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2020年12月16日 (水曜日)

懐かしいフュージョン盤に出会う

懐かしいフュージョン・ジャズ盤を見つけた。以前、我がコレクションにあった筈なんだが、何処かでドロップしたのかもしれない。フュージョン・ブームの終焉時期にリリースされたアルバムで、結構、ヘビロテ盤だった筈なんだけどなあ。しかし、こういう懐かしい、思い出の盤に再会すると、なかなか楽しいものである。

Joe Sample『The Hunter』(写真)。1983年のリリース。クルセイダ―ズのキーボード奏者 ジョー・サンプルのソロ5作目である。リリース当時、この「やっつけ感」満載のジャケット・デザインに戸惑った思い出がある。フュージョン・ジャズのブームの終焉時期、売上にも翳りが見えて、レコード会社の扱いも既に軽かったのかもしれない。

パーソネルについては、Joe Sample (key, syn), Percussion – Paulinho da Costa (perc)、後は曲によってメンバーが代わって、ベースは 1曲目だけ Marcus Miller、残りは Abraham Laboriel。ドラムも同様に 1曲目だけ Steve Gadd、残りは Bob Wilson。ギターは、ちょっと複雑で、1曲目だけ David Spinozza、3曲目だけ Phil Upchurch、残りは Dean Parks。

ゲスト参加として、John Phillips (b-cl, tracks: 6), Tom Browne (tp, tracks: 1), John Phillips (Woodwind, tracks: 2)。そして、ホーンセクションが2曲目以外の全曲に参加。
 
 
The-huner-joe-sample  
 
 
「やっつけ感」満載のジャケット・デザインではあるが、内容的には、1980年代前半の、フュージョン後期らしい、華のあるアーバンなアレンジが良好な、好フュージョン・ジャズ盤である。

冒頭1曲目のタイトル曲「The Hunter」が、NYのミュージシャンをバックにしての演奏になっていて、ちなみにドラムにスティーヴ・ガッド、ベースにマーカス・ミラー、ギターにデヴィッド・スピノザ。この1曲目の演奏だけが、2曲目以降と雰囲気が違う。ちょっとサンプルらしくない演奏に仕上がっていて、この曲だけ聴くと、ちょっと違和感を感じる。

しかし、2曲目以降はリズム・セクションが代わって、雰囲気がいつものサンプルらしいものになる。サンプルのキーボードの手癖やアレンジの個性もてんこ盛りで、ライトでアーバンなフュージョン・ジャズに仕上がっていてホッとする。ディーン・パークスの職人ギターが大活躍。3曲目のみだが、フィル・アップチャーチのギター・ソロは絶品。ギターが大活躍の2曲目以降が、楽曲的にもサンプルらしくてグッド。

アーバンだけどライトな、軽めのフュージョン・ジャズ。サンプルらしさが良く出た佳作だと思います。
 
 
 

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