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2021年5月21日 (金曜日)

天気関連がタイトルのジャズ盤

今年は早々と西日本を中心に梅雨入りしてしまった。関東地方もまだ梅雨入り宣言は無いけど、今週はずっと雨模様の日が続いて、とにかく鬱陶しいことこのうえ無い。しかし、今年は梅雨入りが早い。7月に入ったら梅雨明けしてくれたら良いのだけど、7月中もずっと梅雨が継続するようなら、もう「ゲンナリ」である。

さて、天気をテーマにした曲、天気関連をタイトルにしたジャズ盤ってあるのかな、と思い立ったのだが、天気をテーマにした曲は幾つかある。思いつくところで「Come Rain or Come Shine(降っても晴れても)」、「September In The Rain(9月の雨)」、「A Foggy Day(霧深き日)」、「The Eye Of The Hurricane(台風の目)」等々、意外とあるんですよね。

天気関連をタイトルにしたジャズ盤としては、Red Garland『All Kinds of Weather』、Stan Getz『Sweet Rain』、Joe Sample『Voices In The Rain』、Weather Report『Heavy Weather』、Sue Raney『Songs for a Raney Day』等々、これも結構あるんですよね。Weather Reportなんて、バンド名がズバリ「天気予報」(笑)。
 

All-kinds-of-weather
 

Red Garland『All Kinds of Weather』(写真左)。1958年11月27日の録音。ちなみにパーソネルは、Red Garland (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)。タイトルが「あらゆる種類の天気」。天気をテーマにした曲を集めた「企画盤」風のアルバム。左手のブロックコード、右手のシングルトーンの燻し銀な職人ピアニスト、レッド・ガーランドのリーダー作である。

天気をテーマにした曲ばかりを集めた盤かと思いきや、収録曲を見渡すと「Summertime(夏時間)」「Tis Autumn(この秋)」と季節をテーマにした曲も混ざっているのはご愛嬌。ポルチェンのベース、テイラーのドラムという優れたリズム隊をバックに、ガーランドは気持ち良く歯切れ良く、ピアノを弾き進めていく。体調も良かったのだろう、タッチがいつになく躍動感があって切れ味が良い。

左手のブロックコード、右手のシングルトーンのガーランドのピアノって、シンプルが故にちょっとマンネリ化する「きらい」があるので、こういう企画盤で目先を変えるのって「アリ」なんだろうな。プレスティッジ・レーベルからのリリースなんだが、ジャケット・デザインも「新聞の天気予報」をあしらった、プレスティッジらしからぬ、なかなか洒落たデザインで「キマって」いる。
 
 
 

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