2016年1月10日 (日曜日)

ジェフ・ポーカロの (ほぼ) 全仕事

1970年代から音楽を聴き続けているので、1970年代後半から1980年代前半のフュージョン・ジャズのブーム、ロックのAORブームについては、年代的にリアルタイムで体験出来た。実にラッキーであった。

そんなフュージョン・ジャズのブーム、ロックのAORブームの中、お気に入りのドラマーが3人いる。米国西海岸中心に活動した、適度にラフな横ノリ、グルーブ感旺盛なハービー・メイソン、米国東海岸中心に活動した、革新的な縦ノリ、独特なビート感が個性のスティーヴ・ガッド。

そして、ロック畑出身であるが、ノリの良いリズム&ビート、切れ味の良いスネア、シンバル。ロック・バンド、TOTOのドラマー、ジェフ・ポーカロ。僕は、このメイソン、ガッド、ポーカロの3人が、フュージョン・ジャズのブーム、ロックのAORブームの中、お気に入りのドラマーになる。

ポーカロはロック畑出身なのだが、AORのみならず、ポップス、R&Bのアルバムにも参加している。加えて、フュージョン・ジャズのアルバムにもその名を連ねているのだから、まさに当時「売れっ子=ファースト・コール」ドラマーの一人として大活躍していたことになる。

そして、そんなジェフ・ポーカロに関するとんでもない書籍が、昨年発売されている。そのタイトルは『ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事』(DU BOOKS刊行・写真左)。ポーカロの参加作505枚を紹介する驚愕の一冊である。本書はポーカロの参加作をほぼ網羅していると思う。
 

Books_jeff_porcaro

 
しかも、この書の内容が素晴らしいのは、505枚それぞれについて聴きどころを検証し、オーディオという観点(音質やリマスタリングについて)で考察を施していること。さらに素晴らしいのは「ドラマー目線のプレイ分析に関するコメント」。多角的な視点でジェフの魅力を掘り下げている。この2つの視点での考察が実に参考になるし、味わい深い。

本書で紹介されたポーカロの参加盤を聴き進めることで、当時のフュージョン・ジャズ、およびAORのトレンドと特徴が透けて見える。バンドやミュージシャンという従来の視点からでは無く、オーディオという観点、ドラミングという観点から、それぞれのアルバムを評していくという、意外と斬新な切り口が楽しい。

当バーチャル音楽喫茶『松和』として、この本書『ジェフ・ポーカロの(ほぼ)全仕事』に紹介されたアルバムの中から、ジェフ・ッポーカロが単独で全てのドラミングを担当したアルバムをピックアップして、その印象をアップしていこうと思います。

ただし、このブログはジャズが中心。ここにAORの要素を混在させるとブログの内容が混乱するので、Twitterをベースに、不定期に都度、その印象をアップしていこうと思います。Twitterでは、名称「松和のマスター」でつぶやいています。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さればヒットすると思います。

ジェフ・ポーカルは1992年に38歳という若さで亡くなってしまいましたが、そのドラマーとしての功績は計り知れないものがあります。TOTOのドラマーとしても、セッション・ミュージシャンとしても数え切れないほどの名演を残し、フュージョン者やAOR者の我々を魅了して止みません。このポーカロ参加アルバムの聴き直し、意外と面白そうで自分からしてとても楽しみです。

 
 

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2012年4月 1日 (日曜日)

タイミング良く発刊されたガイド本

最近、ふと「何故ジャズが好きになったんだろう」と思うことがある。子供の頃から、ジャズはマイナーな音楽ジャンルなのに、何故ジャズが好きになったのか。恐らく、子供の頃からの「ブラック・ミュージック好き」があるからだと自己分析している。
 
自分の音楽の嗜好を振り返ると、小学生高学年の頃から、ブラック・ミュージックが好みだったのかが良く判る。ラジオから流れてくるチャック・ベリーやジェームス・ブラウンについて、違和感無く受け入れていたし、ナット・キング・コールやフランク・シナトラの歌声が好きだった。

そして、1970年代に入り、中学生になって深夜放送を聴くようになる。当時、岡山に転校しており、岡山は教育県が故に皆真面目な生徒で、なかなかクラスメイトに深夜放送を聴いている同志がいなくて、一人こっそりと聴いていた。そんな深夜放送から流れてくる曲の中で、歌謡曲よりも、とにかく洋楽が好きになった。

英国系のロック&ポップスのエルトン・ジョンやギルバート・オサリバン、Tレックスやデビット・ボウイなどのグラム・ロック、そして、アメリカン・ポップスのカーペンターズや米国に西海岸中心に流行ったシンガーソングライター(キャロル・キングやカーリー・サイモンなど)がお気に入りになった。

そして、70年代ソウル・ミュージックである。まず、ラジオから流れてきたジャクソン・ファイブとスライ&ザ・ファミリー・ストーンに度肝を抜かれた。そして、ロバータ・フラック、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、シュープリームスなどの女性ボーカルが好きになった。

高校時代以降は、ダニー・ハサウェイ、アース・ウインド&ファイアー、クール&ザ・ギャング、そして、大学に入って、極めつけはスティーヴィー・ワンダーとマイケル・ジャクソンである。

70s_soul

高校時代にロックにはまり、大学に入って程なく、ジャズにはまった。しかし、この70年代ソウル・ミュージックは、その傍らで、常に僕のお気に入りのジャンルとして、そこにあった。が、なかなか体系立ってコレクションするには財力が続かない。なんせ、底なし沼のようなジャズに手を染めたのである。欲しいアルバムを手に入れても手に入れても、続々と欲しいあアルバムが出てくる。70年代ソウルまで手が回らない(笑)。

でも、70年代ソウルは常に気になる存在で、ジャズのアルバム蒐集の傍らで、ちょくちょくと70年代ソウルのアルバムも集めてきた。過去、このブログでご紹介したウォーやタワー・オブ・パワーなどはその成果だし、最近でも、アベレイジ・ホワイト・バンドやマービン・ゲイのアルバムを物色している。

そろそろ、体系立って、ちゃんとアルバムの蒐集をしないとなあ、と思っていたのだが、その良き指針となる書籍がなかなか見当たらない。困ったなあ、と思っていたら、今回、なんとグッドタイミングで、レコード・コレクターズ増刊として『70年代ソウル (ディスク・セレクション・シリーズ) 』(写真左)が発刊された。いや〜喜ばしいことである(笑)。

70年代ソウルの代表的なアルバムのレビューと、70年代ソウルの基本的な知識が紹介されており、内容的には入門者のためのガイドとしてのみならず、我々の様な従来からの「70年代ソウル者」の再入門の書としてもバッチリな一冊である。この本で紹介されているアルバムを入手し、聴いて楽しむだけでも十分に「70年代ソウル者」になれること請け合いである。

しかし、実に良いタイミングで発刊されたものだ。レコード・コレクターズに感謝したい。しかし、散財ネタがまた増えたということだけは言える。これからは無駄遣いを極力排除して、しっかりと更なる軍資金を確保せんとあかんなあ(笑)。

 
 

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2011年12月 4日 (日曜日)

ECMレーベルのカタログ本

ECMはジャズのレーベルでもあり、古楽や現代音楽のレーベルでもある。創立者はマンフレート・アイヒャー。彼はジャズ、クラシックにおいてコントラバスの奏者でもあり、グラモフォンでの録音技師の経験もある青年であった。

そんな自分の演奏家としての素養と録音技術の経験を基に、自らが感じ、選んだ「今日的」な音楽を記録し、世に問うべく、自らのレーベルを1969年に立ち上げる。そのレーベルの名は「ECM(Edition of Contemporary Music)」。

ECMレーベルは、ジャズについては「典型的な欧州ジャズ」を旨とする。西洋クラシック音楽の伝統にしっかりと軸足を置いた「ECMの考える欧州ジャズ」。

極力、電化サウンドを排除し、アコースティックな表現を基本とし、限りなく静謐で豊かなエコーを個性とした録音をベースに、とりわけ、1970年代を中心に、ECMのレーベル・イメージを確立した。

この"the most beautiful sound next to silence" この「沈黙に次いで最も美しい音」を基本とするECMレーベルの「音の統一感」は、"produced by Manfred Eicher" のクレジットの下に徹底されている。現代芸術的な統一感溢れるアルバム・ジャケットのアートワークを含め、ドイツ人らしい徹底的に「統一感」に拘った仕事には、まさに欧州の、ゲルマン民族の心意気を感じる。
 

Ecm_catalog

 
そういう意味で、米国のブルーノート・レーベルの「統一感」に勝るとも劣らない、芸術という観点でのレーベル運営をECMに感じることが出来る。アイヒャーの監修・判断による、アイヒャー独裁による強烈な「美意識」。

そんなECMレーベルのアルバム情報を集約した「カタログ本」が、昨年に発刊されていた。先日、リハビリがてらの散歩の合間に立ち寄った本屋で偶然見つけた。

そのタイトルはズバリ『ECM catalog』(稲岡 邦彌 編・東京キララ社・写真左)。ECMレーベルからリリースされた約1000タイトルそれぞれの収録曲や制作スタッフ等の完全データ、およびディスク・ガイドをカタログ番号順に紹介。ジャケットはデザイン違いも含め、カラーにて一挙掲載という優れもの。

値段も張るし(4,200円!)、アルバムのカタログ情報のみの情報本なので、内容が「ECM物語」なんていう読み物にはなっていません。ジャズ者マニアの方々が中心で、一般のジャズ者の方々にはお勧めできる本ではないかもしれません。でも、昔からECMのアルバムを聴き込んできたというジャズ者の方々には、十分に楽しめる内容では無いでしょうか。

内容も丁寧で関係者の方々の気持ちが伝わってくるようです。いや〜、こんなカタログ本が欲しかったんですよね。しかも、最近、かなり気になっているECMレーベル。神のお告げのような、『ECM catalog』との出会いでした。
 
 
 
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2010年1月14日 (木曜日)

ジャクソン・ブラウンのバイオ本

遙か昔、高校時代から、米国西海岸ロックのファンである。最初は、イーグルスから入った。当時ヒットした『呪われた夜』に感動し、米国西海岸ロックに入っていった。で、程なく、ジャクソン・ブラウンに出会う。イーグルスの『グレイテスト・ヒッツ』の冒頭1曲目を飾った『Take It Easy』の共作者としてである。

そして、『Running on the Empty』に出会い、それからジャクソン・ブラウンにドップリである(詳しくは、1月9日のブログ参照・左をクリック)。今でも、米国西海岸ロックの中で、度々CDトレイに載るミュージシャンである。

そんなジャクソン・ブラウンであるが、有名な割に、日本ではポピュラーな存在では無い。マニアなファンは結構いるが、大衆的では無いとでも言ったらよいか。名前は知っているけど、アルバムを聴いたことが無い、というロックファンが多いことは事実。70年代ロックの「柔なファン」は、ジャクソン・ブラウンの名前すら知らない人も多くいる。

振り返れば、米国西海岸ロックについては、日本においては、コアなファンはいるにはいるが、やはり一般的では無いように思う。イーグルスが有名だからといって、それは『Hotel California』の存在が大きく、初期の名作群については知らない人、聴いたことが無い人も多い。ドゥービー・ブラザースだって、コアなファンはいるが、アルバムについて語れる人は少ない。よって、日本では、米国西海岸ロックについてのまとまった情報は意外と少ない。

当然、ジャクソン・ブラウンも、である。高校時代から大学時代、ジャクソン・ブラウンに関する情報は、日本盤LPのライナーノーツが情報源だった。時々、ロック雑誌の片隅にちょっとだけ動向に関する情報が載るだけ。

Jackson_browne_book

インターネットの時代になって、ジャクソン・ブラウンに関する情報はネットで拾えるようになったが、日本語のサイトで、体系だっている情報は殆ど無く、個人的感覚、思い入れがガッツリ入った、ちょっと偏った情報が多くて閉口気味だった。

しかし、2007年11月に、ジャクソン・ブラウンの新しいバイオ本が出た。マーク・ビーゴ著、水木まり訳『ジャクソン・ブラウン/ヒズ・ライフ・アンド・ミュージック』(写真左)である。彼のバイオ本が翻訳されるのは、1983年に出版されたリッチ・ワイズマン著「ジャクソン・ブラウン・ストーリー」に次いで2冊目だそうで、当然、僕はこの1983年に出版されたものは手に入れていない。今回、やっと、ジャクソン・ブラウンの体系だったバイオ本を手に入れた訳です。

この『ヒズ・ライフ・アンド・ミュージック』実は、1年位前に手に入れていたんですが、なかなか読めずに「積ん読」状態になっていました。やっとこの1週間で読み終えました。巻末に詳細なディスコグラフィーも収録されていて、ジャクソン・ブラウンを知る上で、良く体系立ってまとまったバイオ本となっています。

彼のそれぞれの時代でのエピソードなど、聴いたことも入っているとは言え、いろいろとバラエティに富んでいて、読んでいて面白いかったです。アルバム単位で、そのエピソードを交えながら、アルバムに収録された曲ごとの簡単な解説が展開されているところも参考になります。ジャクソン・ブラウン自身のコメントも多く収録され、彼の考え方、彼の人柄を垣間見ることが出来ます。

なかなか良いバイオ本だと思います。ちょっと値が張りますが、ジャクソン・ブラウンの情報が不足している現状を鑑みると、ジャクソン・ブラウンのファンの方にはお勧めです。また、当時の米国西海岸ロックの状況描写もなかなかリアルに書かれており、米国西海岸ロックのファンの方々にも、一読をお勧めしたいですね〜。 
 
 
 
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2010年1月 7日 (木曜日)

rockin'on の「LED ZEPPELIN」

昨年の年末より、暫くジャズな生活が続いたので、今日は久々にロック・モード。そのきっかけは1冊の本。「rockin'on BOOKS vol.2 LED ZEPPELIN」(写真左)である。

洋楽専門誌「ロッキング・オン」が刊行するロック単行本シリーズ『rockin'on BOOKS』。第1弾『vol.1 THE BEATLES』に続く、第2弾が「rockin'on BOOKS vol.2 LED ZEPPELIN」。ジミー・ペイジ2万字インタヴューから、全アルバム全収録曲徹底分析から、懐かしのZEPの写真の数々まで、Led Zeppelinのファンなら是非手にして、読み込んでみたい書籍である。

渋谷陽一率いる、洋楽専門誌「ロッキング・オン」。いや〜、高校時代から大学時代と、学生時代にはお世話になりました。ちょっと「スカした」渋谷陽一の評論は、ちょっぴり鼻についたが、いかんせん、僕の感じ方、感性に結構一致した。当時、渋谷陽一は、他の評論家とは違う意見、感性の持ち主だったが、今振り返ると意外と「正鵠を得ていた」と感じて痛快である。

特に、Led Zeppelinについては、当時からZEPの特性を言い当てていたと思う。僕もZEPの大ファンである。当時、渋谷陽一のZEP評が楽しみだった。

絶対に、当時の普通の凡百な評論家と同じ意見では無い。ZEPに対して、感性が古いが故、商売としてレコード会社に迎合した故、的外れな評論や中傷記事を書き続けた「凡百な評論家達」。そんな中、ちょっと「格好つけ」の渋谷陽一は、ちょっぴり鼻についたが、彼のZEPに対する評論は信頼できた。

Led_zeppelin_book

そんな洋楽専門誌「ロッキング・オン」が編集した「rockin'on BOOKS vol.2 LED ZEPPELIN」である。実に楽しく読ませていただきました。懐かしさもあり、でも、今の耳で聴くZEPの素晴らしさをしっかりと確認できる貴重な記事の数々やクロス・レヴューは、実に有り難いものだ。2007年に世界を熱狂させた再結成ライヴの渋谷陽一によるレポートもあって実に楽しめる。

Led Zeppelinのアルバムを、改めて聴き直す時のガイドブックに最適な内容だと思います。日本語の書籍の中では、Led Zeppelinの特徴、功績を正しく伝えてくれる、実に優れた「Led Zeppelin入門書」だと思います。通勤の往き帰りで、一気に4日で読み切ってしまいました(笑)。

そして、今日からLed Zeppelinのアルバムを聴き直し始めました。今日は「Led Zeppelin I」と「In Through the Out Door」を聴いて痺れっぱなしです(笑)。やっぱり、ZEPはええなあ。ZEPは、僕にとって、ロックでの「永遠のアイドル」ですね〜。

洋楽専門誌「ロッキング・オン」、そして渋谷陽一と聞いて、FMの『ヤングジョッキー』や『サウンドストリート』が懐かしいなあ。時間が許す限り、出来る限り欠かさず聴いていましたね〜。

「rockin'on BOOKS vol.2 LED ZEPPELIN」、ZEPファンには結構お勧めです。そして、ZEPを聴き通したいと思っている方々に良いガイドブックになると思います。でも、う〜ん、ちょっと誉めすぎたかなあ(笑)。
 
 
 
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2009年12月25日 (金曜日)

エリック・クラプトン自伝

エリック・クラプトン(Eric Clapton)というギタリストは、もともと品位方正な人物では無い。1970年代、リアルタイムで、彼の麻薬禍からの復活や、アルコール中毒への没入など、離婚再婚そして離婚再婚などを見聞きしてきた。どうも、クラプトンというのは、その音楽と人格が一致しない、とんでも無い人格をしている、ということは理解していた。

で、今回、昨年4月に発刊された『エリック・クラプトン自伝』(写真左)を、やっと手に入れて、早速、読破した。「やっと」というもの、この本、定価三千円弱する代物である。さすがに、本でこの定価だと、手に入れるのには「迷う」ってもんだ。

この本は「自伝」と言うことで、クラプトンは、1945年、イギリス・サリー州リプリー生まれ、だから、500ページ弱のボリュームで、約60年の人生を振り返ったものである。よって、彼のそれぞれ時代でのトピックがズラ〜ッと並んだ、彼の人生のトピックの「コンピレーション」的な読み物である。

読み通して思うのは、やはり、クラプトンは、相当「だらしない性格」だと言うこと。しかし、その「だらしない性格」も、これだけ赤裸々に、ほとんど実名入りで語られると、なんだか「感動」すら感じるのだ。

彼に音楽があって良かった、と思う。神様から音楽の授かり物が無かったら、彼は単なる「性格破綻者」か若しくは「アル中」「ヤク中」である(苦笑)。しかし、よくもまあ、禁固の憂き目にあわなかったことだろう。よくもまあ、死ななかったものだ。

特に、十代半ばから、息子がNYの高層アパートから転落死する頃までは、彼の生き方は無茶苦茶である。これだけ、私生活が無茶苦茶でも、1970年代、あれだけのアルバム成果を上げられた事は奇跡に近い。というか、音楽的成果って、そのミュージシャンの私生活や人格とは全く関係の無いものなんだ、ということを改めて強く感じる。

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ジャズの世界だってそうだ。チャーリー・パーカー、バド・パウエル、ジャコ・パストリアス、等々、音楽的成果って、そのミュージシャンの私生活や人格とは全く関係の無いものなんだ、と強く思わせる事例がゴマンとある。でも、一番幸せな事は、音楽的成果が、そのミュージシャンの私生活や人格と正比例することなんですけどね。

この『エリック・クラプトン自伝』を読み進めて、60歳を迎えることになって、やっと人間的に普通の状況になって、やっと「安息の地」を手に入れたところで「ホッ」とします。彼の言葉の中に「欲望と愛情の区別、快楽と幸せの区別を知らなかった」とありますが、それはちょっと普通の人の感覚では無いですよね。

特に、クラプトンは、1970年代は正にその感覚だったと思いますが、そんな状態で、佳作と呼ばれるアルバムを次々にリリースしていたんですから、才能の突出した人はイマイチ良く理解できません。凡人には絶対に出来ないことです。

クラプトンの音楽的成果を尊敬し、「その音楽的成果=クラプトンの人格」と思いこんでいるファンにとっては、この『エリック・クラプトン自伝』の内容はショックでしょうね。でも、そんな方々に、是非とも読んで頂きたい。それぞれの名盤がどういう環境で、どういう感覚で生まれたのかが良く判って、クラプトンの音楽的成果をより深く知ることが出来ると思います。
 
最後に、ネットでの評価で結構指摘されていますが、確かに、翻訳がイマイチですね。完全直訳風で、固くて、ちょっと読み辛く、小説を読むようにワクワクしません。でも、この『エリック・クラプトン自伝』が翻訳本として出版され、日本語で読み進めることが出来る、ということはとても有り難いことです。辞書片手に読むと結構時間がかかりますからね〜。今回は、通勤電車の往き帰りで約1週間で完読できました。さすがに翻訳本は助かります。
 
クラプトンのファンに「お勧め」です。ちょっと値が張りますが、クラプトンを理解し、彼を確認するには、格好の自伝だと思います。そして、この自伝を読んで、こんな人生も「あり」だよな、と思うか、クラプトンには裏切られた、と思うか。でも、この自伝のクラプトンが、真実のクラプトンなんですよね。彼の私生活がいかなるものであって、彼の音楽的成果の素晴らしさは不変です。でも、本当に、クラプトンって「だらしない性格」だよな〜(笑)。
 
 
 
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2009年11月29日 (日曜日)

ビートルズを知らない子どもたちへ

タミフルを5日分飲みきった。やっと明日から社会復帰。振り返れば、結局、先々週の土曜日から9連休になったことになる。いやはや、新型インフルはもう懲り懲り。まだ、気管支に炎症が残っているのか、なんだか喉がイガイガして、すっかり全快、快調とはいかない。やれやれ。

咳ひとつ 受話器の向こう 冬便り    

さて、日曜日は恒例のビートルズ・リマスターの特集といきたいが、今週は、新型インフル感染にて、落ち着いてビートルズを聴き込むことが出来なかった。ビートルズ・リマスターの話題は来週に繰り延べ。とは言いつつ、今日はビートルズ「関連」のお話しを。今回はCDの話からは離れて、久しぶりに「書籍」についてお話ししたいと思います。

9月9日にビートルズのリマスターCDがリリースされるのに呼応して、ビートルズ関連の書籍が結構な数がリリースされている。が、よくよく見ると、新装復刊が多い。今までに結構読んだことのあるものが多くて、ちょっぴりガッカリ。でも、昔、読みたいと思っていたけれど、なんだか知らぬ間に読みそびれて、そのままになってしまった本が復刻されると、ついつい触手が伸びる。

そんな嬉しい新装復刊の1冊が、きやたまおさむ著『ビートルズを知らない子どもたちへ』(写真左)である。1987年に発表された名著『ビートルズ』(講談社現代新書)の新装復刊である。1987年と言えば、ビートルズのアルバムが初めて正式にCD化された頃。当時、読みたい読みたい、と思っていて、なんだか知らぬ間に読みそびれてしまった「後悔の一冊」であった。

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きたやまおさむ氏と言えば、精神科医・作詞家、元フォーク・クルセダーズのメンバー。先月、自ら死を選んだ加藤和彦は「あの素晴しい愛をもう一度」を作曲した著者の盟友。この加藤らとの音楽活動で旋風(フォークル革命)を起こし、作詞家として活躍した著者だが、現在の本業は精神科医。この波瀾万丈な経歴から、冷静かつ客観的に、専門的な視点から的確に、真摯にビートルズの時代を語っている。

ビートルズ関連の書籍には、評論家としての個人的な主観優先なもの、抽象的な感想優先な独善的なもの、専門的な裏付けが取れていない無責任な解釈もの、などなど、はなはだ「主観的な、個人的感想的」なものが多い。

が、この、きやたまおさむ氏の『ビートルズを知らない子どもたちへ』はそうではない。「ビートルズ現象」を通して、当時のマスメディアやポップカルチャーの持つ「ダーティーな面」にもしっかり触れていて、単なるビートルズ・ファンとしての「ビートルズ讃歌」的なものとは、明らかに一線を画する。

基本的な部分をしっかり押さえて、客観的に「ビートルズとは何か」を押さえることの出来る「理想的な教科書」の様な一冊だと思います。本当に簡潔に、必要な情報を選別〜網羅して、しっかりとまとめ上げてられており、文章の調子も良く、ボリュームの割に、かなり読み応えのある内容には感心します。

「ビートルズとはいったい何だったのか」を改めて考えさせてくれる、ビートルズ入門書としては最適な一冊だと思います。今回のリマスター発売で初めてビートルズに触れた人達に対して、また、昔からビートルズは聴いてはいたが、体系だって、彼らの歴史・彼らの行動・彼らの功績を見つめ直したことが無い方に対して、お勧めの一冊です。
 
 
 
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2009年4月15日 (水曜日)

ジャコは真の天才であった。

ジャコ・パストリアスは天才であった。1951年生まれ。1987年9月逝去。ジャズのエレクトリックベース奏者で、エレクトリックベースの奏法に革命をもたらした。彼が亡くなって、20年以上経った今でも、その信奉者は多い。

とにかく、凄いエレクトリック・ベースであった。僕が最初にジャコに接したのは、ウェザー・リポートの『ヘビー・ウェザー』。このアルバムに収録されていた「ティーン・タウン」のエレクトリック・ベース・ソロに度肝を抜かれた。最初はザビヌルのシンセサイザーだと思った。高速&超絶技巧のエレクトリック・ベース。歌心も十分。どうしよう、えらいもんを聴いてしまった、という気分になって、どっぷり暗くなった。

そもそも、それまで、ジャズの世界で、エレクトリック・ベースは「際物」だった。フュージョンの世界では、エレキ中心なので、エレクトリック・ベースも仕方がないかな、って位の扱いだった。が、ジャコは違った。メインストリーム・ジャズで、エレクトリック・ベースをアコースティック・ベース以上に、ジャズらしいフレーズでビートを供給したのだった。

そのジャコの伝記を綴ったのが、単行本として刊行されている『ジャコ・パストリアスの肖像』(写真左)。ビル ミルコウスキー (Bill Milkowski) 著, 湯浅 恵子 翻訳。 ジャコの生涯、音楽観、人間性を知る非常に良い本です。ジャコの生い立ちや音楽的背景が赤裸々に綴られていて、実に興味深い本です。是非、ジャズ者であれば、ご一読をお勧めします。

この単行本を読み終えて思った。ジャコは天才であった。そして、人間的にも優れた、人間味溢れる芸術家であった。彼の最後が、飲んだくれて喧嘩をして、その果てに殴打されて、のたれ死んだとしても、だ。彼の功績は残り、彼の素晴らしい功績は誰も否定できない。

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でも、人間として、人として恵まれなかったことだけ、かえすがえすも無念に思う。人として恵まれていれば、彼は殴打されて死ぬこともなかったのでは、と思う。でも、彼はまだ幸せである。残された我々が、彼の天才としての芸術的成果をアルバムという形で、いつでも追体験できるからである。

ジャズのエレクトリック・ベースの世界で「革命」を起こした男。今では、数知れないフォロワーが、第一線で活躍している。ジャコは、エレクトリック・ベースの奏法の世界では、イノベーターとして、名を残したと言える。今でも、誰も、エレクトリック・ベースの奏法の世界で、ジャコを超える者はいない。

そして、ジャコのもう一つの側面が、作曲家、編曲家、プロデューサーとして側面。唯一無二な、実にユニークな編成のジャズ・ビッグ・バンドを主催していた、その才能はもっと評価されても良い位、傑出したものだと僕は思う。

デューク・エリントンやカウント・ベイシーなど、旧来の伝統形式でのビッグ・バンドではない、ギル・エバンスやマリア・シュナイダーと肩を並べる位の、実に先進的な、既に20年以上が経った今でも、現代のビッグバンド・ジャズと呼べる位に最先端のレベルを維持している、ジャコのビッグバンド。

その記録が幾枚かのアルバムに残っているが、その成果は多くない。あまりにユニークだったビッグバンドであったが故に、リリース当時は正統に評価されなかった。バンドの維持費も莫大なものだった。その内容はあまりに先進的で、今でもそのフォロワーは現れない。

芸術的成果とはいかなるものか。その天才的成果を継続してリリースし続けながら、一般の世界に広く浸透させ、時代を超えて伝承される対象となってこそ、真の芸術的成果と呼べるものだと思っている。ジャコのビッグバンドの成果は、真の芸術的成果だと認識はしているんだが、そのフォロワーが現れ出ないことを僕は遺憾に思っている。
 
 
 
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2008年10月 5日 (日曜日)

鹿男あをによし

昼から順調に天気は崩れて、夕方には、徐々に雨の匂いがしてきた、我が千葉県北西部地方。明日は雨やなあ。月曜日の朝からの雨は精神的に嫌やなあ。カーペンターズのヒット曲「Rainy Days And Monday(雨の日と月曜日は)」にもあったよな。Rainy days and mondays always get me down。

さて、今日は音楽の話題から離れて、ちょっとDVDの話を。我が家はあまりテレビドラマに凝る家ではない。月9なんてほとんど見ないし、話題のドラマも設定が面白いな、と思わない限り触手が伸びない。まあ、テレビ局にとっては扱いにくい家なんでしょうね。

そんな我が家が、今年「はまった」テレビドラマがある。2008年1月17日から3月20日まで、フジテレビ系で毎週木曜22:00~に放映された、玉木宏主演の連続テレビドラマ『鹿男あをによし』。男性小説家・万城目学の小説を原作にした、コメディ・ファンタジー・タッチのドラマである。

このテレビドラマに注目した理由は、ドラマの設定。ネタバレになるので簡単に言うと「奈良の女子高に赴任した教師が奈良公園の鹿に命を受け、日本の滅亡を防ぐために奮闘するファンタジー・ドラマ」。奈良公園の鹿が絡む、という設定が良い。そして、タイトルの「あをによし」が良い。奈良の枕詞、最近ではなかなかお目にかからなくなった。

そして、最初の第一話を見て「はまった」。「マイ鹿」のくだりで爆笑。この「マイ鹿」話については、僕も学生時代からの「得意ネタ」で、この「マイ鹿」話から「奈良市民、みんな鹿」説まで展開し、史実を織り交ぜて、なぜそうなったのか、を史学的にも論証し、それはそれは壮大な奈良物語に仕立て上げてました。当時、我が大学の史学科の「裏の成果」とも言えましょう(笑)。

Shikaotoko

このドラマ、とにかく面白かった。奈良が舞台。それも考古学の世界。僕の得意ジャンルである。「鹿男あをによし」では、箸墓古墳は出てくるわ、黒塚古墳は再登場、橿原考古学研究所は出てくるわ、奈良文化財研究所はでてくるわ、三角縁神獣鏡はでてくるわ、「邪馬台国と卑弥呼と三角縁神獣鏡の関連」もでてくるわ、もうウハウハである。

ドラマの展開も良い。奈良特有の懐かしさと鹿・狐・鼠とその運び番達が大地震の鎮めの儀式をつかさどるという童話世界が楽しい。でも視聴率が10%前後だったのが不思議です。

「こんなに面白いドラマなのに何でだ!?」と思っていたら、全ドラマを収録した『鹿男あをによし DVD-BOX ディレクターズカット完全版』(写真左)が、この7月に出た。ちょっと高額なので躊躇していたのだが、欲しくて仕方が無い。特典映像も興味をそそる。で、遂に手に入れてしまいました。

原作の小説「鹿男あをによし」(写真右)も面白いですよ。藤原君が男性の設定で、ちょっと戸惑いますが、原作の方が余計な演出が無くてシンプル。適度な長さで、面白くて、読み易い調子の文章ですから、一読をお勧めします。

さあ、この秋は「鹿男あをによし」を全話、見直すのだ。楽しみやなあ。箸墓古墳、黒塚古墳、橿原考古学研究所、奈良文化財研究所、三角縁神獣鏡、邪馬台国、卑弥呼、めくるめく考古学の世界、ファンタジーである。
 
 
 
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2008年4月13日 (日曜日)

「洋楽アルバム千枚漬」をゲット

昨日は春らしい暖かな陽気だったが、今日は打って変わって「冬の陽気」に逆戻りの千葉県北西部地方。冷たい雨も降って「寒い」。西日本は例年並みの陽気とかで暖かそう。羨ましい。このところ、東京は寒い日、そして雨が多く、4月とはいえ、ちょっと陰湿な日が続いています。

昨日、買い物に出たついでに、本屋を探索したところ、面白い本を見つけた。『洋楽アルバム 千枚漬 20世紀名盤珍盤必聴ガイド1000選 (SHO-PRO BOOKS) 』(写真)である。かまち潤著で、タイトルどおり1000枚の洋楽アルバムの情報・解説・データを凝縮したディスクガイド。

前書きによると、最近、10代~20代の若い世代から、何を聴いたらいいのか分からないという不満を耳にするようになったのが、出版した理由だという。そうなんだよね。最近、若い世代も、70年代ロックに興味があるみたいなんだよな。興味があるんなら、我がバーチャル音楽喫茶『松和』の「懐かしの70年代館」にもお越し下さいな(笑)。

Album_senmaizuke

まあ、この類の本は、最近、沢山でているので、あまり珍しくないのだが、立ち読みして、中身をパラパラ見てみたら、結構、マニア好みのアルバムが出てるじゃないか。単なるアルバム紹介本だったら、ありきたりの他の書籍にも紹介されている有名どころのアルバムを紹介して終わり、ってところだが、この本は、ちょっと違う。「どう考えてみても、このアルバムを選ぶのはマニアやろ」というアルバムが、チョコチョコと入っている。

特に、70年代ロック・ポップスは、名盤といわれる作品から、珍盤といわれるマニアック作品までも網羅しており、充実度が高いです。僕の場合、70年代ロック・ポップスが専門分野なのですが、この本は結構楽しめましたよ。サポートしているジャンルも、ロックだけにとどまらず、ポップス・R&B・オールディーズと幅が広く、R&Bやオールディーズに関しては、僕も疎いので、単純に読んでいて楽しい。

ちょっと、お値段がはるのですが(2,310円)、70年代〜90年代中心のロック&ポップス系のアルバム紹介本としては、内容もまずまずですし、一冊はもっておきたい類の本ですね。

この『洋楽アルバム 千枚漬』を読んでいて、「そうか、そんなアルバムあったなあ、今、CDで流通しているのかなあ」なんてブツが幾枚かあって、しばらくは「ネットでの調査」で楽しめそうです。
 
 
 
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