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2023年12月12日 (火曜日)

リサ・ローレンのビートルズ曲集

12月8日はジョン・レノンの命日だった。43回目の命日。そして、最近、ビートルズ最後のシングル、最後のビートルズ・ソング「ナウ・アンド・ゼン」がリリースされて話題になっている。で、そんなこんなで、暫く聴いていなかったジャズのビートルズ・カヴァーのアルバムを探すことにした。

Lisa Lauren『Lisa Lauren Loves the Beatles』(写真左)。2006年の作品。パーソネルについては、曲ごとに変わるため、詳細は割愛する。目立ったところでは、デヴィッド・サンボーンや、フォーク・シンガーのウィリー・ポーターが参加している。バックの演奏はレベルの高い、クロスオーバー・ジャズ志向の優れもの。サンボーンのサックスが全編に渡って効いている。

リーダーのリサ・ローレンはシカゴ出身のシンガー/ピアニスト。地元のジャズ・クラブ中心に活動しているらしい。落ち着いた、クールで芯のしっかりしたビター・スウィートな唄声。この個性的なボーカルで、ビートルズの楽曲のカヴァーを唄い上げる。しかも、選曲がニクい。有名曲もあるが、どの曲もジャズにアレンジし易い、ジャズにアレンジのし甲斐のありそうな楽曲ばかり。

「The Word」「Love Me Do」「Dear Prudence」「Eight Days a Week」「All My Loving」はビートルズの有名曲ではあるが、他のジャズのカヴァーを僕は知らない。この盤でのアレンジはとても優れている。原曲を損なうことなく、しっかりジャズにアレンジしている。そうアレンジするのか、と感心することしきり。「Love Me Do」での、ポーターのギター・プレイが秀逸。
 

Lisa-laurenlisa-lauren-loves-the-beatles

 
「What You're Doing」「I'm Looking Through You」「I've Just Seen a Face」「I'm Happy Just to Dance With You」などは、ビートルズ・マニア御用達の佳曲。当然、他のジャズのカヴァーを聴いたことが無い。原曲のイメージを最低限留めつつ、アドリブ部はコード進行を借用してジャズらしい展開。

「Can't Buy Me Love」「With a Little Help from My Friends」「Eleanor Rigby」「Here Comes the Sun」は、ジャズではよくカヴァーされるビートルズ曲。ビッグバンドのアレンジなど、カヴァーの前例は多くある。「With a Little Help from My Friends」「Eleanor Rigby」は、ウエス・モンゴメリーのギター・アレンジがすぐに思い浮かぶ。

しかし、この盤では、過去のジャズ・アレンジを参考にしている様子は無い。カントリーやポップス、ソウルなど、様々なジャンルの音楽をクロスオーバーしたサウンドでジャズ・アレンジしている。「Can't Buy Me Love」でのサンボーンのサックスが素敵。

この『Lisa Lauren Loves the Beatles』は、我が国ではあまり知られていない。が、この盤、実は米国の「All Music Guide」で四つ星を獲得するなど、米国のジャズ・シーンではビートルズ・カヴァーの隠れた名盤として評価されている。その米国の高評価に違わぬ、素晴らしい出来、素晴らしいアレンジのビートルズ曲のカヴァー集である。
 
 

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