソウル・ジャズ。アニマルズがヒットさせたポップス曲「The House of the Rising Sun」や、レイ・チャールズがヒットさせたソウル曲「Unchain My Heart」など、当時の流行曲を見事なアレンジでカヴァーしている。
 

Herbie-mannglory-of-love

 
ポップス曲のカヴァーと聞くと、イージー・リスニング志向のジャズか、と思うのだが、このマンのA&M盤は、演奏自体が実にしっかりしている。リズム&ビートは、切れ味良く、ジャジーでソウルフルでファンキー。このリズム・セクションのリズム&ビートはとても良く効いている。

そのジャジーでソウルフルでファンキーなリズム&ビートに乗って、ハービー・マンのソウルフルなフルートが、爽やかなファンクネスを湛えて飛翔する。「In and Out」でのヒューバート・ローズとのダイアローグはとても楽しげ。フランシスレイの「Love is stronger far than we」では、ムーディーなマンのフルートが印象的。この盤でのマンのパフォーマンスは素晴らしい。

当時のA&Mレコードのジャズについては「質の高いリラックス出来るBGM」がコンセプト。しかし、このマンのA&M盤はBGMどころか、イージー・リスニング志向のエレ・ジャズでも無い、ソウルフルでファンキーなコンテンポラリー・ジャズとして成立している優れた内容。

アルバム全体を覆う適度なテンション、切れ味の良いジャジーでソウルフルでファンキーなリズム&ビート。マンを始めとするソウルフルなフロント隊の演奏。この盤には、1960年代前半から進化してきた、ファンキー&ソウル・ジャズの成熟形を聴くことが出来る。ハービー・マンの傑作の一枚であり、最高傑作と言っても良いかもしれない。

クリード・テイラーの優れたプロデュースの下、アレンジも良好、録音はルディ・バン・ゲルダー手になる「良好な音」。この盤がほとんど忘れ去られた存在で、廃盤状態が長く続いている。実に遺憾なことであるが、最近、ストリーミングで聴くことが出来るようになったみたいで、これは喜ばしいことである。
 
 

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2024年5月12日 (日曜日)

アメリカン4の「契約消化」盤

キースのアメリカン・カルテット。『The Survivors' Suite(邦題:残氓)』を録音した時点で、グループとして終わっていた。続く、ライヴ盤『Eyes of the Heart(邦題:心の瞳)』では、もうカルテットの演奏としても終わっている。キースの曲をキースの指示通り演奏することに「痺れを切らした」レッドマンが、完全にキースのカルテットから離反した。

このアメリカン・カルテットの終焉を記録した2枚のアルバムは、ECMレーベルからのリリース。元々、アメリカン・カルテットは、インパルス・レーベル主体に録音を進めてきた。もうアメリカン・カルテットとしては終わっていたにも関わらず、インパルス・レーベルには、契約が残っていた。キースをはじめとしたアメリカン・カルテットのメンバーは、この契約消化のために、アルバム2枚分の演奏を残さなければならなかった。

Keith Jarrett『Byablue』(写真左)と『Bop-Be』(写真右)である。どちらのアルバムも録音は、1976年10月14–16日。ちなみにパーソネルは、Keith Jarrett (p, ss, misc. perc), Dewey Redman (ts, misc. perc), Charlie Haden (b), Paul Motian (ds, perc)。「アメリカン・カルテット」再集結。記録によると、14-16日の間に、全19曲を録音している。いわゆる「アメリカン・カルテットのマラソン・セッション」である。
 

Keith-jarrettbyabluebopbe

 
それまでのアメリカン・カルテットのアルバムの収録曲は全て、キースが書いていたのだが、このアメリカン・カルテットの契約消化アルバムについては、キースだけでなく、メンバーそれぞれの自作曲を演奏している。例えば、『Byablue』は、全7曲中、キースの曲は1曲だけ、あとはヘイデンの曲が5曲、マーゴット(キースの妻)の曲が1曲。『Bop-Be』では、全7曲中、キースの曲は1曲だけ。レッドマンの曲が3曲、ヘイデンの曲が2曲、ジャズ・スタンダード曲が1曲。

それぞれのアルバムで、キースは1曲ずつしか提供していない。『Bop-Be』は、レッドマン、ヘイデン、キースの曲が混在。ピアノは全てキースが弾いているので、何とか、アルバムの音の一貫性は最低限保たれているが、アルバム全体の印象はバラエティーに富んだ印象。『Byablue』は7曲中5曲がヘイデンの曲なので、キースのアメリカン・カルテットの音というよりは、ヘイデンのリーダー作の様な雰囲気。

『Byablue』と『Bop-Be』、どちらのアルバムも、キースのアメリカン・カルテットの音世界と捉えることは難しい。それぞれの曲の出来は良いし、演奏自体のレベルは高く、内容もある。だが、アメリカン・カルテットとしての一体感、個性は薄まっていて、アメリカン・カルテットならではの演奏として印象に残るものは無い。やはり、この2枚、アメリカン・カルテットの「消化試合」やったんやなあ、と改めて感じた次第。実に残念なラスト2枚である。
 
 

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2024年5月11日 (土曜日)

ポップ・インスト・バンドの傑作

ザ・スクエア(1989年から「T-スクエア」)は、我が国が世界に誇るフュージョン・バンドの一つ。バンド・メンバーは自身を「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」と称している。

独特の「融合音楽」志向、独特のアレンジや引用・カヴァーは、米国フュージョン・ジャズを志向していない、我が国のフュージョン・ジャズとしても、ユニークな存在。ポップでキャッチーな音世界は、通常のフュージョン・ジャズではない、唯一無二の「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」としても、確かに違和感は無い。

THE SQUARE『うち水にRainbow』(写真左)。ちなみにパーソネルは、安藤まさひろ (g), 伊東たけし (as, lyricon), 和泉宏隆 (key), 田中豊雪 (b), 長谷部徹 (ds)。以上が「ザ・スクエア」。ゲストとして、仙波清彦 (conga), EVE (vo, "HELLO GOODBYE"), 伊藤広規 (el-b, "STINGRAY"), Nitta Group (horns, "HANK & CLIFF" 及び "黄昏で見えない")。

ザ・スクエアの「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」な個性が確立された盤が、前作『脚線美の誘惑』だと思うのだが、この『うち水... 』は、この前作で確立した「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」な個性を、確固たるものとして踏襲した傑作である。

ザ・スクエアの個性である、独特の「融合音楽」志向、独特のアレンジや引用・カヴァーに関しては、1曲目の「Hellow Goodby」はレノン&マッカートニーの名曲のカヴァー、6曲目「黄昏で見えない」は松任谷由実(ユーミン)作曲、というところからも良く判る。
 

The-squarerainbow

 
「Hellow Goodby」は、インスト・ナンバーとして、かなり大胆なアレンジを施していて、ちょっと聴いただけでは原曲の雰囲気が感じられないくらい。しかし、フュージョン・インストとしては秀逸のアレンジ、秀逸の演奏になっている。ザ・スクエアの面目躍如だろう。

「黄昏で見えない」は、後にユーミンが歌詞を付けて、「幻の魚たち」と改題し、小林麻美がカヴァーしている。ボーカルの部分のフレーズをインストに置き換えての演奏になっているが、ザ・スクエアって、ポップス曲の歌唱のフレーズの「楽器での唄わせ方」が実に上手い。これも、他のバンドには見られない、ザ・スクエア独特の取り組みで、これも、ザ・スクエアの面目躍如と言える。

前述の2曲、レノン&マッカートニー曲のカヴァー、ユーミン曲のフュージョン化、というだけで、「スクエアは俗っぽい」と敬遠する向きもあるが、他のアルバム収録曲、安藤まさひろをはじめとする、ザ・スクエアのメンバーの手になるオリジナル曲については、聴きやすい、キャッチーな歌心溢れるフレーズを持った佳曲揃いで、演奏はテクニック抜群のビートの効いた爽快感溢れるもの。優れたフュージョン・ジャズ曲満載で、俗っぽさは微塵も無い。

2曲目の「君はハリケーン」はテクノ・ポップっぽい曲調とアレンジなので、思わず「ニヤリ」。3曲目の「Sabana Hotel 」は爽やかな夏曲。8曲目の「カピオラニの通り雨」は安藤のアコギが印象的な名曲&名演。8曲目「Barbarian」は、スクエアお得意のフュージョン・ロックなインスト曲。唄うリリコンが格好良い。

ちなみに、曲名、ジャケなど、それまでのザ・スクエアのテイストとちょっと違う雰囲気なのですが、これって、実は、ユーミンの仕業。ユーミンは楽曲の提供(黄昏で見えない)のみならず、曲のタイトルの命名からジャケット・デザインまで、コーディネーターとして関与しているんですね。こういう切り口でも、ザ・スクエア独特の「融合」志向が見え隠れして面白い。
 
 

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2024年5月10日 (金曜日)

異種格闘技な「和フュージョン」

我が国のフュージョン・ジャズ・バンドの代表格が、「CASIOPEA(カシオペア)」と「T-SQUARE(T-スクエア)」(デビューから1988年までは「THE SQUARE」)。この2つのバンドが、我が国のフュージョン・ブームを牽引していた様に思う。

「T-スクエア」は、純国産フュージョン・ジャズの音作り。我が国の音楽シーンから引用される独特のアレンジや展開、他のジャンルとの融合のバリエーションが、米国フュージョン・ジャズには無い、我が国のフュージョン・ジャズ独特なものだった。

この「和フュージョン」独特の個性を音にしていたのが、当時の「ザ・スクエア」。この米国フュージョン・ジャズの音志向を忠実に踏襲しないところが好き嫌いの分かれ目で、この純国産な「和フュージョン・ジャズ」の音作りは認めない、という向きが当時にはあった様に思う。

が、今の耳で聴いてみると、この「ザ・スクエア」の音も、優れた内容のフュージョン・ジャズ、エレ・ジャズロックをベースとした、いわゆる「融合音楽」の一つで、例えば、カシオペアの音志向と比較しても、優劣はつけ難い、と僕は思っている。

THE SQUARE『MAGIC』(写真左)。1981年8-9月の録音。ちなみにパーソネルは、安藤まさひろ (g), 伊東たけし (as, lyricon), 久米大作 (key), 田中豊雪 (b), 清水永二 (ds)。以上が「ザ・スクエア」。ゲストとして、仙波清彦 (conga), 御厨裕二 (g), キャサリーン (vo), 金子マリ、タンタン、サンディー (chor), 中西ストリングス。特別参加として、タモリ(tp)。

ザ・スクェア名義の5作目のアルバムになる。このアルバムこそが、当時の「ザ・スクエア」の音志向の特異性、独特の個性を表している好盤だと思う。
 

The-squaremagic

 
音を聴けば、たちどころに判るが、まず、サックスになり変わって、フロントで大活躍するのが「リリコン」。このリリコンの活用、そして、シンセの積極活用が、当時、テクノ・ポップが流行っていた我が国のフュージョンらしいアレンジ。

冒頭のボーカル入り人気曲「IT'S MAGIC」は、キャサリーンのボーカルがとても可愛い、和風のディスコ・ミュージック。ビートがどう聴いても「和」している。そして、ボーカル&コーラスが、どう聴いても、当時のニュー・ミュージックの影響が感じられる。なんとか米国フュージョン風に、と工夫を凝らしているが、結果、どう聴いても、我が国のフュージョンらしい独特のアレンジが楽しい。

シンセ・ドラム活用や、リズム&ビートは、どう聴いても、当時、わが国で流行っていた「テクノ・ポップ」の影響が感じられる。なんせ、収録された曲の中にも、ラスト曲のタイトルが「かわいいテクノ」とあったりする。

ザ・スクエアの演奏のベースは、フュージョン・ジャズなので、この盤は、フュージョン・ジャズの最たるもの、エレなジャズロックに和風ディスコ、ニュー・ミュージック、テクノポップが融合した音楽成果と評価できる。異種格闘技が大好きだった「YMO」もびっくりである(笑)。それでも、フュージョン・ジャズの好盤として、このアルバムはまとまっているので、当時のザ・スクエアの力量たるや恐るべし、である。

そして、特別参加として、タモリさんが、7曲目「サンシャイン・サンシャイン」とラストの「かわいいテクノ」で、トランペットとバックグラウンド・ボーカルで参加している。これも異種格闘技のバリエーションの一つ、我が国ならでは「融合音楽」の成果であろう。

とにかく、今の耳にも古さを感じさせない、和フュージョン・ジャズの好盤として、十分、評価できる内容である。
 
 

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2024年5月 9日 (木曜日)

第一期のピークの音『SUN SUN』

カシオペアは、結成時からリーダー兼ギタリストの野呂が書くオリジナル曲を中心に演奏してきた。バンドの方針なんで、良いも悪いも無いのだが、長年、その音楽性を継続してくると、演奏側からすると「慣れ」、聴く方からすると「マンネリ感」が芽生えてくる。カシオペアとて例外では無かった様である。

CASIOPEA『SUN SUN』(写真左)。1986年6月8日 - 6月29日、NYでの録音。1986年9月のリリース。ちなみにパーソネルは、ちなみにパーソネルは、野呂一生 (el-g), 向谷実 (key), 櫻井哲夫 (b), 神保彰 (ds)、 第一期カシオペア、伝説の4人。結成10周年記念アルバム。共同プロデューサーにカルロス・アロマーを迎えて、NYでの録音。

NY録音ということで、現地のスタジオ・ミュージシャンが多数、ゲスト・ミュージシャンとして参加している。主だったところとして、「サムシング・ロング」のリード・ボーカルで、ジョン・ウェイト(ベイビーズ、バッド・イングリッシュのボーカル担当)、「サン」のリード・ボーカルで、フランク・シムズがゲスト参加している。他のゲスト・ミュージシャンは知らない名前ばかり。

当時流行のサウンド採り入れた意欲作、という巷の評価ではあるが、良くも悪くも、明らかにアメリカナイズされたフュージョン・ジャズの音になっている。アメリカナイズと言っても、NY録音なので、東海岸系のフュージョン・ジャズの音志向である。NYらしいダンスビートを積極採用し、ドラムには深いデジタルリバーブが掛けられている。ん〜、時代を感じるなあ。
 

Casiopeasun-sun

 
特に、ボーカル入りの曲などは、フュージョン・ブームの最後の頃の、AORなのか、ソフト&メロウなブラコンなのか、良く判らないボーカル・チューンの音の傾向を踏襲していて、明らかに雰囲気が古くて、今の耳には「懐メロ」にしか聴こえない。バックでのカシオペアの演奏はカシオペアらしさを保っているが、もともとボーカルのバックに向く音志向では無いので、やっぱり、カシオペアのボーカル入りの曲はあまり好きじゃない。

インスト・バージョンは、アメリカナイズされているとは言え、演奏のそこかしこにカシオペアらしさが散りばめられているので、聴いていて飽きが来ない。さすがはカシオペアで、バンド・サウンドのクオリティはしっかりと維持している。が、野呂中心のソング・ライティングが、そろそろ「慣れ」と「マンネリ」になりかけている傾向が見え隠れしている。

結成10周年記念アルバムとして、せっかくのNY録音だった訳だが、共同プロデューサーにカルロス・アロマーを迎え、当時流行のサウンド採り入れたという割には、それまでのカシオペア・サウンドに新しい音志向と魅力を加えることが出来たのか、といえば、ちょっと首を傾げざるを得ない。

断っておくが、カシオペアの演奏、サウンドは、ほぼ成熟していて、きっちりと当時の水準を保った、充実した演奏内容である。ただ、バンド・サウンドとして、新しい何かが付加されていない、という点が気がかりだ、ということ。

この盤を聴いた当時、次にカシオペアはどこに行くのだろう、と不安になったことを覚えている。そんな気持ちを抱えながら、この『SUN SUN』を聴いていた1986年である。
 
 

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