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2021年5月16日 (日曜日)

リヴァーサイドのギタリスト

リバーサイド・レーベル(Riverside Label)には「ならでは」のラインナップがある。モダンジャズ3大レーベルのブルーノート、プレスティッジには無い、ジャズマンのラインナップがある。例えば、今回ご紹介する「Mundell Lowe(マンデル・ロウ)」というギタリストなど、良い例だと言える。

このリヴァーサイド・レーベルのアルバムを、カタログを参考に聴き直しを始めると、ほどなく「マンデル・ロウ」に遭遇する。ブルーノートやプレスティッジでは全く聴いたことが無いギタリストの名前。マンデル・ロウはジャズ・ギタリスト。1922年4月21日ミシシッピ州ローレル生まれ。Wikipediaによると「ラジオ、テレビ、映画で、またセッションミュージシャンとしてもよく働いたアメリカのジャズ・ギタリスト」とある。

ジャズ・ギタリストとして純粋に活動したのは、1950年代がメイン。1955年から57年の間に、リヴァーサイドから4枚のリーダ作をリリースしている。その4枚の中で、今回ご紹介する盤はこれ。
 

Guitar-moods

 
Mundell Lowe『Guitar Moods』(写真左)。1956年2月20日と3月2日の録音。ちなみにパーソネルは、Mundell Lowe (g). Al Klink (b-cl,fl), Phil Bodner (oboe, English horn), Trigger Alpert (b), Ed Shaughnessy (ds)。マンデル・ロウのギター・トリオに、効果的な伴奏を供給するバスクラとフルート、オーボエとイングリッシュ・ホルンが参加した変則クインテット編成。

心地良くエレガントな音色のマンデル・ロウのギター。スローなナンバーの中、流麗なコードワークでじっくり聴かせる技に、意外に凄みを感じる。収録曲12曲全てがスタンダード曲。スタンダード曲を平均2〜3分の短い演奏で繋いでいく。ムーディーで甘さに流されないか危惧するが、マンデル・ロウの柔らかなギターにはしっかり芯が入っていて、意外と硬派なので、それは杞憂に終わる。

もともとリヴァーサイドのアルバム制作の方針が「聴かせるジャズ、聴いて楽しむジャズ」を標榜している様で、そういう意味では、バスクラとフルート、オーボエとイングリッシュ・ホルンの伴奏が実に効果的で、日本では無名に近いが、充実のイージーリスニング・ジャズに仕上がっていて立派。オリン・キープニュースのプロデュース方針にピッタリと合致したギター盤ですね。
 
 
 

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