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2021年6月 4日 (金曜日)

コロナ禍でのピザレリのソロ盤

昨年2月以降、コロナ禍がずっと継続している訳だが、「不要不急のものは控えろ」の号令のもと、音楽関係の活動は相当に制限された。ジャズもその波をモロに受けており、ライヴ活動から、コロナ禍初期の頃には、訳が判らなかったので、レコーディング関連の作業なども大幅に制限された。とにかく、一時はほとんど活動停止状態になった。

時が経つにつれ、コロナ禍について訳が判ってきたところがあって、徐々にレコーディング関連作業から再開された。それでも、ここ半年間の世界レベルでリリースされた新盤の数は、コロナ禍以前よりかなり減っているようだ。それと大人数の録音を控えて、ソロとかデュオの最少人数のレコーディングが多くなっている様に感じる。

John Pizzarelli『Better Days Ahead 〜 Solo Guitar Takes on Pat Metheny』(写真左)。2021年4月のリリース。タイトルにあるように、ギタリスト、ジョン・ピザレリのソロ・ギター盤になる。サブタイトルが「Solo Guitar Takes on Pat Metheny」。パット・メセニーの楽曲を選んでのソロ・パフォーマンス。これは意外と珍しい。

ジョン・ピザレリって「ギターを弾くボーカリスト」というイメージがあって、ピザレリのギターについては、実はしっかり耳を傾けて聴き込んだことが無かった。で、このソロ盤である。
 

Better-days-ahead

 
ピザレリのギターって大丈夫なん?、ってちょっと不安になりながら、プレイヤーのスタートボタンを押したんですが、冒頭の「Better Days Ahead」を聴いて「どうもスミマセンでした」。どうして、素晴らしいテクニックのソロ・ギターではないですか。しかも、今回、この新盤では全く唄っていない。ギター一本で「勝負」です。

パット・メセニーの楽曲をしっかりとした落ち着いたテクニックで、淡々と弾き進めて行きます。しかし、じっくり耳を傾けると、リズム&ビートの切れ味良く弾むような表現が絶妙で、演奏にダレたり、単調になったりする印象はありません。ガット・ギターの音は適度にエコーがかかった「フュージョン・ジャズ」風の音で、聴き心地が良く、リラックスして楽しむ事が出来ます。

パット・メセニーの楽曲って、意外と難しい曲が多いと思うのですが、ピザレリは難なくさりげなく印象的に弾き進めていきます。僕はこのソロ・ギターの演奏、好きですね。今の季節から夏の昼下がりに涼しい部屋の中で聴くと、相当にリラックス出来て、ストレス発散です。

最後に、ジャケットの「マスクをした」ピザレリのイラストに思わずニヤリ。コロナ禍での録音だったことが良く判ります。
 
 
 

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