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2021年7月23日 (金曜日)

サヴォイのハードバップの秀作

サヴォイ・レーベルのアルバムを聴き返していて、このレーベルも「真摯にジャズを伝える」、正統派ジャズ・レーベルであったと改めて感心する。特に1950年代のアルバムについては、プロデュース・録音共に良好、ブルーノート・レーベルと比肩する位に、ハードバップ期のメインストリーム・ジャズをタイムリーに真摯に記録している。

Kenny Clarke『Bohemia After Dark』(写真左)。1955年6月28日、7月14日、Van Gelder Studio での録音。ちなみにパーソネルは、Kenny Clarke (ds), Paul Chambers (b), Horace Silver (p, tracks 1-5 and 7), Donald Byrd (tp, tracks 1,2 and 5). Jerome Richardson (ts, fl, tracks 1,2 and 4), Cannonball Adderley - (as, track 3), Nat Adderley (cor, track 7), Hank Jones (p, track 6)。

ハードバップ中期のセッションの記録。モダン・ジャズ・ドラムのレジェンド、ケニー・クラークがリーダー。そのリーダーの下に、全曲通じて、ポール・チェンバースがベースを担当、ピアノの大半をファンキー・ピアノのレジェンド、ホレス・シルヴァーが担当、そして、トランペットはドナルド・バードが3曲参加。テナーサックスはジェローム・リチャードソンが3曲参加。このハードバップの中核ジャズマンの中に、新人のキャノンボール兄弟が1曲ずつ、その腕前を披露している。
 

Bohemia-after-dark
 

内容としては、良質のハードバップな演奏がズラリと並ぶ。まず、リーダーのケニー・クラークのドラミングが絶好調。適度な長さのドラム・ソロを含め、味のある、小粋なドラミングを聴かせてくれる。そして、この小粋なドラミングに乗って、管楽器のフロント隊が気持ちよさそうに、トランペットを、サックスを、フルートを吹き上げていく。

ジャム・セッション風に、順番にソロ回しさせるアレンジがシンプルで聴き易い。当時、注目の新人だったキャノンボール兄弟も、溌剌とした元気なブロウを聴かせてくれる。特に、キャノンボールのアルト・サックスの吹きっぷりは見事。そうそう、ドナルド・バードのトランペットも好調に吹きまくっている。管楽器フロント隊は皆、良い音で出している。

目新しい音は無いものの、従来のハードバップな音が満載の秀作です。録音もルディ・バン・ゲルダーの手なるもので良い音で録れてます。サヴォイ・レーベルのアルバムは、ジャケット・デザインがコロコロ変わるのだが、写真左が一番オリジナルなジャケット。一番奇抜なのが、写真右のジャケット。これに至っては、何を表しているのか良く判らない(笑)。
 
 
 
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