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2023年8月22日 (火曜日)

ガーランドは伴奏上手 『High Pressure』

レッド・ガーランドは伴奏上手。マイルスが自らのバンドに引き入れる為、白羽の矢を立てたくらいの伴奏の腕の持ち主である。様々なフレーズのバリエーションは豊か、リズム&ビートへの適応力は人一倍優れていて、右手のシングルトーンは、フロント楽器とぶつかることは無く、フロント楽器を邪魔することは皆無。

Red Garland『High Pressure』(写真左)。1957年11月15日(「Undecided」「What Is There to Say?」)、12月13日(「Soft Winds」「Solitude」「Two Bass Hit」)の2セッションの寄せ集め。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), John Coltrane (ts), Donald Byrd (tp), George Joyner (b), Art Taylor (ds)。

ちなみに11月15日のセッションは10曲。このアルバムにチョイスされたのは「Undecided」「What Is There to Say?」の2曲のみ。他の8曲は他の2枚のアルバムに収録。12月13日のセッションは全5曲。このアルバムにチョイスされたのは「Soft Winds」「Solitude」「Two Bass Hit」の3曲。残りの2曲は別のアルバムに収録。

プレスティッジって、どうして同一日セッションの演奏を1つに集めてアルバム化しなかったのか、理解に苦しむ。複数枚のアルバムを聴かないと、そのセッションの全貌が捉えられないのは、ジャズ盤鑑賞上、面倒くさい。
 

Red-garlandhigh-pressure

 
閑話休題。この『High Pressure』は、フロント2管のクインテット編成。フロント2管は、コルトレーンのテナーとバードのトランペットが務めている。といって、この盤はガーランドのリーダー作。よって、ガーランドのフロント2管に対する「伴奏上手」な面を愛でるのが筋。決して、コルトレーンやバードのパフォーマンスを追いかける類のものでは無い。

ガーランドはフロント管の個性によって、弾き方・アプローチを微妙に変える。コルトレーンは音が太くてストレートでテクニカル。ガーランドはブロックコード優先で、フレーズの全てをコルトレーンに任せて、リズム&ビートの供給のみに集中する。バードのトランペットは明確でリリカル。ガーランドは、右手のシングルトーン、左手のブロックコードの小粋に駆使して、バードのトランペットにしっかりと寄り添っている。

コルトレーン、バードも好調だが、このフロント2管の好調を引き出しているのは、ガーランドの伴奏だろう。ガーランドの伴奏を聴いていると、フロント管が気持ち良く心地良くアドリブ・ソロを展開する理由が良く判る。ガーランドの伴奏は、フロント管の実力を引き出す能力に長けているようで、ガーランドが伴奏に座るとき、コルトレーンのアドリブ・ソロは更に輝きを増すようだ。ドナルド・バードも同様。

この盤を聴くと、ガーランドって「伴奏上手」やなあ、とほとほと感心する。
 
 

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