« ジャズ喫茶で流したい・246 | トップページ | Evans-Eubanks の素敵なデュオ »

2022年8月11日 (木曜日)

欧州時代のデックスに外れ無し

「小粋なジャズ」を探索していて、今まで聴いたことが無かった「小粋なジャズ」盤は、意外と欧州ジャズにゴロゴロしている。

もともと、我が国では、欧州ジャズ盤の入手が容易では無かったので、そもそも、手にすることの出来る盤の数が少なかったこと。そして、21世紀のネットの時代になって、ストリーミングで聴くことが出来る欧州ジャズ盤の数が飛躍的に増えたのが主要因だと思っている。

Dexter Gordon, Sonny Grey & Georges Arvanitas Trio『Parisian Concert』(写真左)。1973年2月16日、パリの「L'Ecole Normale Supérieure」でのライヴ録音。ちなみにパーソネルは、Dexter Gordon (ts), Sonny Grey (tp, track: 1, 2, 5 to 7), Georges Arvanitas (p), Jacky Samson (b), Charles Saudrais (ds)。

バックのリズム・セクションは、オール・フランス。フロント2管のうち、テナーのデクスター・ゴードン(デックス)は米国出身、トランペットのソニー・グレイはジャマイカ出身。デックスが欧州に移住していた頃のパリでのライヴ録音。聴衆の熱狂ぶりから、デックスの人気が欧州では高いものがあったことが良く判る。
 

Parisian-concert

 
欧州時代のデックス盤は、どれもが良好な内容で「外れ」が無い。このライヴ盤も例に漏れず、で、まず、デックスのテナーが好調。大らかに唄うが如くの悠然としたブロウは魅力満点。モダン・ジャズのテナーって、かくあるべし、という感じの、ジャジーでブルージーでアーバンなテナーの響きが心地良い。

デックスお得意の「Fried Bananas」、コルトレーンの「Some Other Blues」やソニー・グレイのモーダルな「No Matter How」など、小粋な選曲も良い感じ。1970年代前半のデックス、モーダルなパフォーマンスについても、苦も無く、流麗に対応しているのは立派である。

オール・フランスのリズム・セクションも堅調で、盤全体、良い雰囲気のメインストリームな純ジャズに溢れている。取り立てて突出した優秀点は無いのだが、聴いていて、ビンビンにジャズを感じる演奏には、ついつい引き込まれる。しばらく、CDでは入手困難だったが、今回、僕はストリーミングで聴くことが出来ました。ネット時代の恩恵さまさまです。
 
 

《ヴァーチャル音楽喫茶『松和』別館 の更新状況》 更新しました!

 ★ AORの風に吹かれて        【New】 2022.03.13 更新。

      ・『AirPlay』(ロマンチック) 1980

 ★ まだまだロックキッズ     【New】 2022.03.13 更新。

  ・遠い昔、懐かしの『地底探検』
 
 ★ 松和の「青春のかけら達」 【New】 2022.03.13 更新。

  ・四人囃子の『Golden Picnics』
 
 
Matsuwa_billboard

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

★Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

東日本大震災から11年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4 
 

« ジャズ喫茶で流したい・246 | トップページ | Evans-Eubanks の素敵なデュオ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ジャズ喫茶で流したい・246 | トップページ | Evans-Eubanks の素敵なデュオ »

リンク

  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。           
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。  
2022年10月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

カテゴリー